JP2015095006A - 操作検出装置 - Google Patents

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Satoru Hasegawa
哲 長谷川
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Abstract

【課題】処理負荷を低減すると共に、検出位置の精度を向上させる操作検出装置を提供する。【解決手段】操作検出装置1は、図2(a)及び(b)に示すように、操作がなされる操作面100の下方であって、x軸方向に沿って離れて配置された第1の電極11及び第2の電極12と、第1の電極11及び第2の電極12と絶縁されると共に、第1の電極11及び第2の電極12よりも操作面100側に配置された第3の電極としてのサブ電極14と、第1の電極11及び第2の電極12に電気的に接続され、指によって操作面100になされた操作に基づいた検出値を検出する検出部18と、検出部18により検出された検出値に基づいて指が検出された検出位置を算出する算出部20と、を備えて概略構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、操作検出装置に関する。
従来の技術として、一方向に並べられた複数の電極により、検知対象物の近接又は接触を検知する近接検知装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この近接検知装置は、複数の電極の一部が、オーバーラップするように組み合わせて順次結合してそれぞれ結合電極とする電極制御部と、電極制御部が結合した結合電極の静電容量を検出する静電容量検出部と、静電容量検出部が検出した静電容量に基づいて、検知対象物の近接又は接触位置を算出する位置算出部とを備えている。
近接検知装置の位置算出部は、静電容量検出部により検出された結合電極の静電容量の変化値(静電容量変化値)を滑らかに結ぶ曲線を求め、この曲線のピーク位置を検知対象物の近接又は接触した位置としている。
特開2011−138278号公報
しかし、従来の近接検知装置は、静電容量変化値を滑らかに結ぶ曲線の選び方に幅があり、さらに選んだ曲線からピークを求める必要があるので、曲線を求めないものと比べて、処理負荷が大きくなる。また従来の近接検知装置は、曲線の選び方に幅があるのでピーク位置が選んだ曲線により異なり、近接又は接近した位置の正確性に問題がある。
従って、本発明の目的は、処理負荷を低減すると共に、検出位置の精度を向上させる操作検出装置を提供することにある。
本発明の一態様は、操作がなされる操作面の下方であって、第1の方向に沿って離れて配置された第1の電極及び第2の電極と、第1の電極及び第2の電極と絶縁されると共に、第1の電極及び第2の電極よりも操作面側に配置された第3の電極と、第1の電極及び第2の電極に電気的に接続され、検出対象物によって操作面になされた操作に基づいた検出値を検出する検出部と、検出部により検出された検出値に基づいて検出対象物が検出された検出位置を算出する算出部と、を備えた操作検出装置を提供する。
本発明によれば、処理負荷を低減すると共に、検出位置の精度を向上させることができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係る操作検出装置が搭載された車両内部の概略図であり、(b)は、操作検出装置の上面図である。 図2(a)は、第1の実施の形態に係る操作検出装置のブロック図であり、(b)は、操作検出装置の等価回路図であり、(c)は、サブ電極の抵抗R及び抵抗Rについて説明するための概略図である。 図3は、第1の実施の形態に係る操作検出装置の動作に関するフローチャートである。 図4(a)〜(d)は、第2の実施の形態〜第5の実施の形態に係る操作検出装置の第1の電極、第2の電極及びサブ電極の位置関係を示す概略図であり、(e)は、第6の実施の形態に係る操作検出装置の電極の配置を説明するための上面図である。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作検出装置は、操作がなされる操作面の下方であって、第1の方向に沿って離れて配置された第1の電極及び第2の電極と、第1の電極及び第2の電極と絶縁されると共に、第1の電極及び第2の電極よりも操作面側に配置された第3の電極と、第1の電極及び第2の電極に電気的に接続され、検出対象物によって操作面になされた操作に基づいた検出値を検出する検出部と、検出部により検出された検出値に基づいて検出対象物が検出された検出位置を算出する算出部と、を備えて概略構成されている。
[第1の実施の形態]
(操作検出装置1の構成)
図1(a)は、第1の実施の形態に係る操作検出装置が搭載された車両内部の概略図であり、(b)は、操作検出装置の上面図である。図2(a)は、第1の実施の形態に係る操作検出装置のブロック図であり、(b)は、操作検出装置の等価回路図であり、(c)は、サブ電極の抵抗R及び抵抗Rについて説明するための概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
図1(b)等において、操作面100の下方の電極を点線により図示している図面では、実線と点線、点線と点線、が重なって判別がつきにくいため、少しずらしてこれらを図示している。また、図2(a)及び(b)は、主な信号及び情報の流れを矢印で示している。
操作検出装置1は、例えば、電子機器と電磁気的に接続され、操作者の体の一部(例えば、指)や専用のペンのような検出対象物の接近及び接触を検出するタッチセンサである。この操作検出装置1は、例えば、図1(a)に示すように、車両5の運転席と助手席の間で、運転者及び乗員から見て正面方向に位置するインストルメントパネル50に配置されている。本実施の形態では、一例として、検出対象物を指とする。
この操作検出装置1は、一例として、電子機器としての空調装置3と接続されている。この空調装置3は、例えば、車両5の車室内の温度を調整するものであり、現在の設定を表示する表示部30と、機能が割り当てられた複数のボタンから構成されるボタン群31と、を備えて概略構成されている。
操作検出装置1は、例えば、空調装置3の設定温度を設定する際に用いられる。この操作検出装置1は、図1(b)に示すような長方形状の操作面100になされた操作を検出して、操作を検出した座標を算出するように構成されている。この操作面100には、図1(b)に示すように、操作がなされる第1の方向としてx軸が設定されている。なされた操作の検出位置は、このx軸上の座標として算出される。
空調装置3は、例えば、ボタン群31のいずれかのボタンをオン状態とすることで、操作検出装置1により設定可能な機能が切り替わるものである。
なお、上述の電磁気的に接続とは、導電体による接続、電磁波の一種である光による接続、及び電磁波の一種である電波による接続の少なくとも1つを用いた接続である。また接近とは、検出対象物が操作検出装置1に検出されるほど、操作面100に近づいた状態を示すものとする。
この操作検出装置1は、図2(a)及び(b)に示すように、操作がなされる操作面100の下方であって、x軸方向に沿って離れて配置された第1の電極11及び第2の電極12と、第1の電極11及び第2の電極12と絶縁されると共に、第1の電極11及び第2の電極12よりも操作面100側に配置された第3の電極としてのサブ電極14と、第1の電極11及び第2の電極12に電気的に接続され、指によって操作面100になされた操作に基づいた検出値を検出する検出部18と、検出部18により検出された検出値に基づいて指が検出された検出位置を算出する算出部20と、を備えて概略構成されている。
また操作検出装置1は、図2(a)に示すように、後述する駆動部16と、接続された電子機器と通信を行う通信部22と、後述する制御部24と、を備えている。
(第1の電極11及び第2の電極12の構成)
第1の電極11及び第2の電極12は、例えば、フィルム状の基材上に、導電性を有する材料を用いて矩形状に形成されている。この導電性を有する材料は、例えば、金、銀、銅等の導電性を有する金属材料を含むものである。
操作検出装置1は、上述のフィルム等が積層された構造を有している。操作検出装置1は、例えば、図2(b)に示すように、保護膜10bの表面が操作面100となっている。第1の電極11及び第2の電極12は、この保護膜10bの下側となるように積層されている。
第1の電極11は、図1(b)に示すように、操作面100の一方の端部側に配置されている。また第2の電極12は、操作面100の他方の端部側に配置されている。この第1の電極11と第2の電極12の間隔は、図1(b)に示すように、Lである。
第1の電極11は、配線11aを介して検出部18に電気的に接続されている。また第2の電極12は、配線12aを介して検出部18と電気的に接続されている。
(サブ電極14の構成)
サブ電極14は、例えば、第1の電極11及び第2の電極12と同様に、フィルム状の基材上に、導電性を有する材料を用いて操作面100に応じた形状を有して形成されている。
またサブ電極14は、第1の電極11及び第2の電極12よりも操作面100に近くなるように配置されている。このサブ電極14は、第1の電極及び第2の電極12とは絶縁されると共に、操作検出装置1を構成する電子部品からも絶縁されている。
このサブ電極14は、図1(b)に示すように、第1の電極11及び第2の電極12を含む平面にサブ電極14を投影した写像が、第1の電極11及び第2の電極12を含むような形状を有している。
またサブ電極14は、例えば、図1(b)の上面視において、一方の端部141が、第1の電極11の端部111と一致し、他方の端部142が第2の電極12の端部121と一致するような、形状及び配置がなされる。
サブ電極14の厚みは、例えば、第1の電極11及び第2の電極12の厚みと同等である。
(駆動部16の構成)
駆動部16は、検出部18を介して第1の電極11及び第2の電極12に駆動信号S及び駆動信号Sを供給するように構成されている。
駆動部16は、検出部18を介して駆動信号Sを第1の電極11に供給する。この駆動信号Sは、交流信号である。また駆動部16は、検出部18を介して駆動信号Sを第2の電極12に供給する。この駆動信号Sは、交流信号である。この駆動信号S及び駆動信号Sは、同じ交流信号である。
(検出部18の構成)
検出部18は、図2(b)に示すように、第1の電極11、サブ電極14、検出対象物(指9)を含む第1の交流回路7の第1のインピーダンスZT1、及び第2の電極12、サブ電極14、検出対象物(指9)を含む第2の交流回路8の第2のインピーダンスZT2、を検出するように構成されている。
具体的には、検出部18は、例えば、駆動部16から出力された駆動信号S及び駆動信号Sの電流値を測定することにより第1のインピーダンスZT1及び第2のインピーダンスZT2を測定するように構成されている。本実施の形態では、検出部18は、駆動信号Sの電流値を測定すると共に、駆動信号Sの電流値を測定するものとする。
また検出部18は、例えば、操作面100になされた操作を検出するためのしきい値となるしきい値180を備えている。検出部18は、例えば、測定された電流値としきい値180とを比較することにより、操作の有無を判定するように構成されている。
検出部18は、上述の第1のインピーダンスZT1、第2のインピーダンスZT2、及び操作の有無の判定結果の情報を含む検出情報Sを生成し、算出部20に出力するように構成されている。
ここで、第1のインピーダンスZT1及び第2のインピーダンスZT2が算出される方法について、図2(b)に示す等価回路図を参照しながら説明する。
図2(b)は、操作面100に検出対象物である指9が接触した場合に形成される上述の第1の交流回路7及び第2の交流回路8を図示している。
第1の交流回路7及び第2の交流回路8は、駆動部16から供給される駆動信号S及び駆動信号Sが同じであることからその電圧値もまた同一である。また電流値は、測定されるものであることから、第1のインピーダンスZT1及び第2のインピーダンスZT2は、駆動信号の電圧値、及び測定された電流値により求めることが可能となる。以下では、第1のインピーダンスZT1及び第2のインピーダンスZT2について説明する。
指9が操作面100に接触していない場合、検出部18は、第1の電極11の配線11aと基板10aとの間に寄生容量Cと共に、第2の電極12の配線12aと基板10aとの間に寄生容量Cとを検出することが可能となる。この寄生容量C及び寄生容量Cに関連する、インピーダンスZ及びインピーダンスZの算出は、一例として、以下の式(1)及び式(2)を用いて行われる。
=1/(iωC)・・・(1)
=1/(iωC)・・・(2)
なお、ωは、駆動信号S及び駆動信号Sの角周波数であり、iは、虚数単位である。
また指9が操作面100に接触した場合、図2(b)に示すように、指9とサブ電極14との間には、静電容量Cが発生する。また静電容量Cに伴って、第1の電極11とサブ電極14との間には静電容量C、第2の電極12とサブ電極14との間には静電容量Cが発生する。
さらに、第1の電極11に供給された交流信号である駆動信号Sは、サブ電極14の第1の電極11側を通って指9に流れるので、この駆動信号Sが流れるサブ電極14の抵抗をRとする。さらにまた、第2の電極12に供給された交流信号である駆動信号Sは、サブ電極14の第2の電極12側を通って指9に流れるので、この駆動信号Sが流れるサブ電極14の抵抗をRとする。なお、サブ電極14の全体の抵抗をRとすると、抵抗R=抵抗R+抵抗Rが成り立つ。
以上から、指9が操作面100に接触した場合、配線11a、第1の電極11、静電容量C、抵抗R、静電容量C及び指9を含む第1の交流回路7と、配線12a、第2の電極12、静電容量C、抵抗R、静電容量C及び指9を含む第2の交流回路8と、が形成される。
従って第1の交流回路7のインピーダンスをZ、第2の交流回路8のインピーダンスをZとすると、Z及びZは、以下の式(3)及び式(4)により表すことができる。
=1/(iωC)+R+1/(iωC)・・・(3)
=1/(iωC)+R+1/(iωC)・・・(4)
続いて、指9が操作面100に接触していない上述のインピーダンスZ及びインピーダンスZを考慮した第1の電極11側の第1のインピーダンスZT1、及び第2の電極12側の第2のインピーダンスZT2は、以下の式(5)及び式(6)により表すことができる。
1/ZT1=1/Z+1/Z・・・(5)
1/ZT2=1/Z+1/Z・・・(6)
上述のインピーダンスZと第1のインピーダンスZT1の測定、及び式(5)に基づいてインピーダンスZを求め、この実部がサブ電極14の抵抗Rとなる。同様に、上述のインピーダンスZと第2のインピーダンスZT2の測定、及び式(6)に基づいてインピーダンスZを求め、この実部がサブ電極14の抵抗Rとなる。なお、指9が接触していない場合のインピーダンスZ及びインピーダンスZは、例えば、事前に測定され、算出部20に記憶されている。
(算出部20の構成)
算出部20は、サブ電極14における指9の検出位置から第1の電極11側の第1の抵抗としての抵抗Rを第1のインピーダンスZT1に基づいて算出すると共に、サブ電極14における検出位置から第2の電極12側の第2の抵抗としての抵抗Rを第2のインピーダンスZT2に基づいて算出し、算出した抵抗Rと抵抗Rとの比に基づいて検出位置を算出するように構成されている。
具体的には、図2(c)に示すように、サブ電極14の長手方向の長さをL、指9が操作面100に接触した位置を検出位置100aとし、検出位置100aが、サブ電極14の第1の電極11側の端部からLの位置、第2の電極12側の端部からLの位置である場合、抵抗Rは、長さLに比例し、抵抗Rは、長さLに比例する。従って、検出位置100aは、抵抗Rと抵抗Rの比から求めることが可能となる。
算出部20は、この抵抗の比から求めた座標値を算出情報Sとして制御部24に出力するように構成されている。
(制御部24の構成)
制御部24は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部24が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。また制御部24は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
制御部24は、取得した算出情報Sに基づいて操作情報Sを生成し、接続された電子機器に、通信部22を介して操作情報Sを出力するように構成されている。
以下に、本実施の形態に係る操作検出装置1の動作について、図3のフローチャートに従って説明する。なお、指9が接触してない場合のインピーダンスZ及びインピーダンスZは、測定済みであるものとする。
(動作)
操作検出装置1の制御部24は、車両5の電源が投入されると、クロック信号に基づいて駆動制御信号Sを生成し、駆動部16に出力する。
駆動部16は、取得した駆動制御信号Sに基づいて駆動信号Sを生成して検出部18を介して第1の電極11に供給すると共に、駆動信号Sを生成して検出部18を介して第2の電極12に供給する(S1)。
検出部18は、駆動信号S及び駆動信号Sの供給に基づいてそれぞれの電流値を検出し、この電流値としきい値180とを比較すると共に、電流値に基づいて第1のインピーダンスZT1及び第2のインピーダンスZT2を検出する。
検出部18は、比較の結果、操作がなされたと判定すると(S2:Yes)、判定結果を含む検出情報Sを算出部20に出力する。
算出部20は、記憶するインピーダンスZ、インピーダンスZと、取得した検出情報Sに応じた第1のインピーダンスZT1及び第2のインピーダンスZT2と、に基づいてインピーダンスZ及びインピーダンスZを求め、このインピーダンスZ及びインピーダンスZに基づいて抵抗R及び抵抗Rの比を求めると共に、この比に基づいて検出位置100aの座標を算出し、算出情報Sとして制御部24に出力する(S3)。
制御部24は、取得した算出情報Sに基づいて検出位置100aの座標に応じた操作情報Sを生成して通信部22を介して電子機器に出力する(S4)。制御部24は、操作情報Sを出力した後、ステップ1に処理を進める。
ここでステップ2において、算出部20は、操作が検出されなかった場合は(S2:No)、ステップ1に処理を進める。
操作検出装置1は、上述の一連の動作を電源が遮断されるまで継続して実行する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る操作検出装置1は、処理負荷を低減すると共に、検出位置の精度を向上させることができる。具体的には、操作検出装置1は、サブ電極14が設けられたことで、第1の電極11及び第2の電極12の二つの電極の間において、一次元方向の検出対象物の検出を行うことができる。この検出対象物の検出は、検出対象物が操作面100に接触することにより形成される第1の交流回路7の抵抗R、及び第2の交流回路8の抵抗Rの比を取ることにより求められるので、サブ電極を用いないで二つより多い電極を用いて加重平均等から座標を求める場合と比べて、線形性が高く、検出位置の精度を向上させることができる。
また操作検出装置1は、二つより多い電極から出力される信号を処理する場合と比べて、サブ電極の二つの抵抗の比を算出することで検出位置を算出することができるので、処理負荷が低減される。従って操作検出装置1は、処理能力が低い安価なCPU等を用いることができるので、製造コストが低減される。
なお、第1の電極11、第2の電極12及びサブ電極14は、図1(b)に示すような配置がなされるが、製造による誤差、組み付けによる誤差等が生じた場合であっても、3つ以上の電極を並べる場合と比べて、誤差による検出精度の低下を抑制することができる。これは、本実施の形態では、第1の電極11と第2の電極12の間隔の精度を高めることで検出精度を高めることができるが、3つ以上の電極を並べる場合は、それぞれの電極の間隔の精度を高めなければならないからである。以下の各実施の形態では、第1の電極11、第2の電極12及びサブ電極14の配置等のバリエーションについて説明する。なお、以下の第2の実施の形態〜第5の実施の形態の主な効果は、第1の実施の形態と同様である。
[第2の実施の形態]
以下に記載する第2の実施の形態〜第6の実施の形態は、第1の電極11及び第2の電極12と、サブ電極14と、の位置関係が第1の実施の形態と異なっている。
図4(a)は、第2の実施の形態に係る操作検出装置の第1の電極、第2の電極及びサブ電極の位置関係を示す概略図である。なお、以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分については、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る操作検出装置1は、図4(a)に示すように、第1の電極11と第2の電極12の間隔よりも長手方向が短いサブ電極14を有している。
この第1の電極11の端部110とサブ電極14の端部141との距離は、操作面100に検出対象物が接触した際に、第1の電極11とサブ電極14との間に静電容量が形成される距離であれば良い。また第2の電極12の端部120とサブ電極14の端部142との距離は、同様に、操作面100に検出対象物が接触した際に、第2の電極12とサブ電極14との間に静電容量が形成される距離であれば良い。
[第3の実施の形態]
図4(b)は、第3の実施の形態に係る操作検出装置の第1の電極、第2の電極及びサブ電極の位置関係を示す概略図である。
本実施の形態に係る操作検出装置1は、図4(b)に示すように、第1の電極11と第2の電極12の間隔と同じ長さを有するサブ電極14が第1の電極11と第2の電極12の間の上方に配置されている。
この操作検出装置1は、上面視において、第1の電極11の端部110とサブ電極14の端部141とが一致し、第2の電極11の端部120とサブ電極14の端部142とが一致するように配置される。
[第4の実施の形態]
図4(c)は、第4の実施の形態に係る操作検出装置の第1の電極、第2の電極及びサブ電極の位置関係を示す概略図である。
本実施の形態に係る操作検出装置1は、図4(c)に示すように、第1の電極11の上方にサブ電極14の端部141が位置し、第2の電極12の上方にサブ電極14の端部142が位置している。
言い換えるなら、サブ電極14の長手方向の長さは、第1の電極11と第2の電極12の間隔よりも長く、第1の電極11の外側の端部111と第2の電極12の外側の端部121との間隔よりも短い。従って、操作検出装置1は、上面視において、サブ電極14の第1の電極11側の端部141が、第1の電極11の端部110と端部111の間に位置し、第2の電極12側の端部142が、第2の電極12の端部120と端部121の間に位置するように配置される。
[第5の実施の形態]
図4(d)は、第5の実施の形態に係る操作検出装置の第1の電極、第2の電極及びサブ電極の位置関係を示す概略図である。
本実施の形態に係る操作検出装置1は、図4(d)に示すように、サブ電極14の長手方向の長さが、第1の電極11の外側の端部111と第2の電極12の外側の端部121との間隔よりも長くなっている。
従って操作検出装置1は、サブ電極14の第1の電極11側の端部141が、第1の電極11の外側の端部111よりも外側に位置し、サブ電極14の第2の電極12側の端部142が、第2の電極12の外側の端部121よりも外側に位置するように配置される。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態は、第1の方向と交差する第2の方向に沿って対となる電極が配置されている点で上述の実施の形態と異なっている。
図4(e)は、第6の実施の形態に係る操作検出装置の電極の配置を説明するための上面図である。
この操作検出装置1は、x軸方向に沿って離れて配置された第1のx電極13a及び第2のx電極13bと、x軸方向と交差する第2の方向としてのy軸方向に沿って離れて配置され、サブ電極14と絶縁されると共に、検出部18に電気的に接続された第4の電極としての第1のy電極15a及び第5の電極としての第2のy電極15bを備えて概略構成されている。
また検出部18は、第1のインピーダンスZT1、第2のインピーダンスZT2、第1のy電極15a、サブ電極14、検出対象物を含む第3の交流回路の第3のインピーダンスZT3、及び第2のy電極15b、サブ電極14、検出対象物を含む第4の交流回路の第4のインピーダンスZT4、を検出値として検出するように構成されている。
また算出部20は、抵抗Rと抵抗Rとの比に基づいてx軸方向の検出位置を算出すると共に、第3のインピーダンスZT3に基づいた第3の抵抗としての抵抗Rと第4のインピーダンスZT4に基づいた第4の抵抗としての抵抗Rとの比に基づいてy軸方向の検出位置を算出するように構成されている。
図4(e)に示すように、本実施の形態に係るサブ電極14は、矩形状を有している。また図4(e)に示すように、サブ電極14の写像が、第1のx電極13a、第2のx電極13b、第1のy電極15a及び第2のy電極15bを含むような形状を有している。なお、変形例として、サブ電極14は、上述の第2の実施の形態〜第5の実施の形態に示すような各電極との位置関係を満たす形状であっても良い。
上述の第3のインピーダンスZT3、第4のインピーダンスZT4、抵抗R及び抵抗Rは、図2(b)において、第1の電極11を第1のy電極15a、第2の電極12を第2のy電極15b、抵抗Rを抵抗R、抵抗Rを抵抗R、第1の交流回路7を第3の交流回路、第2の交流回路8を第4の交流回路とすることで求めることができる。
本実施の形態に係る操作検出装置1は、4つの電極により、二次元の操作を検出することができる。またこの操作検出装置1は、サブ電極を用いないで4つより多い電極を用いて座標を求める場合と比べて、線形性が高く、検出位置の精度を向上させることができる。
以上述べた少なくとも1つの実施の形態の操作検出装置1によれば、処理負荷を低減すると共に、検出位置の精度を向上させることが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操作検出装置、3…空調装置、5…車両、7…第1の交流回路、8…第2の交流回路、9…指、10a…基板、10b…保護膜、11…第1の電極、11a…配線、12…第2の電極、12a…配線、13a…第1のx電極、13b…第2のx電極、14…サブ電極、15a…第1のy電極、15b…第2のy電極、16…駆動部、18…検出部、20…算出部、22…通信部、24…制御部、30…表示部、31…ボタン群、50…インストルメントパネル、100…操作面、100a…検出位置、110…端部、111…端部、120…端部、121…端部、141…端部、142…端部、180…しきい値

Claims (4)

  1. 操作がなされる操作面の下方であって、第1の方向に沿って離れて配置された第1の電極及び第2の電極と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極と絶縁されると共に、前記第1の電極及び前記第2の電極よりも前記操作面側に配置された第3の電極と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極に電気的に接続され、検出対象物によって前記操作面になされた操作に基づいた検出値を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記検出値に基づいて前記検出対象物が検出された検出位置を算出する算出部と、
    を備えた操作検出装置。
  2. 前記検出部は、前記第1の電極、前記第3の電極、前記検出対象物を含む第1の交流回路の第1のインピーダンス、及び前記第2の電極、前記第3の電極、前記検出対象物を含む第2の交流回路の第2のインピーダンス、を前記検出値として検出する、
    請求項1に記載の操作検出装置。
  3. 前記算出部は、前記第3の電極における前記検出対象物の検出位置から前記第1の電極側の第1の抵抗を前記第1のインピーダンスに基づいて算出すると共に、前記第3の電極における前記検出位置から前記第2の電極側の第2の抵抗を前記第2のインピーダンスに基づいて算出し、算出した前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との比に基づいて前記検出位置を算出する、
    請求項2に記載の操作検出装置。
  4. さらに、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って離れて配置され、前記第3の電極と絶縁されると共に、前記検出部に電気的に接続された第4の電極及び第5の電極を備え、
    前記検出部は、前記第1のインピーダンス、前記第2のインピーダンス、前記第4の電極、前記第3の電極、前記検出対象物を含む第3の交流回路の第3のインピーダンス、及び前記第5の電極、前記第3の電極、前記検出対象物を含む第4の交流回路の第4のインピーダンス、を前記検出値として検出し、
    前記算出部は、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との比に基づいて前記第1の方向の前記検出位置を算出すると共に、前記第3のインピーダンスに基づいた第3の抵抗と前記第4のインピーダンスに基づいた第4の抵抗との比に基づいて前記第2の方向の前記検出位置を算出する、
    請求項3に記載の操作検出装置。
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