JP2015090970A - 膨張検知機構 - Google Patents

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Yasuyuki Katsube
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Abstract

【課題】ラミネート材の容器の膨張を検知できる膨張検知機構を提供できる。
【解決手段】膨張検知機構7は、ラミネート材の容器で封止した蓄電セル2の平面同士を重ね合わせて複数の蓄電セルの重ね方向の一端側に配置された蓄電セルの平面に対向する第1のエンドプレート3Aと、蓄電セルの重ね方向の他端側に配置された蓄電セルの平面に対向し、第1のエンドプレートとで前記重ね方向に前記蓄電セルを保持する第2のエンドプレート3Bとを有する。更に、膨張検知機構は、第1のエンドプレートと第2のエンドプレートとを連結し、第1のエンドプレートと第2のエンドプレートとの間を拡開する方向に第2のエンドプレートを移動可能にする連結部材6と、拡開する方向への第2のエンドプレートの移動に応じてゲージ片が撓むことで容器の膨張を検知する歪みセンサ70とを有する。
【選択図】図11

Description

本発明は、膨張検知機構に関する。
近年では、蓄電システムに適用する蓄電デバイスがある。蓄電デバイスの一例として、リチウムイオンキャパシタが提案されている。リチウムイオンキャパシタの蓄電セルは、例えば、アルミラミネートフィルム等のラミネート材の容器内に、正極、負極及びセパレータを交互に積層した電極積層体と、例えば、リチウムイオンを含む有機電解液とを充填した密閉構造である。蓄電セルは、経年変化等で内部の電解液が気化して蓄電性能が低下する場合がある。
特開2010−161044号公報
しかしながら、ラミネート材等の容器内に電極積層体を封止した蓄電デバイスでは、例えば、容器内部で電解液が気化してガスが発生した場合、ガスの発生で容器が膨張することになるが、そのラミネート材の容器の膨張を検知し、ユーザに情報提供できないのが実情である。
一つの側面では、ラミネート材の容器の膨張を検知する膨張検知機構を提供することを目的とする。
開示技術の実施形態の一例にかかる膨張検知機構は、ラミネート材の容器で封止した蓄電セルの平面同士を重ね合わせて複数の蓄電セルの内、重ね方向の一端側に配置された第1の蓄電セルの平面に対向する第1のプレートと、前記複数の蓄電セルの重ね方向の他端側に配置された、前記複数の蓄電セルの内、第2の蓄電セルの平面に対向し、前記第1のプレートとで前記重ね方向に前記複数の蓄電セルを保持する第2のプレートと、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間が拡開する方向に前記第2のプレートが移動可能に前記第1のプレートと前記第2のプレートとを連結する連結部材と、前記拡開する方向への前記第2のプレートの移動に応じて前記容器の膨張を検知する検知部とを有することを特徴とする。
開示技術の実施形態の一例によれば、ラミネート材の容器の膨張を検知できる。
図1は、実施形態1の蓄電モジュールの一例を示す斜視図である。 図2は、蓄電セルの一例を示す斜視図である。 図3は、蓄電セルの一例を示す説明図である。 図4は、第1のエンドプレートの一例を示す平面図である。 図5は、第2のエンドプレートの一例を示す平面図である。 図6は、蓄電装置の一例を示す略断面図である。 図7は、連結部材の一例を示す分解斜視図である。 図8は、蓄電モジュール内の膨張検知機構の一例を示す略断面図である。 図9は、監視回路の一例を示すブロック図である。 図10は、膨張検知機構の応力−歪み特性の一例を示す説明図である。 図11は、膨張検知機構の一連動作の一例を示す説明図である。 図12は、膨張報知処理に関わるCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施形態2の蓄電モジュール内の膨張検知機構の一例を示す略断面図である。
以下に、開示技術の実施形態の一例にかかる蓄電モジュールを図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態は、一例を示すに過ぎず、開示技術を限定するものではない。また、以下の実施形態は、矛盾しない範囲で適宜組合せることができる。また、実施形態において、同一の構成には同一の符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
[実施形態1]
(実施形態1にかかる蓄電モジュールの構成)
図1は、実施形態1の蓄電モジュール1の一例を示す斜視図である。図1に示す蓄電モジュール1は、複数の蓄電セル2と、第1のエンドプレート3Aと、第2のエンドプレート3Bと、連結プレート4と、複数のブラケット5と、連結部材6とを有する。蓄電モジュール1は、例えば、リチウムイオンキャパシタモジュールである。
蓄電モジュール1は、後述するように、正極と負極とを積層した電極積層体をラミネート材の容器内に封止した複数の蓄電セル2を有する。蓄電モジュール1は、各蓄電セル2の平面(セル主面)に接着剤が塗布された状態で平面同士が重ね合わされ、各平面が重ね方向に加圧された状態で蓄電セル2同士が接着されることにより形成される。尚、蓄電モジュール1は、例えば、4つの蓄電セル2を搭載した蓄電モジュールを例示したが、4つに限定されるものではなく、複数であれば良い。
図2は、蓄電セル2の一例を示す斜視図、図3は、蓄電セル2の一例を示す説明図である。図2に示す蓄電セル2は、例えば、リチウムイオンキャパシタセルである。蓄電セル2は、図示せぬ電極積層体を収納するラミネート材の容器11と、電極端子12とを有する。電極積層体は、図示せぬ正極、負極及びセパレータを積層して構成し、発電要素を1単位とし、複数単位の発電要素を積層する。
正極は、例えば、リチウムイオンを可逆的に担持可能な材料から成る正極電極を正極集電体上に形成した構造を有する。正極集電体は、正極電極を支持しながら、集電を行うための部材であって、例えば、アルミニウム等の導電性金属板を用いて形成される。正極集電体は、平面視矩形状に形成され、その四辺の内の一辺からタブ13Aが突出する構造である。タブ13Aは、電極端子12の内、例えば、アルミニウム等の正極端子12Aに接続される。
負極は、例えば、リチウムイオンを可逆的に担持可能な材料から成る負極電極を負極集電体上に形成した構造を有する。負極集電体は、負極電極を支持しながら、集電を行うための部材であって、例えば、銅等の導電性金属板を用いて形成される。負極集電体は、平面視矩形状に形成され、その四辺の内の一辺からタブ13Bを突出する構造である。タブ13Bは、電極端子12の内、例えば、銅等の負極端子12Bに接続される。また、負極集電体には、プレドープ用のリチウム金属箔が貼付された、図示せぬリチウム貼付部を有している。尚、リチウム金属箔は、プレドープが完了すると溶解して消失する。
容器11は、例えば、アルミ箔を樹脂フィルムでラミネートしたアルミラミネートフィルム材の矩形形状のソフト容器である。更に、容器11は、例えば、リチウムイオンを含む有機電解液とともに電極積層体を密封した構造である。容器11は、電極積層体及び有機電解液を密封しているため、容器11の面部は中央付近に電極積層体の形状が隆起した形状となる。その容器11の隆起した面部をセル主面14と称する。尚、アルミラミネートフィルム材の層構成としては、蓄電セル2の内側の層から外側の層へ、PP(Polypropylene)層、PPa(ポリフタルアミド)層、AL(アルミニウム)層、ナイロン層、PET(PolyEthyleneTerephthalate)層の順である。また、アルミラミネートフィルム材の層構成としては、例えば、蓄電セル2の内側の層から外側の層へ、PPa(ポリフタルアミド)層、AL(アルミニウム)層、ナイロン層、PET(PolyEthyleneTerephthalate)層の順にしても良い。蓄電セル2では、経年変化等で容器11内部の有機電解液が気化してガスが発生し、その容器11が膨張する場合がある。
蓄電セル2は、電極積層体が容器11内に収容された場合、矩形形状の四辺の内、一辺から正極端子12A及び負極端子12Bが突出した構造となる。正極端子12Aは、例えば、アルミ材で構成され、図2及び図3に示すように、その先端部分が一方のセル主面14側に直角に屈曲した構造である。負極端子12Bは、例えば、銅材で構成され、図2及び図3に示すように、その先端部分が他方のセル主面14側に直角に屈曲した構造である。
蓄電モジュール1では、例えば、複数の蓄電セル2を直列接続する場合、蓄電セル2の正極端子12Aの先端部分と、当該蓄電セル2と面接触する対向側の蓄電セル2の負極端子12Bの先端部分とを溶接等で電気的に接続する。更に、蓄電モジュール1では、蓄電セル2の負極端子12Bの先端部分と対向側の蓄電セル2の正極端子12Aの先端部分とを溶接等で電気的に接続する。
また、蓄電モジュール1は、例えば、複数の蓄電セル2を並列接続する場合、蓄電セル2の正極端子12Aの先端部分と、蓄電セル2と面接触する対向側の蓄電セル2の正極端子12Aの先端部分とを溶接等で電気的に接続する。更に、蓄電モジュール1は、蓄電セル2の負極端子12Bの先端部分と対向側の蓄電セル2の負極端子12Bの先端部分とを溶接等で電気的に接続する。
図4は、第1のエンドプレート3Aの一例を示す平面図である。図4に示す第1のエンドプレート3Aは、平面視矩形状の板金部材で形成され、その裏面に凹部状の第1の保持部31を有する。第1の保持部31は、蓄電セル2のセル主面14と面接触する面部であり、面接触したセル主面14が位置ズレしないように収容できる構造である。第1のエンドプレート3Aは、その四辺の内、その一辺に、連結部材6と連結する第1の取付部32を備えている。第1の取付部32には、その面部を貫通するネジ穴33が形成してある。
図5は、第2のエンドプレート3Bの一例を示す平面図である。図5に示す第2のエンドプレート3Bは、平面視矩形状の板金部材で形成され、その裏面に凹部状の第2の保持部41を有する。第2の保持部41は、蓄電セル2のセル主面14と面接触する面部であり、面接触したセル主面14が位置ズレしないように収容できる構造である。第2のエンドプレート3Bは、その四辺の内の一辺から第2の取付部42を突出する構造である。更に、第2の取付部42は、第2のエンドプレート3Bの裏面方向に突出し、その面部を貫通するガイド穴43が形成してある。
図1に示すブラケット5は、断面略コ字形状の2個のブラケットを有し、セル集合体を短手側の一方の側面から保持する第1のブラケット5Aと、セル集合体を短手側の他方の側面から保持する第2のブラケット5Bとを有する。尚、セル集合体は、第1のエンドプレート3A、複数の蓄電セル2及び第2のエンドプレート3Bを重ね合わせた集合体である。第1のブラケット5A及び第2のブラケット5Bは、第1のエンドプレート3A及び第2のエンドプレート3Bを用いてセル集合体を両側から保持する。
図6は、蓄電装置10の一例を示す断面図である。図6に示す蓄電装置10は、蓄電モジュール1を収容する蓄電ケース50Aを有している。その蓄電ケース50Aの上部には監視回路50を備えている。監視回路50は、蓄電モジュール1全体を監視する回路である。更に、監視回路50は、外部回路と接続する図示せぬインタフェースを有する。
図7は、連結部材6の一例を示す分解斜視図である。図8は、蓄電モジュール1内の膨張検知機構の一例を示す断面図である。図7に示す連結部材6は、本体61と、本体61の一方の端面に設けた第1の連結部62と、本体61の他方の端面に設けた第2の連結部63とを有する。本体61は、その内部を金属材料で形成し、その金属材料の表面を絶縁材料で被覆した構造である。第1の連結部62は、第1のエンドプレート3Aの裏面にある第1の取付部32と連結し、その連結する面には第1の雌ネジ62Aが形成してある。
第2の連結部63は、第2のエンドプレート3Bの裏面にある第2の取付部42のガイド孔43に嵌挿する角状のロッド64が本体61の長手方向から突出する構造である。ロッド64の端面には、第2の雌ネジ64Aが形成してある。歪みセンサ70のゲージ片71は、例えば、導電性の金属で可撓性の薄板状の絶縁体を表面処理した構造である。尚、ゲージ片71は、撓み片である。ゲージ片71は、その一方の端部に透穴71Aが形成され、他方の端部に一方の面方向に折曲する作用部71Bが形成された側面L字状の構造である。ロッド64の第2の雌ネジ64Aとゲージ片71の透穴71Aとを重ね合わせ、透穴71Aから第2の雌ネジ64Aに第2の雄ネジ66を螺合することで、第2の連結部63に歪みセンサ70のゲージ片71の一端を固定し、更に、第2のエンドプレート3Bに第2の連結部63を連結している。ゲージ片71の作用部71Bは、図7に示すように、その先端部分が第2の連結部63の方向に向いた状態である。
図8に示す膨張検知機構7は、第1のエンドプレート3Aと第2のエンドプレート3Bとで複数の蓄電セル2を保持した後、第1のエンドプレート3Aと第2のエンドプレート3Bとの間に、歪みセンサ70を備えた連結部材6を連結する機構である。更に、膨張検知機構7は、第1のエンドプレート3Aと第2のエンドプレート3Bとの間に連結部材6を連結した後、歪みセンサ70を通じて蓄電セル2の容器11の膨張を検知するための機構である。第2のエンドプレート3Bに連結部材6を連結する構造としては、第2のエンドプレート3B側の第2の取付部42のガイド孔43内に第2の連結部63のロッド64を嵌挿し、ロッド64の第2の雌ネジ64Aと歪みセンサ70のゲージ片71の透穴71Aとを重ね合わせ、透穴71Aから第2の雌ネジ64Aに第2の雄ネジ66を螺合させる。そして、連結部材6の第2の連結部63は、第2のエンドプレート3Bに連結している。従って、第2のエンドプレート3Bは、第2の連結部63のロッド64に沿ってX方向に移動可能な状態である。
連結部材6に第1のエンドプレート3Aを連結する構造としては、第1のエンドプレート3Aの裏面にある第1の取付部32のネジ穴33と第1の連結部62側の第1の雌ネジ62Aとを重ね合わせ、第1のエンドプレート3Aのネジ穴33から第1の雌ネジ62Aに第1の雄ネジ65を螺合させる。そして、連結部材6の第1の連結部62は、第1のエンドプレート3Aに連結している。
第2のエンドプレート3Bは、正常時において蓄電モジュール1内部の蓄電セル2の容器11が膨張していない状態であるため、後述する図11の(A)に示すように、第2のエンドプレート3Bの第2の取付部42と第2の連結部63側の取付面とが当接した状態である。更に、歪みセンサ70のゲージ片71は、その作用部71Bが第2の取付部42の面部42Aと当接していないため、撓んでない状態である。
第2のエンドプレート3Bは、蓄電モジュール1内部の蓄電セル2のガスの発生などで容器11が膨張した場合、後述する図11の(C)に示すように容器11の膨張に応じて、第2の連結部63側のロッド64に沿って第1のエンドプレート3Aと第2のエンドプレート3Bとの間の開口を拡開するX方向に移動する。歪みセンサ70のゲージ片71は、第2のエンドプレート3BのX方向への移動に応じて、その作用部71Bが第2の取付部42の面部42Aに当接することで撓む。
第2のエンドプレート3Bは、蓄電セル2の容器11の膨張が進行し、第2の連結部63側のロッド64に沿ってX方向にさらに移動した場合でも、第2の取付部42の面部が第2の連結部63側の第2の雄ネジ66の頭部であるストッパ66Aに当接する。そして、ストッパ66Aは、第2のエンドプレート3BのX方向へのさらなる移動を規制している。
図9は、監視回路50の一例を示すブロック図である。図9に示す監視回路50は、アラーム出力部51と、CPU52とを有する。CPU52は、監視回路50全体を制御する。CPU52は、歪みセンサ70で測定した電気抵抗値に基づき、蓄電モジュール1内の蓄電セル2の容器11の膨張有無を判定する。CPU52は、容器11の膨張と判定された場合、その容器11の膨張検知をアラーム出力する。
図10は、膨張検知機構7の応力−歪み特性の一例を示す説明図である。CPU52は、図10に示す応力−歪み特性を用いて、蓄電セル2の封止を開放する応力以下で、かつ、蓄電セル2の容器11の膨張を検知できる歪み量A1に換算した電気抵抗値を所定閾値として事前に設定しておく。そして、CPU52は、歪みセンサ70のゲージ片71の電気抵抗値が所定閾値を超えた場合、蓄電モジュール1内の蓄電セル2の容器11の膨張検知と判定する。そして、膨張検知機構7は、第2のエンドプレート3Bを拡開するX方向に移動可能であるため、蓄電モジュール1内の容器11の膨張を検知できると共に、容器11の膨張による蓄電モジュール1への内圧の影響を抑制している。
(実施形態1の蓄電モジュール1の動作)
次に実施形態1の蓄電モジュール1の膨張検知機構7の動作について説明する。図11は、膨張検知機構7の一連の動作の一例を示す説明図である。図11の(A)に示す膨張検知機構7は、蓄電セル2の容器11の膨張が発生していない初期状態であるため、第2の取付部42と第2の連結部63とが当接した状態である。この際、第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離はL1とする。歪みセンサ70のゲージ片71は、その作用部71Bが第2のエンドプレート3B側の第2の取付部42の面部42Aと当接していないため、撓みのない状態である。
図11の(B)に示す膨張検知機構7は、容器11内のガス発生などによる容器11の膨張を開始し、蓄電セル2の容器11の膨張に応じて、第2のエンドプレート3Bが第2の連結部63側のロッド64に沿ってX方向に移動する。この際、第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離L2は、L2<L1の関係である。しかし、歪みセンサ70のゲージ片71は、その作用部71Bが第2の取付部42の面部42Aと当接していないため、撓みのない状態である。
図11の(C)に示す膨張検知機構7は、蓄電セル2の容器11の膨張が徐々に進行し、第2のエンドプレート3Bが第2の連結部63のロッド64に沿って徐々に移動する。この際、第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離L3は、L3<L2の関係である。その結果、歪みセンサ70のゲージ片71は、その作用部71Bが第2の取付部42の面部42Aと当接して撓む。
図11の(D)に示す膨張検知機構7は、蓄電セル2の容器11の膨張がさらに進行すると、蓄電セル2の容器11の膨張に応じて、第2のエンドプレート3Bが第2の連結部63のロッド64に沿ってX方向にさらに移動する。この際、第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離は0である。そして、第2のエンドプレート3Bの第2の取付部42が、第2の連結部63側の第2の雄ネジ66の頭部であるストッパ66Aに当接してX方向へのさらなる移動を規制することになる。
図12は、膨張報知処理に関わるCPU52の処理動作の一例を示すフローチャートである。図12においてCPU52は、歪みセンサ70で測定したゲージ片71の電気抵抗値が所定閾値を超えたか否かを判定する(ステップS11)。CPU52は、電気抵抗値が所定閾値を超えた場合(ステップS11肯定)、蓄電モジュール1内の蓄電セル2の容器11の膨張検知と判定する(ステップS12)。CPU52は、容器11の膨張検知と判定した後、アラーム出力部51を通じて、蓄電セル2の容器11の膨張検知のアラームを出力し(ステップS13)、図12に示す処理動作を終了する。その結果、CPU52は、例えば、外部機器に蓄電セル2の容器11の膨張を報知できる。
CPU52は、電気抵抗値が所定閾値を超えていない場合(ステップS11否定)、図12に示す処理動作を終了する。
図12に示す膨張報知処理を実行するCPU52は、歪みセンサ70でゲージ片71の電気抵抗値が所定閾値を超えた場合に、容器11の膨張検知と判定してアラーム出力する。その結果、CPU52は、蓄電セル2の容器の膨張を、例えば、外部機器に報知できる。
(実施形態1による効果)
蓄電モジュール1は、第1のエンドプレート3Aと第2のエンドプレート3Bとの間を連結部材6で連結し、蓄電セル2の容器11の膨張に応じて、第2のエンドプレート3Bがロッド64に沿ってX方向に移動する。蓄電モジュール1は、連結部材6の歪みセンサ70の作用部71Bが第2のエンドプレート3Bの第2の取付部42の面部42Aに当接してゲージ片71が撓む。その結果、蓄電モジュール1は、ゲージ片71の撓みで変動する電気抵抗値が所定閾値を超えた場合に蓄電セル2の容器11の膨張を検知できる。しかも、蓄電モジュール1は、第2のエンドプレート3Bのロッド64に沿ってX方向に移動するため、第2のエンドプレート3B及び第1のエンドプレート3Aにかかる内圧を逃がして、その影響を小さくできる。
蓄電モジュール1は、蓄電セル2の容器11の膨張に応じて、第2のエンドプレート3Bが連結部材6のロッド64に沿ってX方向に移動し、第2のエンドプレート3Bが第2の連結部63のストッパ66Aに当接することでX方向のさらなる移動を規制する。その結果、蓄電モジュール1は、蓄電セル2の容器11の膨張が進行したとしても第2のエンドプレート3Bのさらなる移動を規制できる。
蓄電モジュール1は、第1のエンドプレート3Aと第2のエンドプレート3Bとの間を懸架するように連結部材6で連結する。その結果、第1のエンドプレート3Aと第2のエンドプレート3Bとの間の連結部材6がストッパの役割を果たし、連結部材6で蓄電モジュール1内部から蓄電セル2の飛び出しを防止できる。
しかも、利用者は、蓄電モジュール1内の蓄電セル2の容器11の膨張をアラームで認識するため、蓄電モジュール1を故障前に交換できる。しかも、利用者は、容器11の膨張を事前に認識できるため、例えば、無停電電源装置等の高い信頼性が要求される蓄電セル2を確保できる。
蓄電モジュール1の膨張検知機構7は、蓄電セル2の容器11の膨張に応じて第2のエンドプレート3BがX方向に移動して歪みセンサ70のゲージ片71が撓み、そのゲージ片71の電気抵抗値の変動に基づき、蓄電セル2の容器11の膨張を検知した。しかしながら、歪みセンサ70を用いるのではなく、距離センサを用いても良く。この場合の実施の形態につき、実施形態2として以下に説明する。
[実施形態2]
(実施形態2にかかる蓄電モジュールの構成)
図13は、実施形態2の蓄電モジュール1Aの一例を示す説明図である。尚、実施形態1の蓄電モジュール1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図13に示す蓄電モジュール1Aは、例えば、第2のエンドプレート3Bの第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離を測定する距離センサ80を備えている。尚、距離センサ80は、例えば、フォトセンサや磁気センサ等で構成するようにしても良い。
距離センサ80は、第2のエンドプレート3Bの第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離を測定する。CPU52は、距離センサ80の測定結果で得た測定距離が所定距離以下の場合に、蓄電セル2の容器11の膨張と判定する。尚、所定距離は、蓄電セル2の容器11の膨張と判定できる、第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離に相当する。CPU52は、蓄電セル2の容器11の膨張と判定された場合、その容器11の膨張をアラーム出力する。
(実施形態2による効果)
蓄電モジュール1Aは、蓄電セル2の容器11の膨張に応じて第2のエンドプレート3Bがロッド64に沿ってX方向に移動し、距離センサ80で第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離を測定する。蓄電モジュール1Aは、距離センサ80で得た測定距離が所定距離以下の場合に蓄電セル2の容器11の膨張と判定できる。しかも、蓄電モジュール1Aは、第2のエンドプレート3Bのロッド64に沿ってX方向に移動するため、第2のエンドプレート3B及び第1のエンドプレート3Aにかかる内圧を逃がして、その影響を小さくできる。
(実施形態の他の変形例)
上記実施形態の蓄電モジュール1、1Aでは、例えば、距離センサ80や歪みセンサ70等を用いて第2のエンドプレート3BのX方向の移動に応じて蓄積セル2の容器11の膨張を検知した。しかしながら、距離センサ80や歪みセンサ70の代わりに、蓄電セル2の容器11の膨張で第2のエンドプレート3Bにかかる加圧値を測定する加圧センサを用いて、加圧センサで測定した加圧値が所定加圧値を超えた場合に蓄電セル2の容器11の膨張と検知しても良い。尚、所定加圧値は、容器11の膨張と検知できる加圧値を事前に設定しておくものとする。また、加圧センサを用いた場合、第2のエンドプレート3B側の加圧値と所定加圧値とを比較したが、第1のエンドプレート3A側の加圧値と比較するようにしても良い。
また、上記実施形態の蓄電モジュール1Aに使用する距離センサ80は、第2のエンドプレート3Bの第2の取付部42の取付面とストッパ66Aとの間の距離を測定した。しかしながら、例えば、容器11の膨張に応じた蓄電モジュール1の第1のエンドプレート3A又は第2のエンドプレート3Bの移動量を検知できるのであれば、これらに限定されるものではない。
上記実施形態の蓄電モジュール1に使用する蓄電セル2は、矩形形状の一辺から正極端子12Aおよび負極端子12Bを同一方向に引き出す構造としたが、例えば、矩形形状の対向する二辺から引き出す構造や、直角に交わる二辺から引き出す構造としても良い。
上記実施形態の蓄電モジュール1は、リチウムプレドープ型のリチウムイオンキャパシタの蓄電セル2を例示したが、例えば、リチウム以外のアルカリ金属をプレドープさせるタイプのアルカリ金属イオンキャパシタの蓄電セルにも適用可能である。また、非水系二次電池や電気二重層キャパシタの蓄電セル等の蓄電モジュールにも適用可能である。
上記実施形態では、蓄電セル2の容器11をアルミラミネートフィルム材等のアルミ箔で形成したが、アルミ箔以外の他の金属箔の金属ラミネートフィルム材で形成しても良い。
上記実施形態では、セル主面14は、PETとしたが、例えば、ナイロンやPP(Polypropylene)等にしても良い。
上記実施形態では、第1のエンドプレート3A及び第2のエンドプレート3Bを金属部材で形成したが、例えば、難燃性樹脂材料である難燃性ポリプロピレンやガラス入りナイロン等で形成しても良い。
1 蓄電モジュール
2 蓄電セル
3A 第1のエンドプレート
3B 第2のエンドプレート
6 連結部材
7 膨張検知機構
11 容器
62 第1の連結部
63 第2の連結部
66A ストッパ
70 歪みセンサ
71 ゲージ片
80 距離センサ

Claims (4)

  1. ラミネート材の容器で封止した蓄電セルの平面同士を重ね合わせて複数の蓄電セルの内、重ね方向の一端側に配置された第1の蓄電セルの平面に対向する第1のプレートと、
    前記複数の蓄電セルの重ね方向の他端側に配置された、前記複数の蓄電セルの内、第2の蓄電セルの平面に対向し、前記第1のプレートとで前記重ね方向に前記複数の蓄電セルを保持する第2のプレートと、
    前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間が拡開する方向に前記第2のプレートが移動可能に前記第1のプレートと前記第2のプレートとを連結する連結部材と、
    前記拡開する方向への前記第2のプレートの移動に応じて前記容器の膨張を検知する検知部と
    を有することを特徴とする膨張検知機構。
  2. 前記連結部材は、
    前記第2のプレートが当接して前記拡開する方向への所定移動量以上の移動を規制するストッパ部材を有することを特徴とする請求項1に記載の膨張検知機構。
  3. 前記検知部は、
    前記連結部材に一端を固定する撓み片を有し、前記拡開する方向への前記第2のプレートの移動に応じて前記撓み片に当接して、当該撓み片が撓むことで、前記容器の膨張を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の膨張検知機構。
  4. 前記検知部は、
    前記拡開する方向への前記第2のプレートの移動量を測定し、この測定結果に基づき、前記容器の膨張を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の膨張検知機構。
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