JP2015090137A - 圧力調整弁 - Google Patents

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光豊 福重
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寿史 上原
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Abstract

【課題】圧力調圧弁において,球状弁体が開弁した調圧中に,球状弁体が弁座の直径方向に振動して,異音が発生することを防ぐ。
【解決手段】燃料ポンプPの吐出燃料をエンジンの燃料噴射弁Iに送る燃料通路28内の圧力を所定値に調整する圧力調整弁であって,燃料通路28又はそれに連なる調圧路35に連通する高圧ポート37と,この高圧ポート37に円錐状の弁座38を介して連なると共に低圧部に開放される弁室42と,この弁室42に収容され弁座38と協働して高圧ポート37を開閉する球状弁体39と,この球状弁体39を弁座38との着座方向に所定のセット荷重で付勢する調圧ばね40とを備えるものにおいて,円錐状の弁座38のテーパ角度θを20°〜36°に設定した。
【選択図】 図2

Description

本発明は,燃料ポンプの吐出燃料をエンジンの燃料噴射弁に送る燃料通路内の圧力を所定値に調整する圧力調整弁に関し,特に,前記燃料通路又はそれに連なる調圧路に連通する高圧ポートと,この高圧ポートに円錐状の弁座を介して連なると共に低圧部に開放される弁室と,この弁室に収容され前記弁座と協働して前記高圧ポートを開閉する球状弁体と,この球状弁体を前記弁座との着座方向に所定のセット荷重で付勢する調圧ばねとを備える圧力調整弁の改良に関する。
かゝる圧力調整弁は,下記特許文献1に開示されるように既に知られている。
特開2007−291867号公報
かゝる圧力調整弁において,球状弁体が開弁した調圧中に異音が発生することがあり,本発明者は,その異音の発生原因を次のように究明した。即ち,球状弁体の開弁中,弁座を流下する燃料の流速が,球状弁体の一側と,それと反対側の他側とで相違することから,球状弁体の一側面と他側面とに作用する圧力に相違し,これにより球状弁体が弁座の直径方向に振動し,これによって異音が発生するのである。
本発明は,上記のような異音の発生を抑えることを可能にした前記圧力調整弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,燃料ポンプの吐出燃料をエンジンの燃料噴射弁に送る燃料通路内の圧力を所定値に調整する圧力調整弁であって,前記燃料通路又はそれに連なる調圧路に連通する高圧ポートと,この高圧ポートに円錐状の弁座を介して連なると共に低圧部に開放される弁室と,この弁室に収容され前記弁座と協働して前記高圧ポートを開閉する球状弁体と,この球状弁体を前記弁座との着座方向に所定のセット荷重で付勢する調圧ばねとを備えるものにおいて,前記円錐状の弁座のテーパ角度を20°〜36°に設定したことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記高圧ポートを,これが前記燃料通路又はそれに連なる調圧路から屈曲して延びるように配置したことを第2の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,円錐状の弁座のテーパ角度を20°〜36°に設定したので,球状弁体の,弁座の直径方向の振幅を,異音が発生しない程,小さく抑えることができる。弁座のテーパ角度を20°未満に設定することは,球状弁体の弁座への食いつきにより,調圧に支障を来すことから,避けることにした。
本発明の第2の特徴によれば,燃料通路又は調圧路と高圧ポートとの間の屈曲部の外側を流れる高圧燃料の流速は,同屈曲部の内側を流れる高圧燃料の流速よりも速いことから,弁座に対向する球状弁体の両側を流れる高圧燃料の流速に高低を生じ,これに起因して球状弁体が弁座の直径方向に振動することになっても,弁座のテーパ角度を20°〜36°に設定したことにより,球状弁体の振幅を,異音が発生しない程,小さく抑えることができる。
本発明の圧力調整弁を備える燃料供給モジュールを,自動二輪車の燃料タンクへの取り付け状態で示す縦断面図。 上記圧力調整弁の拡大縦断面図。 弁座のテーパ角度と,高圧ポートを流れる燃料流量と,異音の発生の有無との関係を示すテストデータ表。
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
先ず,図1において,自動二輪車に搭載される燃料タンクTの天井壁1には,燃料タンクT内の燃料をエンジンの燃料噴射弁Iに供給する燃料供給モジュールMが取り付けられる。この燃料供給モジュールMは,取り付けベース部材2と,この取り付けベース部材2の直下に,軸方向を上下に向けて配置される電動ポンプEpと,取り付けベース部材2に一体に形成される上部ポンプホルダ3Aと,この上部ポンプホルダ3Aに着脱可能に結合されると共に,この取り付けベース部材2と協働して電動ポンプEpを収容,保持する下部ポンプホルダ3Bと,電動ポンプEpの下端に取り付けられる燃料ストレーナ4とを備えている。
燃料タンクTの天井壁1には,その内部に電動ポンプEpを挿入するための開口部5が設けられると共に,この開口部5を囲繞する取り付けリング6が固設される。この取り付けリング6には,その上面から突出する複数本の取り付けボルト7,7…が固設されている。
前記取り付けベース部材2は,上記開口部5を塞ぐように取り付けリング6の上面に重ねられ,そして複数の取り付けボルト7,7…と,これらに螺締される複数のナット8,8…とにより取り付けリング6に固定される。その際,取り付けベース部材2と燃料タンクTの天井壁1との間には,開口部5をシールする環状のシール部材9が介装される。
この取り付けベース部材2は合成樹脂製であり,取り付けベース部材2の上部には,燃料タンクT外で水平方向に突出する燃料取り出し管12が一体成形され,この燃料取り出し管12の外端部には,エンジンの燃料噴射弁Iに連なる燃料供給導管33が接続されるようになっている。
また取り付けベース部材2の下面に一体に成形される上部ポンプホルダ3Aは,燃料タンクT内に突出して電動ポンプEpの上半部外周面に嵌合するよう円筒状をなしている。下部ポンプホルダ3Bは,電動ポンプEpの下半部を収容,保持するよう,合成樹脂により円筒状に成形される。これら上部及び下部ポンプホルダ3A,3Bの対向端部には,係止爪(図示せず)が形成されており,これら係止爪の係合により両ポンプホルダ3A,3Bは相互に分離可能に結合され,電動ポンプEpは上部ポンプホルダ3A及び下部ポンプホルダ3B間に収容保持されることになる。
電動ポンプEpは,ロータ20を鉛直方向に向けた電動モータEと,この電動モータEにより駆動される燃料ポンプPとからなっている。電動モータEは,内周面に周方向に並ぶ複数の磁石17aを固設した円筒状のステータ17と,このステータ17の上端にカシメ結合される上部軸受ブラケット18と,同下端部に結合される下部軸受ブラケット19と,上部及び下部軸受ブラケット18,19によりロータ軸20aが支承されるロータ20とから構成される。
燃料ポンプPは,下部軸受ブラケット19下面との間にポンプ室22を画成すべく下部軸受ブラケット19と共にステータ17にカシメ結合されるポンプケース23と,ポンプ室22に回転自在に収容されてロータ軸20aの下端部に連結されるポンプインペラ24とで,ウエスコ型に構成される。
ポンプケース23には,ポンプ室22に開口する吸入ポート25が設けられ,この吸入ポート25に,燃料タンクT内の底部に配置される前記燃料ストレーナ4が接続され,この燃料ストレーナ4は,ポンプケース23の下面に突設された支軸26に取り付けられる。また前記下部軸受ブラケット19には,ポンプ室22及びステータ17内を連通する吐出ポート27が設けられる。
前記上部軸受ブラケット18には,その上方に突出すると共に,ステータ17内と連通した最終吐出ポート34を有する燃料吐出管30が一体に形成され,その内部には最終吐出ポート34への燃料の逆流を阻止する逆止弁31が設けられる。この燃料吐出管30は,取り付けベース部材2の下面に開口する嵌合孔29にシール部材32を介して嵌合される。
取り付けベース部材2には,燃料取り出し管12及び燃料吐出管30の内部を走る一連のL字状の燃料通路28と,この燃料通路28の途中から分岐する調圧路35とが形成される。その調圧路35には,燃料通路28内の圧力を,前記燃料噴射弁Iからの燃料噴射に適した所定圧力に調整するための圧力調整弁Rが接続される。
図2に示すように,この圧力調整弁Rは,取り付けベース部材2とは別個に形成された端壁36a付きの円筒状弁ハウジング36を備えており,この弁ハウジング36の外周の環状凹部52には環状のシール部材53が装着される。この弁ハウジング36は,取り付けベース部材2にその下面に開口するように設けられる嵌合孔46に,端壁36aを上方に向けると共にシール部材53を嵌合孔46内周面に密接させながら,圧入して取り付けられる。この弁ハウジング36は,金属製(例えばステンレス鋼製),合成樹脂製の何れでもよいが,望ましくは金属製がよい。
弁ハウジング36の端壁36aには,前記調圧路35から略直角に屈曲して延びる高圧ポート37と,この高圧ポート37の内端に連なる円錐状の弁座38とが形成される。この弁座38のテーパ角度θは,20°〜36°に設定される。
弁ハウジング36内の弁室42には,弁座38に着座し得る鋼球よりなる球状弁体39と,この球状弁体39を弁座38と反対側で支承する弁リテーナ41と,この弁リテーナ41を介して球状弁体39を弁座38との着座方向に所定のセット荷重をもって付勢する調圧ばね40とが収容され,この調圧ばね40の固定端部40aを支持すると共に,弁リテーナ41を球状弁体39の開閉方向に摺動自在に支承するガイド部材43が弁ハウジング36の内周面に圧入固定される。
前記弁リテーナ41は,球状弁体39より大径のフランジ41aと,このフランジ41aの背面より突出したステム41bとより傘状に構成され,フランジ41aの端面には,球状弁体39の一部が回転自在に係合する球状凹部55が設けられる。ステム41bは,フランジ41aの背面に連結した円錐状の根元41baを有しており,フランジ41aの背面には,上記根元41baを囲繞する平坦で調圧ばね40の可動端部40bを支持する環状のばね受け面56が形成される。この弁リテーナ41は,望ましくは合成樹脂製である。
また前記ガイド部材43は,弁ハウジング36の内周面に圧入して固定される円筒状の胴部43aと,この胴部43aの下端に一体に連なる底壁43bとで構成される。その底壁43bには,中心部に位置するガイド孔44と,このガイド孔44を取り囲むように配列する複数の開放ポート57,57…とが設けられ,ガイド孔44は前記ステム41bを球状弁体39の開閉方向に摺動自在に支承し,また開放ポート57,57…は,弁ハウジング36の内部,即ち弁室42を燃料タンクTに開放する。このガイド部材43は,金属製(例えば真鍮製),合成樹脂製の何れでもよい。
調圧ばね40はコイルばねで構成され,その可動端部40bは,前記弁リテーナ41のステム41bの円錐状の根元41baで調心されつゝ,ばね受け面56で支承され,固定端部40aは,前記ガイド部材43の胴部43aの内周面で調心されつゝ,底壁43bの内面で支承される。そして,この調圧ばね40の,球状弁体39に対するセット荷重は,ガイド部材43の胴部43aの,弁ハウジング36内周面への圧入深さを調節することにより調整される。
さらに取り付けベース部材2には,前記調圧路35から直線状に延びる袋状凹部45が形成される。図示例では,袋状凹部45は,前記調圧路35の下流端側の延長線上に配置される。
再び図1において,前記燃料吐出管30は上部軸受ブラケット18の上端面片側に配置され,他方の片側には,電動モータEの給電端子47が突設される。一方,取り付けベース部材2には,その上面から突出する給電用カプラ48が一体に形成され,このカプラ48内の接続端子49と前記給電端子47とが中継導線50を介して接続される。
前記圧力調整弁Rの下面は,前記給電端子47が突設される上部軸受ブラケット18の上面18a,即ち電動ポンプEpの上面に対向するように配置され,開放ポート57,57…から排出される燃料が,給電端子47周りの上部軸受ブラケット18の上面18aに落下するようになっている。その落下した燃料を,燃料タンクT内に還流させるために,前記上部ポンプホルダ3Aの周壁に切欠き窓51が設けられる。
次に,この実施例の作用について説明する。
電動ポンプEpにおいて,電動モータEを作動すれば,そのロータ軸20aによりポンプインペラ24が回転駆動される。これに伴い燃料タンクT内の燃料が燃料ストレーナ4で濾過されながら吸入ポート25からポンプ室22に吸入され,ポンプインペラ24により昇圧されて吐出ポート27からステータ17内へ圧送され,最終吐出ポート34から燃料吐出管30及び燃料取り出し管12,即ち燃料通路28を経て燃料噴射弁Iに供給される。
その間,燃料通路28の圧力,即ち電動ポンプEpの吐出圧力は調圧路35を経て圧力調整弁Rの球状弁体39に作用するので,電動ポンプEpの吐出圧力が所定値を超えると,球状弁体39が調圧ばね40のセット荷重に抗して開弁し,燃料通路28内の燃料の一部が調圧路35及び高圧ポート37を経て弁室42に流出し,さらに開放ポート57,57…から燃料タンクT内へと排出され,これに伴ない燃料通路28の圧力が所定値に戻ると,球状弁体39は調圧ばね40のセット荷重により再び閉弁する。こうして燃料通路28の圧力は所定値に自動的に調整されるので,燃料噴射弁Iからの燃料の噴射圧力が適正に制御される。
ところで,球状弁体39の開弁時には,調圧路35を通過した高圧燃料は,略直角に屈曲して圧力調整弁Rの高圧ポート37へと流出するので,調圧路35及び高圧ポート37間の屈曲部の外側を流れる高圧燃料の流速は,同屈曲部の内側を流れる高圧燃料の流速よりも速いことから,弁座38に対向する球状弁体39の両側を流れる高圧燃料の流速に高低を生じ,これに起因して球状弁体39が弁座38の直径方向に振動し,その振幅が大きくなると,異音を発生することになる。
そこで,本発明では,円錐状の弁座38のテーパ角度θを20°〜36°に設定したので,球状弁体39の,弁座38の直径方向の振幅を,異音が発生しない程,小さく抑えることができる。弁座38のテーパ角度θを20°未満に設定すると,球状弁体39が弁座38に食いつき,適正な開弁ができず,調圧に支障を来す。
図3は,テストで得たデータ表であって,弁座38のテーパ角度θと,高圧ポート37を流れる燃料流量と,異音の発生の有無との関係を示す。図3において,実使用領域の20L/時とは,エンジンの高負荷,高回転時における高圧ポート37での燃料流量であり,実使用領域の40L/時とは,エンジンのアイドリング時における高圧ポート37での燃料流量である。これから明らかなように,弁座38のテーパ角度θが36°であるときは,実使用領域で異音の発生が認められなかったが,37°以上では,燃料の大流量域で異音の発生が認められた。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,高圧ポート37が燃料通路28に直接連通するように圧力調整弁Rを配置することもできる。
I・・・・・燃料噴射弁
P・・・・・燃料ポンプ
R・・・・・圧力調整弁
T・・・・・燃料タンク
θ・・・・・テーパ角度
28・・・・燃料通路
35・・・・調圧路
37・・・・高圧ポート
38・・・・弁座
39・・・・球状弁体
40・・・・調圧ばね
42・・・・弁座
38・・・・弁座
39・・・・球状弁体
40・・・・調圧ばね
42・・・・弁室

Claims (2)

  1. 燃料ポンプ(P)の吐出燃料をエンジンの燃料噴射弁(I)に送る燃料通路(28)内の圧力を所定値に調整する圧力調整弁であって,前記燃料通路(28)又はそれに連なる調圧路(35)に連通する高圧ポート(37)と,この高圧ポート(37)に円錐状の弁座(38)を介して連なると共に低圧部に開放される弁室(42)と,この弁室(42)に収容され前記弁座(38)と協働して前記高圧ポート(37)を開閉する球状弁体(39)と,この球状弁体(39)を前記弁座(38)との着座方向に所定のセット荷重で付勢する調圧ばね(40)とを備えるものにおいて,
    前記円錐状の弁座(38)のテーパ角度(θ)を20°〜36°に設定したことを特徴とする圧力調整弁。
  2. 請求項1記載の圧力調整弁において,
    前記高圧ポート(37)を,これが前記燃料通路(28)又はそれに連なる調圧路(35)から屈曲して延びるように配置したことを特徴とする圧力調整弁。
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