JP2015086464A - サーメット - Google Patents

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Abstract

【課題】切削工具の構成材料に適する硬度と靱性をともに有するサーメットを提供する。【解決手段】周期表4,5,6族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物及びこれらの固溶体からなる群から選択される1種以上の化合物からなる硬質相が、Ni及びCoの少なくとも一方を主成分とする結合相により結合されてなるサーメットであって、第一硬質相:TiCNを主成分とする硬質相と、第二硬質相:W及びTiを必須として周期表4,5,6族金属(ただしW及びTiを除く)から選択される金属の複合炭窒化物固溶体から構成される硬質相と、第三硬質相:WCを主成分とする硬質相とを含有し、前記サーメットは、表面から300μm以上の厚さを有し、前記第一硬質相と前記第二硬質相とが存在し、前記第三硬質相が実質的に存在しない表面層と、前記表面層よりも内部側で、前記第一硬質相と前記第二硬質相と前記第三硬質相とが存在する内部層とを備えるサーメット。【選択図】図1

Description

本発明は、切削工具の構成材料に適したサーメットに関する。
従来、切削工具の基材材料として、炭化チタン(TiC)や炭窒化チタン(TiCN)を主たる硬質相とし、コバルト(Co)やニッケル(Ni)といった鉄族金属元素で結合したサーメットが利用されている。サーメットは、炭化タングステン(WC)を主たる硬質相とする超硬合金と比較して、[1]希少資源であるWの使用量を低減できる、[2]耐摩耗性に優れる、[3]鋼の切削加工における仕上げ面が美麗である、[4]軽量である、といった利点を有する。反面、サーメットには、超硬合金に比べて強度や靱性に劣り、熱衝撃に弱いため、その加工用途が限定されるという問題がある。
ここで、サーメットの表面部及び内部の構造を制御することで、サーメットの強度と靱性をさらに改善する試みがなされている。例えば、特許文献1では、WCを含む硬質相の存在形態を、窒素含有焼結硬質合金の表面から内部に向かって規定することで、耐熱衝撃性、耐摩耗性および強度の向上を改善できることが開示されている。
特開平07−316716号公報
従来のサーメットでも、強度と靱性の改善効果は認められるものの、なお十分とは言い難かった。特に、靱性のさらなる向上が望まれる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、切削工具の構成材料に適する硬度と靱性をともに有するサーメットを提供することにある。
本発明のサーメットは、周期表4,5,6族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物及びこれらの固溶体からなる群から選択される1種以上の化合物からなる硬質相が、Ni及びCoの少なくとも一方を主成分とする結合相により結合されてなるサーメットである。前記硬質相は、以下の第一硬質相、第二硬質相、第三硬質相を含有する。
・第一硬質相:TiCNを主成分とする硬質相
・第二硬質相:W及びTiを必須として周期表4,5,6族金属から選択される金属の複合炭窒化物固溶体から構成される硬質相
・第三硬質相:WCを主成分とする硬質相
前記サーメットは、表面から300μm以上の厚さを有し、前記第一硬質相と前記第二硬質相とが存在し、前記第三硬質相が実質的に存在しない表面層と、前記表面層よりも内部側で、前記第一硬質相と前記第二硬質相と前記第三硬質相とが存在する内部層とを備える。
本発明のサーメットは、硬度と靱性に優れる。
実施形態に示すサーメットの表面層の走査型電子顕微鏡写真(10000倍)を示す図である。 実施形態に示すサーメットの内部層の走査型電子顕微鏡写真(10000倍)を示す図である。 実施形態に示すサーメットの各層による境界部分の走査型電子顕微鏡写真(1500倍)を示す図である。 実施形態に示すサーメットの各層による境界部分の走査型電子顕微鏡写真(200倍)を示す図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)実施形態のサーメットは、周期表4,5,6族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物及びこれらの固溶体からなる群から選択される1種以上の化合物からなる硬質相が、Ni及びCoの少なくとも一方を主成分とする結合相により結合されてなるサーメットである。前記硬質相は、以下の第一硬質相、第二硬質相、第三硬質相を含有する。
・第一硬質相:TiCNを主成分とする硬質相
・第二硬質相:W及びTiを必須として周期表4,5,6族金属(ただしW及びTiを除く)から選択される金属の複合炭窒化物固溶体から構成される硬質相
・第三硬質相:WCを主成分とする硬質相
前記サーメットは、表面から300μm以上の厚さを有し、前記第一硬質相と前記第二硬質相とが存在し、前記第三硬質相が実質的に存在しない表面層と、前記表面層よりも内部側で、前記第一硬質相と前記第二硬質相と前記第三硬質相とが存在する内部層とを備える。
上記構成によれば、硬度及び靱性に優れるWCで構成される第三硬質相をサーメット内部に有することで、硬度及び靱性を向上させることができる。WCは硬度及び靱性に優れるが、切削中の被削材(特に鋼)に対する耐凝着性に劣るという課題を有する。しかし、上記構成によれば、第三硬質相はサーメットの内部層にのみ存在し、表面層には実質的に存在しないため、耐凝着性が劣化することを抑制できる。
ここで言う「第三硬質相が表面層に実質的に存在しない」とは、表面層に第三硬質相が10質量%以下含有されることを許容する。表面層に存在する第三硬質相の含有量は、10質量%以下、好ましくは5質量%以下であり、第三硬質相が含有されないことが好ましい。
(2)実施形態のサーメットとしては、前記表面層の厚さは、1800μm以下である形態が挙げられる。
表面層の厚さの上限が1800μm以下であると、第三硬質相を有する内部層の領域を適正に確保することができ、サーメットの硬度及び靱性を確保できる。
(3)実施形態のサーメットとしては、前記内部層は、前記表面層側に存在する中間層と、前記中間層より内部側に存在する内部深層とを備える形態が挙げられる。このとき、前記中間層及び前記内部深層における第三硬質相の平均粒径をそれぞれα、βとしたとき、α/β>1.5である。
内部層のうち、表面層側に存在する中間層と、中間層より内部側に存在する内部深層とで、第三硬質相の平均粒径を調整することで、靱性を向上させることができる。具体的には、中間層における第三硬質相の平均粒径を、内部深層における第三硬質相の平均粒径よりも大きくすることで、中間層における第三硬質相の粗粒によって亀裂の進展を抑制することができる。
(4)中間層を備える実施形態のサーメットとしては、前記中間層の厚さが、10μm以上100μm以下である形態が挙げられる。
中間層は、表面層と内部深層との間の境界を明確にすることで、より亀裂抑制効果が発揮され、靱性の向上に寄与する。中間層の厚さが10μm以上であることで、中間層において亀裂抑制効果を発揮でき、靱性を向上させることができる。一方、中間層の厚さが厚過ぎると、粗粒の第三硬質相が多くなってしまい、硬度が低下する虞がある。よって、中間層の厚さは100μm以下であることで、内部層内に微粒の第三硬質相を適正に確保することができ、サーメットの硬度及び靱性を確保できる。
(5)実施形態のサーメットとしては、サーメット全体において、Tiの含有量が40質量%以上60質量%以下、Wの含有量が20質量%以上35質量%以下、周期表4,5,6族金属(ただし、W及びTiを除く)から選択される1種以上の金属元素の合計含有量が0質量%以上10質量%以下、Co,Niの合計含有量が15質量%以上20質量%以下である形態が挙げられる。
上記元素を所定量含有したサーメットは、希少資源であるWの使用量を低減しながらも、WCで構成される第三硬質相を内部層に出現でき、耐凝着性を維持したまま、硬度及び靱性を向上させることができる。特に、Wの含有量が上記範囲であることで、内部層と表面層とをバランスよく出現させることができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態の詳細を、以下に説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
〔サーメット〕
実施形態に係るサーメットは、硬質相と、硬質相を結合する結合相と、不可避不純物とにより構成される。不可避不純物は、原料に含有したり、製造工程で混入したりする、酸素やppmオーダーの金属元素が挙げられる。
《硬質相》
硬質相は、周期表4,5,6族金属から選ばれる少なくとも1種の金属元素と炭素(C)及び窒素(N)の少なくとも1種の元素との化合物、すなわち上記金属元素の炭化物、窒化物、炭窒化物及びこれらの固溶体から選択される少なくとも1種を含む。特に、本実施形態のサーメットは、Ti炭窒化物(TiCN)及びTiを含む炭窒化物固溶体を少なくとも含有するTiCN基サーメットである。硬質相は、以下の第一硬質相、第二硬質相、及び第三硬質相という組成が異なる3種を含有する。これら3種の硬質相の存在形態は、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)による顕微鏡写真の濃淡により容易に判別できる。また、各硬質相の組成は、SEM−EDX装置(SEM…Scanning Electron Microscope、EDX…Energy−dispersive X−ray Spectroscopy)を用いて定量分析が可能である。
(第一硬質相)
第一硬質相は、TiCNを主成分とする硬質相である。具体的には、TiCNを80質量%以上含有する。例えば、実質的にTiCNのみからなる硬質相が挙げられる。その他に、W,Mo,Nbを合計で1質量%以上15質量%以下含有してもよい。また、Co,Niを合計で5質量%以下含有してもよい。第一硬質相は、後述する第二硬質相に比較してTiを多く含むことにより、硬度が高く、かつ被削材に汎用される鋼との反応性が低い。従って、サーメット中に第一硬質相が存在することで、特に、耐摩耗性及び耐凝着性を向上することができる。
(第二硬質相)
第二硬質相は、W及びTiを必須として周期表4,5,6族金属(ただし、W及びTiを除く)から選択される金属の複合炭窒化物固溶体から構成される硬質相である。第二硬質相の具体的な組成は、例えば、(Ti,W)CN,(Ti,W,Mo)CN,(Ti,W,Nb)CN,(Ti,W,Mo,Nb)CNなどが挙げられる。第二硬質相は、第一硬質相と比較してWを含むことで、高い硬度を維持したまま破壊靭性の向上が望める。従って、サーメット中に第二硬質相が存在することで、熱的強度、耐欠損性、耐塑性変形性を向上することができる。
(第三硬質相)
第三硬質相は、WCを主成分とする硬質相である。具体的には、WCを85質量%以上含有する。例えば、実質的にWCのみからなる硬質相が挙げられる。その他に、Ti,Mo,Nbを合計で1質量%以上10質量%以下含有してもよい。また、Co,Niを合計で5質量%以下含有してもよい。第三硬質相がWCからなることで、硬度・靱性の向上が望める。しかし、WCがサーメット全体に亘って存在すると、切削中に被削材(特に鋼)と反応し易く、凝着が生じ易くなるという課題を有する。
《結合相》
結合相は、Ni及びCoの少なくとも一方を含み、上記硬質相を結合させる。結合相は、実質的にNi及びCoの少なくとも一方で構成されているが、硬質相の構成元素(Ti,W,Mo,Cr,C,N)や、不可避不純物を含んでいてもよい。
《サーメットの構成》
本実施形態のサーメットは、サーメットの表面から内部に向かって表面層と、表面層より内部側に存在する内部層とで構成されている。内部層は、さらに表面層側に存在する中間層と、中間層よりも内部側に存在する内部深層とで構成されていてもよい。つまり、本実施形態のサーメットは、サーメットの表面から内部に向かって表面層、中間層、及び内部深層の三層で構成されていてもよい。本実施形態のサーメットの主たる特徴とするところは、各層中における硬質相(上記の第一硬質相、第二硬質相、第三硬質相)の存在の有無にある。
(表面層)
表面層には、第一硬質相と第二硬質相とが存在しており、第三硬質相は実質的に存在していない。第一硬質相と第二硬質相とは、第一硬質相を芯部とし、この芯部の外周に第二硬質相からなる周辺部を有する有芯構造の形態で存在していてもよいし、第一硬質相と第二硬質相とが独立してそれぞれが単相構造の形態で存在していてもよい。また、有芯構造と各単相構造とが混在していてもよい。表面層に第三硬質相が実質的に存在しないことで、切削中に被削材と反応し難く、耐凝着性に優れるサーメットとすることができる。
表面層における第一硬質相の平均粒径は、0.1μm以上0.7μm以下であることが挙げられる。平均粒径が0.1μm以上であることで一定の破壊靭性が得られ、一方で平均粒径が0.7μm以下であることで十分な硬度が得られる。破壊靭性と硬度とをバランスよく確保するためには、0.3μm以上0.5μm以下であることが好ましい。表面層における第二硬質相の平均粒径は、0.3μm以上1.5μm以下であることが挙げられる。平均粒径が0.3μm以上であることで一定の破壊靭性が得られ、一方で平均粒径が1.5μm以下であることで十分な硬度が得られる。破壊靭性と硬度とをバランスよく確保するためには、0.5μm以上0.8μm以下であることが好ましい。
ここで、本明細書における硬質相の平均粒径は、サーメットの断面を画像解析し、断面画像中の水平方向のferet径と垂直方向のferet径の平均値とする。具体的には、断面画像中の200個以上の硬質相をそれぞれについて水平方向のferet径と垂直方向のferet径を測定する。そして、各硬質相の両feret径の平均値を合算して、測定硬質相数で除することで求められる。
表面層の厚さは、300μm以上1800μm以下が挙げられる。表面層の厚さが300μm以上であることで、WCから構成される第三硬質相が存在しない領域が適正にサーメットの表面側に配置されることで、耐凝着性の劣化を抑制でき、好ましくは350μm以上が挙げられる。一方、表面層の厚さが1800μm以下であることで、第三硬質相が存在する内部層の領域を適正に確保することができ、サーメットの硬度及び靱性を確保できるため、好ましくは800μm以下が挙げられる。つまり、表面層の厚さを適正に設定することで、耐凝着性と硬度及び靱性をバランスよく確保することができる。
(内部層)
内部層は、表面層よりも内側の層である。内部層には、第一硬質相、第二硬質相、及び第三硬質相が存在する。第一硬質相及び第二硬質相は、表面層における第一硬質相及び第二硬質相の存在形態と同様、有芯構造の形態で存在していても、それぞれが単相構造の形態で存在していてもよい。また、各平均粒径も、表面層における各硬質相の平均粒径と同様である。第三硬質相は、単相構造で存在する。
内部層に存在する第三硬質相の含有量は、10質量%以上、好ましくは30質量%以上である。WCで構成される第三硬質相が内部層にのみ上記含有量で存在することで、耐凝着性を維持したまま、硬度及び靱性を向上させることができる。表面層の厚さは、第三硬質相のうちサーメットの表面に近いものから順にn個(n≧3)の第三硬質相を選択し、各第三硬質相の粒子の表面側端部からサーメット表面までの長さを測定し、各長さを合算しnで除した平均値とする。表面層と内部層との境界は、サーメットの表面から上記長さ分内側の領域である。
内部層は、さらに、表面層側に存在する中間層と、中間層より内部側に存在する内部深層とを備えることが好ましい。中間層と内部深層との違いは、第三硬質相の平均粒径にある。中間層における第三硬質相の平均粒径を、内部深層における第三硬質相の平均粒径よりも大きくすることで、中間層における第三硬質相の粗粒によって亀裂の進展を抑制する効果を発揮する。
中間層における第三硬質相の平均粒径は、1μm以上10μm以下であることが挙げられる。平均粒径が1μm以上であることで、粗粒による亀裂抑制効果が向上し、靱性を向上させることができ、好ましくは3μm以上が挙げられる。一方、平均粒径が10μm以下であることで、硬度を維持することができ、好ましくは5μm以下が挙げられる。
内部深層における第三硬質相の平均粒径は、0.1μm以上3μm以下であることが挙げられる。平均粒径が0.1μm以上であることで、硬度・靱性を向上することでき、好ましくは0.5μm以上が挙げられる。一方、平均粒径が3μm以下であることで、中間層における第三硬質相よりも微粒とでき硬度の低下を抑制でき、好ましくは2μm以下が挙げられる。
上記中間層における第三硬質相の平均粒径をα、内部深層における第三硬質相の平均粒径をβとしたとき、α/βは1.5超3以下であることが挙げられる。中間層における第三硬質相の平均粒径が、内部層における第三硬質相の平均粒径よりも大きいことで、粗粒の第三硬質相によって亀裂の進展を抑制することができ、好ましくは1.7以上が挙げられる。一方、α/βが3以下であることで、第三硬質相の粗粒による硬度低下を抑制することができ、好ましくは2以下が挙げられる。
中間層の厚さは、10μm以上100μm以下が挙げられる。中間層の厚さが10μm以上であることで、中間層において亀裂抑制効果を発揮することができ、好ましくは20μm以上が挙げられる。一方、中間層の厚さが厚過ぎると、粗粒の第三硬質相が多くなってしまい、硬度が低下する虞があるため100μm以下、好ましくは50μm以下が挙げられる。つまり、中間層は、内部層内において、表面層側に微粒の第三硬質相を適量存在させ、内部深層側に粗粒の第三硬質相を適量存在させることで、亀裂抑制効果をより発揮させつつ、硬度及び靱性を向上させることができる。
〔サーメットの製造方法〕
本実施形態のサーメットは、代表的には、原料粉末の準備→混合→成形→焼結という工程を経て製造される。
《準備工程》
準備工程では、原料粉末として、周期表4,5,6族金属から選ばれる少なくとも一種の金属と、炭素(C)及び窒素(N)の少なくとも一種の元素との化合物からなる化合物粉末と、結合相を構成する結合相粉末、代表的には鉄族金属粉末とを用いる。第一硬質相を生成するためには、例えばTiCN粉末を用いる。第三硬質相を生成するためには、例えばWC粉末を用いる。第二硬質相を生成するためには、例えばTiCN粉末及びWC粉末を用い、さらに周期表4,5,6族金属(ただしW及びTiを除く)の炭化物粉末や炭窒化物粉末や固溶体粉末を用いる。
各粉末の配合割合は、目的とするサーメットの特性に応じて適宜選択することができる。本実施形態では、第三硬質相(WCから構成される硬質相)を内部層に生成し、かつ内部層のうち第三硬質相の平均粒径が異なる二層(中間層と内部深層)を生成するため、WC粉末は、24質量%以上38質量%以下含有することが好ましい。他に、TiCN粉末を45質量%以上70質量%以下含有し、周期表4,5,6族金属(ただしW及びTiを除く)の炭化物粉末などを合計で0質量%以上15質量%以下含有することが挙げられる。また、これらの硬質相を生成する粉末と結合相粉末との割合が80:20〜85:15であることが挙げられる。さらに、硬度と靱性とをバランスよく確保するために、82:18〜84:16であることがより好ましい。
各粉末の大きさは、硬質相の大きさを考慮して適宜選択することができる。TiCN粉末の平均粒径は、後述するように第三硬質相のWの存在状態に影響するため、0.1μm以上1.3μm以下であることが好ましい。他に、WC粉末、固溶体金属粉末、及び結合相粉末の各平均粒径は、それぞれ0.5μm以上2μm以下、0.5μm以上2μm以下、及び0.5μm以上3μm以下とすることが挙げられる。ここで、原料粉末の平均粒径は、サーメットにおける硬質相の平均粒径と異なり、フィッシャー法により求めた粒径である。原料粉末を構成する各粒子は、後述する混合工程、成形工程を経て粉砕され、変形する。
《混合工程》
混合工程では、上記原料粉末をアトライターで混合する。この混合時には必要に応じて成形助成材(例えば、パラフィン)を添加してもよい。
アトライターは、回転軸と、その回転軸の周方向に突出する複数の撹拌棒とを備える混合機である。そのアトライターの周速(回転速度)は100m/s以上400m/s以下、混合時間は1.5時間以上15時間以下とする。周速および混合時間が共に規定範囲内であれば、原料粉末の混合が十分となって、サーメット中に結合相溜まりや凝集相の形成を抑制できる。混合条件の好ましい値は、アトライターの周速=200m/s以上300m/s以下、混合時間=1.5時間以上5時間以下である。なお、アトライターによる混合は、超硬合金製のボール状メディアを利用して行なっても良いし、メディアレスで行なっても良い。
上記アトライターによる混合によってスラリーを作製後、溶媒を揮発除去して混合粉末を作製する。
《成形工程》
上記混合粉末を、金型に充填しプレス成形して成形体を作製する。プレス圧力は、原料粉末の組成によって適宜変更することができ、50MPa以上250MPa以下が挙げられる。より好ましいプレス圧力は90MPa以上110MPa以下である。
《焼結工程》
上記成形体を焼結して焼結体を作製する。この焼結工程では、段階的な焼結を行なうことが好ましい。例えば、成形助剤の除去期間、第一加熱期間、第二加熱期間、保持期間、および冷却期間を有する焼結を行なうことが挙げられる。成形助剤の除去期間は、成形助剤の揮発温度まで昇温する期間のことで、例えば350℃以上500℃以下まで加熱する。次の第一加熱期間では真空雰囲気にて1200℃以上1300℃以下程度まで成形体を加熱する。続く第二加熱期間では、0.4kPa以上3.3kPa以下の窒素雰囲気にて1300℃以上1600℃以下程度まで成形体を加熱する。保持期間では、第二加熱期間の最終温度で0.5時間以上3時間以下成形体を保持する。冷却期間では、窒素雰囲気にて室温まで成形体を冷却する。
窒素雰囲気にて焼結を行うことで、サーメットの表面から内部に向かって窒素ポテンシャルの勾配が発生し、表面から内部に向かってWの存在状態が変化する。具体的には、サーメットの表面側で窒素ポテンシャルが高く、内部側で窒素ポテンシャルが低くなる。窒素ポテンシャルが高い表面側では第二硬質相が成長し易く、窒素ポテンシャルが低い内部側では第二硬質相が成長し難い。ここで、第二硬質相は、TiCN粉末の平均粒径がある程度大きいと固溶再析出が促進されることで成長し易いが、TiCN粉末の平均粒径が小さいと成長し難い。第二硬質相の成長が抑制されると、第二硬質相に入りきらないWが独立して第三硬質相を形成する。よって、TiCN粉末の平均粒径が一定以下の場合、サーメットの内部側では第二硬質相の成長がより抑制され、第二硬質相に入りきらないWが独立して第三硬質相を形成する。つまり、第三硬質相の出現は、窒素ポテンシャルの勾配とTiCN粉末の平均粒径によって決まる。Wがより安定な内部側に移動することで、表面側にWを含まない表面層が形成され、内部側にWを含む内部層が形成される。また、焼結温度や保持時間によって、内部層のうち表面層側(中間層)においてW濃度が上がり、第三硬質相の平均粒径が大きくなる。よって、内部層のうち表面層側(中間層)と内部層側(内部深層)とで、平均粒径の異なる第三硬質相を形成することができる。例えば、焼結温度が1500℃以上1600℃以下、保持時間が0.5時間以上3時間以下であると、内部層が中間層と内部深層の二層構造となり易い。さらに、焼結温度が1520℃以上1550℃以下、保持時間が1時間以上1.5時間以下であると、中間層及び内部層の各第三硬質相の平均粒径α及びβの比率α/βが、1.5超3以下となり易い。
上述したサーメットの製造方法により得られた焼結体(サーメット)は、サーメットの表面から内部に向かって表面層、中間層、及び内部深層の三層で構成されており、WCで構成される第三硬質相が中間層及び内部深層にのみ存在する。中間層及び内部深層における第三硬質相の平均粒径は、内部深層よりも中間層の方が大きい。各層の硬質相の存在形態は、SEMによる焼結体の断面の観察により行うことができる。
〔試験例〕
サーメットを実際に作製し、サーメットの組成、組織、及び靱性・硬度を調べた。
・試料No.1〜No.9
原料粉末として、平均粒径が0.8μmのTiCN粉末と、平均粒径が1.0μmのWC粉末と、平均粒径が1.5μmのNbC粉末と、平均粒径が1μmのMoC粉末と、平均粒径が1.5μmのCo粉末と、平均粒径が2μmのNi粉末とを用意した。ここでの平均粒径は、フィッシャー法によって測定した粒径である。
表1に示す質量割合となるように配合した上記各原料粉末と、溶媒であるエタノールと、成形助剤であるパラフィンとをアトライターによって混合し、スラリー状の混合原料を作製した。パラフィンの配合量は、全体の2質量%とした。また、アトライターによる混合条件は、周速200m/sで1.5時間〜15時間(表1を参照)とした。原料粉末のスラリーから溶媒を揮発させて混合粉末を得た。
作製した混合粉末を金型内に充填し、98MPaの圧力でプレス成形し、形状がISO規格のSNG432の成形体を得た。
作製した成形体を焼結した。具体的には、まず成形体を370℃まで加熱し、成形助剤であるパラフィンを除去した。次に、真空雰囲気にて1200℃まで成形体を昇温した。そして、焼結圧力を0.4kPa〜3.3kPaとして(表1を参照)、試料No.1〜No.7,No.9は、窒素雰囲気中にて1520℃まで成形体を昇温した後、成形体を1520℃で1時間保持した。試料No.8は、窒素雰囲気中にて1460℃まで成形体を昇温した後、成形体を1460℃で1時間保持した。その後、全試料とも真空雰囲気にて1150℃まで冷却し、以後窒素雰囲気下で室温まで加圧冷却を行い、焼結体(サーメット)を得た。
・試料No.101,No.102,103
試料No.101及びNo.102は、WC粉末の含有量が少なく、かつ原料粉末として平均粒径(フィッシャー粒度)が1.4μmのTiCN粉末を用いた点を除いて、試料No.1〜No.7,No.9と同一である。試料No.103は、WC粉末の含有量が少ない点を除いて、試料No.1〜試料No.7,No.9と同一である。
(硬質相の組成・組織)
得られた焼結体(サーメット)の断面をSEM−EDX装置を用いて調べた。代表して、試料No.1のサーメットのSEM写真(10000倍)を図1及び図2に示す。図1はサーメットの表面層であり、図2はサーメットの内部層のSEM写真である。各図中の黒色部分は第一硬質相、灰色部分は第二硬質相、白色部分は第三硬質相である。各硬質相間には、結合相が存在する。
図1に示すように、表面層には、第一硬質相1と第二硬質相2と結合相10とが存在する。第一硬質相1と第二硬質2とは、第一硬質相1を芯部とし、この芯部の外周に第二硬質相2からなる周辺部を有する有芯構造の形態で存在しているものもあれば、第一硬質相1と第二硬質相2とが独立して存在しているものもあることがわかる。一方、図2に示すように、内部層には、第一硬質相1、第二硬質相2、第三硬質相3、及び結合相10が存在する。第一硬質相1と第二硬質相2とは、表面層のそれらと同様の形態で存在しており、第三硬質相3は、単相構造で存在していることがわかる。EDX測定の結果、上記表面層及び内部層の各硬質相について、第一硬質相1はTiCN、第二硬質相2はTi及びWによる複合炭窒化物固溶体、第三硬質相3はWC、結合相10は実質的にCoにより構成されていた。
また、代表して試料No.1のサーメットの表面層と内部層との間の境界部分のSEM写真を図3及び図4に示す。図3は上記境界部分の1500倍のSEM写真であり、図4は上記境界部分の200倍のSEM写真である。
図4に示すように、内部層は、表面層側において第三硬質相(白色部分)の大きさが内部側と比較して大きい層(中間層)と、中間層よりも内部側の第三硬質相の大きさが小さい層(内部深層)とが存在することがわかる。上記境界部分をさらに拡大した図3に示すように、中間層の第三硬質相の平均粒径は、2.5μm以上3.5μm以下であり、内部深層の第三硬質相の平均粒径は、1.5μm以上2μm以下であることがわかる。
各試料におけるサーメットについて、SEM写真から表面層と中間層の厚さを測定し、その結果を表2に示す。表面層と中間層の厚さは、SEM観察ソフトウェアの測距機能を用いて、任意の視野における中間層のうち最もサーメットの表面側に存在している第三硬質相の最も表面側の端から試料の表面に対して垂直になる長さを測定した。また、各試料におけるサーメットについて、SEM写真と、画像解析装置:Mac−VIEW(株式会社マウンテック製)とを用いて、中間層及び内部深層における各第三硬質相の平均粒径α及びβ(μm)を求めた。平均粒径は、各試料における200個以上の第三硬質相について、水平方向のferet径と垂直方向のferet径とを測定し、各第三硬質相の両feret径の平均値を合算して、測定粒子数で除することで求めた。α/βが大きいということは、相対的に中間層における第三硬質相の平均粒径が大きいということである。そのα/βの結果を表2に示す。
なお、サーメット全体における各元素の含有量は、原料粉末における各元素の含有量に等しい。そのため、各試料におけるTiの含有量は40質量%以上60質量%以下の範囲内にあり、Wの含有量は20質量%以上35質量%以下の範囲内にあり、NbとMoの合計含有量は0質量%以上10質量%以下の範囲内にあり、CoとNiの合計含有量は15質量%以上20質量%以下の範囲内にある。
(サーメットの靱性・硬度)
サーメットの靱性(MPa・m1/2)、及びビッカース硬度(GPa)はそれぞれ、JIS R 1607(1995年)、及びJIS Z 2244(2009年)に従って求めた。その結果を表2に示す。
表2に示すように、各原料粉末を適量含有した試料No.1〜No.7,No.9のサーメットは、表面層、中間層及び内部深層の三層を形成することができ、かつ中間層及び内部深層における各第三硬質相の平均粒径の割合α/βが1.5超であった。第三硬質相が内部層にのみ存在し、かつ内部層のうち、中間層において粗粒の第三硬質相を有し、内部深層において微粒の第三硬質相を有することで、靱性が5.5MPa・m1/2超、硬度が14以上と高靱性・高硬度であることがわかる。これは、中間層に存在する粗粒の第三硬質相によって亀裂の進展を抑制しているからであると考えられる。特に、中間層が20μm以上であると、より靱性が高い。また、焼結温度が試料No.1〜No.7,No.9よりも低い温度(1460℃)である試料No.8は、中間層が存在せずに、第三硬質相が内部にのみ一様に存在していた。試料No.8においても、内部層にのみ第三硬質相が存在することで、靱性及び硬度に優れることがわかる。一方、原料粉末においてWC粉末の含有量が少ない試料No.101〜No.103は、内部層を形成できなかった。
本発明のサーメットは、切削工具の構成材料として好適に利用することができる。
1 第一硬質相 2 第二硬質相 3 第三硬質相 10 結合相

Claims (5)

  1. 周期表4,5,6族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物及びこれらの固溶体からなる群から選択される1種以上の化合物からなる硬質相が、Ni及びCoの少なくとも一方を主成分とする結合相により結合されてなるサーメットであって、
    前記硬質相は、以下の第一硬質相、第二硬質相、第三硬質相を含有し、
    第一硬質相:TiCNを主成分とする硬質相
    第二硬質相:W及びTiを必須として周期表4,5,6族金属(ただしW及びTiを除く)から選択される金属の複合炭窒化物固溶体から構成される硬質相
    第三硬質相:WCを主成分とする硬質相
    前記サーメットは、
    表面から300μm以上の厚さを有し、前記第一硬質相と前記第二硬質相とが存在し、前記第三硬質相が実質的に存在しない表面層と、
    前記表面層よりも内部側で、前記第一硬質相と前記第二硬質相と前記第三硬質相とが存在する内部層とを備えるサーメット。
  2. 前記表面層の厚さは、1800μm以下である請求項1に記載のサーメット。
  3. 前記内部層は、
    前記表面層側に存在する中間層と、
    前記中間層より内部側に存在する内部深層とを備え、
    前記中間層及び前記内部深層における前記第三硬質相の平均粒径をそれぞれα、βとしたとき、α/β>1.5である請求項1または請求項2に記載のサーメット。
  4. 前記中間層の厚さが、10μm以上100μm以下である請求項3に記載のサーメット。
  5. サーメット全体において、
    Tiの含有量が40質量%以上60質量%以下、
    Wの含有量が20質量%以上35質量%以下、
    周期表4,5,6族金属(ただし、W及びTiを除く)から選択される1種以上の金属元素の合計含有量が0質量%以上10質量%以下、
    Co,Niの合計含有量が15質量%以上20質量%以下である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のサーメット。
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