JP2015088277A - 電流遮断装置を備えた蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極組立体の電流遮断装置と電極組立体が接触して短絡することをより確実に防止可能な蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置の電流遮断装置は、ケースの端子取付壁に設けられる第1電極端子と、ケース内に収容された電極組立体と電気的に接続された第1導電部材との間に直列に接続されて、電極組立体から第1電極端子までの通電経路を接続または遮断する。電流遮断装置は、端子取付壁と電極組立体との間に配置されている。電極組立体は、シート状の正極とシート状の負極がシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状に重ねた電極対を捲回した捲回構造を有している。第1導電部材は、電極組立体における、電流遮断装置側に位置する電極に接続する。【選択図】 図1
Description
本発明は、電流遮断装置を備えた蓄電装置に関する。
特許文献1に、圧力検知型の電流遮断装置を備えたリチウム系電池が記載されている。この電池では、電流遮断装置は、正極電極端子の略下方(電極組立体側)に設けられている。電池のケース内の圧力が上昇すると、電流遮断装置の変形板が変形して、正極と正極電極端子との通電経路を遮断する。
電極端子に対して電極組立体側となる位置に電流遮断装置が設けられていると、電極組立体がケース内で動いた場合に、電流遮断装置が設置されている側の通電経路を構成する部材に接触することがある。その結果、正極と負極が電気的に接続すると、短絡し、蓄電装置が故障する場合がある。例えば、特許文献1に記載されているように、電流遮断装置の電極組立体側に絶縁性の部材を配置することで、電流遮断装置と電極組立体が接触して短絡することを防ぐことができる。
本明細書が開示する蓄電装置は、ケースと、ケース内に収容され正極及び負極を備える電極組立体と、ケースの端子取付壁に設けられる第1電極端子および第2電極端子と、ケース内に収容され電極組立体と接続された第1導電部材と、ケース内に収容され電極組立体における、第1導電部材が接続される側とは異なる極性側と第2電極端子との双方と接続された第2導電部材と、ケース内に収容され第1電極端子と第1導電部材との間に直列に接続され、電極組立体から第1電極端子までの通電経路を接続または遮断する電流遮断装置とを備えている。この蓄電装置では、電流遮断装置は、端子取付壁と電極組立体との間に配置されている。電極組立体は、シート状の正極とシート状の負極がシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状に重ねた電極対を捲回した捲回構造を有している。第1導電部材は、電極組立体における電流遮断装置側に位置する電極に接続する。
上記の蓄電装置では、第1導電部材は、電極組立体における電流遮断装置側に位置する電極に電気的に接続する。電流遮断装置は、第1電極端子と第1導電部材との間に直列に接続され、電極組立体から第1電極端子までの通電経路を接続または遮断する。このため、電極組立体がケース内で動いた場合等に、電流遮断装置や第1導電部材が電極組立体における電流遮断装置側に位置する電極と接触しても、互いに同じ極性であるため、短絡が起こらない。絶縁部材を用いることなく、電流遮断装置が設置されている側の通電経路を構成する部材と電極組立体が接触して短絡することをより確実に防ぐことができる。
上記の蓄電装置では、第1電極端子は、負極電極端子であり、第1導電部材は、電極組立体の負極に接続し、電極組立体の電流遮断装置側に位置する電極は、負極であってもよい。
上記の蓄電装置では、第1電極端子と第2電極端子とは、電極組立体の捲回軸の方向に沿って配置されていてもよい。
上記の蓄電装置では、電極組立体の最も外側には、負極が配置されていてもよい。
電流遮断装置は、第1電極端子よりも電極組立体側に近い位置に配置されており、電流遮断装置の電極組立体側の端部は、第2電極端子の電極組立体側の端部よりも、電極組立体に近くてもよい。
上記の蓄電装置は、二次電池であってもよい。
本発明によれば、電極組立体の電流遮断装置と電極組立体が接触して短絡することを、より確実に防止可能な蓄電装置を提供することができる。
本明細書が開示する蓄電装置は、例えば、密閉型の二次電池、密閉型のキャパシタ等の従来公知の蓄電装置として利用することができる。さらに、二次電池の具体例を挙げると、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、鉛蓄電池等の比較的高容量で大電流の充放電が行われる二次電池を例示できる。また、この蓄電装置は、車両や電気機器等に搭載されていてもよい。
本明細書が開示する蓄電装置は、ケースと、ケース内に収容された、電極組立体、第1導電部材、第2導電部材、及び電流遮断装置と、ケースの端子取付壁に設けられる第1電極端子および第2電極端子とを備えている。電極組立体は、正極及び負極を備えている。第1導電部材は、電極組立体の一方の電極に接続されている。第2導電部材は、電極組立体における、第1導電部材が接続される側とは異なる極性側の電極と、第2電極端子の双方と接続されている。電流遮断装置は、第1電極端子と第1導電部材との間に直列に接続されている。電流遮断装置は、端子取付壁と電極組立体との間に配置されている。
電極組立体は、シート状の正極とシート状の負極がシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状に重ねた電極対を捲回した捲回構造を有している。電極対は、所定の軸周りに捲回される。電極組立体は、電解質によって浸されていてもよい。
電流遮断装置は、電極組立体から第1電極端子までの通電経路を接続または遮断する。電極遮断装置は、例えば、電極組立体から第1電極端子までの通電経路の一部を構成していてもよい。より具体的には、例えば、電極組立体の第1電極端子に対応する第1電極(正極または負極)から第1電極端子までの通電経路は、この順で直列に接続された、第1導電部材、電流遮断装置を介して電気的に接続されていてもよい。
第1導電部材は、電極組立体における、電流遮断装置側に位置する電極に接続される。正極よりも負極が電極組立体における電流遮断装置側により近い側に位置する場合には、第1導電部材は、負極に接続され、電流遮断装置は、負極側の通電経路(電極組立体の負極から第1電極端子までの通電経路)に設置される。負極よりも正極が電極組立体における電流遮断装置側により近い側に位置する場合には、第1導電部材は、正極に接続され、電流遮断装置は、正極側の通電経路(電極組立体の正極から第1電極端子までの通電経路)に設置される。なお、電極組立体の最も外側には、正極または負極のいずれか一方が配置されてもよいし、セパレータが配置されていてもよい。例えば、電極組立体は、電極対を負極と正極とのいずれか一方が外側かつ他方が内側となるように捲回し、そのまま最外周を外側となる電極としたものであってもよいし、さらに最外周をセパレータ等の電極を構成しない部材で覆ったものであってもよい。
限定されないが、第1電極端子は、負極電極端子であり、第1導電部材は、電極組立体の負極に接続され、電極組立体の電流遮断装置側に位置する電極は、負極であることが好ましい。電極組立体では、シート状の正極とシート状の負極がシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状に重ねた電極対を捲回するに際し、負極側が外側かつ正極側が内側となるように捲回することが多い。電流遮断装置が負極側の通電経路を接続または遮断するように設計すれば、電極組立体における電流遮断装置側に位置する電極が負極である場合に対応できる。
第1電極端子と第2電極端子とは、電極組立体の捲回軸の方向に沿って配置されていてもよい。ケース内で電極組立体と端子取付壁との間に空間ができ易く、電極組立体がこの空間に向かって動いた場合に起こり得る短絡を効果的に防ぐことができる。
電流遮断装置は、第1電極端子よりも電極組立体側に近い位置に配置されており、電流遮断装置の電極組立体側の端部は、第2電極端子の電極組立体側の端部よりも、電極組立体に近くてもよい。電極組立体により近い位置に電流遮断装置の端部が位置しているため、電極組立体がケース内で動いた場合には、第2電極端子よりも、電流遮断装置に接触し易くなる。電極組立体がケース内で動いた場合には、優先的に電流遮断装置が配置されている側の通電経路を構成する部材が電極組立体と接触し、電極組立体と第2電極端子側の通電経路を構成する部材とが接触することが抑制できる。
図1は、実施例1に係る蓄電装置100の断面図である。蓄電装置100は、ケース1と、捲回型の電極組立体60と、第1導電部材68と、第2導電部材64と、第1電極端子19と、第2電極端子119と、電流遮断装置120とを備えている。
ケース1は略直方体形状の箱型部材であり、内部に電極組立体60と、第1導電部材68と、第2導電部材64と、電流遮断装置120とを収容している。ケース1の上端面は、端子取付壁であり、第1電極端子19と、第2電極端子119が取付けられている。第1電極端子は、電極組立体60の負極に電気的に接続されており、第2電極端子119は、電極組立体60の正極に電気的に接続されている。
図2,3に示すように、電極組立体60は、正極シート601、セパレータ603、負極シート602、セパレータ603が、この順序で積層された電極対を、正極シート601側を内側にして捲回軸(図1および図3に示すr軸)を中心に捲回した捲回構造を有する。正極シート601は、アルミニウム製の正極金属箔601aと、正極金属箔601aの両面に形成された正極活物質層601bとを備えている。負極シート602は、銅製の負極金属箔602aと、負極金属箔602aの両面に形成された負極活物質層602bとを備えている。セパレータ603は絶縁性の多孔体である。電極組立体60は、液状の電解質が含浸された状態でケース1内に収容されている。電極組立体60の捲回軸であるr軸は、y軸と略平行であり、第1電極端子19と第2電極端子119とは、r軸の方向に沿って端子取付壁の両端部にそれぞれ配置されている。
第1導電部材68は、集電部67を備えており、電極組立体60の負極シート602は、集電部67によって束ねられている。第2導電部材64は、集電部65を備えており、電極組立体60の正極シート601は、集電部65によって束ねられている。
図1に示すように、第1導電部材68は、銅製の平板を屈曲させた形状を有し、第1電極端子19の下方でy軸の負方向に伸び、屈曲して、z軸の負方向に伸びている。第1導電部材68は、電極組立体60の負極シート602に接続されている。
電流遮断装置120は、その下面側において第1導電部材68に接続されており、その上面側において第1電極端子19に接続されている。また、第1電極端子19と第1導電部材68とは、電流遮断装置120を介して電気的に接続されている。このように、電極組立体60の負極シート602から第1電極端子19までの負極側の通電経路は、この順で直列に接続された第1導電部材68と、電流遮断装置120とを介して接続されている。
第2導電部材64は、アルミニウム製の平板を屈曲させた形状を有し、第2電極端子119の下方でy軸の正方向に伸び、屈曲して、z軸の負方向に伸びている。第2導電部材64は、第2電極端子119と、電極組立体60の正極シート601との双方に接続されている。電極組立体60の正極シート601から第2電極端子119までの正極側の通電経路は、第2導電部材64を介して接続されている。電流遮断装置120は、第1電極端子19に対して電極組立体60側に近い位置に配置されており、第1電極端子19と第2電極端子119とは、r軸の方向に沿って配置されているため、電流遮断装置120の下端部(電極組立体60側の端部)は、第2電極端子119の下端部(電極組立体60側の端部)よりも、電極組立体60に近い。第2導電部材64のy方向に伸びる部分は、第2電極端子119の下端部よりも上方に取り付けられている。蓄電装置100は、電極組立体60とケース1の外部とで、第1電極端子19、及び第2電極端子119を介して相互に電気の授受が可能である。
図4に示すように、電流遮断装置120は、変形板33と、接点板35とを備えている。変形板33は、銅製のダイアフラムであり、平面視すると円形の略平板状の部材であり、中央部に円錐台状の凸状部を有する。蓄電装置100の通常動作時においては、変形板33の凸状部は、第1導電部材68及び電極組立体60側が配置されている側(z軸の負方向側)に凸となっている。接点板35は、平面視すると円形の略平板状の部材であり、平板状の中央部と、中央部から変形板33の方向に湾曲して伸びる側面部とを有している。変形板33と接点板35は、接続部34において互いに接しており、溶接によって固定されている。変形板33と接点板35によって、ケース1内の電極組立体60側から空間40を隔離する壁が形成されており、変形板33の上面(z軸の正方向側の面)及び接点板35の下面(z軸の負方向側の面)は、空間40に面している。
変形板33及び接点板35は、第1導電部材68と同様に銅によって形成されている。接点板35は、第1電極端子19と接しており、溶接によって固定されている。変形板33は、第1導電部材68と接しており、接合部41において第1導電部材68と溶接されている。第1導電部材68は、変形板33の凸状部の円形の下面に沿って形成された円形の孔部68aを有しており、接合部41は、孔部68aの周囲に位置している。電極組立体60から第1電極端子19に向かって、第1導電部材68、変形板33、接点板35はこの順序で直列に接続されている。
変形板33の上面は空間40に面しており、下面はケース1内の電極組立体60側に面しているため、ケース1内の電極組立体60側の圧力が上昇し、ケース1側に対して空間40側が負圧になると、図5に示すように、変形板33は、第1導電部材68から離れる方向に反転する。これによって、負極側の通電経路が遮断される。
電流遮断装置120は、端子取付壁と電極組立体60との間に配置されているため、電極組立体60がケース内で動いた場合等に、電流遮断装置120や第1導電部材68に接触する場合がある。蓄電装置100では、第1電極端子19は、負極電極端子であり、第1導電部材68は、負極シート602に接続し、電流遮断装置120は、第1電極端子19と第1導電部材68との間に直列に接続して、電極組立体60から第1電極端子19までの負極側の通電経路を接続または遮断する。また、電極組立体60は、正極シート601、セパレータ603、負極シート602、セパレータ603が、この順序で積層された電極対を、正極シート601側を内側にして捲回軸を中心に捲回した捲回構造を有しており、その電流遮断装置120側に位置する電極は、負極である。このため、電流遮断装置120や第1導電部材68が電極組立体60の負極と接触しても、互いに同じ極性であり、短絡が起こらない。絶縁部材を用いることなく、電流遮断装置120や第1導電部材68と電極組立体60が接触して短絡することをより確実に防ぐことができる。
また、電流遮断装置120の電極組立体60側の端部は、第2電極端子119の電極組立体60側の端部よりも、電極組立体60に近く、電流遮断装置120の変形板33の下面において第1導電部材68と接合されているため、電極組立体60がケース内で動いた場合等には、電極組立体60は、第2電極端子119の下端部よりも第1導電部材68の下面とより接触し易い。電極組立体60がケース内で動いた場合には、その外側の電極(この場合、負極)と極性が同じ通電経路(この場合、負極側の通電経路)を構成する電流遮断装置120や第1導電部材68と接触し、その動きが制限されて、電極組立体60が、電流遮断装置120が設置されていない側の通電経路(この場合、正極側の通電経路)を構成する部材と接触することが抑制される。すなわち、蓄電装置100によれば、絶縁部材を用いることなく、電極組立体60が動いた場合に発生し得る短絡をより確実に防ぐことができる。
(変形例)
上記の実施例では、ケース1が略直方体形状の箱型部材である場合について説明したが、ケースは例えば略円筒形状の箱型部材であってもよい。
上記の実施例では、ケース1が略直方体形状の箱型部材である場合について説明したが、ケースは例えば略円筒形状の箱型部材であってもよい。
また、上記の実施例では、電流遮断装置120は、接合部41を有する変形板33の一方の面がケース1内の圧力に晒されており、ケース1内の圧力が上昇し、この変形板33の両面における圧力差が所定値以上となった場合に反転するものであったが、これに限られない。例えば、図6,7を用いて下記に説明する電流遮断装置220のように、第1導電部材68と接合する第1変形板5(変形板の一例)は、ケース1内の圧力が上昇したときに反転する第2変形板3(変形板の一例)が加える荷重を受けて変形し、これによって通電経路が遮断されてもよい。また、変形板と接合する被接合部材(例えば、第1導電部材)は、電流遮断時に剥離によって分断されず、接合を維持したまま切断されるものであってもよい。なお、下記の図6,7に係る変形例の説明においては、実施例1の蓄電装置100と相違する部分のみを説明し、蓄電装置100と同様の構成については重複説明を省略する。
電流遮断装置220は、第1変形板5と、第2変形板3と、絶縁性の樹脂製のOリング14,17と、支持部材11,20と、突起12とを備えている。電流遮断装置220には、第1導電部材68の端部に設けられた通電部4が挿入されている。第1変形板5は、封口蓋体7を介して、第1電極端子19と電気的に接続している。第1電極端子19側から、電極組立体60側に向かう方向(図6の上から下に向かう方向)に、第1変形板5、通電部4、第2変形板3がこの順で配置されている。第1変形板5と通電部4との間には、Oリング17が挟持されており、通電部4と第2変形板3との間には、Oリング14が挟持されている。第2変形板3、第1変形板5、Oリング14,17及び支持部材11,20によって空間240が形成されている。
第2変形板3は、ステンレス製のダイアフラムであり、外周部において支持部材11で固定されるとともに、Oリング14により、ケース1内の電極組立体60側とシールされている。第2変形板3の中央部には、通電部4の側に向けて突出する絶縁性の突起12が設けられている。突起12は、筒形状をなしており、通電部4側の面が当接部24である。突起12が設置されている面に対向する第2変形板3の下面側は、平面状の受圧部22である。
第1導電部材68の通電部4は、中央部15が薄く形成されている。中央部15は、第2変形板3の突起12の当接部の上方に位置しており、その下面には、破断溝16が形成されている。中央部15の上面は、接合部6である。通電部4は、接合部6において第1変形板5と接している。
第1変形板5は、銅製のダイアフラムであり、外周部において支持部材11で固定されている。第1変形板5は、その中央部の下面の接合部23において、通電部4の接合部6と接触している。通電部4の接合部6と第1変形板5の接合部23とは、溶接によって互いに固定されており、電気的に接続されている。
封口蓋体7の上面とケース1の内面との間には絶縁性のシール部材10が装着されており、封口蓋体7とケース1とは電気的に絶縁されている。支持部材11は、絶縁性であり、樹脂モールドで成形され、断面が略U字状でリング状に形成されている。支持部材11の略U字状の内面でもって、第2変形板3の外周部、Oリング14,17、通電部4の外周部及び封口蓋体7の外周部を覆うとともにこれらの部材を積層状に挟着し、一体的に保持している。なお、Oリング14,17及び支持部材11は絶縁性であり、第2変形板3と通電部4は絶縁されており、第1変形板5と第1導電部材68の通電部4は、接合部6,23以外では絶縁されている。支持部材11の外面には、金属製のカシメ部材20が被覆され、密封及び保持を確実なものとしている。また、封口蓋体7の内面部分は上方に窪んだ凹部18とされ、第1変形板5が第2変形板3の突起12により上方に変形される場合の空間240を形成している。
電極組立体60から第1電極端子19に向かって、第1導電部材68の通電部4、第1変形板5、封口蓋体7はこの順序で直列に接続されている。第1電極端子19と第1導電部材68とは、電流遮断装置220の第1変形板5を介して電気的に接続されている。蓄電装置の通常動作時には、図6に示すように、突起12の当接部24は、通電部4に接触していない。すなわち、負極側の通電経路は接続されている。
蓄電装置の過充電時には、図7に示すように、第2変形板3が通電部4に向けて変形し、突起12の当接部24が通電部4の中央部の下面に当接して通電部4を破断溝16において破断し、通電部4の中央部を通電部4から分離する。これによって、接合部6及び接合部23が通電部4に対して分離され、離間して、電流遮断装置220と第1導電部材68との電気的接続が遮断され、負極側の通電経路が遮断される。
なお、上記の実施例および変形例では、電流遮断装置は、負極側の通電経路上に配置したが、電極組立体における電流遮断装置側に位置する電極が正極である場合には、電流遮断装置は、正極通電経路上に配置する。
以上、本発明の実施形態及び実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :ケース
3 :第2変形板
4 :通電部
5 :第1変形板
6,23,41 :接合部
19 :第1電極端子
33 :変形板
35 :接点板
60 :電極組立体
64 :第2導電部材
68 :第1導電部材
100:蓄電装置
119:第2電極端子
120,220 :電流遮断装置
601:正極シート
602:負極シート
603:セパレータ
3 :第2変形板
4 :通電部
5 :第1変形板
6,23,41 :接合部
19 :第1電極端子
33 :変形板
35 :接点板
60 :電極組立体
64 :第2導電部材
68 :第1導電部材
100:蓄電装置
119:第2電極端子
120,220 :電流遮断装置
601:正極シート
602:負極シート
603:セパレータ
Claims (6)
- ケースと、
前記ケース内に収容され正極及び負極を備える電極組立体と、
前記ケースの端子取付壁に設けられる第1電極端子および第2電極端子と、
前記ケース内に収容され前記電極組立体に接続された第1導電部材と、
前記ケース内に収容され前記電極組立体における、前記第1導電部材が接続される側とは異なる極性側と前記第2電極端子の双方と接続された第2導電部材と、
前記ケース内に収容され前記第1電極端子と前記第1導電部材との間に直列に接続され、前記電極組立体から前記第1電極端子までの通電経路を接続または遮断する電流遮断装置とを備えた蓄電装置であって、
前記電流遮断装置は、前記端子取付壁と前記電極組立体との間に配置されており、
前記電極組立体は、シート状の正極とシート状の負極がシート状のセパレータを間に挟んだ状態で層状に重ねた電極対を捲回した捲回構造を有し、
前記第1導電部材は、前記電極組立体における、前記電流遮断装置側に位置する電極に接続する、
蓄電装置。 - 前記第1電極端子は、負極電極端子であり、
前記第1導電部材は、前記電極組立体の負極に接続し、
前記電極組立体の前記電流遮断装置側に位置する電極は、負極である、請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記第1電極端子と前記第2電極端子とは、前記電極組立体の捲回軸の方向に沿って配置されている、請求項1または2に記載の蓄電装置。
- 前記電極組立体の最も外側には負極が配置されている、請求項2に記載の蓄電装置。
- 前記電流遮断装置は、前記第1電極端子よりも前記電極組立体側に近い位置に配置されており、
前記電流遮断装置の前記電極組立体側の端部は、前記第2電極端子の前記電極組立体側の端部よりも、前記電極組立体に近い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電装置。 - 前記蓄電装置は二次電池である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の蓄電装置。
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---|---|---|---|
JP2013224502A JP2015088277A (ja) | 2013-10-29 | 2013-10-29 | 電流遮断装置を備えた蓄電装置 |
PCT/JP2014/077462 WO2015060175A1 (ja) | 2013-10-23 | 2014-10-15 | 電流遮断装置を備えた蓄電装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013224502A JP2015088277A (ja) | 2013-10-29 | 2013-10-29 | 電流遮断装置を備えた蓄電装置 |
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JP2013224502A Withdrawn JP2015088277A (ja) | 2013-10-23 | 2013-10-29 | 電流遮断装置を備えた蓄電装置 |
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JP (1) | JP2015088277A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11315743B2 (en) * | 2018-09-28 | 2022-04-26 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Method of producing electrochemical device using two welding electrodes to weld lead plates |
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2013
- 2013-10-29 JP JP2013224502A patent/JP2015088277A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
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US11315743B2 (en) * | 2018-09-28 | 2022-04-26 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Method of producing electrochemical device using two welding electrodes to weld lead plates |
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