JP3033415U - 柔軟研磨布紙 - Google Patents
柔軟研磨布紙Info
- Publication number
- JP3033415U JP3033415U JP1996007447U JP744796U JP3033415U JP 3033415 U JP3033415 U JP 3033415U JP 1996007447 U JP1996007447 U JP 1996007447U JP 744796 U JP744796 U JP 744796U JP 3033415 U JP3033415 U JP 3033415U
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- JP
- Japan
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- abrasive
- paper
- cloth
- loop
- cloth paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 研磨材層が弾力性又はクッション性をもち、
目詰まりを生じ難い長寿命研磨布紙を提供する。 【解決手段】 トリコット編物の如く表面にループ層3
を有する基布2を台紙4に貼り合わせて布紙1とし、ル
ープ層に300メッシュ以上の細目砥粒を含む研磨材層
6を形成させる。
目詰まりを生じ難い長寿命研磨布紙を提供する。 【解決手段】 トリコット編物の如く表面にループ層3
を有する基布2を台紙4に貼り合わせて布紙1とし、ル
ープ層に300メッシュ以上の細目砥粒を含む研磨材層
6を形成させる。
Description
【0001】
この考案は、塗装面、金属面又は木材等の研磨布紙に関する。
【0002】
微粒研磨材を台紙又は織布に付着させた研磨紙又は研磨布が市販されているが 、これらは一般に目詰まりを起こして比較的短時間で切れ味が悪くなる他、研磨 部面の弾力性が乏しいため耐久性が劣る。 本案は研磨材の脱落、消耗が少なく目詰まりを生じ難い長寿命研磨布紙を提供す るものである。
【0003】
本案品の構成は、トリコット編地の如く表面にループ状繊維が露出されている 編地又は織布を基布としてこの裏面に保形用又は伸縮防止用の台紙を貼着した布 紙(通称トリコットペーパー)の表面ループ層に300〜3000メッシュの微 粒砥粒を分散させた接着剤液を塗布含浸させて研磨材層を形成したものである。 本案品において基布は合成繊維製、天然繊維製、混紡繊維製のいずれでもよく、 台紙としては、防水加工したクラフト紙のようなものの他、接着剤含浸不織布又 は織布を使用することもできる。 また、砥粒は一般市販品を用途に応じて選択するが、粒度は300メッシュ以上 の細目のものがよい。 研磨材層は、ドクタコート等公知の手段が適用でき、この工程は布紙の製造と同 時に行なうこともできる。 上記構成の研磨紙布は、従来のサンドペーパーのように使用できる他、台紙4に 接着剤を塗布し又は粘着テープ等を介してサンダー等の回転研磨用具の先端に貼 着して使用できる。 更に、2枚の布紙の裏面を台紙を挟んで対面合着させた貼合わせ布紙の一方の表 面を研磨材層とし、他面をベルクロファスナ等のループ面とすることによってサ ンダー又はグラインダに取付けたフック面に纏着させて使用することができる。
【0004】
図1は、請求項1記載の研磨布紙の断面図である。 図中1は布紙であって、トリコット編物による基布2の表面2aにループ状繊維 層3が形成されると共に裏面2bには台紙4が貼着5されて構成されている。 6はループ層3に含浸塗布された研磨材層、7は空隙、8は例えば両面粘着テー プである。
【0005】
上記本案品においては研磨材層が基布のループ地面に形成されているから従来 の紙面上に形成される研磨材層より厚くできる他、ループ状繊維の変形による弾 力によって耐久性が向上する。 また、研磨材がループ状繊維に付着して保持されているので脱落が少ない上、研 磨材層において各砥粒がループ状繊維に沿って立体的に散在しているので目詰ま りがなく長期間初期の切れ味を保持する。 また請求項3記載の製品は、取付ファスナによるクッション性が加わるので特に 効果がある。
【0006】
【実施例1】 トリコット編物による基布2の裏面2bに液状フェノール樹脂を塗布した台紙 4を貼り合わせて160℃、1時間加熱して伸縮性のないトリコットペーパー1 を製造した。 液状フェノール樹脂20重量部に1000メッシュの炭化硅素粉(#1000C 砥粒)100重量部を添加して混合分散させた研磨材液をトリコットペーパーの ループ層3に塗布し、160℃で1時間加熱処理して研磨材層6の厚さが約0. 8mmの研磨布紙を製造した。 この研磨布紙は、研磨材層自体に弾力性があり、従来の1000メッシュサンド ペーパーに比較して2倍以上の耐久性を示した他、目詰まりを起こさずに快適な 研磨作業ができた。 この製品の台紙面に両面粘着テープを貼り付けて円形に打抜き、市販の回転研磨 具に貼着すると弾性研磨、塗装の剥離、光沢仕上加工などに便利に使用できる。
【0007】
【実施例2】 実施例1の液状フェノール樹脂に代えてクロロプレンゴムを主成分とするゴム 糊を使用して研磨布紙を製造した。 この製品は弾力性に富み、自動車の塗装面のキズ取りに使用すると光沢を殆ど失 うことなくキズを消滅させることができた。
【0008】
【実施例3】 実施例1による製品の台紙面に同一の基布2を貼り合わせて図2の如き構造の 研磨布紙とした。 露出ループ面10をベルクロファスナーの纏絡ループ面として回転研磨具に添着 させて使用すると研磨材層6と空隙7による弾力性とベルクロファスナーのクッ ション作用によって独特の弾性を示し、例えばハサミの自動研磨などに好適に使 用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案品の断面模型図。
【図2】本案品の断面模型図。
1 布紙 2 基布 2a 表面 2b 裏面 3 ループ層 4 台紙 5 接着層 6 研磨材層 7 空隙 8 粘着テープ 10 露出ループ面
Claims (4)
- 【請求項1】 表面にループ状繊維層が形成された基布
の裏面に台紙が貼着された布紙の前記表面に研磨材が含
浸塗着されてなる研磨布紙。 - 【請求項2】 表面にループ状繊維層が形成された基布
の裏面に台紙が貼着された布紙の前記表面に研磨材が含
浸塗着されると共に前記裏面に接着剤層又は両面粘着体
が設けられてなる研磨布紙。 - 【請求項3】 表面にループ状繊維層が形成された基布
の裏面が台紙を共通にして合着して貼合わせ布紙とされ
ると共に一方の表面にのみ研磨材が含浸塗着されてなる
研磨布紙。 - 【請求項4】 研磨材が300メッシュ以上の細目砥粒
でなる請求項1乃至3記載の研磨布紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007447U JP3033415U (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 柔軟研磨布紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007447U JP3033415U (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 柔軟研磨布紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3033415U true JP3033415U (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=43168297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996007447U Expired - Lifetime JP3033415U (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 柔軟研磨布紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033415U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004001165A (ja) * | 2002-04-11 | 2004-01-08 | Showa Denko Kk | 金属被覆研削材、金属被覆研削材を用いた砥石および金属被覆研削材の製造方法 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP1996007447U patent/JP3033415U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004001165A (ja) * | 2002-04-11 | 2004-01-08 | Showa Denko Kk | 金属被覆研削材、金属被覆研削材を用いた砥石および金属被覆研削材の製造方法 |
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