JP2019200933A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力の検出精度の低下を抑制可能な蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置1Aは、複数の蓄電セル3を含むセルスタック2と、セルスタック2の両端に配置された一対のエンドプレート6A,6Bと、圧力を検出するための圧力センサ33と、を備える。一方のエンドプレート6Aには、当該エンドプレート6Aの変形を規制するためのリブ34が設けられている。圧力センサ33は、セルスタック2とエンドプレート6Aとの間において、第1方向からみて圧力センサ33の少なくとも一部がリブ34に重なるように配置されている。【選択図】図10

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
蓄電装置の一種として、全固体電池を用いた蓄電装置がある。例えば特許文献1に記載の全固体電池は、リチウム電池の単位セルと、単位セルと交互に積層される内部電極層とを含むバイポーラ型の積層電池(セルスタック)を複数有して構成されている。複数の積層電池は、正極集電箔および負極集電箔を介して積み重ねられて互いに並列接続されると共に、モールド樹脂によって封止されている。
特開2014−116156号公報
ところで、上述したような蓄電装置にあっては、単位セルの膨張を検知する要求がある。そのためには、例えば、単位セルの積層方向におけるセルスタックの端部に圧力センサを設け、その圧力センサによって圧力の上昇を検出することが考えられる。このとき、単位セルの膨張に伴って圧力センサが積層方向に変位する余地が大きいと、圧力の検出精度が低下する。
本発明は、圧力の検出精度の低下を抑制可能な蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電装置は、第1方向に積層された複数の蓄電セルを含むセルスタックと、第1方向におけるセルスタックの両端に配置された一対のエンドプレートと、セルスタックと一方のエンドプレートとの間に配置され、セルスタックに生じる圧力を検出するための圧力センサと、を備え、一方のエンドプレートには、当該エンドプレートの変形を規制するための補強部が設けられており、圧力センサは、セルスタックと一方のエンドプレートとの間において、第1方向からみて圧力センサの少なくとも一部が補強部に重なるように配置されている。
この蓄電装置においては、第1方向におけるセルスタックの両端に一対のエンドプレートが配置され、少なくとも一方のエンドプレートとセルスタックとの間に圧力センサが配置されている。したがって、この圧力センサによって、セルスタックに生じる圧力を検出できる。特に、この蓄電装置においては、少なくとも圧力センサが設けられる側のエンドプレートには、その変形を規制するための補強部が設けられている。そして、圧力センサは、少なくともその一部が、第1方向からみて補強部に重なるように配置されている。つまり、ここでは、第1方向からみて、圧力センサが、エンドプレートにおける変形しにくい箇所に配置されることになる。このため、蓄電セルの膨張時に圧力センサが第1方向に大きく変位することが避けられ、圧力の検出精度の低下が抑制される。
本発明に係る蓄電装置においては、補強部は、第1方向に交差する第2方向、及び/又は、第1方向と第2方向とに交差する第3方向に沿って延在するように、エンドプレートに突設されたリブであってもよい。この場合、簡単な構成によりエンドプレートの変形を規制し、圧力の検出精度の低下を抑制できる。
本発明に係る蓄電装置は、エンドプレートのそれぞれを被固定部材に固定することにより、両端側においてセルスタックを被固定部材に固定する固定部材を備え、リブは、第1方向からみて、エンドプレートの固定部材による固定箇所から第1方向に交差する第2方向に沿って延在する部分を含んでもよい。この場合、エンドプレートは、固定箇所から離れた位置であっても第1方向に変形しにくくなる。このため、第2方向についての圧力センサの設置位置に依らずに、検出精度の低下を抑制できる。
本発明に係る蓄電装置においては、蓄電セル及び一方のエンドプレートは、第3方向が長手方向となるように延在しており、リブは、第3方向に沿って延在する部分を含んでもよい。この場合、エンドプレート及び蓄電セルが第3方向に長尺状に構成されていても、リブがその方向に延びる部分を含むことによって、エンドプレートの変形が確実に規制される。よって、圧力の検出精度の低下が確実に抑制される。
本発明に係る蓄電装置は、複数の圧力センサを備え、複数の圧力センサは、第3方向に沿って分散して配置されていてもよい。この場合、エンドプレート及び蓄電セルの長手方向(第3方向)について、各位置の圧力を精度よく検出できる。
本発明に係る蓄電装置は、蓄電セルの剛性よりも高い剛性を有し、セルスタックと一方のエンドプレートとの間に介在された第1板部材を備え、圧力センサは、一方のエンドプレートと第1板部材との間に配置されていてもよい。この場合、変形しにくい部材によって圧力センサが挟まれることにより、圧力の検出精度の低下が確実に抑制される。
本発明に係る蓄電装置は、蓄電セルの剛性よりも高い剛性を有し、第1板部材と一方のエンドプレートとの間に介在された第2板部材を備え、圧力センサは、第1板部材と第2板部材との間に配置されていてもよい。この場合、圧力の検出精度の低下がより確実に抑制される。
本発明に係る蓄電装置は、セルスタックと第1板部材との間に配置され、蓄電セルの膨張に伴って圧縮される弾性部材を備えてもよい。このように弾性部材を設ければ、蓄電セルの膨張を弾性部材によって吸収して各部の破損を抑制できる。特に、この場合には、圧力センサと弾性部材との間に高剛性の第1板部材が介在するため、弾性部材の変形に起因して圧力の検出精度が低下することが避けられる。つまり、このように弾性部材を用いた場合には、高剛性の板部材を介在させることがより重要となる。
本発明によれば、圧力の検出精度の低下を抑制可能な蓄電装置を提供できる。
本実施形態に係る蓄電装置の概略斜視図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 図1〜3に示された蓄電セルの斜視図である。 図4に示された蓄電セルの概略断面図である。 図1に示された蓄電装置の概略側面図である。 図1に示された蓄電装置の概略側面図である。 図7に示された蓄電装置の変形例を示す概略側面図である。 本実施形態に係る蓄電装置の概略側面図である。 本実施形態に係る蓄電装置の概略側面図である。 図10に示された蓄電装置の変形例を示す概略側面図である。 図10に示された蓄電装置の別の変形例を示す概略側面図である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。なお、図面の説明においては、同一の要素同士、或いは、相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、以下の図面には、X軸、Y軸、及び、Z軸により規定される直交座標系を示す場合がある。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る蓄電装置の概略斜視図である。また、図2は、図1におけるII−II線断面図であり、図3は、図1におけるIII−III線断面図である。図1〜3に示される蓄電装置1は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる装置である。蓄電装置1は、図1に示すように、セルスタック2を備えている。セルスタック2は、複数のバイポーラ電極21(図5参照)を含む蓄電セル3を積層することによって構成されている。
セルスタック2は、第1方向(ここではX方向)に沿って互いに積層された複数の蓄電セル3の集合体である。本実施形態では、セルスタック2は、例えば100体程度の蓄電セル3を含んでいる。第1方向に交差(直交)する第3方向(ここではY方向)におけるセルスタック2のサイズは、第1方向におけるセルスタック2のサイズに比べて小さくなっている。セルスタック2には、正極バスバー4及び負極バスバー5と、一対のエンドプレート6と、一対の絶縁緩衝部材(弾性部材)7と、カバー部材8と、が設けられている。
正極バスバー4及び負極バスバー5は、例えば矩形の板状に形成され、第1方向に一定の幅をもって延在している。正極バスバー4及び負極バスバー5の材料は、例えば、銅、アルミニウム、チタン、又は、ニッケル等の金属である。正極バスバー4及び負極バスバー5の材料は、例えば、ステンレス鋼板(SUS301、SUS304等)又は、前述の金属の合金等であってもよい。
正極バスバー4は、セルスタック2の頂面において第3方向の一方側に配置されている。一例として、正極バスバー4には、各蓄電セル3の正極端子(正極タブ11a)の全てが一括して接続されている(図2参照)。また、負極バスバー5は、セルスタック2の頂面において正極バスバー4とは一定の間隔をもって第3方向の他方側に配置されている。一例として、負極バスバー5には、各蓄電セル3の負極端子(負極タブ12a)の全てが一括して接続されている(図3参照)。
エンドプレート6は、蓄電セル3の第1方向への位置ずれを規制する部材である。エンドプレート6は、例えば金属又は合金によってL字板状に形成されている。エンドプレート6は、第1方向におけるセルスタック2の一端及び他端(すなわち両端)にそれぞれ配置されている。第1方向の一端側のエンドプレート6と、第1方向の他端側のエンドプレート6とは、ボルト及びナットなどの締結部材を用いて互いに連結されていてもよい。この場合、締結部材の締め付け力により、エンドプレート6を介して第1方向に沿った拘束荷重がセルスタック2に付加される。
絶縁緩衝部材7は、蓄電セル3の膨張に応じて、第1方向に沿って弾性的に圧縮される。すなわち、絶縁緩衝部材7は、蓄電セル3の膨張を吸収する機能を有する絶縁部材である。絶縁緩衝部材7は、例えば、第1方向から見て蓄電セル3と同程度の面積の直方体形状をなしている。絶縁緩衝部材7は、第1方向におけるセルスタック2の一端及び他端において、セルスタック2とエンドプレート6との間にそれぞれ配置されている。絶縁緩衝部材7の材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ナイロン66(PA66)等が挙げられる。
カバー部材8は、第1方向及び第3方向に交差する第2方向(ここではZ方向)についての蓄電セル3の位置ずれを規制する部材である。カバー部材8は、例えば金属又は合金によって形成されている。カバー部材8は、セルスタック2の頂面において、正極バスバー4及び負極バスバー5とは離間した状態で、正極バスバー4と負極バスバー5との間に配置されている。カバー部材8の本体部8aは、第1方向に沿って延在している。本体部8aの長手方向の両端部には、爪部がそれぞれ設けられている。爪部8bは、締結部材Eを介してエンドプレート6の外側面に固定されている。これにより、カバー部材8がセルスタック2に対して係止されている。これにより、カバー部材8は、第1方向についてのエンドプレート6の移動(エンドプレート6同士の間隔が拡大するような移動)を規制するための規制部材でもある。
引き続いて、蓄電セル3について具体的に説明する。図4は、図1〜3に示された蓄電セルの斜視図である。図5は、図4に示された蓄電セルの概略断面図である。図4,5に示されるように、蓄電セル3は、互いに積層された複数の電極(一例として後述するバイポーラ電極21)を有している。蓄電セル3における電極の積層方向は、ここでは第1方向である。したがって、本実施形態においては、セルスタック2における蓄電セル3の積層方向と、蓄電セル3における電極の積層方向とが互いに一致している。
蓄電セル3は、扁平な略直方体形状をなす単電池である。蓄電セル3では、第1方向に沿う辺が最も短く、第3方向に沿う辺が最も長くなっている。蓄電セル3は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池などの二次電池であってもよく、電気二重層キャパシタであってもよい。また、蓄電セル3は、全固体電池であってもよい。本実施形態では、蓄電セル3がバイポーラ型のリチウムイオン二次電池である場合を例示する。
蓄電セル3には、正極集電板11及び負極集電板12と、保持部材13とが設けられている。正極集電板11及び負極集電板12は、第1方向に交差する表面と略同形状の長方形状をなす金属板である。正極集電板11及び負極集電板12は、蓄電セル3を第1方向に挟むように配置されている。正極集電板11における第2方向の端面には、蓄電セル3の正極端子となる正極タブ11aが設けられている。正極タブ11aは、第3方向における蓄電セル3の一方側において第2方向に突出し、正極タブ11aの先端側には、蓄電セル3の頂面を超えた位置で蓄電セル3の外方に屈曲する屈曲部分が設けられている。セルスタック2では、正極タブ11aの屈曲部分の向きが第1方向の一方側を向いて揃うように蓄電セル3が積層され、各屈曲部分に対して正極バスバー4が溶接等によって結合されている(図2参照)。
また、負極集電板12における第2方向の端面には、蓄電セル3の負極端子となる負極タブ12aが設けられている。負極タブ12aは、第3方向における蓄電セル3の他方側において第2方向に突出し、負極タブ12aの先端側には、蓄電セル3の頂面を超えた位置で蓄電セル3の外方に屈曲する屈曲部分が設けられている。負極タブ12aにおける屈曲部分の屈曲方向は、正極タブ11aにおける屈曲部の屈曲方向と反対向きとなっている。セルスタック2では、負極タブ12aの屈曲部分の向きが第1方向の他方側を向いて揃うように蓄電セル3が積層され、各屈曲部分に対して負極バスバー5が溶接等によって結合されている(図3参照)。
本実施形態では、第3方向における正極タブ11aのサイズは、第3方向における正極集電板11のサイズの半分よりも小さくなっており、第3方向における負極タブ12aのサイズは、第3方向における負極集電板12のサイズの半分よりも小さくなっている。また、第1方向からみて、正極タブ11aと負極タブ12aとが第3方向に離間した状態となっている。このような構成により、上述のように正極バスバー4及び負極バスバー5をいずれもセルスタック2の頂面に配置することが可能となる。
保持部材13は、蓄電セル3を保持する部材である。保持部材13は、例えば絶縁性及び耐熱性を有する樹脂によって形成され、第3方向における蓄電セル3の両側面、頂面、底面を囲む矩形枠形状をなしている。保持部材13は、蓄電セル3を構成するバイポーラ電極21を封止し、例えば異物等の侵入によるバイポーラ電極21同士の短絡を防止する機能を併せ持つシール部材である。保持部材13を構成する樹脂としては、例えばポリイミド、PP、PPS、PA66等が挙げられる。
蓄電セル3は、複数のバイポーラ電極21と、複数のセパレータ22とによって構成された電極積層体23を備えている。電極積層体23では、バイポーラ電極21とセパレータ22とが第1方向に沿って交互に配置されている。すなわち、電極積層体23は、第1方向に沿って互いに隣り合うバイポーラ電極21の間に介在された複数のセパレータ22を含む。バイポーラ電極21は、集電体24と、正極層25と、負極層26と、を有している。
集電体24は、略矩形状をなすシート状の導電部材である。集電体24は、例えば金属箔又は合金箔である。金属箔としては、例えば銅箔、アルミニウム箔、チタン箔、もしくはニッケル箔が挙げられる。集電体24が金属箔である場合、機械的強度を確保する観点からアルミニウム箔を用いることが好適である。合金箔としては、例えばステンレス鋼箔(SUS301、SUS304等)、もしくは上記金属の合金箔が挙げられる。集電体24が合金箔である場合、若しくは集電体24がアルミニウム箔以外の金属箔である場合、集電体24の表面にアルミニウムが被覆されていてもよい。
正極層25は、正極活物質と電解質とを含む層状部材(活物質を含む電極層)であり、集電体24の第1面24aに略矩形状に形成されている。正極活物質は、例えば複合酸化物、金属リチウム、及び硫黄等である。複合酸化物の組成には、例えばマンガン、チタン、ニッケル、コバルト、及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとが含まれる。電解質は、例えば固体電解質、固体高分子電解質、若しくはゲル状電解質である。すなわち、電解質は、固体又はゲル状である。固体電解質は、ジルコニア、もしくはβアルミナを含む。固体高分子電解質は、例えばポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)等のアルキレンオキシド系高分子化合物、若しくはこれらの共重合体を含む。
正極層25が固体高分子電解質を含む場合、正極層25は、例えばイオン伝導性を高めるための支持塩、電子伝導性を高めるための導電助剤、粘度調整溶媒、重合開始剤の少なくともいずれかを含む。支持塩は、アルキレンオキシド系高分子化合物に容易に溶解可能な観点から、例えばリチウム塩である。リチウム塩は、例えばLiBF、LiPF、LiN(SOCF、LiN(SO、若しくはこれらの混合物である。導電助剤は、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト等である。粘度調整溶媒は、例えばN−メチル−2−ピロリドン(NMP)等である。重合開始剤は、例えばアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)等である。ゲル状電解質は、流動性を完全にもしくはほぼ完全に示さない電解質である。例えば20℃におけるゲル状電解質の粘度は、0.1Pa・S以上である。
負極層26は、負極活物質と電解質とを含む層状部材(活物質を含む電極層)であり、集電体24の第1面24aの反対側の第2面24bに略矩形状に形成されている。負極活物質は、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、リチウムと合金化可能な元素若しくはその化合物、ホウ素添加炭素などである。リチウムと合金化可能な元素の例としては、シリコン(ケイ素)及びスズが挙げられる。負極層26の電解質としては、例えば正極層25に含まれる電解質と同様のものが用いられる。なお、集電体24の第1面24a及び第2面24bは、第1方向に交差(直交)する面である。
セパレータ22は、隣り合うバイポーラ電極21同士を隔てる層状部材であり、略矩形状をなしている。セパレータ22は、正極層25及び負極層26に含まれる電解質によって構成されている。セパレータ22は、電解質を充填可能な多孔質膜であってもよい。セパレータ22が固体電解質によって構成される場合、セパレータ22は、略矩形の板状(シート状)をなしていてもよい。
第1方向における電極積層体23の両端には、集電体24がそれぞれ設けられている。電極積層体23の一端(図5の紙面右側)に位置する集電体24には、正極層25のみが設けられており、当該集電体24の外側面が正極集電板11に当接するようになっている。また、電極積層体23の他端(図5の紙面左側)に位置する集電体24には、負極層26のみが設けられており、当該集電体24の外側面が負極集電板12に当接するようになっている。
ここで、蓄電装置1は、例えば上記の蓄電セル3の膨張を検知するために、セルスタック2に生じる圧力を検出するための構成を備えている。引き続いて、蓄電装置1における圧力検出構造について説明する。図6及び図7は、図1に示された蓄電装置の概略側面図である。図6においては、蓄電セル3の詳細な構造を省略している。図1,6,7に示されるように、蓄電装置1は、複数の固定部材31、第1板部材32A、第2板部材32B、及び、複数の圧力センサ33をさらに備えている。
固定部材31は、エンドプレート6のそれぞれを被固定部材Fに固定することにより、第1方向の両端側においてセルスタック2を被固定部材Fに固定する。固定部材31は、例えばボルトやネジである。ここでは、1つのエンドプレート6に対して、複数(3つ)の固定部材31が、第3方向に沿って略等間隔で分散して配置されている。被固定部材Fは、例えば、蓄電装置1が搭載される各種車両側の部材等の外部の部品である。
蓄電セル3及びエンドプレート6は、第3方向が長手方向となるように延在している。エンドプレート6は、本体部6aと、延在部6bと、を含む。本体部6aは、第1方向に沿って蓄電セル3と共に積層され、第1方向に沿ってセルスタック2を挟むように位置する部分である。本体部6aは、第3方向を長手方向とする長方形板状である。延在部6bは、第2方向における本体部6aの一端から、第1方向に沿ってセルスタック2と反対側に延在している。エンドプレート6は、本体部6aと延在部6bとによってL字板状に形成されている。
延在部6bは、被固定部材Fに接触する接触面6sを有している。接触面6sは、第2方向に交差(直交)する面である。固定部材31は、接触面6sが被固定部材Fに接触している状態において延在部6bに挿通され、被固定部材Fに結合(螺号)されることによって、エンドプレート6を被固定部材Fに固定する。なお、接触面6sと被固定部材Fとの間に別の部材が介在してもよい。
第1板部材32Aは、一対のエンドプレート6のうちの一方のエンドプレート6Aと、セルスタック2との間に介在されている。第2板部材32Bは、第1板部材32Aとエンドプレート6Aとの間に介在されている。第1板部材32A及び第2板部材32Bは、例えば、第1方向からみてエンドプレート6の外形と同等の外形を有する長方形板状の部材である。第1板部材32A及び第2板部材32Bは、例えば鋼板であり、蓄電セル3の剛性よりも高い剛性を有する。一例として、第1板部材32A及び第2板部材32Bは、エンドプレート6の剛性よりも高い剛性を有してもよい。
第1板部材32Aは、第2板部材32Bよりもセルスタック2側に位置している。第1板部材32Aは、第1方向に交差(直交)する第1面32s及び第2面32rを有している。第2面32rは、第1面32sの反対側の面である。第1面32sは、第2板部材32B側の面であり、第2面32rは、セルスタック2側の面である。第2板部材32Bは、第1方向に交差(直交)する第1面32m及び第2面32nを有している。第2面32nは、第1面32mの反対側の面である。第1面32mは、第1板部材32A側の面であり、第2面32nは、エンドプレート6A側の面である。第1面32mは、第1面32sに対向しており、第2面32nはエンドプレート6Aの本体部6aに接触している。
圧力センサ33は、エンドプレート6Aとセルスタック2との間に配置されている。より具体的には、圧力センサ33は、第1板部材32Aの第1面32sと第2板部材32Bの第1面32mとの間に配置されている。したがって、第1板部材32Aの第2面32rは、第1板部材32Aにおける圧力センサ33に臨む面(第1面32s)と反対の面である。絶縁緩衝部材7は、この第2面32r側に配置されている。すなわち、絶縁緩衝部材7は、第2面32r(第1板部材32A)とセルスタック2との間に配置されている。
本実施形態においては、一対のエンドプレート6のうちの他方のエンドプレート6Bと、セルスタック2との間には、絶縁緩衝部材7が配置されているものの、第1板部材32A、第2板部材32B、及び圧力センサ33は設けられていない。ただし、エンドプレート6Bとセルスタック2との間にも、第1板部材32A、第2板部材32B、及び圧力センサ33を配置してもよい。
ここで、圧力センサ33は、第2方向について、エンドプレート6Aの中心CLよりも、エンドプレート6Aにおける固定部材31による固定箇所側に配置されている。ここでは、複数(3つ)の圧力センサ33の全てが、第2方向について、エンドプレート6Aの中心CLよりも、エンドプレート6Aにおける固定部材31による固定箇所側に配置されている。上述したように、固定部材31は、接触面6sが被固定部材Fに接触している状態において、エンドプレート6Aを被固定部材Fに固定する。したがって、接触面6sが、エンドプレート6Aの固定箇所の1つである。このため、圧力センサ33は、第2方向について、エンドプレート6Aの中心CLよりも接触面6s側に位置していることになる。なお、第2方向におけるエンドプレート6Aの中心CLとは、第2方向におけるエンドプレート6Aの上端(本体部6aにおける延在部6bと反対側の端)から接触面6sまでの距離の中心である。或いは、第2方向におけるエンドプレート6Aの中心CLとは、第2方向におけるエンドプレート6Aの上端から延在部6bの上端面(延在部6bにおける接触面6sと反対側の面)までの距離の中心である。
一方、ここでは、複数(3つ)の圧力センサ33が、第3方向に沿って略等間隔で分散して配置されている。特に、それぞれの圧力センサ33は、第3方向における圧力センサ33の位置が、第3方向における固定部材31の位置に対応するように配置されている。換言すれば、圧力センサ33は、それぞれ、第1方向からみて、圧力センサ33の一部が固定部材31のそれぞれから第2方向に延びる領域R1に重なるように配置されている。ここでは、圧力センサ33の全体が領域R1に重なっている。なお、圧力センサ33の配置に関する規定は、実際に圧力が付与される(圧力を検出する)センサ部の配置についての規定であり、センサ部から延びる配線部や他の部分が上記の配置であることまでは要さない。
以上説明したように、蓄電装置1においては、第1方向におけるセルスタック2の両端に一対のエンドプレート6A,6Bが配置され、少なくとも一方のエンドプレート6Aとセルスタック2との間に圧力センサ33が配置されている。したがって、この圧力センサ33によって、セルスタック2に生じる圧力を検出できる。ここで、蓄電装置1においては、セルスタック2は、エンドプレート6A,6Bが固定部材31により被固定部材Fに固定されることによって、被固定部材Fに固定される。
そして、圧力センサ33は、第1方向に交差する第2方向について、エンドプレート6Aの中心よりも固定箇所側に配置されている。つまり、ここでは、第1方向からみて、圧力センサ33が、エンドプレート6Aの固定箇所から離れて配置されることが避けられる。よって、蓄電セル3の膨張時に圧力センサ33が第1方向に大きく変位することが避けられ、圧力の検出精度の低下が抑制される。
また、蓄電装置1は、蓄電セル3の剛性よりも高い剛性を有し、セルスタック2とエンドプレート6Aとの間に介在された第1板部材32Aを備えている。そして、圧力センサ33は、エンドプレート6Aと第1板部材32Aとの間に配置されている。このため、変形しにくい部材によって圧力センサ33が挟まれることにより、圧力の検出精度の低下が確実に抑制される。
また、蓄電装置1は、第2板部材32Bを備えている。そして、圧力センサ33は、第1板部材32Aと第2板部材32Bとの間に配置されている。このため、圧力の検出精度の低下がより確実に抑制される。
また、蓄電装置1は、第1板部材32Aとセルスタック2との間に配置され、蓄電セル3の膨張に伴って圧縮される絶縁緩衝部材(弾性部材)7を備えている。このように、絶縁緩衝部材7を設ければ、蓄電セル3の膨張を絶縁緩衝部材7によって吸収して各部の破損を抑制できる。特に、圧力センサ33と絶縁緩衝部材7との間に高剛性の第1板部材32Aが介在するため、絶縁緩衝部材7の変形に起因して圧力の検出精度が低下することが避けられる。つまり、このように絶縁緩衝部材7を用いた場合には、高剛性の第1板部材32Aを介在させることがより重要となる。
また、蓄電装置1は、複数の圧力センサ33を備えている。また、蓄電セル3及びエンドプレート6Aは、第1方向及び第2方向に交差する第3方向が長手方向となるように延在している。そして、複数の圧力センサ33は、第3方向に沿って分散して配置されている。このため、エンドプレート6A及び蓄電セル3の長手方向(第3方向)について、各位置の圧力を精度よく検出できる。
さらに、蓄電装置1においては、圧力センサ33は、第1方向からみて、圧力センサ33の少なくとも一部が固定部材31から第2方向に延びる領域R1に重なるように配置されていてもよい。この場合、第1方向及び第2方向に交差する方向(例えば第3方向)についても、圧力センサ33が固定箇所から離れて配置されることが避けられる。よって、圧力の検出精度の低下が確実に抑制される。
なお、図8に示されるように、複数(3つ)の圧力センサ33のうち、一部(ここでは1つ)の圧力センサ33が、第2方向について、エンドプレート6Aの中心CLよりも固定箇所と反対側に位置していてもよい。ここでは、第3方向についてエンドプレート6Aの中心側に位置する圧力センサ33(圧力センサ33A)が、第2方向について、エンドプレート6Aの中心CLよりも固定箇所と反対側に位置している。
特に、上述したように、蓄電装置1においては、エンドプレート6A,6Bに掛け渡されるようにカバー部材8(規制部材)が設けられ、第1方向についてのエンドプレート6A,6Bの移動が規制されている。圧力センサ33Aは、第2方向について、エンドプレート6Aの中心CLよりもカバー部材8側に位置することになる。よって、この場合であっても、蓄電セル3の膨張時に圧力センサ33(圧力センサ33A)が第1方向に大きく変位することが避けられ、圧力の検出精度の低下が抑制される。このように、蓄電装置1においては、圧力センサ33を、第1方向からみて、エンドプレート6Aの中心Clよりもエンドプレート6の第1方向への移動を規制するための規制部材側に配置してもよい。
また、ここでは、圧力センサ33Aは、第1方向からみて、カバー部材8から第2方向に延びる領域R2に重なるように配置されている。したがって、第3方向について、圧力センサ33Aがカバー部材8から離れて配置されることが避けられる。よって、圧力の検出精度の低下が確実に抑制される。
[第2実施形態]
引き続いて、別の実施形態に係る蓄電装置について説明する。図9及び図10は、本実施形態に係る蓄電装置の概略側面図である。本実施形態に係る蓄電装置は、エンドプレートにリブ(補強部)が設けられている点、及び、圧力センサの配置において、第1実施形態に係る蓄電装置1と相違している。本実施形態に係る蓄電装置の他の点は、蓄電装置1と同様である。
図9,10に示されるように、蓄電装置1Aにおいては、エンドプレート6Aの本体部6aに対して、エンドプレート6Aの変形を規制するためのリブ(補強部)34が設けられている。ここでは、固定部材31及び圧力センサ33の数に対応する個数(ここでは3つ)のリブ34が設けられている。リブ34は、エンドプレート6Aの本体部6aにおけるセルスタック2と反対側に臨む面から突設されている。すなわち、リブ34は、エンドプレート6Aの第1方向に沿ったサイズ(厚さ)が相対的に大きくされた部分である。リブ34は、第2方向に沿って、本体部6aの一端から他端にわたって直線状に延在している。
上述したように、接触面6sの位置が、エンドプレート6Aの固定部材31による固定箇所の1つである。このため、エンドプレート6Aは、第2方向に沿って接触面6sから離れるにつれて、第1方向への変形が生じやすいと考えられる。これに対して、リブ34は、第1方向からみて、エンドプレート6Aの固定部材31による固定箇所から第2方向に沿って直線状に延在している。これにより、リブ34は、第2方向について接触面6sから離れた位置においても、エンドプレート6Aが第1方向へ変形しないようにエンドプレート6Aを補強している。
また、複数(3つ)のリブ34は、第3方向に沿って略等間隔で分散して配置されている。それぞれのリブ34は、第3方向について、固定部材31に対応する位置に配置されている。例えば、リブ34は、それぞれ、第1方向からみて、固定部材31から第2方向に延びる領域R1に重なるように位置している。圧力センサ33は、第1方向からみて、圧力センサ33の少なくとも一部がリブ34に重なるように位置している。ここでは、圧力センサ33の全体がリブ34に重なっている。
上述したように、エンドプレート6Aは、第2方向に沿って延びるリブ34によって変形しにくくされている。すなわち、ここでは、圧力センサ33の位置が、第2方向についてエンドプレート6Aの固定箇所から離れていても、検出精度の低下が生じにくい。換言すれば、蓄電装置1Aにおいては、蓄電装置1と比較して、第2方向における圧力センサ33の位置を、エンドプレート6Aの中心CLよりも固定箇所側とする必要性が低い。このため、蓄電装置1Aにおいては、図9,10に示されるように、圧力センサ33を、エンドプレート6Aの中心CLよりも固定箇所と反対側に配置していてもよい。
ただし、蓄電装置1Aにおいても、圧力センサ33を、エンドプレート6Aの中心CLよりも固定箇所側に配置してもよい。或いは、複数の圧力センサ33のうちの一部の圧力センサ33をエンドプレート6Aの中心CLよりも固定箇所側に配置しつつ、他の圧力センサ33をエンドプレート6Aの中心CLよりも固定箇所と反対側に配置してもよい。また、エンドプレート6Bに対しても、リブ34を設けてもよい。
以上説明したように、蓄電装置1Aにおいては、第1方向におけるセルスタック2の両端に一対のエンドプレート6A,6Bが配置され、少なくとも一方のエンドプレート6Aとセルスタック2との間に圧力センサ33が配置されている。したがって、この圧力センサ33によって、セルスタック2に生じる圧力を検出できる。特に、蓄電装置1Aにおいては、少なくとも圧力センサ33が設けられる側のエンドプレート6Aには、その変形を規制するためのリブ34が設けられている。そして、圧力センサ33は、少なくともその一部が、第1方向からみてリブ34に重なるように配置されている。つまり、ここでは、第1方向からみて、圧力センサ33が、エンドプレート6Aにおける変形しにくい箇所に配置されることになる。このため、蓄電セル3の膨張時に圧力センサ33が第1方向に大きく変位することが避けられ、圧力の検出精度の低下が抑制される。
また、蓄電装置1Aにおいては、エンドプレート6Aに突設されたリブ34によってエンドプレート6Aを補強している。このため、簡単な構成によりエンドプレート6Aの変形を規制し、圧力の検出精度の低下を抑制できる。
また、蓄電装置1Aは、エンドプレート6Aを被固定部材Fに固定することにより、両端側においてセルスタック2を被固定部材Fに固定する固定部材31を備えている。そして、リブ34は、第1方向からみて、エンドプレート6Aの固定部材31による固定箇所から第1方向に交差する第2方向に沿って延在している。このため、エンドプレート6Aは、固定箇所から離れた位置であっても第1方向に変形しにくくなる。このため、第2方向についての圧力センサ33の設置位置に依らずに、検出精度の低下を抑制できる。
ここで、蓄電装置1Aにおいては、リブの態様を任意に変形することができる。例えば、図11に示されるように、蓄電装置1Aは、リブ34に代えて、リブ(補強部)35を備えていてもよい。リブ35は、リブ34と同様に、エンドプレート6Aの本体部6aにおけるセルスタック2と反対側に臨む面から突設されており、エンドプレート6Aの変形を規制するためのものである。また、リブ35は、エンドプレート6Aにおける第1方向に沿ったサイズ(厚さ)が相対的に大きくされた部分である。リブ35は、第3方向に沿って、本体部6aの一端から他端にわたって直線状に延在している。第2方向におけるリブ35の位置は、特に限定されないが、一例として、第2方向におけるエンドプレート6Aの中心CLである。なお、エンドプレート6Bに対しても、リブ35を設けてもよい。
圧力センサ33は、第1方向からみて、圧力センサ33の少なくとも一部がリブ35に重なるように配置されている。ここでは、圧力センサ33の全体がリブ35に重なっている。このように、第3方向に沿って延びるリブ35が設けられることによって、エンドプレート6Aにおいては、第3方向の全体にわたって変形が生じにくくなる。したがって、第3方向における圧力センサ33の位置は特に制限されないが、図11に示されるように、第1方向からみて、固定部材31から第2方向に延びる領域R1に重なる位置とすることができる。この場合には、圧力センサ33は、第1方向からみて、リブ35と領域R1とが交わる箇所に配置されることになる。
以上のように、この例によれば、エンドプレート6A及び蓄電セル3が第3方向に長尺状に構成されていても、リブ35がその方向に延びることによって、エンドプレート6Aの変形が確実に規制される。よって、第3方向についての圧力センサ33の設置位置に依らずに、圧力の検出精度の低下が確実に抑制される。
さらに、図12に示されるように、蓄電装置1Aにおいては、リブ34とリブ35との両方を備えていてもよい。この場合、エンドプレート6Aには、格子状にリブ34,35が設けられることになる。圧力センサ33は、例えば、第1方向から見てリブ34とリブ35とが交わる箇所に配置されている。この場合には、リブ34を備えることの効果とリブ35を備えることの効果との両方が得られる。
以上の実施形態は、本発明に係る蓄電装置の一形態について説明したものである。したがって、本発明に係る蓄電装置は、上述した蓄電装置1,1Aに限定されない。本発明に係る蓄電装置は、上述した蓄電装置1,1Aを任意に変形したものとすることができる。
例えば、第2実施形態においては、エンドプレート6Aに対してリブ34及び/又はリブ35を設けることにより、エンドプレート6Aを補強する形態について説明した。しかしながら、エンドプレート6Aの変形を規制するための構成は、リブに限定されず、種々の態様を採用できる。また、蓄電装置1Aにおいては、リブ34,35は、固定部材31によるエンドプレート6Aの固定と関連付けられていなくてもよい。例えば、リブ34,35は、エンドプレート6の第1方向への移動を規制する規制部材(例えばカバー部材8)から延びるように設けられてもよい。
また、第1実施形態に係る蓄電装置1と第2実施形態に係る蓄電装置1Aとは、それぞれの構成を互いに入れ替え、或いは追加して採用することができる。
1,1A…蓄電装置、2…セルスタック、3…蓄電セル、6,6B…エンドプレート、6A…エンドプレート(一方のエンドプレート)、7…絶縁緩衝部材(弾性部材)、31…固定部材、32A…第1板部材、32B…第2板部材、33,33A…圧力センサ、34,35…リブ(補強部)、R1…領域。

Claims (8)

  1. 第1方向に積層された複数の蓄電セルを含むセルスタックと、
    前記第1方向における前記セルスタックの両端に配置された一対のエンドプレートと、
    前記セルスタックに生じる圧力を検出するための圧力センサと、
    を備え、
    一方の前記エンドプレートには、当該エンドプレートの変形を規制するための補強部が設けられており、
    前記圧力センサは、前記セルスタックと一方の前記エンドプレートとの間において、前記第1方向からみて前記圧力センサの少なくとも一部が前記補強部に重なるように配置されている、
    蓄電装置。
  2. 前記補強部は、前記第1方向に交差する第2方向、及び/又は、前記第1方向と前記第2方向とに交差する第3方向に沿って延在するように、前記エンドプレートに突設されたリブである、
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記エンドプレートのそれぞれを被固定部材に固定することにより、前記両端側において前記セルスタックを前記被固定部材に固定する固定部材を備え、
    前記リブは、前記エンドプレートの前記固定部材による固定箇所から前記第2方向に沿って延在する部分を含む、
    請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電セル及び前記一方のエンドプレートは、前記第3方向が長手方向となるように延在しており、
    前記リブは、前記第3方向に沿って延在する部分を含む、
    請求項2又は3に記載の蓄電装置。
  5. 複数の前記圧力センサを備え、
    複数の前記圧力センサは、前記第3方向に沿って分散して配置されている、
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記蓄電セルの剛性よりも高い剛性を有し、前記セルスタックと前記一方のエンドプレートとの間に介在された第1板部材を備え、
    前記圧力センサは、前記一方のエンドプレートと前記第1板部材との間に配置されている、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  7. 前記蓄電セルの剛性よりも高い剛性を有し、前記第1板部材と前記一方のエンドプレートとの間に介在された第2板部材を備え、
    前記圧力センサは、前記第1板部材と前記第2板部材との間に配置されている、
    請求項6に記載の蓄電装置。
  8. 前記セルスタックと前記第1板部材との間に配置され、前記蓄電セルの膨張に伴って圧縮される弾性部材を備える、
    請求項6又は7に記載の蓄電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110828734A (zh) * 2019-11-14 2020-02-21 北京理工大学 一种电池电芯外加力学约束参数可调的模组结构

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