JP2015097587A - 足部挙上の運動補助器具 - Google Patents

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仁 淺井
Hitoshi Asai
仁 淺井
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Abstract

【課題】下肢運動機能及び歩行機能の回復を目的とした足部挙上の運動補助器具の提供を目的とする。【解決手段】固定部と、当該固定部の後端部に枢着した回動板を有し、前記固定部は足のつま先を載置するためのものでり、前記回動板は足のつま先を固定部に載置し、中足趾節関節を屈曲中心にして踵側を支持しつつ、所定の回動角の範囲にて後端部側が上下動するものであり、且つ後端部側が上方に付勢されていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、片麻痺患者の歩行動作機能の回復に用いる運動補助器具に関する。
脳卒中後の最も一般的な機能障害の1つに片麻痺がある。
片麻痺は、身体の片側半身の運動が障害され、麻痺をきたしたものであり、いわゆる半身不随のことをいう。
これまで、不全片麻痺の歩行機能を改善させるリハビリテーションとしては、脚の筋力、特に大腿四頭筋や大腿二頭筋の筋力強化により上体を支えるトレーニングが主体であった。
そのために麻痺側下肢の振り出しよりも麻痺側下肢で体重を支持させたり、麻痺側下肢に体重を移動させるトレーニングになりやすく、必ずしも健全な下肢運動機能の回復に至っていないのが現状である。
本発明者は、片麻痺患者の麻痺側足部の挙上において体重移動が不十分なために体を倒して足部を引き上げていると考え、麻痺側足部を持ち上げ、歩行における振り出しが重要であることに着目し、本発明に至った。
特許文献1には、前後方向及び左右方向に揺動運動する臀部支持部と、後方に付勢された前後方向スライド可能な足置き部を備えた脚部の運動補助装置を開示する。
同公報に開示する運動補助装置は、大腿筋を鍛える際の膝関節にかかる負荷を低減するのが目的である。
特許文献2には、左右交互に傾動運動する左右の踏み板を備え、足のつま先側を支点とした傾動運動を実現した電動ステッパーを開示する。
同公報に開示する電動ステッパーは、大腰筋を刺激するためのものである。
特許文献3は、一端をベース盤上に揺動自在に枢支した足踏みプレートを有し、この足踏みプレートの他端を発条にて上方に復帰付勢させた歩行機能強化器具を開示する。
同公報に開示する歩行機能強化器具は、足の踵側を支点にした脚部筋力の改善を目的とするものである。
特開2013−017637号公報 特開2004−358058号公報 実用新案登録第3126390号公報
本発明は、下肢運動機能及び歩行機能の回復を目的とした足部挙上の運動補助器具の提供を目的とする。
本発明に係る足部挙上の運動補助器具は、固定部と、当該固定部の後端部に枢着した回動板を有し、前記固定部は足のつま先を載置するためのものでり、前記回動板は足のつま先を固定部に載置し、中足趾節関節を屈曲中心にして踵側を支持しつつ、所定の回動角の範囲にて後端部側が上下動するものであり、且つ後端部側が上方に付勢されていることを特徴とする。
ここで、回動板の後端部側の上方付勢力が調整可能になっているのが好ましい。
本明細書では、足のつま先を載置する側を前方、踵側を後方と表現する。
本発明者が上記のような構成からなる運動補助器具を発明した背景は、次のとおりである。
片麻痺患者が健全な歩行機能を回復するには、麻痺側足部を持ち上げ、歩行における振り出し機能の改善が必要であり、挙上する足部下の離床(Lift−off)に先行する垂直・水平床反力が向上すれば、それによって体重移動と制動が行われ、非麻痺側の脚に適切な体重が移動し、麻痺側の骨盤を腹筋群で吊り上げ、骨盤を下から押し上げることなく麻痺側脚の力を抜く機能が回復できると考えられる。
本発明に係る運動補助器具を用いて、片麻痺患者が立位にて麻痺側足のつま先(足指部)を固定部に載置し、踵側を回動板の上に載せる。
この状態では、回動板の後端部側が所定の角度だけ上方への付勢力にて回動しているので踵側は上方に持ち上げられ、足の中足趾節関節が屈曲した状態になっている。
患者は、踵側に力を入れ回動板の後端部側が水平になるように踏み込む動作をする。
患者が踏み込む力を抜くと、回動板の後部がスプリング等により上方に付勢されるので、麻痺側足部の挙上を補助する。
これを繰り返しトレーニングすることで、歩行時の初動動作である足部挙上の機能が改善される。
この場合に患者の股関節の屈曲の分離運動が良くない場合には、回動板の後部側の上方付勢力を強くし、反対に股関節の分離運動が良好になると、付勢力(介助量)を弱くするようにするとよい。
本発明に係る運動補助器具を用いたリハビリテーション(トレーニング)の例を示す。(a)は踵を下に踏み込んだ状態、(b)は足部挙上状態を示す。 本発明に係る運動補助器具の構造例を示す。
本発明に係る片麻痺患者の足部挙上のトレーニングを目的とした運動補助器具の構造例を以下図面に基づいて説明するが、本発明はこれに限定されない。
図1にトレーニング状態(リハビリテーション状態)を示し、運動補助器具10の構造例を図2に示す。
運動補助器具10は、ベース部材11の前部に固定部12としての固定板をベース部材11の上面に固定し、このベース部材11の後部であって固定板の後端部に枢着部14として蝶番等にて連結した回動板13を有する。
回動板13は、前端部側を固定部12に枢着した状態で後端部側が上方に所定の回動角度まで持ち上がるように弾性部材15がベース部材11との間に設けられている。
この弾性部材15は、上方への付勢力が調整可能になっており、例えばスプリングの装着本数を増減可能にしてある。
なお、固定部12と回動板13の枢着方法は、回動板13の後部側が上下方向に回動自在になっていればその手段に制限はなく、例えばゴムシート等で連結してあってもよい。
ベース部材11の裏面には、滑り止め部材を貼り付けてあるとよい。
トレーニングする者は、足のつま先1を固定部12の上に載せ、踵2を回動板13の上に載せる。
その状態で図1(a)に示した踵の踏み込みと、図1(b)に示したつま先を固定した状態で回動板13の介助による足部の挙動運動とを繰り返す。
なお、図1では、椅子に手をかけ立位した例になっているが、立位の補助に制限がない。
60歳代男性患者(左被殻出血発症後4ヶ月経過)に対して、通常の理学療法プログラムに加えて、本発明に係る運動補助器具を用いて1日1回,6回のトレーニングを実施した。
1回当たりのトレーニング時間は、約10分間であった。
評価方法としては、トレーニング前後における10mの歩行時間と歩数を測定した。
その結果、トレーニング前は歩行時間14.6秒,歩数25歩であったのに対して、トレーニング後は、歩行時間11.9秒,歩数21歩となり、歩行時間は20%改善し、歩数は約15%少なくなった。
これにより、本発明に係る運動補助器具を用いたトレーニングにて麻痺側の歩幅が大きくなり、足部の振り出しが円滑になったことが確認できた。
70歳代男性患者(橋梗塞発症後3ヶ月経過)に対して、実施例1と同様、通常の理学療法プログラムに加えて、本発明に係る運動補助器具を用いて1日1回、6回のトレーニングを実施した。
1回当たりのトレーニング時間は、約10分間であった。
トレーニング前の10mの歩行時間19.6秒,歩数28歩であったのに対して、トレーニング後の10mの歩行時間は、15.4秒と約20%改善し、歩数は25歩と約10%少なくなった。
このことから、本発明に係る運動補助器具を用いて約1週間程度トレーニングするだけでも歩行速度が増し、歩幅も大きくなることが確認できた。
1 つま先
2 踵
10 運動補助器具
11 ベース部材
12 固定部
13 回動板
14 枢着部
15 弾性部材

Claims (2)

  1. 固定部と、当該固定部の後端部に枢着した回動板を有し、
    前記固定部は足のつま先を載置するためのものでり、
    前記回動板は足のつま先を固定部に載置し、中足趾節関節を屈曲中心にして踵側を支持しつつ、所定の回動角の範囲にて後端部側が上下動するものであり、且つ後端部側が上方に付勢されていることを特徴とする足部挙上の運動補助器具。
  2. 前記回動板の後端部側の上方付勢力が調整可能になっていることを特徴とする請求項1記載の足部挙上の運動補助器具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018011933A (ja) * 2016-07-08 2018-01-25 広信 松原 トレーニング指導器具およびそれを用いたトレーニング指導方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116170U (ja) * 1984-06-30 1986-01-30 典子 都築 踵部上下運動具
JP2006000600A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Souta Tanaka 健康足踏みペダル

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