JP2015092798A - 分散型電源システム - Google Patents
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Abstract
【課題】系統電源、蓄電池、電気自動車を有機的に動作させ、系統電源が存在する場合系統電源からの電力を一定化でき、系統電源が無しの場合に各畜電池を有機的に動作させて負荷に電力供給できる分散型電源システムを提供する。【解決手段】蓄電池5からの直流電力を調整する双方向DC/DCコンバータ4と、複数の電気自動車6−1〜6−5に入出力される直流電力を調整する複数の双方向充放電装置7−1〜7−5と、系統電源1の交流電力及び蓄電池5、双方向充放電装置7−1〜7−5よりの直流電力を調整する双方向AC/DCコンバータ3を備え、双方向DC/DCコンバータ4、双方向充放電装置7−1〜7−5、双方向AC/DCコンバータ3をコントローラ8で有機的に制御し、系統電源1よりの電力量供給を一定化し、また系統電源無しの場合に、各畜電池より負荷3に電力を供給する。【選択図】 図1
Description
本発明は、分散型電源システム、特に系統電源以外の他の電源として複数の電気自動車を採用した分散型電源システムに関する。
近年、負荷に対する電源供給に、系統電源以外に太陽電池、蓄電池等を併用し、各電源の状況に応じた電力供給を負荷へ行うようにした分散型電源システムが多用されている。
その一例として、蓄電池から放電用ダイオードおよびリレーを介してパワーコンデッショナの入力側にいたる放電経路とは別に、パワーコンデッショナの出力側から蓄電池へ至る充電経路を備えることで、連携運転時にも太陽電池から蓄電池の充電が可能となる分散型電源システムが開示されている(例えば特許文献1参照)。
その一例として、蓄電池から放電用ダイオードおよびリレーを介してパワーコンデッショナの入力側にいたる放電経路とは別に、パワーコンデッショナの出力側から蓄電池へ至る充電経路を備えることで、連携運転時にも太陽電池から蓄電池の充電が可能となる分散型電源システムが開示されている(例えば特許文献1参照)。
また、分散型の電源システムとして、系統電源、複数の太陽電池、蓄電池の他に電気自動車用蓄電池を採用したマンション用電源システムが開示されている(例えば特許文献2参照)。
上記した特許文献1記載の分散型電源システムでは、太陽エネルギー量の計測、蓄電池への充放電量及び系統への充放電量の制御がないため、例えば昼間電力消費が多く、夜間に蓄電池に充電したエネルギーを昼間に太陽電池エネルギーと加算し、系統へ電力供給する場合、電力量を安定して他の系統への電力融通が出来ない、という問題がある。
そこで、引用文献1に記載の太陽電池に代えて、上記引用文献2に示す電気自動車電池を採用し、特に複数個の電気自動車用電池と系統電源とを連携する分散型電源システムとすることが考えられる。
しかしながら、引用文献2に記載の電気自動車電池は、充電電気を出力し、DC/ACコンバータで交流信号に変換する場合、系統に周期を同期する方法が一般的であり、例えば停電等で系統が存在しない場合、全てのインターフェイスを同期する必要があり、非常に大きな設備が必要となる、という問題がある。
しかしながら、引用文献2に記載の電気自動車電池は、充電電気を出力し、DC/ACコンバータで交流信号に変換する場合、系統に周期を同期する方法が一般的であり、例えば停電等で系統が存在しない場合、全てのインターフェイスを同期する必要があり、非常に大きな設備が必要となる、という問題がある。
本願発明は、上記問題点に着目してなされたものであって、電源として、系統電源と、複数の電気自動車とを備え、系統電源が存在する場合には、負荷への系統電源の出力が一定となるように、また系統電源が停電等で存在しない場合でも、負荷への電力が供給できるように各電気自動車の電池への充放電を一体的に調整し得るようにした分散型電源システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る分散型電源システムは、負荷に対して電力供給可能な系統電源、蓄電池、及び複数の電気自動車と、前記蓄電池から入出力される直流電力を調整する第1調整手段と、前記複数の電気自動車から入出力される直流電力を、それぞれ調整する複数の第2調整手段と、前記第1調整手段及び第2調整手段より入力される直流電力を交流電力に調整し、前記系統電源より入力される交流電力を直流電力に、又は前記第1調整手段及び第2調整手段よりの直流電力を交流電力に変換調整する第3調整手段と、前記蓄電池の入出力、前記複数の電気自動車への入出力を取り込み、及び前記系統電源よりの出力、前記電気自動車への入出力を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記制御手段は、前記系統電源が存在する場合に、前記蓄電池、前記系統電源及び前記各電気自動車を利用して、前記系統電源からの電力供給量を一定化する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項3に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記制御手段は、前記系統電源が存在しない場合に、前記蓄電池の電力を負荷に供給しながら、前記蓄電池及び電気自動車より、負荷に電力を供給するように制御することを特徴とする。
また、請求項4に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記第1調整手段は、双方向DC/DCコンバータからなることを特徴とする。
また、請求項5に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記第2調整手段は、それぞれ双方向充放電装置からなることを特徴とする。
また、請求項6に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記第3調整手段は、双方向充AC/DCコンバータからなることを特徴とする。
また、請求項2に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記制御手段は、前記系統電源が存在する場合に、前記蓄電池、前記系統電源及び前記各電気自動車を利用して、前記系統電源からの電力供給量を一定化する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項3に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記制御手段は、前記系統電源が存在しない場合に、前記蓄電池の電力を負荷に供給しながら、前記蓄電池及び電気自動車より、負荷に電力を供給するように制御することを特徴とする。
また、請求項4に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記第1調整手段は、双方向DC/DCコンバータからなることを特徴とする。
また、請求項5に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記第2調整手段は、それぞれ双方向充放電装置からなることを特徴とする。
また、請求項6に係る分散型電源システムは、請求項1に係るものにおいて、前記第3調整手段は、双方向充AC/DCコンバータからなることを特徴とする。
本発明によれば、電源として、系統電源に加え、蓄電池、さらに充放電可能な複数の電気自動車を備えた分散型電源システムを構成しているので、従来の系統電源、太陽電地、蓄電池を備えている分散型電源システムに比して、系統電源が存在する場合には、
1) 蓄電池を利用して系統からの電力供給量を一定に供給しながら複数の電気自動車に充電することができる。
2) 反対に、複数の電気自動車からの電気エネルギーを取り出し、変動分を蓄電池からのエネルギー供給量で調整し、交流の出力を一定に制御できる。
3) 上記利点を利用して、電力消費の少ない時に、蓄電池あるいは電気自動車に充電し、ピーク時に放電することにより、電力ピークカットができる。
4) 複数の電気自動車に充放電しても系統とは、単一接続なので系統電力に対してのノイズの影響を小さくできる。
等の効果が得られ、また、系統が存在しない場合(停電などの場合)に、
1) 非常時(停電時)において、大きな電力を取り出すことができる。
2) 非常時(停電時)においては、電気自動車をシステム外部で充電し、本システムに接続して放電することができるため、防災用においては長期継続してのエネルギー供給可能なステムとして使用できる。
3) また、複数の電気自動車と蓄電器を組み合わせているため、交流出力は安定している。
という効果が認められる。
1) 蓄電池を利用して系統からの電力供給量を一定に供給しながら複数の電気自動車に充電することができる。
2) 反対に、複数の電気自動車からの電気エネルギーを取り出し、変動分を蓄電池からのエネルギー供給量で調整し、交流の出力を一定に制御できる。
3) 上記利点を利用して、電力消費の少ない時に、蓄電池あるいは電気自動車に充電し、ピーク時に放電することにより、電力ピークカットができる。
4) 複数の電気自動車に充放電しても系統とは、単一接続なので系統電力に対してのノイズの影響を小さくできる。
等の効果が得られ、また、系統が存在しない場合(停電などの場合)に、
1) 非常時(停電時)において、大きな電力を取り出すことができる。
2) 非常時(停電時)においては、電気自動車をシステム外部で充電し、本システムに接続して放電することができるため、防災用においては長期継続してのエネルギー供給可能なステムとして使用できる。
3) また、複数の電気自動車と蓄電器を組み合わせているため、交流出力は安定している。
という効果が認められる。
以下、実施の形態により、本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る分散型電源システムの構成を示すブロック図である。
この実施形態分散型電源システムは、系統電源(系統電力)1と、受電装置2と、双方向AC/DCコンバータ3と、双方向DC/DCコンバータ4と、蓄電池5と、電気自動車6−1、6−2、・・・、6−5と、双方向充放電装置7−1、7−1、・・・、7−5と、コントローラ8と、電力センサ9、10、11−1、・・・、11−5と、電力バス12と、電圧計13と、さらに電力管理装置14と、負荷20と、を備え、コントローラ8の制御のもと、系統電源1、蓄電池5及び電気自動車6−1、6−2、・・・6−5と、から適宜負荷20に電力を供給する。
この実施形態分散型電源システムは、系統電源(系統電力)1と、受電装置2と、双方向AC/DCコンバータ3と、双方向DC/DCコンバータ4と、蓄電池5と、電気自動車6−1、6−2、・・・、6−5と、双方向充放電装置7−1、7−1、・・・、7−5と、コントローラ8と、電力センサ9、10、11−1、・・・、11−5と、電力バス12と、電圧計13と、さらに電力管理装置14と、負荷20と、を備え、コントローラ8の制御のもと、系統電源1、蓄電池5及び電気自動車6−1、6−2、・・・6−5と、から適宜負荷20に電力を供給する。
ここで、系統電源1は、系統電力(交流電力)を受電装置2を介して負荷20に、あるいは、双方向AC/DCコンバータ3に供給する。双方向AC/DCコンバータ3は、コントローラ(制御部)8によって、制御され、電力センサ9側の交流電力を直流電力に変換して電力バス12側に出力するとともに、電力バス12の直流電力を交流電力に変換して電力センサ9側に出力する。
双方向DC/DCコンバータ4は、コントローラ8によって制御され、電力バス12の直流電力を電力センサ10受けて蓄電池5に供給する。又、蓄電池5に蓄積された直流電力をコントローラ8による制御のもとに、電力調整し、電力センサ10を経て、電力バス12に出力する。
蓄電池5は、例えば、鉛蓄電池、ニッケルカドミューム蓄電池、ニッケル水素電池、リチュームイオン電池等が使用され、コントローラ8の制御のもと、双方向DC/DCコンバータ4から供給される直流電力によって、充電されるとともに、充電された直流電力を双方向DC/DCコンバータ4を経て電力バス12に出力する。
電気自動車6−1、6−2、・・・6−5は、例えば図6に示すように、自動車6内に蓄電池(バッテリ)31、直流充放電インターフェイス32、DC/ACインバータ33、モータ34が設けられ、例えばCHAdeMO規格の直流充放電インターフェイス32で蓄電池31に充電し、走行時に蓄電池31よりの直流電圧をDC/ACインバータ33で交流電圧に変換して、モータ34に供給し、モータ34の駆動により車輪を回転させて自動車を走行させるようにした電気自動車が使用されている。
ここで示す電気自動車の電源装置は、すでに実施されている一般的なものであるが、
本実施形態では、例えばこの種の電気自動車の蓄電池31の充電/給電部を入出力部とした電気自動車6−1、6−2、・・・、6−5を使用している。このため、電気自動車6−1、6−2、・・・、6−5は、内蔵する蓄電池(電気自動車電池)の充電/給電部が、それぞれ電力センサ11−1、11−2、・・・、11−5より双方向充放電装置7−1、7−2、・・・、7−5に一体的に接続されており、コントローラ8による制御のもと、電力バス12から双方向充放電装置7−1、7−2、・・・、7−5より供給される直流電力によって、充電されるとともに、すでに充電された直流電力を双方向充放電装置7−1、7−2、・・・、7−5より電力バス12に出力する。
本実施形態では、例えばこの種の電気自動車の蓄電池31の充電/給電部を入出力部とした電気自動車6−1、6−2、・・・、6−5を使用している。このため、電気自動車6−1、6−2、・・・、6−5は、内蔵する蓄電池(電気自動車電池)の充電/給電部が、それぞれ電力センサ11−1、11−2、・・・、11−5より双方向充放電装置7−1、7−2、・・・、7−5に一体的に接続されており、コントローラ8による制御のもと、電力バス12から双方向充放電装置7−1、7−2、・・・、7−5より供給される直流電力によって、充電されるとともに、すでに充電された直流電力を双方向充放電装置7−1、7−2、・・・、7−5より電力バス12に出力する。
双方向充放電装置7−1、7−2、・・・、7−5は、コントローラ8によって、制御され、それぞれ入出力電圧を調整することで電力バス12からの直流電力で電気自動車6−1、6−2、・・・6−5を必要に応じ個別に充電するとともに、さらに必要に応じそれぞれ蓄積された電力を電力パス12に出力する。
コントローラ8は、CPU、ROM,RAM等で構成されるものであり、ROMに格納されたプログラムおよび電力センサ9,10、11−1、・・・、11−5から取り込まれたデータに応じて双方向AC/DCコンバータ3、双方向DC/DCコンバータ4、双方向充放電装置7−1、7−2、・・・、7−5を制御する。
以上のように構成される本実施形態分散型電源システムでは、従来の一般に使用されている電気自動車充電器が単なる充電器の機能しかしないものであるに対し、複数の電気自動車6−1,6−2.・・・、6−5は、双方向充放電装置7−1,7−2、・・・、7−5により、充放電可能としているので、系統が存在している場合(通常時)に、
(1) 蓄電池を利用して系統からの電力供給量を一定に供給しながら複数の電気自動車に充電することができる。
(2) 反対に、複数の電気自動車からの電気エネルギーを取り出し、変動分を蓄電池からのエネルギー供給量で調整し、交流の出力を一定に制御することができる。
(3) 上記の機能を利用して、電力消費の少ない蓄電池あるいは電気自動車に充電しピーク時に放電することにより電力ピークカットができる。
(4) 複数の電気自動車に充放電しても系統とは単一接続なので、系統電力に対してのノイズの影響を小さくできる。
の利点がある。
(1) 蓄電池を利用して系統からの電力供給量を一定に供給しながら複数の電気自動車に充電することができる。
(2) 反対に、複数の電気自動車からの電気エネルギーを取り出し、変動分を蓄電池からのエネルギー供給量で調整し、交流の出力を一定に制御することができる。
(3) 上記の機能を利用して、電力消費の少ない蓄電池あるいは電気自動車に充電しピーク時に放電することにより電力ピークカットができる。
(4) 複数の電気自動車に充放電しても系統とは単一接続なので、系統電力に対してのノイズの影響を小さくできる。
の利点がある。
また、系統が存在しない、場合(停電の場合)に、従来の場合は、単独で交流接続しているため、交流の位相を同期することが出来ず、実情,単独機器しか動作できなかったが、本実施形態分散型電源システムでは、複数の電気自動車をシステム装置内部で一体化することにより、各機器が有機的に使用でき、
(1) 非常時〔停電時〕に大きな電力を取り出すことが出来る。
(2) 非常時(停電時)においては、電気自動車システムを外部で充電し、本システムに接続して放電することができるため、防災用においては長期継続してのエネルギー供給可能なシステムになる。
(3) 複数の電気自動車と蓄電池を組み合わせているため交流出力は安定している。
の利点がある。
(1) 非常時〔停電時〕に大きな電力を取り出すことが出来る。
(2) 非常時(停電時)においては、電気自動車システムを外部で充電し、本システムに接続して放電することができるため、防災用においては長期継続してのエネルギー供給可能なシステムになる。
(3) 複数の電気自動車と蓄電池を組み合わせているため交流出力は安定している。
の利点がある。
次に、上記系統が存在する場合(系統電源より電力供給可能)における上記実施形態分散型電源システムにおいて、上記した制御方法の一例が実行される処理手順を図2、図3に示すフロー図を参照して説明する。
処理動作が開始されると、コントローラ8では、ステップST1において、負荷20等において消費される電力負荷がピーク時か否か判定する。電力負荷がピーク時でない場合、判定NOでステップST2へ移行する。ステップST2においては、双方向AC/DCコンバータ(C6)3に系統側からの充電を指示し、P6=−W6とする。次にステップST4へ移行する。
処理動作が開始されると、コントローラ8では、ステップST1において、負荷20等において消費される電力負荷がピーク時か否か判定する。電力負荷がピーク時でない場合、判定NOでステップST2へ移行する。ステップST2においては、双方向AC/DCコンバータ(C6)3に系統側からの充電を指示し、P6=−W6とする。次にステップST4へ移行する。
一方、ステップST1において、電力負荷がピーク時の場合には、判定YESでステップST3へ移行する。ステップST3においては、双方向AC/DCコンバータ(C6)3に、系統側への出力、放電を指示し、電力センサ9による電力P6をP6=W6にする。次にステップST4へ移行する。
ステップST4においては、電力センサ9による電力P6を計測する。次に、ステップST5へ移行する。ステップST5では、電気自動車(EV1)6−1を双方向充放電装置(C1)7−1に接続する。続いてステップST6へ移行する。ステップST6においては、電気自動車(EV1)6−1に充電するか、あるいは電気自動車(EV1)6−1により放電するかを判定する。判定により充電の場合は、ステップST7へ移行する。一方、判定が放電の場合は、ステップST9へ移行する。
ステップST7においては、充電量W1を双方向充放電装置(C1)7−1に設定し、電気自動車(EV1)6−1に充電を行う。続いて、ステップST8へ移行する。ステップST8では、電力センサ11−1により、電力量P1を計測する。当然、P1=W1となる。次にステップST11へ移行する。一方、ステップST9においては、放電量W1を、双方向充放電装置(C1)7−1に設定し、電気自動車6−1より、放電を行う。次にステップST10へ移行する。ステップST10では、電力センサ11−1により電力量P1(P1=―W1)を計測する。続いてステップST11へ移行する。
ステップST11においては、充放電停止か否か判定する。充放電停止でない場合は、判定NOでステップST12へ移行する。一方、充放電停止の場合は、判定YESでステップST14へ移行する。ステップST14においては、電気自動車(EV1)6−1への充/放電を終了する。これにより、双方向充放電装置(C1)7−1に、W1=0を設定する。次にステップST12へ移行する。
ステップST12においては、双方向充放電装置(C1)7−1の充/放電量がΔP1増減変化する。次に、ステップST13へ移行する。ステップST13においては、電力センサ11−1でP1を計測し、増減量ΔP1を算出する。次に、ステップST5B(図3に示す)へ移行する。
ステップST5Bにおいては、電気自動車(EV2)6−2を双方向充放電装置(C2)7−2に接続して充放電し、その電力変化ΔP2を算出する。なお、このステップST5Bにおける電力変化ΔP2の算出は、図2に示したステップST5〜ST14における処理で電力変化ΔP1を算出したと同様の処理で行うものである。このステップST5Bにおける電力変化ΔP2の算出終了で、次にステップST5Cへ移行する。
ステップST5Cにおいては、電気自動車(EV3)6−3を双方向充放電装置(C3)7−3に接続して充放電し、その電力変化ΔP3の算出終了で、続いてステップST5Dへ移行する。このステップST5Dにおいても、電気自動車(EV4)6−4を双方向充放電装置(C4)7−4に接続して充放電し、その電力変化ΔP4の算出をし、さらに、ステップST5Eへ移行し、このステップST5Eにおいても、電気自動車(EV5)6−5を双方向充放電装置(C5)7−5に接続して充放電し、その電力変化ΔP5を算出する。
上記ステップST5C、ST5D、ステップST5Eにおける電量変化ΔP3、ΔP4、ΔP5の算出も、図2に示したステップST5〜ST14における処理と同様の処理で行うものである。ステップST5Eの電力変化ΔP5の算出に続いてステップST15へ移行する。ステップST15においては、
P7=―{(P1+ΔP1)+(P2+ΔP2)+(P3+Δp3)+(P4+ΔP4)+(P5+Δp5)+P6}
を計算する。
P7=―{(P1+ΔP1)+(P2+ΔP2)+(P3+Δp3)+(P4+ΔP4)+(P5+Δp5)+P6}
を計算する。
次に続いてステップST16へ移行するする。ステップST16においては、双方向DC/DCコンバータ(C7)4へ出力を上記計算値P7に設定する。ステップST17においては、各インバータが共通に接続されている回路(電力パス12)の電圧Vを電圧計13で計測する。
次にステップST18へ移行する。ステップST18においては、電圧Vの増減を判別する。ステップST18において、電圧V増の場合はステップST19へ移行する。一方電圧V減の場合は、ステップST20へ移行する。ステップ19においては、双方向DC/DCコンバータ(C7)4の設定を増加して再設定し処理を終了する。また、電圧V減の場合、ステップST20において、双方向DC/DCコンバータ(C7)4の設定を減少して、再設定し、処理を終了する。
次に、上記実施形態分散型電源システムにおいて、停電等で系統が存在しない場合における制御方法が実行される処理手順を、図4、図5の示すフロー図を参照して説明する。
処理動作が開始されると、コントローラ8では、ステップST21において、双方向AC/DCコンバータ(C6)3の充放電量P6を電力センサ9より取り込み計測する。次に、ステップST22へ移行する。ステップST22においては、負荷変動のため、充放電量P6がΔP6増減する。続いて、ステップST23へ移行する。
ステップST23において、双方向AC/DCコンバータ(C6)3へ、ΔP6の増減分の指示変更を決定する。次にステップST24へ移行する。ステップST24においては、電気自動車(EV1)6−1を双方向充放電装置(C1)7−1に接続する。次にステップST25へ移行する。ステップST25においては、電気自動車に充電するか、電気自動車から放電するかを判定する。判定により、電気自動車へ充電する場合は、ステップST26へ移行し、また判定により、電気自動車より放電する場合は、ステップST28へ移行する。
ステップST26においては、充電量W1を双方向充放電装置(C1)7−1に設定し、電気自動車(EV1)6−1に充電を行う。続いてステップST27へ移行する。ステップST27では、電力センサ11−1により電力P1を計測する。当然、P1=W1となる。次にステップST30へ移行する。一方、ステップST28においては、放電量W1を双方向充放電装置(C1)7−1に設定し、電気自動車(EV1)6−1より放電を行う。次に、ステップST29へ移行する。
ステップST29では、電力センサ11−1により電力量P1(P1=−W1)を計測する。続いて、ステップST30へ移行する。ステップST30においては、充放電停止か否か判定する。充放電停止でない場合は、判定NOでステップST31へ移行する。一方、充放電停止の場合は、判定YESで、ステップST33へ移行する。ステップST33においては、電気自動車(EV1)6−1への充/放電を終了する。これにより、双方向充放電装置(C1)7−1にW1=0を設定する。次に、ステップST31へ移行する。
ステップST31においては、双方向充放電装置(C1)7−1の充/放電量がΔP1増減変化する。次にステップST32へ移行する。ステップST32においては、電力センサ11−1でP1を計測し、増減量ΔP1を算出する。次にステップST24B(図5に示す)へ移行する。
ステップST24Bにおいては、電気自動車(EV2)6−2を双方向充放電装置(C2)7−2に接続して充放電し、その電力変化ΔP2を算出する。なお、このST24Bにおける電力変化ΔP2の算出は、図4に示したステップST24〜ST33における処理で電力変化ΔP1を算出したと同様の処理で行うものである。このステップST24Bにおける電力変化ΔP2の算出終了で次に、ステップ24Cへ移行する。
ステップST24Cにおいては、電気自動車(EV3)6−3を双方向充放電装置(C3)7−3に接続して充放電し、その電力変化ΔP3の算出終了で、続いてステップST24Dへ移行する。このステップST24Dにおいても、電気自動車(EV4)6−4を双方向充放電装置(C4)7−4に接続して、充放電し、その電力変化ΔP4の算出をし、さらにステップST24Eへ移行し、このステップST24Eにおいても、電気自動車(EV5)6−5を双方向充放電装置(C5)7―5に接続して充放電し、その電力変化ΔP5を算出する。
上記ステップST24C、ステップST24D、ステップST24Eにおける電力変化ΔP3、ΔP4、ΔP5の算出も図4に示したステップST24〜ST34における処理と同様の処理で行うものである。ステップST24Eの電力変化ΔP5の算出に続いてステップST34へ移行する。
ステップST34においては
P7=−{(P1+ΔP1)+(P2+ΔP2)+(P3+Δp3)+(P4+ΔP4)+(P5+Δp5)+(P6+ΔP6)}
を計算する。
P7=−{(P1+ΔP1)+(P2+ΔP2)+(P3+Δp3)+(P4+ΔP4)+(P5+Δp5)+(P6+ΔP6)}
を計算する。
次に続いてステップST35へ移行する。ステップST35においては、双方向DC/DCコンバータ(C7)5へ出力を上記計算値P7に設定する。次にステップST36へ移行する。ステップST36においては、各インバータが共通に接続されている回路(電力バス12)の電圧Vを電圧計13で計測する。次にステップST37へ移行する。ステップST37においては、電圧Vの増減を判別する。ステップST37において、電圧V増の場合はステップST38へ移行する。
一方電圧V減の場合は、ステップST39へ移行する。ステップ38においては、双方向DC/DCコンバータ(C7)4の設定を増加して再設定し処理を終了する。また、電圧V減の場合、ステップST39において、双方向DC/DCコンバータ(C7)4の設定を減少して、再設定し、処理を終了する。
1 系統電源
2 受電装置
3 双方向AC/DCコンバータ
4 双方向DC/DCコンバータ
5 蓄電池
6−1、・・・、6−5 電気自動車
7−1、・・・、7−5 双方向充放電装置
8 コントローラ
9、10、11−1、・・・、11−5
電力センサ
12 電力バス
13 電圧計
14 電力管理装置
20 負荷
2 受電装置
3 双方向AC/DCコンバータ
4 双方向DC/DCコンバータ
5 蓄電池
6−1、・・・、6−5 電気自動車
7−1、・・・、7−5 双方向充放電装置
8 コントローラ
9、10、11−1、・・・、11−5
電力センサ
12 電力バス
13 電圧計
14 電力管理装置
20 負荷
Claims (6)
- 負荷に対して電力供給可能な系統電源、蓄電池、及び複数の電気自動車と、前記蓄電池から入出力される直流電力を調整する第1調整手段と、
前記複数の電気自動車から入出力される直流電力を、それぞれ調整する複数の第2調整手段と、
前記第1調整手段及び第2調整手段より入力される直流電力を交流電力に変換調整し、前記系統電源より入力される交流電力直流電力に、又は前記第1調整手段及び第2調整手段よりの直流電力を交流電力に変換調整する第3調整手段と、
前記蓄電池の入出力、前記複数の電気自動車への入出力を取り込み、及び前記系統電源よりの出力、前記電気自動車への入出力を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする分散型電源システム。 - 前記制御手段は、前記系統電源が存在する場合に、前記蓄電池、前記系統電源及び前記各電気自動車を利用して、前記系統電源からの電力供給量を一定化する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の分散型電源システム。
- 前記制御手段は、前記系統電源が存在しない場合に、前記蓄電池の電力を負荷に供給しながら、前記蓄電池及び電気自動車より、負荷に電力を供給するように制御することを特徴とする請求項1記載の分散型電源システム。
- 前記第1調整手段は、双方向DC/DCコンバータからなることを特徴とする請求項1記載の分散型電源システム。
- 前記第2調整手段は、それぞれ双方向充放電装置からなることを特徴とする請求項1記載の分散型電源システム。
- 前記第3調整手段は、双方向充AC/DCコンバータからなることを特徴とする請求項1記載の分散型電源システム。
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