JP2015093020A - 遊技機 - Google Patents

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竹田 充宏
Mitsuhiro Takeda
充宏 竹田
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Abstract

【課題】 遊技に関する各種設定用の設定画面を適切なタイミングで表示可能とし、遊技者が各種演出を楽しむことができる遊技機を提供する。【解決手段】 遊技機の第1表示手段には、遊技に関する各種設定を行うための設定画面と、普通図柄の変動に伴う第1変動演出及び特別図柄の変動に伴う第2変動演出が表示される。第1表示手段における第1変動演出及び第2変動演出が終了した後に、設定画面が表示可能となる。【選択図】 図5

Description

本発明は、弾球遊技機等をはじめとする遊技機に関する。
従来、遊技が行われていないとき、待受け画面やデモンストレーション画面を表示したり、遊技者に遊技の継続を促す表示を行う遊技機が知られている。
例えば、特許文献1の遊技機は、特別図柄の保留はないが、普通図柄の保留があるとき、「遊技終了?」のような遊技者の意思を確認する表示を行う。また、特別図柄及び普通図柄の保留がなくなって所定時間が経過したと判断されたときには、デモ画面が表示される(特許文献1、段落0086、図23)。
また、近年では、特別図柄の変動が停止し、保留もない場合に、遊技者のボタン操作により、遊技に関する各種設定用の設定画面や遊技履歴の表示、キャラクタの選択等が可能な遊技機もある。
特開2013−52176号公報
しかしながら、普通図柄の変動を液晶表示装置の画面中で演出を伴って変動させる遊技機においては、遊技者がボタンを操作したとき、設定画面をその演出に重ねて表示してしまうものがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、適切なタイミングで設定画面を表示可能とし、遊技者が各種演出を楽しむことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
第1発明の遊技機は、種々の図柄の変動表示及び各種演出を表示する第1表示手段と、始動条件が成立した場合に変動を開始し、第1の抽選結果に応じた態様で停止する普通図柄と、始動条件が成立した場合に変動を開始し、第2の抽選結果に応じた態様で停止する特別図柄とを備え、前記第1表示手段に、遊技に関する各種設定を行うための設定画面と、前記普通図柄の変動に伴う第1変動演出及び前記特別図柄の変動に伴う第2変動演出とを表示する遊技機であって、前記第1変動演出及び前記第2変動演出が終了した後に、前記設定画面を表示可能とすることを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、発光部材により前記普通図柄及び前記特別図柄の変動を表示する第2表示手段をさらに備え、前記第2表示手段でのみ前記普通図柄が変動中の場合には、前記設定画面を表示可能とすることを特徴とする。
第3発明は、第1又は第2発明において、遊技者が操作可能な操作手段をさらに備え、前記第1変動演出及び前記第2変動演出が終了した後に、前記操作手段の操作を有効とし、前記操作手段が操作された場合に、前記設定画面が表示されることを特徴とする。
本発明によれば、適切なタイミングで設定画面を表示可能とし、遊技者が各種演出を楽しむことができる。
実施例に係るパチンコ遊技機の外観を示す正面側の斜視図。 図1のパチンコ遊技機の外観を示す背面側の斜視図。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤の正面図。 図1のパチンコ遊技機の制御装置の構成を示すブロック図。 液晶画面中の特別図柄及び普通図柄の表示例。 (a)各種設定画面と、(b)音量調整画面の例。 主制御側で行われる遊技管理処理を示すフローチャート。 図7中の普通図柄管理処理を示すフローチャート(前半)。 図7中の普通図柄管理処理を示すフローチャート(後半)。 図7中の特別図柄管理処理を示すフローチャート。 図9中の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート(前半)。 図9中の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート(後半)。 図7中の設定画面表示処理を示すフローチャート。 副制御側で行われるメイン処理を示すフローチャート。 図12中の受信コマンド解析処理を示すフローチャート。 副制御側で行われるタイマ割込み処理を示すフローチャート。
まず、本実施形態の遊技機の概要について説明する。
本実施形態の遊技機は、種々の図柄の変動表示及び各種演出を表示する第1表示手段と、始動条件が成立した場合に変動を開始し、第1の抽選結果に応じた態様で停止する普通図柄と、始動条件が成立した場合に変動を開始し、第2の抽選結果に応じた態様で停止する特別図柄とを備え、前記第1表示手段に、遊技に関する各種設定を行うための設定画面と、前記普通図柄の変動に伴う第1変動演出及び前記特別図柄の変動に伴う第2変動演出とを表示する遊技機であって、前記第1変動演出及び前記第2変動演出が終了した後に、前記設定画面を表示可能とする。
本実施形態では、普通図柄の変動に伴う第1変動演出と特別図柄の変動に伴う第2変動演出があり、それぞれ第1表示手段(後述する液晶表示装置)の画面中に表示される。従って、遊技者は、図柄の種類に応じた様々な演出を楽しむことができる。
また、キャラクタ選択や音量の調整等が行える設定画面が用意されており、第1変動演出及び第2変動演出が終了した後、例えば、遊技者の所定の操作により表示される。これにより、適切なタイミングで設定画面を表示可能とし、遊技者が各種演出を楽しむことができる遊技機を実現することができる。
本実施形態において、発光部材により前記普通図柄及び前記特別図柄の変動を表示する第2表示手段をさらに備え、前記第2表示手段でのみ前記普通図柄が変動中の場合には、前記設定画面を表示可能とすることが好ましい。
本実施形態では、発光部材(LED等)により普通図柄及び特別図柄の変動を表示する第2表示手段(後述する普通図柄表示装置、特別図柄表示装置)がある。第1表示手段に表示される第1、第2変動演出が終了した後には、第2表示装置で普通図柄が変動中でも、演出が中断されたり、視認できなくなることはない。従って、設定画面を表示可能とする。これにより、全ての図柄変動の終了まで設定画面を表示できない遊技機と比較して、遊技者が待たされる時間が少なくなる。
また、本実施形態において、遊技者が操作可能な操作手段をさらに備え、前記第1変動演出及び前記第2変動演出が終了した後に、前記操作手段の操作を有効とし、前記操作手段が操作された場合に、前記設定画面が表示されることが好ましい。
本実施形態では、遊技者が操作可能な操作手段(後述する方向キー部や演出ボタン)がある。第1表示手段に表示される第1、第2変動演出が終了した後には、操作手段の操作を有効にする。例えば、操作手段の内蔵ランプを発光させたり、第1表示手段の表示領域に操作手段のマークを表示することで、遊技者に操作手段の操作を促す効果が生じる。
そして、操作手段が操作された場合に、第1表示手段に設定画面が表示されるので、どのタイミングから各種設定が行えるのか、また、その際にどのような操作をすればよいかが分かり易い。
次に、図1を参照して、実施例のパチンコ遊技機1を構成する部分について説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、矩形状の外枠2と、この外枠2に開閉可能に枢着された前面枠3及び前扉5を備えている。前面枠3は、額縁状であり開口部に遊技盤4(図3参照)が取付け可能となっている。また、前扉5の中央部にはガラス板6が嵌め込まれており、外部より遊技盤4が視認可能となっている。
前扉5の上部左右両側にはスピーカ7が設けられている。スピーカ7は、遊技に伴う演出効果音を外部に出力する音響出力部である。また、前扉5の左右両側及び上部には枠装飾LED8が設けられている。枠装飾LED8は、遊技の演出に連動してLEDが発光、点滅する装飾部である。
前扉5の下側には前面板9があり、その左端部は前面枠3に開放可能に枢着されている。前面板9には、発射機構を作動させるための発射ハンドル10、遊技球を貯留する上貯留皿11、下貯留皿12等が設けられている。
また、上貯留皿11の表面部分には、内蔵ランプが点灯したとき操作が有効となる左演出ボタン13及び中央演出ボタン14が設けられている。演出ボタン13、14は、操作が有効となったとき、遊技者が押下することにより演出を開始又は変化させることができる。
演出ボタン13、14は、大当り期待度や演出の内容等により、何れを操作させるかを使い分けることがある。例えば、通常の演出時には左演出ボタン13の操作が指示されるが、大当り期待度が極めて高い演出時には中央演出ボタン14の操作が指示される。演出ボタン13、14は、本発明の「操作手段」に相当する。
さらに、上貯留皿11の表面部分には、方向キー部15が設けられている。方向キー部15の詳細は後述するが、後述する各種設定画面にて、いずれかの項目を選択するとき、又は遊技の中で演出等を選択するときに用いられる。特に、方向キー部15の決定ボタン15eは、本発明の「操作手段」に相当する。
図2は、パチンコ遊技機1の背面側の斜視図である。
図2に示すように、パチンコ遊技機1の背面には、遊技盤4(図3参照)を裏側から押さえる枠体状の裏機構盤16が取り付けられている。この裏機構盤16の上部には、パチンコホール側島設備の遊技球補給装置(図示省略)から供給される遊技球を貯留する遊技球貯留タンク17が設けられている。
また、遊技球貯留タンク17から球を導出するタンクレール18の傾斜下端には、遊技球を払い出すための遊技球払出装置19が設けられている。さらに、裏機構盤16の隅部には、パチンコホール(遊技場)にある全遊技機を統括的に管理するホールコンピュータ(図4参照)に電気的に接続するための外部端子基板21が、端子基板ケース22に収納され、設けられている。
また、裏機構盤16の略中央には、遊技盤4の裏側に装着された透明の裏カバー23が備えられている。この裏カバー23内に、演出制御基板25を収納した透明の演出制御基板ケース25aと、液晶制御基板26を収納した透明の液晶制御基板ケース26aとが設けられている。
演出制御基板25と液晶制御基板26の間には、ボリュームスイッチ31が設けられている。つまみ部分を回転させることで10段階の音量設定が可能である。
液晶制御基板ケース26aの下方には、主制御基板24を収納した透明な主制御基板ケース24aが設けられている。主制御基板24は、パチンコ遊技機1の動作を統括的に制御するものである。主制御基板24は、各種スイッチやセンサと接続されているため、これらの検出信号を受信して各種処理を行う。
また、主制御基板24には、RAMクリアスイッチ27が設けられている。遊技店の店員がRAMクリアスイッチ27を押下しながら電源を投入することにより、RAM領域の記憶内容は消去され、パチンコ遊技機1は初期状態となる。
演出制御基板25は、主制御基板24から送信される各種制御コマンドを受信し、その制御コマンドに基づいて、例えば、盤面装飾LED35或いは液晶表示装置36(図3参照)による演出を制御する。
主制御基板ケース24aの下方には、電源基板28を収めた透明な電源基板ケース28aと、払出制御基板29を収めた透明な払出制御基板ケース29aが配設されている。
さらに、発射ハンドル10に対応する位置には、遊技球を打撃する打撃槌やこれを駆動する発射モータを備えた遊技球発射装置(図示省略)の後側に発射制御基板30が設けられている。
次に、図3を参照して、実施例1のパチンコ遊技機1の遊技盤4について説明する。
図3に示すように遊技盤4は、略正方形のパネルで形成され、その盤面上の遊技領域4aは、化粧板4bの前面にビス等で固定されるセンター飾り体34a、左部コーナー飾り体34b、右部コーナー飾り体34c等の部材によって区画形成されている。飾り体34a〜34cは、ポリカーボネート等の硬質樹脂材料を用いた射出成形によってそれぞれ一体成型で形成されている。
センター飾り体34aには、複数の盤面装飾LED35が配置されている。盤面装飾LED35は、各遊技における図柄の変動表示や予告表示に伴い発光色や発光態様を変化させ、演出を盛り上げる装飾部である。
遊技盤4の中央部には開口が形成され、この開口内に液晶表示装置36の表示画面が配置される。液晶表示装置36は、種々の数字、キャラクタ等が描かれた図柄や背景画像、リーチ等の各種演出を遊技に応じて表示する表示器である。液晶表示装置36は、本発明の「第1表示手段」に相当する。
センター飾り体34aの右側には、人形の腕の形状をした可動役物37aが配置されている。また、液晶表示装置36の前面下方には下駄の形状の可動役物37b配置されている。可動役物37a、37bは、いずれも遊技における演出や大当り期待度に応じて動作する。
液晶表示装置36の下方には、第1特別図柄始動口38a及び第2特別図柄始動口38bからなる始動入賞装置38が配置されている。遊技領域4aを流下する遊技球が第1特別図柄始動口38a又は第2特別図柄始動口38bに入賞することにより抽選が行われ、後述する特別図柄表示装置43aにて特別図柄の変動表示がなされる。また、液晶表示装置36でも、特別図柄に対応した装飾図柄の変動表示が行われる。
第2特別図柄始動口38bは開閉部材を備えており、開閉部材が開放した場合、遊技球が入賞し易い状態となる。上記開閉部材は、後述する普通図柄の抽選に当選した場合に、所定回数、所定時間開放する。以下では、第2特別図柄始動口38bと開閉部材を合わせた装置を普通電動役物(普電)と称することがある。
始動入賞装置38の下方には、第1大入賞装置39aが配置されている。また、始動入賞装置38の右側には、第2大入賞装置39bが配置されている。大入賞装置39a、39bは、共に特別図柄の抽選に当選したとき、すなわち大当りとなったときに所定時間開放される入賞装置である。遊技球が大入賞装置39a、39bの内部にある大入賞口(図示省略)に入賞することにより、多くの賞球を獲得することが可能となる。
遊技領域4aの右側下方には、特別図柄表示装置43a及び普通図柄表示装置43bが配置されている。特別図柄表示装置43aは、2個の7セグメントLED(左及び中)から構成され、特別図柄始動口38a、38bへの入賞を契機として特別図柄を変動させ、抽選結果を表示する。なお、残り1個は(右)、特別図柄及び普通図柄の保留球数や、時短状態であることを表示する。
普通図柄表示装置43bは、複数のLEDからなる表示器であり、普通図柄用始動ゲート40aへの入賞を契機として普通図柄を始動させ、LEDの点灯により抽選結果を表示する。特別図柄表示装置43a及び普通図柄表示装置43bは、本発明の「第2表示手段」に相当する。
遊技領域4aの左側には、普通図柄用始動ゲート40aや遊技球の流下方向を変化させる風車41、多数の遊技釘(図示省略)が配置されている。普通図柄用始動ゲート40aは、普通図柄の始動契機となる入賞装置である。遊技球が普通図柄用始動ゲート40aを通過することにより抽選が行われ、普通図柄表示装置43bにて、普通図柄が変動する。
また、第2大入賞装置39bの上方には、右普通図柄用始動ゲート40bが配置されている。これは、右打ちを行う遊技状態の場合の普通図柄用の始動ゲートであり、遊技者が右打ちをしているか否かを検知する役割も有する。
遊技領域4aの左側下方には、複数の一般入賞口42が配置されている。遊技球が一般入賞口42に入賞すると所定数の賞球の払出しが行われる。
遊技領域4aの最も左側には、発射機構により発射された遊技球を遊技領域4aに案内するため略上下方向に延びたガイドレール44が配置されている。ガイドレール44は、金属製の帯状の外内2本のガイドレール44a、44bで構成されている。
これら外内2本のガイドレール44a、44bの間で上下方向に延びた空間が、前記発射機構から発射された遊技球が通過する発射通路45を形成している。内側ガイドレール44bの上端には、発射球の発射方向(遊技領域4a側)への通過を許可すると共に戻り方向(発射通路45側)への通過を阻止する戻り球防止片46が配設されている。また、内側ガイドレール44bの最下部にはアウト球回収口47と、アウト球回収口47にアウト球を導入する球寄せ部48が形成されている。
図4は、パチンコ遊技機1の制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図4では信号を中継する中継基板や、本発明に関係のない一部の部材の構成を省略した。
この制御装置は、パチンコ遊技機1の動作を統括的に制御する主制御基板24と、主制御基板24からコマンドを受けて演出の制御をする演出制御基板25を中心に構成される。電源基板28は、主制御基板24を初めとした各基板に接続され、外部電源から交流電圧24Vを受けて直流電圧に変換し、各基板に供給する。
主制御基板24は、その内部に、主制御基板側CPU241と、ROM242と、RAM243を備えている。主制御基板側CPU241は、いわゆるプロセッサ部であり、大当りを発生させるか否かの抽選処理、決定された変動パターンや停止図柄の情報から制御コマンド作成し、演出制御基板25に送信する等の処理を行う。
ROM242は、一連の遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等を格納した記憶部である。また、RAM243は、主制御基板側CPU241の処理で設定されたデータを一時記憶するワークエリアを備えた記憶部である。
主制御基板24には、RAMクリアスイッチ27、始動入賞口センサ38c、大入賞口センサ39c、始動ゲート通過センサ40c、一般入賞口センサ42c、磁気センサ50、電波センサ51、振動センサ52が接続され、各センサの検出信号を受信可能となっている。
磁気センサ50は、パチンコ遊技機1に磁石等を近づけた場合に、磁気を検出するセンサである。また、電波センサ51は、パチンコ遊技機1に対し発せられた強い電波を検出するセンサであり、振動センサ52は、パチンコ遊技機1に与えられた強い振動を検出するセンサである。
また、主制御基板24には、特別図柄表示装置43a、普通図柄表示装置43bが接続され、主制御基板側CPU241が抽選処理により取得した乱数情報は、各図柄表示装置43a、43bに送信される。
さらに、主制御基板24には、パチンコ遊技機1の外部へ接続する端子を備えた外部端子基板21が接続されている。遊技における大当り、入賞数、ゲーム数等の各種情報は、主制御基板24から外部端子基板21を介してホールコンピュータに送信される。
さらに、主制御基板24には、払出制御基板29が接続されている。払出制御基板29には、下貯留皿満杯センサ12c及び扉開放センサ32が接続されているため、これらのセンサが異常を検出すると、検出信号は払出制御基板29から主制御基板24に送信される。なお、払出制御基板29には、遊技球払出装置19と、発射制御基板30(さらに発射装置10aと接続)が接続している。
次に、演出制御基板25は、その内部に、演出制御基板側CPU251と、ROM252と、RAM253を備えている。演出制御基板側CPU251はいわゆるプロセッサ部であり、主制御基板24から送信された制御コマンドを受信し、その制御コマンドに基づいた各種演出を制御する処理を行う。
ROM252は、一連の演出制御手順を記述した制御プログラムや演出データ等を格納した記憶部である。また、RAM253は、演出制御基板側CPU251の処理で設定されたデータを一時記憶するワークエリアを備えた記憶部である。
演出制御基板25には、スピーカ7、枠装飾LED8、盤面装飾LED35、ボリュームスイッチ31、左演出ボタン13、中央演出ボタン14が接続されている。これにより、演出制御基板25は、例えば、スピーカ7の効果音や各LED等の動作を制御し、演出効果を高めている。
演出ボタン13、14は、遊技者が有効期間にこれらを押下げることで、検出信号が演出制御基板25に送信され、液晶表示装置36に表示される演出が開始又は変化する。方向キー部15は、後述する各種設定画面において、遊技者がいずれかの項目を選択したとき、検出信号が演出制御基板25に送信される。
演出制御基板25には、液晶制御基板26が接続されている。液晶制御基板26は、演出制御基板25からコマンドを受けて液晶表示装置36の表示制御を行うものである。
液晶制御基板26は、その内部に、液晶制御CPU261と、液晶制御ROM262と、液晶制御RAM263と、映像表示プロセッサVDP264と、画像データROM265と、VRAM266を備えている。
液晶制御CPU261は、いわゆるプロセッサ部であり、演出制御基板25から受信した液晶制御コマンドに基づいて表示制御を行うために必要な液晶制御データを生成する。また、そのデータを映像表示プロセッサVDP264に出力する。
液晶制御ROM262は、液晶制御CPU261の動作手順を記述したプログラムを格納した記憶部であり、液晶制御RAM263は、ワークエリアやバッファメモリとして機能する記憶部である。
映像表示プロセッサVDP264は、液晶表示装置36に表示する画像データの画像処理を行うプロセッサである。また、画像データROM265は、映像表示プロセッサVDP264が画像処理を行うために必要な画像データを格納した記憶部であり、VRAM266は、映像表示プロセッサVDP264が画像処理した画像データを一時記憶する記憶部である。
上記の構成により液晶制御基板26は、演出制御基板25から送信された液晶制御コマンドに基づき画像処理を行い、液晶表示装置36に演出画像や動画を表示している。
次に、図5を参照して、液晶表示装置36の画面中に表示される特別図柄及び普通図柄の例を説明する。なお、この特別図柄、普通図柄は、特別図柄表示装置43a及び普通図柄表示装置43bにて変動する特別図柄、普通図柄を遊技者に認識しやすい態様で表示した装飾図柄である。
まず、図5(a)は、3つの特別図柄55が全て停止し、特別図柄の保留表示領域56にも保留がない状態を示している。また、領域57の画像は、普通図柄の変動を演出と共に表示したものである。
ここでは、ヒヨコが「○」の描かれた旗を上げているが、普通図柄の抽選に当選したことを示した演出である。なお、図示しないが、普通図柄の抽選に外れた場合には、「×」と描かれた旗を上げるので、遊技者は、普通図柄の抽選結果を把握し易い。
普通図柄の変動が終了すると、図5(b)の状態に移行する。すなわち、領域57の演出も終了する。ここでは、静止したタマゴが表示されている。例えば、普通図柄の変動が開始すると、タマゴが揺れたり、ヒビが入り、最終的にタマゴが割れて図5(a)のような結果が現れるようにしてもよい。
遊技者が遊技球の発射を継続していても、特別図柄及び普通図柄の始動条件が成立しない場合、3〜5秒経過後に図5(c)の状態に移行する。図5(c)では、特別図柄55や領域57に変化はないが、表示領域の下方に「(PUSH)で設定画面」との表示が現れる。
図示する通り、画面の下方には方向キー部15の決定ボタンマーク15e’が表示されるので、遊技者は、決定ボタン15eを押下することで設定画面が表示されることを認識する。設定画面の詳細は後述するが、キャラクタ選択や音量調整を行うための表示である。
ここで、特別図柄55が停止し、保留もない状態であっても、普通図柄が領域57で変動している期間は、設定画面を表示できないようにする。すなわち、決定ボタンマーク15e’を表示するのは、領域57における変動及び演出の終了から所定時間が経過した後である。
このとき、必ずしも決定ボタンマーク15e’を表示する必要はない。例えば、決定ボタン15eや演出ボタン13、14の内蔵ランプを点灯させて操作が有効となったこと報知するだけでもよい。
以上により、領域57における変動及び演出の実行中に、設定画面が上から重ねて表示され、領域57が視認できなくなることを防止することができる。従って、遊技者は、特別図柄55の変動に伴う各種演出に加えて、普通図柄の変動に伴う演出も楽しむことができる。
また、領域57において普通図柄が変動している期間には、普通図柄表示装置43bでもLEDの点灯又は消灯により普通図柄が変動しているが、両変動が全く同じタイミングで開始、終了するとは限らない。
例えば、領域57における普通図柄の変動が終了しても、普通図柄表示装置43bでは、普通図柄が変動中の場合がある。この場合、普通図柄の変動に伴う演出は行われていないから、設定画面を重ねて表示しても問題とならない。従って、このような場合には、決定ボタンマーク15e’を表示してもよい。これにより、各種設定を行いたい遊技者は、待たされる時間が短くなる。
次に、図6を参照して、実施例の各種設定画面と音量調整画面の例を説明する。
まず、液晶表示装置36の画面中に決定ボタンマーク15e’が表示され、遊技者が決定ボタン15eを押下したとき、図6(a)に示す各種設定画面(本発明の「設定画面」に相当する)が表示される。このとき、表示領域の上方には、ロゴマークや遊技機の機種名が表示される。
表示領域の左側には、「キャラクタ選択」、「BGM選択」、「音量調整」、「LED調整」の項目が列挙される。また、表示領域の右側には、方向キーマーク15’が表示されるので、遊技者は方向キー部15を使用して、いずれかの項目を選択できると認識する。
ここで、遊技者は、上方向キー15a及び下方向キー15cを操作して、矢印58を上下方向に移動させることができる。また、決定ボタンマーク15e’に「決定!」との説明があるので、遊技者は上方向キー15a及び下方向キー15cにより、いずれかの項目を選択し、決定ボタン15eで設定する項目を決定する。
例えば、遊技者が「音量調整」を選択、決定した場合、図6(b)の音量調整画面に切替わる。音量調整画面では、表示領域の上方にチェックマークの付いた「音量調整」の文字と、スピーカマーク59が表示される。また、左端を最小音量である「MIN」、右端を最大音量である「MAX」としたメータ60が表示され、現在の音量が認識できるようになっている。
今回、遊技者は左方向キー15b及び右方向キー15dを操作して、音量を調整することができる。ここでも、決定ボタンマーク15e’に「決定!」との説明があるので、遊技者は決定ボタン15eで音量を決定する。このように、表示領域に方向キーマーク15’や説明が表示されるので、遊技者は容易に各種設定を行うことができる。
なお、「キャラクタ選択」は、遊技のストーリーに関連するキャラクタを選択するものであり、各キャラクタの画像を表示して1つを選択させる。これにより、予告やリーチ演出、大当り時の演出で選択したキャラクタが登場する演出が行われる。
「BGM選択」では、通常遊技状態におけるバックグランドミュージックを選択可能とする。また、「LED調整」では、LEDの発光が眩しすぎる場合等に、発光を抑えるような選択を可能とする。これ以外にも、「遊技履歴」や「遊技方法」を選択できるようにしてもよい。
次に、図7を参照して、主制御側で行われる遊技管理処理について説明する。以下で説明する遊技管理処理は、電源投入処理が正常に終了した場合に、主制御側のメインループに対して実行されるタイマ割込み処理である。
まず、主制御手段(主制御基板24)は、タイマ管理処理を行う(ステップS10)。パチンコ遊技機1には、後述する特別図柄役物動作タイマ等の複数のタイマが用意されており、それぞれ遊技に関する時間を計時している。
主制御手段は、処理状態に応じて各種タイマを更新(タイマを減算)していくことで、多数のタイマを管理する。その後、ステップS20に進む。
ステップS20では、主制御手段は、入力管理処理を行う。これは、パチンコ遊技機1の各種センサに入力された情報を入賞カウンタに格納する処理である。その後、ステップS30に進む。
ステップS30では、主制御手段は、賞球管理処理を行う。これは、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、第1特別図柄始動口38aや一般入賞口42に入賞した場合に行われる処理である。例えば、一般入賞口42の内部にある一般入賞口センサ42cが遊技球を検知し、球検知信号を主制御手段に送信する。
主制御手段は、上記信号を受信すると、払出制御基板29(さらには、遊技球払出装置19)に向けて所定個数の賞球の払出しを行うための制御信号を送信する。このとき、後述する大入賞口入賞無効フラグがオンしていれば、大入賞口への入賞による賞球払出しのための制御信号が送信されず、払出しは行われない。
その後、所定のタイミングで大入賞口入賞無効フラグをオフにセットする。なお、上記所定のタイミングとして、入賞数と排出数の一致が確認されたとき(電源断を含む)や特別遊技が終了したとき等を設定するのが好適である。
遊技球払出装置19は、上記制御信号を受信した場合に、上貯留皿11(上貯留皿11が満杯である場合には、下貯留皿12)に所定個数の賞球を払出す。その後、ステップS40に進む。
ステップS40では、主制御手段は、普通図柄管理処理を行う。普通図柄管理処理の詳細は後述するが、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、普通図柄用始動ゲート40a又は右普通図柄用始動ゲート40bを通過した場合に行われる処理である。その後、ステップS50に進む。
ステップS50では、主制御手段は、普通電動役物管理処理を行う。これは、普通図柄の抽選結果により普通電動役物の動作を制御する処理である。普通図柄管理処理(ステップS40)にて、普通図柄が当り態様で停止した場合には、主制御手段は、普通電動役物用ソレノイドに制御信号を送信し、所定時間、第2特別図柄始動口38bの開閉部材を開放する。
主制御手段は、上記所定時間が経過した場合、又は所定時間経過前に第2特別図柄始動口38bに予め定められた上限数の遊技球が入賞した場合に、上記開閉部材を閉鎖するための制御信号を普通電動役物用ソレノイドに送信する。これにより、上記開閉部材は閉鎖する。その後、ステップS60に進む。
なお、普通図柄管理処理(ステップS40)にて、普通図柄が外れ態様で停止した場合には、上記開閉部材を開放することはなく、主制御手段は、何もせず普通電動役物遊技処理を終了する。
ステップS60では、主制御手段は、特別図柄管理処理を行う。これは、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、第1特別図柄始動口38a又は第2特別図柄始動口38bに入賞した場合に行われる処理である。
詳細は後述するが、始動入賞口センサ38cが遊技球を検出すると、始動入賞口センサ38cは、球検出信号を主制御手段に送信し、主制御手段で特別図柄の抽選が行われる。
主制御手段は、特別図柄表示装置43aに制御信号を送信する。特別図柄表示装置43aでは、7セグメントLEDによる特別図柄の変動が行われ、特別図柄が所定時間の経過後に抽選結果に応じて当り又は外れの態様で停止する。また、特別図柄の変動は、液晶表示装置36においても遊技者に確実に認識可能な装飾図柄で表示される。その後、ステップS70に進む。
ステップS70では、主制御手段は、特別電動役物管理処理を行う。これは、特別図柄の抽選結果により特別電動役物(大入賞装置39a、39b)の動作を制御する処理である。
特別図柄が当り態様で停止した場合には、いわゆる大当りとなり、複数のラウンドからなる特別遊技が遊技者に付与される。なお、特別図柄管理処理(ステップS60)にて、特別図柄が外れ態様で停止した場合には、直ちに特別電動役物管理処理が終了となる。その後、ステップS80に進む。
ステップS80では、主制御手段は、設定画面表示処理を行う。設定画面表示処理の詳細は後述するが、各種設定画面の表示に関する処理である。設定画面表示処理が終了すると、遊技管理処理も終了となる。
次に、図8A、8Bを参照して、遊技管理処理の中で行われる普通図柄管理処理について説明する。普通図柄管理処理では、主制御手段は、後述する普通図柄動作ステータス(変動開始時、変動中、確認時間中)を判定し、それぞれの処理を管理する。
まず、主制御手段は、遊技球が普図始動用ゲートを通過したか否かを判定する(ステップS91)。例えば、遊技球が普通図柄用始動ゲート40aを通過した場合には、「YES」の判定となり、ステップS92に進む。一方、通過していない場合には、「NO」の判定となり、ステップS95に進む。
遊技球が普図始動用ゲートを通過した場合(ステップS91でYES)、主制御手段は、普図保留球数が4であるか否かを判定する(ステップS92)。実施例では、普図保留球数の上限数が4個であるので、普図保留球数が上限数に達しているか否かの判定となる。
普図保留球数が4である場合には、「YES」の判定となり、ステップS95に進む。一方、普図保留球数が4に達していない場合には、「NO」の判定となり、ステップS93に進む。
普図保留球数が4に達していない場合(ステップS92でNO)、主制御手段は、普図保留球数を1加算する(ステップS93)。その後、ステップS94に進む。
ステップS94では、主制御手段は、当り判定用乱数を普図保留球数記憶エリアに格納する。具体的には、遊技球が普図始動用ゲートを通過したとき、取得した普通図柄の当り判定用乱数を記憶する処理である。その後、ステップS95に進む。
次に、主制御手段は、普図当りフラグがONしているか否かを判定する(ステップS95)。普図当りフラグは、普通図柄の抽選に当選したとき、オンとなるフラグである。
普図当りフラグがオンの場合には、「YES」の判定となり、ステップS111に進む(図8B参照)。一方、普図当りフラグがオンでない場合には、「NO」の判定となり、ステップS96に進む。
普図当りフラグがオンでない場合(ステップS95でNO)、主制御手段は、普通図柄動作ステータス判定を行う(ステップS96)。普通図柄動作ステータス(以下、普図動作ステータスともいう)が「00H」に設定されている場合は、普通図柄の「変動開始時」であるので、ステップS97に進む(図8B参照)。
また、普図動作ステータスが「01H」に設定されている場合は、普通図柄が「変動中」であるので、ステップS105に進む。さらに、普図動作ステータスが「02H」に設定されている場合は、普通図柄の「確認時間中」であるので、ステップS107に進む。以下、普図動作ステータスの各処理ついて説明する。
まず、普図動作ステータスが「00H」に設定されている場合を説明する。このとき、主制御手段は、普図保留球数が0であるか否かを判定する(図8B:ステップS97)。普図保留球数が0である場合には、「YES」の判定となり、ステップS98に進む。一方、普図保留球数が0でない場合には、「NO」の判定となり、ステップS99に進む。
普図保留球数が0である場合(ステップS97でYES)、主制御手段は、普図変動終了フラグをONする(ステップS98)。普図変動終了フラグのオンは、普図保留球数が0かつ普通図柄表示装置43bにおける普通図柄の変動が停止していることを意味する。
詳細は後述するが、普図変動終了フラグは、「設定画面表示許可コマンド」を送信する際にオン、オフが確認される。普通図柄表示装置43bにおける普通図柄の変動時間と比較して、液晶表示装置36における普通図柄の変動時間が短い(例えば、前者が7秒、後者が5秒)場合には、普図保留球数が0かつ普通図柄の変動開始から5秒経過(液晶表示装置36における普通図柄の変動停止)を条件に、普図変動終了フラグをオンするようにしてもよい。その後、ステップS111に進む(後述する)。
一方、普図保留球数が0でない場合(ステップS97でNO)、主制御手段は、普図保留球数を1減算する(ステップS99)。さらに、主制御手段は、当り判定用乱数の判定処理を行う(ステップS100)。これは、当り判定用乱数が当りか否かの判定である。その後、ステップS101に進む。
ステップS101では、主制御手段は、停止図柄作成処理を行う。これは、普通図柄表示装置43bに表示される停止図柄を作成する処理である。さらに、主制御手段は、普図変動時間をセットする(ステップS102)。具体的には、遊技状態に応じた普通図柄の変動時間をタイマにセットする。その後、ステップS103に進む。
ステップS103では、主制御手段は、保留記憶エリアをシフトする。最大保留数と同数ある普通図柄の保留記憶エリア1〜4は、保留球数の減算に伴い1だけシフトする。その後、ステップS104に進む。
ステップS104では、主制御手段は、変動開始時の各種設定を行う。具体的には、普図動作ステータスを「01H」に設定するので、次回の普通図柄動作ステータス判定(ステップS96)では、ステップS105に進むようになる。
また、最新の保留情報が記憶される保留記憶エリア4について「00H」に設定し、普図変動中フラグを「ON」、普図変動終了フラグを「OFF」に設定する。その後、ステップS111に進む(後述する)。
次に、普図動作ステータスが「01H」に設定されている場合を説明する。このとき、主制御手段は、普図変動時間が0となったか否かを判定する(ステップS105)。普普図変動時間が0になった場合には、「YES」の判定となり、ステップS106に進む。一方、まだ普図変動時間が0となっていない場合には、「NO」の判定となり、ステップS111に進む(後述する)。
普図変動時間が0となった場合(ステップS105でYES)、主制御手段は、変動停止時の各種設定を行う(ステップS106)。具体的には、普図動作ステータスを「02H」に設定するので、次回の普通図柄動作ステータス判定(ステップS96)では、ステップS107に進むようになる。
また、普図役物タイマに確認時間に相当する「596ms」をセットし、普図変動中フラグを「OFF」に設定する。その後、ステップS111に進む(後述する)。
次に、普図動作ステータスが「02H」に設定されている場合を説明する。このとき、主制御手段は、普図役物タイマが0であるか否かを判定する(ステップS107)。具体的には、ステップS106でセットした時間の経過を判定する処理である。
普図役物タイマが0である場合には、「YES」の判定となり、ステップS108に進む。一方、まだ普図役物タイマが0となっていない場合には、「NO」の判定となり、ステップS111に進む(後述する)。
普図役物タイマが0となった場合(ステップS107でYES)、主制御手段は、普図動作ステータスを「00H」に設定する(ステップS108)。これにより、次回の普通図柄動作ステータス判定(ステップS96)では、ステップS97に進むようになる。その後、ステップS109に進む。
次に、主制御手段は、普通図柄が当りであるか否かを判定する(ステップS109)。普通図柄が当りである場合には、「YES」の判定となり、ステップS110に進む。一方、普通図柄が当りとなっていない場合には、「NO」の判定となり、ステップS111に進む。
普通図柄が当りである場合(ステップS109でYES)、主制御手段は、普図当り時の各種設定を行う(ステップS110)。具体的には、普図当りフラグを「ON」に設定する。その後、ステップS111に進む。
最後に、主制御手段は、普通図柄表示データを更新する(ステップS111)。これは、普通図柄表示装置43bで表示される普通図柄の表示データを更新する処理である。その後、普通図柄管理処理を終了する。
次に、図9を参照して、遊技管理処理の中で行われる特別図柄管理処理について説明する。特別図柄管理処理では、主制御手段は、後述する特別図柄動作ステータス(変動待機中、変動中、確認時間中)を判定し、それぞれの処理を管理する。
まず、主制御手段は、始動口チェック処理1を行う(ステップS121)。これは、第1特別図柄始動口38aへの遊技球の入賞を判断し、大当り判定用乱数等を保留記憶エリアに格納し、必要に応じて保留先読みコマンドの作成等を行うものである。その後、ステップS122に進む。
ステップS122では、主制御手段は、始動口チェック処理2を行う。ここでは、第2特別図柄始動口38bへの遊技球の入賞について、始動口チェック処理1と同様の処理を行う。その後、ステップS123に進む。
次に、主制御手段は、条件装置作動フラグがONか否かを判定する(ステップS123)。条件装置とは、大当り発生時に大当りを継続する条件が成立した場合に作動する装置である。
条件装置作動フラグがオンしている場合には、「YES」の判定となり、ステップS128に進む。一方、条件装置作動フラグがオンしていない場合には、「NO」の判定となり、ステップS124に進む。すなわち、ステップS124〜S127は、大当りが発生していない通常遊技状態の場合の処理となる。
ステップS123の判定が「NO」である場合、主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定を行う(ステップS124)。特別図柄動作ステータス(以下、特図動作ステータスともいう)が「00H」、「01H」に設定されている場合は、特別図柄が「変動待機中」であるので、ステップS125に進む。
また、特図動作ステータスが「02H」に設定されている場合は、特別図柄が「変動中」であるので、ステップS126に進む。さらに、特図動作ステータスが「03H」に設定されている場合は、特別図柄の「確認時間中」であるので、ステップS127に進む。以下、特図動作ステータスの各処理ついて説明する。
まず、図10A、10Bを参照して、特別図柄管理処理の中で行われる特別図柄変動開始処理について説明する。
まず、図10Aにおいて、主制御手段は、特図2保留球数が0であるか否かを判定する(ステップS131)。特図2の保留球数が0である場合には、「YES」の判定となり、ステップS132に進む。一方、保留球数が0でない場合には、「NO」の判定となり、ステップS138に進む(図10B参照)。
特図2の保留球数が0である場合(ステップS131でYES)、主制御手段は、特図1保留球数が0であるか否かを判定する(ステップS132)。特図1の保留球数が0である場合には、「YES」の判定となり、ステップS133に進む。一方、保留球数が0でない場合には、「NO」の判定となり、ステップS138に進む(図10B参照)。
特図1の保留球数が0である場合(ステップS132でYES)、主制御手段は、特図動作ステータスが00Hであるか否かを判定する(ステップS133)。詳細は後述するが、特別図柄確認時間中処理(図9:ステップS127)が実行された直後は、特図動作ステータスとして「01H」がセットされている。
特図動作ステータスが「00H」である場合には、「YES」の判定となり、ステップS136に進む。一方、特図動作ステータスが「00H」でない場合(「01H」の場合)には、「NO」の判定となり、ステップS134に進む。
特図動作ステータスが「00H」である場合(ステップS133でNO)、主制御手段は、客待ちデモコマンドを送信する(ステップS134)。「客待ちデモコマンド」は、特図1、特図2の保留球数が共に0かつ特図動作ステータスが「01H」の場合に、主制御手段(主制御基板24)から副制御手段(演出制御基板25)に向けて送信される。その後、ステップS135に進む。
ステップS135では、主制御手段は、特図動作ステータスに00Hをセットする。このセットにより特別図柄変動開始処理は終了となるが、これ以後、特別図柄変動開始処理では、保留情報が発生しない限り、ステップS133の判定で「YES」となる処理を繰り返す。その後、ステップS136に進む。
次に、主制御手段は、普図変動終了フラグがONであるか否かを判定する(ステップS136)。普図変動終了フラグがオンしている場合には、「YES」の判定となり、ステップS137に進む。一方、普図変動終了フラグがオンしていない場合には、「NO」の判定となり、特別図柄変動開始処理を終了する。
普図変動終了フラグがオンである場合(ステップS136でYES)、主制御手段は、設定画面表示許可コマンドを送信する(ステップS137)。「設定画面表示許可コマンド」は、基本的に各図柄表示装置43a、43bにおける普通図柄、特別図柄の変動が停止し、保留もない場合に、主制御手段(主制御基板24)から副制御手段(演出制御基板25)に向けて送信される。その後、特別図柄変動開始処理を終了する。
ステップS131、ステップS132の判定が「NO」である場合、主制御手段は、特図1又は特図2の保留球数を1減算する(図10B:ステップS138)。その後、ステップS139に進む。
ステップS139では、主制御手段は、保留減算コマンドを送信する。主制御手段は、副制御手段に向けて「保留減算コマンド」を送信するので、特別図柄表示装置43a(右側の7セグメントLED)の保留表示及び液晶表示装置36に表示された保留表示が1減算される。その後、ステップS140に進む。
ステップS140では、主制御手段は、特別図柄作動確認データをセットする。具体的には、特図1が変動を開始する場合は特別図柄作動確認データとして「00H」を、特図2が変動を開始する場合は「01H」をセットする。その後、ステップS141に進む。
ステップS141では、主制御手段は、保留記憶エリアをシフトする。最大保留数と同数ある保留記憶エリア1〜4は、保留球数の減算に伴い1だけシフトする。このとき、最新の保留情報が記憶される保留記憶エリア4については0をセットする。その後、ステップS142に進む。
ステップS142では、主制御手段は、特別電動役物作動判定用乱数判定処理を行う。これは、特図に対応した当り乱数判定用テーブルを決定して乱数判定処理を行う、いわゆる、特図の抽選処理である。また、大当り判定フラグをワークエリアへ格納する処理も行う。その後、ステップS143に進む。
ステップS143では、主制御手段は、特別停止図柄作成処理を行う。ここでは、特図に対応した図柄テーブル選択テーブルを選択し、図柄判定用乱数値、大当り判定フラグを取得して特図の停止図柄を作成する。その後、ステップS144に進む。
ステップS144では、主制御手段は、遊技状態移行準備処理を行う。ここでは、大当り判定フラグがオンの場合に、大当り種別に応じた遊技状態移行テーブルを選択し、これを参照して各種バッファに値を格納する。その後、ステップS145に進む。
ステップS145では、主制御手段は、特図変動パターン作成処理を行う。これは、変動パターン振分けテーブルを選択し、変動パターン用乱数に基づいて特図の変動パターンを作成する処理である。その後、ステップS146に進む。
ステップS146では、主制御手段は、特図1又は特図2の変動中フラグをONにセットする。具体的には、これから変動することになる一方の特図の変動中フラグをオンとする。その後、ステップS147に進む。
ステップS147では、主制御手段は、装飾図柄指定コマンドを送信する。装飾図柄とは、液晶表示装置36で変動表示する図柄のことである。主制御手段(主制御基板24)は、「装飾図柄指定コマンド」を作成し、副制御手段(演出制御基板25)に向けて送信する。その後、ステップS148に進む。
最後に、主制御手段は、変動開始時の各種設定を行う(ステップS148)。具体的には、乱数記憶エリア0に「00H」(消去)をセットする。また、特図動作ステータスを「02H」(変動中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(図9:ステップS124)にて、後述する特別図柄変動中処理(図9:ステップS126)に分岐するようになる。その後、特別図柄変動開始処理を終了する。図9に戻り、その後、ステップS128に進む(後述する)。
主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定(ステップS124)にて、特図動作ステータスが「02H」(変動中)と判断された場合、特別図柄変動中処理(ステップS126)を行う。
特別図柄変動中処理について簡潔に説明すると、主制御手段は、特図の変動時間に関するタイマである特別図柄役物動作タイマが0であるか否かを判定し、このタイマが0となった場合に、「変動停止コマンド」を副制御手段に向けて送信する。
また、変動停止時の各種設定を行うが、特図動作ステータスを「03H」(確認時間中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(ステップS124)にて、後述する特別図柄確認時間中処理(ステップS127)に分岐するようになる。その後、特別図柄変動中処理を終了する。その後、ステップS128に進む(後述する)。
主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定(ステップS124)にて、特図動作ステータスが03H(確認時間中)と判断された場合、特別図柄確認時間中処理(ステップS127)を行う。
特別図柄確認時間中処理についても簡潔に説明するが、主制御手段は、特別図柄の変動が停止したときに、大当り時の設定、時短回数の減算、回数限定の確率変動であるST回数の減算等を行う。
特別図柄役物時間タイマが0となった場合、特図動作ステータスを「01H」(変動待機中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(ステップS124)にて、特別図柄変動開始処理(ステップS125)に分岐するようになる。その後、ステップS128に進む。
最後に、ステップS128では、主制御手段は、特別図柄表示データを更新する。具体的には、特別図柄表示装置43aの特別図柄を更新する。その後、特別図柄管理処理を終了する。
次に、図11を参照して、遊技管理処理の中で行われる設定画面表示処理について説明する。
まず、主制御手段は、特図の変動中か否かを判定する(ステップS151)。特別図柄の変動中である場合には、各種設定画面を表示することはできない。従って、「YES」の判定となり、設定画面表示処理を終了する。一方、特別図柄の変動中でない場合には、「NO」の判定となり、ステップS152に進む。
特別図柄の変動中でない場合(ステップS151でNO)、主制御手段は、液晶の画面中にて普図が変動中か否かを判定する(ステップS152)。普通図柄の変動中である場合には、「YES」の判定となり、設定画面表示処理を終了する。一方、普通図柄の変動中でない場合には、「NO」の判定となり、ステップS153に進む。
普通図柄の変動中でない場合(ステップS152でNO)、主制御手段は、ボタン操作があったか否かを判定する(ステップS153)。例えば、方向キー部15の決定ボタン15eが操作された場合には、「YES」の判定となり、ステップS154に進む。一方、ボタンが操作されなかった場合には、「NO」の判定となり、設定画面表示処理を終了する。
最後に、ボタン操作があった場合(ステップS153でYES)、主制御手段は、設定画面表示コマンドを送信する(ステップS154)。主制御手段は、副制御手段に向けて「設定画面表示コマンド」を送信するので、液晶表示装置36に設定画面が表示される。その後、設定画面表示処理を終了する。
以下では、図12を参照して、副制御側で行われるメイン処理について説明する。このメイン処理には、副制御手段(演出制御基板25)の起動時に行われる初期化処理が含まれる。
まず、副制御手段は、初期化処理を行う(ステップS201)。これは、主に、副制御手段の各種初期設定を行うものであり、起動時に一度だけ行われる。その後、ステップS202に進む。
次に、副制御手段は、メインループ更新周期となったか否かを判定する(ステップS202)。メインループとは、後述するステップS204〜S209までの処理であるが、その更新周期は16msである。
ステップS202に進んだとき更新周期の16msが経過すると、「YES」の判定となり、ステップS204に進む。一方、16ms経過する前の状態では、更新周期となっていないので、「NO」の判定となる。この場合には、ステップS203に進む。
ステップS202の判定が「NO」である場合、副制御手段は、各種ソフト乱数の更新処理を行う(ステップS203)。その後、ステップS202の判定が「YES」となるまでステップS202、S203の処理を繰り返す。このループの期間に、1ms周期のタイマ割込み処理(図14参照)が実行されるが、副制御手段は、この割込み処理回数をカウントして、上記の16msが経過したか否かを判定する。
ステップS202の判定が「YES」である場合、副制御手段は、LEDデータ更新処理を行う(ステップS204)。上述の通り、ステップS204〜S209はメインループの処理となるが、ここでは、枠装飾LED8、盤面装飾LED35のデータを更新することで、装飾LEDの発光態様を変化させる。その後、ステップS205に進む。
ステップS205では、副制御手段は、受信コマンド解析処理を行う。詳細は後述するが、受信した制御コマンドの種別を解析し、制御コマンドに応じた各種処理を実行する処理である。その後、ステップS206に進む。
ステップS206では、副制御手段は、メインシナリオ更新処理を行う。具体的には、制御コマンドに応じた演出の各種設定を行う。その後、ステップS207に進む。
ステップS207では、副制御手段は、サウンド出力処理を行う。具体的には、シナリオに応じてスピーカ7からサウンドを出力させる。その後、ステップS208に進む。
ステップS208では、副制御手段は、ソレノイド更新処理を行う。具体的には、大入賞装置39a、39b等に用いられているソレノイドの詳細な動作を設定する。その後、ステップS209に進む。
ステップS209では、副制御手段は、ノイズ対策用処理を行う。具体的には、周辺LSIがノイズの影響を受けていないかチェックする。この処理が終了すると、ステップS202に戻り、以降の処理を継続して実行する。
次に、図13を参照して、副制御側メイン処理の中で行われる受信コマンド解析処理について説明する。
まず、副制御手段は、受信コマンドが正常であるか否かを判定する(ステップS211)。受信コマンドが正常である場合には、「YES」の判定となり、ステップS212に進む。一方、受信コマンドが正常でない場合には、「NO」の判定となり、受信コマンド解析処理を終了する。
受信コマンドが正常である場合(ステップS211でYES)、副制御手段は、受信コマンドが設定画面表示許可コマンドであるか否かを判定する(ステップS212)。「設定画面表示許可コマンド」は、特別図柄変動開始処理の中で、主制御基板24から演出制御基板25に向けて送信される制御コマンドである(図10A参照)。
受信コマンドが設定画面表示許可コマンドであった場合には、「YES」の判定となり、ステップS213に進む。一方、受信コマンドが設定画面表示許可コマンドでなかった場合には、「NO」の判定となり、ステップS214に進む。
受信コマンドが設定画面表示許可コマンドであった場合(ステップS212でYES)、副制御手段は、ボタンマーク表示処理をセットする(ステップS213)。これにより、液晶表示装置36の画面中に決定ボタンマーク15e’が表示される(図5(c)参照)。その後、受信コマンド解析処理を終了する。
一方、受信コマンドが設定画面表示許可コマンドでなかった場合(ステップS212でNO)、副制御手段は、受信コマンドが設定画面表示コマンドであるか否かを判定する(ステップS214)。「設定画面表示コマンド」は、設定画面表示処理の中で、主制御基板24から演出制御基板25に向けて送信される制御コマンドである(図11参照)。
受信コマンドが設定画面表示コマンドであった場合には、「YES」の判定となり、ステップS215に進む。一方、設定画面表示コマンドでなかった場合には、「NO」の判定となり、ステップS216に進む。
受信コマンドが設定画面表示コマンドであった場合(ステップS214でYES)、副制御手段は、設定画面表示処理をセットする(ステップS215)。これにより、液晶表示装置36の画面中に各種設定画面が表示される(図6(a)参照)。その後、受信コマンド解析処理を終了する。
一方、受信コマンドが設定画面表示コマンドでなかった場合(ステップS214でNO)、副制御手段は、受信コマンドに対応した処理をセットする(ステップS216)。例えば、受信コマンドが「客待ちデモコマンド」であった場合には、客待ちデモンストレーションを開始するためのタイマをスタートさせる。その後、受信コマンド解析処理を終了する。
最後に、図14を参照して、タイマ割込み処理について説明する。タイマ割込み処理は、演出制御側メイン処理(図12)に対して、1ms周期で実行される割込み処理である。
まず、副制御手段は、CPUレジスタの初期設定をする(ステップS221)。具体的には、ポートのリフレッシュ初期値の設定を行う。その後、ステップS222に進む。
ステップS222では、副制御手段は、出力処理を行う。具体的には、可動役物に用いられているソレノイドやモータの出力処理を行う。その後、ステップS223に進む。
ステップS223では、副制御手段は、演出ボタン入力状態更新処理を行う。具体的には、演出ボタン13〜15の操作がされた場合に、入力状態を更新する。その後、ステップS224に進む。
ステップS224では、副制御手段は、スイッチ入力状態更新処理を行う。具体的には、ボリュームスイッチ31等の入力情報を確認し、その情報に応じた処理を行う。その後、ステップS225に進む。
ステップS225では、副制御手段は、液晶制御コマンド送信処理を行う。演出制御基板25は、例えば、各種設定画面の表示用コマンドを液晶制御基板26に向けて送信する。その後、ステップS226に進む。
ステップS226では、副制御手段は、モータ更新処理を行う。具体的には、可動役物に用いられているモータの詳細な動作設定をする。その後、ステップS227に進む。
ステップS227では、副制御手段は、LEDデータ出力処理を行う。具体的には、必要なタイミングで枠装飾LED8、盤面装飾LED35を点灯、点滅させるLEDデータ出力を行う。その後、ステップS228に進む。
ステップS228では、副制御手段は、演出実行処理を行う。具体的には、図柄変動時の選択された演出や演出ボタン13〜14の操作により開始又は変化する演出を実行する。その後、ステップS229に進む。
最後に、副制御手段は、メインループ更新周期用ワークを1インクリメントする(ステップS229)。これは、上述のメインループの処理(図12:ステップS204〜S209)の更新周期である16msをカウントするため、メインループ更新周期用ワークを1だけインクリメントする処理である。その後、タイマ割込処理を終了する。以上、本実施例のパチンコ遊技機1の一連の動作を説明した。
以上のように実施例では、液晶表示装置36の画面中で普通図柄が演出(第1変動演出)を伴って変動する。遊技に関する各種設定を行うための設定画面は、第1変動演出及び特別図柄の変動に伴う第2変動演出の終了後に表示可能とする。これにより、適正なタイミングで設定画面が表示されるので、遊技者が各種演出を楽しむことができる。
上記の実施例は、本発明の一例であり、これ以外にも本発明を実施することができる種々の変形例が考えられる。
普通図柄の変動に伴う第1変動演出の例として、「○」又は「×」の旗を上げるヒヨコを示したが、第1変動演出には、単に「○」又は「×」を表示するものや、「○」又は「×」のいずれかのランプが点灯するもの等が含まれる。
各種設定画面を表示可能とするタイミングは、少なくとも液晶表示装置36の画面中で行われる普通図柄、特別図柄の変動は停止している必要がある。しかし、特別図柄表示装置43a及び普通図柄表示装置43bの両図柄の変動が全て停止していることまでは必要としない。
例えば、「普通図柄の保留球数が4のとき、画面中で行われる図柄変動の合計時間」より、「画面がデモ表示に切替わるまでの時間」の方が長い場合は、画面中の普通図柄の変動が停止したタイミングで、各種設定画面を表示可能とする。これにより、デモ表示に移行する前に各種設定が可能になる。
各種設定画面を表示させるための操作手段は、左演出ボタン13又は中央演出ボタン14であってもよい。また、方向キー部15の代わりに演出ボタン13、14を複数回操作することで設定する項目を選択可能にしてもよい。
以上、本実施形態としてパチンコ遊技機について説明したが、本発明は、これに限らず雀球式遊技機、アレンジボール機、封入式遊技機、回胴式遊技機、遊技球が遊技媒体となる回胴式遊技機(いわゆる、パロット機)等にも適用可能である。
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
4a 遊技領域
4b 化粧板
8 枠装飾LED
13 左演出ボタン (操作手段)
14 中央演出ボタン (操作手段)
15 方向キー部
15a 上方向キー
15b 左方向キー
15c 下方向キー
15d 右方向キー
15e 決定ボタン (操作手段)
21 外部端子基板
24 主制御基板
25 演出制御基板
26 液晶制御基板
28 電源基板
29 払出制御基板
30 発射制御基板
36 液晶表示装置 (第1表示手段)
37 可動役物
38 始動入賞装置
38a 第1特別図柄始動口
38b 第2特別図柄始動口
38c 始動入賞口センサ
39a 第1大入賞装置
39b 第2大入賞装置
39c 大入賞口センサ
40 普通図柄用始動ゲート
40c 始動ゲート通過センサ
42 一般入賞口
42c 一般入賞口センサ
43a 特別図柄表示装置 (第2表示手段)
43b 普通図柄表示装置 (第2表示手段)

Claims (3)

  1. 種々の図柄の変動表示及び各種演出を表示する第1表示手段と、
    始動条件が成立した場合に変動を開始し、第1の抽選結果に応じた態様で停止する普通図柄と、
    始動条件が成立した場合に変動を開始し、第2の抽選結果に応じた態様で停止する特別図柄とを備え、
    前記第1表示手段に、遊技に関する各種設定を行うための設定画面と、前記普通図柄の変動に伴う第1変動演出及び前記特別図柄の変動に伴う第2変動演出とを表示する遊技機であって、
    前記第1変動演出及び前記第2変動演出が終了した後に、前記設定画面を表示可能とすることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    発光部材により前記普通図柄及び前記特別図柄の変動を表示する第2表示手段をさらに備え、
    前記第2表示手段でのみ前記普通図柄が変動中の場合には、前記設定画面を表示可能とすることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機において、
    遊技者が操作可能な操作手段をさらに備え、
    前記第1変動演出及び前記第2変動演出が終了した後に、前記操作手段の操作を有効とし、
    前記操作手段が操作された場合に、前記設定画面が表示されることを特徴とする遊技機。
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