JP2020024886A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】封止されたバスバーに対する温度調節を行うことが可能な蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置1は、第1方向に沿って積層された複数の蓄電セル3を含むセルスタック2と、蓄電セル3のそれぞれに電気的に接続された正極バスバー4及び負極バスバー5と、セルスタック2、正極バスバー4、及び負極バスバー5を一体的に封止する樹脂体9と、を備え、樹脂体9の内部には、正極バスバー4及び負極バスバー5に熱的に接続され、熱媒体を流通させる流路Lが形成されている。【選択図】図7
Description
本発明は、蓄電装置に関する。
蓄電装置の一種として、全固体電池を用いた蓄電装置がある。例えば特許文献1に記載の全固体電池は、リチウム電池の単位セルと、単位セルと交互に積層される内部電極層とを含むバイポーラ型の積層電池(セルスタック)を複数有して構成されている。複数の積層電池は、正極集電箔および負極集電箔を介して積み重ねられて互いに並列接続されると共に、モールド樹脂によって封止されている。
上述したような蓄電装置においては、複数の積層電池と共に、正極集電箔及び負極集電箔を介して当該複数の積層電池のそれぞれに電気的に接続されたバスバーをモールド樹脂によって封止することが考えられる。これにより、バスバーは、モールド樹脂の外部の温度環境から熱的な影響を受け難くなる。
一方で、蓄電装置においては、例えばバスバーに電流が流れることでバスバーが発熱する等、外部の温度環境からの熱的な影響によらずにバスバーの温度が変化する場合がある。その場合には、冷却等のバスバーの温度調節が行われることが望ましい。しかしながら、バスバーをモールド樹脂によって封止し、モールド樹脂の外部からの熱的な影響を受け難くすると、バスバーに対して温度調節を行えないおそれがある。
本発明は、封止されたバスバーに対する温度調節を行うことが可能な蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電装置は、第1方向に沿って積層された複数の蓄電セルを含む積層体と、蓄電セルのそれぞれに電気的に接続されたバスバーと、積層体及びバスバーを一体的に封止する樹脂体と、を備え、樹脂体の内部には、バスバーに熱的に接続され、熱媒体を流通させる流路が形成されている。
本発明に係る蓄電装置においては、バスバーに熱的に接続された流路が、バスバーを封止する樹脂体の内部に形成されている。このため、この流路に熱媒体を流通させることにより、バスバーの温度に影響を与えることができる。したがって、この蓄電装置によれば、封止されたバスバーに対する温度調節を行うことが可能となる。
本発明に係る蓄電装置において、流路は、バスバーに沿って樹脂体の内部に配置された管部材によって形成されていてもよい。この場合、樹脂体を形成する際に、管部材をインサート成形することで簡易に流路を形成できる。
本発明に係る蓄電装置において、流路は、バスバーに沿って形成された樹脂体の内面によって形成されていてもよい。この場合、流路を形成するための別途の部品が省略されるため、部品点数を削減できる。
ところで、流路の内部においては、熱媒体とバスバーとの間の伝熱によって、熱媒体とバスバーとの温度差が、導入口側よりも導出口側において相対的に小さくなっていることが考えられる。このため、導出口側における熱媒体とバスバーとの間の伝熱効率の低下が懸念される。
本発明に係る蓄電装置において、流路は、熱媒体の導入口と熱媒体の導出口とを含み、導入口から導出口に向かう方向に交差する流路の断面積は、導入口から導出口に向かって小さくなっていてもよい。この場合、断面積の縮小によって、熱媒体の流速が、導入口側よりも導出口側において相対的に大きくなる。これにより、導出口側において速度増加に伴う伝熱効率の向上が図られる。したがって、導出口側における熱媒体とバスバーとの間の伝熱効率の低下が抑制される。
また、本発明に係る蓄電装置は、流路の内部に突出する複数のフィンを更に備え、流路は、熱媒体の導入口と熱媒体の導出口とを含み、フィンの密度は、導入口から導出口に向かって大きくなっていてもよい。この場合、フィンの密度の増加によって、導出口側において導入口側よりも乱流が発生しやすくなる。これにより、導出口側において乱流に伴う伝熱効率の向上が図られる。したがって、導出口側における熱媒体とバスバーとの間の伝熱効率の低下が抑制される。
本発明に係る蓄電装置においては、樹脂体の複数の領域のそれぞれに独立した流路が形成されていてもよい。この場合、樹脂体の全領域に一つの流路が形成されている場合と比較して、導入口及び導出口の間の距離を短くすることができる。これにより、流路の内部において、熱媒体とバスバーとの温度差が、導入口側よりも導出口側で相対的に大きくなることが抑制される。したがって、導出口側における熱媒体とバスバーとの間の伝熱効率の低下が抑制される。
本発明に係る蓄電装置において、バスバーは、第1方向に沿って延在しており、複数の領域は、第1方向に沿って配列されていてもよい。この場合、樹脂体における第1方向に沿って延在する全領域に一つの流路が形成されている場合と比較して、熱媒体とバスバーとの間で伝熱が行われる距離を短くすることができる。これにより、流路の内部において、熱媒体とバスバーとの温度差が小さくなることが抑制される。したがって、熱媒体とバスバーとの間の伝熱効率の低下が抑制される。
本発明に係る蓄電装置において、バスバーは、第1方向に交差する第2方向において積層体の一方側のみに配置されていてもよい。この場合、積層体の他方側にバスバーが配置されていないため、一方側のみに形成された流路によってバスバーに対する温度調節行うことができる。したがって、樹脂体の内部における流路を形成するためのスペースのコンパクト化を図ることができる。
本発明によれば、封止されたバスバーに対する温度調節を行うことが可能な蓄電装置を提供することができる。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。なお、図面の説明においては、同一の要素同士、或いは、相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、以下の図面には、X軸、Y軸、及び、Z軸により規定される直交座標系Sを示す。
図1は、蓄電装置の一実施形態を示す概略斜視図である。図2は、図1に示される蓄電装置の平面図である。また、図3は、図1におけるIII−III線断面図であり、図4は、図1におけるIV−IV線断面図である。図1〜4に示される蓄電装置1は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる装置である。蓄電装置1は、図1及び図2にされるように、セルスタック2(積層体)を備えている。セルスタック2は、複数のバイポーラ電極21(図6参照)を含む蓄電セル3を積層することによって構成されている。
セルスタック2は、互いに積層された複数の蓄電セル3の集合体である。蓄電セル3の積層方向は、ここではX方向である。本実施形態では、セルスタック2は、例えば100体程度の蓄電セル3を含んでいる。セルスタック2の幅方向(ここではY方向)のサイズは、セルスタック2の長さ方向(ここではX方向)のサイズに比べて小さくなっている。セルスタック2には、正極バスバー4及び負極バスバー5と、一対のエンドプレート6と、一対の絶縁緩衝部材7と、カバー部材8と、が設けられている。また、セルスタック2は、樹脂体9に封止されている。
正極バスバー4(バスバー)及び負極バスバー5(バスバー)は、例えば矩形の板状に形成され、蓄電セル3の積層方向に沿って一定の幅をもって延在している。正極バスバー4及び負極バスバー5は、セルスタック2と共に樹脂体9に封止され、延在方向の一端側においてそれぞれ樹脂体9から露出している。正極バスバー4及び負極バスバー5の材料は、例えば、銅、アルミニウム、チタン、又は、ニッケル等の金属である。正極バスバー4及び負極バスバー5の材料は、例えば、ステンレス鋼板(SUS301、SUS304等)又は、前述の金属の合金等であってもよい。
正極バスバー4は、セルスタック2の頂面において幅方向の一方側に配置されている。正極バスバー4は、複数の蓄電セル3のそれぞれに熱的及び電気的に接続されている。本実施形態においては、正極バスバー4には、各蓄電セル3の正極端子(正極タブ11a)の全てが一括して接続されている(図3参照)。負極バスバー5は、セルスタック2の頂面において正極バスバー4とは一定の間隔をもって幅方向の他方側に配置されている。負極バスバー5は、複数の蓄電セル3のそれぞれに熱的及び電気的に接続されている。本実施形態においては、負極バスバー5には、各蓄電セル3の負極端子(負極タブ12a)の全てが一括して接続されている(図4参照)。換言すると、本実施形態において、蓄電装置1は、蓄電セル3に電気的に接続されたバスバーとして、正極バスバー4及び負極バスバー5のみを備えている。
エンドプレート6は、蓄電セル3の積層方向への位置ずれを規制する部材である。本実施形態では、エンドプレート6は、蓄電セル3の積層方向への膨張を抑制することにより、積層方向への位置ずれを規制する。エンドプレート6は、例えば金属又は合金によってL字板状に形成されている。エンドプレート6は、セルスタック2の積層方向の一端及び他端にそれぞれ配置されている。積層方向の一端側のエンドプレート6と、積層方向の他端側のエンドプレート6とは、ボルト及びナットなどの締結部材を用いて互いに連結されていてもよい。この場合、締結部材の締め付け力により、エンドプレート6を介して蓄電セル3の積層方向に沿った拘束荷重がセルスタック2に付加される。
絶縁緩衝部材7は、蓄電セル3の膨張を吸収する機能を有する絶縁部材である。絶縁緩衝部材7は、例えば積層方向から見て蓄電セル3と同程度の面積の直方体形状をなしている。絶縁緩衝部材7は、セルスタック2の積層方向の一端及び他端において、セルスタック2とエンドプレート6との間にそれぞれ配置されている。絶縁緩衝部材7の材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ナイロン66(PA66)等が挙げられる。
カバー部材8は、蓄電セル3の高さ方向(ここではZ方向)への位置ずれを規制する部材である。本実施形態では、カバー部材8は、蓄電セル3の高さ方向への膨張を抑制することにより、高さ方向への位置ずれを規制する。カバー部材8は、例えば金属又は合金によって形成されている。カバー部材8は、樹脂体9を介してセルスタック2の頂面に配置されている。カバー部材8は、Z方向からみて、正極バスバー4及び負極バスバー5とは離間した状態で、正極バスバー4と負極バスバー5との間に配置されている。カバー部材8の本体部8aは、蓄電セル3の積層方向に延在している。本体部8aの長手方向の両端部には、爪部8bがそれぞれ設けられている。爪部8bは、締結部材Eを介してエンドプレート6の外側面に固定されている。これにより、カバー部材8がセルスタック2に対して係止されている。
図5は、蓄電セルの外部構成の一例を示す斜視図である。図6は、蓄電セルの内部構成の一例を示す断面図である。図3〜6に示されるように、蓄電セル3は、第1方向に沿って積層された複数の電極(一例として後述するバイポーラ電極21)を有している。第1方向は、ここではX方向である。したがって、本実施形態においては、第1方向と、セルスタック2における蓄電セル3の積層方向とが互いに一致しているため、以下では、第1方向を「積層方向」と称する場合がある。
蓄電セル3は、扁平な略直方体形状をなす単電池である。蓄電セル3では、積層方向に沿う辺が最も短く、幅方向(ここではY方向)に沿う辺が最も長くなっている。蓄電セル3は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池などの二次電池であってもよく、電気二重層キャパシタであってもよい。また、蓄電セル3は、全固体電池であってもよい。本実施形態では、蓄電セル3がバイポーラ型のリチウムイオン二次電池である場合を例示する。
蓄電セル3には、正極集電板11及び負極集電板12と、保持部材13とが設けられている。正極集電板11及び負極集電板12は、蓄電セル3における積層方向に交差する表面と略同形状の長方形状をなす金属板である。正極集電板11及び負極集電板12は、蓄電セル3を積層方向に挟むように配置されている。正極集電板11における高さ方向(ここでは、Z方向)の端面には、蓄電セル3の正極端子となる正極タブ11aが設けられている。正極タブ11aは、蓄電セル3の幅方向の一方側において高さ方向に突出し、正極タブ11aの先端側には、蓄電セル3の頂面を超えた位置で蓄電セル3の外方に屈曲する屈曲部分が設けられている。セルスタック2では、正極タブ11aの屈曲部分の向きが積層方向の一方側を向いて揃うように蓄電セル3が積層され、各屈曲部分に対して正極バスバー4が溶接等によって結合されている(図3参照)。
また、負極集電板12における高さ方向の端面には、蓄電セル3の負極端子となる負極タブ12aが設けられている。負極タブ12aは、蓄電セル3の幅方向の他方側において高さ方向に突出し、負極タブ12aの先端側には、蓄電セル3の頂面を超えた位置で蓄電セル3の外方に屈曲する屈曲部分が設けられている。負極タブ12aにおける屈曲部分の屈曲方向は、正極タブ11aにおける屈曲部の屈曲方向と反対向きとなっている。セルスタック2では、負極タブ12aの屈曲部分の向きが積層方向の他方側を向いて揃うように蓄電セル3が積層され、各屈曲部分に対して負極バスバー5が溶接等によって結合されている(図4参照)。
本実施形態では、正極タブ11aのY方向の幅は、正極集電板11のY方向の幅の半分よりも小さくなっており、負極タブ12aのY方向の幅は、負極集電板12のY方向の幅の半分よりも小さくなっている。また、蓄電セル3の積層方向から見て、正極タブ11aと負極タブ12aとが幅方向に離間した状態となっている。このような構成により、上述のように正極バスバー4及び負極バスバー5をいずれもセルスタック2の頂面に配置することが可能となる。換言すると、本実施形態では、蓄電セル3に電気的に接続されたバスバーは、Z方向におけるセルスタック2の一方側のみに配置されている。
保持部材13は、蓄電セル3を保持する部材である。保持部材13は、例えば絶縁性及び耐熱性を有する樹脂によって形成され、蓄電セル3の幅方向の両側面、頂面、底面を囲む矩形枠形状をなしている。保持部材13は、蓄電セル3を構成するバイポーラ電極21を封止し、例えば異物等の侵入によるバイポーラ電極21同士の短絡を防止する機能を併せ持つシール部材である。保持部材13を構成する樹脂としては、例えばポリイミド、PP、PPS、PA66等が挙げられる。
蓄電セル3は、複数のバイポーラ電極21と、複数のセパレータ22とによって構成された電極積層体23を備えている。電極積層体23では、バイポーラ電極21とセパレータ22とが積層方向に沿って交互に配置されている。すなわち、電極積層体23は、積層方向に沿って互いに隣り合うバイポーラ電極21の間に介在された複数のセパレータ22を含む。バイポーラ電極21は、電極板24と、正極層(電極層)25と、負極層(電極層)26と、を有している。
電極板24は、略矩形状をなすシート状の導電部材である。電極板24は、例えば金属箔又は合金箔である。金属箔としては、例えば銅箔、アルミニウム箔、チタン箔、もしくはニッケル箔が挙げられる。電極板24が金属箔である場合、機械的強度を確保する観点からアルミニウム箔を用いることが好適である。合金箔としては、例えばステンレス鋼箔(SUS301、SUS304等)、もしくは上記金属の合金箔が挙げられる。電極板24が合金箔である場合、若しくは電極板24がアルミニウム箔以外の金属箔である場合、電極板24の表面にアルミニウムが被覆されていてもよい。
正極層25は、正極活物質と電解質とを含む層状部材(活物質を含む電極層)であり、電極板24の第1面24aに略矩形状に形成されている。正極活物質は、例えば複合酸化物、金属リチウム、及び硫黄等である。複合酸化物の組成には、例えばマンガン、チタン、ニッケル、コバルト、及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとが含まれる。電解質は、例えば固体電解質、固体高分子電解質、若しくはゲル状電解質である。すなわち、電解質は、固体又はゲル状である。固体電解質は、ジルコニア、もしくはβアルミナを含む。固体高分子電解質は、例えばポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)等のアルキレンオキシド系高分子化合物、若しくはこれらの共重合体を含む。
正極層25が固体高分子電解質を含む場合、正極層25は、例えばイオン伝導性を高めるための支持塩、電子伝導性を高めるための導電助剤、粘度調整溶媒、重合開始剤の少なくともいずれかを含む。支持塩は、アルキレンオキシド系高分子化合物に容易に溶解可能な観点から、例えばリチウム塩である。リチウム塩は、例えばLiBF4、LiPF6、LiN(SO2CF3)2、LiN(SO2C2F5)2、若しくはこれらの混合物である。導電助剤は、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト等である。粘度調整溶媒は、例えばN−メチル−2−ピロリドン(NMP)等である。重合開始剤は、例えばアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)等である。ゲル状電解質は、流動性を完全にもしくはほぼ完全に示さない電解質である。例えば20℃におけるゲル状電解質の粘度は、0.1Pa・S以上である。
負極層26は、負極活物質と電解質とを含む層状部材(活物質を含む電極層)であり、電極板24の第1面24aの反対側の第2面24bに略矩形状に形成されている。負極活物質は、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、リチウムと合金化可能な元素若しくはその化合物、ホウ素添加炭素などである。リチウムと合金化可能な元素の例としては、シリコン(ケイ素)及びスズが挙げられる。負極層26の電解質としては、例えば正極層25に含まれる電解質と同様のものが用いられる。なお、電極板24の第1面24a及び第2面24bは、積層方向に交差(直交)する面である。
セパレータ22は、隣り合うバイポーラ電極21同士を隔てる層状部材であり、略矩形状をなしている。セパレータ22は、正極層25及び負極層26に含まれる電解質によって構成されている。セパレータ22が固体電解質によって構成される場合、セパレータ22は、略矩形の板状(シート状)をなしていてもよい。
電極積層体23の積層方向の両端には、電極板24がそれぞれ設けられている。電極積層体23の一端(図6の紙面右側)に位置する電極板24には、正極層25のみが設けられており、当該電極板24の第2面24bが正極集電板11に当接するようになっている。また、電極積層体23の他端(図6の紙面左側)に位置する電極板24には、負極層26のみが設けられており、当該電極板24の第1面24aが負極集電板12に当接するようになっている。
次に、樹脂体9について説明する。樹脂体9は、セルスタック2、正極バスバー4、及び負極バスバー5を一体的に封止する部材である。図1及び図2に示されるように、樹脂体9は、セルスタック2の幅方向の両側面、頂面、底面を囲む矩形枠形状をなしている。なお、図1においては、便宜上、樹脂体9を二点鎖線で示している。樹脂体9は、例えば、保持部材13と同じ樹脂によって形成されている。樹脂体9は、例えば、樹脂を射出成形することによって形成されている。樹脂体9の幅方向(セルスタック2の幅方向と同じ方向であって、ここではY方向)のサイズは、樹脂体9の長さ方向(セルスタック2の長さ方向と同じ方向であって、ここではX方向)のサイズに比べて小さくなっている。
図7は、図1におけるVII−VII線断面図である。図1、図2、及び図7に示されるように、樹脂体9の内部には、正極バスバー4に沿って管部材14が配置され、負極バスバー5に沿って管部材15が配置されている。一例として、管部材14,15は円管である。なお、管部材14,15は矩形管であってもよい。管部材14,15は、例えば、樹脂体9を射出成形によって形成する際に、インサート成形することで配置されている。
本実施形態において、管部材14,15は、それぞれ正極バスバー4及び負極バスバー5の延在方向(ここではX方向)に沿って延在している。管部材14,15は、それぞれ樹脂体9の長さ方向の両側面に亘って延在し、樹脂体9の外部において開口している。すなわち、管部材14,15の長さ方向のサイズは、樹脂体9の長さ方向のサイズよりも大きい。また、ここでは、管部材14,15の幅方向(径方向)のサイズは、管部材14,15の長さ方向の全域に亘って一定であり、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれよりも小さい。なお、管部材14,15の幅方向のサイズは、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれと同じであってもよい。管部材14,15の材料は、熱伝導性を有する材料であって、例えば、銅、アルミニウム、チタン、又は、ニッケル等の金属である。管部材14,15の材料は、例えば、ステンレス鋼板(SUS301、SUS304等)又は、前述の金属の合金等であってもよい。また、管部材14,15は、外側を絶縁材料によってコーティングされていてもよい。
管部材14,15は、それぞれ正極バスバー4及び負極バスバー5に熱的に接続されている。一例として、管部材14は、正極バスバー4の上面に接している。また、管部材15は、負極バスバー5の上面に接している。この管部材14,15により、樹脂体9には、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれに熱的に接続され、熱媒体を流通させる流路Lが形成されている。
流路Lを流通する熱媒体は、正極バスバー4及び負極バスバー5を冷却するための冷媒であってもよいし、正極バスバー4及び負極バスバー5を加熱するための加熱用の熱媒体であってもよい。また、熱媒体は、流路Lを流通可能な流体であればよく、気体であってもよいし、液体であってもよい。一例として、熱媒体は、常温(例えば15℃〜25℃)の空気である。これにより、熱媒体は、正極バスバー4及び負極バスバー5の温度が常温よりも高い場合には、冷媒として機能し、正極バスバー4及び負極バスバー5の温度が常温よりも低い場合には、加熱用の熱媒体として機能する。
また、流路Lは、図2に示されるように、樹脂体9における正極バスバー4が配置されている側の領域R1において管部材14によって独立して形成されている。また、流路Lは、樹脂体9における負極バスバー5が配置されている領域R2において管部材15によって独立して形成されている。すなわち、樹脂体9には、樹脂体9の複数の領域R1,R2のそれぞれに独立した流路Lが形成されている。したがって、管部材14によって形成された流路L内において、熱媒体は、当該流路Lの導入口Laから導出口Lbまでの間、管部材15によって形成された流路Lを経由することなく流通する。これにより、管部材14によって形成された流路L内においては、管部材14を介して熱媒体と正極バスバー4との間で独立して伝熱が行われる。また、同様に、管部材15によって形成された流路L内においては、管部材15を介して熱媒体と負極バスバー5との間で独立して伝熱が行われる。
以上、説明したように、本実施形態に係る蓄電装置1においては、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれに熱的に接続された流路Lが、正極バスバー4及び負極バスバー5を封止する樹脂体9の内部に形成されている。このため、この流路Lに熱媒体を流通させることにより、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれの温度に影響を与えることができる。したがって、封止された正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれに対する温度調節を行うことが可能となる。
更に、本実施形態に係る蓄電装置1において、正極バスバー4及び負極バスバー5は、複数の蓄電セル3のそれぞれに熱的に接続されている。この構成により、熱媒体の流通によって正極バスバー4及び負極バスバー5に対する温度調節が行われる際に、正極バスバー4及び負極バスバー5を介して複数の蓄電セル3のそれぞれに対する温度調節も行うことができる。
また、本実施形態に係る蓄電装置1において、流路Lは、正極バスバー4及び負極バスバー5に沿って樹脂体9の内部にそれぞれ配置された管部材14,15によって形成されている。この構成により、樹脂体9を形成する際に、管部材14,15をインサート成形することで簡易に流路Lを形成できる。
ところで、流路Lの内部においては、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との間の伝熱によって、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との温度差が、導入口La側よりも導出口Lb側において相対的に小さくなっていることが考えられる。このため、導出口Lb側における熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との間の伝熱効率の低下が懸念される。
これに対し、本実施形態に係る蓄電装置1においては、樹脂体9の複数の領域R1,R2のそれぞれに独立した流路Lが形成されている。この構成により、樹脂体9の全領域に、一つの流路Lが形成されている場合(例えば、樹脂体9における正極バスバー4に沿う位置及び負極バスバー5に沿う位置のいずれも経由するように、樹脂体9の全領域に亘って湾曲した1つの流路Lが形成されている場合)と比較して、導入口La及び導出口Lbの間の距離を短くすることができる。これにより、流路Lの内部において、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との温度差が、導入口La側よりも導出口Lb側で相対的に大きくなることが抑制される。したがって、導出口Lb側における熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との間の伝熱効率の低下が抑制される。
本実施形態に係る蓄電装置1において、正極バスバー4及び負極バスバー5の両方は、積層方向に交差する第2方向(ここではZ方向)においてセルスタック2の一方側のみに配置されている。この構成により、セルスタック2の他方側に正極バスバー4又は負極バスバー5が配置されていないため、一方側のみに形成された流路Lによって正極バスバー4及び負極バスバー5の両方に対する温度調節を行うことができる。したがって、樹脂体9の内部における流路Lを形成するためのスペースのコンパクト化を図ることができる。
以上の実施形態は、本発明に係る蓄電装置の一実施形態について説明したものである。本発明に係る蓄電装置は、上述した蓄電装置1を任意に変更したものとすることができる。
図8〜図12は、変形例に係る蓄電装置を示す図である。図8に示されるように、流路Lは、正極バスバー4及び負極バスバー5に沿って形成された樹脂体9の内面9aによって形成されていてもよい。この場合、例えば、樹脂体9を射出成形によって形成する際に入れ子を配置しておくことで、流路Lを形成することができる。これにより、流路Lを形成するための管部材14,15等の別途の部品が省略されるため、部品点数を削減できる。
図8に示される流路Lは、一例として、矩形柱形状の入れ子によって形成されている。また、図8に示される流路Lの幅方向(Y方向)のサイズは、導入口Laから導出口Lbに亘って一定であり、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれよりも小さくてもよく、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれと同じであってもよい。流路Lの幅方向のサイズが正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれと同じである場合には、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との伝熱面を多く確保することができるため、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との間の伝熱効率を更に向上させることができる。なお、樹脂体9の内面9aによって形成される流路は、円柱形状の入れ子によって形成されていてもよい。
また、流路Lの幅方向のサイズが導入口Laから導出口Lbに亘って一定である状態において、図9に示されるように、流路Lの高さ方向(Z方向)のサイズが導入口Laから導出口Lbに向かって小さくなっていてもよい。すなわち、導入口Laから導出口Lbに向かう方向に交差する流路Lの断面積は、導入口Laから導出口Lbに向かって小さくなっていてもよい。図9に示される流路Lにおいては、当該断面積は連続的に小さくなっている。なお、流路Lにおいては、導入口Laから導出口Lbに向かう方向に交差する流路Lの断面積は、導入口Laから導出口Lbに向かって段階的に小さくなっていてもよい。この場合、導入口Laから導出口Lbに向かう間に断面積が一段階小さくなっていてもよく、複数の段階で小さくなっていてもよい。これらの構成によれば、断面積の縮小によって、熱媒体の流速が、導入口La側よりも導出口Lb側において相対的に大きくなる。これにより、導出口Lb側において速度増加に伴う伝熱効率の向上が図られる。したがって、導出口Lb側における熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との間の伝熱効率の低下が抑制される。
図9に示される流路Lは、入れ子を用いて形成することで容易に形成できることから、樹脂体9の内面9aによって形成されている。なお、樹脂体9には、一端側及び他端側でそれぞれ幅方向(径方向)のサイズの異なる管部材(不図示)によって、導入口Laから導出口Lbに向かって断面積が小さくなる流路Lが形成されていてもよい。
また、図10に示されるように、上述した管部材14,15には、内側に突出する複数のフィンFが設けられていてもよい。すなわち、蓄電装置1は、流路Lの内部に突出する複数のフィンFを備えていてもよい。流路Lの内部において、導入口Laから導出口Lbに亘ってフィンFの密度は一定であってもよいが、ここでは、フィンFの密度は、導入口Laから導出口Lbに向かって大きくなっている。一例として、複数のフィンFは互いに同じサイズであり、導入口Laから導出口Lbに向かってフィンFの数を多くすることで、フィンFの密度が導入口Laから導出口Lbに向かって大きくなっている。なお、複数のフィンFは互いに異なるサイズであってもよく、導入口Laから導出口Lbに向かってフィンFのサイズを大きくすることで、フィンFの密度が導入口Laから導出口Lbに向かって大きくなっていてもよい。
流路Lの内部において、フィンFの密度が導入口Laから導出口Lbに向かって大きくなるように構成されていることにより、フィンFの密度の増加によって、導出口Lb側において導入口La側よりも乱流が発生しやすくなる。これにより、導出口Lb側において乱流に伴う伝熱効率の向上が図られる。したがって、導出口Lb側における熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との間の伝熱効率の低下が抑制される。
なお、複数のフィンFは、管部材14,15とは異なる部品が管部材14,15の内部に配置されることによって形成されていてもよい。また、樹脂体9の内面9aによって形成された流路Lにおいて、内面9aに複数の突起が設けられることによって、複数のフィンFが形成されていてもよい。また、樹脂体9の内面9aによって形成された流路Lの内部に突出するように、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれに複数のフィンFが設けられていてもよい。複数のフィンFが正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれに設けられている構成によれば、流路Lを流通する熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との伝熱面の面積をフィンFの分だけ大きくすることができるため、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との伝熱効率を更に向上させることができる。
また、図11に示されるように、樹脂体9において、積層方向(すなわち、正極バスバー4及び負極バスバー5の延在方向)に沿って配列された複数(ここでは一例として4つ)の領域R11,R12,R13,R14のそれぞれに独立した流路Lが形成されていてもよい。すなわち、独立した流路Lが形成される複数の領域R11,R12,R13,R14は、積層方向に沿って配列されていてもよい。複数の領域R11,R12,R13,R14のそれぞれは、例えば、樹脂体9を長さ方向に四等分した領域である。複数の領域R11,R12,R13,R14のそれぞれにおいて、流路Lは、樹脂体9の幅方向の両側面に亘って延在している。また、各流路Lは、正極バスバー4と熱的に接続されると共に、負極バスバー5と熱的に接続されている。一例として、図11に示される各流路Lは、樹脂体9の内面9aによって形成されている。なお、図11に示される各流路Lは、外側を絶縁材料によってコーティングされた管部材によって形成されていてもよい。
このように、独立した流路Lが形成される複数の領域R11,R12,R13,R14が積層方向に沿って配列されている構成により、樹脂体9における積層方向に沿って延在する全領域に一つの流路Lが形成されている場合と比較して、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との間で伝熱が行われる距離を短くすることができる。これにより、流路Lの内部において、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との温度差が小さくなることが抑制される。したがって、熱媒体と正極バスバー4及び負極バスバー5との間の伝熱効率の低下が抑制される。
また、複数の領域R11,R12,R13,R14のそれぞれにおいて、各流路Lが正極バスバー4と熱的に接続されると共に負極バスバー5と熱的に接続されている構成により、独立した流路Lのそれぞれを流通する熱媒体によって、正極バスバー4及び負極バスバー5を一括して温度調節することができる。
また、図12に示されるように、セルスタック2において、複数の蓄電セル3は、Z方向に沿って互いに積層されていてもよい。また、正極バスバー4は、セルスタック2の幅方向(ここではX方向)の一方側の側面に配置され、負極バスバー5は、セルスタック2の幅方向の他方側の側面に配置されていてもよい。換言すると、蓄電セル3の積層方向(ここではZ方向)に交差する第2方向(ここではX方向)において、セルスタック2の両側に、複数の蓄電セル3のそれぞれに電気的に接続されたバスバーが配置されていてもよい。一例として、正極バスバー4は、セルスタック2の幅方向の一方側の側面の全領域に亘って配置されている。また、負極バスバー5は、セルスタック2の幅方向の他方側の側面の全領域に亘って配置されている。
図12に示される樹脂体9の内部には、樹脂体9の幅方向(ここではX方向)の一方側の領域R21において、正極バスバー4に沿って管部材14が配置されている。また、樹脂体9の幅方向の他方側の領域R22において、負極バスバー5に沿って管部材15が配置されている。この管部材14,15により、樹脂体9には、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれに熱的に接続され、熱媒体を流通させる流路Lが形成されている。すなわち、ここでは、樹脂体9の幅方向に沿って配列された複数の領域R21,R22のそれぞれに独立した流路Lが形成されている。
また、上記実施形態及び各変形例においては、樹脂体9の複数の領域(領域R1,R2,R11〜R14,R21,R22)のそれぞれに独立した流路Lが形成されていたが、樹脂体9の内部には、正極バスバー4及び負極バスバー5に熱的に接続された流路Lが1つのみ形成されていてもよい。また、流路Lは、1つの導入口Laと2つ以上の導出口Lbとを含み、1つの導入口Laから延在する流路Lが途中で分岐して、正極バスバー4及び負極バスバー5のそれぞれに熱的に接続された各流路Lが形成されていてもよい。
また、導入口Laから導出口Lbに向かう方向に交差する流路Lの断面の形状は、任意に設定可能である。また、幅方向におけるバスバー(正極バスバー4及び負極バスバー5)と流路Lとの相対的な大きさは、任意に設定可能である。例えば、バスバーの冷却又は加熱の度合いに応じて、導入口Laから導出口Lbに向かう方向に交差する流路Lの断面の形状、及び、幅方向におけるバスバーに対する流路Lの相対的な大きさが設定されていてもよい。
1…蓄電装置、2…セルスタック(積層体)、3…蓄電セル、4…正極バスバー(バスバー)、5…負極バスバー(バスバー)、9…樹脂体、9a…内面、14,15…管部材、F…フィン、L…流路、La…導入口、Lb…導出口、R1,R2,R11〜R14,R21,R22…領域。
Claims (8)
- 第1方向に沿って積層された複数の蓄電セルを含む積層体と、
前記蓄電セルのそれぞれに電気的に接続されたバスバーと、
前記積層体及び前記バスバーを一体的に封止する樹脂体と、を備え、
前記樹脂体の内部には、前記バスバーに熱的に接続され、熱媒体を流通させる流路が形成されている、
蓄電装置。 - 前記流路は、前記バスバーに沿って前記樹脂体の内部に配置された管部材によって形成されている、
請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記流路は、前記バスバーに沿って形成された前記樹脂体の内面によって形成されている、
請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記流路は、前記熱媒体の導入口と前記熱媒体の導出口とを含み、
前記導入口から前記導出口に向かう方向に交差する前記流路の断面積は、前記導入口から前記導出口に向かって小さくなっている、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電装置。 - 前記流路の内部に突出する複数のフィンを更に備え、
前記流路は、前記熱媒体の導入口と前記熱媒体の導出口とを含み、
前記フィンの密度は、前記導入口から前記導出口に向かって大きくなっている、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電装置。 - 前記樹脂体の複数の領域のそれぞれに独立した前記流路が形成されている、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電装置。 - 前記バスバーは、前記第1方向に沿って延在しており、
前記複数の領域は、前記第1方向に沿って配列されている、
請求項6に記載の蓄電装置。 - 前記バスバーは、前記第1方向に交差する第2方向において前記積層体の一方側のみに配置されている、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の蓄電装置。
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