JP2001009736A - シート状研磨材 - Google Patents

シート状研磨材

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JP2001009736A
JP2001009736A JP11178259A JP17825999A JP2001009736A JP 2001009736 A JP2001009736 A JP 2001009736A JP 11178259 A JP11178259 A JP 11178259A JP 17825999 A JP17825999 A JP 17825999A JP 2001009736 A JP2001009736 A JP 2001009736A
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JP
Japan
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abrasive
grain layer
sheet
abrasive grains
rubber
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Application number
JP11178259A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mizoguchi
浩志 溝口
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨能力を長時間維持でき、三次元曲面の研
磨にも適用できる使い勝手のよいシート状弾性研磨砥石
を提供する。 【解決手段】 砥粒細粒を合着した粒径約0.5〜1mmの合
着砥粒Aをゴム系物質を基剤とする結合材中に分散混合
してシート2となし、これを基布1上に積層3して金型内で
加硫させて研磨砥石4とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、研磨布として使
用され又は積層砥石の材料となるシート状研磨材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在一般に使用されている研磨紙や研磨
布は、砥材が基材面に単一層で接着形成されているため
表面砥材が脱落した後は研削性能が失われてしまう。従
って研磨作業では常に新しい砥材面を選んで使用する必
要があり、単純な平面を研磨する場合でも作業性が悪く、
研磨むらを生じ易い欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、弾性結合材
中に砥粒を立体的に散在させて砥粒の早期脱落を防ぐと
共に表面に常に新生砥粒を露出せしめて研削性と作業性
を向上させ更に柔軟性を保持して研磨面へのなじみ性を
向上させた長寿命シート状研磨材を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明研磨材は、基布の
一面にゴム質弾性砥粒層となる混練成型シートを一体的
に加圧形成したものである。砥粒層は、ゴム系物質を主
材とする結合材100重量部に対し、砥粒を50〜300重量部、
好ましくは100〜200重量部の範囲で混合したものであ
り、砥粒はアランダム、カーボランダムその他の用途に適
合する砥材粒子を合着させて粒径0.5〜1mm程度の合着砥
粒(固粒)としたものである。本発明においては成型後の
ゴム質弾性砥粒層の硬度がJIS Aスケールで70〜95の範
囲になるようにすることが必要であって、このため砥粒
層は通常10〜20%程度の倍率で発泡されていることが望
ましい。70未満では砥粒の保持力が低下して研磨に必要
な応力の低下や不要な共振などが発生し易くなり、95を
超えると柔軟性が損なわれて研磨シートの特性を発揮で
きない。製品硬度が上記範囲内であれば適度の柔軟性と
耐摩耗性が補償され、シート状ゴム砥石として好適なも
のとなる。基布は、砥粒層との接合強度の増強と製品の
全体的強度を維持するため予め樹脂加工を施したものが
よい。なお、ゴム系物質としては天然ゴム、イソプレンゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、フッソゴム、ウレタ
ンゴムなどの他、塩化ビニル等の樹脂系物質も使用でき
る。
【0005】
【発明の実施の形態】木綿平織布地をポリビニルアルコ
ールとフェノール樹脂によって処理し、更に未反応のフ
ェノール樹脂をコートして120℃、1時間電気炉内で加熱
処理して基布1とした。市販されているホワイトアラン
ダム(#120)による合着砥粒(例えば特公昭48−8678)を分
級して平均0.7mmサイズとし、表1の配合及び割合で混合
してオープンロールで十分混練し厚さ約2mmのシートと
した。
【0006】
【表1】
【0007】このシートと基布を100mm×150mmのシート金型
内に敷入れ、165℃、20分間加硫して積層シートとした後、
所定の円形に打抜いて厚さ約1.5mmの円形のシート状研
磨砥石とした。図1において、1は基布、2はゴム質弾性砥
粒層を形成するシート層、3は積層シート、Aは粒径約0.5
〜0.8mmの合着砥粒、4は研磨砥石、5は中心孔である。砥
粒層の硬度をJIS Aスケール(厚さ6mm換算)で測定したと
ころ約82であった。
【0008】図1の製品を図2の如くマンドレル6とボルト7で
固定し回転数20,000rpmとして100mm×100mm×5mmのSUS3
03テストワークを研磨した結果は、表2のようであって同
一粒径のホワイトアランダム(#120)研磨紙と比較して単
位面積当りの研磨能力は20倍以上となって長寿命である
上、面粗度が極めて良好で作業性が格段に優れているこ
とが確認できた。また、研磨能力が一定となり、むらのな
い美麗な仕上げ面が得られた。
【0009】
【表2】
【0010】
【発明の効果】本発明研磨材は、それ自体で従来のサン
ドペーパーの用途に高性能長寿命研磨材として使用でき
る他、複雑な3次元曲面などの研磨に優れた性能を発揮す
るシート状弾性回転研磨砥石として使用できる。また、
製品研磨材がシート状であり基布によって保形性を備え
ているから、この特性を活かすような構造体にすること
によって更に長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明シート状研磨材の斜視図。
【図2】供試体の装着状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 基布 2 ゴム質弾性砥粒層 3 積層シート 4 研磨砥石 5 中心孔 A 合着砥粒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合着砥粒と結合材を混練したゴム質弾性砥
    粒層が熱硬化性樹脂加工を施した基布の一面に加硫成型
    により一体的に接合されてなるシート状研磨材。
  2. 【請求項2】 粒径が約0.5〜約1mmの合着砥粒と結合材が
    重量比で0.5〜3:1の範囲であって弾性砥粒層の硬度が7
    0〜95(JIS Aスケール)の範囲とされてなる請求項1記載
    の研磨材。
  3. 【請求項3】 結合材中に発泡剤が混入されてゴム質弾性
    砥粒層が10〜20%の倍率で発泡されてなる請求項1又は2
    記載の研磨材。
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