JP2015087569A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アプリ1がワイプアウトのための画面データを第1バッファに書き込みながら、アプリ3がワイプインのための画面データを第3バッファに書き込む間に、アプリ1による書き込み量が所定量に達すると(時点t1)、その画面データZ1を中間バッファに記憶させる。その後、アプリ3による画面データの書き込みが、中間バッファ内の画面データZ1と同じ領域まで終了すると(時点t2)、アプリ3による画面データZ3と中間バッファ内の画面データZ1とを合成した合成画面データZ4をVRAMに書き込み、その合成画面データZ4をディスプレイに表示させる。この処理を、切り換え開始から終了までの間、アプリ1による書き込み量が所定量に達するごとに繰り返し実行する。
【選択図】図5
Description
例えば、コピー等の操作画面の表示やユーザーからの操作入力の受け付けを行うアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリ」という。)Aや、操作機能とは別に、ネットワークを介して種々の情報を表示したりその情報の検索入力を受け付けたりする情報提供用のアプリBをそれぞれ個別にインストールして、必要なアプリを起動することにより、操作用の画面だけを表示させたり、情報提供用の画面だけ表示させたり、また操作用の画面から情報提供用の画面へ切り換えたりすることができる。
そこで、従来から、画面を瞬時に切り換えるのではなく、画面が少しずつ切り換わっていく制御が行われている。例えば、ディスプレイに表示されている画面上における画像1が一方向に徐々にスライドしてディスプレイの枠外に消えていきながら(スライドアウト)、これに伴って新たな画像2が同方向にディスプレイの枠外から枠内に徐々にスライドして入り込んでくるように(スライドイン)、画面を切り換える制御がある。
逆に、画像1よりも画像2の書き換えが速ければ、画像1に対して画像2の一部が重なったような状態で画面が切り換わるようになる。この2つの画像の隙間や重なりが、ユーザーにとっては画面のちらつきと映ってしまう。
また、前記中間処理部は、前記速い方のアプリケーションからの書き込み通知とこれよりも前の過去の書き込み通知とに基づき、前記中間記憶部に記憶されている画面データのうち、当該アプリケーションにより前記記憶部に書き込まれた画面データとの差分に相当する部分のデータだけを書き換えることにより、前記記憶部に書き込まれた画面データの前記中間記憶部への記憶を実行させるとしても良い。
また、前記第1アプリケーションは、前記ディスプレイに表示される画面内において所定の一方向に前記第1画像の一方端から他方端に向かって透明領域が徐々に拡大するように、前記画面データを前記第1記憶部に漸次書き込み、前記第2アプリケーションは、前記ディスプレイに表示される画面内において前記所定の一方向と同方向に前記第2画像が当該画面の枠外から枠内に徐々に入ってくるように、前記画面データを前記第2記憶部に漸次書き込み、前記合成部は、前記第1アプリケーションによる画面データで表される画像が最上位になり、その下に前記第2アプリケーションによる画面データで表される画像が重なり合って1つの画面が生成されるように、それぞれの画面データを合成するとしても良い。
また、前記第1アプリケーションと第2アプリケーションは、それぞれが画面データの書き込み開始に際し、その書き込み範囲を含む書き込み開始通知を出力し、前記合成部は、前記出力された書き込み開始通知に含まれる書き込み範囲に基づき、前記第1画像と第2画像の大きさが異なり、小さい方の画像が大きい方の画像内に収まることを判断すると、各画像がその書き込み範囲に基づく位置で上下に重なるように、前記それぞれの画面データの合成を行うとしても良い。
<MFPの全体構成>
図1は、本実施の形態に係るMFP10の全体の概略構成を示す図である。
同図に示すように、MFP10は、スキャナー部11と、プリント部12と、操作部13と、制御部14などを備え、原稿の画像を読み取るスキャンジョブと、読み取って得られた画像データに基づいて原稿画像をシートにプリントするコピージョブと、LANなどのネットワークを介して接続されている外部端末(不図示)からのジョブの要求を受け付けて、受け付けたジョブに係る画像をシートにプリントするプリントジョブ等の各種ジョブを実行する機能を有する。
プリント部12は、シート上に画像をプリントする画像形成装置である。
操作部13は、ユーザーがMFP1の前に立ったときに操作し易い位置、ここではスキャナー部11の前面に配設されている。
操作部13は、ユーザーからのコピー枚数やジョブ開始指示などの入力を受け付けるための各種キーに加えて、透明のタッチパネルが張り付けられたディスプレイ9を備える。
<制御部の構成>
制御部14は、図2のブロック図に示すように、通信インターフェース(I/F)部21と、CPU22と、ROM23と、アプリ記憶部24と、データ記憶部25と、描画制御部26と、表示制御部27を備え、各部はバスを介して相互に通信可能になっている。
CPU22は、ROM23から必要なプログラムを読み出して、スキャナー部11、プリント部12などの動作を制御して、コピーやプリントなどの各ジョブを円滑に実行させる。例えば、プリントジョブの場合、通信I/F部21からのプリントジョブのデータを受け付けつけると、そのデータをプリント部12でプリントするためのデータに変換する。また、スキャナー部11により得られた画像データを受け付けると、その画像データをプリントするためのデータに変換する。そして、変換されたデータをプリント部12に送信し、プリント部12に対してそのデータに基づくプリントを実行させる。
アプリ記憶部24は、不揮発性の記憶手段であり、第1アプリケーション1、第2アプリケーション2、第3アプリケーション3が記憶されている。
第1アプリケーション1(以下、「アプリ1」という。)は、ユーザーがコピージョブ等を実行するときに操作に用いる操作用画面を操作部13のディスプレイ9に表示するためのプログラムである。操作用画面には、例えばコピージョブにおけるユーザーからのシートサイズの選択を受け付けるためのシートサイズ選択画面やコピー濃度の選択を受け付けるための濃度選択画面などの種々の画面が含まれる。
第3アプリケーション3(以下、「アプリ3」という。)は、コピー等のジョブや管理情報とは別の、ネットワーク上の外部サーバーなどから通信I/F部21を介して取得された各種情報をユーザーが参照したりその情報を検索入力したりするための情報提供用の情報画面を操作部13のディスプレイ9に表示するためのプログラムである。
ここで、本実施の形態に用いられるアプリ1〜3は、アプリ1と2よりもアプリ3の方が、ディスプレイ9上において同じ大きさの領域に画面を表示するための画面データをバッファ(後述)に書き込むのに要する時間が長くかかるという関係を有している。
第1バッファ31は、アプリ1で生成された操作用画面の画面データが書き込まれる記憶部である。
第2バッファ32は、アプリ2で生成された管理画面の画面データが書き込まれる記憶部である。
中間バッファ34は、画面切り換え制御を行う際に、アプリによる画面データを一時的に保存するための記憶部として用いられる。
描画制御部26は、ディスプレイ9にどのアプリによる画面を表示したり切り換えたりするかを統括的に制御するものであり、中間処理部51とデータ合成部52を有する。
中間処理部51は、中間バッファ34を用いて画面切り換え制御を実行する。
例えば、アプリ1による操作用画面を表示させる場合には、アプリ1により生成され、第1バッファ31に書き込まれている画面データが読み出されて、VRAM35に書き込まれる。
ユーザーは、最上位の画面41の画像を目視でき、その下に隠れる画面42の画像を原則、目視できないが、画面41の画像の一部に透明領域(後述)が含まれるようにアプリが画面41の画面データを生成することにより、画面41の下に位置する画面42の画像のうち、その透明領域に対応する部分画像がその透明領域を介してユーザーが目視できる状態になるようになっている。
なお、画面41等の大きさは、ディスプレイ9の枠一杯に画面が表示される場合の大きさに限られず、例えばディスプレイ9の全体表示領域のうち、一部の矩形領域を画面41等の大きさとして、画面41等を表示するとしても良い。
<画面切り換え制御の概要>
まず、図4を用いて画面の切り換え制御の概要を説明する。
なお、同図に示す符号91は、ディスプレイ9の全体表示領域の外枠を示し、符号70は、ワイプアウトする画面の画像とワイプインする画面の画像との境界線を示している。
<画面切り換え制御の方法>
このような画面切り換えを行う場合の制御方法を図5により説明する。
ここで、同図の時点t0は、画面切り換え開始時であり、時点t6は、画面切り換え終了時である。また、第1バッファ31等に書き込まれている画面データの画像を一例として、矩形の1画面領域の外枠92内において、アルファベットの文字(例えばAやBなど)と文字以外の背景部分(下地)とを合わせたもので示している。なお、下地は、特に透明と規定しない限り、非透明になっているものとする。時点t0では、各画面データにおける下地は、非透明である。
同図では、時点t0でディスプレイ9に表示されている画面(すなわち、アプリ1による画面と同じ画面)の画像が時点t0〜t6にかけてワイプアウトしながら、アプリ3により新たに生成される画面の画像がワイプインするようにして画面が切り換わっていく様子の例が示されている。
この透明領域Pへの書き換えは、時点t0での画面データZ0に対して、アプリ1により元の画像の下端から上方向に向かって例えば左右方向を走査線とするラスタースキャンにより透明を示すデータが画素単位で書き込まれていくことにより行われる。
第2バッファ32に書き込まれている画面データは、時点t0〜t6にかけて同じである(変化していない)。第2バッファ32に書き込まれているアプリ2による画面が切り換え対象になっていないからであり、同図の例では、アプリ2は、時点t0〜t6にかけて第2バッファ32への画面データの書き込みを実行しない。
この書き換えは、時点t0での画面データZ2に対して、アプリ3により元の画像の下端から上方向に向かって例えばラスタースキャンにより、新たな画像の下端から上方向に向かってその画像部分を示すデータが書き込まれていくことにより行われる。
時点t2におけるアプリ3による第3バッファ33への画面データZ3の時点t0からの書き込み領域(新たな画像領域)Q1は、座標位置で示せば、点〔0,7〕、〔0,10〕、〔10,7〕、〔10,10〕を角とする矩形領域に相当する。この新たな画像領域Q1の大きさは、時点t1におけるアプリ1による透明領域P1の大きさに等しく、透明領域P1と新たな画像領域Q1とは、1画面領域内において同じ座標位置同士のものということになる。
合成画面Z4aは、図5に示す時点t2におけるVRAM35に書き込まれている合成画面データZ4をディスプレイ9に表示させたと仮定したときの仮想画面に相当する。
ところが、上記のようにアプリ3は、アプリ1よりも画面データの生成やバッファへの書き込みが遅いために、同じ大きさの領域に対する画面データの書き込みであっても、画面データZ1については時点t1で行えるのに対し、画面データZ3については時点t1よりも後の時点t2まで行えず、その時間がずれることになる。
すなわち、時点t1における第1バッファ31に書き込まれている画面データZ1を読み出して中間バッファ34に記憶させる。中間バッファ34に記憶された画面データは、アプリ1による画面データZ1と同じデータであるので、画面データZ1と称する。
その後、アプリ3による第3バッファ33への画面データの書き込みが、中間バッファ34に記憶されている画面データZ1の透明領域P1と同じ座標位置である領域Q1まで進むと(時点t2)、第3バッファ33に現に書き込まれている画面データZ3と、中間バッファ34に記憶されている画面データZ1とを合成して、その合成画面データZ4をVRAM35に書き込む。
このような画面データの合成は、画面切り換え終了までの間に繰り返し実行される。
具体的には、時点t2において第1バッファ31に書き込まれている画面データZ5を読み出して中間バッファ34に記憶させる。この記憶された画面データは、アプリ1による画面データZ5と同じデータであるので、画面データZ5と称する。
この時点t4よりも前の時点t3では、第1バッファ31に書き込まれている画面データZ8が中間バッファ34に記憶されている(Z8)。
時点t4よりも後に、アプリ3による第3バッファ33への画面データの書き込みが、中間バッファ34に記憶されている画面データZ8の透明領域P3(1画面全体)と同じ座標位置である領域Q3まで進むと(時点t6)、第3バッファ33に現に書き込まれている画面データZ9と、中間バッファ34に記憶されている画面データZ8とを合成して、その合成画面データZ10をVRAM35に書き込む。
上記では、時点t2、t4、t6のそれぞれだけで合成画面が生成される例を説明したが、各時点間の時間間隔を狭くするほど合成画面の生成間隔も短くなり、単位時間当たりのVRAM35への合成画面の更新回数が増えて、それだけ人の目には、ワイプアウトする表示画像とワイプインする表示画像との境界線75がよりスムーズに上下方向に移動しているように見えることになる。合成画面の更新回数は、各アプリによる画面データのバッファへの書き込み処理能力や画面データの中間バッファ34やVRAM35への転送、記憶等の処理能力によるが、例えば1秒間に数十回とすることができる。
<画面切り換え制御を行わない場合の比較例>
図7は、上記の画面切り換え制御を行わない場合の比較例を説明するための図である。
このため、時点t1において第1バッファ31に書き込まれている画面データZ21と第3バッファ33に書き込まれている画面データZ22とを合成した合成画面データZ23を見ると、アプリ1による画像領域P4aとアプリ3による元の画像領域Q4aとアプリ3による新たな画像領域Q4とが上下に並んだような画面になる。
時点t2以降の各時点でも、合成画面データZ24やZ25等を見ると、時点t1と同様にちらつきの要因を含むデータしか生成できないことが判り、結果的に、比較例の構成では、画面切り換え開始(時点0)から終了(時点t6)までの間に亘って、画面ちらつきが生じながら画面が切り換わることが生じ易いものになる。
<画面切り換え制御のシーケンス図>
図8〜図10は、本実施の形態に係る画面切り換え制御のシーケンス図を示す図であり、図5に示す画面切り換えの例と同じ画面切り換えを行う場合の例を示している。
この画面切り換え指示は、例えばユーザーが操作部13上で現在の操作用画面(アプリ1による画面)から情報画面(アプリ3による画面)への切り換えのためのキー入力操作を行ったときのその入力情報をCPU22が受け付けたときに発せられる。
切り換え指示を受け付けたアプリ1は、現在、ディスプレイ9に表示されている操作用画面の画像をワイプアウトするための画面データを第1バッファ31に書き込む処理を開始する。具体的には、上記の図5に示すように画面下から上に向かって透明領域Pが広がっていくような画面データの書き込みを開始する。時点t0での画面データZ0は、図5に示す画面データZ0に相当する。
書き込み範囲は、矩形であり、その対角となる一方の角の座標位置と他方の角の座標位置により特定されるようになっている。図5の例では、書き込み範囲が画面全体になっており、左上隅の角を示す座標位置〔0,0〕と右下隅の角を示す座標位置〔10,10〕が書き込み範囲を示す座標位置になる。
描画制御部26は、アプリ1と3からの書き込み範囲を示す情報に基づき、アプリ1と3によりそれぞれ書き込まれる範囲が重なっているか否かを判定する(G5)。
アプリ1は、第1バッファ31への画面データの書き込み途中に、その書き込み開始から所定量Hのデータ(透明領域のデータ)を書き込むと(時点t1:画面データZ1の生成)、その書き込んだ透明領域P1の範囲を座標位置で示す書き込み通知を描画制御部26に送信する(G6)。図8の例では、座標位置が〔0,7〕と〔10,10〕になっている。
なお、所定量Hは、1画面内の表示画像がワイプアウトとワイプインにより段階的に遷移する際の1段階(1ステップ)の変化量を示すので、所定量Hが小さいほど(nの値が大きいほど)、画面切り換え開始から終了までの間における合成画面データのVRAM35への書き換え回数が増えて、ユーザーにとっては、それだけ画面の遷移がよりスムーズに行われるように見えるようになる。
ここで、画面データZ1の中間バッファ34への記憶は、書き込み通知(G6)に含まれる座標位置(上記例では、〔0,7〕と〔10,10〕)を示す情報と画面データZ1とが対応付けされた状態で実行される。これにより、中間バッファ34に記憶されている1以上の画面データのそれぞれについて、その座標位置を示す情報を参照すれば、どの座標位置まで画面データが書き込まれた画面データであるかを特定することができる。
描画制御部26は、アプリ3からの書き込み通知(G8)を受信すると、これと同じ座標位置を示すアプリ1からの書き込み通知を既に受信しているので、アプリ3による画面データZ3を第3バッファ33から読み出し(G9)、同じ座標位置まで書き込まれたアプリ1による画面データZ1を中間バッファ34から読み出す(G10)。
VRAM35に書き込まれた合成画面データZ4は、ディスプレイ9に送られて、合成画面データZ4に係る画像がディスプレイ9に表示される。
画面データZ5の中間バッファ34への記憶は、例えば既に中間バッファ34に記憶されている画面データZ1とは別の記憶領域に画面データZ5の全体を中間バッファ34に書き込む方法や、画面データZ5のうち、既に中間バッファ34に記憶されている画面データZ1との差分、つまり座標位置〔0,4〕と〔10,7〕で示される部分領域に相当する部分のデータだけを、中間バッファ34に記憶されている画面データZ1に対して書き換える方法などにより行うとしても良い。このことは、後述の他の画面データZ5、Z8などを中間バッファ34に記憶させる場合にも同様に適用される。
描画制御部26は、アプリ1からの書き込み通知(G14)を受信した時点で、これと同じ座標位置を示すアプリ3からの書き込み通知を受信していないことを判断すると、アプリ1による画面データZ8を第1バッファ31から読み出して中間バッファ34に記憶する(G16)。このG16は、中間処理部51が担当する。
そして、読み出した画面データZ5とZ6(同じ座標位置を示すもの)を合成して、その合成画面データZ7をVRAM35に書き込む(G20)。このG20は、データ合成部52が担当する。
図10に移って、アプリ3による書き込みが進み、前回の書き込み通知時に書き込まれた範囲(上記例では、座標位置〔0,4〕と〔10,7〕)から、さらに所定量Hのデータを書き込むと(時点t6:画面データZ9の生成)、その書き込んだ範囲を座標位置で示す書き込み通知を描画制御部26に送信する(G21)。図10の例では、座標位置が〔0,0〕と〔10,4〕になっている。
描画制御部26は、アプリ3からの書き込み通知(G21)を受信すると、これと同じ座標位置を示すアプリ1からの書き込み通知を既に受信していることを判断し、アプリ3による画面データZ9を第3バッファ33から読み出し(G23)、同じ座標位置まで書き込まれたアプリ1による画面データZ8を中間バッファ34から読み出す(G24)。
VRAM35に書き込まれた合成画面データZ10は、ディスプレイ9に送られ、これまでディスプレイ9に表示されていた合成画面データZ7に係る画像に代えて、合成画面データZ10に係る画像がディスプレイ9に表示される。
<画面切り換え制御のフロー>
図11は、アプリ1〜3のそれぞれが画面切り換え制御の際に実行する画面データ書き込み処理の内容を示すフローチャートである。ここでは、アプリ1による処理を例に説明するが、他のアプリ2と3についても基本的に同様の処理が実行される。
以降、アプリ1による画面(図4の画面61など)がディスプレイ9上において一方向に下(一方端)から上(他方端)にかけて徐々に消去されるように画面データが第1バッファ31に漸次書き込まれていく。なお、アプリ3であればその画面(図4の画面64など)がディスプレイ9上において一方向に下から上にかけて、アプリ1による画面の消去領域に徐々に現出されるように画面データが第3バッファ33に漸次書き込まれていく。
書き込み量Jが所定量Hに達したことを判断すると(ステップS3で「YES」)、書き込んだ範囲を座標位置で示す書き込み通知を描画制御部26に送信して(ステップS4)、ステップ5に移る。
画面データの書き込みが終了していないことを判断すると(ステップS5で「NO」)、ステップ3に戻る。
ステップS3では、前回、書き込み量Jが所定量Hに達した以降からの書き込み量Jが所定量Hに達した否かを判断する。この判断は、例えば前回、所定量の画面データの書き込みが終了した時点で上記のカウント値を0にリセットして、カウントを0から開始した後、そのカウント値(書き込み量J)が所定量Hに達したか否かを判断することにより行われる。
アプリ1は、第1バッファ31への画面データの書き込み開始から終了までの間、画面データの書き込み量Jが所定量Hに達するごとに、書き込み通知を描画制御部26に送信する(ステップS3〜S5)。
図12は、描画制御部26が実行する画面切り換え処理の内容を示すフローチャートである。
描画制御部26は、重なりがあることを判定すると(ステップS13で「YES」)、いずれかのアプリから書き込み通知を受信したか否かを判断する(ステップS14)。
図8においてアプリ1からの書き込み通知を受信した場合(G6)を例にすると、他方のアプリであるアプリ3からの同じ座標位置を示す書き込み通知(G8)を未だ受信していないことになるので、未受信と判断する。未受信を判断することは、書き込み通知を出力したアプリが画面データのバッファへの書き込みが速い方のアプリであり、他方のアプリが遅い方のアプリであることをそれぞれ判断したことに等しい。
図8において、アプリ1が書き込み通知を出力した場合(G6)を例にすると、アプリ1による画面データZ1を第1バッファ31から読み出してその画面データZ1を中間バッファ34に記憶させる(G7)。
描画制御部26は、ステップS14において、再度、いずれかのアプリからの書き込み通知を受信したか否かを判断する。
図8においてアプリ3からの書き込み通知を受信した場合(G8)を例にすると、他方のアプリであるアプリ1からの同じ座標位置を示す書き込み通知(G6)を既に受信していることになるので、受信済みと判断する。
図8において、アプリ3が書き込み通知を出力した場合(G8)を例にすると、同じ座標位置の画面データZ1を中間バッファ34から読み出し(G10)、アプリ3による画面データZ3を第3バッファ33から読み出し(G9)、読み出された画面データZ1と画面データZ3とを合成する(G11)。
描画制御部26は、書き込みが終了していないことを判断すると(ステップS22で「NO」)、ステップS14に戻って、ステップS14以降の処理を実行する。
描画制御部26は、書き込み終了を判断すると(ステップS22で「YES」)、当該処理を終了する。
以上、説明したように画面切り換えを担当する2つのアプリによる画面データのバッファへの書き込み途中に、書き込みの速い方のアプリによる画面データが所定量書き込まれるごとに、その時点での画面データを一時的に中間バッファ34に記憶する。
なお、本発明は、画像処理装置に限られず、例えば表示画面の切換方法であるとしても良い。また、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしても良い。本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記実施の形態では、描画制御部26は、一方のアプリからの書き込み通知を受信した時点で、同じ座標位置を示す書き込み通知を他方のアプリから未だ受信していなかった場合にだけ(図12のステップS16で「NO」)、一方のアプリによる画面データを中間バッファ34に記憶させる(ステップS17)、すなわち、他方のアプリからの書き込み通知の有無を、画面データの中間バッファ34への書き込み要否の判断条件としたが、これに限られない。
図13は、この判断条件に基づく画面切り換え処理の一部を示すフローチャートであり、図12に示す画面切り換え処理と異なる部分だけを抜き出しており、他の部分は、図12に示すフローチャートと同じになっている。
この判断は、アプリからの書き込み通知を受信するごとに、そのアプリの名称とその書き込み通知が何回目の受信であるかを示す番号とその書き込み通知に含まれる座標位置とを対応付けた情報を管理して、書き込み通知を出力したアプリに対する今回と前回のそれぞれの座標位置を比較することにより行われる。
一方、差分がないことを判断すると(ステップS32で「NO」)、今回の書き込み通知に対応する画面データが既に中間バッファ34に記憶されているとして、ステップS33を実行せずに、ステップS34に移る。
この判断は、中間バッファ34に記憶されている1以上の画面データごとにその画面データに対応付けて管理されている座標位置を参照することにより行われる。
前回と今回のそれぞれの書き込み通知に含まれる座標位置に差分がある場合に限って画面データを中間バッファ34に書き込む構成をとる場合に、その差分の有無を判断することにより、画面データの中間バッファ34への書き込み要否を決めることができる。
例えば、画面データのバッファへの書き込みが1本の走査線単位であり、1本の走査線に相当する全画素に対するデータの書き込みが終了するまでの間、前回と同じ座標位置を示す書き込み通知を複数回、出力するような第3ベンダーによるアプリが用いられる場合に、そのアプリからの書き込み通知を受信するごとに、画面データの中間バッファ34への記憶を行わなくて済み、描画制御部26の処理負担を軽減することができる。
例えば、各アプリが1本の走査線のデータをラスタースキャンにより書き込むごとに書き込み通知を出力する構成であり、閾値を5とすれば、5本の走査線分のデータ量を1つのバンド単位として、アプリにより5本の走査線分のデータがバッファに書き込まれるごとに、そのアプリによる画面データが中間バッファ34に記憶されていく。
このことは、合成画面データのVRAM35への書き換え回数が増えることに等しいので、上記の所定量Hを小さくすることと同様に、ユーザーは、ディスプレイ9上での表示画面の切り換わりがよりスムーズに行われていることを目視できるようになる。閾値(1バンドのデータ量)は、各アプリに共通の値を予め決めておくとしても良いし、アプリごとに異なる値を予め決めておくこともできる。
実施の形態では、各アプリがそれぞれ同じ所定量H(上記の閾値に相当)を有するとしたが、本変形例のようにアプリごとに所定量Hを異なる値をとる構成を実施の形態に適用する場合でも、アプリごとに一方が他方の倍数になっていれば、同じ座標位置同士の画面データを合成することができる。
例えば、アプリ1が上記の画面61の画像(第1画像)とは別の第3画像を表示可能であり、アプリ3も上記の画面64の画像(第2画像)とは別の第4画像を表示可能である場合に、アプリ1による第3画像の画面データとアプリ3による第4画像の画面データに対しても、上記と同じ所定量Hを適用するとしても良いし、これとは異なる所定量H1を適用するとしても良い。
従って、異なる複数の画像のうち、ワイプインする1つの画像とワイプアウトする1つの画像について、異なる複数通りの組み合わせを事前に決めておき、その組み合わせごとに、画面の切り換えをより細やかに行う場合には所定値Hを小さくし、その必要がない場合には、所定値を大きくするように所定値Hの大きさを変化させるとしても良い。
例えば、ディスプレイ9上での画像の大きさ(表示領域)が小さい方が大きい場合よりもユーザーに切り換え動作が見え難くなるので、所定量Hを大きくすることができる。
具体的には、第1画像と第2画像よりも第3画像と第4画像の方がディスプレイ9上における表示領域が小さい場合には、第1画像と第2画像に対する所定量をH、第3画像と第4画像に対する所定量をH1とすると、H<H1の関係とすれば、第1画像と第2画像に対しては画面切り換えがよりスムーズ(細か)に行われているように見せることができ、第3画像と第4画像に対しては、中間バッファ34への画面データの書き込み回数が減って、それだけ描画制御部26の処理負担を軽減できる。
この場合、両方のアプリによる画面データのバッファへの書き込みの実行中に、両方のアプリによる画面データが全て中間バッファ34に記憶され、中間バッファ34に記憶されている両方のアプリの画面データのうち、書き込み領域が同じ座標位置を示す画面データ同士(合成されるべき画面データ同士)を、書き込み順序が早いものから合成して、合成ごとに、その合成画面データをVRAM35に書き込む構成がとられる。
例えば、アプリ3の方がアプリ1よりも画面データの書き込みが速い場合には、次のようになる。すなわち、(a)速い方のアプリ3により第3バッファ33に画面データZ3が書き込まれると、その画面データZ3を中間バッファ34に書き込む。
(c)読み出された画面データZ1とZ3を合成して(合成順は、Z1が最上位、Z3がZ1の下)、合成画面データZ4をVRAM35に書き込む。以降、アプリ3により画面データが所定量Hだけ第3バッファ33に書き込まれるごとに、上記の(a)〜(c)を繰り返し実行する。つまり、ワイプアウトする画像が最上位になり、ワイプインする画像がその下位に位置するように各画像の重なりの順位が決められ、その決められた順位に基づき各画面データが合成される。
アプリからの書き込み通知を受信しなくても、バッファへの画面データの書き込み中にその書き込み量を検出できる他の方法、例えばバッファが自己への書き込み量を検出可能であれば、そのバッファから描画制御部26が書き込み量の検出値を取得するなどの方法を用いるとしても良い。
各画像の大きさが異なり、小さい方の画像が大きい方の画像内に収まることの判断は、各アプリからの書き込み開始通知に含まれる書き込み範囲(座標位置)を参照することにより行うことができる。各アプリによる画面データを、各画像がその座標位置に基づく位置で上下に重なり合うように合成することにより実現できる。
複数のアプリのうち、現在の表示画像をワイプアウトするための画面データの書き換えを担当するアプリと、新たな画像をワイプインするための画面データの書き換えを担当する別のアプリがそれぞれ個別に実行される。
スライドインとスライドアウトの場合、図14の例に示すように画面61が表示されている状態から画面65、66、67を経て画面64まで切り換わるように制御される。
スライドアウトするための画面データZ1bは、その下側に透明領域P1が存在し、この透明領域P1については、図5のワイプアウトの例による画面データZ1と同じである。一方で、図15に示す画面データZ1bでは、元の画像領域83が透明領域P1の幅の分だけ上方にスライド移動しているので、この画像領域83については、図5のワイプアウトの例による画面データZ1とは異なっている。
スライドインの場合、ここではスライドアウトと同様に1画面全体の画面データが書き換えられる構成がとられ、アプリ3は、画面データZ3bに示すように、入り込んでくる新たな画像領域Q1bについて、その上端の部分から表示されるように画面データを第3バッファ33に書き込む。
アプリ1による画面データの第1バッファ31への書き込みと、アプリ3による画面データの第3バッファ33への書き込みとが並行して行われている間、アプリ1による画面データZ1bが中間バッファ34に記憶され、その後、アプリ3による画面データZ3bの書き込みが終了すると、画面データZ1bとZ3bとが合成されて、その合成画面データZ4bがVRAM35に記憶されることは、上記実施の形態と同じである。
このスライドインとスライドアウトを用いる場合、アプリ1〜3のそれぞれは、1画面全体に対する画面データを書き換えたことを条件に、その書き込みを示す書き込み通知を描画制御部26に出力するために、図11のステップS3では、所定量Hが1画面全体に相当する書き込み量に予め設定される。
この構成をとる場合、アプリ3の方がアプリ1よりも画面データの所定量の書き込みが速くなれば、中間バッファ34にはアプリ3による画面データが記憶されることになる。
2 第2アプリケーション
3 第3アプリケーション
9 ディスプレイ
10 画像処理装置
13 操作部
14 制御部
26 描画制御部
27 表示制御部
31 第1バッファ
32 第2バッファ
33 第3バッファ
34 中間バッファ
35 VRAM
41、42、Z1a、Z3a 画面
51 中間処理部
52 データ合成部
81、82、P1a、Q1、Q1a、Q1b、Q2 画像領域
P1、P2、P3 透明領域(画像領域)
Z0、Z1、Z2、Z3、Z5、Z6、Z8、Z9、Z1b、Z3b、Z5b 画面データ
Z4、Z7、Z10、Z4b 合成画面データ
Z4a 合成画面
Claims (10)
- ユーザーからの入力を受け付ける操作部に設けられたディスプレイ上で、第1画像をその一部から全体に亘って徐々に消去しつつ新たな第2画像を徐々に現出するようにして画面を切り換える画像処理装置であって、
第1記憶部と、第2記憶部と、中間記憶部と、
前記第1画像を前記徐々に消去するための画面データを前記第1記憶部に書き込む第1アプリケーションと、
前記第2画像を前記徐々に現出するための画面データを前記第2記憶部に書き込む第2アプリケーションと、
前記第1と第2のアプリケーションのうち、画面データの書き込みが速い方のアプリケーションによる記憶部への書き込み途中に所定量のデータが書き込まれるごとに、その書き込まれた画面データを前記中間記憶部に記憶させる中間処理部と、
画面データの書き込みが遅い方のアプリケーションによる記憶部への書き込み途中に、前記中間処理部により前記中間記憶部に記憶された画面データと合成されるべき画面データが書き込まれるごとに、その画面データと、これに対応する、前記中間記憶部に記憶されている画面データとを合成する合成部と、
前記合成部により画面データが合成されるごとに、その合成画面データを前記ディスプレイに送ってその画像を前記ディスプレイに表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1アプリケーションと第2アプリケーションのそれぞれは、予め決められたデータ量の書き込みを行うごとに、その旨を示す書き込み通知を出力し、
前記中間処理部は、
前記第1アプリケーションと第2アプリケーションのうち、前記書き込み通知を先に出力したアプリケーションを、前記速い方のアプリケーションとし、
前記合成部は、
前記第1アプリケーションと第2アプリケーションのうち、前記速い方のアプリケーションよりも前記書き込み通知を後に出力したアプリケーションを、前記遅い方のアプリケーションとすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記予め決められたデータ量は、
前記第1アプリケーションと第2アプリケーションのそれぞれで、前記所定量以下であり同じ値である、または、前記所定量以下の異なる値であり一方が他方の倍数であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記中間処理部は、
前記速い方のアプリケーションからの書き込み通知とこれよりも前の過去の書き込み通知とに基づき、前記中間記憶部に記憶されている画面データのうち、当該アプリケーションにより前記記憶部に書き込まれた画面データとの差分に相当する部分のデータだけを書き換えることにより、前記記憶部に書き込まれた画面データの前記中間記憶部への記憶を実行させることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。 - 前記所定量のデータは、予め決められたデータ量を示すバンド単位のデータであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記第1アプリケーションは、
前記ディスプレイに表示される画面内において所定の一方向に前記第1画像の一方端から他方端に向かって透明領域が徐々に拡大するように、前記画面データを前記第1記憶部に漸次書き込み、
前記第2アプリケーションは、
前記ディスプレイに表示される画面内において前記所定の一方向と同方向に前記第2画像が当該画面の枠外から枠内に徐々に入ってくるように、前記画面データを前記第2記憶部に漸次書き込み、
前記合成部は、
前記第1アプリケーションによる画面データで表される画像が最上位になり、その下に前記第2アプリケーションによる画面データで表される画像が重なり合って1つの画面が生成されるように、それぞれの画面データを合成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第1画像とは別の第3画像をその一部から全体に亘って徐々に消去しつつ、前記第2画像とは別の第4画像を徐々に現出するように画面を切り換えることも可能であり、
前記第1アプリケーションは、
前記第3画像を徐々に消去するための画面データを前記第1記憶部に書き込むことが可能であり、
前記第2アプリケーションは、
前記第4画像を徐々に現出するための画面データを前記第2記憶部に書き込むことが可能であり、
前記第1画像と前記第2画像に対する各画面データに適用される前記所定量Hと、前記第3画像と前記第4画像に対する各画面データに適用される前記所定量H1とが異なることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第3画像と第4画像は、前記第1画像と第2画像よりも前記ディスプレイ上における表示領域が小さく、前記所定量Hよりも前記所定量H1の方が大きいことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記第1アプリケーションと第2アプリケーションは、それぞれが画面データの書き込み開始に際し、その書き込み範囲を含む書き込み開始通知を出力し、
前記合成部は、
前記出力された書き込み開始通知に含まれる書き込み範囲に基づき、前記第1画像と第2画像の大きさが異なり、小さい方の画像が大きい方の画像内に収まることを判断すると、各画像がその書き込み範囲に基づく位置で上下に重なるように、前記それぞれの画面データの合成を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第1アプリケーションと第2アプリケーションは、それぞれが画面データの書き込み開始に際し、その書き込み範囲を含む書き込み開始通知を出力し、
前記中間処理部は、
前記出力された書き込み開始通知に含まれる書き込み範囲に基づき、前記第1画像と第2画像が重なっているか否かを判定し、重なっていないことが判定されると、前記画面データの前記中間記憶部への記憶を禁止し、
前記合成部は、
前記画面データの前記中間記憶部への記憶が禁止されると、前記合成を禁止して、これに代えて、前記第1アプリケーションにより前記第1記憶部に書き込まれた画面データと、前記第2アプリケーションにより前記第2記憶部に書き込まれた画面データとを一定周期ごとに合成することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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