JP2015094053A - 男性用ボトム衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用感が良く、股間の通気性を良好に確保できる男性用ボトム衣類を提供する。
【解決手段】男性用ボトム衣類1では、前身頃2の縫着端辺とマチ部4の縫着端辺との縫着によって、股部14に立体部15が形成されている。立体部15の形成にあたり、前身頃2におけるマチ部4との縫着端辺には、前中心Aに対応して股部14側に突出する凸部28と、凸部28の両脇にそれぞれ位置する凹部26とが形成され、マチ部4における前身頃2との縫着端辺には、凸部28に対応する凹部44と、凹部26にそれぞれ対応する凸部45とが形成されている。これにより、陰嚢に対応して前方及び下方に張り出す部分と、股部14から下方に張り出す部分とを立体部15に造形できる。したがって、男性用ボトム衣類1では、良好な着用感が得られ、かつ股間の通気性を良好に確保できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、男性用ボトム衣類に関する。
男性用ボトム衣類に関する技術として、例えば特許文献1に記載のパンツがある。この従来のパンツは、着用者の腹部側を覆う前身頃、着用者の臀部側を覆う後身頃、及び股部に配置されるマチ部を備え、展開形状において、後身頃におけるマチ部との縫着端辺と、マチ部における後身頃との縫着端辺とがいずれも凹状の円弧ラインとなっている。これにより、パンツの後身頃における下部中央に膨らみが形成されるようになっている。
特開2001−295102号公報
上述したような男性用ボトム衣類においては、特に着用者の股間の通気性の確保が課題となっている。しかしながら、従来の男性用ボトム衣類では、マチ部によるゆとりを股部に設けたとしても、着用状態において着用者の股間に衣類の股部がV字状或いはU字状に食い込むことがあり、着用感が悪くなると共に、股部の生地が着用者の股間に密着することによって通気性が阻害されてしまう場合があった。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、着用感が良く、股間の通気性を良好に確保できる男性用ボトム衣類を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る男性用ボトム衣類は、前身頃、後身頃、及び股部に配置されるマチ部によって構成される男性用ボトム衣類であって、前身頃におけるマチ部との縫着端辺には、前中心に対応して股部側に突出する第1の凸部と、第1の凸部の両脇にそれぞれ位置する第1の凹部とが形成され、マチ部における前身頃との縫着端辺には、第1の凸部に対応する第2の凹部と、第1の凹部にそれぞれ対応する第2の凸部とが形成され、前身頃の縫着端辺とマチ部の縫着端辺との縫着によって、股部に立体部が形成されていることを特徴としている。
この男性用ボトム衣類では、前身頃の縫着端辺とマチ部の縫着端辺との縫着によって、股部に立体部が形成されている。立体部の形成にあたり、前身頃におけるマチ部との縫着端辺には、前中心に対応して股部側に突出する第1の凸部と、第1の凸部の両脇にそれぞれ位置する第1の凹部とが形成され、マチ部における前身頃との縫着端辺には、第1の凸部に対応する第2の凹部と、第1の凹部にそれぞれ対応する第2の凸部とが形成されている。このような構成により、着用状態において、陰嚢に対応して前方及び下方に張り出す部分と、股部から下方に張り出す部分とを立体部に造形できる。したがって、この男性用ボトム衣類では、立体部の形状を着用者(特に男性)の陰嚢の形状に沿わせることができると共に、股部が着用者の股間に食い込むことを防止できるので、良好な着用感が得られ、かつ股間の通気性を良好に確保できる。
また、後身頃におけるマチ部との縫着端辺には、後中心に対応して股部側に突出する第3の凸部と、第3の凸部の両脇にそれぞれ位置する第3の凹部とが形成され、マチ部における後身頃との縫着端辺には、第3の凸部に対応する第4の凹部と、第3の凹部にそれぞれ対応する第4の凸部とが形成されていることが好ましい。この場合、背面視で股部が下方に向かって凸となる緩やかな円弧形状となり、股間との間に隙間ができることで股部の通気性が高められる。また、着用者の足回りの快適性も向上できる。
また、前身頃は、前中心で分割された分割前身頃によって構成され、分割前身頃の縫着端辺には、分割前身頃同士の縫着によって第1の凸部を構成する凸状部が形成され、凸状部は、分割前身頃の展開状態において、前中心側に膨らむ第1のラインと、前中心と反対側に膨らむ第2のラインとを有し、第1のラインと第2のラインとが凸状部の下端で連続していることが好ましい。このような構成により、立体部の張り出しをより確実に造形できる。また、第1のライン及び第2のラインの形状の調整により、立体部の張り出しの程度を容易に調整できる。
また、第1のラインは、分割前身頃の展開状態において、前中心を超えて張り出していることが好ましい。このような構成により、立体部の張り出しを一層確実に造形できる。
本発明に係る男性用ボトム衣類によれば、着用感が良く、股間の通気性を良好に確保できる。
本発明の一実施形態に係る男性用ボトム衣類を正面側から見た図である。 図1に示した男性用ボトム衣類を背面側から見た図である。 本体部を構成する前身頃、後身頃、及びマチ部の展開状態を示す図である。 男性用ボトム衣類の着用状態を正面下方側から見た図である。 男性用ボトム衣類の着用状態を正面側から見た図である。 男性用ボトム衣類の着用状態を背面側から見た図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る男性用ボトム衣類の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る男性用ボトム衣類を正面側から見た図である。また、図2は、図1に示した男性用ボトム衣類を背面側から見た図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る男性用ボトム衣類1は、例えば男性用下着の一種であるトランクスとして構成されている。男性用ボトム衣類1の本体部11は、正面側を構成する前身頃2と、背面側を構成する後身頃3と、股部14に配置されるマチ部4とを互いに縫着することによって形成されている。
本体部11は、着用状態において、例えば着用者の腹部、股部、臀部、及び大腿部を覆うように形成されている。本体部11を構成する前身頃2、後身頃3、及びマチ部4の素材としては、例えば鹿の子やフライスなどの非(難)伸縮性を有する素材が用いられるが、例えばベア天竺、ツーウェイトリコット、ツーウェイラッセルなど、伸縮性を有する素材を用いてもよい。
本体部11の上部には、着用者のウエストラインに対応する腰部12が形成されている。腰部12には、例えばゴムなどによって形成された伸縮性を有するテープが設けられる。また、本体部11の下部には、着用者の脚部を通す左右の裾部13,13が形成されると共に、着用者の股間に対応する股部14が裾部13,13間に形成されている。なお、説明の簡単化のため、図1では図示していないが、本体部11の正面側には、前中心Aに沿って前開き部が設けられる。
この男性用ボトム衣類1では、着用状態において、着用者側から見て下方(もしくは前方斜め下方)に張り出す立体部15が股部14に形成される。立体部15の下端側は、後述の図4及び図5に示すように、男性用ボトム衣類1の正面視において下方に凸となるように緩やかな円弧形状をなす。以下、この立体部15を造形する構成について詳細に説明する。
図3は、本体部を構成する前身頃、後身頃、及びマチ部の展開状態を示す図である。なお、この図3においては、前身頃2、後身頃3、及びマチ部4において、互いに縫着される縫着端辺同士に同一のマークを付している。また、これらの構成部材を縫着するためには縫い代が必要であるが、図3では省略している。
前身頃2は、前中心Aに対応する部分で分割された左右一対の分割前身頃6,6によって構成されている。分割前身頃6は、腰部12を構成する腰部端辺21と、後身頃3に縫着される後側縫着端辺22と、裾部13を構成する裾部端辺23と、他方の分割前身頃6に縫着される前側縫着端辺24と、マチ部4に縫着されるマチ部側縫着端辺25とによって画成されている。
腰部端辺21は、例えば略直線状となっており、前身頃2と後身頃3との縫着によって後身頃3側の腰部端辺31と連続し、腰部12を構成する。後側縫着端辺22は、例えば略直線状となっており、腰部端辺21の脇側端部から腰部端辺21と略直交するように延びている。後側縫着端辺22は、本体部11の側部側で後身頃3の前側縫着端辺32と縫着される。裾部端辺23は、例えば略直線状となっており、後側縫着端辺22の下側端部から前中心A側に延びている。裾部端辺23は、前身頃2とマチ部4との縫着及び前身頃2と後身頃3との縫着によって、マチ部4側の裾部端辺41と後身頃3側の裾部端辺33とに連続し、裾部13を構成する。
前側縫着端辺24は、腰部端辺21の内側端部から腰部端辺21と略直交するように前中心Aに沿って延びている。この前側縫着端辺24は、腰部端辺21側から直線状に延びる直線ライン24aと、直線ライン24aの下端側において前中心A側に膨らむ湾曲ライン(第1のライン)24bとを有している。この湾曲ライン24bは、緩やかな円弧状をなし、前中心Aのラインを超えて張り出した状態となっている。
マチ部側縫着端辺25は、例えば腰部端辺21側に凸となる凹部(第1の凹部)26を有している。この凹部26は、円弧状に形成された底部26aを有し、裾部端辺23の内側端部と底部26aとを結ぶ湾曲ライン25aと、底部26aと前側縫着端辺24の湾曲ライン24bとを結ぶ湾曲ライン(第2のライン)25bとによって画成されている。この湾曲ライン25bは、全体として前中心Aとは反対側に膨らむ緩やかな弧状をなしているが、湾曲ライン25bの中間部分は、前中心Aのラインに対して所定の角度で傾く直線状(もしくは緩い曲線状)をなしている。湾曲ライン25bは、前側縫着端辺24における湾曲ライン25bの下端に連続し、湾曲ライン24bと湾曲ライン25bとによって凸状部27が形成されている。
なお、本実施形態では、凸状部27の先端、すなわち、湾曲ライン24bと湾曲ライン25bとの接続部分が前中心Aのラインよりも僅かに外側に位置している。また、凸状部27の先端において、湾曲ライン24bと湾曲ライン25bとがなす角は、例えば略直角となっており、縫着の容易性が確保されている。
以上のような分割前身頃6,6は、前中心A側で前側縫着端辺24,24同士が縫着されることにより、前身頃2を構成する。このとき、前側縫着端辺24において湾曲ライン24b同士が互いに縫着されることにより、凸状部27,27が互いに結合し、前身頃2におけるマチ部4との縫着端辺において、前中心Aに対応して股部14側に突出する凸部(第1の凸部)28が形成される(図1参照)。凸部28の両脇には、マチ部側縫着端辺25に形成された上述の凹部26が位置することとなる。
後身頃3は、腰部12を構成する腰部端辺31と、前身頃2に縫着される前側縫着端辺32と、裾部13を構成する裾部端辺33と、マチ部4に縫着されるマチ部側縫着端辺34とによって画成されている。
腰部端辺31は、例えば略直線状となっており、前身頃2と後身頃3との縫着によって前身頃2側の腰部端辺21と連続し、腰部12を構成する。前側縫着端辺32は、例えば略直線状となっており、腰部端辺31の脇側端部から腰部端辺31と略直交するように延びている。前側縫着端辺32は、本体部11の側部側で前身頃2の後側縫着端辺22と縫着される。裾部端辺33は、例えば略直線状となっており、前側縫着端辺32の下側端部から後中心B側に延びている。裾部端辺33は、後身頃3とマチ部4との縫着及び後身頃3と前身頃2との縫着によって、マチ部4側の裾部端辺41と前身頃2側の裾部端辺23とに連続し、裾部13を構成する。
マチ部側縫着端辺34は、後中心Bに対応して股部側に突出する凸部(第3の凸部)35と、凸部35の両脇にそれぞれ位置する凹部(第3の凹部)36とを有している。これらの凸部35及び凹部36は、後中心Bのラインについて対称となる湾曲ライン34a及び湾曲ライン34bによって画成されている。湾曲ライン34aは、凸部35の頂部から凹部36の底部にかけて裾部端辺33側に凸となっており、湾曲ライン34bは、凹部36の底部から裾部端辺33の内側端部にかけて腰部端辺31側に凸となっている。
なお、本実施形態では、後身頃3における凸部35の突出長さは、前身頃2における凸部28の突出長さに比べて小さくなっている。また、後身頃3において凸部35及び凹部36を合わせた横幅も、前身頃2において凸部28及び凹部26を合わせた横幅に比べて半分程度に小さくなっている。
マチ部4は、裾部13を構成する裾部端辺41と、前身頃2に縫着される前側縫着端辺42と、後身頃3に縫着される後側縫着端辺43と、によって画成されている。裾部端辺41は、マチ部4の両脇側にそれぞれ位置し、マチ部4が後側縫着端辺43側から前側縫着端辺42側に向かって扇状に裾広がりとなるように略直線状に形成されている。裾部端辺41は、マチ部4と前身頃2との縫着及びマチ部4と後身頃3との縫着によって、前身頃2側の裾部端辺23と後身頃3側の裾部端辺33とに連続し、裾部13を構成する。
前側縫着端辺42は、前身頃2側の凸部28に対応するように前中心A側に形成された凹部(第2の凹部)44と、前身頃2側の凹部26,26にそれぞれ対応するように凹部44の両脇に形成された凸部(第2の凸部)45とを有している。これらの凹部44及び凸部45は、より具体的には、前中心Aのラインについて対称となる湾曲ライン42a及び湾曲ライン42bによって画成されている。
湾曲ライン42aは、凹部44の底部から凸部45の頂部にかけて延びている。湾曲ライン42aの中間部分は、前中心Aのラインに対して所定の角度で傾く直線状(もしくは緩い曲線状)をなしており、その傾き角度は、左右一対の分割前身頃6,6同士を前中心Aで縫着した状態において、前身頃2側のマチ部側縫着端辺25における湾曲ライン25bが前中心Aのラインとなす傾き角度よりも僅かに大きくなっている。また、湾曲ライン42bは、凸部45の頂部で湾曲ライン42aに連続し、裾部端辺41の前側端部に向かって延びている。
後側縫着端辺43は、後身頃3の凸部35に対応する凹部(第4の凹部)46と、後身頃3の凹部36にそれぞれ対応する凸部(第4の凸部)47とを有している。これらの凹部46及び凸部47は、後中心Bのラインについて対称となる湾曲ライン43a及び湾曲ライン43bによって画成されている。湾曲ライン43aは、凹部46の底部から凸部47の頂部にかけて前側縫着端辺42側に凸となっており、湾曲ライン43bは、凸部47の頂部から裾部端辺41の後側端部にかけて後側縫着端辺43側に凸となっている。
前身頃2とマチ部4との縫着においては、前身頃2の凸部28がマチ部4の凹部44に縫着され、前身頃2の凹部26がマチ部4の凸部45に縫着される。すなわち、前身頃2側で凸状部27を画成する湾曲ライン25bがマチ部4側で凹部44を画成する湾曲ライン42aに縫着され、前身頃2側で凹部26を画成する湾曲ライン25aがマチ部4側で凸部45を画成する湾曲ライン42bに縫着される。
本実施形態では、上述したように、左右一対の分割前身頃6,6同士を前中心Aで縫着した状態において、マチ部4側の湾曲ライン42aの中間部分が前中心Aのラインに対してなす傾き角度が、前身頃2側の湾曲ライン25bの中間部分が前中心Aのラインに対してなす傾き角度よりも僅かに大きくなっている。このため、この状態で前身頃2とマチ部4とが縫着されることによってダーツが形成され、股部14に立体部15が造形される。また、この立体部15は、例えば図4及び図5に示すように、着用状態において、正面視で股部14から下方(もしくは前方斜め下方)に凸となるように緩やかな円弧形状をなし、股部14の前後方向にかけて延在し、着用者(特に男性)の陰嚢の形状に沿うようになっている。
また、後身頃3とマチ部4との縫着においては、後身頃3の凸部35がマチ部4の凹部46に縫着され、後身頃3の凹部36がマチ部4の凸部47に縫着される。すなわち、後身頃3側で凸部35を画成する湾曲ライン34aがマチ部4側で凹部46を画成する湾曲ライン43aに縫着され、後身頃3側で凹部36を画成する湾曲ライン34bがマチ部4側で凸部47を画成する湾曲ライン43bに縫着される。これにより、例えば図6に示すように、着用状態において、背面視で股部14が下方に向かって凸となる緩やかな円弧形状となり、股間との間に隙間ができることで股部14の通気性が高められる。
以上説明したように、男性用ボトム衣類1では、前身頃2の縫着端辺とマチ部4の縫着端辺との縫着によって、股部14に立体部15が形成されている。立体部15の形成にあたり、前身頃2におけるマチ部4との縫着端辺には、前中心Aに対応して股部14側に突出する凸部28と、凸部28の両脇にそれぞれ位置する凹部26とが形成され、マチ部4における前身頃2との縫着端辺には、凸部28に対応する凹部44と、凹部26にそれぞれ対応する凸部45とが形成されている。このような構成により、陰嚢に対応して前方及び下方に張り出す部分と、股部14から下方に張り出す部分とを立体部15に造形できる。したがって、この男性用ボトム衣類1では、立体部15の形状を着用者(特に男性)の陰嚢の形状に沿わせることができると共に、股部14が着用者の股間に食い込むことを防止できるので、良好な着用感が得られ、かつ股間の通気性を良好に確保できる。
また、男性用ボトム衣類1では、後身頃3におけるマチ部4との縫着端辺に、後中心Bに対応して股部14側に突出する凸部35と、凸部35の両脇にそれぞれ位置する凹部36とが形成され、マチ部4における後身頃3との縫着端辺に、凸部35に対応する凹部46と、凹部36にそれぞれ対応する凸部47とが形成されている。これにより、背面視で股部14が下方に向かって凸となる緩やかな円弧形状となり、股間との間に隙間ができることで股部14の通気性が高められる。また、着用者の足回りの快適性も向上できる。なお、背面視で股部14が下方に向かって凸となる部分は、立体部15において股部14から下方に張り出す部分と連続していてもよい。
また、男性用ボトム衣類1では、前身頃2が前中心Aで分割された分割前身頃6によって構成され、分割前身頃6の縫着端辺には、分割前身頃6,6同士の縫着によって凸部28を構成する凸状部27が形成されている。そして、凸状部27は、分割前身頃6の展開状態において、前中心A側に膨らむ湾曲ライン24bと、前中心Aと反対側に膨らむ湾曲ライン25bとを有し、湾曲ライン24bと湾曲ライン25bとが凸状部27の下端で連続している。このような構成により、凸状部27同士の縫着部分、すなわち、湾曲ライン24b同士の縫着部分において、立体部15の張り出しをより確実に造形できる。
湾曲ライン24b及び湾曲ライン25bの形状の調整により、立体部15の張り出しの程度を容易に調整できる。例えば湾曲ライン24b及び湾曲ライン25bの膨らみの程度をそれぞれ変えたり、湾曲ライン25bの中間部分が前中心Aのラインに対してなす傾き角度と、湾曲ライン42aの中間部分が前中心Aのラインに対してなす傾き角度との差を変えることで、立体部15の張り出しの程度を調整できる。
また、男性用ボトム衣類1では、分割前身頃6の展開状態において、湾曲ライン24bが前中心Aを超えて張り出している。このような構成により、立体部15の張り出しを一層確実に造形できる。また、男性用ボトム衣類1では、分割前身頃6,6同士を前中心Aで縫着することによって前身頃2が形成されている。分割前身頃6を用いることにより、前身頃2の形状を容易に調整することができる。
なお、上記実施形態では、男性用ボトム衣類1としてトランクスを例示したが、本発明は、左右の脚部の長さを更に下方に伸ばしたロングタイプのパンツ、タイツ、ステテコといった他の男性用ボトム衣類にも適用可能である。また、男性用ボトム衣類は、着用状態において着用者の臍のラインよりも下方に腰部が位置するローウエストタイプ(ローライズタイプ)であってもよい。
また、前身頃、後身頃という語句は、通常は脇接ぎのある衣類において使用されるが、本明細書で使用した前身頃及び後身頃は、男性用ボトム衣類の前側部分及び後側部分を指すものであり、脇接ぎを有さない男性用ボトム衣類も本発明に含まれ得る。すなわち、上記実施形態では、左右の分割前身頃6、6からなる前身頃2、後身頃3、及びマチ部4によって本体部11が構成されているが、左身頃、右身頃、及びマチ部によって構成されたいわゆる前後接ぎの形態や、前身頃及び後身頃を丸編みの一体成型とした形態によって本体部を構成してもよい。
1…男性用ボトム衣類、2…前身頃、3…後身頃、4…マチ部、6…分割前身頃、14…股部、15…立体部、24b…湾曲ライン(第1のライン)、25b…湾曲ライン(第2のライン)、26…凹部(第1の凹部)、27…凸状部、28…凸部(第1の凸部)、35…凸部(第3の凸部)、36…凹部(第3の凹部)、44…凹部(第2の凹部)、45…凸部(第2の凸部)、46…凹部(第4の凹部)、47…凸部(第4の凸部)、A…前中心、B…後中心。

Claims (4)

  1. 前身頃、後身頃、及び股部に配置されるマチ部によって構成される男性用ボトム衣類であって、
    前記前身頃における前記マチ部との縫着端辺には、前中心に対応して股部側に突出する第1の凸部と、前記第1の凸部の両脇にそれぞれ位置する第1の凹部とが形成され、
    前記マチ部における前記前身頃との縫着端辺には、前記第1の凸部に対応する第2の凹部と、前記第1の凹部にそれぞれ対応する第2の凸部とが形成され、
    前記前身頃の前記縫着端辺と前記マチ部の前記縫着端辺との縫着によって、前記股部に立体部が形成されている男性用ボトム衣類。
  2. 前記後身頃における前記マチ部との縫着端辺には、後中心に対応して前記股部側に突出する第3の凸部と、前記第3の凸部の両脇にそれぞれ位置する第3の凹部とが形成され、
    前記マチ部における前記後身頃との縫着端辺には、前記第3の凸部に対応する第4の凹部と、前記第3の凹部にそれぞれ対応する第4の凸部とが形成されている請求項1記載の男性用ボトム衣類。
  3. 前記前身頃は、前記前中心で分割された分割前身頃によって構成され、
    前記分割前身頃の縫着端辺には、前記分割前身頃同士の縫着によって前記第1の凸部を構成する凸状部が形成され、
    前記凸状部は、前記分割前身頃の展開状態において、前記前中心側に膨らむ第1のラインと、前記前中心と反対側に膨らむ第2のラインとを有し、前記第1のラインと前記第2のラインとが前記凸状部の下端で連続している請求項1又は2記載の男性用ボトム衣類。
  4. 前記第1のラインは、前記分割前身頃の展開状態において、前記前中心を超えて張り出している請求項3記載の男性用ボトム衣類。
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