JP2015088672A - 冷却装置および冷却方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体に収容する電子装置を冷却ファンによって冷却する際の冷却効率を向上させることの可能な冷却装置および冷却方法を提供する。
【解決手段】筐体10に収容される電子装置2を冷却する冷却装置3であって、筐体10に取り付けられた複数の冷却ファン31と、複数のグループにグループ化された前記冷却ファン31の回転速度を、冷却ファン31の属するグループを代表する温度であるグループ温度に応じてグループ毎に制御する制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子装置を冷却する冷却装置および冷却方法に関する。
サーバ装置等の電子装置を収容(搭載)する筐体(ラック)には、電子装置が発した熱をラックの内部から外部へ排出することで電子装置を空冷するための冷却ファンが設置されることが多い。図1は、従来のサーバラック100を示す図である。図1に示す例では、サーバラック100の背面扉101の高さ方向に、複数の冷却ファン102が並んで設けられている。図1に示すサーバラック100では、冷却ファン102の作動によって、ラック正面から導入した空気をラック背面に排出する正面吸気/背面排気方式が採用されている。その他、ラック正面より導入した空気をラック上方に排出する正面吸気/上方排気方式や、ラック床面より導入した空気をラック上方に排出する床面吸気/上方排気方式等がある。
近年では、電子装置の冷却技術において、冷却ファンの消費電力を抑えることが益々要求されている。これに関連して、複数の冷却ファンユニットを着脱可能で、正常に稼働する冷却ファンユニットの個数に対応させて冷却ファンの回転数を制御する冷却技術も提案されている。
特開2005−159281号公報 特開平5−243768号公報 特開2008−123200号公報 特開2011−66366号公報
ところで、筐体への電子装置の収容(搭載)率が低い場合、電子装置が収容されていない箇所(つまり、空きスペースとなっている箇所)に対応する冷却ファンは必ずしも作動させる必要がない場合がある。また、筐体への電子装置の搭載状況は、ユーザによる電子装置の増設等によって変更される場合がある。更に、筐体に収容されている電子装置の発熱量は一定ではなく、電子装置の種類、稼働状況に応じて変化なし得るものである。
開示の技術は、筐体に収容する電子装置を冷却ファンによって冷却する際の冷却効率を向上させることの可能な冷却装置および冷却方法を提供することを目的とする。
開示の技術に係る冷却装置は、筐体に収容される電子装置を冷却する冷却装置であって、前記筐体に取り付けられた複数の冷却ファンと、複数のグループにグループ化された前記冷却ファンの回転速度を、冷却ファンの属するグループを代表する温度であるグループ温度に応じてグループ毎に制御する制御部と、を備える。
開示の技術によれば、複数の電子機器を格納可能な筐体において、冷却ファンによる電子機器の冷却効率を向上させることができる。
図1は、従来のサーバラックを示す図である。 図2は、実施形態1に係るサーバの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態1に係るラックの背面側を説明する図である。 図4は、実施形態1に係るファン用ソケットおよび冷却ファンの関係を示す図である。 図5は、実施形態1に係る冷却ファン、プリント基板、およびコネクタボックスの接続関係を示す図である。 図6は、第1コネクタのピンアサインの一例示す図である。 図7は、第2コネクタのピンアサインの一例を示す図である。 図8は、冷却ファン毎に割り当てられているアドレスの一例を示す図である。 図9は、冷却ファンを着脱自在に装着するファン用ソケットの構造を説明する図である。 図10は、冷却ファンを着脱自在に装着するファン用ソケットの構造を説明する図である。 図11は、実施形態1に係るコネクタボックスおよび制御装置の構成を示す図である。 図12は、実施形態1に係るコネクタボックスおよび制御装置の構成を示す図である。 図13は、実施形態1に係る管理端末のハードウェア構成図である。 図14は、実施形態1に係る冷却装置の制御グループと電子装置との対応関係を示す図である。 図15は、ファン用ソケットに割り当てられた識別符号と冷却ファンに割り当てられた識別符号との対応関係を説明する図である。 図16は、グループ情報テーブルの一例を示すデータ構造図である。 図17は、グループ代表温度と冷却ファンのデューティ比との関係を例示する図である。 図18は、管理端末の表示装置に表示される監視画面の一例を示す図である。 図19は、管理端末の表示装置に表示される編集画面の一例を示す図である。 図20は、制御装置のプロセッサが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図21は、実施形態1に係る冷却装置と従来の冷却装置との消費電力の差を説明する図である。 図22は、変形例に係る冷却装置の制御グループと電子装置との対応関係を示す図である。 図23は、実施形態2に係る冷却装置の制御グループと電子装置との対応関係を示す図である。 図24は、制御装置のプロセッサが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図25は、制御装置のプロセッサが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、発明を実施するための形態を説明する。
<実施形態1>
図2は、実施形態1に係るサーバ1の構成の一例を示す図である。サーバ1は、ラック
10、ラック10に収容(搭載)された複数の電子装置2、電子装置2を冷却する冷却装置3等を備える。電子装置2としては、例えばサーバ装置やストレージ装置等が例示される。ラック10は、筐体の一例である。サーバ1は、ラック10の高さ(上下)方向に複数の電子装置2を並べて格納する、いわゆるラックマウント型サーバ(ラックサーバ)である。
冷却装置3は、以下に説明するファン用ソケット30、冷却ファン31、コネクタボックス40、制御装置50等を主として備えている。ラック10の背面(後面)側には、冷却ファン31を着脱自在に装着可能な複数のファン用ソケット30が格子状に設けられている。なお、本実施形態において、ラック10の正面(前面)は通気が可能となっている。また、ラック10の背面は、後述するように、ファン用ソケット30に冷却ファン31が装着されていない場合にファン用ソケット30に備えられた開閉蓋が閉鎖された状態となる。また、ファン用ソケット30に冷却ファン31が装着されている場合には、上記開閉蓋が開放される。ファン用ソケット30は、保持部の一例である。
冷却ファン31は、回転駆動されることで、ラック10の正面側から内部に取り込んだ空気をラック10の背面から外部に排出することで、ラック10の正面側から背面側に向かって電気装置10を通過する冷却風を発生させる。図2では、ラック10の正面側から内部に吸引される空気の向きと、ラック10の背面側から外部に排出される空気の向きを、白抜き矢印にて概念的に示している。
図3は、実施形態1に係るラック10の背面側を説明する図である。ラック10の背面には、複数のファン用ソケット30が格子状に並べられている。図3に示す例では、ラックの横幅方向に3個、上下(高さ)方向に9個、合計27個の複数のファン用ソケット30が格子状に並べられている。但し、ラック10の背面に配置するファン用ソケット30の数は特段限定されない。ファン用ソケット30の1つを拡大した拡大図を図3に併せて示す。各ファン用ソケット30に対して、1つの冷却ファン31を装着することができる。
図4は、実施形態1に係るファン用ソケット30および冷却ファン31の関係を示す図である。図4の左側には、ファン用ソケット30を示し、右側に冷却ファン31を示している。ファン用ソケット30は、枠状の枠部301を有し、この枠部301の内側には冷却ファン31を嵌め込むための嵌め込み孔302が形成されている。また、ファン用ソケット30の枠部301には、プリント基板303が設けられている。プリント基板303の一方の面には、第1コネクタ304が搭載されており、他方の面には第2コネクタ305が搭載されている。また、プリント基板303には、温度センサ306が取り付けられている。また、冷却ファン31は、ファン用ソケット30における嵌め込み孔302と略等しい大きさ及び形状を有する枠部311と、羽根312とを有する。以下では、ファン用ソケット30、当該ファン用ソケット30に装着される冷却ファン31、および、ファン用ソケット30に設けられるプリント基板303をまとめてファンユニット300と呼ぶ。
図5は、実施形態1に係る冷却ファン31、プリント基板303、およびコネクタボックス40の接続関係を示す図である。コネクタボックス40は、図2に示すようにラック10の底部(下部)に配置されている。プリント基板303に設けられた第1コネクタ304は、図5に示すように冷却ファン31の配線ケーブル11にコネクタ接続されている。図6は、第1コネクタ304のピンアサインの一例示す図である。第1コネクタ304におけるピン番号1には12V、ピン番号2にはGND、ピン番号3にはPWM信号、ピン番号4にはFAN PULSE信号が割り当てられている。ピン番号1に割り当てられ
た12Vは、冷却ファン31を駆動させるための駆動電圧である。ピン番号3に割り当て
られたPWM信号は、制御装置50が冷却ファン31の回転数(回転速度)をパルス幅変調(PWM、Pulse Width Modulation)を用いて制御する際に制御装置50から送信されるパルス信号である。PWM制御は、冷却ファン31のモータ(図示せず)のオンオフ制御をパルス信号によって行う制御であり、入力信号(DCレベル)の大きさに応じて、パルス幅のデュ−ティ・サイクルを変更することで冷却ファン31の回転数を制御する。ピン番号4に割り当てられたFAN PULSE信号は、冷却ファン31が発生するパルス
信号であって、冷却ファン31の回転状態を判別するための信号である。制御装置50は、FAN PULSE信号に基づいて冷却ファン31の正常、異常等といった冷却ファン
31の現在の状態(ステータス)を判別する。
また、図5に示すように、プリント基板303に設けられた第2コネクタ305は、コネクタ付き配線ケーブル308を介してコネクタボックス40に設けられたコネクタ401に接続されている。図7は、第2コネクタ305のピンアサインの一例を示す図である。第2コネクタ305のピン番号1には12V、ピン番号2にはGND、ピン番号3にはPWM信号、ピン番号4にはFAN PULSE信号が割り当てられている。また、ピン
番号5〜10にはA0〜A5までのアドレス信号が割り当てられている。A0〜A5のアドレス信号の組み合わせによって、ファン用ソケット30に装着される冷却ファン31の位置情報が検出される。図7中の「VCC」とはA0〜A5までのアドレス信号を出力するための直流電源部(Voltage Collector)を表す。
ここで、図3に示すラック10は、その背面に27個のファン用ソケット30が設けられているため、ラック10には最大27個の冷却ファン31を装着することができる。上述した27個の冷却ファン31を、個別にFAN01〜27にて表す。図8に、冷却ファン31毎(FAN01〜27)に割り当てられているアドレスの一例を示す。図中に示す「0」、「1」は、FAN01〜FAN27に対応するファンユニット300に付設されたプリント基板303の第2コネクタ305において、各アドレス信号A0〜A5の電圧状態を2進数で表したものである。各アドレス信号A0〜A5の電圧状態を表す「0」と「1」の配列は、ファンユニット300(冷却ファン31)毎に固有に割り当てられており、この配列が冷却ファン31のアドレスを表している。
その他、第2コネクタ305のピン番号11にはTEMP信号、ピン番号12にはLED信号が割り当てられている。ピン番号11に割り当てられたTEMP信号は、プリント基板303に実装されている温度センサ306が検出した温度情報(以下、「個別温度」という)に対応する信号である。温度センサ306は、対応するファンユニット300(冷却ファン31)の周辺温度を検出する。一方、ピン番号12に割り当てられたLED信号は、ファン用ソケット30に設けられたLED表示ランプ307の表示状態を制御するための信号である。
図9および図10は、冷却ファン31を着脱自在に装着するファン用ソケット30の構造を説明する図である。図9は、任意の一のファン用ソケット30に冷却ファン31を装着する際の状態を側方から眺めた図である。図10は、ファン用ソケット30に冷却ファン31を装着する際のファン用ソケット30の動作状況を説明する図である。図10の上段には、ファン用ソケット30に冷却ファン31を装着する前の状態を示す。図10の下段には、ファン用ソケット30への冷却ファン31の装着が完了した状態を示す。図10の中段には、ファン用ソケット30へ冷却ファン31を装着途中の状態を示す。
ファン用ソケット30には、嵌め込み孔302を開閉自在な開閉蓋309が設けられている。開閉蓋309は、略四角形状を有する板状の蓋部材であり、その大きさが各ファン用ソケット30における枠部301の大きさと略等しい。枠部301のうち、当該枠部301がラック10内に臨む方の面(正面側)の上縁に対して枠部301に対して開閉蓋3
09の上縁がヒンジ接続されている(図9を参照)。図10の上段に示すように、ファン用ソケット30に冷却ファン31が装着されていない状態では、開閉蓋309は閉じられた状態となっている。つまり、ファン用ソケット30に冷却ファン31が装着されていないときは、開閉蓋309によって嵌め込み孔302が閉鎖された状態となる。
ファン用ソケット30には、開閉蓋309を開閉させるための作動部材310が設けられている。作動部材310は、冷却ファン31を嵌め込み孔302に嵌めこむ際に、枠部311と干渉し、この枠部311によって開閉蓋309側に押し込まれる。その結果、図10の中段に示すように、嵌め込み孔302に対する冷却ファン31の嵌め込み動作に伴い、冷却ファン31の枠部311が押し当てられる作動部材310が開閉蓋309側にスライドする。このようにして、スライド動作する作動部材310によって開閉蓋309が徐々に押し上げられる結果、開閉蓋309が開放される。
また、ファン用ソケット30における枠部301の上縁には、ロック部材313が設けられている。このロック部材313は略L字状の横断面を有している。ロック部材313は、その基端側が枠部301にヒンジを介して揺動自在に連結され、先端側には爪部313aが形成されている。図10の中段に示すように、ファン用ソケット30の嵌め込み孔302に冷却ファン31が嵌め込まれる過程において、冷却ファン31の枠部311の上面とロック部材313が干渉する。その結果、ロック部材313は、ヒンジ軸を中心に揺動し、上方に押し上げられてゆく。そして、嵌め込み孔302へ冷却ファン31の嵌め込みが完了すると、ロック部材313が降下して爪部313aが冷却ファン31の枠部311に引っ掛かる(図10の下段を参照)。その結果、冷却ファン31における枠部311の前面が爪部313aによって係止されることにより、不用意に冷却ファン31がファン用ソケット30から脱落することが抑制される。
なお、ファン用ソケット30から冷却ファン31を取り外す際には、例えば、ロック部材313の爪部313aを上方に持ち上げることにより、爪部313aによる係止が解除される。これにより、ファン用ソケット30から冷却ファン31を容易に取り外すことができる。以上のように、本実施形態におけるファン用ソケット30は、冷却ファン31を着脱自在に装着することができる。そして、ファン用ソケット30に冷却ファン31を取り付けることで、閉じた状態の開閉蓋309を自動で開放することができる。また、ファン用ソケット30から冷却ファン31を取り外した際には、枠部311によって押し込まれていた作動部材310が例えばスプリング等といった弾性部材(図示せず)の付勢力によって開閉蓋309から離れる方向に付勢されてもよい。これにより、ファン用ソケット30から冷却ファン31を取り外す動作に連動して、開閉蓋309を自動で閉めることができる。
次に、ラック10の底部に配置されたコネクタボックス40および制御装置50について説明する。図11および図12は、実施形態1に係るコネクタボックス40および制御装置50のハードウェア構成を示す図である。コネクタボックス40には、多数のコネクタ401が設けられている。コネクタ401は、配線ケーブル12を介して、ファンユニット300のプリント基板303に設けられた第2コネクタ305と接続されている。コネクタボックス40において、複数のコネクタ401が一群となって形成されたコネクタ群410が設けられている。
詳しくは後述するが、本実施形態においては、ラック10に設けられる複数の冷却ファン31は、複数の制御グループにグループ分けされ、制御グループ毎に冷却ファン31の回転数が制御される。コネクタ群410は、冷却ファン31の制御グループに対応する数だけコネクタボックス40に用意されている。ここで、複数の制御グループの各々を、第1制御グループG1、第2制御グループG2、・・・、第n制御グループGnと表記する
。そして、第1制御グループG1、第2制御グループG2、・・・、第n制御グループGnに対応するコネクタ群410を、第1コネクタ群410−G1、第2コネクタ群410−G2、・・・、第nコネクタ群410−Gnと表記する。なお、本実施形態に係る冷却装置3において、冷却ファン31をグループ制御する際における制御グループの数は任意であり、サーバ1の管理者(オペレータ)が自由に設定することができる。また、ファン用ソケット30に装着する冷却ファン31の数も自由である。更に、ファン用ソケット30に装着した冷却ファン31をいずれの制御グループに対応付けるかについても自由に設定することができる。
なお、図12においては、コネクタボックス40に設けられた各コネクタ401に接続される配線ケーブル12の図示を省略している。コネクタボックス40における各コネクタ群410(410−G1〜410−Gn)は、配線ケーブル13を介して制御装置50のコネクタ56に接続されている。制御装置50は、ファン用ソケット30に装着されている冷却ファン31の回転数を、制御グループ毎に行うファングループ制御を行うためのコンピュータである。制御装置50は、図11に示すように、制御部51、温度センサ52、電源装置53、通信コントローラ54、通信ポート55等を備えている。
制御部51は、プロセッサ511、主記憶装置512、補助記憶装置513等を含む情報処理装置(コンピュータ)である。プロセッサ511は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。主記憶装置512は、プロセッサ511が読み出したプログラ
ムやデータをキャッシュしたり、プロセッサ511の作業領域を展開する。主記憶装置512は、具体的には、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を含む。補助記憶装置513は、プロセッサ511により実行されるプログラムや、プロセッサ511が使用する各種データを記憶する。補助記憶装置513としては、例えば、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。
また、通信ポート55は、例えば、ネットワークケーブル(LANケーブル)の差込口である。通信コントローラ54は、通信ポート55を介した他の装置等との情報の通信(入出力)を制御するためのコントローラである。通信コントローラ54としては、例えばLANチップ等が例示できる。温度センサ52は、ラック10の外部における周囲温度(以下、「周囲温度」という)Tambを検出する検出する。温度センサ52は、制御部50に電気配線を介して接続されており、温度センサ52の検出結果は制御部50の主記憶装置512あるいは補助記憶装置513等に記憶される。電力供給ユニット53は、出力電圧が例えば100Vの交流電源に接続され、交流電源から供給される電力を所定の電圧値(例えば、本実施形態では12V)の直流電力に変換して冷却ユニット300(冷却ファン31)に電力供給を行う装置である。
図12に示すように、制御装置50は、ネットワークを介して管理(監視)端末6と通信可能に接続されている。図13は、実施形態1に係る管理端末6のハードウェア構成図である。管理端末6は、プロセッサ61、主記憶装置62、通信インターフェース63、表示装置(出力装置)64、入力装置65、補助記憶装置66、可搬記録媒体駆動装置67、これらを相互に接続するバス69等を備えた情報処理装置(コンピュータ)である。管理端末6は、汎用コンピュータであってもよい。
管理端末6のプロセッサ61は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である
。プロセッサ61は、主記憶装置62に記憶されているプログラム等に従って各種の処理を実行する。主記憶装置62は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を含み、プロセッサ61が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、プロセッサ61の作業領域を展開する。通信インターフェース63は、ネットワークを
介して他の装置等との情報の通信(入出力)を行うインターフェースである。通信インターフェース63は、例えば、LAN(Local Area Network)アダプタである。本実施形態において、管理端末6はネットワークを介して冷却装置3における制御装置50と通信可能となっている。表示装置64は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等である
。入力装置65は、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイスである。
補助記憶装置66は、例えば、プロセッサ61により実行されるプログラムや、プロセッサ61が使用する各種データを記憶する。補助記憶装置66としては、例えば、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。可搬記録媒体駆動装置67は、可搬記録媒体68を駆動し、プロセッサ61からの信号に応じて、可搬記録媒体68へのデータの入出力を行う。可搬記録媒体68は、例えば、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体である。
次に、冷却装置3による冷却ファン31のグループ制御について詳しく説明する。図14は、実施形態1に係る冷却装置3の制御グループと電子装置との対応関係を示す図である。図14において、ラック10には、3つの電子装置2が格納されている。ここで、各電子装置2を区別するために、ラック10の上側から第1電子装置2a、第2電子装置2b、第3電子装置2cと呼ぶ。冷却装置3は、ラック10の背面に冷却ファン31を着脱自在に装着可能な複数のファン用ソケット30を格子状に複数配設しているため、電子装置2の搭載位置に合わせて冷却ファン31を装着するファン用ソケット30を選択することができる。これによって、効率的な電子装置2の冷却が可能となる。
図15は、ラック10の背面を示しており、ファン用ソケット30に割り当てられた識別符号と冷却ファン31に割り当てられた識別符号との対応関係を説明する図である。SC01〜27は、27個のファン用ソケット30に夫々割り当てられた識別符号である。また、冷却ファン31においても、FAN01〜27の識別符号が割り当てられており、FAN01〜27は夫々SC01〜27に対応している。
本実施形態では、第1電子装置2aを冷却する冷却ファン31として上から2段目に位置するファン用ソケット30(SC04〜06)に、それぞれ冷却ファン31(FAN04〜06)を装着している。また、第2電子装置2bを冷却する冷却ファン31として、上から5段目に位置するファン用ソケット30(SC13〜15)に、それぞれ冷却ファン31(FAN13〜15)を装着している。更に、第3電子装置2cを冷却する冷却ファン31として、上から7、8段目に位置するファン用ソケット30(SC19〜24)に、それぞれ冷却ファン31(FAN19〜24)を装着している。本実施形態では、冷却対象とする電子装置2毎に、冷却ファン31の制御グループを形成し、冷却ファン31のグループ分けを行うようにしている。図14に示す例では、第1電子装置2aを冷却する冷却ファン31の制御グループを第1制御グループG1とし、FAN04〜06に対応する3つの冷却ファン31が第1制御グループG1に含まれる設定としている。また、第2電子装置2bを冷却する冷却ファン31の制御グループを第2制御グループG2とし、FAN13〜15に対応する3つの冷却ファン31が第2制御グループG2に含まれる設定としている。更に、第3電子装置2cを冷却する冷却ファン31の制御グループを第3制御グループG3とし、FAN19〜24に対応する6つの冷却ファン31が第3制御グループG3に含まれる設定としている。
以上のように、本実施形態に係る冷却装置3では、ラック10の背面に配設されたファン用ソケット30に装着された複数の冷却ファン31が、複数の制御グループにグループ分けされる。そして、冷却装置3は、冷却ファン31の回転数(回転速度)を制御グループ
毎に統合して制御するグループ制御を行うことで電子装置2の冷却効率の向上を図ることとした。
ここで、冷却ファン31のグループ化(グループ分け)は、以下の手順で行われる。すなわち、オペレータは、各冷却ファン31に対応する配線ケーブル12をコネクタボックス40のコネクタ401に接続する際、冷却ファン31の制御グループに対応するコネクタ群410に含まれるコネクタ401に接続すればよい。図14に示す例では、コネクタボックス40には、第1制御グループG1〜第3制御グループG3に対応付けられた第1コネクタ群410−G1〜第3コネクタ群410−G3が用意されている。そこで、オペレータは、第1制御グループG1に所属させるべきFAN04〜06に対応する冷却ファン31からの配線ケーブル12を第1コネクタ群410−G1に含まれるコネクタ401に接続する。同様に、第2制御グループG2に所属させるべきFAN13〜15に対応する冷却ファン31からの配線ケーブル12を第2コネクタ群410−G2に含まれるコネクタ401に接続する。そして、第3制御グループG3に所属させるべきFAN19〜24に対応する冷却ファン31からの配線ケーブル12を第3コネクタ群410−G3に含まれるコネクタ401に接続する。なお、冷却ファン31を複数の制御グループに分ける際の系統数は任意であることに鑑み、コネクタボックス40に、ある程度多めのコネクタ群410を予め用意しておいてもよい。
ここで、制御装置50の制御部51には、冷却ファン31毎に割り当てられた固有のアドレス信号が配線ケーブル12、13を介して入力される。制御装置50の制御部51は、入力されたアドレス信号に基づいて冷却ファン31の位置情報を取得する。その結果、制御部51は、各制御グループに属する冷却ファン31のグループ設定情報を取得することができる。具体的には、制御部51は、第1制御グループG1に対応する第1コネクタ群410−G1を通じて入力されるアドレス信号に基づいて、FAN04〜06に対応する冷却ファン31が第1制御グループG1に設定されていることを検知する。同様に、制御部51は、第2制御グループG2に対応する第2コネクタ群410−G2を通じて入力されるアドレス信号に基づいて、FAN13〜15に対応する冷却ファン31が第2制御グループG2に設定されていることを検知する。そして、制御部51は、第3制御グループG3に対応する第3コネクタ群410−G3を通じて入力されるアドレス信号に基づいて、FAN19〜24に対応する冷却ファン31が第3制御グループG3に設定されていることを検知する。以上のように、制御装置50の制御部51は、コネクタボックス40のコネクタ群410と選択的に接続される冷却ファン31のアドレス信号に基づいて、冷却ファン31と制御グループの対応関係について特定することができる。
なお、冷却ファン31の制御グループに関するグループ設定情報を取得した制御装置50の制御部51は、かかるグループ設定情報を補助記憶装置513に記憶されているグループ情報テーブルTBに格納する。図16は、グループ情報テーブルTBの一例を示すデータ構造図である。図16に示すグループ情報テーブルTBは、制御グループ毎に用意されており、制御グループに対応する隣接グループ設定番号情報、及び、冷却ファン情報が格納されている。隣接グループ設定番号情報は、グループ情報テーブルTBに対応する制御グループに隣接する制御グループ(以下、「隣接制御グループ」という)の番号を示す情報である。また、図16は、第1制御グループG1に関する隣接グループ設定番号情報、及び、冷却ファン情報が格納されている。
ここで、制御グループ同士が隣接するか否かの定義は特定の態様に限定されるものではないが、ここでは一例として、ファン用ソケット30の「段」を単位として、2つの制御グループ同士が隣接しているか否かを判断することとする。図14に示す例では、例えば第1制御グループG1に対応する冷却ファン31は上から2段目に位置するファン用ソケット30に装着されている。これに対して、その直上段に該当する上から1段目(SC0
1〜03)と、直下段に該当する上から3段目(SC07〜09)に対応するファン用ソケット30には冷却ファン31が装着されていない。よって、上述した定義に当てはめると、図14に示す例では、第1制御グループG1に隣接する条件に該当する制御グループは存在しないといえる。このため、図16に示すグループ情報テーブルTBにおいて、第1制御グループG1に対応する隣接グループ設定番号情報のフィールドには、データが入っていないことを示すnull値が格納されている。
次に、グループ情報テーブルTBに格納されている冷却ファン情報について説明する。冷却ファン情報には、ファン番号、基準回転数Nb(rpm)、第1基準温度Tb1(℃)、第2基準温度Tb2(℃)等のデータ項目が含まれている。
上記のように、制御装置50の制御部51は、コネクタボックス40を通じて入力されたアドレス信号A0〜A5に基づいて、各制御グループに属する冷却ファン31を特定する。そして、各制御グループに対応する冷却ファン31の識別符号に対応するデータを、グループ情報テーブルTBにおけるファン番号に対応するフィールドに格納する。よって、図16に示すように、第1制御グループG1については、ファン番号に対応するフィールドに、FAN04、FAN05、FAN06が格納されている。また、図示は割愛しているが、第2制御グループG2についてはファン番号に対応するフィールドにFAN13〜15が格納され、第3制御グループG3についてはファン番号に対応するフィールドにFAN19〜24が格納されることになる。
次に、冷却ファン情報としてグループ情報テーブルTBに格納されている基準回転数Nbおよび基準温度Tb1,Tb2について説明する。基準回転数Nbは、冷却ファン31の故障(回転異常)の有無を判定するための閾値となる回転数である。また、第1基準温度Tb1は、対象となる制御グループに属する冷却ファン31を停止(休止)させるか否かを判断する基準(閾値)となる温度である。第2基準温度Tb2は、冷却ファン31の回転数をパルス幅変調(PWM)方式によって制御する際のデューティ比(%)を100%にするか否かを判断する基準(閾値)となる温度である。本実施形態において、第1基準温度Tb1及び第2基準温度Tb2は制御グループ毎に設定される閾値であるが、冷却ファン毎に設定してもよい。また、基準回転数Nbは、冷却ファン31毎に設定されている。基準回転数Nbおよび基準温度Tb1,Tb2の詳細については、後述する。
本実施形態に係る冷却ファン31のグループ制御は、制御装置50における制御部51が実行する。上記の通り、グループ制御は、冷却ファン31の回転数(回転速度)を制御グループ毎に制御することを特徴とする。より詳しくは、制御部51は、冷却ファン31の回転数を、冷却ファン31の属する制御グループを代表する温度であるグループ代表温度Tgrに応じて制御グループ毎に制御する。グループ代表温度Tgrはグループ温度の一例である。
ここで、グループ代表温度Tgrは、下記(1)式によって算出される。
Tgr=MAX(Tid1,Tid2,・・・)−Tamb・・・(1)
ここで、Tid1,Tid2,・・・は、同一制御グループ内における冷却ファン31に対応する温度センサ306によって検出される個別温度Tidを表す。Tambは、制御装置50の温度センサ52が検出する周囲温度Tambである。グループ代表温度Tgrは、同一制御グループ内における個別温度Tidの最大値から周囲温度Tambを減ずることで算出される。
制御装置50における制御部51は、冷却ファン31のグループ制御に際して、グループ代表温度Tgrを、制御グループ毎に算出する。例えば、第1制御グループG1のグループ代表温度Tgrは、第1制御グループG1に属するFAN04〜06の夫々に対応す
る個別温度Tidの最大値から周囲温度Tambの値を差し引くことで算出される。同様に、第2制御グループG2のグループ代表温度Tgrは、第2制御グループG2に属するFAN13〜15の夫々に対応する個別温度Tidの最大値から周囲温度Tambの値を差し引くことで算出される。また、第3制御グループG3のグループ代表温度Tgrは、第3制御グループG3に属するFAN19〜24の夫々に対応する個別温度Tidの最大値から周囲温度Tambの値を差し引くことで算出される。
制御装置50における制御部51は、上記のように制御グループ毎にグループ代表温度Tgrを算出した後、算出したグループ代表温度Tgrに基づいて、冷却ファン31の回転数をパルス幅変調(PWM)制御する際のデューティ比Dpwm(%)を決定する。
図17は、グループ代表温度Tgrと冷却ファン31のデューティ比Dpwmとの関係を例示する図である。グループ代表温度Tgrが第1基準温度Tb1より大きく第2基準温度Tb2より小さい範囲にある場合、デューティ比Dpwmは下記(2)式によって算出される。
Dpwm(%)=a×Tgr+b(但し、a,bは定数、Tb1<Tgd<Tb2)・・・(2)
また、グループ代表温度Tgrが第1基準温度Tb1以下の場合には、下記(3)式に示されるように、デューティ比Dpwmの値が0%に設定される。また、グループ代表温度Tgdが第2基準温度Tb2以上の場合には、下記(4)式に示されるように、デューティ比Dpwmの値が100%に設定される。
Dpwm(%)=0(但し、Tgr≦Tb1)・・・(3)
Dpwm(%)=100(但し、Tgr≧Tb2)・・・(4)
上記のように、第1基準温度Tb1は、対象となる制御グループに属する冷却ファン31を停止(休止)させるか否かを判断する基準(閾値)となる温度である。制御部51は、グループ代表温度Tgrが第1基準温度Tb1以下の場合に、グループ代表温度Tgrに対応する制御グループに属する冷却ファン31を停止させる。第1基準温度Tb1は、グループ代表温度Tgrがこの温度以下であれば、冷却ファン31を停止させても冷却対象とする電子装置2の温度が過度に高くならないと判断できる温度として、経験則等に基づいて定めてもよい。一方、第2基準温度Tb2は、冷却ファン31の回転数をPWM制御する際のデューティ比Dpwmを100%にするか否かを判断する基準(閾値)となる温度である。上記のように、グループ代表温度Tgrが第2基準温度Tb2以上の場合に、その制御グループに属する冷却ファン31の回転数を、デューティ比Dpwmが100%となるように制御する。
なお、上述したグループ代表温度Tgrと冷却ファン31のデューティ比Dpwmの関係は一例である。また、制御部51は、(1)〜(4)の各式に示すアルゴリズムに基づくプログラムを補助記憶装置513に記憶しておいてもよい。制御部51のプロセッサ511は、上記プログラムを実行することにより、取得した冷却ファン31の個別温度Tid、周囲温度Tamb、第1基準温度Tb1および第2基準温度Tb2に基づいてデューティ比Dpwmを算出する。なお、第1基準温度Tb1および第2基準温度Tb2は、グループ情報テーブルTBから読み出すことができる。
制御部51のプロセッサ511は、上記のようにして制御グループ毎に冷却ファン31のデューティ比Dpwmを決定(算出)し、決定したデューティ比Dpwmに基づいて、各制御グループに属する冷却ファンの回転数を制御グループ毎に制御する。
具体例を挙げて説明すると、例えば、第1制御グループG1のグループ代表温度Tgrが第1基準温度Tb1以下の温度として取得された場合、第1制御グループG1に属する
冷却ファン31(FAN04〜06)のデューティ比Dpwmが0%に制御される。これにより、第1制御グループG1に属する冷却ファン31(FAN04〜06)の回転駆動が停止する。また、例えば、第2制御グループG2のグループ代表温度Tgrが第2基準温度Tb2以上の温度として取得された場合、第2制御グループG2に属する冷却ファン31(FAN13〜15)のデューティ比Dpwmが100%に制御される。また、第3制御グループG3のグループ代表温度Tgrが第1基準温度Tb1より大きく第2基準温度Tb2より小さい場合、第3制御グループG3に属する冷却ファン31(FAN19〜24)のデューティ比Dpwmは(2)式に従って制御される。この場合、第3制御グループG3に属する冷却ファン31のデューティ比Dpwmは、0〜100%の範囲で、グループ代表温度Tgrが高いほど回転数が大きな値に制御される。
なお、図17に示す冷却ファン31のデューティ比Dpwmとグループ代表温度Tgrとの関係は例示的なものである。例えば、(2)式は、冷却ファン31のデューティ比Dpwmを、グループ代表温度Tgrを変数とする一次関数として表しているが、他の関数にグループ代表温度Tgrを代入することでデューティ比Dpwmを求めるようにしてもよい。
ところで、冷却装置3に係る冷却ファン31の稼働状況は、制御装置50とネットワークを介して通信可能に接続されている管理端末6によって監視されている。図18は、管理端末6の表示装置64に表示される監視画面の一例を示す図である。監視画面の表示領域M1には、冷却ファン31の回転数(rpm)、冷却ファン31に対応する個別温度Tid、現在の状態(ステータス)がファン番号毎に表形式で表示されている。
表示装置64の監視画面に表示される「状態」のフィールドには、各冷却ファン31の回転状態及びファン用ソケット30への装着状態が表示されている。「未装着」とは、対応するファン番号の冷却ファン31がファン用ソケット30に装着されていないことを意味する。また、「異常」とは、冷却ファン31の回転状態が異常であることを意味しており、具体的には、冷却ファン31に出力されるデューティ比Dpwmが0%ではないときに、その回転数が基準回転数Nb以下であるときに「異常」であると判定される。「正常」とは、冷却ファン31の回転状態が正常であることを意味している。具体的には、冷却ファン31に出力されるデューティ比Dpwmが0%ではないときに、その回転数が基準回転数Nbより高い場合に「正常」であると判定される。
制御部51のプロセッサ511は、各冷却ファン31から出力されるFAN PULS
E信号に基づき各冷却ファン31の回転数を取得する。また、プロセッサ511は、上述したグループ情報テーブルTBから基準回転数Nbを読み出し、冷却ファン31の回転数と対比することで冷却ファン31の状態を判別することができる。また、図18に示す画面の表示領域M2には、各冷却ファン31の状態(ステータス)をアイコン表示している。各冷却ファン31に対応するアイコンは、色や模様等といった表示態様の違いによって冷却ファン31の現在の状態を表示している。
また、図16に示すグループ情報テーブルTBに格納されている基準回転数Nb、第1基準温度Tb1、第2基準温度Tb2等は、管理端末6の表示装置64に表示される画面から入力装置65の操作を介して行うことができる。図18に示した監視画面において、キーボードやマウス等といった入力装置65を用いて所定の操作が行われた場合、管理端末6のプロセッサ61は、冷却ファン情報に関する各種設定を編集する編集画面を表示装置54に表示させる。
例えば、図18に示した監視画面において、冷却ファン情報の設定を編集したい冷却ファン31に対応するファン番号にカーソルを合わせ、マウスのクリック操作が行われた場
合に、プロセッサ61は表示装置64に図19に示す編集画面を表示させてもよい。図19に示すような編集画面を通じて、オペレータは、基準回転数Nb、第1基準温度Tb1、第2基準温度Tb2等といった冷却ファン情報の設定値を編集することができる。図19に示す編集画面には、決定ボタンB1が表示されている。管理端末6のプロセッサ61は、決定ボタンB1が押されたことを検知すると、通信インターフェース63から更新(編集)後の冷却ファン情報を制御装置50に送信する。管理端末6から送信された冷却ファン情報を制御装置50の制御部51が受信すると、制御部51のプロセッサ511は、補助記憶装置513に記憶されているグループ情報テーブルTBのデータを更新させる。
次に、制御装置50の制御部51に係るプロセッサ511が実行する処理フローについて説明する。図20は、制御装置50のプロセッサ511が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図20に示す各処理は、例えば、補助記憶装置513から主記憶装置512に読み込んだ制御プログラムをプロセッサ511が実行することで実現される。この制御プログラムは、制御装置50の稼働中において所定周期毎にプロセッサ511が繰り返し実行する。本実施形態に係る冷却方法は、冷却装置3のコンピュータが、グループ代表温度Tgr(グループ温度)を取得するステップと、グループ代表温度Tgrに応じてグループ毎に冷却ファン31の回転速度を制御するステップと、を含む。
制御部51のプロセッサ511は、ステップS101において、補助記憶装置513に記憶されているグループ情報テーブルTB(図16を参照)に格納されている情報を読み込み、各制御グループに属する冷却ファン31を特定する。また、ループ情報テーブルTBから、基準回転数Nb、第1基準温度Tb1、第2基準温度Tb2等の冷却ファン情報を取得する。
制御部51のプロセッサ511は、続くステップS102において、制御グループ毎にグループ代表温度Tgrを算出する。グループ代表温度Tgrの具体的な算出方法は前述した通りである。なお、プロセッサ511は、プリント基板303の第2コネクタ305に割り当てられたTEMP信号に基づいて各制御グループに属する冷却ファン31に対応する個別温度Tidを取得することができる。
プロセッサ511は、続くステップS103において、各制御グループに属する冷却ファン31の回転数をグループ制御する際のデューティ比Dpwm(%)を決定する。デューティ比Dpwmは、各制御グループにおけるグループ代表温度Tgrを(2)〜(4)式に代入することにより求められる。
次いで、ステップS104において、プロセッサ511は、ステップS103で決定したデューティ比Dpwmに対応するPWM信号を、例えば図示しないパルスジェネレータを用いて制御グループ毎に生成する。そして、プロセッサ511は、生成したPWM信号を各制御グループにおける冷却ファン31に送信する。このPWM信号は、コネクタボックス40を経て、制御グループ毎に、対応する冷却ファン31に送られる。冷却ファン31は、モータ(図示せず)がPWM信号に基づいて制御される。
次に、プロセッサ511は、ステップS105において、各冷却ファン31から出力されるFAN PULSE信号に基づき、各冷却ファン31の回転数Nfを取得する。そし
て、プロセッサ511は、各冷却ファン31の回転数Nfと基準回転数Nbとを対比して、冷却ファン31が正常に作動しているかどうかを判別する。プロセッサ511は、PWM信号におけるデューティ比Dpwmが0%ではない冷却ファン31、すなわち作動させるべき冷却ファン31の回転数Nfが基準回転数Nb以上であるか否かを判定する。そして、冷却ファン31の回転数Nfが基準回転数Nb以上である場合に、冷却ファン31が正常に作動していると判断する。一方、冷却ファン31の回転数Nfが基準回転数Nb未
満であると判定された場合、その冷却ファン31に異常(故障)があると判断する。本ステップにおいて、プロセッサ511は、ラック10のファン用ソケット30に装着されている全ての冷却ファン31が正常か否かを判定する。ここで、プロセッサ511は、異常があると判断した冷却ファン31に対応するプリント基板303に設けられたLED表示ランプ307の表示態様を「正常表示」から「異常表示」に変更させる。このLED表示ランプ307の切り替えは、プリント基板303に送られるLED信号を通じて行われる。例えば、LED表示ランプ307の表示態様が、正常状態を示す「緑色」から異常状態を示す「赤色」に切り替えられてもよい。
プロセッサ511は、ステップS106に進み、各冷却ファン31に関する情報(回転数Nf、個別温度Tid、ステータス(異常、正常、未装着))を、通信コントローラ54を介して、管理端末6に送信する。制御装置50側から冷却ファン情報を受信した管理端末6は、受信した冷却ファン情報に基づいて図18に示す監視画面を更新する。なお、通信コントローラ54は、SNMPトラップ(SNMP trap)を利用して、異常ファンとし
て特定された冷却ファン31が異常であることを示す情報を、管理端末6側に送信してもよい。ステップS106の処理が終わると、プロセッサ511は、本フローチャートに係る制御プログラムを一旦終了する。
以上のように、冷却装置3は、冷却ファン31の回転数(回転速度)を、冷却ファン31の属する制御グループを代表するグループ代表温度Tgrに応じてグループ毎に制御するグループ制御を実行する。これによれば、ラック10に対する電子装置2の収容(搭載)状況や電子装置2の発熱状況に合わせて、電子装置2を効率的に冷却することができる。これにより、サーバ1のラック10に収容される電子装置2の冷却効率を向上させることができる。また、各制御グループに対応する電子装置2の発熱量が少ない場合等のように、対応するグループ代表温度Tgrが第1基準温度Tb1以下の場合には、その制御グループに属する冷却ファン31をグループ単位で停止させることで、消費電力の低減に寄与する。
図21は、実施形態1に係る冷却装置3と図1に示した従来の冷却装置の消費電力の差を説明する図である。図21は、従来の冷却装置と実施形態に係る冷却装置3を24時間運転した場合の消費電力(W)の推移の一例を示している。従来の冷却装置の場合には、ラックに収容される電子装置の稼動状況、すなわち発熱量に関わらず冷却ファンを一定の回転数で制御する。一方、本実施形態における冷却装置3では、上述したグループ制御の実施により、第1制御グループG1に属するFAN04〜06は10〜16時まで一定の回転数でグループ制御すると仮定する。また、第2制御グループG2に属するFAN13〜15は8〜18時まで、第3制御グループG3に属するFAN19〜24は7〜19時まで一定の回転数でグループ制御すると仮定する。このような条件下において冷却ファンのグループ制御を行った場合の消費電力の推移が、図21に示されている。電子装置の発熱量に関わらず冷却ファンの回転数を一定に制御する場合に比べて、グループ代表温度Tgrに応じて制御グループ毎に冷却ファンの回転数を制御することで、消費電力を低減できることが、図21から容易に理解することができる。
以上のように、本実施形態における冷却装置3によれば、サーバ1に搭載する電子装置の種類による発熱量の違い、稼動状況による発熱量の変化に応じて、制御グループ毎に冷却ファンの回転速度を制御することができる。よって、サーバ1に搭載される電子装置2を効率的に冷却することができると共に、消費電力の低減を実現することができる。
また、本実施形態においては、グループ代表温度Tgrを、一の制御グループに属する冷却ファン31に付設された温度センサ306から取得した個別温度Tidのうち、最大値を示す最大温度を基準として設定するようにした。これにより、電子装置2の冷却を一
段と効率的に行うことができる。但し、グループ代表温度Tgrの算出方法は上述した(1)式に限定されるものではない。例えば、グループ代表温度Tgrは、同一制御グループ内における冷却ファン31に対応する温度センサ306によって検出される個別温度Tidの平均値等から周囲温度Tambを減ずることで算出されてもよい。また、同一制御グループ内において取得した複数の個別温度Tidのうち最大値を示す最大温度そのものをグループ代表温度Tgrとして定めてもよい。あるいは、同一制御グループ内において取得した複数の個別温度Tidの平均値をグループ代表温度Tgrとして定めてもよい。このように、グループ代表温度Tgrの設定方法には、種々の変更を採用することができる。
また、本実施形態の冷却装置3は、冷却ファン31の制御グループに対応付けられる複数のコネクタ群410を含むコネクタボックス40を備えているため、ファン用ソケット30に装着された冷却ファン31のグループ化(グループ分け)が容易なものとなる。すなわち、オペレータは、冷却ファン31に対応する配線ケーブル12を接続するコネクタ群410を、制御グループに対応付けて選択するだけで、冷却ファン31のグループ化を容易に行うことができる。特に、本実施形態においては、各ファンユニット300に設けられたプリント基板303からのアドレス信号に基づき冷却ファン31の位置情報を制御部51が取得できるため、各冷却ファン31の属する制御グループを容易に特定することができる。なお、各冷却ファン31(ファンユニット300)に接続される配線ケーブル12を、直接、制御装置50のコネクタ56に接続してもよい。
また、本実施形態の冷却装置3は、ラック10の背面(一面)に、冷却ファン31を着脱自在に保持する保持部であるファン用ソケット30を複数設けるようにした。これによれば、ラック10に収容する電子装置2の搭載位置に合わせて、ファン用ソケット30に冷却ファン31を装着することができる。このため、電子装置2を効率的に冷却することができる。また、ファン用ソケット30に対して冷却ファン31を着脱自在とすることにより、ラック10への電子装置2の搭載率に応じて、冷却ファン31の数を増減できる。これにより、電子装置2の効率的な冷却と、消費電力の低減とを両立させることができる。
<変形例>
ここで、図14に示す状態から、ラック10へ新たに電子装置2を収容する場合を考える。図22は、変形例に係る冷却装置3の制御グループと電子装置との対応関係を示す図である。図22に示す例では、第4電子装置2dは、第1電子装置2aと第2電子装置2bとの間に搭載されており、ラック10の背面において上から3、4段目に位置するファン用ソケット30(SC07〜12)と高さが対応している。そこで、第2構成例では、第4電子装置2dを冷却する冷却ファン31(FAN07〜12)を、SC07〜12に装着している。そして、図14に示す第1構成例から増設したFAN07〜12を、新たに第4制御グループG4としてグループ分けることとした。その際、冷却装置3によれば、コネクタボックス40にコネクタ群410が複数配置されているため、ラック10に電子装置2を増設する場合においても、冷却ファン31のグループ化が容易である。すなわち、第4制御グループG4に対応する第4コネクタ群410−G4と第4制御グループG4に属するFAN07〜12とを対応付けて接続することで、増設したFAN07〜12を纏めて新たな制御グループとしてグループ化することができる。
なお、本実施形態においては、ファン用ソケット30の「段」を単位として、ファン用ソケット30に装着する冷却ファン31のグループ化(グループ分け)を行っているが、これには限定されない。例えば、FAN01、02に対応する冷却ファン31を第1制御グループG1に設定し、FAN03、06に対応する冷却ファン31を第2制御グループG2に設定してもよい。冷却ファン31のグルーピング方法については、種々の方法を採
用することができる。また、本実施形態では、ファン用ソケット30の「段」を単位として、2つの制御グループ同士が隣接しているか否かを判断しているが、これには限定されない。例えば、冷却ファン31が装着されていないファン用ソケット30の段を挟んで、2つの制御グループが配置されている場合、当該2つの制御グループは互いに隣接していると取り扱ってもよい。なお、各制御グループに対する隣接制御グループの設定については、管理端末6の表示装置64における編集画面を通じて、入力装置65による操作を受け付けてもよい。そして、管理端末6が、何れかの制御グループに対する隣接グループ設定番号情報の変更を受け付けた場合に、制御装置50の補助記憶装置513に記憶されているグループ情報テーブルTBを更新してもよい。
<実施形態2>
次に、実施形態2に係る冷却装置3を説明する。図23は、実施形態2に係る冷却装置3の制御グループと電子装置との対応関係を示す図である。図23に示すように、ラック10に5つの電子装置2(第1電子装置2a〜第5電子装置2e)が収容(搭載)されている。第1電子装置2aは、上から1段目に位置するファン用ソケット30(SC01〜03)と高さが対応している。第2電子装置2bは、上から2、3段目に位置するファン用ソケット30(SC04〜09)と高さが対応している。第3電子装置2cは、上から4段目に位置するファン用ソケット30(SC10〜12)と高さが対応している。第4電子装置2dは、上から5、6段目に位置するファン用ソケット30(SC13〜18)と高さが対応している。第5電子装置2eは、上から7〜9段目に位置するファン用ソケット30(SC19〜27)と高さが対応している。実施形態2に係る冷却装置3のハードウェア構成は実施形態1と同様である。
ここで、第1電子装置2aを冷却するための冷却ファン31をSC01〜03に対応するファン用ソケット30に装着し、その冷却ファン31(FAN01〜03)を第1制御グループG1に設定する。第2電子装置2bを冷却するための冷却ファン31をSC04〜09に対応するファン用ソケット30に装着し、その冷却ファン31(FAN04〜09)を第2制御グループG2に設定する。第3電子装置2cを冷却するための冷却ファン31をSC10〜12に対応するファン用ソケット30に装着し、その冷却ファン31(FAN10〜12)を第3制御グループG3に設定する。第4電子装置2dを冷却するための冷却ファン31をSC13〜18に対応するファン用ソケット30に装着し、その冷却ファン31(FAN13〜18)を第4制御グループG4に設定する。第5電子装置2eを冷却するための冷却ファン31をSC19〜27に対応するファン用ソケット30に装着し、その冷却ファン31(FAN19〜27)を第5制御グループG5に設定する。
なお、図23において、配線ケーブル12の図示を省略しているが、実施形態1と同様に、各冷却ファン31に接続される配線ケーブル12はコネクタボックス40のコネクタ401に接続されている。ここで、第1制御グループG1に属する冷却ファン31(FAN01〜03)は、コネクタボックス40の第1コネクタ群410−G1のコネクタ401に接続されている。また、第2制御グループG2に属する冷却ファン31(FAN04〜09)は、コネクタボックス40の第2コネクタ群410−G2のコネクタ401に接続されている。また、第3制御グループG3に属する冷却ファン31(FAN10〜12)は、コネクタボックス40の第3コネクタ群410−G3のコネクタ401に接続されている。また、第4制御グループG4に属する冷却ファン31(FAN13〜18)は、コネクタボックス40の第4コネクタ群410−G4のコネクタ401に接続されている。また、第5制御グループG5に属する冷却ファン31(FAN19〜27)は、コネクタボックス40の第5コネクタ群410−G5のコネクタ401に接続されている。
次に、実施形態2における冷却ファン31のグループ制御の内容について説明する。実施形態2においては、各制御グループに属する冷却ファンの回転数を、実施形態1に比べ
てより細やかに制御する。ここで、実施形態2に係る冷却ファン31のグループ制御を説明するに当たり、実施形態1で説明したグループ制御を「単独制御」と呼ぶ。この単独制御は、前述のように、制御対象とする冷却ファン31の回転数を、当該冷却ファン31が属する制御グループのグループ代表温度Tgrに応じて制御グループ単位で制御するものである。つまり、「単独制御」は、冷却ファン31の回転数を、他の制御グループから独立(自立)して単独で行う。
実施形態2に係るグループ制御では、実施形態1と同様の「単独制御」を基本としつつ、ある条件が成立する場合に下記の「協調制御」が行われる。「協調制御」は、一の制御グループに対応するグループ代表温度Tgrと、他の制御グループに属する冷却ファン31の回転数との双方に応じて、一の制御グループに属する冷却ファン31の回転数を制御する。本実施形態では、上記「他の制御グループ」を、一の制御グループに隣接する隣接制御グループとして協調制御を行う。つまり、協調制御においては、一の制御グループに属する冷却ファン31の回転数を、対応するグループ代表温度Tgrと、隣接制御グループに属する冷却ファン31の回転数に応じて制御する。
ここで、協調制御では、実施形態1において説明した(2)〜(4)式に基づき、グループ代表温度Tgrに応じて求めたデューティ比Dpwmを、隣接制御グループに属する冷却ファン31の回転数に応じて補正する。なお、単独制御では、(2)〜(4)式に基づいて求めたデューティ比Dpwmを補正せずに冷却ファン31の回転数を制御する。そして、本実施形態においては、一の制御グループにおける冷却ファン31の回転数を、隣接制御グループに属する冷却ファン31の回転数が第1の閾値以上である場合に協調制御モードで制御し、そうでない場合に単独制御モードで制御する。ここでは、冷却ファン31の最大回転数を第1の閾値に設定しているが、第1の閾値の設定は変更してもよい。冷却ファン31の最大回転数は、デューティ比100%に対応する冷却ファン31の回転数である。そして、協調制御では、一の制御グループにおいて、(2)〜(4)式に基づいて算出されたデューティ比を、隣接制御グループにおける冷却ファン31のデューティ比が100%である場合に割り増し補正する。ここで、デューティ比を割り増し補正する際の割り増し率は適宜変更することができるが、本実施形態では、冷却ファン31のデューティ比を5%増加させるように設定されている。
図23に示す例では、第1制御グループG1に隣接する隣接制御グループは、第2制御グループG2である。よって、第1制御グループG1に隣接する第2制御グループG2の冷却ファン31のデューティ比が100%となったことを契機に、第1制御グループG1の制御モードを単独制御モードから協調制御モードに移行させる。また、第2制御グループG2の隣接制御グループは、第1および第3制御グループG1,G3である。よって、第2制御グループG2に隣接する第1制御グループG1又は第3制御グループG3に属する冷却ファン31のデューティ比が100%となったことを契機に、第2制御グループG2の制御モードを単独制御モードから協調制御モードに移行させる。
例えば、図23に示す第2制御グループG2に属するFAN08に対応する冷却ファン31が故障していると仮定する。この場合、FAN08に対応する冷却ファン31が正常に作動する場合に比べて、第2制御グループG2全体で第2電子装置2bを冷却する冷却能力が小さくなる。上述した単独制御では、第2制御グループG2に対応するグループ代表温度Tgrの上昇に伴って冷却ファン31のデューティ比を上げてゆくが、デューティ比を100%まで上げた後はそれ以上、同制御グループの冷却能力を増やすことはできない。そこで、このような場合には、第2制御グループに隣接する第1制御グループG1および第3制御グループG3の制御モードを単独制御モードから協調制御モードに切り替え、これらに対応する冷却ファン31の回転数を所定量だけ増加させる。これにより、第2制御グループG2による第2電子装置2bの冷却を、隣接する第1および第3制御グルー
プG1,G3によってアシストすることができ、第2電子装置2bの冷却が不足することを抑制できる。
なお、冷却ファン31の制御モードを協調制御モードから単独制御モードに復帰する条件は、協調制御中の制御グループに隣接する制御グループのデューティ比が100%(第1の閾値)未満となったことを契機としてもよい。あるいは、協調制御中の制御グループに隣接する制御グループのデューティ比が第1の閾値よりも小さな第2の閾値以下となったことを契機として、協調制御中の制御グループを単独制御モードに復帰させてもよい。
次に、実施形態2に係るグループ制御について、制御装置50の制御部51に係るプロセッサ511が実行する処理フローについて説明する。図24および図25は、制御装置50のプロセッサ511が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図24および図25に示す各処理は、例えば、補助記憶装置513から主記憶装置512に読み込んだ制御プログラムをプロセッサ511が実行することで実現される。この制御プログラムは、制御装置50の稼働中において所定周期毎にプロセッサ511が繰り返し実行する。
本フローチャートにおけるステップS101〜S104の処理は、図20に示すフローチャートのステップS101〜S104と同様であり、詳しい説明を省略する。ステップS101において、プロセッサ511は、グループ情報テーブルTBから各制御グループに対応する隣接グループ設定番号を読み込む。そして、ステップS104の処理が終了すると、制御部51のプロセッサ511はステップS201に進む。
ステップS201において、プロセッサ511は、ステップS103においてデューティ比Dpwmが第1の閾値以上の値として決定された制御グループがあるか否かを判定する。ここで、プロセッサ511は、デューティ比Dpwmが100%として決定された制御グループがあるか否かを判定する。本ステップにおいて、いずれの制御グループにおいても決定されたデューティ比Dpwmが100%ではないと判定された場合、プロセッサ511はステップS105に進み、そうでない場合にはステップS202に進む。ステップS105、S106の処理については、図20に示すフローチャートのステップS105、S106と同様であり、詳しい説明を省略する。
ステップS202において、プロセッサ511は、デューティ比Dpwmが100%であると判定された制御グループ(以下、「アシスト対象グループ」という)に隣接する隣接制御グループを、隣接グループ設定番号情報に基づいて特定する。そして、続くステップS203において、プロセッサ511は、ステップS202で特定した隣接制御グループの制御モードを単独制御モードから協調制御モードに切り替える。具体的には、アシスト対象グループに隣接する隣接制御グループに属する冷却ファン31の回転数(デューティ比)を5%増やすPWM信号を送信する。これにより、アシスト対象グループに隣接する隣接制御グループに属する冷却ファン31の回転数が割り増し補正される。その結果、アシスト対象グループが冷却対象とする電子装置2の冷却が一段と効率的に行われるようになる。なお、プロセッサ511は、ステップS203においてPWM信号を送信してからの経過時間を計測する。
続くステップS204において、プロセッサ511は、PWM信号を送信してから所定時間(例えば、数分間)が経過した後、アシスト対象グループのグループ代表温度Tgrを算出する。そして、アシスト制御対象グループに属する冷却ファン31について、グループ代表温度Tgrに対応するデューティ比Dpwmを算出する。
次に、ステップS205において、プロセッサ511は、ステップS204において算出したアシスト対象グループのデューティ比Dpwmが100%であるか否かを判定する
。ここで、アシスト対象グループのデューティ比Dpwmが100%であると判定された場合、ステップS206に進む。一方、本ステップにおいて、アシスト対象グループのデューティ比Dpwmが100%未満であると判定された場合、ステップS207に進む。
ステップS206において、プロセッサ511は、アシスト対象グループに隣接する隣接制御グループに属する冷却ファン31のデューティ比(回転数)を更に5%増加させるPWM信号を送信する。ステップS206の処理が終わると、プロセッサ511は、ステップS205に戻る。ステップS207において、プロセッサ511は、ステップS204において算出したアシスト対象グループのデューティ比Dpwmが第2の閾値以下であるか否かを判定する。第2の閾値は、第1の閾値よりも小さな値に設定されている。本実施形態において、第2の閾値を95%に設定しているが、第2の閾値は変更することができる。ここで、ステップS204において算出されたアシスト対象グループのデューティ比Dpwmが95%(第2の閾値)以下であると判定された場合、プロセッサ511はステップS208に進む。一方、ステップS204において算出されたアシスト対象グループのデューティ比Dpwmが95%(第2の閾値)より大きいと判定された場合、プロセッサ511はステップS205に戻る。ステップS205の処理については上述の通りである。
ステップS208において、プロセッサ511は、アシスト対象グループに隣接する隣接制御グループの制御モードを協調制御モードから単独制御モードに切り替える。これにより、協調制御においてアシスト対象グループをアシストしていた隣接制御グループに属する冷却ファン31は、アシスト対象グループとは独立して、グループ代表温度Tgrに応じて回転数が制御されることになる。ステップS208の処理が終了すると、プロセッサ511はステップS105に進む。ステップS105以降の処理は前述の通りである。
以上のように、本実施形態においては、各制御グループに属する冷却ファン31の回転数制御する制御モードを、独立制御モードと協調制御モードとの間で切り替えながら電子装置2の冷却を行うため、電子装置2を一段と効率よく冷却することができる。また、冷却ファン31の故障等に起因して特定の制御グループの冷却能力が低下した場合おいても、冷却能力の低下した制御グループを、隣接する制御グループによってアシストすることができるため、電子装置の冷却不足を好適に抑制することができる。
<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
1 サーバ
2 電子装置
3 冷却装置
6 管理端末
10 ラック
30 ファン用ソケット
31 冷却ファン
40 コネクタボックス
50 制御装置
51 制御部
52 温度センサ
61 プロセッサ
62 主記憶装置
63 通信インターフェース
64 表示装置
65 入力装置
66 補助記憶装置
511 プロセッサ
512 主記憶装置
513 補助記憶装置
303 プリント基板
401 コネクタ
410 コネクタ群

Claims (8)

  1. 筐体に収容される電子装置を冷却する冷却装置であって、
    前記筐体に取り付けられた複数の冷却ファンと、
    複数のグループにグループ化された前記冷却ファンの回転速度を、冷却ファンの属するグループを代表する温度であるグループ温度に応じてグループ毎に制御する制御部と、
    を備える、
    冷却装置。
  2. 前記制御部は、
    一のグループに属する冷却ファンの回転速度を、当該一のグループに対応するグループ温度と、他のグループに属する冷却ファンの回転速度とに応じて制御する協調制御を実行する、
    請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記他のグループは、前記一のグループに隣接するグループである、
    請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記制御部は、前記一のグループと前記他のグループが互いに隣接しており、且つ、前記他のグループに属する冷却ファンの回転速度が第1の閾値以上である場合に、前記協調制御によって前記一のグループに属する冷却ファンの回転速度を制御する、
    請求項2又は3に記載の冷却装置。
  5. 前記制御部は、前記グループ温度が所定の基準温度以下の場合に、当該グループ温度に対応するグループに属する冷却ファンの回転を停止させる、
    請求項1から4の何れか一項に記載の冷却装置。
  6. 前記筐体の一面に、前記冷却ファンを着脱自在に保持する保持部が、複数設けられている、
    請求項1から5の何れか一項に記載の冷却装置。
  7. 前記複数の冷却ファンの各々に温度センサが付設されており、
    前記グループ温度は、一のグループに属する冷却ファンに付設された温度センサから取得した温度のうち最大値を示す最大温度を基準として設定される、
    請求項1から6の何れか一項に記載の冷却装置。
  8. 筐体に収容される電子装置を冷却装置によって冷却する冷却方法であって、
    前記筐体には複数の冷却ファンが取り付けられていると共に、当該複数の冷却ファンが複数のグループにグループ化されており、
    前記冷却装置のコンピュータが、
    前記グループを代表する温度であるグループ温度を取得するステップと、
    前記グループ温度に応じて、前記グループ毎に前記冷却ファンの回転速度を制御するステップと、
    を含む、冷却方法。

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