JP2015097543A - 乾燥粉末細胞および細胞培養試薬およびその生産の方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】溶媒による再構成の際に、特定のまたは望ましい最終イオン条件および/またはpH条件を生み出すような粉末処方。これらの処方の生産方法を意図し、これらの処方を用いた原核細胞および真核細胞の培養のためのキットおよび方法。滅菌処方を生産する方法、および、乾燥細胞粉末を生産するための方法。本方法によって生産される、細胞、培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の粉末。
【選択図】なし
Description
発明の背景
発明の技術分野
本発明は、細胞、栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の処方に広く関連する。 特に、本発明は、乾燥粉末栄養培地の処方、特に、細胞のインビトロの培養を促進する全ての必須栄養素を含む、細胞培養培地の処方、および、これらの培地の処方を生産する方法を提供する。本発明はまた、乾燥粉末血清(例えばウシ胎児血清)のような乾燥粉末培地補足物を生産する方法にも関連する。本発明はまた、再水和の際に、特定のイオン条件およびpH条件を、使用前にそのような条件を調整する必要なく作り出すような、乾燥粉末培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の処方にも関連する。本発明はまた、原核細胞(例えば細菌細胞)および真核細胞(例えば真菌(特に酵母)細胞、動物(特に哺乳動物)細胞および植物細胞)のような、乾燥粉末細胞を生産する方法にも関連する。本発明はまた、滅菌乾燥粉末栄養培地、培地補足物(特に乾燥粉末血清)、培地部分群および緩衝液の処方を調製する方法にも関連する。本発明はまた、これらの方法によって調製される、乾燥粉末栄養培地、培地補足物、培地部分群、緩衝液の処方および細胞にも関連する。本発明はまた、これらの乾燥粉末栄養培地、培地補足物、培地部分群、および緩衝液の処方を用いた、原核細胞および真核細胞の培養のためのキットおよび方法にも関連する。
細胞培養培地
細胞培養培地は、調節された、人工の、およびインビトロの環境において細胞を維持および増殖させるために必要な栄養素を提供する。細胞培養培地の特性および組成は、特定の細胞の要求によって異なる。重要なパラメータには、重量オスモル濃度、pHおよび栄養素の処方が含まれる。
培養培地は典型的に、液体形態もしくは粉末形態において生産される。これらの形態の各々には、特有の利益および不利益がある。
本発明は、乾燥粉末栄養培地、培地補足物、培地部分群もしくは緩衝液を溶媒を用いて凝集させる段階を含む、栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の粉末の生産のための方法を提供する。本発明はまた、それらの乾燥粉末同等物を生産するために十分な条件下において、液体栄養培地、培地補足物、培地部分群もしくは緩衝液をスプレー乾燥する段階を含む、粉末栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の生産のための方法にも関連する。そのような条件は、例えば、粉末培地、培地補足物、培地部分群もしくは緩衝液が形成されるまで、熱および湿度を調節する段階を含み得る。本発明に従い、本方法は、粉末を包装する以前または以後に達成することができる、栄養培地、培地補足物、培地部分群もしくは緩衝液の粉末の滅菌段階をさらに含み得る。特に好ましい方法においては、滅菌は粉末の包装後に、包装された粉末をγ線照射することによって達成される。
定義
続いての説明においては、細胞培養培地の技術分野において従来的に用いられる多くの用語が広く利用される。本明細書および請求項、および、そのような用語を与えられる範囲について、明らかな、かつ一貫性のある理解を与えるために、以下の定義が提供される。
本発明は、栄養培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液を生産する方法を意図する。本方法によって生産される栄養培地、培地補足物および培地部分群は、そのいずれも体細胞、生殖細胞、正常な細胞、病気の細胞、形質転換細胞、突然変異細胞、幹細胞、前駆細胞または胚細胞であり得るような、細菌細胞、真菌細胞(特に酵母細胞)、植物細胞または動物細胞(特に昆虫細胞、ネマトーダ細胞または哺乳動物細胞、最も好ましくはヒト細胞)であり得る細胞の増殖を支持するために使用することができる、(血清を含まない、または血清を含む)任意の培地、培地補足物または培地部分群である。好ましい、そのような栄養培地には、限定はしないが、細胞培養培地、最も好ましくは、細菌細胞培養培地、植物細胞培養培地または動物細胞培養培地が含まれる。好ましい培地補足物には、限定はしないが、細菌、動物または植物の細胞、腺、組織または器官の抽出物(特にウシ下垂体抽出物、ウシ脳抽出物およびニワトリ胚抽出物);および生物学的液体(特に動物の血清、および最も好ましくはウシ血清(特にウシ胎児血清、新生仔ウシ血清または通常の仔ウシ血清)、ウマ血清、ブタ血清、ラット血清、マウス血清、ウサギ血清、サル血清、類人猿血清またはヒト血清、いずれも胎児血清であり得る)およびその抽出物(より好ましくは血清アルブミンおよび最も好ましくはウシ血清アルブミンまたはヒト血清アルブミン)のような、定義付けられていない補足物が含まれる。培地補足物はまた、上記にて説明される、定義付けられていない培地補足物の代用品として使用することができる、LipoMax(登録商標)、OptiMAb(登録商標)、Knock-Out(商標)SR(各々、Invitrogen Corporation, Life Technologies Division, Rockville, Marylandから入手可能)および同様のもののような、定義付けられた代用品をも含み得る。そのような補足物はまた、ホルモン、サイトカイン、神経伝達物質、脂質、接着因子、タンパク質および同様のものを含むが限定はしない、定義付けられた成分をも含み得る。
任意の栄養培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液は、本発明の方法によって調製することができる。本発明に従って調製することができる、特に好ましい栄養培地、培地補足物および培地部分群は、動物細胞、植物細胞、細菌細胞または酵母細胞の増殖を支持する細胞培養培地、培地補足物および培地部分群を含む。本発明に従って調製することができる、特に好ましい緩衝液は、動物細胞、植物細胞、細菌細胞または酵母細胞に対して等張であるような均衡塩溶液を含む。
本発明の方法は、上記に説明される粉末栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の調製を提供する。これらの粉末培地、補足物、部分群および緩衝液は、好ましくは、転動造粒を介した、および/または、スプレー乾燥を介した、流動層技術(即ち「凝集」)を用いて調製される。
本発明はまた、本発明の栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液を滅菌するための方法、および、ボールミリングまたは凍結乾燥のような標準法により調製される粉末栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液を滅菌するための方法をも提供する。栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液は通常、大量の溶液にて調製され、熱不安定な成分を頻繁に含むため、照射または熱によって滅菌することができない。したがって、栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液は一般に、そのような培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液を製造するために必要とされる費用および時間を著しく増大させる、ろ過滅菌のような混入異物除去法によって滅菌される。
したがって、本発明は、再水和溶媒中にて容易に溶解できる、および実質的に粉塵フリーである、粉末栄養培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液を提供する。使用のためには、溶媒和された培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液の特定の使用について必要とされる、望ましい栄養素、電解質、イオンおよびpHの条件を作り出すのに十分なある量の溶媒中において、凝集またはスプレー乾燥された培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液を、水和(または「再構成」)させることができる。凍結乾燥またはボールミルされた栄養培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液とは異なり、本培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液は、迅速に溶液中に入り、粉塵または不溶性の材料を、生み出したとしてもほとんど生み出さないため、本発明においては、この再構成は特に容易なものになっている。
その他の局面においては、本発明は、1つもしくは複数の細胞を含む乾燥細胞粉末組成物を生産するための方法、および、これらの方法によって生産される乾燥細胞粉末に関連する。したがって、これらの方法では、細胞が保存される、および、使用時まで長期間保存されることが可能な、細胞を含む組成物が生産される。このようにして、本発明の方法は、凍結保存設備の必要性、および、細胞にとって毒性となり得る、ある凍結保存剤の使用のような、細胞の保存の従来的な方法(例えば凍結)の欠点の幾つかを克服する。
本発明によって提供される、乾燥粉末培地、培地補足物、培地部分群、緩衝液、細胞および細胞を含む組成物は、理想的には、キットの調製に適したものである。そのようなキットは、バイアル、試験管、瓶、包装、パウチ、ドラム缶および同様のもののような、1つもしくは複数の容器を含み得る。容器の各々は、上記にて説明される本発明の栄養培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液、またはその組み合わせの、 1つまたは複数を含み得る。そのような栄養培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液は、水和または脱水され得るが、典型的には、本発明の方法によって生産される脱水調製物となる。そのような調製物は、本発明に従って滅菌状態であり得る。
意外なことに、本発明は、栄養培地、培地補足物、培地部分群、緩衝液および細胞の、削減されたコストでの調製を提供する。コスト削減は、幾つかの要因によるものである。例えば、本発明の培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の処方は、1×処方に必要な大きな撹拌タンクが必要とされないため、はるかに小さな生産設備を用いて生産することができる。その上、本発明の培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の処方は、在庫品、保存コストおよび労働コストを削減する「丁度間に合う(just in time)」生産技術を用いて、必要性に基づいて調製することができる。培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の処方の調製および輸送に必要とされる時間は、6〜8週間から1日にまでも削減され得る。自動的にpHを調整する本発明の培地は、コストおよび時間の著しい節約をも提供し、および、従来的な乾燥粉末培地またはバルク液体培地を用いての標準法に従ったpH調整工程の間に生じ得る、再構成培地に異物混入が導入される傾向を減少させる。本発明はまた、一般的に使用される他の技術に従って生産される複数のバッチについて行われる複数回の品質管理試験と比較して、ただ1回の品質管理試験のみを必要とするような、非常に大量の1×培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液(例えば100,000リットルまたはそれ以上)を調製するために使用できるような、栄養培地、培地補足物、培地部分群または緩衝液の成分の調製を行わせるものである。重要なのは、個々の成分がより安定であるため、本発明の培地、培地補足物、培地部分群および緩衝液の処方は、バッチ間においてより一貫性があることである。本発明の乾燥細胞粉末はまた、実験室にて典型的に入手可能なもの以外に特殊化した設備の必要はほとんどなく、細胞を低容量にて長期間保存することができるため、技術的におよび経済的に有利である。その上、本方法によって調製される細胞は、細胞にとっては毒性であり得る凍結保存剤に曝露されずに保存される。
1.ベンチトップ実験用流動層装置(Stera-1;Niro, Inc./Aeromatic-Fielder; Columbia, Maryland)を用い:100g〜500gのDPMをチェンバー内に入れる。装置に配置し、レバーを用いてユニットを密封する。
2.DPMを流動化(浮揚)させるために空気流動を開始させる。従来的なDPMは比較的細かい粒子サイズのものであるため、4〜6に設定することが必要となる。上部フィルターを通過する、微細なDPM粒子を捕捉するために、真空装置をオンにする。流動化された粉末が、下部のメッシュスクリーンおよび上部のフィルターに関してチェンバー内のおよそ中央にあることを確認する。
3.最初に圧縮空気ラインを差し込み、その後、水源に連結されたポンプを始動させることにより、注入装置(スプレーユニット)を始動させる。目標は1分間当たり〜6mlの水を許容する(RPMに基づき、与えられたいかなるポンプについても、流速を知らなければならない、および、管の直径を知らなければならない)ものである。DPMの固まりを防ぐため、交互に、水を〜1分間加えた後〜1分間停止し、チェンバー内にて乾燥を起こさせる。
4.作動中にフィルターがDPMで被覆され、逆噴出によって粉末が移動させられなくなった場合、全てのフィルターがきれいに吹き払われるまで、2〜3の設定にまでファン速度を落とす。その後、作動ファンの速度を以前のレベルにまで上げる。
5.各500 gのDPMに〜35 mlの水が加えられた時点で、凝集は完了する。この容量は、DPMの処方によって異なる。作動終了に向かって、比較的大きな凝集顆粒の下向きの流動が、チェンバー(底部)において認められるようになる。明らかにより大きな粒子が認められること、および微細な粉塵がないことによって、工程が完了したことが示される。
6.凝集DPMを5〜7分間完全に乾燥させる。
7.作動終了時に、フィルターを4回吹き払う。
8.ユニットをオフにし、水管の接続を断ち、気密容器に凝集DPMを収集する。
1.ユニットを密封する(ガスケットを膨脹させる)。
2.予熱のためにファンを始動させる。
3.入口空気温度が設定点と等しくなった時点でファンを停止させる。
4.ガスケットを収縮させ、材料を充填し、ガスケットを膨脹させる。
第5〜8段階は全て、1分間以内に達成されるべきである:
5.バッチを始動させる。
6.ファンを始動させ、フィルター掃除をオンにする。
7.ノズル噴霧空気圧%をアウトプットに設定する(真空についてノズルを確認する)。
8.液体供給ラインを連結する。
9.スクリーン上およびポンプ位置にてポンプを始動させる。
10.バッチ時間を設定し直す。
11.全ての液体を設定速度(26 g/分)にてスプレーする。2 kgの粉末に対し〜250 mlの水を用いる。
12.全ての液体が加えられた時点で、ポンプをポンプ位置およびスクリーン上にて停止させる。
13.乾燥値にまで(例えば100から60にまで)空気流動を減少させる。
14.産物が望ましい温度(〜40℃)に達した時点で、「初期設定」スクリーンに戻り、現在の「バッチ時間」より2〜3分大きな値について「バッチ持続」と設定する。
15.バッチを停止させる。
16.ガスケットを収縮させる。
乾燥温度:60〜65℃
出口空気温度:〜33℃
噴出圧:5 バール
噴霧圧:1.5〜2.0 バール
逆噴出ドウェル:スプレー後1、スプレー中2
ファン容量:作動開始時5、凝集が明らかとなった後は6
Magnahelics:フィルター抵抗150〜250、多孔調節板の抵抗〜50、空気容量:50未満
上記にて言及されるように、粉末培地の保存の際に遭遇する、潜在的なガス発生および緩衝能についての困難な問題によって、炭酸水素ナトリウムは典型的には、ボールミリングまたは凍結乾燥による製造中にはDPMに加えられない。したがって、この標準的な生産工程では、培地の再構成の際に、炭酸水素ナトリウムの添加、およびpH調整を必要とする。しかし、本方法を用いると、製造中に、粉末培地に炭酸水素ナトリウム(または任意の緩衝塩)を直接加えることにより、これらの付加的な段階を除くことができる。
炭酸水素ナトリウムの可溶性、および、典型的な哺乳動物細胞培養培地に加えることを一般に必要とされる量によって、相当に大容量の液体(上記に言及される35 mlの水より著しく多い)を粉末に注入することが必要となる。これはなおも可能であり、実際、例えば血清についての場合のように、DPMに加えるために比較的大容量の液体を同様に必要とするその他の成分を加える場合には好ましい可能性がある。この場合においては、DPMが装置内にて固まりにならないことを確実にするために、多数回連続的に液体を加え、乾燥させるなどすることに注意を払わねばならない。1分ごとに6 mlを〜1分間使用し、その後、さらに2分間乾燥させるのがほぼ適当である。
炭酸水素ナトリウムは、流動層処理以前に、他の培地成分についてのものと同様の仕方でDPMに粉砕し込むことができる。しかし、粉砕工程においては、炭酸水素塩は、最終成分として加えるべきである。他の培地成分の全ては、通常通りに粉砕し、その後粉砕機を停止し、最後に炭酸水素塩を加え、さらに粉砕して適切なサイズの粒子に至らせるべきである。全ての粉砕後工程(容器に入れること等)は、操作上可能な限り低く(〜20%から40%)設定された、湿度調節環境において行われることが重要である。流動層処理はその後、可能な限り粉砕直後に行われるべきである。(同じ日に処理されない場合、DPMは二重に包装し、湿度吸収剤を含む密封容器内に入れなければならない。)
上記に言及されるように、商品として入手可能な全ての哺乳動物細胞培養粉末培地は、1×液体を調製し、その後、溶液が適切なpHとなるようにpHを調整する場合には、1つもしくは複数の緩衝塩(例えば炭酸水素ナトリウム)の添加を必要とする。しかし、本方法は、(上記の実施例2において説明されるように)炭酸水素ナトリウムの添加、および、pH調整の必要性の双方を不要のものとするために、使用することができる。本発明の本局面においては、1つもしくは複数の緩衝塩を含む乾燥粉末培地に、酸または塩基(必要に応じる)を導入するために、流動層技術が使用される。本発明の本局面に従い、最終的に再構成された細胞培養培地において望ましいpHおよび緩衝能に応じて、任意の緩衝塩またはその組み合わせ、および任意の酸または塩基を使用することができる。
これまで、血清を含む乾燥化粉末培地は、商品として入手可能ではなかった。(流動層技術およびスプレー乾燥技術を介して)本方法を用い、本発明者らは、機能性(細胞培養)が維持されるような仕方で粉末に血清を加えることに成功した。
上記にて言及されるように、乾燥粉末培地は、典型的には、労力を要し、多くの問題がある、粉砕工程を介して製造される。本発明の方法は、これらの労力的および技術的制限を克服する、流動層技術を用いた乾燥粉末培地の生産を提供する。
通常、粉砕されたDPMは、炭酸水素ナトリウムと(供給者から受け取ったままの状態で、付加的なボールミリングは必要とせずに)ブレンドされる。[炭酸水素ナトリウムを2 g/L当量で含むRPM1640]。この混合物は20分間ブレンドする。粉末をその後、流動層チェンバー内に入れ、炭酸水素塩を含む培地、または、自動pH調節する炭酸水素塩を含む培地についての上記のように流動化させる。
炭酸水素ナトリウムを、粉砕されたDPMと共にチェンバーに直接入れ、短時間ブレンド(混合)し、その後凝集させる。これにより別々のユニットにおいてブレンドする段階が除かれる。
DPM化学物質のいずれをも、流動層チェンバーに直接加え、予備的に混合し、引き続き凝集させる、またはよりふさわしくは、より粗い「より粘着性」等の化学物質の幾つかに、回転摩砕機における簡単な摩砕処理を与え、その後、ブレンドおよび最終的な凝集のために流動層内に入れる。
本発明者らは、「在庫があってすぐ手に入る」炭酸水素ナトリウムの添加を、粉砕DPMおよび自動pH調節と組み合わせた。本発明者らはまた、血清をDPMと組み合わせた。
1. 炭酸水素ナトリウム(供給者からの粉末)をDPM(粉砕または摩砕されている)に加える。
2. 原料をブレンドする(外部ユニットまたは流動層のいずれかにおいて混合する)。
3. 別個の容器において、1 LのDPM(炭酸水素塩を含む)を、水(1×)によって再構成し、溶液のpHを7.5にまで調整するために必要とされる1N HCl、または1N NaOHの量を決定する。リットルベースにて、凝集される粉末の質量(およびしたがってL-当量)を知り、上記にて計算される量にて凝集される総粉末についての1N HClまたは1N NaOHの量を計算する。流動層装置(注入ノズル)を介してこの量を加える。(DPMは「液体」ではないが、粉末をできる限り中性に近くし、工程に水蒸気が関与するために、血清を加えた際に炭酸水素塩が遊離されるような酸性pHにしないことが重要である。pH 7.6またはそれ以上においては、炭酸水素ナトリウムの濃縮溶液はCO2ガスを放出しないが、より低いpHにおいては、ガスを発生させる。)
4. 補足パーセンテージおよび凝集されるgに基づく、血清の添加(拡大凝集)。
5. 上記の(3)からのものと同じ1×液体1Lを使用し、望ましいpH(例えば7.2)にまでpH調整するために必要とされる、1N HClまたは1 N NaOHの量を決定する。この情報を用い、血清を用いて凝集された粉末の重量について使用される量を計算する(g/Lでの仕様を知る)。流動層装置(注入ノズル)を介してこの量を加える。
6. 粉末培地を滅菌するためにγ照射を使用する。
方法論
1)本発明者らは、ベンチトップ実験用流動層装置(Strea-1)を使用した。粉末血清の生産のためには、チェンバー内には何も入れない。レバーを用いてユニットを密封する。
2)注入装置(スプレーユニット)により、血清を加えた。粉末がチェンバー内にて直ちに形成されるように、チェンバーに血清が加えられるにつれ、空気流動を十分に増加させ、血清流動を十分遅くし、水分の蒸発が生じて血清が十分に乾燥されるようにした。湿性または液体の被覆物は、チェンバー内のどこにも存在しなかった。
3)ポンプ速度は、チェンバーに〜1 ml/分で流入させるように設定された。
4)空気流動速度は〜8から9に設定された。
5)断続的にフィルターを掃除するため、ファン速度を〜2から3にまで下げた。これは、5分〜10分毎に定期的に行われた。(空気流動速度8〜9の設定は非常に高いため、粉末を吹き払ってフィルター自体の掃除が行われない。)
6)フィルターを1通り吹き払った後、ファン速度を以前のレベルにまで上げ、ポンプをオンにした。(これらのパラメータが一旦設定されれば、指示されるようにフィルターを掃除する場合を除き、ポンプは連続的に作動された。)
7)全ての血清の液体が凝集機に加えられた後、最終的な乾燥を5分間に渡って行った。
8)できる限り多くの粉末を収集するため、フィルターをその後吹き払い、機械を止め、産物を除去した。粉末血清を気密容器に入れ、光から保護した。
乾燥温度:60℃〜65℃
出口空気温度:〜33℃
噴出圧:5バール
噴霧圧:2.0バール〜2.5バール
逆噴出ドウェル:スプレー間に2
ファン容量:作動中を通して8〜9
Magnahelics:フィルター抵抗 150〜250、多孔調節板の抵抗 〜50、空気容量 50未満。
流動層処理の代替として、スプレー乾燥技術による乾燥粉末血清の生産の実現性を調べた。粉末血清を調製するため、直径3フィートの実験用スプレー乾燥機(Mobile Minor Spray Drier;Niro, Columbia, Maryland)を用いた。液体FBSをスプレー乾燥機に吸引し、空気ディスペンサーの中央に位置するSchlick 940ノズルによって噴霧し、装置の最上部空気ディスペンサーによって噴霧器に乾燥用空気を導入した。以下の条件下において、スプレー乾燥を行った:入口空気温度 = 200℃;出口空気温度 = 70℃;ノズルについての噴霧空気圧 = 2.0バール;空気流動 = 80.0 kg/時間;スプレー速度 = 65 g/分。これらの方法の開発の間、初期出口空気温度60℃を用いた;しかし、この温度は低すぎることが見出され、スプレー速度は、最適であることが見出された約70℃の出口温度に達するレベルにまで逆調整された。スプレー乾燥に続き、粉末血清を装置のサイクロンにおいて収集し、処理用空気を装置内における再循環前に排出フィルターにかけた。
[表1]粉末血清の物理的特性
粉末培地に炭酸水素ナトリウムが決して含まれないある理由は、いかなる水分も、空気中の水分でさえも、パウチ内に酸性条件を生じる可能性があり、それにより、CO2ガスの遊離がもたらされるからである。パウチは膨脹し、「ピロー」と呼ばれてきたものが作製される。流動層処理を用い、工程終了以前に、装置内の湿度は、本質的に無視できるレベルにまで下げられる。本発明者らは、炭酸水素ナトリウムを含むRPMI-1640粉末培地を作製しており、「ピロー」形成の証拠は認められていない。
培養培地の凝集の、培地の溶解速度に対する影響を調べるため、Opti-MEM I(商標)またはDMEMのサンプルを、水またはFBS(Opti-MEM I については2%のみ;DMEMについては2%または10%)を用いて凝集した。凝集された培地の水における再構成の際、凝集されたOpti-MEM I の経時的溶解は、標準粉末Opti-MEM Iの溶解よりもはるかに迅速に起こった(図5A);水またはFBSを用いて凝集されたOpti-MEM Iについて、結果は同一であった。しかし、興味深いことに、水を用いて凝集されたDMEMは、標準粉末DMEMよりも、はるかに迅速に水に溶解した一方、FBSを用いて凝集されたDMEMはそうではなかった(図5B)。
培養培地の多くの使用では、血清またはアルブミンのような、大きな分子量のタンパク質の添加が必要とされる。これらの分子は、溶液形態、またはアルブミンの場合はそれどころか粉末形態にあることが可能である。しかし、粉末培地の均一性を保証するために、これらのタンパク質は通常、バルク粉末培地の液体培地への再構成後に、粉末としてではなく、液体として加えられる。例えば、長時間に渡って性能を維持するため、血清をフリーザー中に保存しなければならないゆえに、これには幾らか不便がつきまとう。血清は培地に無菌的に加えなければならず、異物混入の機会が増加するため、費用および不便が増す。血清の添加後にろ過滅菌が行われる場合は、その他の処理段階が必要である。したがって、粉末培地の統合された部分として血清を提供できるということには利益がある。
実施例7において示される実験に付随して、実施例8において説明されるように調製されたスプレー乾燥FBSを2%もしくは10%のいずれか含む、または、液体FBSを2%もしくは10%含むDMEM に、AE-1細胞およびSP2/0細胞を植付け、細胞の増殖速度および継代回収を調べた。培地10 ml中に1×105細胞数/mlの密度で、3つの25 cm2フラスコに細胞を接種した。3日目〜7日目に、生存能のある細胞の密度を決定し、各細胞系について2回テストした。結果は図11〜13にて示される。
近年、特にバイオテクノロジー産業において、バイオ生産に使用される培地および培地成分(補足物を含む)の生物学的純度についての問題が生じてきた。γ照射は、熱または毒性ガスへの曝露による滅菌を典型的には行うことができない、ある液体や粉末について、十分に作用することが知られた、1つの滅菌工程である。したがって、水またはFBSによって凝集された培養培地のサンプルを、コバルト源を用いて、25 kGyにて数日間までγ照射し、様々な細胞タイプの増殖速度を調べた。
滅菌培地補足物の生産における本方法の有効性を示すために、-70℃または室温において、コバルトγ源に25 kGyにて約3日間曝露することによって、凍結乾燥ヒトホロトランスフェリンを照射した。その後、照射したトランスフェリン、または照射していない対照トランスフェリン(-70℃または室温において保存された)を補足された培地において293細胞を培養し、標準のトランスフェリンを含む培養培地またはトランスフェリンを含まない培地のものと、細胞の増殖を比較した。
γ照射の血清に対する影響をさらに決定するため、スプレー乾燥された粉末FBSのサンプルを、-70℃または室温(RT)において、25 kGyにて照射し、血清中の様々な生化学的構成要素の濃度について商業的に分析した。対照として、非照射のスプレー乾燥FBSおよび液体FBSのサンプルも同様に分析した。結果は、表2において示される。
[表2] スプレー乾燥FBS の化学分析
乾燥粉末血清の細胞増殖を支持する能力に対するγ照射の影響を調べるため、様々な条件下において照射されたスプレー乾燥FBSのサンプルを、培養培地を補足するために使用し、これらの培地において付着細胞および懸濁細胞を第三継代まで増殖させた。モデル懸濁細胞として、ハイブリドーマ系列SP2/0およびAE-1を用いた一方、典型的な付着細胞として、VEROおよびBHKの培養を用いた。上記の実施例14において概説される一般的手法に従い、被験血清または対照血清(スプレー乾燥されたが照射されていない)を含む培地において、細胞を第三継代まで培養した。各継代の時点において、細胞を採集し、継代培養した一方、生存能のある細胞数/mlについて、上記のようにアリコートを計測した。各時点における結果は、液体FBSを補足された培地において得られた生存能のある細胞数に対するパーセンテージとして表され、図17A、図17B、図17Cおよび図17Dにおいて示される。
上記にて言及されるように、商品として入手可能な典型的な哺乳動物細胞培養粉末培地は、1×液体を調製する時点で、1つもしくは複数の緩衝塩(例えば炭酸水素ナトリウム)の添加を必要とし、その後pHを調整することによって、溶液が使用のために適切なpHとなる。しかし、本発明の方法は、(上記の実施例2において説明されるように)再構成後の炭酸水素ナトリウムの添加、および、pH調整の必要性のいずれをも除くために使用することができる。本発明の本局面においては、1つもしくは複数の緩衝塩を含む乾燥粉末培地に酸または塩基(必要に応じる)を導入するために、流動層技術を使用することができる。本発明の本局面に従い、任意の緩衝塩またはその組み合わせ、および任意の酸または塩基を、最終的な再構成細胞培養培地において望ましいpHおよび緩衝能に応じて使用することができる。
(1)〜950 mlの溶媒(例えば水)をビーカー内に入れる。DPMを(製造業者の使用説明書に従った量、または本明細書において言及されるような、当技術分野において知られる処方の仕様に従った量にて)溶媒に加え、十分に混合し1Lとする。この場合、リットル当たりにどれほどのDPMを加えるべきかを決定する上で、炭酸水素ナトリウムの重量も考慮せねばならない。DPMが、滴定にて加えられるようなリン酸ナトリウム緩衝液もHEPES緩衝液も含むべきではないとしても、炭酸水素ナトリウムは含むべきである。
(2)次の段階は、一塩基リン酸または二塩基リン酸が望ましい最終pHを与えるかどうかを決定するものである。これは、必要とされるpHの調整がより塩基性のレベルに向かわせるのか(二塩基リン酸の必要性を示す)、または、より酸性のレベルに向かわせるのか(一塩基リン酸の必要性を示す)による。望ましいpHを得るために、ある量(最終濃度範囲約0.1mM〜約10mM、約0.2mM〜約9mM、約0.3mM〜約8.5mM、約0.4mM〜約8mM、約0.5mM〜約7.5mM、約0.6mM〜約7mM、および好ましくは約0.7mM〜約7mM)の、一塩基リン酸塩または二塩基リン酸塩を連続的に加える。リン酸ナトリウムの総モル量は一定に維持されるべきであるが、溶液中の分子種は、溶液の最終(望ましい)pHにより決定されるものと同じであるため、一塩基または二塩基のいずれによる緩衝作用も、与えられたpHにおいては同様の緩衝作用動態をもたらす(図18を参照のこと)。
(3)培地がHEPES緩衝液系を含む場合、適切な(望ましい)最終pHに到達させるため、酸形態(より酸性のpHのため)またはナトリウム形態(より塩基性のpHのため)のいずれかの、正確なモル量のHEPESを加える。
(4)次の段階は、モル重量ベースにおいて、一塩基リン酸ナトリウムを一塩基リン酸カリウムと交換するものである(リン酸ナトリウムまたはリン酸カリウムのいずれかの使用により、同一の緩衝特性がもたらされる)。この交換を行うために、上記の段階2において計算された一塩基リン酸ナトリウムの量を等量のリン酸カリウムに置き換え、その後、最終培地を処方するために使用する。したがって、本発明の本局面においては、上記の段階2において計算された量の一塩基リン酸ナトリウムは、実際には、pHを調整するために培地に加えられない;その代わりに、この量は単に計算され、その後、最終培地のpHの調整には、計算された量のリン酸カリウムが使用される。これは、その後の二酸化炭素のガス発生が除かれるまたは最小化されるように行われる。(全体として、処方中に同じモル比率のカリウム対ナトリウムを存在させるために、最終1×モル量が同じになるように、処方中の塩化カリウム量を逆調整することが必要である。これによって、同一の重量オスモル濃度に達するように、少量の塩化ナトリウムを用いて調整する必要が生じる可能性もある。)溶液がその最終形態になった時点で、(実施例1において説明されるような)流動層技術を用いた凝集、スプレー乾燥(実施例8を参照のこと)、または当業者に知られる凍結乾燥技術のいずれかによって、それが粉末になるまで乾燥させる。
1.培地成分の無水形態のみを使用すべきである
2.無水形態が入手可能でない場合、「イオン交換」を用いることを考える(例えばZnSO4・7H2Oまたは一水和物;ZnCl2を硫酸ナトリウムと共に用い、処方において示されるように加えられるNaClの量から化学量論的に正確な量のNaClを減じることも考慮に入れる);
3.化学物質の塩酸抱合体は使用しないこと:遊離塩基(例えば塩酸アルギニンの代わりに、真の望ましい重量に修正されたアルギニン)を使用する;
4.ピロー形成を引き起こし得るため、一塩基リン酸ナトリウムは全く用いるべきではない。代わりに、ピロー形成を引き起こさない一塩基リン酸カリウム(KH2PO4)を用いるべきである。これら双方の化学物質の緩衝反応は同一である。他の塩類形態において処方に加えられるカリウムの量は、ここにて加えられるKH2PO4量に対応して減じるべきである。同様に、リン酸ナトリウムを用いた式の重量オスモル濃度が、リン酸カリウムを用いた式の重量オスモル濃度と等しくなるように、余分のNaClが必要とされる可能性もある。
5.二塩基リン酸ナトリウム(Na2HPO4)は、「ピロー形成」させず、処方における使用のために許容できる。
6.炭酸水素塩によって「ピロー形成する」傾向が増加するため、自動調整機構のために、流動層におけるHClの「スプレー添加」を使用しないこと。代わりに、DPMにおけるリン酸平衡によって再構成培地の最終pHを調整する(Na2HPO4はpHを上げる一方、KH2PO4はpHを下げる。上記に示されるように、「イオン平衡」の使用により、同じイオン組成の1×培地がもたらされる。)
7.(CD-CHOのためのシステインのように)流動層のためのスプレー添加物としてアミノ酸を加える必要がある場合、可溶性の問題のため、アミノ酸を溶解するためにpHを下げずに、可溶化に必要とされる最低限までpHを上げる(例えば、システインのためにはpH 10.66)。
8.成分を無水物として得ることができない場合、または「イオン交換」が通用しない場合、化学物質を溶解し、凝集を介して培地にスプレーすることができる:結晶成分中の水分は、凝集中には乾燥しないが、溶解によってその水分が解離されれば、それはスプレー工程および蒸発乾燥工程によってその後DPMから除かれる。
9.加速有効期間試験(コリンクロリドのように湿性または粘性であると考えられる任意の化学物質について、等量の炭酸水素塩を含む、密封パウチにおいて37℃)を用いて調べる。許容される有効期間試験プロトコールの一例は、以下の通りである:
(a)10 gの被験化合物を乳鉢に置き、すり潰す;10 gのNaHCO3を加える;
(b)混合物を摩砕し、粒子サイズを減少させ、約30秒間ブレンドする;
(c)ブレンドされた混合物をフォイルパックに加える;パックの開口端を密封する;
(d)パックを37℃のインキュベーターに入れ、24時間に渡って、「ピロー」形成(即ち、NaHCO3のガス発生によるパックの膨脹)について観察する。
ガスが発せられる場合は、その成分をスプレー添加溶液に溶解および添加する。
10.コリンクロリドを中性可溶性スプレー添加物に入れる。
スプレー乾燥または凝集の実施後に粉末が一旦収集されれば、それが適切な「乾燥」包装および条件に維持されている限り、いつでもそれを溶媒(例えば水)によって再構成することができる。許容されるまたは「適切な」乾燥包装の例には、フォイル包装、ポリエチレン袋、密封プラスチック(特にポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)および同様のもの)のような、保存の際に、包装を通した水の浸透および/または水の蒸発を遅らせる、または防ぐ、任意の包装が含まれる。適切な保存条件の例には、低減された、または弱められた照明下での、約0〜約25℃、好ましくは約2〜約20℃、約2〜約15℃、約2〜約10℃、または約2〜約8℃における保存が含まれる。そのような条件下においては、本発明の培地の最低限の有効期間は、およそ1年間(約2〜約8℃において保存された)、またはおよそ6ヶ月間(約20〜約25℃(室温)において保存された)である。
最初に化学物質の濃縮物を作製し、その後それらを粉末培地造粒にスプレーすることによって(その全体を参照として本明細書に組み入れられる、1998年2月13日に出願された、米国特許出願第09/023,790号を参照のこと)、(カルシウム、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、ニッケル、カリウム、スズ、および亜鉛のような)微量元素、(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、KおよびH(ビオチン)のような)ビタミン、(プロテアーゼ阻害剤、ヌクレオシド類似体および同様のもののような)ウイルス阻害剤、(EGF、aFGF、bFGF、HGF、IGF-1、IGF-2およびNGFのような)成長因子等のような化学物質を、標準粉末培地に加えることができる。その結果生じる粉末はその後、(計量およびフィッツミリング後に必要とされる)ブレンドのためにバルクのものと同じ一般サイズ範囲における粒子サイズにまで(例えばフィッツミルを用いて)粉砕することができる。この分は、その後、バルク粉末培地と組み合わせ、共に粉砕し、均質に混合された粉末培地を作製することができる。または、粉末培地の成分は、適合性の化合物または成分の混合物群に部分群化し、それをその後、処方の直前にブレンドすることができる、および、低レベルの成分の濃縮物を、ブレンドされた混合物にスプレーすることができる。このアプローチは、粉末培地処方において混合され、共に長期間保存された場合に、不適合性であり得る成分(例えば、長期間共に保存した際に不溶性の複合体を形成する、システインとグルタミン)を扱う場合に特に好都合である。(培養培地成分の部分群化の利益についてのより詳細な説明については、下記の実施例19、および、その開示の全体が参照として本明細書に組み入れられる、共通して所有される米国特許第5,474,931号および同第5,681,748号を参照のこと)。少量にて化学物質をスプレー添加できることは、少量で存在し、別個に加えることが不都合であるような成分を含む培地の開発において特に役立つ。したがって、本乾燥粉末培地は使用の準備ができているものである。
培地の成分の幾つかは、不適合性である可能性があり、粉砕および凝集以前に、それらが計量され、その後共に保持された場合、互いに有害に相互作用を引き起こし得る。例えば、システイン粉末とグルタミン粉末が混合された場合、リン酸塩がカルシウムまたはマグネシウムイオンを含む塩類と混合された場合、リン酸塩(特にその一塩基形態)がコリンクロリドと混合された場合、およびグルタチオンがアミノ酸と混合された場合に、有害反応が認められた。その上、酸性成分(例えばある緩衝塩、ビタミンおよび同様のものの酸性形態)は、成長因子または血清のようなタンパク質成分を変性させる可能性がある。したがって、これらの特定の成分は、部分群化することができる(培養培地、補足物および緩衝液の成分の部分群化の方法を説明する、およびその特許開示の全体が参照として本明細書に組み入れられる、共通して所有される米国特許第5,474,931号および同第5,681,748号を参照のこと)、および、部分群として共に凝集することができる。特定の部分群には、酸可溶性の部分群、弱酸-塩基可溶性の部分群、グルタミンを含む部分群、アルコール可溶性部分群、アルカリ可溶性部分群、および補足物を含む部分群が含まれる。別個の部分群の凝集後、少量の要素のスプレー添加について実施例18において説明されるように、それらを共に混合することができる。
NaHCO3を含まない液体RPMI-1640;
NaHCO3を含む粉末RPMI-1640(この線はNaHCO3を含む液体RPMI-1640についてのものと重なることに注意する);
x---x:凝集されたが自動pHではない、NaHCO3を含む粉末RPMI-1640;
*---*:凝集された、自動pHである、NaHCO3を含む粉末RPMI-1640;
図B:粉砕された、または粉砕されていない粉末培地。
◆---◆:粉砕されていないNaHCO3を含む粉砕されたRPMI-1640(この線は、粉砕されたNaHCO3を含む、粉砕されていないRPMI-1640についてのものと重なることに注意する);
NaHCO3を含まない、粉砕されたRPMI-1640;
粉砕されたNaHCO3を含む、粉砕されていないRPMI-1640(この線は、粉砕されていないNaHCO3を含む、粉砕されたRPMI-1640についてのものと重なることに注意する);
x---x:凝集されたが自動pHではない 、粉砕されたNaHCO3を含む粉砕されていないRPMI-1640;
*---*:凝集された、自動pHである、粉砕されたNaHCO3を含む粉砕されていないRPMI-1640。
Claims (39)
- 以下の段階を含む、自動的にpHを調整する乾燥粉末培養培地を作製するための方法:
(a)溶媒による該粉末の再構成の際に望ましい最終pHを自動的に提供するために、該粉末に加えることを必要とされる、pH対抗形態の緩衝塩の比率を決定する段階;および
(b)ある量のpH対抗形態の緩衝塩を、段階(a)において決定される比率で該粉末に加える段階。 - 乾燥粉末培地を包装する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
- 乾燥粉末培地を滅菌する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
- 培地が滅菌状態になるまで乾燥粉末培地にγ線を照射することにより、滅菌が達成される、請求項3記載の方法。
- 培地が、少なくとも1つの一塩基および/または二塩基の緩衝塩を含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
- 一塩基および/または二塩基の緩衝塩が、一塩基および/または二塩基のリン酸塩である、請求項5記載の方法。
- 一塩基および/または二塩基のリン酸塩の少なくとも1つがリン酸ナトリウム塩である、請求項6記載の方法。
- 一塩基および/または二塩基のリン酸塩の少なくとも1つがリン酸カリウム塩である、請求項6記載の方法。
- 乾燥粉末培地が炭酸水素ナトリウムを含むが、保存の際にCO2を遊離しない、請求項1記載の方法。
- 請求項1〜3または請求項9のいずれか一項記載の方法によって生産される、自動的にpHを調整する乾燥粉末培養培地。
- いかなる補助的栄養成分も添加せずに、溶媒による培地の再構成の際に、インビトロの細胞の培養を支持する乾燥粉末完全培養培地。
- 培地が自動的にpHを調整する培地である、請求項11記載の培地。
- 血清、1つもしくは複数の培養培地補足物、L-グルタミン、インスリン、トランスフェリン、1つもしくは複数のホルモン、1つもしくは複数の脂質、1つもしくは複数の成長因子、1つもしくは複数のサイトカイン、1つもしくは複数の神経伝達物質、動物の組織、器官もしくは腺の1つもしくは複数の抽出物、1つもしくは複数の酵素、1つもしくは複数のタンパク質、1つもしくは複数の微量元素、1つもしくは複数の細胞外マトリックス成分、1つもしくは複数の抗生物質、1つもしくは複数のウイルス阻害剤、および/または、1つもしくは複数の緩衝液からなる成分群より選択される、1つもしくは複数の成分を培地が含む、請求項11記載の培地。
- 細胞を培養する方法であって、以下の段階を含む方法:
自動的にpHを調整する乾燥粉末培地を溶媒によって再構成し、培養培地溶液を形成する段階;および、
細胞の培養に好都合な条件下にて該液体溶液と細胞を接触させる段階。 - 細胞を培養する方法であって、以下の段階を含む方法:
請求項1〜3または請求項9のいずれか一項記載の方法に従って調製される、自動的にpHを調整する乾燥粉末培養培地を調製する段階;
少なくとも1つの溶媒によって培地を再構成し、培養培地溶液を形成する段階、および、
細胞の培養に好都合な条件下にて該溶液と細胞を接触させる段階。 - 細胞を培養する方法であって、以下の段階を含む方法:
溶媒によって請求項10記載の培養培地を再構成し、培養培地溶液を形成する段階;および、
細胞の培養に好都合な条件下にて該溶液と細胞を接触させる段階。 - 細胞を培養する方法であって、以下の段階を含む方法:
溶媒によって請求項11記載の培養培地を再構成し、培養培地溶液を形成する段階;および、
細胞の培養に好都合な条件下にて該溶液と細胞を接触させる段階。 - 細胞が細菌細胞である、請求項14、16または17のいずれか一項記載の方法。
- 細胞が細菌細胞である、請求項15記載の方法。
- 細胞が真核細胞である、請求項14、16または17のいずれか一項記載の方法。
- 細胞が真核細胞である、請求項15記載の方法。
- 真核細胞が、酵母細胞、植物細胞、もしくはそこから由来する細胞系である、請求項20記載の方法。
- 真核細胞が、酵母細胞、植物細胞、もしくはそこから由来する細胞系である、請求項21記載の方法。
- 真核細胞が、動物細胞もしくはそこから由来する細胞系である、請求項20記載の方法。
- 真核細胞が、動物細胞もしくはそこから由来する細胞系である、請求項21記載の方法。
- 動物細胞が、哺乳動物細胞もしくはそこから由来する細胞系である、請求項24または請求項25記載の方法。
- 哺乳動物細胞が、ヒト細胞もしくはそこから由来する細胞系である、請求項26記載の方法。
- 請求項1〜3または請求項9のいずれか一項記載の方法に従って調製される、自動的にpHを調整する乾燥粉末培養培地を含有する容器を、1つまたは複数含む、細胞を培養するためのキット。
- 請求項10記載の、自動的にpHを調整する乾燥粉末培養培地を含有する容器を、1つまたは複数含む、細胞を培養するためのキット。
- 請求項11記載の乾燥粉末完全培養培地を含有する容器を、1つまたは複数含む、細胞を培養するためのキット。
- 少なくとも1つの成長因子、少なくとも1つの培養培地補足物、少なくとも1つの動物組織抽出物、少なくとも1つの動物器官抽出物、少なくとも1つの動物腺抽出物、少なくとも1つの酵素、少なくとも1つのタンパク質、少なくとも1つのビタミン、少なくとも1つのサイトカイン、少なくとも1つの脂質、少なくとも1つの微量元素、少なくとも1つの細胞外マトリックス成分、少なくとも1つの緩衝液、少なくとも1つの抗生物質、および少なくとも1つのウイルス阻害剤からなる群より選択される、少なくとも1つの付加的な成分を含有する付加的な容器を、1つまたは複数さらに含む、請求項28記載のキット。
- 少なくとも1つの成長因子、少なくとも1つの培養培地補足物、少なくとも1つの動物組織抽出物、少なくとも1つの動物器官抽出物、少なくとも1つの動物腺抽出物、少なくとも1つの酵素、少なくとも1つのタンパク質、少なくとも1つのビタミン、少なくとも1つのサイトカイン、少なくとも1つの脂質、少なくとも1つの微量元素、少なくとも1つの細胞外マトリックス成分、少なくとも1つの緩衝液、少なくとも1つの抗生物質、および少なくとも1つのウイルス阻害剤からなる群より選択される、少なくとも1つの付加的な成分を含有する付加的な容器を、1つまたは複数さらに含む、請求項29または請求項30記載のキット。
- 請求項10記載の、自動的にpHを調整する培養培地、および少なくとも1つの細胞を含む組成物。
- 組成物が粉末である、請求項33記載の組成物。
- 請求項11記載の完全培養培地および少なくとも1つの細胞を含む組成物。
- 細胞が、細菌細胞、酵母細胞、植物細胞および動物細胞からなる群より選択される、請求項33または請求項35記載の組成物。
- 動物細胞が哺乳動物細胞である、請求項36記載の組成物。
- 哺乳動物細胞がヒト細胞である、請求項37記載の組成物。
- 細胞が、株化された細胞系、もしくは形質転換された細胞系である、請求項36記載の組成物。
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