JP2015088600A - 冷却器の製造方法 - Google Patents
冷却器の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015088600A JP2015088600A JP2013225398A JP2013225398A JP2015088600A JP 2015088600 A JP2015088600 A JP 2015088600A JP 2013225398 A JP2013225398 A JP 2013225398A JP 2013225398 A JP2013225398 A JP 2013225398A JP 2015088600 A JP2015088600 A JP 2015088600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- manufacturing
- thickness
- cooler
- regions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】より確実に冷却効果を発揮することができる冷却器の製造方法及び放熱部品を提供する。【解決手段】放熱部品作製工程において、まず、第1の厚さを有する第1の領域10と、第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する第2の領域20と、が交互に形成された板状部材300を、第1の領域10同士が隣り合うように第2の領域20を折り曲げ、折り曲げられた第2の領域20が第1の領域10の厚さ方向に突出することによりフィン部分2を形成する。次に、折り曲げられた第2の領域20の折り合わせる面の間と、第2の領域20が折り曲げられることにより隣り合う第1の領域10の間と、をろう3により接合する。【選択図】図1
Description
本発明は、冷却器の製造方法に関する。
冷却器のフィンを製造する方法として、鋳造、鍛造、及び、切削により天板及びフィンを一体で作製する方法がある。この製造方法では、図6に示すように、フィンとフィンとの間隔(ピッチ)が大きい放熱部品しか作れない。一般的に、フィンのピッチを小さくすることにより冷却器の冷却効果が向上する。そのため、できるだけフィンのピッチが小さい冷却器の製造方法が望まれる。
特許文献1には、プレス加工によりフィンを作製し、ろう又ははんだによって天板とフィンとを接合する方法が記載されている。この製造方法によれば、フィンのピッチを小さくすることができる。
特許文献1には、プレス加工によりフィンを作製し、ろう又ははんだによって天板とフィンとを接合する方法が記載されている。この製造方法によれば、フィンのピッチを小さくすることができる。
特許文献1に記載の製造方法によって製造されたフィン及び天板の一例を図7に示す。図7に示すように、ろう材又ははんだ材は放熱面に対して略平行に延在する。そのため、当該ろう材又ははんだ材が天板からフィンに向かっての熱の伝搬経路を遮ることになり、冷却器の冷却効果が低下してしまう。また、フィンと天板との接合部分にボイドが発生してしまう場合がある。当該ボイドにより、フィンと天板との接合部分における熱の伝搬がさらに悪くなり、冷却器の冷却効果がますます低下してしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、より確実に冷却効果を発揮することができる冷却器の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様にかかる冷却器の製造方法は、放熱部品作製工程を含む。前記放熱部品作製工程では、まず、第1の厚さを有する第1の領域と、前記第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する第2の領域と、が交互に形成された板状部材を、前記第1の領域同士が隣り合うように前記第2の領域を折り曲げ、折り曲げられた前記第2の領域が前記第1の領域の厚さ方向に突出することによりフィン部分を形成する。次に、折り曲げられた前記第2の領域の折り合わせる面の間と、前記第2の領域が折り曲げられることにより隣り合う前記第1の領域の間と、をろう又ははんだにより接合する。
本発明の第1の態様にかかる冷却器の製造方法によれば、放熱部品の放熱面に対して、ろうの層又ははんだの層が略垂直な方向に延在することとなる。そのため、ろうの層又ははんだの層が放熱部品の天板部分からフィン部分への熱の伝搬経路を遮る割合を少なくすることができる。また、ろうの層又ははんだの層にボイドが発生しても、放熱部品の天板部分からフィン部分への熱の伝搬に当該ボイドが与える影響を少なくすることができる。よって、より確実に冷却効果を発揮することができる冷却器の製造方法を提供することができる。
より確実に冷却効果を発揮することができる冷却器の製造方法を提供することができる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる冷却器(図示省略)の放熱部品100の概略構造を示す断面図である。放熱部品100は、図1に示すように、天板部分1、天板部分1から略垂直に突出する複数のフィン部分2等を備える。また、天板部分1及びフィン部分2は一体的に成形されている。また、天板部分1及びフィン部分2は、ろう3により接合された接合部分を有している。ろう3による接合部分は、天板部分1におけるフィン部分2の根元部分からそれぞれのフィン部分2の略中央部分に沿って、延在している。換言すれば、ろう3の層は、放熱部品100の放熱面に対して略垂直な方向に延在する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる冷却器(図示省略)の放熱部品100の概略構造を示す断面図である。放熱部品100は、図1に示すように、天板部分1、天板部分1から略垂直に突出する複数のフィン部分2等を備える。また、天板部分1及びフィン部分2は一体的に成形されている。また、天板部分1及びフィン部分2は、ろう3により接合された接合部分を有している。ろう3による接合部分は、天板部分1におけるフィン部分2の根元部分からそれぞれのフィン部分2の略中央部分に沿って、延在している。換言すれば、ろう3の層は、放熱部品100の放熱面に対して略垂直な方向に延在する。
そして、当該天板部分の背面(フィン部分2が突出する面の反対側の面)には、半導体素子が樹脂モールドされたパワーカード等の被冷却部品(図示省略)が取り付けられる。また、本実施の形態1にかかる冷却器は、フィン部分2に所定の冷媒(液体、気体の何れでも良い)を供給する冷媒供給部品(図示省略)、少なくとも天板部分の前面(フィン部分2が突出する面)側の冷媒が供給される空間を密閉する筐体(図示省略)、をさらに備える。これにより、当該冷却器は、被冷却部品を冷却することができる。なお、放熱部品100において、発熱面から放熱面に向かう熱の伝搬経路は、天板部分1からフィン部分2を伝う経路(図1に示す矢印の方向の経路)である。
また、図2乃至図5は、本発明の実施の形態1にかかる冷却器の製造方法を説明する断面図である。具体的には、図2乃至図5は、冷却器の製造方法の放熱部品作製工程を説明している。
当該放熱部品作製工程においては、まず、図2に示す、第1の厚さ(後述)と実質的に同じ厚さを有する平板200をプレス加工によって加工することにより、図3に示す板状部材300を成形する。なお、第1の厚さと実質的に同じ厚さとは、プレス加工によって、板状部材300に形成される第1の領域10(後述)が第1の厚さを有することができる平板200の厚さを意味する。
また、平板200は、アルミ等の高熱伝導性材料により形成されている。
当該放熱部品作製工程においては、まず、図2に示す、第1の厚さ(後述)と実質的に同じ厚さを有する平板200をプレス加工によって加工することにより、図3に示す板状部材300を成形する。なお、第1の厚さと実質的に同じ厚さとは、プレス加工によって、板状部材300に形成される第1の領域10(後述)が第1の厚さを有することができる平板200の厚さを意味する。
また、平板200は、アルミ等の高熱伝導性材料により形成されている。
板状部材300は、複数の第1の領域10と、複数の第2の領域20と、を有する。また、第1の領域10と第2の領域20とは交互に配置されている。また、第1の領域10は、第1の厚さを有する。また、第2の領域20は、第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する。そして、板状部材300は、例えば、平板200の第2の領域20に相当する部分がプレス加工によって第2の厚さとなるように潰されることにより、成形される。
なお、板状部材300は、一体的に作製されればよく、機械加工、ダイカスト、精密鋳造、粉末冶金、金属粉末射出成型法等の金属加工法によって成形されてもよい。
なお、板状部材300は、一体的に作製されればよく、機械加工、ダイカスト、精密鋳造、粉末冶金、金属粉末射出成型法等の金属加工法によって成形されてもよい。
また、第1の領域10の幅(図3の左右方向に沿う長さ)は、所望する天板部分1の幅及び板状部材300が有する第1の領域10の数等によって決定される。また、第2の領域20の幅(図3の左右方向に沿う長さ)は、所望するフィン部分2が天板部分1から突出する高さ(図3の上下方向に沿う長さ)等によって決定される。また、第1の領域10及び第2の領域20の長さ(図3の奥行き方向に沿う長さ)は、所望する放熱部品100の長さ(図3の奥行き方向に沿う長さ)等によって決定される。また、第1の領域10の形状及び第2の領域の形状は、所望するフィン部分2の形状等によって決定される。本実施の形態1では、フィン部分2は、放熱部品100の長さ方向(図3の奥行き方向)に沿って天板部分1から突出する平板形状を有し、第1の領域10の形状及び第2の領域20の形状は、板状部材300の長さ方向(図3の奥行き方向)に沿って延在する矩形形状の帯状である。
次に、図4に示すように、板状部材300を、第1の領域10同士が隣り合うように第2の領域20を折り曲げることにより、折り曲げられた第2の領域20を第1の領域10の厚さ方向に突出させる。換言すれば、放熱部品100の長さ方向(図4の奥行き方向)に沿って折り目ができるように、第2の領域20を折り曲げる。また、折り曲げられた第2の領域20が、板状部材300の上側(図4における上方向)に向かって、板状部材300から突出するように、第2の領域20を折り曲げる。
次に、図5に示すように、折り曲げられた第2の領域20の折り合わせる面の間と、第2の領域20が折り曲げられることにより隣り合う第1の領域10の間と、をろう3により接合する。そして、接合された第1の領域10が天板部分1を構成する。また、折り曲げられ接合された第2の領域20がフィン部分2を構成する。なお、ろう3の代わりにはんだを用いて、第2の領域20の折り合わせる面の間と、隣り合う第1の領域10の間と、が接合されてもよい。
以上に説明した、本発明の実施の形態1にかかる冷却器の製造方法によれば、図1に示すように、放熱部品100の放熱面に対して、ろう3の層が略垂直な方向に延在することとなる。そのため、ろう3の層が放熱部品100の天板部分1からフィン部分2への熱の伝搬経路(図1に示す矢印の方向の経路)を遮る割合を少なくすることができる。また、ろう3の層にボイドが発生しても、放熱部品100の天板部分1からフィン部分2への熱の伝搬に当該ボイドが与える影響を少なくすることができる。よって、より確実に冷却効果を発揮することができる冷却器の製造方法を提供することができる。
また、板状部材300は一体的に作製される。具体的には、板状部材300は、平板200をプレス加工によって加工することにより、作製される。これにより、第1の領域10と第2の領域20とを別々に形成して接合して板状部材300を作製した場合に比べて、第2の領域20を折り曲げる際に、第1の領域10と第2の領域20との境界にかかる力に対する耐性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、第1の領域10の形状及び第2の領域20の形状は、本実施の形態1に限定されるものではない。第1の領域10の形状及び第2の領域20の形状を、例えば、板状部材300の長さ方向(図3の奥行き方向)に向かって延在する波型の帯状とすることにより、フィン部分2を放熱部品100の長さ方向(図3の奥行き方向)に向かって波打ちながら延在する板状とすることができる。
1 天板部分
2 フィン部分
3 ろう
10 第1の領域
20 第2の領域
100 放熱部品
200 平板
300 板状部材
2 フィン部分
3 ろう
10 第1の領域
20 第2の領域
100 放熱部品
200 平板
300 板状部材
Claims (1)
- 第1の厚さを有する第1の領域と、前記第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する第2の領域と、が交互に形成された板状部材を、前記第1の領域同士が隣り合うように前記第2の領域を折り曲げ、折り曲げられた前記第2の領域が前記第1の領域の厚さ方向に突出することによりフィン部分を形成し、折り曲げられた前記第2の領域の折り合わせる面の間と、前記第2の領域が折り曲げられることにより隣り合う前記第1の領域の間と、をろう又ははんだにより接合する放熱部品作製工程を含む、冷却器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013225398A JP2015088600A (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 冷却器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013225398A JP2015088600A (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 冷却器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015088600A true JP2015088600A (ja) | 2015-05-07 |
Family
ID=53051084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013225398A Pending JP2015088600A (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | 冷却器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015088600A (ja) |
-
2013
- 2013-10-30 JP JP2013225398A patent/JP2015088600A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4888721B2 (ja) | 板状のフィンを有する放熱器の製造方法 | |
JP5901343B2 (ja) | 冷却器及び冷却装置 | |
JP6349161B2 (ja) | 液冷式冷却装置 | |
JP2015126050A (ja) | 液冷式冷却装置用放熱器およびその製造方法 | |
US10598441B2 (en) | Heat sink | |
JP2010056131A (ja) | 液冷式冷却装置 | |
JP6279980B2 (ja) | 液冷式冷却装置 | |
TWI221081B (en) | Heat dissipating fins of heat sink and manufacturing method thereof | |
TWI454334B (zh) | 熱交換器及其製造方法 | |
JP6226446B2 (ja) | ヒートシンクの製造方法 | |
CN110998833A (zh) | 散热器 | |
JP5498135B2 (ja) | ヒートシンク | |
JP6037578B1 (ja) | ヒートシンク及びその製造方法 | |
JP7157591B2 (ja) | ヒートシンク | |
JP2010123882A (ja) | コールドプレート | |
JP6730345B2 (ja) | コールドプレート | |
JP2015088600A (ja) | 冷却器の製造方法 | |
JP2007005332A (ja) | ヒートシンクおよびその製造方法 | |
JP6548193B2 (ja) | フィン部材および温度調節装置並びにこれらの製造方法 | |
JP6340610B2 (ja) | ヒートシンクの製造方法 | |
JP6360722B2 (ja) | くし歯形放熱ピン部材を用いたパワー半導体の水冷用ピン付き放熱板 | |
JP2014142086A (ja) | 熱交換器 | |
JP2003234443A (ja) | フィン付ヒートシンク | |
JP2010129584A (ja) | ヒートシンクの加工装置及び加工方法 | |
JP2016086018A (ja) | ヒートシンク |