JP2015097320A - 撮像装置 - Google Patents

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浩也 本田
Hiroya Honda
浩也 本田
高行 内田
Takayuki Uchida
高行 内田
柄沢 明
Akira Karasawa
明 柄沢
藤永 伸広
Nobuhiro Fujinaga
伸広 藤永
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Abstract

【課題】ユーザーによって設定された露出ムラ補正に応じて、ライブビュー表示と、電子先幕シャッター動作による静止画の露出ムラ制御を可能にした撮像装置を提供する。
【解決手段】光学ユニットを通過した光を受光して電荷として蓄積する撮像素子104と、撮像素子へ入射する光を遮光するように走行するメカニカルシャッター105と、撮像素子の領域ごとに順次、電荷蓄積を開始する走査を演算する電子先幕走査演算部と、走査を制御する垂直駆動変調回路制御部と、メカニカルシャッター及び走査を行うタイミングを制御するカメラCPU113と、静止画及びライブビュー映像を表示する画像表示部151と、ユーザーによる設定を入力するスイッチユニット112を有し、制御手段は、光学ユニットに関する情報と、入力手段によって設定された露出ムラ補正値に応じて、ライブビュー表示と電子先幕シャッターによる静止画を補正する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特にメカニカルシャッターと電子シャッターを併用した撮像動作の補正と、それに応じたライブビュー表示に関するものである。
従来一眼レフタイプのデジタルカメラには、メカニカルシャッターと電子シャッターを併用して撮像動作を行うものがある。これらのデジタルカメラはメカニカルシャッターが後幕として構成され、後幕の走行に先行して、撮像素子への電荷蓄積開始操作を行う電子シャッターを駆動することにより撮影が行われている。こうした機構を備えたデジタルカメラはライブビュー機能があり、ユーザーは光学ファインダーを覗くことなくディスプレイなどの表示装置で構図を確認しながら撮影することができる。
しかし、メカニカルシャッターと電子シャッターを併用した機構を用いて撮像装置を構成する場合、電子シャッターは撮像素子面で機能するが、メカニカルシャッターは撮像面から光軸方向に離れて配置される。従って、撮影レンズの焦点距離、射出瞳距離、絞り込み、マクロレンズのフォーカス等により、メカニカルシャッターによる撮像面の遮光位置は変化してしまう。このため、シャッター走行方向に露出ムラが生じてしまう。以下、このようなメカニカルシャッターと電子シャッターの構成を電子先幕シャッターと称する。
特許文献1では、上記の問題を解決するために、光学ユニットに関する情報に応じて、メカニカルシャッターの走行により生じる撮像素子の露光ムラが低減されるように、前記撮像素子の領域ごとに電荷蓄積を開始する走査を行うタイミングを設定することが開示されている。
特開2012−138958号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、光学ユニットとメカニカルシャッターの走行により生じる撮像素子の露光ムラが低減されるように、前記撮像素子の領域ごとに電荷蓄積を開始する走査を行うタイミングを設定するため、光学ユニットのもつ露光ムラを利用したい場合や、その露光ムラの程度をユーザーが任意に補正することは考えられていなかった。また、静止画に光学ユニットのもつ露光ムラを利用したい場合や、その露光ムラの程度をユーザーが任意に設定した補正量に応じて変化させると、電子先幕シャッターの静止画とライブビュー映像で露光ムラが異なってしまう。
そこで、本発明の目的は、ユーザーによって設定された露出ムラ補正量に応じて、ライブビュー表示と、電子先幕シャッター動作による静止画の露出ムラ制御を可能にした撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本撮像装置は、光学ユニットを通過した光を受光して電荷として蓄積する撮像素子と、
前記撮像素子へ入射する光を遮光するように走行するメカニカルシャッターと、
前記撮像素子の領域ごとに順次、電荷蓄積を開始する操作を行う走査手段と、
前記メカニカルシャッターの走行を開始させるタイミング及び前記走査手段による前記電荷蓄積を開始する走査を行うタイミングを制御する制御手段と、
前記電子先幕シャッターによる静止画及び前記制御手段によるライブビュー映像を表示する表示手段と、
ユーザーによる設定を入力する入力手段を有し、
前記制御手段は、前記光学ユニットに関する情報と、前記入力手段によって設定された露出ムラ補正値に応じて、前記ライブビュー表示と前記電子先幕シャッターによる静止画を補正することを特徴とする。
本発明によればユーザーによって設定された露出ムラ補正量に応じて、ライブビュー表示と、電子先幕シャッター動作による静止画の露出ムラ制御が可能な撮像装置を提供することができる。
実施形態における撮像システムの構成を示すブロック図。 実施形態における撮像素子及びシャッターを被写体側から見た正面図。 射出瞳距離の異なるレンズとシャッターの位置関係に伴う電荷蓄積領域の変化を説明する図。 異なる射出瞳距離における電子先幕シャッターの走査パターンと、メカ後幕の走行カーブの関係を示す図。 実施形態における撮像装置の撮影動作を示すフローチャート。 実施形態における電子先幕走査の制御に関するブロック図。 実施形態における入力された露出ムラ補正値αとシャッター秒時に応じた補正射出瞳距離の演算に関するフローチャート。 実施形態における補正射出瞳距離による電子先幕走査パターンの制御に関する図 第2実施形態における撮像装置の撮影動作を示すフローチャート。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかわる撮像システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施形態にかかわる撮像システムは、撮像装置であるカメラ本体100と、カメラ本体100に装着される、撮影光学係としての着脱可能なレンズユニット101とを有している。
まず、レンズユニット101内の構成について説明する。
114は撮影レンズであり、図1では、1つのレンズとして表しているが、実際には、フォーカスレンズやズームレンズ等、複数のレンズから構成されている。
レンズCPU115は、レンズ駆動回路116を介して撮影レンズ114の駆動を制御すると共に、絞り駆動回路117を介して絞り117aを駆動し、撮影動作時の被写体輝度に応じた絞りの制御を行う。
レンズCPU115は、レンズユニット101側の通信接点118及びカメラ本体100側の通信接点119を介して、後述するカメラ本体100内のカメラCPU113と通信することができる。
レンズCPU115は、通信接点118及び119を介して、レンズ情報をカメラCPU113の要求に応じて通知する。
次に、カメラ本体100の構成について説明する。
撮像装置が非撮影状態(図1に示す状態)にある場合、レンズユニット101の撮影レンズ114及び絞り117を通過した被写体光束のうちの一部の光束は、撮影光路内に位置するミラー102で反射されてファインダー光学係103に導かれる。
これにより、撮影者は、ファインダー光学係103を介して被写体像を観察することができる。
後述する不図示のレリーズ釦が押されて非撮影状態から撮影状態に移行すると、ミラー102は撮影光路から退避する。
これにより、レンズユニット101からの被写体光束は、CMOSセンサやCCDなどにより構成される撮像素子104へ向かう。
撮像素子104の各画素は、露光されている間、レンズユニット101により結像された被写体光学像を光量に応じて光電変換し、得られた電荷を蓄積する。
撮像素子104には、パルス発生回路107から走査クロック(水平駆動パルス)や所定の制御パルスが供給される。
パルス発生回路107で発生した走査クロックのうち、垂直走査用のクロックは垂直駆動変調回路108によって所定のクロック周波数に変調されて、撮像素子104に入力される。
この垂直駆動変調回路108によって電子先幕シャッターの走査パターンが決定される。また、パルス発生回路107は、後述する信号処理回路109にもクロック信号を出力する。
撮像素子104に対して物体側(レンズ側)には、メカニカルシャッター105が配置されている。
メカニカルシャッター105は、複数の遮光羽根で構成された後幕(以下、「メカ後幕」と呼ぶ。)を有し、撮像素子104を遮光する。
カメラCPU113は、シャッター駆動回路106を介してメカニカルシャッター105の駆動を制御する。
信号処理回路109は、撮像素子104から読み出された信号に対して二重相関サンプリング処理(CDS)やゲイン(AG)処理、及び所定の処理(色処理やガンマ補正等)を施すことにより画像データを生成する。
生成された画像データは、画像表示回路110を介して画像表示部151に出力されて撮影画像として表示されたり、画像記録回路111に記録されたりする。
スイッチユニット112は、主電源のON/OFFを制御するスイッチや、撮影条件等を設定するために操作されるスイッチや、撮影準備動作および撮影動作を開始させるために操作されるスイッチ(レリーズ釦)を含む。
レリーズ釦の半押し操作(スイッチSW1のON)で撮影準備動作(測光動作や焦点調節動作等)が開始される。
更に、全押し操作(スイッチSW2のON)で撮影動作(撮像素子104の露光及び電荷信号の読み出し、及び電荷信号を処理して得られた画像データの記録媒体への記録)が開始される。
カメラCPU113は、スイッチユニット112の操作に応じた動作を行う。
情報格納部150は、後述するような補正射出瞳距離Pを決定するためのαを複数記憶する。
上記構成を有する本実施の形態におけるカメラ本体100は、通常複数の遮光羽根で構成される先幕に代えて、撮像素子104の画素を順次リセットし、電荷蓄積を開始する電子シャッターである電子先幕シャッターと前記メカ後幕による電子先幕シャッターを採用している。
そして、電子先幕シャッターを用いて撮像素子104の露光制御を行う構成となっている。
図2は、撮像素子104およびメカ後幕をレンズ側から光軸方向に沿って観察した様子を示す正面図であり、レリーズ釦の押下により撮影が開始された後の、電子先幕走査およびメカ後幕の走行が途中にあるときの状態を示している。
矢印1は、電子先幕走査の走査方向と、メカ後幕の走行方向を示す。
なお、撮影レンズ114により撮像素子104の撮像素子に結像した被写体像は上下が反転する。
そのため、図2のように撮像素子の下側から上側に向かって電子先幕走査を行うことで、画像上部から画像下部へ電子先幕走査及びメカ後幕の走行が行われることになる。
図2において、2は撮像素子104の撮像面、3はメカニカルシャッター105のメカ後幕であり、メカ後幕3が撮像面2の一部の領域を遮光している状態が示されている。
4は、撮像素子104におけるリセット走査を行っているライン(リセットライン)を示す。
リセット走査はリセットライン4上の画素の蓄積電荷量をゼロにするものであり、リセットライン4は電子先幕シャッターの先端に相当する。
リセットライン4とメカ後幕3の先端5との間のスリットによって形成される領域6は、撮像素子104において露光による電荷蓄積が行われている領域(電荷蓄積領域)である。
電荷蓄積領域6は電子先幕シャッターとメカ後幕3の走行に従って、矢印1の方向へ移動していくことになる。
リセットライン4が通過してから、つまり画素がリセットされてから、メカ後幕3によって遮光状態となるまでの時間が、画素の露光による電荷蓄積時間となる。
このように、リセットライン4が矢印1の方向へ走査して各ラインの電荷蓄積が開始されるので、電荷蓄積の開始タイミングは撮像素子104のライン毎に異なる。
図2に示す例では、撮像面2において最も下に位置するラインで電荷蓄積動作が最も早いタイミングで行われ、最も上に位置するラインで電荷蓄積動作が最も遅いタイミングで行われる。
撮像面2の下部から上部へ向かうリセットライン4の移動は、垂直駆動変調回路108により図4の(a)及び(b)を参照して後述するように制御される。
このリセットライン4の移動パターンを「走査パターン」と称する。この走査パターンは、撮像素子104のライン毎にリセット走査が行われるタイミングを示したものということができる。
情報格納部150には、このような走査パターンを実行するための補正射出瞳距離Pに関する情報が複数記憶されている。
カメラCPU113は、これらのうちの一つを選択し、選択した係数による式とレンズCPU115の情報に基づいてリセットライン4が移動するように垂直駆動変調回路108を制御する。
なお、補正射出瞳距離Pを決定する処理の詳細は後述する。
図3は本実施形態における撮影レンズ114とメカニカルシャッター105、撮像素子104の関係を示す断面図である。
図3において、(a)と(b)のシャッター走行は上方向であり、114aは射出瞳距離の長い位置にレンズ中心がある場合を示している。
114bは射出瞳距離の短い位置にレンズ中心がある場合を示している。
また、105−1はシャッター地板、105−2はシャッター羽根押さえである。
図3(a)は撮影動作における電子先幕シャッターの開き始めの状態を示している。
スリット幅Cは、射出瞳距離の長いレンズ114aを透過した光束が、105−3によって遮光されるラインとリセットライン4とによって制限され、撮像面2に入射する領域の幅を示している。
また、スリット幅Dは、射出瞳距離が短いレンズ114bを透過した光束が、メカ後幕105−3によって遮光されるラインとリセットライン4とによって制限され、撮像面2に入射する領域の幅を示している。
図3(a)のタイミングでは、スリット幅Dの方がスリット幅Cよりも大きい。
よって、電子先幕シャッター及びメカ後幕を同じ条件で駆動した場合、スリット幅Dに示される領域において、レンズ114bの位置にある場合の露光量はレンズ114aの位置にある場合の露光量より大きくなる。
従って、レンズ114aの位置で適正露光が得られるように電子先幕シャッターのリセット走査の走査パターンが設定されていた場合、シャッターの開き出しにおいては、レンズ114bの位置で撮影されたとき、露出がオーバーになってしまうことになる。
図3(b)は撮影動作後半(メカ後幕走行完間近)の状態を示している。
スリット幅C’は、射出瞳距離が長いレンズ114aを透過した光束が、メカ後幕105−3によって遮光されるラインとリセットライン4とによって制限され、撮像面104に入射する領域の幅を示している。
また、スリット幅D’は、射出瞳距離が短いレンズ114bを透過した光束が、105−3によって遮光されるラインとリセットライン4とによって形成され、撮像面104に入射する領域の幅を示している。
図3(b)に示されるタイミングでは、図3(a)に示したシャッターの開き始めの状態とは逆転し、スリット幅C’の方がスリット幅D’よりも大きい。
よって、電子先幕シャッター及びメカ後幕を同じ条件で駆動する場合、スリット幅D’に示される領域において、レンズ114bの位置にある場合の露光量はレンズ114aの位置にある場合の露光量より小さくなる。
従って、レンズ114aの位置で適正露光が得られるように電子先幕走査の走査パターンが設定されていた場合、レンズ114bの位置で撮影されたとき、露出がアンダーになってしまうことになる。
このように、シャッターの開き始めから開き終わりまでの間で、露出量は一定ではなく、変化しているため、その結果、画像の上部と下部とに露光ムラ(以下、上下方向の露光ムラ)が発生してしまう。
次に、図4(a)は、電子先幕シャッターとメカ後幕シャッターの走行と光量時間を表した図である。
12はメカ後幕の走行パターンを表し、走行開始から徐々に速度が上がる状態を表している。
11は電子先幕走査の走査パターンを表す。
走査パターン11と走査パターン12の時間方向の距離が撮像素子の各ラインの露光時間を表す。
図4(a)では、撮像素子の下から上に渡ってほぼ同じ露光時間となっている。
前述したレンズ114aのような射出瞳距離が十分長いときは、メカ後幕の走行カーブとほぼ同じ形状の走査パターンで適正な露光が得られる。
また、射出瞳距離が短い位置にあるレンズ114bの場合には、シャッター開き始めは露出がオーバーで、徐々に露出が下がり、シャッター走行完間近には露出はアンダーになる。
具体的には、図4(a)に示すようなシャッター制御では、特に撮像面下部(=画像の上部)において露出がオーバーとなり、撮像面上部(=画像の下部)において露出アンダーとなる。
そのため、撮像面下部の露光時間を短くし、撮像面上部の露光時間を長くすることで露光ムラを軽減するように、電子先幕の走査パターン11を図4(b)の走査パターン11bに補正することが必要となる。
以上のような構成を有する撮像システムの本第1の実施形態における撮像動作の概略について、図5のフローチャートを参照して、カメラの動作を追いながら説明する。
なお、図5に示す処理はカメラCPU113が主体となって実行される処理である。
まず、S101においてLVモードであるか判定する。
LVモードでなければ、S102へ進み、通常の撮影フローになる。
LVモードの場合はS103へ進む。
S103では、ミラー102をアップ(撮影光路から退避)しS104へ進む。
S104では、カメラCPU113は通信接点118、119を介して、装着されたレンズの個体情報、絞り値、焦点距離、射出瞳距離、撮影距離をレンズCPU115から取得し、S105へ進む。
S105では、不図示の測光センサからの出力とISO感度設定等の情報により、レンズの絞り値を決定しS106へ進む。
S106では、不図示の測距係によって被写体距離情報が取得され、レンズユニット101の撮影距離が決定されS107へ進む。
S107では、被写体輝度と絞り値、ISO感度設定等によりシャッター速度を決定し、S108に進む。
S108では、電子先幕シャッターの露出ムラ補正がONであるか判断する。
電子先幕シャッターの露出ムラ補正がONでない場合は、S111へ進みLV表示を行う。
電子先幕シャッターの露出ムラ補正がONの場合は、S109へ進む。
S109では、ユーザーによって入力された電子先幕シャッターの露出ムラ補正値αを検出し、S110へ進む。
S110では、S109で入力された露出ムラ補正値αに応じて撮像素子104の表面上で行うリセット走査パターンを決定しS111へ進む。
S111では、S110で決定したリセット走査と蓄積走査を繰り返し、LV表示しS112へ進む。
S112では、スイッチユニット112内のレリーズ釦の第1ストローク(以下、半押し状態)が検出されると(スイッチSW1のON)、S113へ進む。
S113では、S109で入力された露出ムラ補正値αとS107で入力されたシャッター秒時に応じて電子先幕シャッターの走査パターン補正を行いS114へ進む。
露出ムラ補正値αとシャッター秒時に応じた電子先幕シャッターの走査パターン補正については後述する。
S114では、レリーズ釦の第2ストローク(S2)が検出されるとS115へ進む。
S115では、S113で補正された電子先幕シャッター走行を行い、S116へ進む。
S116では、メカ後幕駆動制御を行い、撮像素子104を順次遮光し、撮像素子104から電荷信号を読み出して処理することにより画像を取得する。
最後に117では、ミラー102のダウンとメカニカルシャッター105のシャッターチャージを行い、S118へ進む。
S118ではカメラにレンズが装着されていないかを判断し、レンズが装着されている場合は撮像に伴う一連のシャッター制御シーケンスが終了し、S101に戻る。
レンズが装着されていない場合はS119へ進む。
S119では、S109で入力されたαをリセットし、S101に戻る。
次に、S113で行われている露出ムラ補正値αに応じた電子先幕シャッターの走査パターン補正について図6、図7を参照して説明する。
図6は本第1の実施形態による電子先幕走査の制御に関するブロック図である。
カメラCPU113の情報収集部113aは、上述したように装着されたレンズの個体情報101a、絞り値101b、撮影距離101c、射出瞳距離101dと、カメラ本体のスイッチユニット112より設定されたシャッター秒時112a、α情報112b等を収集する。
そして、113bでは、収集した情報の内レンズの個体情報101a、射出瞳距離101d、シャッター秒時112a、α情報112bをβ演算部113bに渡し、シャッター秒時に応じた露出ムラ補正値βを演算する。
シャッター秒時に応じた露出ムラ補正値βの演算方法は図を参照して後述する。
その後113cへ進み、補正射出瞳距離演算部113cに演算後の露出ムラ補正値βを渡す。
113cでは、113bで演算された露出ムラ補正値βとレンズユニットから取得した射出瞳距離を用いて補正射出瞳距離を演算し、電子先幕走査演算部113dに渡す。
電子先幕走査演算部113dでは、113cで演算した補正射出瞳距離に基づいて電子先幕走査のリセット走査パターンを演算し、垂直駆動変調回路制御部113eに渡す。
垂直駆動変調回路制御部113eは、電子先幕走査演算部113dによって演算された補正射出瞳距離に基づいて電子先幕走査を実行するべく、垂直駆動変調回路108を制御する。
次に、図7は露出ムラ補正値αとシャッター秒時に応じた補正射出瞳距離の演算処理(S113)を表すフローチャートである。
まず、S401では、装着されたレンズユニット101の射出瞳距離等のレンズ情報を収集し、S402へ進む。
S402では、S107で設定されたシャッター秒時(TV)が秒時Dよりも早いか判断する。
秒時Dはシャッターの走行カーブの影響が小さくなる長秒時である。
TVが秒時Dよりも遅い場合はS403へ進む。
S403では秒時が遅いため露出ムラ補正ができないことをユーザーに通知し、S404へ進む。
S404では、レンズの個体情報に応じた標準の射出瞳距離に決定しS114へ進む。
S402でTVが秒時Dよりも早い場合はS405へ進む。
S405では、TVが秒時Aよりも早いか判断する。
早い場合は、S406へ進み、α×aを実行しβとする。
TVが秒時Aよりも遅い場合は、S407へ進む。
S407では、TVが秒時A以下かつ秒時B以上であるか判断する。
TVが秒時A以下かつ秒時B以上である場合はS408へ進み、α×bを実行し、βとする。
TVが秒時A以下かつ秒時B以上でない場合はS409へ進む。
S409では、TVが秒時B以下かつ秒時C以上であるか判断する。
TVが秒時B以下かつ秒時C以上である場合はS410へ進み、α×cを実行し、βとする。
TVが秒時B以下かつ秒時C以上でない場合はS411へ進む。
S411では、TVが秒時C以下かつ秒時D以上と判断され、α×dを実行し、βとなり、S412へ進む。
以上、秒時に応じた値a、b、c、dは補正係数である。
S412では、S405からS411で演算した秒時に応じた露出ムラ補正値βとレンズユニット101から取得した射出瞳距離(Po)に基づいて補正射出瞳距離(Po’)の演算を行う。
これによって、異なる秒時であっても、同じ入力αで同等の補正射出瞳距離Po’を得ることができる。
また、前記露出ムラ補正値βの演算と、補正射出瞳距離Po’の演算は前記式に限ったものでなく、TVが早い場合ほどPoとPo’の変化量は少なく、TVが遅い場合ほどPoとPo’の変化量が大きくなる式となる。
次に、補正射出瞳距離Po’による電子先幕シャッターの走査パターン制御に関して、
図4で使用した(a)を元に図8で説明する。
(a)は、電子先幕シャッターとメカ後幕シャッターの走行と光量時間を表した図である。
12はメカ後幕の走行カーブを表し、走行開始から徐々に速度が上がる状態を表している。
11は電子先幕シャッターの走査パターンを表す。
走査パターン11と走査パターン12の時間方向の距離が撮像素子の各ラインの露光時間を表す。
図4(a)では、撮像素子の下から上に渡ってほぼ同じ露光時間となっている。
射出瞳距離が十分長いレンズ時は、メカ後幕の走行カーブとほぼ同じ形状の走査パターンで適正な露光が得られる。
この時、ユーザーが露出ムラ補正値αをマイナス値で入力した場合、Po’はPoより小さな値となり、電子先幕シャッターの走査パターンは図(c)の11cのようにシャッター開き始めは露出がアンダーで、シャッター走行完間近には露出はオーバーになるような走査パターンになる。
逆に、露出ムラ補正値αがプラス値で入力された場合、Po’はPoより大きな値となり、電子先幕シャッターの走査パターンは図(d)の11dのようにシャッター開き始めは露出がオーバーで、徐々に露出が下がり、シャッター走行完間近には露出はアンダーになるような走査パターンになる。
こうして演算された補正射出瞳距離Po’に基づいて電子先幕シャッターを制御することにより、ユーザーの狙いの露出ムラにすることができる。
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施形態について図9を参照して説明する。
なお、本第2の実施形態における撮像システムの構成は、第1の実施形態で図1を参照して説明したものと同様であるためここでは説明を省略する。
図9は第2の実施形態における撮像動作を示すフローチャートである。
第1の実施形態で図5を参照して説明した処理とは、レンズの個体情報に応じて情報格納部150に記録されている電子先幕シャッターの露出ムラ補正値αを、レンズ装着時から取得する処理(S120)と、撮像動作終了後に電子先幕シャッターの露出ムラ補正値αを情報格納部150に格納する処理を追加したことが異なる(S121)。
これにより、ユーザーが一度入力した電子先幕シャッターの露出ムラ補正値αをレンズ脱着後にも反映することができ、レンズ毎にユーザーの狙いの露出ムラにすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 メカ後幕の走行方向
2 撮像面
3 メカ後幕
4 リセットライン
5 メカ後幕の先端部
6 電荷蓄積領域
100 カメラ本体
101 交換レンズ
101a レンズの個体情報
101b 絞り値
101c 撮影距離
101d 射出瞳距離104 撮像素子
105 メカニカルシャッター
106 シャッター駆動回路
107 パルス発生回路
108 垂直駆動変調回路
109 信号処理回路
110 画像表示回路
111 画像記録回路
112 スイッチユニット
112a シャッター秒時
112b α情報113 カメラCPU
113a 情報収集部
113b β演算部
113c 補正射出瞳距離演算部
113d 電子先幕走査演算部
113e 垂直駆動変調回路制御部
114 撮影レンズ
115 レンズCPU
116 レンズ駆動回路
117 絞り駆動回路
118 レンズ側通信接点
119 カメラ側通信接点
150 情報格納部
151 画像表示部

Claims (2)

  1. 光学ユニットを通過した光を受光して電荷として蓄積する撮像素子(104)と、前記撮像素子へ入射する光を遮光するように走行するメカニカルシャッター(105)と、前記撮像素子の領域ごとに順次、電荷蓄積を開始する走査を演算する電子先幕走査演算部(113d)と、前記電子先幕走査演算部による走査を制御する垂直駆動変調回路制御部(113e)と、前記メカニカルシャッターの走行を開始させるタイミング及び前記走査手段による前記電荷蓄積を開始する走査を行うタイミングを制御するカメラCPU(113)と、前記メカニカルシャッターの走行を開始させるタイミング及び前記走査手段による静止画及び前記走査手段によるライブビュー映像を表示する画像表示部(151)と、ユーザーによる設定を入力するスイッチユニット(112)を有し、
    前記制御手段は、前記光学ユニットに関する情報(115)と、前記入力手段によって設定された露出ムラ補正値に応じて、前記ライブビュー表示と前記電子先幕シャッターによる静止画を補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記スイッチユニット(112)によって設定された露出ムラ補正値は、前記光学ユニット(112)に関連付けて記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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