JP2015089083A - 可変電圧出力回路及び可変電圧出力装置 - Google Patents

可変電圧出力回路及び可変電圧出力装置 Download PDF

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Takayuki Akutsu
貴之 阿久津
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Abstract

【課題】設定値に応じて出力電圧を線形に変化させ、かつ、設定値と出力電圧との関係を変化させる。
【解決手段】第1基準電流源10と、第1基準電流源10が出力する電流の整数倍の電流を出力する複数の第1電流源11と、複数の第1電流源11から1以上の第1電流源11を選択する第1選択部として機能する複数のスイッチ12と、を有する第1電流供給部1と、第1選択部が選択した第1電流源11が出力する電流の整数倍の電流を流す複数の第2電流源21と、複数の第2電流源21から1以上の第2電流源21を選択する第2選択部として機能する複数のスイッチ22と、を有する第2電流供給部2と、第2選択部が選択した第2電流源21が供給する電流に応じた電圧を発生する電圧発生部として機能する抵抗4と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、出力する電圧を変化させることができる可変電圧出力回路及び可変電圧出力装置に関する。
従来、分圧回路の抵抗を変化させることにより出力電圧を変化させる可変電圧出力回路が知られている。また、出力電流がそれぞれ異なる複数の電流源を設け、出力抵抗に流す電流を出力する電流源を切り替えることで出力電圧を変化させる可変電圧出力回路も知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−60618号公報
図7は、分圧回路の抵抗を変化させることにより出力電圧を変化させる従来の可変電圧出力回路500の構成を示す図である。図8は、複数の電流源を用いる従来の可変電圧出力回路600の構成を示す図である。
可変電圧出力回路500は、入力端子と出力端子との間に、複数の抵抗50と、複数のスイッチ51とが設けられている。また、電源と入力端子との間に抵抗52が設けられており、出力端子とグランドとの間に抵抗53が設けられている。可変電圧出力回路500は、外部から入力される設定値に応じて、複数のスイッチ51のうちのどのスイッチ51を導通させるかを切り替えることで、入力端子と出力端子との間を流れる電流値及び出力電圧値を変化させる。
可変電圧出力回路600は、電源と抵抗63との間に並列に設けられた複数の電流源60(電流源60−1、電流源60−2、電流源60−3、・・・、電流源60−n、nは2以上の整数)を備える。それぞれの電流源60は、電流源61と、電流源61が出力する電流を抵抗63に流すか否かを切り替えるスイッチ62とを有する。可変電圧出力回路600は、外部から入力される設定値に基づいて、それぞれの電流源60が有するスイッチ62の導通状態を切り替えることで、抵抗63を流れる電流値及び出力電圧値を変化させる。
図9は、従来の可変電圧出力回路500及び可変電圧出力回路600の出力電流の特性を示す図である。図9の横軸は、可変電圧出力回路500及び可変電圧出力回路600の外部から入力される設定値である。図9における点線は、可変電圧出力回路500の出力電流特性を示す。可変電圧出力回路500においては、出力電圧に応じてスイッチ51のオン抵抗が変動するために、外部から入力される設定値の変化に応じて、出力電流が非線形に変化することがわかる。これに対して、図9における実線が示す可変電圧出力回路600の出力電流の特性は、設定値に応じて線形に出力電流が変化することがわかる。
このように、可変電圧出力回路600の構成を用いることにより、設定値に応じて線形に変化する出力電圧を得ることが可能になる。しかし、可変電圧出力回路600における設定値と出力電流との関係が固定されているので、可変電圧出力回路600を使用する外部環境の変化に柔軟に適応して出力電流を変化させることはできなかった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、設定値に応じて出力電圧が線形に変化し、かつ、設定値と出力電圧との関係を変化させることができる可変電圧出力回路及び可変電圧出力装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る可変電圧出力回路は、第1基準電流源と、前記第1基準電流源が出力する電流の整数倍の電流を出力する複数の第1電流源と、前記複数の第1電流源から1以上の第1電流源を選択する第1選択部と、を有する第1電流供給部と、前記第1選択部が選択した前記第1電流源が出力する電流の整数倍の電流を流す複数の第2電流源と、前記複数の第2電流源から1以上の第2電流源を選択する第2選択部と、を有する第2電流供給部と、前記第2選択部が選択した前記第2電流源が供給する電流に応じた電圧を発生する電圧発生部と、を備える。
前記第1電流供給部は、例えば、前記第1基準電流源に接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタとカレントミラー回路を構成することにより前記複数の第1電流源として機能する複数の第2トランジスタと、を有し、前記第2電流供給部は、前記第1選択部に接続された第3トランジスタと、前記第3トランジスタとカレントミラー回路を構成することにより前記複数の第2電流源として機能する複数の第4トランジスタと、を有する。
上記の可変電圧出力回路は、第2基準電流源と、前記第2基準電流源が出力する電流の整数倍の電流を出力する複数の第3電流源と、前記複数の第3電流源から1以上の第3電流源を選択する第3選択部と、を有する第3電流供給部をさらに備え、前記電圧発生部は、前記第2選択部が選択した前記第2電流源が供給する電流と、前記第3選択部が選択した前記第3電流源が供給する電流とを加算した電流に応じた電圧を発生してもよい。
前記第3電流供給部は、前記第2基準電流源に接続された第5トランジスタと、前記第5トランジスタとカレントミラー回路を構成することにより前記複数の第3電流源として機能する複数の第6トランジスタと、を有してもよい。また、前記電圧発生部は、前記第2選択部とグランドとの間に接続された可変抵抗を有してもよい。
本発明の第2の態様に係る可変電圧出力装置は、可変電圧出力回路を備える可変電圧出力装置であって、前記可変電圧出力装置は、前記第1選択部に第1設定データを入力するとともに、前記第2選択部に第2設定データを入力する制御部を備え、前記第1選択部は、前記第1設定データに基づいて、前記複数の第1電流源から前記1以上の第1電流源を選択し、前記第2選択部は、前記第2設定データに基づいて、前記複数の第2電流源から前記1以上の第2電流源を選択する。
本発明によれば、設定値に応じて出力電圧が線形に変化し、かつ、設定値と出力電圧との関係を変化させることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る可変電圧出力回路の構成を示す図である。 可変電圧出力回路に入力する第1設定値及び第2設定値を変化させた場合の出力電流を示す図である。 第2の実施形態に係る可変電圧出力回路の構成を示す図である。 可変電圧出力回路に入力する第1設定値を固定し、第2設定値及び第3設定値を変化させた場合の出力電流を示す図である。 第3の実施形態に係る可変電圧出力回路の構成を示す図である。 第4の実施形態に係る可変電圧出力装置の構成を示す図である。 従来の可変電圧出力回路の構成を示す図である。 従来の可変電圧出力回路の構成を示す図である。 従来の可変電圧出力回路の出力電流の特性を示す図である。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る可変電圧出力回路100の構成を示す図である。可変電圧出力回路100は、第1電流供給部1と、第2電流供給部2と、抵抗40とを備える。
第1電流供給部1は、第1基準電流源10と、複数の第1電流源11(第1電流源11−1、第1電流源11−2及び第1電流源11−3)と、複数のスイッチ12(スイッチ12−1、スイッチ12−2及びスイッチ12−3)と、トランジスタ13とを備える。第1基準電流源10は、N型のトランジスタ13に対して基準電流を出力する。第1電流源11及びトランジスタ13は、カレントミラー回路を構成し、複数の第1電流源11のそれぞれは、第1基準電流源10が出力する電流の整数倍の電流を出力する。
第1電流源11−1、第1電流源11−2及び第1電流源11−3は、それぞれ並列に接続された1個、2個及び4個のN型のトランジスタ111を有する。トランジスタ111は、トランジスタ13と同じサイズのトランジスタである。トランジスタ13とそれぞれの第1電流源11のトランジスタ111とはカレントミラー回路を構成する。したがって、第1電流源11−1は、第1基準電流源10が出力する電流Iと同じ大きさの電流I11を出力する。第1電流源11−2は、第1基準電流源10が出力する電流Iの2倍の大きさの電流I12を出力する。第1電流源11−3は、第1基準電流源10が出力する電流Iの4倍の大きさの電流I14を出力する。
複数のスイッチ12は、複数の第1電流源11から1以上の第1電流源11を選択する第1選択部として機能する。複数のスイッチ12は、外部から入力される第1設定データの設定値(以下、第1設定値という)に応じて、スイッチ12−1、スイッチ12−2及びスイッチ12−3のうち、どれを導通状態にして、どれを非導通状態にするかを切り替えることにより、第1電流供給部1から第2電流供給部2へと出力する電流の大きさを変化させることができる。なお、第1設定値が例えば000の場合、複数のスイッチ12の全てが非導通状態になるので、いずれの第1電流源11も選択されない。
第1設定データは、第1ビットがスイッチ12−1に割り当てられ、第2ビットがスイッチ12−2に割り当てられ、第3ビットがスイッチ12−3に割り当てられたバイナリーデータである。例えば、スイッチ12−1は、第1設定データの第1ビットが0の場合に非導通状態であり、第1ビットが1の場合に導通状態である。
第1設定値が000の場合は、スイッチ12−1、スイッチ12−2及びスイッチ12−3の全てが非導通状態であり、第1電流供給部1からは電流が出力されない。第1設定値が001の場合は、第1電流源11−1からI11が出力され、010の場合は、第1電流源11−2からI12が出力される。第1設定値が111の場合は、第1電流源11−1、第1電流源11−2及び第1電流源11−3の全てから電流が出力されるので、第1電流供給部1からの出力電流は、I=I11+I12+I14となる。すなわち、第1電流供給部1からは、第1基準電流源10の出力電流の7倍の電流が出力される。
第2電流供給部2は、複数の第2電流源21(第2電流源21−1、第2電流源21−2及び第2電流源21−3)と、複数のスイッチ22(スイッチ22−1、スイッチ22−2及びスイッチ22−3)と、トランジスタ23とを有する。第1電流供給部1が出力した電流は、P型のトランジスタ23に入力される。トランジスタ23及び複数の第2電流源21は、カレントミラー回路を構成し、複数の第2電流源21は、複数のスイッチ12により選択された第1電流源11が出力する電流Iの整数倍の電流を出力する。
第2電流源21−1、第2電流源21−2及び第2電流源21−3は、それぞれ並列に接続された1個、2個及び4個のP型のトランジスタ211を有する。トランジスタ211は、トランジスタ23と同じサイズのトランジスタである。トランジスタ23とそれぞれの第2電流源21のトランジスタ211とはカレントミラー回路を構成する。したがって、第2電流源21−1は、第1電流供給部1が出力する電流Iと同じ大きさの電流I21を出力する。第2電流源21−2は、第1電流供給部1が出力する電流Iの2倍の大きさの電流I22を出力する。第2電流源21−3は、第1電流供給部1が出力する電流Iの4倍の大きさの電流I24を出力する。
複数のスイッチ22は、複数の第2電流源21から1以上の第2電流源21を選択する第2選択部として機能する。複数のスイッチ22は、外部から入力される第2設定データの設定値(以下、第2設定値という)に応じて、スイッチ22−1、スイッチ22−2及びスイッチ22−3のうち、どれを導通状態にして、どれを非導通状態にするかを切り替えることにより、第2電流供給部2から電圧発生部4へと出力する電流の大きさを変化させることができる。なお、第2設定値が例えば000の場合、複数のスイッチ22の全てが非導通状態になるので、いずれの第2電流源21も選択されない。
第2設定データは、第1ビットがスイッチ22−1に割り当てられ、第2ビットがスイッチ22−2に割り当てられ、第3ビットがスイッチ22−3に割り当てられたバイナリーデータである。例えば、スイッチ22−1は、第2設定データの第1ビットが0の場合に非導通状態であり、第1ビットが1の場合に導通状態である。
第2設定値が000の場合は、スイッチ22−1、スイッチ22−2及びスイッチ22−3の全てが非導通状態であり、第2電流供給部2からは電流が出力されない。第2設定値が001の場合は、第2電流源21−1からI21が出力され、010の場合は、第2電流源21−2からI22が出力される。第2設定値が111の場合は、第2電流源21−1、第2電流源21−2及び第2電流源21−3の全てから電流が出力されるので、第2電流供給部2からの出力電流は、I=I21+I22+I24となる。すなわち、第2電流供給部2からは、第1電流供給部1の出力電流Iの7倍の電流が出力される。
第1電流供給部1から出力される電流Iが、第1基準電流源10の出力電流Iのα倍であり、第2電流供給部2から出力される電流Iが、第1電流供給部1の出力電流Iのβ倍である場合、第2電流供給部2から出力される電流I=α・β・Iとなる。第2電流供給部2から出力される電流Iは、電圧発生部として機能する抵抗40に入力される。第2電流供給部2と抵抗40との接続点には、出力端子が設けられている。出力端子から出力される電圧は、Vout=R・I=R・α・β・Iである。
図2は、可変電圧出力回路100に入力する第1設定値及び第2設定値を変化させた場合の出力電流を示す図である。第1設定値が固定された状態で第2設定値を変化させると、第2設定値に比例して出力電流が変化することがわかる。また、第1設定値を変化させると、第2設定値の変化量に対する出力電流の変化量が変化することもわかる。
以上のとおり、本実施形態に係る可変電圧出力回路100は、第2設定値に応じて出力電圧が線形に変化し、かつ、出力電圧の傾きを変化させることができる。
<第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態に係る可変電圧出力回路200の構成を示す図である。可変電圧出力回路200は、第3電流供給部3をさらに備える点で可変電圧出力回路100と異なり、他の点で同じである。第3電流供給部3は、複数の第3電流源31(第3電流源31−1、第3電流源31−2及び第3電流源31−3)と、複数のスイッチ32(スイッチ32−1、スイッチ32−2及びスイッチ32−3)と、トランジスタ33と、第2基準電流源34とを有する。第2基準電流源34は、P型のトランジスタ33とグランドとの間に設けられており、トランジスタ33のソース−ドレイン間を電流I30が流れる。トランジスタ33及び複数の第3電流源31は、カレントミラー回路を構成し、複数の第3電流源31は、第2基準電流源34が出力する電流I30の整数倍の電流を出力する。
第3電流源31−1、第3電流源31−2及び第3電流源31−3は、それぞれ並列に接続された1個、2個及び4個のP型のトランジスタ311を有する。トランジスタ311は、トランジスタ33と同じサイズのトランジスタである。トランジスタ33とそれぞれの第3電流源31のトランジスタ311とはカレントミラー回路を構成する。したがって、第3電流源31−1は、第2基準電流源34が流す電流I30と同じ大きさの電流I31を出力する。第3電流源31−2は、第2基準電流源34が流す電流I30の2倍の大きさの電流I32を出力する。第3電流源31−3は、第2基準電流源34が流す電流I30の4倍の大きさの電流I34を出力する。
複数のスイッチ32は、複数の第3電流源31から1以上の第3電流源31を選択する第3選択部として機能する。複数のスイッチ32は、外部から入力される第3設定データの設定値(以下、第3設定値という)に応じて、スイッチ32−1、スイッチ32−2及びスイッチ32−3のうち、どれを導通状態にして、どれを非導通状態にするかを切り替えることにより、第3電流供給部3から電圧発生部として機能する抵抗40へと出力する電流の大きさを変化させることができる。なお、第3設定値が例えば000の場合、複数のスイッチ32の全てが非導通状態になるので、いずれの第3電流源31も選択されない。
第3設定データは、第1ビットがスイッチ32−1に割り当てられ、第2ビットがスイッチ32−2に割り当てられ、第3ビットがスイッチ32−3に割り当てられたバイナリーデータである。例えば、スイッチ32−1は、第3設定データの第1ビットが0の場合に非導通状態であり、第1ビットが1の場合に導通状態である。
第3設定値が000の場合は、スイッチ32−1、スイッチ32−2及びスイッチ32−3の全てが非導通状態であり、第3電流供給部3からは電流が出力されない。第3設定値が001の場合は、第3電流源31−1からI31が出力され、010の場合は、第3電流源31−2からI32が出力される。第3設定値が111の場合は、第3電流源31−1、第3電流源31−2及び第3電流源31−3の全てから電流が出力されるので、第3電流供給部3からの出力電流は、I=I31+I32+I34となる。すなわち、第3電流供給部3からは、第2基準電流源34が流す電流I30の7倍の電流が出力される。
第1電流供給部1から出力される電流Iが、第1基準電流源10の出力電流Iのα倍であり、第2電流供給部2から出力される電流Iが、第1電流供給部1の出力電流Iのβ倍であり、第3電流供給部3から出力されるIが、第2基準電流源34が流す電流I30のγ倍である場合、第2電流供給部2及び第3電流供給部3から出力される電流の合計値I+I=α・β・I+γ・I30となる。
第2電流供給部2及び第3電流供給部3から出力される電流I+Iは、電圧発生部として機能する抵抗40に入力される。抵抗40は、複数のスイッチ22により選択された第2電流源21が供給する電流と、複数のスイッチ32により選択された第3電流源31が供給する電流とを加算した電流に応じた電圧を発生する。したがって、出力端子から出力される電圧は、Vout=R(α・β・I+γ・I30)である。
図4は、可変電圧出力回路200に入力する第1設定値を固定し、第2設定値及び第3設定値を変化させた場合の出力電流を示す図である。それぞれの第2設定値において、第3設定値を変化させると、出力電流の初期値が所定量だけ大きくなっていることがわかる。第1設定値もさらに変化させると、第1設定値に応じて、傾きも調整することができる。
以上のとおり、本実施形態に係る可変電圧出力回路200は、第2設定値に応じて出力電圧が線形に変化し、かつ、出力電圧の初期値を変化させることができる。
<第3の実施形態>
図5は、第3の実施形態に係る可変電圧出力回路300の構成を示す図である。可変電圧出力回路300は、電圧発生部として機能する可変抵抗回路4をさらに備える点で可変電圧出力回路200と異なり、他の点で同じである。可変抵抗回路4は、第2電流供給部2とグランドとの間に接続された可変抵抗として機能する。可変抵抗回路4は、第2電流供給部2とグランドとの間に直列に設けられた複数の抵抗40(抵抗40−1から抵抗40−4)と、それぞれの抵抗40の一端とグランドとの間に設けられた複数のスイッチ41(スイッチ41−1からスイッチ41−4)とを有する。抵抗40の抵抗値は、スイッチ41のオン抵抗を無視できる程度の大きさである。
可変抵抗回路4は、外部から入力される第4設定データの設定値(以下、第4設定値という)に応じて、複数のスイッチ41のうち、どれを導通状態にして、どれを非導通状態にするかを切り替えることにより、第2電流供給部2とグランドとの間の抵抗の大きさを変化させる。可変抵抗回路4の抵抗値が変化すると、第2電流供給部2及び第3電流供給部3から出力される電流に対する出力電圧の関係が変化する。
第4設定データは、第1ビットがスイッチ41−1に割り当てられ、第2ビットがスイッチ41−2に割り当てられ、第3ビットがスイッチ41−3に割り当てられ、第4ビットがスイッチ41−4に割り当てられたバイナリーデータである。例えば、スイッチ41−1は、第4設定データの第1ビットが0の場合に非導通状態であり、第1ビットが1の場合に導通状態である。第4設定値は、例えば、いずれか1つのビットが1であり、いずれか1つのスイッチ41が導通状態になる。例えば、第4設定値が0001の場合、スイッチ41−1が導通状態になるので、可変抵抗回路4の抵抗値が抵抗40−1の抵抗値と等しくなり、抵抗値及び出力電圧が最小になる。第4設定値が1000の場合、スイッチ41−4が導通状態になるので、可変抵抗回路4の抵抗値は、抵抗40−1から抵抗40−4の抵抗値の合計値に等しくなり、抵抗値及び出力電圧が最大になる。
以上のとおり、本実施形態に係る可変電圧出力回路300は、第4設定値を変化させることで、出力電圧の変化量の分解能を向上させることができる。
<第4の実施形態>
図6は、第4の実施形態に係る可変電圧出力装置1000の構成を示す図である。可変電圧出力装置1000は、可変電圧出力回路100及び制御部150を備える。可変電圧出力装置1000は、可変電圧出力回路100の代わりに、可変電圧出力回路200又は可変電圧出力回路300を備えてもよい。
制御部150は、例えばCPUにより構成され、所定のプログラムを実行することにより、可変電圧出力回路100に対して第1設定値及び第2設定値を含む設定データを出力する。具体的には、制御部150は、第1設定値を含む第1設定データを複数のスイッチ12に入力するとともに、第2設定値を含む第2設定データを複数のスイッチ22に入力する。複数のスイッチ12は、第1設定データに基づいて、複数の第1電流源11から1以上の第1電流源11を選択する。複数のスイッチ22は、第2設定データに基づいて、複数の第2電流源21から1以上の第2電流源21を選択する。
以上のとおり、可変電圧出力装置1000によれば、制御部150の制御により、出力電圧を変化させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記の実施形態においては、それぞれの電流供給部が3つの電流源を有する例について説明したが、それぞれの電流供給部は、4個以上の電流源を有してもよい。すなわち、それぞれの電流供給部は、nビットの設定データにより制御されるn個の電流源であって、それぞれ1、2、4、・・・、2n−1個のトランジスタを有する電流源を有し、それぞれの電流源に対応するスイッチを有してもよい。
1・・・第1電流供給部、2・・・第2電流供給部、3・・・第3電流供給部、4・・・電圧発生部、10・・・第1基準電流源、11・・・第1電流源、12・・・スイッチ、13・・・トランジスタ、21・・・第2電流源、22・・・スイッチ、23・・・トランジスタ、31・・・第3電流源、32・・・スイッチ、33・・・トランジスタ、34・・・第2基準電流源、40・・・抵抗、41・・・スイッチ、50・・・抵抗、51・・・スイッチ、60・・・電流源、61・・・電流源、62・・・スイッチ、63・・・抵抗、100・・・可変電圧出力回路、111・・・トランジスタ、150・・・制御部、200・・・可変電圧出力回路、211・・・トランジスタ、300・・・可変電圧出力回路、311・・・トランジスタ、500・・・可変電圧出力回路、600・・・可変電圧出力回路、1000・・・可変電圧出力装置

Claims (6)

  1. 第1基準電流源と、
    前記第1基準電流源が出力する電流の整数倍の電流を出力する複数の第1電流源と、
    前記複数の第1電流源から1以上の第1電流源を選択する第1選択部と、
    を有する第1電流供給部と、
    前記第1選択部が選択した前記第1電流源が出力する電流の整数倍の電流を流す複数の第2電流源と、
    前記複数の第2電流源から1以上の第2電流源を選択する第2選択部と、
    を有する第2電流供給部と、
    前記第2選択部が選択した前記第2電流源が供給する電流に応じた電圧を発生する電圧発生部と、
    を備える可変電圧出力回路。
  2. 前記第1電流供給部は、
    前記第1基準電流源に接続された第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタとカレントミラー回路を構成することにより前記複数の第1電流源として機能する複数の第2トランジスタと、
    を有し、
    前記第2電流供給部は、
    前記第1選択部に接続された第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタとカレントミラー回路を構成することにより前記複数の第2電流源として機能する複数の第4トランジスタと、
    を有する、
    請求項1に記載の可変電圧出力回路。
  3. 第2基準電流源と、
    前記第2基準電流源が出力する電流の整数倍の電流を出力する複数の第3電流源と、
    前記複数の第3電流源から1以上の第3電流源を選択する第3選択部と、
    を有する第3電流供給部をさらに備え、
    前記電圧発生部は、前記第2選択部が選択した前記第2電流源が供給する電流と、前記第3選択部が選択した前記第3電流源が供給する電流とを加算した電流に応じた電圧を発生する、
    請求項1又は2に記載の可変電圧出力回路。
  4. 前記第3電流供給部は、
    前記第2基準電流源に接続された第5トランジスタと、
    前記第5トランジスタとカレントミラー回路を構成することにより前記複数の第3電流源として機能する複数の第6トランジスタと、
    を有する、
    請求項3に記載の可変電圧出力回路。
  5. 前記電圧発生部は、
    前記第2選択部とグランドとの間に接続された可変抵抗を有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の可変電圧出力回路。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の可変電圧出力回路を備える可変電圧出力装置であって、
    前記可変電圧出力装置は、
    前記第1選択部に第1設定データを入力するとともに、前記第2選択部に第2設定データを入力する制御部を備え、
    前記第1選択部は、前記第1設定データに基づいて、前記複数の第1電流源から前記1以上の第1電流源を選択し、
    前記第2選択部は、前記第2設定データに基づいて、前記複数の第2電流源から前記1以上の第2電流源を選択する、
    可変電圧出力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020153055A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 デジタル-アナログ変換装置、撮像装置、及び、電子機器
JP2021111981A (ja) * 2020-01-06 2021-08-02 株式会社デンソー ゲート駆動回路

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