JP2015087479A - レンズユニット、撮像装置、および車載カメラ - Google Patents

レンズユニット、撮像装置、および車載カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】レンズユニット、撮像装置、および車載カメラの構成部材の破損発生を抑制する。
【解決手段】レンズユニット11は、最も被写体側に配置されるように定められ、被写体側において露出する光学部材13と、被写体側の最も外側に光学部材13を配置する鏡筒本体部と、光学部材13を被写体側から像側に押圧して、鏡筒本体部に固定する固定部28とを備え、固定部28が光学部材13を鏡筒本体部に固定するときに、少なくとも光学部材13および固定部28が画定する空間から該空間の外部に連通する連通部29が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズを鏡筒に固定したレンズユニット、撮像装置、および車載カメラに関する。
従来、レンズユニットの製造において、レンズを像側に押圧することにより、鏡筒に固定する構造が知られている。例えば、特許文献1において、鏡筒の外周部分と嵌合するねじ込み式の押え部材によってレンズを鏡筒に固定し、レンズと鏡筒との間に配設されるOリングを押圧して鏡筒内を封止する構造が開示されている。
特開2005−17955号公報
しかしながら、レンズユニットに対して例えば高圧の液体が噴射されると、レンズと押え部材との間に入り込んだ液体の圧力によって押え部材が破損する懸念があった。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、構成部材の破損発生を抑制するレンズユニット、撮像装置、および車載カメラを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るレンズユニットは、
最も被写体側に配置されるように定められ、該被写体側において露出する光学部材と、
前記被写体側の最も外側に前記光学部材を配置する鏡筒本体部と、
前記光学部材を前記被写体側から像側に押圧して、前記鏡筒本体部に固定する固定部とを備え、
前記固定部が前記光学部材を前記鏡筒本体部に固定するときに、少なくとも前記光学部材および前記固定部が画定する空間から該空間の外部に連通する連通部が形成される
ことを特徴とする。
また、本発明に係るレンズユニットにおいては、
前記連通部は、前記被写体側方向とは異なる方向に向かって開口している
ことが好ましい。
また、本発明に係るレンズユニットにおいては、
前記光学部材と前記鏡筒本体部との間に介在し、介在する領域を境に前記光学部材および前記鏡筒本体部の間における液体の流動を防止する封止部材を、更に備え、
前記連通部は、前記被写体側において前記光学部材と対向する前記固定部の端縁側から前記封止部材までの間に形成される
ことが好ましい。
また、本発明に係るレンズユニットにおいては、
前記光学部材および前記固定部の少なくとも一方に、前記光学部材と前記固定部とが当接する接触面から窪んだ形状であって、前記被写体側において前記光学部材と対向する前記固定部の端縁側から、少なくとも前記光学部材および前記固定部が画定する前記空間まで延びる誘導路が形成される
ことが好ましい。
また、本発明に係るレンズユニットにおいては、
前記誘導路は、周方向において前記連通部の近傍に形成される
ことが好ましい。
また、本発明に係るレンズユニットにおいては、
前記固定部は、前記鏡筒本体部と一体的に形成される
ことが好ましい。
また、本発明に係る撮像装置は、
最も被写体側に配置されるように定められ、該被写体側において露出する光学部材と、
前記被写体側の最も外側に前記光学部材を配置する鏡筒本体部と、
前記光学部材を前記被写体側から像側に押圧して、前記鏡筒本体部に固定する固定部と、
前記光学部材を含む光学系によって結像される被写体像を撮像する撮像素子とを備え、
前記固定部が前記光学部材を前記鏡筒本体に固定するときに少なくとも前記光学部材および前記固定部が画定する空間から外部に連通する連通部が、前記鏡筒本体部または前記固定部に形成される
ことを特徴とする。
また、本発明に係る車載カメラは、
最も被写体側に配置されるように定められ、該被写体側において露出する光学部材と、
前記被写体側の最も外側に前記光学部材を配置する鏡筒本体部と、
前記光学部材を前記被写体側から像側に押圧して、前記鏡筒本体部に固定する固定部と、
前記光学部材を含む光学系によって結像される被写体像を撮像する撮像素子とを備え、
前記固定部が前記光学部材を前記鏡筒本体に固定するときに少なくとも前記光学部材および前記固定部が画定する空間から外部に連通する連通部が、前記鏡筒本体部または前記固定部に形成される撮像装置を備える
ことを特徴とする。
本発明に係るレンズユニット、撮像装置、および車載カメラによれば、構成部材の破損発生を抑制可能である。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示す光軸に沿った端面図である。 図1の光学部材を示す光軸に沿った端面図である。 図1の光学部材を示す被写体側からみた正面図である。 図1の鏡筒を示す中心軸に沿った端面図である。 図1の鏡筒を示す被写体側からみた正面図である。 図1のリテーナを示す中心軸に沿った端面図である。 図1のリテーナを示す像側からみた背面図である。 連通部が形成されないレンズユニットの要部端面図である。 図1のレンズユニットの要部端面図である。 本発明の第2の実施形態に係る光学部材を示す光軸に沿った端面図である。 図10の光学部材を示す被写体側からみた正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るレンズユニットの要部端面図である。 本発明の第3の実施形態に係る鏡筒を示す中心軸に沿った端面図である。 図13の鏡筒を示す被写体側からみた正面図である。 本発明の第3の実施形態に係るリテーナを示す中心軸に沿った端面図である。 図15のリテーナを示す像側からみた背面図である。 本発明の第3の実施形態に係るレンズユニットの要部端面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
はじめに、本発明の第1の実施形態に係るレンズユニットについて説明する。図1は、第1の実施形態に係るレンズユニットを有する撮像装置の概略構成を示すレンズユニットの光軸ax1に沿った端面図である。
図1に示すように、撮像装置10は、レンズユニット11と、撮像素子12と、を含む。レンズユニット11は、被写体像を結像させる。撮像素子12は、レンズユニット11を透過して結像した被写体像を撮像する。
レンズユニット11は、最も被写体側に配置されるように定められた光学部材13を含む光学系、鏡筒14、封止部材15、およびリテーナ16を含んで構成される。光学系は、1枚のレンズのみによって構成されても、少なくとも1枚のレンズを含む複数の光学部材によって構成されていてもよい。
最も被写体側に配置するように定められた光学部材13は、例えばレンズである。当該光学部材13は、図2に示すように、一体的に形成されるレンズ部17および鍔部18を有する。レンズ部17には、例えば両面に球面などが形成され、レンズとして機能する。鍔部18は、図3に示すように、レンズ部17の外周に沿って径方向外側に延びる円環状に形成される。
鍔部18における円環状の像側および被写体側の各端面は、レンズ部17の光軸ax2に垂直な平面状である(図2参照)。被写体側の端面は、リテーナ16と面接触する接触面19として機能する。
鏡筒14は、図4に示すように、側壁部20、底壁部21、および蓋壁部22を有する。側壁部20は円筒状であり、円筒状の像側の一端に底壁部21、被写体側の一端に蓋壁部22が一体的に形成される。本実施形態において、蓋壁部22は、少なくとも最も被写体側に配置するように定められた光学部材13を、被写体側の最も外側に配置する鏡筒本体部として機能する。
蓋壁部22は、座面部位23および枠部位24を有する。
座面部位23は、蓋壁部22の被写体側に、側壁部20円筒の中心軸cx1に垂直な座面を有する。座面は、光学部材13の鍔部18の像側の面と当接し、光学部材13の像側への変位を規制する。座面部位23には、中心軸cx1を中心として、被写体側から像側に貫通する貫通孔25が形成される。貫通孔25は、被写体側から像側に向かって拡径する部分を有する。貫通孔25は、光学部材13を透過した被写体像を像側に通過させる。座面部位23には、中心軸cx1に垂直な平面上で円環状に、座面から窪ませた溝26が形成される(図5参照)。溝26は、封止部材15を収容する。
枠部位24は(図4参照)、座面から中心軸cx1に沿って被写体側に突出し、光学部材13の鍔部18の外周と嵌合するように、中心が中心軸cx1と一致する円筒状に形成される(図5参照)。枠部位24は、鍔部18と嵌合し、光学部材13の光軸に垂直な方向への変位を規制する。枠部位24は、円筒の外周面に雄螺子を有する。
封止部材15は、例えばOリングなどの円環状弾性部材である。封止部材15は、光学部材13を鏡筒14に当接させた状態において、光学部材13と鏡筒14の座面部位23との間に介在し、介在する領域を境に光学部材13および座面部位23の間における液体の流動を防止する。詳細には、封止部材15は、鏡筒14の溝26内で、光学部材13の鍔部18を座面に当接させるとき、鍔部18および座面部位23に挟み込まれて変形し、鍔部18および座面部位23に密着する。密着により、封止部材15は、密着する領域を境に光学部材13および鏡筒本体部の間の液体などの流動を防止する。
リテーナ16は、図6に示すように、側壁部27および固定部28を有する。側壁部27は円筒状であり、円筒状の被写体側の一端に固定部28が一体的に形成される。固定部28は、側壁部27の内周面から径方向内側に突出し、円環状である(図7参照)。
側壁部27の内径は、鏡筒14の枠部位24の円環の外径と実質的に等しい。側壁部27は、内周面に、側壁部27の円筒の中心軸cx2が鏡筒14の側壁部20の円筒の中心軸cx1と合致するように、枠部位24の外周面に設けられた雄螺子と螺合可能な雌螺子を有する。また、側壁部27は、連通部29を有する。
連通部29は、リテーナ16の中心軸cx2から放射方向に側壁部27を貫通するように、形成される。連通部29は、中心軸cx2の周方向において等間隔に形成される。例えば、本実施形態では、周方向に90°の間隔で4つの連通部29が形成される。連通部29の開口形状は任意の形状を採用可能であり、例えば円形又は矩形である。側壁部27における連通部29の中心軸cx2方向の位置は、光学部材13を配置した鏡筒14にリテーナ16を螺合させた状態において、少なくとも光学部材13およびリテーナ16が画定する空間と連通するように形成される。
固定部28の像側の面は、側壁部27の円筒の中心軸cx2に垂直な平面状である(図6参照)。固定部28の像側の面は、光学部材13の鍔部18の被写体側の端面19と面接触する接触面30として機能する。また、固定部28は、像側の面に、誘導路31が形成される。
誘導路31は、接触面30から窪んだ形状であり、リテーナ16を光学部材13に冠着させた状態において、後述するように、固定部28における光学部材13と対向する端縁側から光学部材13およびリテーナ16が画定する空間まで延びる。本実施形態では、誘導路31は、固定部28の内周面から、側壁部27まで延びる形状を有する。好適には、誘導路31は、中心軸cx2の周方向において連通部29の近傍に形成される(図7参照)。例えば、本実施形態では、周方向において連通部29と同位置に4つの誘導路31が形成される。
上述のような構成のレンズユニット11によれば、レンズユニット11に高圧の液体が噴射された場合に、固定部16の破損発生を抑制可能となる。以下、詳細に説明する。
はじめに、連通部29を有さないリテーナ16’を含んで構成されるレンズユニット11’に高圧の液体が噴射される場合について説明する(図8参照)。レンズユニット11’の被写体側から高圧の液体が噴射されると(図中矢印A参照)、液体は、光学部材13とリテーナ16’との間から流入して空間Sを満たす。空間Sは、少なくとも光学部材13および固定部28が画定する空間である。光学部材13とリテーナ16との間の液体の高い圧力により、リテーナ16’の脱落および破損が生じ得る。
次に、本実施形態のレンズユニット11に高圧の液体が噴射される場合について説明する。図9に示すように、レンズユニット11の被写体側から高圧の液体が噴射されると(図中矢印A参照)、液体は、光学部材13とリテーナ16との間から空間Sに流入し得る。空間Sに流入する液体は、連通部29を介して外部空間に排出される(図中矢印B参照)。それゆえ、光学部材13およびリテーナ16間の液体の圧力が低減化され、リテーナ16の脱落および破損の発生が抑制される。
また、連通部29は、高圧の液体が噴射される方向(例えば、被写体側に向かう方向)とは異なる方向に向かって開口しているため、被写体側方向から噴射される液体の連通部29から空間Sへの逆流が抑制される。このため、空間S内の液体が連通部29を介して外部に排出される確実性を向上し、リテーナ16の脱落および破損の発生を更に抑制可能である。
また、連通部29は、被写体側において光学部材13と対向する固定部28の端縁側32から封止部材15までの間に形成され、空間Sに流入する液体を排出する。このため、空間Sに流入した液体の封止部材15への到達を抑制し、防水性能を向上可能である。
また、誘導路31は、噴射された液体の空間Sへの流入を誘導する。それゆえ、光学部材13とリテーナ16との間を通過する液体の圧力が低減化され、リテーナ16の脱落および破損の発生を更に抑制可能である。
また、誘導路31は、周方向において連通部29の近傍に形成される。このようにして、誘導路31により誘導される液体が連通部29から素早く排出されるため、光学部材13およびリテーナ16間における液体の圧力が低減化され、リテーナ16の脱落および破損の発生を更に抑制可能である。
また、上述のようにリテーナ16の脱落および破損の発生が抑制されるため、封止部材15による防水性能を更に向上可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るレンズユニットについて説明する。以下、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。第2の実施形態に係るレンズユニット11は、誘導路が光学部材に形成される点が第1の実施形態と異なる。
光学部材130は(図10参照)、第1の実施形態と同様に、一体的に形成されるレンズ部17および鍔部(接触部)180を有する。レンズ部17の構成および機能は、第1の実施形態と同様である。鍔部180は、第1の実施形態と同様に、レンズ部17の外周に沿って径方向外側に延びる円環状に形成され(図11参照)、被写体側の端面が接触面19に定められる。
鍔部180には、誘導路310が形成される。
誘導路310は(図10参照)、接触面19から窪んだ形状であり、リテーナ16を光学部材130に冠着させた状態において、固定部28における光学部材130と対向する端縁側から光学部材130およびリテーナ16が画定する空間まで延びる。本実施形態では、誘導路310は、鍔部180の外周面側からレンズ部17まで延びる形状を有する。誘導路310は、レンズ部17の光軸axの周方向において等間隔に形成される(図11参照)。例えば、本実施形態では、周方向に90°の間隔で4つの誘導路310が形成される。好適には、4つの誘導路310は、リテーナ16を光学部材130に冠着させた状態において、レンズ部17の光軸axの周方向において連通部29の近傍に配置される。
上述のような構成の光学部材130によれば、誘導路31および誘導路310の組み合わせにより誘導路の断面積が増大するため、光学部材130とリテーナ16との間を通過する液体の圧力を更に低減し、リテーナ16の脱落および破損を更に抑制可能である。また、例えば誘導路31が形成されないリテーナ160を用いても(図12参照)、第1の実施形態と同様に、リテーナ160の脱落および破損を抑制可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るレンズユニットについて説明する。以下、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。第3の実施形態に係るレンズユニット11は、鏡筒およびリテーナの構造が第1の実施形態と異なる。
鏡筒141は(図13参照)、第1の実施形態と同様に、側壁部20、底壁部21、および蓋壁部221を有する。蓋壁部221は、第1の実施形態と同様に、少なくとも最も被写体側に配置するように定められた光学部材13を、被写体側の最も外側に配置する鏡筒本体部として機能する。
蓋壁部221は、座面部位23、枠部位24、およびリテーナ枠部位331を有する。座面部位23および枠部位24は、第1の実施形態と同様である。
リテーナ枠部位331は、座面から中心軸cx1に沿って被写体側に突出し、枠部位24の径方向外側において中心が中心軸cx1と一致する円筒状に形成される(図14参照)。リテーナ枠部位331は、円筒の内周面に雌螺子を有する。また、リテーナ枠部位331には、連通部291が形成される。
連通部291は、中心軸cx1から放射方向にリテーナ枠部位331を貫通するように、形成される。連通部291は、中心軸cx1の周方向において等間隔に形成される。例えば、本実施形態では、周方向に90°の間隔で4つの連通部291が形成される。連通部291の開口形状は任意の形状を採用可能であり、例えば円形又は矩形である。
リテーナ161は、図15に示すように、側壁部271および固定部28を有する。側壁部271は円筒状であり、円筒状の被写体側の一端に固定部28が一体的に形成される。固定部28の構成および機能は、第1の実施形態と同様である。
側壁部271の外径は、鏡筒141のリテーナ枠部位331の内径と実質的に等しい。側壁部271は、外周面に、側壁部271の円筒の中心軸cx2が鏡筒141の円筒の中心軸cx1と合致するように、リテーナ枠部位331の内周面に設けられた雌螺子と螺合可能な雄螺子を有する。側壁部271の内径および円筒の長さは、光学部材13を配置した鏡筒141にリテーナ161を螺合させた状態において、鏡筒141から離間するように形成される。
上述のような構成のレンズユニット11によれば、レンズユニット11に高圧の液体が噴射された場合に、第1の実施形態と同様にリテーナ161の破損発生を抑制可能となる。以下、詳細に説明する。
図17に示すように、本実施形態のレンズユニット11において、鏡筒141の枠部位24およびリテーナ161の側壁部271は、レンズユニット11の光軸ax1に対する径方向において離間する。また、リテーナ161の側壁部271および鏡筒141は、レンズユニット11の光軸ax1方向において離間する。このように、空間Sは、上述のように鏡筒141およびリテーナ161が離間する空間と連通部291とを介して、外部空間に連通する。
レンズユニット11の被写体側から高圧の液体が噴射されると(図中矢印A参照)、液体は、光学部材13とリテーナ161との間から空間Sに流入し得る。空間Sに流入する液体は、連通部291を介して外部空間に排出される(図中矢印C参照)。それゆえ、光学部材13およびリテーナ16間の液体の圧力が低減化され、リテーナ16の脱落および破損の発生が抑制される。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、固定部28を鏡筒14,141に一体的に形成する構成であってもよい。例えば、鏡筒14に光学部材13を収容した後、鏡筒14の一部をかしめて固定部28を形成することも可能である。
また、上述の実施形態においては、光学部材13,130はレンズ部17を有する構成として説明したが、例えばカバーガラスなどの他の光学部材であってもよい。
また、上述の実施形態においては、鏡筒14,141とリテーナ16,160,161とは螺合により固定されるが、圧入、嵌合、接着など、任意の方法により固定してもよい。
また、上述の実施形態においては、連通部29,291および誘導路31,310をそれぞれ4つ形成する例について説明したが、任意の数を形成してもよい。
また、上述の実施形態においては、封止部材15はOリングなどの弾性部材として説明したが、例えば接着剤を用いてレンズユニット11の内部を封止する構成であってもよい。
また、第3の実施形態において、連通部を、筐体141およびリテーナ161の双方を貫通するように形成してもよい。
また、車両などの移動体に設置される車載カメラに、上述の実施形態に係る撮像装置を備える構成としてもよい。
10 撮像装置
11 レンズユニット
12 撮像素子
13 光学部材
14,141 鏡筒
15 封止部材
16,160,161 リテーナ
17 レンズ部
18,180 鍔部
19 接触面
20 側壁部
21 底壁部
22,221 蓋壁部
23 座面部位
24 枠部位
25 貫通孔
26 溝
27,271 側壁部
28 固定部
29,291 連通部
30 接触面
31,310 誘導路
32 端縁側
331 リテーナ枠部位

Claims (8)

  1. 最も被写体側に配置されるように定められ、該被写体側において露出する光学部材と、
    前記被写体側の最も外側に前記光学部材を配置する鏡筒本体部と、
    前記光学部材を前記被写体側から像側に押圧して、前記鏡筒本体部に固定する固定部とを備え、
    前記固定部が前記光学部材を前記鏡筒本体部に固定するときに、少なくとも前記光学部材および前記固定部が画定する空間から該空間の外部に連通する連通部が形成される
    ことを特徴とするレンズユニット。
  2. 請求項1に記載のレンズユニットであって、前記連通部は、前記被写体側方向とは異なる方向に向かって開口していることを特徴とするレンズユニット。
  3. 請求項1又は2に記載のレンズユニットであって、
    前記光学部材と前記鏡筒本体部との間に介在し、介在する領域を境に前記光学部材および前記鏡筒本体部の間における液体の流動を防止する封止部材を、更に備え、
    前記連通部は、前記被写体側において前記光学部材と対向する前記固定部の端縁側から前記封止部材までの間に形成されることを特徴とするレンズユニット。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のレンズユニットであって、前記光学部材および前記固定部の少なくとも一方に、前記光学部材と前記固定部とが当接する接触面から窪んだ形状であって、前記被写体側において前記光学部材と対向する前記固定部の端縁側から、少なくとも前記光学部材および前記固定部が画定する前記空間まで延びる誘導路が形成されることを特徴とするレンズユニット。
  5. 請求項4に記載のレンズユニットであって、前記誘導路は、周方向において前記連通部の近傍に形成されることを特徴とするレンズユニット。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズユニットであって、前記固定部は、前記鏡筒本体部と一体的に形成されることを特徴とするレンズユニット。
  7. 最も被写体側に配置されるように定められ、該被写体側において露出する光学部材と、
    前記被写体側の最も外側に前記光学部材を配置する鏡筒本体部と、
    前記光学部材を前記被写体側から像側に押圧して、前記鏡筒本体部に固定する固定部と、
    前記光学部材を含む光学系によって結像される被写体像を撮像する撮像素子とを備え、
    前記固定部が前記光学部材を前記鏡筒本体に固定するときに少なくとも前記光学部材および前記固定部が画定する空間から外部に連通する連通部が、前記鏡筒本体部または前記固定部に形成される
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置を備えることを特徴とする車載カメラ。
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