JP2015089684A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】高いグリップ力と低い転がり抵抗とを有した空気入りタイヤの提供。
【解決手段】本タイヤ2では、トレッド4は、中央に位置するセンター部C及びそれぞれがこのセンター部Cの軸方向外側に位置する一対のショルダー部Sを備えている。センター部Cは第一ゴムを有している。ショルダー部Sは、周方向に延在する主筋42と、周方向に延在する副筋44とを備えている。ショルダー部Sでは、軸方向において内側端に副筋44が配置され、外側に向かって主筋42と副筋44とが交互に配置されている。主筋42は第一ゴムより構成されており、副筋44は第二ゴムより構成されている。それぞれの副筋44の幅は、この副筋44の外側に隣接して配置される主筋42の幅より小さい。第二ゴムの損失正接LT2は第一ゴムの損失正接LT1より低い。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、タイヤのトレッドの改良に関する。
環境への配慮から、近年、車輌の低燃化に対する要求は特に強くなっている。タイヤは車両の燃費性能に影響を与えるため、燃費の削減に寄与する低燃費タイヤの開発が進められている。
タイヤによる低燃費化を達成するには、タイヤの転がり抵抗を小さくすることが重要となる。しかし、一般に、タイヤの転がり抵抗の低減は、操縦安定性の劣化や、乗り心地の低下を招来する。タイヤの転がり抵抗に着目した検討の一例が、特開2005−219537公報に開示されている。このタイヤでは、タイヤの空気圧を高めることで、転がり抵抗を抑えている。
特開2005−219537公報
タイヤの転がり抵抗には、トレッドの形状及び材質が大きく寄与する。特開2005−219537公報のタイヤでは、これらについての検討は充分ではない。このタイヤでは、転がり抵抗の改善の余地は大きい。
トレッドの材料として損失正接の低いゴムを使用することで、タイヤの転がり抵抗を抑えることができる。車両の走行時にトレッドに応力が加わったとき、損失正接の低いゴムを用いたトレッドの発熱量は少ないため、タイヤによるエネルギーのロスが抑えられるからである。しかし、このトレッドは、グリップ力に劣る。このトレッドは、車両のブレーキ性能の低下を招来する。
本発明の目的は、グリップ力の低下を抑えつつ、低い転がり抵抗が達成された空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドを備えている。このトレッドは、第一ゴム及び第二ゴムを有している。このトレッドは、中央に位置するセンター部及びそれぞれがこのセンター部の軸方向外側に位置する一対のショルダー部を備えている。上記センター部は上記第一ゴムを有している。上記ショルダー部は、周方向に延在する主筋と、周方向に延在する副筋とを備えている。上記ショルダー部では、軸方向において内側端に上記副筋が配置され、外側に向かって上記主筋と上記副筋とが交互に配置されている。上記主筋は上記第一ゴムより構成されている。上記副筋は上記第二ゴムより構成されている。それぞれの副筋の幅は、この副筋の外側に隣接して配置される主筋の幅より小さい。上記第二ゴムの損失正接LT2は上記第一ゴムの損失正接LT1より低い。
好ましくは、上記損失正接LT1に対する上記損失正接LT2の比(LT2/LT1)は0.6以下である。
好ましくは、上記主筋の幅は4.0mm以上8.0mm以下である。
好ましくは、上記副筋の幅は1.0mm以上4.0mm以下である。
好ましくは、軸方向において、タイヤの最大幅Wに対する、上記センター部の幅Wcの比(Wc/W)は、0.50以上0.65以下である。
好ましくは、上記第一ゴムの損失正接LT1は0.16以上0.22以下である。
好ましくは、上記第一ゴムの複素弾性率E1に対する上記第二ゴムの複素弾性率E2の比(E2/E1)は、0.8以上1.2以下である。
好ましくは、上記第一ゴムの複素弾性率E1は5.0MPa以上8.0MPa以下である。
本発明に係るタイヤでは、ショルダー部内に、周方向に延在してトレッド面の一部を形成する主筋と、周方向に延在してトレッド面の一部を形成する副筋とが、軸方向において交互に配置されている。この主筋は第一ゴムから構成され、この副筋は第二ゴムから構成されている。この第二ゴムの損失正接LT2は、第一ゴムの損失正接LT2より小さい。損失正接の小さな第二ゴムは、タイヤの転がり抵抗を低減しうる。このタイヤは、車両の燃費性能向上に寄与する。また、それぞれの副筋の幅は、この副筋の外側に隣接して配置される主筋の幅より小さくされている。この副筋がグリップ力に与える影響は小さい。このタイヤのグリップ力の低下は抑えられている。このタイヤでは、グリップ力の低下を抑えつつ、低い転がり抵抗が達成されている。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、クリンチ8、ビード10、カーカス12、ベルト14、バンド16、エッジバンド18、インナーライナー20及びチェーファー22を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、乗用車に装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面24を形成する。トレッド面24には、溝26が刻まれている。この溝26により、トレッドパターンが形成されている。トレッド4は、ベース層28とキャップ層30とを有している。キャップ層30は、ベース層28の半径方向外側に位置している。キャップ層30は、ベース層28に積層されている。ベース層28は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層28の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。
サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール6は、カーカス12の損傷を防止する。
クリンチ8は、サイドウォール6の半径方向略内側に位置している。クリンチ8は、軸方向において、ビード10及びカーカス12よりも外側に位置している。クリンチ8は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。クリンチ8は、リムのフランジと当接する。
ビード10は、クリンチ8の軸方向内側に位置している。ビード10は、コア32と、このコア32から半径方向外向きに延びるエイペックス34とを備えている。コア32はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス34は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス34は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス12は、第一プライ12a及び第二プライ12bからなる。第一プライ12a及び第二プライ12bは、両側のビード10の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。第一プライ12aは、コア32の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第一プライ12aには、主部36と折り返し部38とが形成されている。第二プライ12bは、コア32の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第二プライ12bには、主部39と折り返し部40とが形成されている。第一プライ12aの折り返し部38の端は、半径方向において、第二プライ12bの折り返し部40の端よりも外側に位置している。
図示されないが、第一プライ12a及び第二プライ12bのそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス12はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカス12が、1枚のプライから形成されてもよい。
ベルト14は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト14は、カーカス12と積層されている。ベルト14は、カーカス12を補強する。ベルト14は、内側層14a及び外側層14bからなる。図示されていないが、内側層14a及び外側層14bのそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。内側層14aのコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側層14bのコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト14が、3以上の層を備えてもよい。
バンド16は、トレッド4の半径方向内側に位置している。バンド16は、ベルト14の半径方向外側に位置している。バンド16は、ベルト14に積層されている。バンド16は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このバンド16は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。バンド16は、タイヤ2の半径方向の剛性に寄与しうる。バンド16は、走行時に作用する遠心力の影響を抑制しうる。このタイヤ2は、高速安定性に優れる。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト14及びバンド16は、補強層を構成している。ベルト14のみから、補強層が構成されてもよい。バンド16のみから、補強層が構成されてもよい。
エッジバンド18は、ベルト14の半径方向外側であって、かつベルト14の端の近傍に位置している。図示されていないが、このエッジバンド18は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このエッジバンド18は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードによりベルト14の端が拘束されるので、ベルト14のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー20は、カーカス12の内側に位置している。インナーライナー20は、カーカス12の内面に接合されている。インナーライナー20は、架橋ゴムからなる。インナーライナー20には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー20の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー20は、タイヤ2の内圧を保持する。
チェーファー22は、ビード10の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー22がリムと当接する。この当接により、ビード10の近傍が保護される。チェーファー22は、布とこの布に含浸したゴムとからなる。チェーファー22が、クリンチ8と一体として構成されていてもよい。
このトレッド4のキャップ層30は、第一ゴム及び第二ゴムを有している。図1に示されるように、このトレッド4のキャップ層30は、センター部及び一対のショルダー部を備えている。図1において、符号Cはセンター部を表し、符号Sはショルダー部を表す。
センター部Cは、トレッド4の中央に位置している。センター部Cは、第一ゴムを有している。センター部Cは、第一ゴムから構成されている。センター部Cは、ベース層28の半径方向外側に積層されている。センター部Cはトレッド面24の一部を形成している。
一対のショルダー部Sは、それぞれがセンター部Cの軸方向外側に位置している。図1には、これら一対のショルダー部Sのうちの一方のみが示されている。もう一方のショルダー部Sも、これと同じ構造である。
図2は、ショルダー部Sの付近が示された図1のタイヤ2の拡大断面図である。図2において、上下方向が半径方向であり、左右方向が軸方向であり、紙面との垂直方向が周方向である。ショルダー部Sは、主筋42及び副筋44を備えている。ショルダー部Sでは、軸方向において内側端に副筋44が配置され、外側に向かって主筋42と副筋44とが交互に配置されている。主筋42は第一ゴムより構成されており、副筋44は第二ゴムより構成されている。
それぞれの副筋44は、周方向に沿ってリング状に形成されている。このタイヤ2を周方向と垂直な面で切った断面において、この副筋44は、ベース層28の表面からトレッド面24まで半径方向に延在している。この副筋44は、トレッド面24の一部を形成している。この副筋44は、ベース層28の半径方向外側に積層されている。
それぞれの副筋44は、一対の側面46を備えている。この一対の側面46は、互いに略平行である。図2において、点PSaは、最も内側に位置する副筋44の内側の側面46とトレッド面24との交点であり、点PSbはこの副筋44の外側の側面46とトレッド面24との交点である。図2において、両矢印TSは、この副筋44の幅である。詳細には、幅TSは、点PSaと点PSbとの軸方向の距離である。両矢印TSは、軸方向内側から2番目の副筋44の幅である。本明細書では、nが自然数とされたとき、軸方向内側からn番目の副筋44の幅は、TS(n−1)と表される。また、ショルダー部に含まれる副筋44の数はNSと表される。図1のタイヤ2では、NSは6である。
それぞれの主筋42は、周方向に沿ってリング状に形成されている。このタイヤ2を周方向と垂直な面で切った断面において、この主筋42は、ベース層28の表面からトレッド面24まで半径方向に延在している。この主筋42は、ショルダー部Sのトレッド面24の一部を形成している。主筋42は、ベース層28の半径方向外側に積層されている。
それぞれの主筋42は、一対の側面48を備えている。この一対の側面48は、互いに略平行である。図2において、点PMaは、最も内側に位置する副筋44の外側に隣接する主筋42の内側の側面48とトレッド面24との交点であり、点PMbはこの主筋42の外側の側面48とトレッド面24との交点である。図2において、両矢印TMは、この主筋42の幅である。詳細には、幅TMは、点PMaと点PMbとの軸方向の距離である。両矢印TM1は、内側から2番目の副筋44の外側に隣接する主筋42の幅である。本明細書では、nが自然数とされたとき、軸方向内側からn番目の副筋44の外側に隣接する主筋42の幅は、TM(n−1)と表される。また、ショルダー部に含まれる主筋42の数はNMと表される。主筋42の数NMは、副筋44の数NSと同じか、数NSより1少ない数となる。図1のタイヤ2では、数NMは数NSと同じ6である。
このタイヤ2では、副筋44の幅は、この副筋44の外側に隣接する主筋42の幅より小さい。すなわち、1以上NM以下の全ての自然数nについて、幅TS(n−1)は、幅TM(n−1)より小さい。従って、ショルダー部内では、副筋44の占める領域は、主筋42の占める領域より小さい。
図1のタイヤ2では、全ての副筋44の幅は、同じ値である。副筋44の幅は、副筋44毎に異なっていてもよい。外側の副筋44幅ほど大きくしてもよい。外側の副筋44の幅ほど小さくしてもよい。小さな幅の副筋44と大きな幅の副筋44が交互に配置されていてもよい。全ての副筋44が同じ幅の場合、本明細書ではこの幅は単にTSと表わされる。
図1のタイヤ2では、全ての主筋42の幅は同じである。主筋42の幅は、主筋42毎に異なっていてもよい。例えば、外側の主筋42の幅ほど大きくしてもよい。外側の主筋42の幅ほど小さくしてもよい。小さな幅の主筋42と大きな幅の主筋42が交互に配置されていてもよい。全ての主筋42が同じ幅の場合、本明細書ではこの幅は単にTMと表わされる。
ショルダー部Sは端部50をさらに備えている。端部50は、軸方向においてショルダー部Sの外側端に配置されている。端部50の外側端はトレッド端と一致する。図1のタイヤ2では、端部50は軸方向において最も外側に位置する主筋42のさらに外側に位置している。このタイヤ2では端部50は第二ゴムから構成されている。端部50の幅が副筋44の幅と同等の場合は、この端部50は副筋44として機能する。この端部50が軸方向において最も外側に位置する副筋44の外側に位置していてもよい。この端部50が第一ゴムから構成されていてもよい。第一ゴムから構成された端部50が、主筋42と同等の幅を有していれば、この端部50は主筋42として機能する。なお、端部50が第一ゴム及び第二ゴム以外で構成されていてもよい。
図に示されるとおり、このタイヤ2では、トレッド4はベース層28を有している。トレッド4がベース層28を有しなくてもよい。この場合、センター部Cは、バンド16の半径方向外側に積層される。ショルダー部Sにおいては、副筋44及び主筋42は、バンド16又はエッジバンド18の半径方向外側に積層される。
上記第一ゴム及び第二ゴムは、それぞれ架橋されたゴム組成物(架橋ゴム)である。第二ゴムの損失正接LT2は、第一ゴムの損失正接LT1より低くされている。
本発明では、上記損失正接LT1及びLT2並びに後述する複素弾性率E1及びE2は、「JIS K 6394」の規定に準拠して、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所製の「VESF−3」)を用いて、下記に示される条件で計測される。
初期歪み:10%
振幅:±2.0%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:30℃
以下では、本発明の作用効果が説明される。
トレッドの材料として損失正接の低いゴムを使用することで、タイヤの転がり抵抗を抑えることができる。車両の走行時にトレッドに応力が加わったとき、損失正接の低いゴムを用いたトレッドの発熱量は少ないため、タイヤによるエネルギーのロスが抑えられるからである。しかし、損失正接の低いゴムを用いたトレッドは、グリップ力に劣る。このトレッドは、車両のブレーキ性能の低下を招来する。
本発明に係るタイヤ2では、ショルダー部S内に、周方向に延在する主筋42と、周方向に延在する副筋44とが、軸方向において交互に配置されている。主筋42は第一ゴムから構成され、副筋44は第二ゴムから構成される。この第二ゴムの損失正接LT2は、第一ゴムの損失正接LT2より小さい。損失正接の小さな第二ゴムは、タイヤ2の転がり抵抗の低減に寄与する。また、このタイヤ2では、それぞれの副筋44の幅は、この副筋44の外側に隣接して配置される主筋42の幅より小さくされている。この副筋44がグリップ力に与える影響は小さい。このタイヤ2のグリップ力の低下は抑えられている。このタイヤ2では、グリップ力の低下を抑えつつ、低い転がり抵抗が達成されている。
車両が直進走行するときは、タイヤ2のセンター部Cが主に接地している。加速時や制動時には、セーター部Cに大きな力が加わる。本タイヤ2では、センター部Cは、損失正接の高い第一ゴムを有している。このセンター部Cは、タイヤ2の優れたグリップ力に寄与する。このタイヤ2では、良好なブレーキ性能が維持されている。
車両が旋回するときは、タイヤ2のショルダー部Sが接地することがある。このタイヤ2では、上述のとおり、ショルダー部Sは、損失正接の高い第一ゴムから構成される主筋42を有している。この主筋42は、旋回時におけるグリップ力に寄与する。このタイヤ2では、旋回時のグリップ力の低下が抑えられている。
損失正接LT1に対する上記損失正接LT2の比(LT2/LT1)は、0.6以下が好ましい。比(LT2/LT1)が、0.6以下の第一ゴム及び第二ゴムを備えたタイヤ2では、低い転がり抵抗が実現できる。この観点から、比(LT2/LT1)は、0.5以下がより好ましい。
比(LT2/LT1)は、0.3以上が好ましい。前述のとおり、ショルダー部Sは、損失正接の高い第一ゴムから構成される主筋42と、損失正接の低い第二ゴムから構成される副筋44とを有している。この主筋42と副筋44の耐摩耗性の違いに起因して、車両が長距離走行した後に、ショルダー部Sに摩耗段差が発生しうる。摩耗段差は、タイヤ2の外観を損ねる。また、この摩耗段差は、ショルダー部のグリップ力の低下の原因ともなりうる。比(LT2/LT1)が0.3以上以上のタイヤ2では、この摩耗段差が小さくでき、良好な外観及びグリップ力が維持されうる。この観点から比(LT2/LT1)は、0.4以上がより好ましい。
第一ゴムの損失正接LT1は、0.16以上が好ましい。損失正接LT1が0.16以上の第一ゴムを備えたタイヤ2では、高いグリップ性能が維持される。この観点から、損失正接LT1は0.17以上がより好ましい。損失正接LT1は、0.22以下が好ましい。損失正接LT1が0.22以下の第一ゴムを備えたタイヤ2では、適切な転がり抵抗が実現できる。この観点から、損失正接LT1は0.21以下がより好ましい。
第二ゴムのガラス転移温度Tg2は、−20℃以上が好ましい。ガラス転移温度Tg2が−20℃以上の第二ゴムは、グリップ力の低下を抑えうる。この観点から、ガラス転移温度Tg2は、−22℃以上以上がより好ましい。ガラス転移温度Tg2は、−40℃以下が好ましい。ガラス転移温度Tg2が−40℃以下の第二ゴムは、転がり抵抗の低減と耐摩耗性の向上に寄与する。この観点から、ガラス転移温度Tg2は、−30°以下がより好ましい。
第一ゴムのガラス転移温度Tg1は、−10℃以上が好ましい。ガラス転移温度Tg1が−10℃以上の第一ゴムは、良好なグリップ力に寄与する。この観点から、ガラス転移温度Tg1は、−12℃以上がより好ましい。ガラス転移温度Tg1は、−25℃以下が好ましい。ガラス転移温度Tg1が−25℃以下の第一ゴムは、転がり抵抗の低減と耐摩耗性の向上に寄与する。この観点から、ガラス転移温度Tg1は、−20℃以下がより好ましい。
本発明では、上記ガラス転移温度Tg1及びTg2は、「JIS K 7121」の規格に準拠して、示差走査熱量計(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製の「Q200」)を用いて、昇温速度10℃/分の条件で測定される。
副筋44の幅は1.0mm以上が好ましい。即ち、1以上NS以下の全ての自然数nについて、幅TS(n−1)は、1.0mm以上が好ましい。幅TS(n−1)が1.0mm以上の副筋44を有するショルダー部Sは、転がり抵抗の低下に寄与する。この観点から幅TS(n−1)は、2.0mm以上がより好ましい。また、1以上NS以下の全ての自然数nについて、幅TS(n−1)は、4.0mm以下が好ましい。幅TS(n−1)が4.0mm以下の副筋44を有するショルダー部Sは、旋回時でも充分なグリップ力を有する。この観点から幅TS(n−1)は、3.0mm以下がより好ましい。
主筋42の幅は4.0mm以上が好ましい。即ち、1以上NM以下の全ての自然数nについて、幅TM(n−1)は、4.0mm以上が好ましい。幅TM(n−1)が4.0mm以上の主筋42を有するショルダー部Sは、良好なグリップ力に寄与する。また、幅TM(n−1)が4.0mm以上のショルダー部Sでは、摩耗段差が小さくされうる。この観点から幅TM(n−1)は、5.0mm以上がより好ましい。また、1以上NM以下の全ての自然数nについて、幅TM(n−1)は、8.0mm以下が好ましい。幅TM(n−1)が8.0mm以下の主筋42を有するショルダー部Sは、転がり抵抗の低下に寄与する。この観点から幅TM(n−1)は、7.0mm以下がより好ましい。
図2において、点PBは接地面の境界を表している。詳細には、この点PBは、正規内圧の状態にあるタイヤ2に正規荷重を付加したときにこのタイヤ2が路面と接触している部分のうち、軸方向において最も外側に位置する端である。本発明では、左側の点PB(図示されず)から右側の点PBまでのゾーンがタイヤ2の接地面とされる。軸方向において、点PBの内側に位置する副筋44の数は、点PBの外側に位置する副筋44の数より小さいのが好ましい。点PBの内側に位置する副筋44の数が、点PBの外側に位置する副筋44の数より小さいショルダー部Sは、直進走行時に第一ゴムが接地する面積は小さい。このタイヤ2では、グリップ力の低下が抑えられている。このタイヤ2は、ブレーキ性能に優れる。
図1において、両矢印Wはタイヤ2の最大幅を表し、両矢印Wcはセンター部Cの軸方向幅を表す。比(Wc/W)は、0.50以上が好ましい。比(Wc/W)が0.5以上のタイヤ2では、直進時に充分なグリップ力を有する。この観点から比(Wc/W)は、0.52以上がより好ましい。比(Wc/W)は、0.65以下が好ましい。比(Wc/W)が0.65以下のタイヤ2では、ショルダー部Sが、転がり抵抗の低下に寄与する。この観点から比(Wc/W)は、0.58以下がより好ましい。
第一ゴムの複素弾性率E1に対する上記第二ゴムの複素弾性率E2の比(E2/E1)は、0.8以上1.2以下が好ましい。比(E2/E1)が0.8以上1.2のタイヤ2では、トレッド4の剛性が均一に保たれうる。このタイヤ2では、運転時に、異なった材質のゴムをトレッド4に使用することに起因する違和感が感じられにくい。この観点から比(E2/E1)は、0.9以上1.0以下がより好ましい。
第一ゴムの複素弾性率E1は5.0MPa以上8.0MPa以下が好ましい。複素弾性率E1は5.0MPa以上8.0MPa以下であるタイヤ2は、グリップ力と耐摩耗性の両立がなされうる。この観点から複素弾性率E1は6.0MPa以上7.1MPa以下がより好ましい。
このタイヤ2では、ショルダー部Sに含まれる主筋42の数NMは3以上であり、ショルダー部Sに含まれる副筋44の数NSは3以上であることが好ましい。換言すれば、ショルダー部Sに含まれる主筋42の数NMと副筋44の数NSとの合計は、6以上であることが好ましい。数NMと数NSとの合計が6以上であるショルダー部Sは、タイヤ2の低い転がり抵抗に寄与する。数NMと数NSとの合計が6以上であるショルダー部Sは、旋回時のグリップ力の低下を抑えうる。この観点から、数NMと数NSとの合計は、10以上がより好ましい。
本発明では、タイヤ2及びタイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。乗用車用タイヤ2の場合は、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された構造を備えた実施例1のタイヤを得た。タイヤのサイズは、195/65R15とされた。表1にこのタイヤの諸元が示されている。主筋の幅は、全ての主筋で同じとされた。この幅が「主筋幅TM」の欄に示されている。副筋の幅は、全ての副筋で同じとされた。この幅が「副筋幅TS」の欄に示されている。このタイヤでは、幅がTSの副筋と、その外側に隣接する幅がTMの主筋とのペアが、ショルダー部の内側端から外側端であるトレッド端に向かって可能な限り配置されている。
[比較例1]
ショルダー部を第一ゴムのみから構成した他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。比較例1は、従来のタイヤである。
[実施例2−3]
主筋の幅を表1に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例2−3及のタイヤを得た。
[実施例4]
主筋の幅及び副筋の幅を表2とした他は実施例1と同様にして、実施例4のタイヤを得た。
[比較例2及び実施例5−6]
副筋の幅を表2に示される値にした他は実施例4と同様にして、比較例2及び実施例5−6のタイヤを得た。
[実施例7−8]
副筋の幅を表3に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例7−8のタイヤを得た。
[実施例9−10]
副筋の幅を表3に示される値にした他は実施例4と同様にして、実施例9−10のタイヤを得た。
[実施例11−15]
第二ゴムの損失正接を変えて比(LT2/LT1)を表4に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例11−15のタイヤを得た。
[実施例16−20]
第一ゴムの損失正接を表5に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例16−20のタイヤを得た。
[実施例21−24]
比(Wc/W)を表6に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例21−24のタイヤを得た。
[実施例25−27]
第二ゴムの複素弾性率を変えて比(E2/E1)を表7に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例25−27のタイヤを得た。
[実施例28−30]
第一ゴムの複素弾性率を表8に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例28−30のタイヤを得た。
[転がり抵抗]
転がり抵抗試験機を用い、下記の測定条件で転がり抵抗を測定した。
使用リム:15×6JJ(アルミニウム合金製)
内圧:230kPa
荷重:3.43kN
速度:80km/h
この結果が、比較例1を100とした指数値で下記の表1から8に示されている。損失正接数値が小さいほど、転がり抵抗が小さく、燃費性能に優れていることを示す。数値が小さいほど好ましい。
[ブレーキ性能]
試作タイヤを、タイヤを標準リム(サイズ=15×6J)に組み込み、市販の乗用車の前輪に装着した。このタイヤの内圧は230kPaとされた。後輪には、市販のタイヤ(サイズ=195/65R15)を装着し、その内圧が230kPaとなるように空気を充填した。テストコースにおいて、この車両が80km/hの速度で走行している状態でブレーキをかけ、ブレーキをかけてから停止するまでの走行距離(制動距離)を測定した。制動距離は、路面が乾燥している状態及び湿っている状態の両方で測定された。この結果が、比較例1を100とした指数の逆数で、下記の表1−8に示されている。表中で「ブレーキ(DRY)」の欄は、路面が乾燥状態での評価結果であり、「ブレーキ(WET)」の欄は、路面が湿った状態での評価結果である。この値が大きいほど、制動距離が短いことを示す。値が大きいほど好ましい。
[旋回時グリップ力]
上述の車両を、テストコースにおいて走行させて、ドライバーによる官能評価を行った。評価項目は、旋回時グリップ力である。この結果が、比較例1の結果を100とした指数として下記表1−8に示されている。値が大きいほど好ましい。
[耐摩耗性評価]
試作タイヤを、タイヤを標準リム(サイズ=15×6J)に組み込み、市販の乗用車の前輪に装着した。このタイヤの内圧は230kPaとされた。後輪には、市販のタイヤ(サイズ=195/65R15)を装着し、その内圧が230kPaとなるように空気を充填した。テストコースにおいてこの車両を走行させて、走行距離が20000kmである時点でのショルダー部の外観を観察した。結果が下記の表1−8に示されている。主筋と副筋との摩耗差により、1.0mm以上の摩耗段差が発生している場合は「NG」、摩耗段差が1.0mm未満の場合は「OK」とされている。摩耗段差が1.0mm未満であるのが好ましい。
Figure 2015089684
Figure 2015089684
Figure 2015089684
Figure 2015089684
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Figure 2015089684
表1−8に示されるように、本発明に係るタイヤでは、ブレーキ性能の低下及び摩耗外観の劣化を抑えながら、転がり抵抗の低減が達成されている。本発明によれば、グリップ力の低下が抑制された、燃費性能が優れた空気入りタイヤが提供されうる。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るタイヤは、種々の車両に装着されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・クリンチ
10・・・ビード
12・・・カーカス
12a・・・第一プライ
12b・・・第二プライ
14・・・ベルト
14a・・・内側層
14b・・・外側層
16・・・バンド
18・・・エッジバンド
20・・・インナーライナー
22・・・チェーファー
24・・・トレッド面
26・・・溝
28・・・ベース層
30・・・キャップ層
32・・・コア
34・・・エイペックス
36、39・・・主部
38、40・・・折り返し部
42・・・主筋
44・・・副筋
46、48・・・側面
50・・・端部

Claims (8)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドを備えており、
    このトレッドが、第一ゴム及び第二ゴムを有しており、
    このトレッドが、中央に位置するセンター部及びそれぞれがこのセンター部の軸方向外側に位置する一対のショルダー部を備えており、
    上記センター部が上記第一ゴムを有しており、
    上記ショルダー部が、周方向に延在する主筋と、周方向に延在する副筋とを備えており、
    上記ショルダー部では、軸方向において内側端に上記副筋が配置され、外側に向かって上記主筋と上記副筋とが交互に配置されており、
    上記主筋が上記第一ゴムより構成されており、
    上記副筋が上記第二ゴムより構成されており、
    それぞれの副筋の幅が、この副筋の外側に隣接して配置される主筋の幅より小さく、
    上記第二ゴムの損失正接LT2が上記第一ゴムの損失正接LT1より低い空気入りタイヤ。
  2. 上記損失正接LT1に対する上記損失正接LT2の比(LT2/LT1)が、0.6以下である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記主筋の幅が4.0mm以上8.0mm以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記副筋の幅が1.0mm以上4.0mm以下である請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 軸方向において、タイヤの最大幅Wに対する、上記センター部の幅Wcの比(Wc/W)が、0.50以上0.65以下である請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 上記第一ゴムの損失正接LT1が0.16以上0.22以下である請求項1から5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 上記第一ゴムの複素弾性率E1に対する上記第二ゴムの複素弾性率E2の比(E2/E1)が、0.8以上1.2以下である請求項1から6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 上記第一ゴムの複素弾性率E1が5.0MPa以上8.0MPa以下である請求項1から7のいずれかに記載のタイヤ。
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