JP2015093194A - 容易に取り外せる識別用バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】 身体部分を囲むバンドを提供する。【解決手段】 バンドは、バンドの取り外し可能な細片を含む単一の弱体化領域を有した、実質的に非伸縮性材料のストリップを備える。実質的に非伸縮性材料のストリップは2つの端部を有し、それらの2つの端部は、共に確実に取り付けるために関連付けられた一つ又は複数のクロージャ機構を具備している。取り外し可能な細片は、約2〜約15ミリメートルの隙間によって分離された弱部の一対の線によって少なくとも部分的に画定される。そのようなバンドを使用する方法は、身体部分を囲む工程、端部を確実に取り付ける工程、バンドの第1の側縁の取り外し可能な細片を掴んで取り外し可能な細片を引っ張り、弱部の線に沿ってバンドを破断させて取り外し可能な細片をバンドから分離する工程、及びバンドを取り外す工程を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、識別用及びセキュリティ用バンドといった、それらが取り付けられる外肢の周りから容易に取り外すことができるバンドに関する。より詳しく、本発明は、病院での識別用バンド及びセキュリティ用バンドといった、識別用バンドに関する。
識別用及びセキュリティ用のバンドは、手首や足首といった人間の身体部位、あるいは獣医学の診療といったときに他の動物の身体部分を取り囲むバンドである。それらは、目的に応じて様々な材料から形成される。2つの一般的なバンドは、病院用バンド及びイベント用/セキュリティ用のバンドである。病院用バンドは、医療を受ける患者を識別するために一般的に使用される安全装置である。イベント用/セキュリティ用バンドは、多くの場合、音楽祭、遊園地及びプールといったイベントにおいてイベントの参加者に供与され、アクセスを制御する措置として機能する。
従来、リストバンドは、バンドの両端を合わせて留めることによって手首又は足首の周りに配置されて環状に巻き付けられる。端部を留めるために様々な閉じ具が利用されている。大きく見ると、これらの閉じ具は機械式のものあるいは接着式のものとして説明することができる。
ほとんどのバンドは、病院での短い滞在、又はコンサートあるいは公園における一日といった、短い期間のためにだけ必要とされる。リストバンドは、一旦その目的を満たすと、通常は、装着している者によって取り外される。クロージャの方法が機械式であるか接着式であるかどうかに関わらず、リストバンドは、それを破損させずに取り外すのが困難あるいは不可能であるように構成される。機械的な閉じ具を利用するリストバンドにおいては、多くの場合、機械的な締結具を破壊するための専用工具を必要とする。
一つの実例において、ニューマン他の米国特許第6,349,493号は、娯楽用の乗り物あるいは展示物を備えている遊園地における使用のために特に構成されたリストバンドを開示しようとしている。このリストバンドは、引き裂きに対しては抵抗するが、遊園地の環境において着用者の安全を危うくすることになる力が負荷されたときには完全に裂ける、防水紙のストリップを含んでいる。
クロージャの方法が接着式のときに、ユーザは多くの場合に鋭い物体、例えばバンドを切断するナイフあるいはハサミを使用してリストバンドを取り外す。このプロセスは、鋭い物体がユーザの皮膚に接触するとユーザを傷つけるリスクがある。
要約すると、一時的に使用するバンドは、識別のためにあるいはアクセスを制御する手段として使用される。使用後のバンドの取り外しは、多くの場合、専用工具あるいはユーザを傷付けるリスクを必要とする。必要とされているものは、容易に、かつ破壊的に取り外す構成のリストバンドである。
驚くべきことに、一時的に使用するリストバンドの取り外しの容易さを改善する新規な方法を我々は見いだした。本発明の一態様において、身体部分を囲むバンドは、幅より実質的に大きい長さと、バンドを横切るように向きが定められてバンドを取り外し可能な細片を含む単一の弱体化領域とを有する、実質的に非伸縮性材料のストリップを備える。この実質的に非伸縮性材料のストリップは、幅よりも実質的に大きい長さと2つの端部とを有し、身体部分の周りに2つの端部を共に確実に取り付けるために関連付けられた一つ又は複数のクロージャ機構を具備している。そのバンドはまた、第1及び第2の側縁を有している。取り外し可能な細片は、約2から約15ミリメートルの隙間で離れている一組の弱部の線によって少なくとも部分的に画定される。
本発明の別の態様において、そのようなバンドを使用する方法は、身体部分をバンドで囲む工程、損傷を受けないやり方でのバンドの取り外しを阻止するように身体部分を囲むべく2つの端部を互いに確実に取り付ける工程、及び使用後に、バンドの第1の側縁の取り外し可能な細片を掴み、その取り外し可能な細片を引っ張り弱部の線に沿ってバンドを破断させて取り外し可能な細片を切り離し、かつ身体部分の周りからバンドを取り外す工程、を含む。
ここで添付の図面を参照しつつ、単なる例示として、本発明の実施形態をより詳細に説明する。
本発明の一実施形態のバンドの斜視図である。 図1のバンドの平面図である。 図1のバンドの拡大部分である。 本発明の細長い接着式の物品の第2実施形態の平面図である。 図3のバンドの拡大部分である。 本発明の一態様によるリストバンドの一実施形態の取り外しを示している。 本発明の一態様によるリストバンドの一実施形態の取り外しを示している。 本発明の一態様によるリストバンドの一実施形態の取り外しを示している。
また、人間や他の動物の身体部分の周囲に確実に取り付けられるリストバンド(又はブレスレット)及びアンクレットを含むバンドは、多くの場合、特にそれらが手首及び足首の周りに取り付けられたときに取り外しが困難である。そこで、我々は、過剰な痛みを生じさせることなしに身体部分の周りから容易に取り外すことができる新規なバンドをもたらした。
本明細書及び請求の範囲において使用する「バンド」という用語及びその変形は、物体を囲むために使用される柔軟な材料の薄いストリップに関連している。一般的に、バンドは、(例えば、病院における患者の個人情報の)識別のために、又は(例えば、遊園地における)入場許可を示すために使用される。
本明細書及び請求の範囲に使用する、「非伸縮性」という用語及びその変形は、通常の使用において及び予想される濫用状態においてさえも伸縮の度合いが小さい材料に関連する。特に、非伸縮性とは、手首といった身体部分の周りにぴったりとフィットする固定されたバンドに成形でき、そのバンドの破壊及び/又は明らかな損傷なしにそのバンドを取り外すために関連付けられた手の上で引っ張られても十分に伸びることができない材料のストリップに関する。
図1及び2は、本発明のバンドの第1及び第2の実施形態を示している。バンド10は、手首あるいは足首といった身体部分の周りに固定することができ、かつバンドを破断させることよって容易に取り外すことができる柔軟な材料のストリップ12を含んでいる。このストリップ12は、幅よりも実質的に大きい長さ、第1の側縁14a、第2の側縁14b、実質的に永続的な接続のために配置されかつ構成された第1及び第2の端部16a、16bを有している。バンド10は、物品の全長に対して略直交に配向する取り外し可能なバンド材料製のストリップ20を含む、単一の弱体化領域18を有している。この取り外し可能な細片20は、第1の側縁14aから出発してバンドの幅を横切るように配置された弱部の一組の線22によって、少なくとも部分的に画定される。それが取り付けられている要素からのバンド10の取り外しを助けるために、ユーザは、それらの長さ(バンドの幅方向を横切る、「y軸」)に沿って、第1の側縁14aから始まる弱部の線22を破断させ、弱部の線22の間の領域内のストリップ20を取り除く。次にユーザは、その身体部分の周りからバンドの残部を取り外すことができる。
バンド10は、単純なストリップに対し、幅を拡げ及び/又は狭めた領域や、バンドから略垂直に延びるタブ等を含む様々な修正を含めることができるが、それらには限定されない。一般的に、バンド材料の厚みは、所望の撓み特性を達成するために約0.02〜約0.2ミリメートルである。
また、好適なバンド材料は薄くかつきわめて柔軟であり、かつ実質的に非伸縮性である。これにより、このバンドはその製品を装着している部分の自由な動きを可能にするが、バンドの明らかな破損なしには取り外すことができない。バンドは、透明あるいは不透明とすることができ、かつ織布あるいは不織布、ポリマーフイルムあるいは補強された紙を含むことができる。バンドは単一層の材料から形成することができるし、あるいは積層体又は他の組み合わせの材料とすることもできる。バンドの形成に有用なポリマー材料は当業者に公知である。それらにはポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレンといったポリオレフィン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルが含まれる。現在使用されている実質的に非伸縮性の商品には、TYVEK(登録商標)ブランドの紙材料から製造された紙バンド及びビニルバンドが含まれる。
一つの好ましい実施形態において、バンド10は、細長い物品の幅を実質的に横切るように配向する縦糸あるいは横糸を具備する織布のストリップを備える。これにより、バンドを横切って伝播する引き裂きは、取り外し可能な細片20の除去によってその物品が切り離されるまで継続する傾向を有する。他の実施形態では、バンドは配向性ポリマー製のストリップを備え、バンドを横切って伝播する引き裂きは、取り外し可能な細片20の除去によって製品が再び切り離されるまで続く傾向を有する。
また、バンド10を形成しているストリップ12の長さは、実質的に幅より大きい。好ましくは、バンドの幅は少なくとも約10ミリメートル、より好ましくは少なくとも約15ミリメートル、あるいは少なくとも約20ミリメートルである。好ましい実施形態において、バンドの幅は約100ミリメートル未満、より好ましくは約70ミリメートル未満、最も好ましくは約40ミリメートル未満である。これにより、バンドの幅は約10ミリメートルから100ミリメートル、好ましくは約15ミリメートルから70ミリメートル、より好ましくは約20ミリメートルから40ミリメートルとすることができる。一実施形態において、バンドの幅は約25ミリメートルである。
バンド10は、第1の側縁14aに近接して始まるとともにバンドをほぼ横切るように配置される弱部の2本の線22によって少なくとも部分的に画定される単一の弱体化領域18を有している。結果として得られる取り外し可能な細片20の(弱部の2本の線22の間の最大距離によって定まる)幅は、約2ミリメートルから15ミリメートル、好ましくは約2ミリメートルから10ミリメートル、より好ましくは約2ミリメートルから6ミリメートル、最も好ましくは約4ミリメートルである。
弱部22の線は、スコーリング、支持体層の厚みを最初の厚みから薄層化すること、ミシン目、又は当業者に公知の他の弱部を形成する方法によって画定することができる。いくつかの実施形態では、弱部の2本の線22のうちの少なくとも1つをスコーリングとするが、弱部の他の線22は(図2aの拡大図に示すように)完全に穿孔された複数の不連続な弱部要素24を含む。
好ましくは、弱部の線22は実質的に平行である。しかしながら、それらが取り外し可能な細片20をもたらす限り、収束しあるいは発散する線も許容できる。
弱部要素24は、円形、楕円形、直線、矢印あるいはV字形、Y字形、S字形、逆V字形、部分的な逆V字形及びドットパターンを含む任意の形状とすることができる。いくつかの実施形態では、単純な線形パターンの線形カットが使用され、バンド10を横切って横方向に延びる単一の破断線を作り出すべくそれらのカットは位置合わせされる。
いくつかの実施形態では、弱部要素の長さは等しい。弱部要素の長さは、約0.1ミリメートルから約5ミリメートル、あるいは約0.25ミリメートルから約3ミリメートル、更には約0.5ミリメートルから約1ミリメートルに及ぶものとすることができる。弱部要素の間の隙間は均一としあるいは変化させることができる。弱部要素の間の隙間は、約0.1ミリメートルから約5ミリメートル、好ましくは約0.25ミリメートルから約3ミリメートル、最も好ましくは約0.5ミリメートルから約1ミリメートルに及ぶ。
弱部要素24の寸法及びそれらの間の距離は、取り外し可能な細片20を引き裂いて取り除くために必要な力の決定を助ける。
図1に示すように、弱部の線22は、第1の側縁14aから出発し、概ねy軸に沿って配置され、第1の側縁14aと第2の側縁14bの間で終端している。図に示すように、弱部の線22は、支持体層の幅の概ね半分(50%)に及ぶ。ここで理解されるべきことは、様々な実施形態においては弱部の線22が、バンドの幅の実質的に全体に、あるいはバンドの幅よりいくらか少な目に及び得ることである。一つの好ましい実施形態では、弱部の線は幅の約75%に及ぶ。他の実施形態では、弱部の線はバンドの幅の約33%あるいは25%に及ぶ。
図1はまた、第1の側縁14aから始まる弱部の線22を示している。ここで理解されるべきことは、他の実施形態においては、弱部の線22が第1の側縁14aと第2の側縁14bの間の途中の地点から出発し得ることである。例えば、取り外し可能な細片の望ましくない早すぎる除去を防止するために、弱部の線は、バンド幅の約1%から約5%といった、側縁からわずかな間隔を開けて配置することができる。他の実施形態では、弱部の線は、側縁から大きな距離、おそらくはバンド幅の10%〜20%と同程度に間隔を開けて配置することができる。
図3は、本発明のバンドの第2実施形態を図示している。バンド20’もまた柔軟な材料のストリップ12’を備えている。ストリップ12’は、幅より実質的に大きい長さ、第1の側縁14a、第2の側縁14b、実質的に永続的な接続のために配置されかつ構成された第1及び第2の端部16a、16bを有している。バンド10’は、その物品の全長に対して略直交に配向するバンド材料製の取り外し可能な細片20を含む単一の弱体化領域18’を備えている。取り外し可能な細片は、弱部要素24と、第1の側縁14a及び第2の側縁14bから出発する二組のスリット26とを含む弱部の一組の線22によって、少なくとも部分的に画定される。この実施形態において、弱部要素24及びスリット26は、バンド10を横切る明確に画定された取り外し可能な細片20に帰着している。
バンド10’を取り外すために、ユーザは、1組のスリット26の間で始まる取り外し可能な細片20の縁を例えば指の爪を用いて持ち上げることになる。このように、一組のスリット26は「つまみ端」あるいは「出発点」として作用する。それからユーザは、一つの側縁、例えば第1の側縁14aから始まる弱部の線22をバンド10を横切るように破断させて、取り外し可能な細片20を取り除く。次にバンドの残り部分は、取り外し可能な細片20によって分離しない場合、身体部分の周りから取り外すことができる。
図3に示すように、弱部の線22は第2の側縁14bに近接して終端する。ここで理解されるべきことは、図1及び図2の実施形態のように、弱部の線22がバンドの幅の全体あるいは一部に及ぶことができることである。
図3及び図3aの詳細図に示すように、取り外し可能な細片20の「つまみ端」を画定するスリット26は、両方の側縁14a、14bから出発している。ここで理解されるべきことは、他の実施形態においては、スリット26が一方の側縁、例えばバンド10の第1の側縁14aだけから出発し得ることである。
スリット26は、円形、楕円形、矢印、V字形、Y字形、S字形、逆V字形あるいは部分的な逆V字形を含む任意の形状とすることができる。いくつかの実施形態では、単純な線形パターンのスリットが使用され、バンド10を横切って横方向に延びる単一の破断線を作り出すために、それらのスリットは位置合わせされる。
スリット26は、支持材料の側縁14aに対して垂直とすることができ、あるいはそれらを90度以外のある角度に配置することもできる。しかしながら、そのような角度が付けられたスリットに関連付けられる弱部の線22は、好ましくは実質的に垂直である。
いくつかの実施形態では、スリット26の長さは等しい。スリットの長さは約0.1ミリメートルから約5ミリメートル、好ましくは約0.25ミリメートルから約3ミリメートルに及ぶことができる。スリットの長さを最小限に抑えて取り外し可能な細片の早まった除去の可能性を低減することが望ましい場合、スリットを約0.5ミリメートルから約1ミリメートルの長さに制限することを望むことができる。
図4〜図6は、図1及び図2のバンドの実施形態の使用を表している。ユーザは、非伸縮性材料のストリップ12によって身体部分、例えば人間の手首100を囲み、2つの端部16a、16bを互いに確実に取り付ける。このことは、それにもかかわらず十分に寸法的に安定で、バンド10の損傷無しでの手首からの取り外しを実質的に妨げる柔軟なバンド10を形成する。これにより、1人の個人からバンドを取り外してそれを他人と共有することは困難である。使用後、ユーザは、バンド10の第1の側縁14aにある取り外し可能な細片20を掴み、取り外し可能な細片20を引張つて弱部の線22に沿ってバンド10を破断させ、取り外し可能な細片20をバンド10から切り離すことができる。弱部の線22がバンド10を完全に横切って延びていない場合、弱部の線22に沿った引き裂きの伝播が継続してバンド10を完全に横切るように促すべく、バンドを形成する材料を選択することになる。取り外し可能な細片20を取り除くことは、手首(又は他の部分)の周りからのバンド10の取り外しに直接的に帰着する。例えば、取り外し可能な細片20の小さな部分が、バンド10の残りの部分の片側のみの上に付着したままとなって、身体部分の周りから取り外し可能なバンドを引っ張ることもあり得る。さもなければ、細片20の除去は手首の周りのバンド10の隙間に帰着し、そこからの取り外しを可能にする。
上述したバンドを製造するプロセスは、識別用及び/又はセキュリティ用のバンドを製造するために従来公知な製造プロセスのうちの任意のものとすることができる。非伸縮性材料のストリップは、使用の際にストリップの端部を身体部分の周りに確実に留めることができる接着剤を有した積層体として形成することができる。代わりに、非伸縮性材料のストリップは、そのストリップの端部に形成されたあるいはそれに取り付けられたクロージャ要素を有することができる。従って、非伸縮性材料のストリップは、使用前の個々のバンドを形成するストリップのためにロールの形態で供給することができる。あるいは、非伸縮性材料のストリップは、分離したバンド形成用ストリップとして供給することができる。
上述した弱部の線は、様々な製造プロセスによって形成することができる。いくつかの実施形態では、材料にミシン目を入れるために機械的なパンチを使用することができる。従来技術において公知の加熱ピン穿孔もまた製造プロセスに使用することができる。また、ハーフカット及び型抜きもまた、ミシン目を入れ、スリットを作り及び/又はスコーリングするために使用できる公知のプロセスである。
超音波穿孔もまた従来技術において使用されている。超音波システムは、超音波装置とピンロールとの間のウェブ経路空間の固定隙間を有してピンロールに隣接する超音波装置を使用する。一実施形態において、この超音波システムは、ウェブに張力を与えるニップロール、硬化された及び/又は硬化されていない鋼材と耐摩耗性のコーティングから成るピンロール、及び強制空気の流れによって冷却される超音波ホーン、を備える。超音波ホーン及びピンロールは、好ましくは、2つの間に隙間がないように、かつピンロールの較正あるいは極めて正確な機械加工を必要としないように配置される。本発明の方法は、張力をかけてウェブを保持すること、ピンロールに直ぐ隣接する超音波装置でウェブに穿孔すること、空気の強制流れにより超音波装置を冷やすことを含む。本発明の方法は、張力をかけてウェブを保持すること、ピンロールに直ぐ隣接する超音波装置でウェブに穿孔すること、空気の強制流れにより超音波装置を冷やすことを含む。
本発明の様々な実施形態を上記に記載したが、本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、本発明に様々な修正及び変更を加えることができることが当業者には明らかである。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲及びそれらの同等物の範囲内であるとして、そのような修正及び変更を包含することが意図される。
〔実施の態様〕
(1) 身体部分を囲むバンドであって、
a)実質的に非伸縮性の材料のストリップであって、幅より実質的に大きい長さと2つの端部とを有し、前記2つの端部が、前記身体部分の周りで前記2つの端部を互いに確実に取り付けるために前記2つの端部と関連付けられた一つ又は複数の閉鎖機構を有し、前記ストリップが厚みと第1及び第2の側縁とを有している、ストリップと、
b)前記バンドの取り外し可能な細片を含み、前記バンドを横切るように配向される単一の弱体化領域と、を備え、前記取り外し可能な細片が、約2〜約15ミリメートルの間隙により隔てられている一組の弱部の線(lines of weakness)によって少なくとも部分的に定められている、バンド。
(2) 前記一組の弱部の線が、約2〜約6ミリメートルの間隙により隔てられている、実施態様1に記載のバンド。
(3) 前記一組の弱部の線が、前記第1の側縁から前記第2の側縁に向かって延びる、実施態様1に記載のバンド。
(4) 前記一組の弱部の線が、前記物品の幅の実質的に全体に及ぶ、実施態様1に記載のバンド。
(5) 前記弱部の線スパンのうちの少なくとも1つ(at least one of the lines of weakness span)が穿孔を含む、実施態様1に記載のバンド。
(6) 前記弱部の線スパンのうちの少なくとも1つが支持体層の厚みの減少を備える、実施態様1に記載のバンド。
(7) 前記弱部の線のうちの少なくとも1つが前記第1の側縁に近接するスリットを含む、実施態様1に記載のバンド。
(8) 前記スリットが前記第1の側縁に対し実質的に垂直に配向される、実施態様7に記載の物品。
(9) 前記取り外し可能な細片が前記バンドに対して実質的に垂直に配向される、実施態様1に記載のバンド。
(10) 前記弱部の線が実質的に平行である、実施態様9に記載のバンド。
(11) 実施態様1に記載のバンドの使用方法であって、
a)前記バンドで身体部分を囲む工程と、
b)損傷させないやり方で前記バンドの取り外しに抵抗するように、前記2つの端部を互いに確実に取り付けて前記身体部分を囲む工程と、
c)前記バンドの前記第1の側縁の前記取り外し可能な細片を掴み、前記取り外し可能な細片を引っ張り、前記弱部の線に沿って前記バンドを破断させて前記取り外し可能な細片を前記バンドから分離する工程と、
c)前記身体部分の周りから前記バンドを取り外す工程と、を含む、方法。
(12) 前記身体部分が人間の足首又は手首である、実施態様11に記載の方法。

Claims (12)

  1. 身体部分を囲むバンドであって、
    a)実質的に非伸縮性の材料のストリップであって、幅より実質的に大きい長さと2つの端部とを有し、前記2つの端部が、前記身体部分の周りで前記2つの端部を互いに確実に取り付けるために前記2つの端部と関連付けられた一つ又は複数の閉鎖機構を有し、前記ストリップが厚みと第1及び第2の側縁とを有している、ストリップと、
    b)前記バンドの取り外し可能な細片を含み、前記バンドを横切るように配向される単一の弱体化領域と、を備え、前記取り外し可能な細片が、約2〜約15ミリメートルの間隙により隔てられている一組の弱部の線によって少なくとも部分的に定められている、バンド。
  2. 前記一組の弱部の線が、約2〜約6ミリメートルの間隙により隔てられている、請求項1に記載のバンド。
  3. 前記一組の弱部の線が、前記第1の側縁から前記第2の側縁に向かって延びる、請求項1に記載のバンド。
  4. 前記一組の弱部の線が、前記物品の幅の実質的に全体に及ぶ、請求項1に記載のバンド。
  5. 前記弱部の線スパンのうちの少なくとも1つが穿孔を含む、請求項1に記載のバンド。
  6. 前記弱部の線スパンのうちの少なくとも1つが支持体層の厚みの減少を備える、請求項1に記載のバンド。
  7. 前記弱部の線のうちの少なくとも1つが前記第1の側縁に近接するスリットを含む、請求項1に記載のバンド。
  8. 前記スリットが前記第1の側縁に対し実質的に垂直に配向される、請求項7に記載の物品。
  9. 前記取り外し可能な細片が前記バンドに対して実質的に垂直に配向される、請求項1に記載のバンド。
  10. 前記弱部の線が実質的に平行である、請求項9に記載のバンド。
  11. 請求項1に記載のバンドの使用方法であって、
    a)前記バンドで身体部分を囲む工程と、
    b)損傷させないやり方で前記バンドの取り外しに抵抗するように、前記2つの端部を互いに確実に取り付けて前記身体部分を囲む工程と、
    c)前記バンドの前記第1の側縁の前記取り外し可能な細片を掴み、前記取り外し可能な細片を引っ張り、前記弱部の線に沿って前記バンドを破断させて前記取り外し可能な細片を前記バンドから分離する工程と、
    c)前記身体部分の周りから前記バンドを取り外す工程と、を含む、方法。
  12. 前記身体部分が人間の足首又は手首である、請求項11に記載の方法。
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