JP2017031535A - 衣類 - Google Patents

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【課題】着用感に優れ、着用時における美観の向上を図ることもできる衣類を提供すること。【解決手段】着用者の腹部を覆うための前身頃1と、臀部を覆うための後身頃2と、前記後身頃2の下部に縫合され、股部を覆うための股部パーツ3とを具備し、前記股部パーツ3の丈方向の伸縮性は前記前身頃1及び前記後身頃2よりも低く、前記股部パーツ3の後部は、前記後身頃2側に向かって左右幅が狭まり、前記股部パーツ3の後部6の前端6aは、前記前身頃1又は前記股部パーツ3において着用時に最下位置に位置する最下点Pを基準にして前記前身頃1の上側に向かって3cmの位置から前記後身頃2の上側に向かって3cmの位置までの範囲内に存在し、前記股部パーツ3の後部6の後端6bは、前記最下点Pから前記後身頃2の上側に向かって5.5cm〜8.5cmの位置に存在する。【選択図】図4

Description

本発明は、衣類に関し、例えば、ショーツ、サニタリーショーツ、パンツ、ガードル、ボディスーツ、レオタード、スパッツ、水着、ブリーフ、トランクス等であって、女性用又は男性用であり、ボトムスのみの形態又はトップスと連続した形態を有し、補正機能の有る又は無い、股部を有する衣類に関する。
例えば従来のショーツでは、着用者の身体になるべく沿うようにするために、図1(D)〜(F)、図2(C)及び(D)に示すように、腹部を覆う前身頃パーツ51と、臀部を覆う後身頃パーツ52と、股部を覆い局部保護の役割を担うマチ(股部パーツ)53とで構成されたパターンが採用されることが多い。そして、ショーツを着用者の身体にフィットさせることを狙って、前身頃パーツ51及び後身頃パーツ52には伸縮性を持つ素材が用いられる。
特開2002−38303号公報
ところで、従来のショーツのマチ53の後端縁は、後身頃パーツ52に向かって凸となる緩やかな円弧状を描き、かつ左右及び後方に大きく広がっているのが一般的である(例えば特許文献1参照)。
そのため、上記従来のショーツでは、マチ53と後身頃パーツ52との継ぎ目が外衣に浮き出る恐れがある。また、上記従来のショーツでは、マチ53の後部は着用者の臀部を覆う位置にくるが、マチ53には主に低伸縮性素材や非伸縮素材が用いられることが多い。そのため、縦横の伸縮性に乏しいマチ53は臀部に沿い難く、股部から臀部下部までの範囲に存在する生地の余分が股部に密着せず美観を損なうばかりか身体に沿わないことによる着くずれも起き易くなる。
しかも、上述のようにマチ53は伸縮性に乏しく、また、前身頃パーツ51及び後身頃パーツ52の伸縮性にも限度があるので、マチ53の後端位置が後寄りである上記従来のショーツでは、臀部周辺における生地の伸縮可能域が狭まり、着用者が起立姿勢をとっているときでも、後身頃パーツ52は臀部の膨らみ部分を覆うのに伴って大きく伸長した状態になり易くなる。そのため、例えば屈伸時の臀部の動きにまで生地が十分に追従せず、このことが後裾部分のずり上がり現象の要因ともなり得る。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、着用感に優れ、着用時における美観の向上を図ることもできる衣類を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る衣類は、着用者の腹部を覆うための前身頃と、臀部を覆うための後身頃と、前記後身頃の下部に縫合され、股部を覆うための股部パーツとを具備し、前記股部パーツの丈方向の伸縮性は前記前身頃及び前記後身頃よりも低く、前記股部パーツの後部は、前記後身頃側に向かって左右幅が狭まり、前記股部パーツの後部の前端は、前記前身頃又は前記股部パーツにおいて着用時に最下位置に位置する最下点を基準にして前記前身頃の上側に向かって3cmの位置から前記後身頃の上側に向かって3cmの位置までの範囲内に存在し、前記股部パーツの後部の後端は、前記最下点から前記後身頃の上側に向かって5.5cm〜8.5cmの位置に存在する(請求項1)。
上記衣類において、前記後身頃と前記股部パーツの後部との縫合部にダーツを設けてあってもよい(請求項2)。
上記衣類において、前記股部パーツの後部は後端に向かって細くなり、前記後身頃において前記股部パーツの後端に縫合される部位の開き角度は、前記股部パーツの後端の角度以下となっていてもよい(請求項3)。
上記衣類において、前記後身頃の下部の縁部にギャザーを形成してあってもよい(請求項4)。
上記衣類において前記後身頃の側縁又はその付近に補強部材を縫着してあってもよい(請求項5)。
本願発明では、着用感に優れ、着用時における美観の向上を図ることもできる衣類が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明の衣類では、後身頃が臀部底面(座面部分)まで続く形となり、生地伸縮域が増え、縦及び横方向の生地伸縮を十分保持できるので屈伸時等の臀部の動きにも追随し、裾部分のずり上がり現象が起こり難くなる。また、股部パーツは局部への密着度が高くなる寸法及び形状を有することになるので、股部パーツはその形状を保持したままで後身頃は脚及び臀部の動きに追随し易くなり、この点でも、ずり上がり現象の防止を図ることができる。
さらに、本発明の衣類では、臀部の膨らみ部分近辺に切替を入れる必要がなく、これにより、着用時における臀部の美観を損なわず、外衣に継ぎ目が浮き出ないようにすることも容易となる。しかも、股部パーツの後端の継ぎ目は着用立位時には外から見え難い位置にくるので、外衣に浮き出ることはなく、座位時にはその縫代が臀部底面に当たらないので、ごろつき感もなく快適に着用することが可能となる。
請求項2に係る発明の衣類では、ダーツの角度を変えることによって、股部へのフィット具合を調整することができる。
請求項3に係る発明の衣類では、後身頃において股部パーツの後部の後端に縫合される部位の開き角度を、股部パーツの後部の後端の角度以下の範囲で調整し、股部のフィット性の向上を図ることができる。
請求項4に係る発明の衣類では、ギャザーにより、後身頃の生地の伸び量をより大きく確保することが可能となる。
請求項5に係る発明の衣類では、臀部底側からのヒップアップ効果が得られる。
(A)〜(C)は本発明の一実施の形態に係る衣類の背面図、正面図及び要部拡大図であり、(D)〜(F)は従来のショーツの背面図、正面図及び要部拡大図である。 (A)及び(B)は本発明の一実施の形態に係る衣類の座位時及び起立時の構成を示す底面図及び斜視図であり、(C)及び(D)は従来のショーツの座位時及び起立時の構成を示す底面図及び斜視図である。 (A)は本発明の一実施の形態に係る衣類の股部パーツの位置を示す説明図、(B)は前記股部パーツの構成を概略的に示す要部拡大図、(C)は座位時の前記股部パーツの構成を概略的に示す底面図、(D)は本発明の一実施の形態に係る衣類と従来のショーツの要部を比較して示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る衣類のパターン図である。 (A)及び(B)は、本発明の衣類の変形例のパターン図である。 (A)〜(C)は、本発明の衣類の変形例の要部を示す説明図である。 本発明の衣類の変形例のパターン図である。 本発明の衣類の変形例の要部を示す説明図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
図1(A)〜(C)、図2(A)及び(B)並びに図4に示すショーツ(本発明に係る衣類の一例)は、着用者の腹部を覆うための前身頃を構成する前身頃パーツ1と、臀部を覆うための後身頃を構成する後身頃パーツ2と、前身頃パーツ1及び後身頃パーツ2の各々下部に縫合(連結)され、股部を覆うための股部パーツ3とを具備し、股部パーツ3は、表マチ3A及び裏マチ3Bによって構成されている(図4参照)。なお、各部材1〜3は左右対称であり、図4には、各部材1〜3のそれぞれ左右の何れか半分のみを示している。
図1(B)に示すように、前身頃パーツ1の左右縁の上部は後身頃パーツ2に接合され、左右縁の下部は足刳りを形成する。
図1(A)及び(B)に示すように、後身頃パーツ2の下縁は、股部パーツ3が縫合(連結)される中央部を除いて足刳りを形成する部位となる。また、図4に示すように、後身頃パーツ2の下部の縁部(足刳り部分及び下縁中央部2b(股部パーツ3との縫合部分))にはギャザー部2aを設け、後身頃パーツ2の生地の伸び量を確保している。
表マチ3Aの丈方向の伸縮性は前身頃パーツ1及び後身頃パーツ2と同程度であり、裏マチ3Bの丈方向の伸縮性は前身頃パーツ1及び後身頃パーツ2よりも低い。そのため、表マチ3A及び裏マチ3Bを重ねてなる股部パーツ3の丈方向の伸縮性は、前身頃パーツ1及び後身頃パーツ2よりも低くなっている。
そして、図1(C)に示すように、股部パーツ3の前部5は、前後にわたって左右幅が略一定であるか、又は、前後にわたって左右幅が変動(狭まったり広がったり)し、前部5の前端と後端の左右幅は略同一若しくは後端の左右幅が広くなっている一方、後部6は後身頃側に向かって左右幅が狭まっている。なお、本例では、前部5の左右縁は足刳りを形成し、後部6は後身頃パーツ2に縫合される。
ここで、股部パーツ3の前部5の左右幅は、狭すぎると着用時に不快感をもたらし、広すぎると運動時等の脚の動きによって着くずれすることもある。そこで、前部5の後端(前部5と後部6の境目)5a(図1(C)参照)における左右幅が、4cm〜8cmの範囲となるように構成している。
また、股部パーツ3の後部6の前端6a(前部5の後端5a)は、前身頃パーツ1又は股部パーツ3において着用時に最下位置に位置する最下点P(大腿部側面の正中線上に位置する点)を基準にして前身頃の上側に向かって3cm進んだ位置から後身頃の上側に向かって3cm進んだ位置までの範囲内に存在し、股部パーツ3の後部6の後端6bは、最下点Pから後身頃の上側に向かって5.5cm〜8.5cmの位置に存在するようにしている。なお、本例では、図3(A)及び(C)に示すように、股部パーツ3の後端6bを、膣口7より下方(後方)かつ肛門8より上方(前方)に位置させている。
つまり、最下点Pから後部6の前端6aまでの距離d1(図4参照)は、前端6aが最下点Pよりも後身頃側に位置する場合をプラス、その逆の場合をマイナスとすると、+3cm〜―3cmの範囲内にある。また、最下点Pから後部6の後端6bまでの距離d2(図4参照)は、5.5cm〜8.5cmの範囲内にある。
そして、後部6と後身頃パーツ2との切替線は、後部6の前端6aの左右と後端6bとを後身頃側に向かって凸となるカーブで結んだ形状を呈する(図3(B)参照)。なお、後部6と後身頃パーツ2との切替線が、後部6の前端6aの左右と後端6bとを直線で結んだ形状を呈するようにしてもよい(図3(B)の一点鎖線参照)。また、後部6と後身頃パーツ2との切替線における後端6b近傍は、後端6bに向かって尖る形状(図3(B)参照)をしていてもよいし、ミシンによる縫合作業に適するように円弧状などの丸みを帯びた形状をしていてもよい。
本例の衣類では、後身頃パーツ2が臀部底面(座面部分)まで続く形となり、図1の(A)と(D)、同(C)と(F)、図2の(A)と(C)、同(B)と(D)を対比すれば明らかなように、従来のショーツと比べると生地伸縮域が大幅に増え(図3(D)も参照)、これにより、縦及び横方向の生地伸縮を十分保持できるので屈伸時等の臀部の動きにも生地は十分に追随し、裾部分のずり上がり現象が起こり難くなる。また、股部パーツ3は局部への密着度が高くなる寸法及び形状を有することになるので、股部パーツ3はその形状を保持したままで後身頃パーツ2は脚及び臀部の動きに追随し易くなり、この点でも、ずり上がり現象の防止を図ることができる。
さらに、本例の衣類では、臀部の膨らみ部分近辺に切替を入れる必要がなく、これにより、着用時における臀部の美観を損なわず、外衣に継ぎ目が浮き出ないようにすることも容易となる。しかも、股部パーツ3の後端の継ぎ目は着用立位時には外から見え難い位置にくるので、外衣に浮き出ることはなく、座位時にはその縫代が臀部底面に当たらないので、ごろつき感もなく快適に着用することが可能となる。
すなわち、本例の衣類では、股部パーツ3の後端は、外陰部形状に沿い、かつ不快感をもたらさない位置で後身頃と切り替えられ、外陰部と脚部の領域を明確にすることで、臀部底面(座面部分)から腰部に掛けての範囲を臀部と位置付けることができる。そして、屈伸時や歩行時に形状の変化量が大きく面積も広い脚部及び臀部と、形状の変化量が小さく面積も狭い外陰部とを構造において区分し、身体構造により近くなるように各パーツ1,2,3を構築することで、生地と身体との密着度が増すのと同時に臀部の安定感が生まれ、運動時の身体の動きにも生地が追随するので臀部裾のずり上がり現象の防止を図ることができる。
また、本例の衣類では、図4に示すように、後身頃パーツ2の下縁中央部2bと股部パーツ3の後部6の外縁6cとの縫合部にダーツを設けてあり、これにより、股部パーツ3の身体(股部)へのフィット性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
図1(A)等に示す例では、前身頃パーツ1及び後身頃パーツ2は各々一枚からなるが、これに限らず、両パーツ1,2の一方又は両方が複数枚のパーツから構成されていてもよく、また、両パーツ1,2の一方の一部又は全部が他方の一部又は全部と一体化されて(一枚になって)いてもよい。具体的には、前身頃パーツ1又は後身頃パーツ2を、正中線を境に左右に分割された2枚構造としたり、前身頃パーツ1の左右と後身頃パーツ2の左右とをそれぞれ継ぎ目無しに一体としたり(図5(A)参照)することができる。
上記実施の形態では、股部パーツ3が表マチ3A及び裏マチ3Bからなる二枚構造となっている。すなわち、股部パーツ3を、表に使用する表マチ3Aと裏(肌にあたる側)に使用する裏マチ3Bという二枚構造にして、表マチ3Aと裏マチ3Bは同一の形状としている。そして、表マチ3Aを前身頃、後身頃と同じ素材にすることでデザインのバランスをとり、裏マチ3Bを伸縮性の低い素材を使って、股部パーツ3として伸縮性に制限を加えることで機能性を発揮する形態としている。しかし、股部パーツ3は、一枚構造でも複数枚構造でもよい。股部パーツ3が一枚構造の場合、前身頃及び後身頃よりも丈方向の伸縮性の低い素材を使用する。股部パーツ3が複数枚構造の場合は、股部に位置するパーツの少なくとも一枚に、前身頃及び後身頃よりも丈方向の伸縮性の低い素材を使用する。
図4に示す例では、股部パーツ3が表マチ3Aと裏マチ3Bとからなり、両者3A,3Bは何れも前身頃パーツ1と別体になっているが、前身頃パーツ1が表マチ3Aに相当する部位を一体的に有していてもよい。この場合、前身頃パーツ1において表マチ3Aに相当する部位に、前身頃パーツ1及び後身頃パーツ2よりも丈方向の伸縮性の低い裏マチ3Bを重ね合わせて縫合すればよく、この場合の股部パーツ3は裏マチ3Bのみによって構成されることになる(図5(B)参照)。また、表マチ3Aに相当する部位を前身頃パーツ1ではなく後身頃パーツ2に一体的に設け、この部位に、股部パーツ3を構成する裏マチ3Bを重ね合わせて縫合するようにしてもよい。
図6(A)〜(C)に示すように、股部パーツ3の後端6bを尖らせる場合、後身頃パーツ2において後端6bに対応する(縫合される)部位(V字状の溝部)の開き角度βは、後身頃の臀部底面の伸縮域を削らないために、もしくは伸縮域の要素を増すために、後端6bの角度(内角)α以下とすることが好ましい。また、股部パーツ3の後部6を、後端6bから所定の距離d3(例えば2cm〜3.5cm)までの範囲にある後端部10と、それより前側に位置する本体部11とに区分して考えた場合に、後身頃パーツ2は、後端部10の左右縁に沿う(図6(A)及び(B)参照)か重なる(図6(C)参照)ようにし、かつ、本体部11の左右縁から離間するように構成するのが望ましく、その開き角度の差に相当するダーツ角度θは、15°以上40°以下とすることができる。このようにすれば、後身頃パーツ2の丈方向の伸縮域を削ることなく、股部から臀部にかけてのフィット性を高めることができる。なお、図6(B)及び(C)のように、本体部11の左右縁や後身頃パーツ2の縁が曲線状の場合には、外縁6cにおいて前部5と後部6との境界に位置する点P1と、外縁6cにおいて後端部10と本体部11との境界に位置する点P2と、後身頃パーツ2において点P1に対応する点P3とを結んだときに、点P1、P2を通る直線と点P2,P3を通る直線とのなす角度を、ダーツ角度θとみなせばよい。
図7に示すように、後身頃パーツ2に、後身頃パーツ2の側縁又はその付近に沿って上下方向に延びる補強部材(補強布)9を縫着し、ヒップアップ効果を奏するように構成してもよい。この補強部材9を設けるにあたっては、補強部材9の下端を後身頃パーツ2の下部の臀部底面に相当する部分(例えば下縁中央部2b)にまで延ばし、上端は後身頃パーツ2の上部まで延ばせばよく、例えば後身頃パーツ2の上縁まで延ばしてもよいし(破線参照)、側縁上部まで延ばしてもよい(一点鎖線参照)。
図8に示すように、股部パーツ3の左右端を足刳りに平行に切り替え、後身頃パーツ2の下部にその分量分を延在させた形にしてもよい。すなわち、股部パーツ3が、後身頃パーツ2によって全長にわたって左右から挟まれるように構成してあってもよい。
足刳りに別パーツ(例えば、ストレッチレースのような伸縮性素材や前後身頃と同じ素材等からなり大腿部を覆う筒状のパーツ)を設けてあってもよい。
なお、本明細書で挙げた変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 前身頃パーツ
2 後身頃パーツ
2a ギャザー部
2b 下縁中央部
3 股部パーツ
3A 表マチ
3B 裏マチ
5 股部パーツの前部
5a 股部パーツの前部の後端
6 股部パーツの後部
6a 股部パーツの後部の前端
6b 股部パーツの(後部の)後端
6c 股部パーツの後部の外縁
7 膣口
8 肛門
9 補強部材
10 股部パーツの後部の後端部
11 股部パーツの後部の本体部
51 前身頃パーツ
52 後身頃パーツ
53 マチ
P 最下点
P1 点
P2 点
P3 点
d1 距離
d2 距離
d3 距離
α 後端6bの角度
β 開き角度
θ ダーツ角度

Claims (5)

  1. 着用者の腹部を覆うための前身頃と、臀部を覆うための後身頃と、前記後身頃の下部に縫合され、股部を覆うための股部パーツとを具備し、
    前記股部パーツの丈方向の伸縮性は前記前身頃及び前記後身頃よりも低く、
    前記股部パーツの後部は、前記後身頃側に向かって左右幅が狭まり、
    前記股部パーツの後部の前端は、前記前身頃又は前記股部パーツにおいて着用時に最下位置に位置する最下点を基準にして前記前身頃の上側に向かって3cmの位置から前記後身頃の上側に向かって3cmの位置までの範囲内に存在し、
    前記股部パーツの後部の後端は、前記最下点から前記後身頃の上側に向かって5.5cm〜8.5cmの位置に存在することを特徴とする衣類。
  2. 前記後身頃と前記股部パーツの後部との縫合部にダーツを設けてある請求項1に記載の衣類。
  3. 前記股部パーツの後部は後端に向かって細くなり、前記後身頃において前記股部パーツの後端に縫合される部位の開き角度は、前記股部パーツの後端の角度以下となっている請求項1又は2に記載の衣類。
  4. 前記後身頃の下部の縁部にギャザーを形成してある請求項1〜3の何れか一項に記載の衣類。
  5. 前記後身頃の側縁又はその付近に補強部材を縫着してある請求項1〜4の何れか一項に記載の衣類。

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