JP2015094431A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1締結要素を解放するとともに第2締結要素を締結することでダウンシフトを行う自動変速機の制御装置において、ダウンシフトを行う際に、エンジンの回転数を、ダウンシフト前の回転数からダウンシフト後の回転数に向けて上昇させるようにするエンジン回転数上昇制御手段(20、10)と、エンジン回転数上昇制御を伴うダウンシフトを行う際に、エンジン回転数が上昇しづらい状況である場合には、エンジン回転数が上昇しやすい状況であると場合よりも第2締結要素の締結力を大きくするように制御する締結力増加制御手段(20、30)と、を備える。
【選択図】図4
Description
この特許文献1に記載の自動変速機の制御装置は、ダウンシフト中にアクセルペダルが所定操作量まで戻されたことを検知したときは、解放側の締結要素の締結容量を低下させて現在進行中のダウンシフトを継続し、エンジンの回転数をダウンシフト後の変速段に応じたエンジン回転数に維持させるようにして、回転同期制御を維持するようにしている。
すなわち、上記回転同期制御は、通常の低・中高度での走行時では所望どおり変速ショックを低減させることが可能だが、高高度(高地)での走行時になると空気が薄くなるため、同じアクセルペダルの踏み込み量であっても、低・中高度での走行時と高高度での走行時とではエンジンの出力が異なってしまい、後者の場合は前者の場合よりエンジン出力が小さくなってしまう。
このような状態で、変速時に切り替わる締結要素(クラッチやブレーキなど)の締結圧を低・中高度での走行時の場合と同じように制御すると、高地走行時にダウンシフト時間が長引いてしまい、この結果、運転者に違和感を与えてしまうといった問題がある。
第1締結要素を解放するとともに第2締結要素を締結することでダウンシフトを行う自動変速機の制御装置において、
ダウンシフトを行う際に、エンジンの回転数を、ダウンシフト前の回転数からダウンシフト後の回転数に向けて上昇させるようにするエンジン回転数上昇制御手段と、
このエンジン回転数上昇制御手段によるエンジン回転数上昇制御を伴うダウンシフトを行う際に、エンジン回転数が上昇しづらい状況である場合には、エンジン回転数が上昇しやすい状況であると場合よりも第2締結要素の締結力を大きくするように制御する締結力増加制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、自動変速機は,第1遊星ギアG1、第2遊星ギアG2、第3の遊星ギアG3、および第4遊星ギアG4からなる4セットのシングルピニオンタイプの遊星歯車セットを備えている。
なお、上記遊星ギアにおいて第1遊星ギアG1と第2遊星ギアG2とは、第1連結メンバM1と第3連結メンバM3とで連結された、4つの回転要素からなる第1遊星ギヤセットGS1を構成し、同様に、第3遊星ギアG3と第4遊星ギアG4とは、第2連結メンバM2で連結されて、5つの回転要素からなる第2遊星ギヤセットGS2を構成する。
また、トルクコンバータTCから遊星ギアへの入力は、入力軸Inputから行われ、遊星ギアからの出力は出力軸Outputから取り出される。
なお、高度センサ7としては、本実施例では、全地球測位衛星システム(GPS)を用い、検出した自車の現位置に基づいて、記憶したマップ情報からそのときの高度情報を得る。
したがって、ここでは、主に、ローブレーキB2、インプットクラッチC1、H&LRクラッチC3及び2346ブレーキB3へ供給する油圧回路について説明する。
ここで、ソレノイド51はインプットクラッチC1に油圧が発生している間(油圧指令を行っている間)はOFFとし、インプットクラッチC1の油圧指令がゼロであるときには、ONとして制御している。
この両締結要素の掛け換えにあってインプットクラッチC1とローブレーキB2が同時に締結されると、インターロック等を生じて車両に急激な減速Gが発生したり、長期間になると最悪、部品を損傷したりする。そこで、第1及び第2切換弁40、41によりインプットクラッチC1とローブレーキB2の同時締結を回避している。
なお、この制御における、エンジン回転数、エンジン回転同期制御フラグ、ギア比、解放側指示圧、締結側指示圧のそれぞれの時間的変化を、それぞれ図5のタイムチャートに示す。
この判定は、車速信号、アクセル操作量信号、現在の変速段位置、インヒビタスイッチ6などに基づいて行われる。
ステップS1で判定結果が、YESであればステップS2に進み、NOであれば回転同期制御を行うことなく、最初のステップへ戻る。
なお、本実施例では、上述のように、運転者がシフトダウン横行位置へセレクトレバーを動かしたマニュアル操作を、インヒビタスイッチ6が検出してダウンシフト指令が出された場合につき、説明する。
続いて、ステップS5に進む。
続いて、ステップS8に戻る。
なお、図5にあっては、本実施例の回転同期制御を備えた、高地走行時のダウンシフト制御を実線で示し、低中高度での平地走行中で所定時間経過してもエンジン回転数が上昇しない場合のダウンシフト制御を一点鎖線で示し、本実施例の回転同期制御を備えない、高地走行時のダウンシフト制御を破線にて示す。
以上が、本実施例によるエンジンの回転同期制御を伴うダウンシフト制御の一例である。
したがって、ダウンシフト制御が終了するのも、さらに遅い時刻t6''になる
すなわち、ダウンシフトを行う際に、エンジンの回転数を、ダウンシフト前の回転数からダウンシフト後の回転数に向けて上昇させるようにするとともに高地走行時(エンジン回転数が上昇しにくい状況)である場合には、低地走行時(エンジン回転数が上昇しやすい状況)である場合よりも、締結する締結要素の締結要素の締結力をより大きくなるようにしたので、高地走行時にダウンシフトの時間が長引くのを抑制でき、これにより、高地走行時でのダウンシフト時に運転者に違和感を与えないようにすることができる。
これにより、このような状況の場合であっても、最適な制御が可能となり、より違和感をなくすことが可能となる。
これにより、回転同期ダウンシフトの開始後に目標のエンジントルクが得られずエンジンEgの回転数の上昇が遅くなった場合であっても、ダウンシフトの時間が長引くのを抑制することが可能となる。
これにより、ギア比の乖離が大きい場合であっても、ダウンシフトの時間が長引くのをさらに抑制することが可能となる。
なお、自動変速機や油圧回路は、図1、図3のものに限られないことは言うまでもない。
2 エンジン回転速度センサ
3 第1タービン回転速度センサ
4 第2タービン回転速度センサ
5 出力軸回転速度センサ
6 インヒビタスイッチ
7 高度センサ
10 エンジンコントローラ
20 変速機コントローラ
30 油圧コントロールバルブ
B1 フロントブレーキ
B2 ローブレーキ
B3 2346ブレーキ
C1 インプットクラッチ
C2 H&LRクラッチ
Claims (4)
- 第1締結要素を解放するとともに第2締結要素を締結することでダウンシフトを行う自動変速機の制御装置において、
前記ダウンシフトを行う際に、前記エンジンの回転数を、前記ダウンシフト前の回転数から前記ダウンシフト後の回転数に向けて上昇させるようにするエンジン回転数上昇制御手段と、
該エンジン回転数上昇制御手段によるエンジン回転数上昇制御を伴うダウンシフトを行う際に、前記エンジン回転数が上昇しづらい状況である場合には、前記エンジン回転数が上昇しやすい状況である場合よりも前記第2締結要素の締結力を大きくするように制御する締結力増加制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1に記載の自動変速機の制御装置において、
前記締結力増加制御手段は、前記エンジン回転数が上昇しづらい状況であるほど、前記締結力が大きくなるように制御する、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の自動変速機の制御装置において、
前記締結力増加制御手段は、前記ダウンシフトの開始から所定時間経過後に前記エンジン回転数が所定のエンジン回転数まで上昇していない場合には、前記締結力が大きくなるように制御する、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置において、
前記締結力増加制御手段は、前記ダウンシフトの開始から所定時間経過時のギア比と変速後のギア比との乖離が大きいほど、前記締結力が大きくなるように制御する、
ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
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