JP2015085849A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関停止制御が開始された後のパワープラントの振動を低減し、電動機を用いた内燃機関停止制御の精度低下を抑制できるハイブリッド車両の制御装置を提供する。【解決手段】過給機23を備える内燃機関2と、内燃機関2の出力軸5に連結されたモータ・ジェネレータ3とを備えるハイブリッド車両1Aに適用され、モータ・ジェネレータ3を制御するECU60を備えるハイブリッド車両1Aの制御装置において、内燃機関2には、過給機23のコンプレッサ23aをバイパスするバイパス通路30と、バイパス通路30を開閉するバイパス弁31とが設けられ、内燃機関2を停止させるとき、バイパス弁31が開弁された後に、ECU60がモータ・ジェネレータ3を用いて内燃機関2を停止させる。【選択図】図2
Description
本発明は、電動機を用いた内燃機関停止制御が行われるハイブリッド車両の制御装置に関する。
内燃機関を停止する条件が成立したときに、予め設定された目標クランク角位置に内燃機関を停止させるように、エンジン回転速度が停止位置制御終了回転速度に至るまで電動機を用いてエンジン回転速度を制御するハイブリッド車両が知られている。(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2が存在する。
過給機を備えた内燃機関が設けられたハイブリッド車両では、内燃機関を停止させるとき、内燃機関を停止させる制御が開始された後も過給機が慣性で回転して吸気が気筒内に流入し、内縁機関の圧縮反力が大きくなるため、内燃機関の出力軸に設けられたダンパの共振周波数を生じさせパワープラントの振動が大きくなることがある。また、この振動により、電動機を用いた内燃機関停止制御の精度が低下することがある。
そこで、本発明は、パワープラントの振動を低減し、電動機を用いた内燃機関停止制御の精度低下を抑制できるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明のハイブリッド車両の制御装置は、過給機を備える内燃機関と、前記内燃機関の出力軸に連結された電動機と、を備えるハイブリッド車両に適用され、前記電動機を制御する電動機制御手段を備えるハイブリッド車両の制御装置において、前記内燃機関には、前記過給機のコンプレッサをバイパスするバイパス通路と、前記バイパス通路を開閉するバイパス弁とが設けられ、前記内燃機関を停止させるとき、前記バイパス弁が開弁された後に、前記電動機制御手段は前記電動機を用いて前記内燃機関を停止させる(請求項1)。
本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、バイパス弁を開弁することにより圧縮反力が小さくなるため、電動機を用いた内燃機関停止制御におけるパワープラントの振動を低減でき、内燃機関停止制御の精度の悪化を抑制することができる。
(第1の形態)
図1に示すように、車両1Aは複数の動力源を組み合わせたハイブリッド車両として構成されている。車両1Aは、内燃機関2、第1モータ・ジェネレータ3及び第2モータ・ジェネレータ4を走行用動力源として備えている。内燃機関2の出力軸であるエンジン出力軸5、第1モータ・ジェネレータ3の回転軸である第1MG回転軸6、及び駆動輪18に動力を出力するための駆動軸7は、動力分割機構8に連結されている。つまり、第1モータ・ジェネレータ3は、動力分割機構8を介して内燃機関2の出力軸であるエンジン出力軸5と連結されている。第1モータ・ジェネレータ3は、本発明に係る電動機に相当する。第1モータ・ジェネレータ3は、ステータ3a及びロータ3bを有する。第1モータ・ジェネレータ3は、動力分割機構8にて分配された内燃機関2の動力を受けて発電する発電機として機能するとともに交流電力にて駆動される電動機としても機能する。同様に第2モータ・ジェネレータ4は、ステータ4a及びロータ4bを有し、電動機及び発電機として機能する。
図1に示すように、車両1Aは複数の動力源を組み合わせたハイブリッド車両として構成されている。車両1Aは、内燃機関2、第1モータ・ジェネレータ3及び第2モータ・ジェネレータ4を走行用動力源として備えている。内燃機関2の出力軸であるエンジン出力軸5、第1モータ・ジェネレータ3の回転軸である第1MG回転軸6、及び駆動輪18に動力を出力するための駆動軸7は、動力分割機構8に連結されている。つまり、第1モータ・ジェネレータ3は、動力分割機構8を介して内燃機関2の出力軸であるエンジン出力軸5と連結されている。第1モータ・ジェネレータ3は、本発明に係る電動機に相当する。第1モータ・ジェネレータ3は、ステータ3a及びロータ3bを有する。第1モータ・ジェネレータ3は、動力分割機構8にて分配された内燃機関2の動力を受けて発電する発電機として機能するとともに交流電力にて駆動される電動機としても機能する。同様に第2モータ・ジェネレータ4は、ステータ4a及びロータ4bを有し、電動機及び発電機として機能する。
動力分割機構8は、シングルピニオン型の遊星歯車機構として構成されている。動力分割機構8は、外歯歯車のサンギアSと、サンギアSと同軸に配置された内歯歯車のリングギアRと、これらのサンギアS及びリングギアRに噛み合うピニオンPを自転及び公転可能に保持するプラネタリキャリアCとを有している。エンジン出力軸5は動力分割機構8のプラネタリキャリアCに連結されており、エンジン出力軸5はプラネタリキャリアCと一体回転する。そのため、内燃機関2が出力するエンジントルクはプラネタリキャリアCに伝達される。エンジン出力軸5にはダンパ10が設けられており、ダンパ10により内燃機関2のトルク変動が吸収される。エンジン出力軸5の端部にはオイルポンプ11が連結されている。オイルポンプ11は動力分割機構8を介して内燃機関2又は第1モータ・ジェネレータ3にて駆動される。第1モータ・ジェネレータ3のロータ3bは第1MG回転軸6に連結されており、第1MG回転軸6は動力分割機構8のサンギアSに連結されている。そのため、ロータ3bはサンギアSと一体回転する。動力分割機構8のリングギアRは駆動軸7に連結されており、駆動軸7は出力ギア列12の出力ドライブギア13と連結している。そのため、出力ドライブギア13はリングギアRと一体回転し、動力分割機構8からリングギアRを介して出力されたトルクは出力ドライブギア13に伝達される。出力ドライブギア13は、出力ギア列12で出力ドリブンギア14と噛み合っている。出力ドリブンギア14は、ギア15を介して第2モータ・ジェネレータ4のロータ4bと連結されている。ギア15は第2モータ・ジェネレータ4のロータ4bと一体回転する。出力ドリブンギア14から出力されたトルクは、ギア列16を介して差動装置17に伝達され、差動装置17を介して左右の駆動輪18に分配される。
図2に示すように、内燃機関2は4つの気筒20が一方向に並べられた直列4気筒型の内燃機関として構成されている。各気筒20には吸気通路21及び排気通路22がそれぞれ接続されている。内燃機関2には、排気のエネルギーを駆動源として作動して吸気を過給するターボチャージャ23が設けられている。ターボチャージャ23は、本発明に係る過給機に相当する。吸気通路21には、ターボチャージャ23のコンプレッサ23aが設けられている。また、吸気通路21には、コンプレッサ23aをバイパスするバイパス通路30が設けられている。バイパス通路30には、バイパス通路30を開閉するバイパス弁31が設けられている。バイパス弁31を開弁すると、コンプレッサ23aで圧縮されていない空気がバイパス通路30を経由して気筒20に吸入されるため、バイパス弁31を閉弁した状態よりも気筒20に吸入される空気量が低減する。コンプレッサ23aよりも上流の吸気通路21には、吸気通路21内を流れる吸気の流量を調整できる吸気絞り弁32が設けられている。吸気絞り弁32よりも上流の吸気通路21には、吸気通路21内を流れる空気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ33が設けられている。コンプレッサ23aよりも下流の吸気通路21には、コンプレッサ23aで加圧された吸気を冷却するためのインタークーラ34が設けられている。
排気通路22には、ターボチャージャ23のタービン23bが設けられている。また、排気通路22には、タービン23bより上流の排気をタービン23bよりも下流にバイパスするウェイストゲートバルブ機構40が設けられている。ウェイストゲートバルブ機構40には、タービン23bに導かれる排気の流量を調整することができるウェイストゲートバルブ41が設けられている。タービン23bより下流の排気通路22には、スタートコンバータ42及び後処理装置43が設けられており、ウェイストゲートバルブ41を開弁すると、ウェイストゲートバルブ41を通った排気はタービン23bを経由せずにスタートコンバータ42に流入する。タービン23b又はウェイストゲートバルブ41を通った排気は、スタートコンバータ42及び後処理装置43で有害物質が除去されてから大気に放出される。
内燃機関2には、排気通路22から排気の一部を取り出して吸気通路21にEGRガスとして再循環させるEGR装置50が設けられている。EGR装置50は、排気通路22から排気の一部をEGRガスとして取り出して吸気通路21に導くEGR通路51と、EGR通路51を流れるEGRガスの流量を調整できるEGR弁52と、EGR通路51を流れるEGRガス冷却するEGRクーラ53とを備えている。EGR通路51は、スタートコンバータ42よりも下流側の排気通路22と、コンプレッサ23aより上流かつ吸気絞り弁32より下流の吸気通路21とを接続している。
図3に示すように、車両1Aの各部の制御は各種の電子制御装置(ECU)にて制御される。ハイブリッドECU60には、車両1Aの車速に応じた信号を出力する車速センサ61、アクセルペダルの踏み込み量に応じた信号を出力するアクセル開度センサ62、第1モータ・ジェネレータ3の回転速度に応じた信号を出力する第1MG回転数センサ63、第2モータ・ジェネレータ4の回転速度に応じた信号を出力する第2MG回転数センサ64、駆動軸7の回転速度に応じた信号を出力する駆動軸回転数センサ65、不図示のバッテリの充電量に応じた信号を出力するSOCセンサ66等の出力信号が入力される。ハイブリッドECU60は、第1モータ・ジェネレータ3及び第2モータ・ジェネレータ4に発生させるトルクを算出し、発生させるトルクについてMGECU70に指令を出力する。また、ハイブリッドECU60は、内燃機関2の運転条件を決定し、内燃機関2の運転条件についてエンジンECU71に指令を出力する。MGECU70は、ハイブリッドECU60から入力された指令に基づき、第1モータ・ジェネレータ3及び第2モータ・ジェネレータ4に発生させるトルクに対応した電圧を算出し、それぞれのモータ・ジェネレータに電圧を出力する。エンジンECU71は、ハイブリッドECU60から入力された指令に基づき、吸気絞り弁32、点火プラグ72、バイパス弁31、ウェイストゲートバルブ41等に対して各種の制御を行う。
図4は、ハイブリッドECU60が実施する制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。図4の制御ルーチンのプログラムはハイブリッドECU60に保持されており、適時に読み出されて所定間隔で繰り返し実行される。ハイブリッドECU60は、図4の制御ルーチンを実行することにより、本発明に係る電動機制御手段として機能する。
この制御ルーチンにおいてハイブリッドECU60は、まずステップS1において、内燃機関2を停止する要件を満たしているか否かを判定する。具体的には、ハイブリッドECU60はアクセル開度センサ62の出力からアクセル開度を検出し、アクセル開度が予め定められた開度θ1以下か判定する。アクセル開度が開度θ1以下の場合は、ハイブリッドECU60は内燃機関2を停止する要件を満たしたと判断し、ステップS2に進む。一方、アクセル開度が開度θ1よりも大きい場合は、ハイブリッドECU60は内燃機関2を停止する要件を満たしていないと判断し、今回のルーチンを終了する。
ステップS2において、ハイブリッドECU60はバイパス弁31を開弁させる指令をエンジンECU71に出力する。そして、その指令を受けたエンジンECU71がバイパス弁31を開弁させる。次のステップS3において、ハイブリッドECU60は、バイパス弁31の状態を検出する。バイパス弁31の状態は、例えば、バイパス弁31に開度センサを設ける方法や、バイパス弁31への指令から判断する方法により検出する。次のステップS4において、ハイブリッドECU60は、バイパス弁31の開度が所定値より大きいか判定する。バイパス弁31の開度が所定値よりも大きい場合は、ステップS5に進む。一方、バイパス弁31の開度が所定値以下の場合は、ステップS6に進む。
ステップS5において、ハイブリッドECU60は、内燃機関2を停止させる制御を行う。ハイブリッドECU60は、この制御を行う指令をMGECU70に出力する。そして、MGECU70は、その指令に基づいて、第1モータ・ジェネレータ3に電圧を出力する。そして、今回のルーチンを終了する。
一方、ステップS6において、ハイブリッドECU60は、第1モータ・ジェネレータ3のトルクを内燃機関2の反力トルクに制御する指令をMGECU70に出力する。そして、MGECU70は、その指令に基づいて、第1モータ・ジェネレータ3に電圧を出力する。そして、今回のルーチンを終了する。
以上説明した図4の制御ルーチンをハイブリッドECU60が実行することにより、バイパス弁31を開弁して内燃機関2の圧縮反力が小さい状態で、第1モータ・ジェネレータ3を用いて内燃機関2を停止させる制御が行われるため、パワープラントの振動を低減でき、内燃機関停止制御の精度の悪化を抑制することができる。
図4の制御ルーチンに基づいて、第1モータ・ジェネレータ3等を動作させたタイムチャートを図5に示す。図5に示すように、アクセル開度が低下し開度θ1以下となった時刻t1で、ハイブリッドECU60はアクセル開度センサ62の出力からアクセル開度が開度θ1となったことを検出し、燃料の噴射を停止させバイパス弁31を開弁させる指令をエンジンECU71に出力する。この指令を受けてエンジンECU71は燃料の噴射を停止させバイパス弁31を開弁させる。
その後、バイパス弁31の開度が所定値より大きくなったことを検出する時刻t2まで、ハイブリッドECU60は、第1モータ・ジェネレータ3のトルクを内燃機関2の反力トルクに制御し、第2モータ・ジェネレータ4のトルクで走行する状態を継続する。図6は、この走行状態を示した共線図である。
図5に示すように、バイパス弁31の開度が所定値より大きくなったことをハイブリッドECU60が検出した時刻t2から、ハイブリッドECU60は、内燃機関2を停止させる制御を開始する。具体的には、ハイブリッドECU60は、時刻t2から、第1モータ・ジェネレータ3のトルクを内燃機関2の回転速度を低下させるトルクに制御する。図7に示すように、燃料の噴射を停止し内燃機関2の点火を停止した状態では、第1モータ・ジェネレータ3のトルクによって内燃機関2の回転速度を制御することができる。その後、エンジン回転速度が低下して所定値以下となった時刻t3以後、ハイブリッドECU60は、予め定められた目標クランク角位置に内燃機関2を停止させるように、第1モータ・ジェネレータ3のトルクを制御する。そして、内燃機関2の停止位置が予め定められた目標クランク角位置になった時刻t4で、ハイブリッドECU60は、第1モータ・ジェネレータ3のトルクをゼロに制御する。
(第2の形態)
次に、本発明の第2の形態を図8を参照して説明する。この形態は第1の形態とは異なり、ハイブリッド車両の構成がシリーズ・パラレル切換え型となっている。以下、第2の形態の特徴部分を説明し、第1の形態との共通部分については図面に同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2の形態を図8を参照して説明する。この形態は第1の形態とは異なり、ハイブリッド車両の構成がシリーズ・パラレル切換え型となっている。以下、第2の形態の特徴部分を説明し、第1の形態との共通部分については図面に同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、車両1Bは複数の動力源を組み合わせたハイブリッド車両として構成されている。車両1Bは、内燃機関2、モータ80及びモータ・ジェネレータ81を走行用動力源として備えている。モータ80は、ステータ80a及びロータ80bを有する。モータ・ジェネレータ81は、ステータ81a及びロータ81bを有し、内燃機関2の動力を受けて発電する発電機として機能するとともに交流電力にて駆動される電動機としても機能する。モータ・ジェネレータ81は、本発明に係る電動機に相当する。
モータ・ジェネレータ81は、MGギア列90を介して内燃機関2の出力軸であるエンジン出力軸82と連結されている。MGギア列90は、エンジン出力軸82と一体回転するMGドライブギア90aと、MGドライブギア90aと噛み合うMGドリブンギア90bとを含む。MGドリブンギア90bはモータ・ジェネレータ81の回転軸であるMG回転軸83と連結されており、MG回転軸83はモータ・ジェネレータ81のロータ81bと連結されている。そのため、MGドリブンギア90bはロータ81bと一体回転する。エンジン出力軸82にはダンパ92が設けられており、ダンパ92により内燃機関2のトルク変動が吸収される。また、エンジン出力軸82にはクラッチ93が設けられており、クラッチ93が係合状態に操作されると、エンジン出力軸82は出力ギア列91の出力ドライブギア91aと連結された状態となる。一方、クラッチ93が解放状態に操作されると、伝達経路が切り離され、エンジン出力軸82から出力ドライブギア91aへの動力伝達が遮断される。出力ドライブギア91aは、出力ギア列91で出力ドリブンギア91bと噛み合っている。出力ドリブンギア91bは駆動軸84と一体回転する。そのため、クラッチ93が係合状態に操作された場合、内燃機関2から出力されたトルクは駆動軸84に伝達される。
駆動軸84とモータ80との間にはモータギア列94が介在する。モータギア列94は、モータ80のロータ80bと一体回転するモータドライブギア94aと、モータドライブギア94aと噛み合うモータドリブンギア94bとを含む。モータドリブンギア94bは駆動軸84と一体回転し、モータ80から出力されたトルクは駆動軸84に伝達される。駆動軸84から出力されたトルクは、ギア列95を介して差動装置96に伝達され、差動装置96を介して左右の駆動輪97に分配される。
以上の構成により、クラッチ93が係合状態に操作された場合、内燃機関2を回転させると、駆動軸84を回転させると共に、モータ・ジェネレータ81を回転させてモータ・ジェネレータ81に発電させ、発電した電力によりモータ80も駆動軸84を回転させるパラレル方式のハイブリッド車両として使用することができる。一方、クラッチ93が解放状態に操作された場合は、内燃機関2を回転させると、モータ・ジェネレータ81を回転させてモータ・ジェネレータ81に発電させ、発電した電力によりモータ80が駆動軸84を回転させるシリーズ方式のハイブリッド車両として使用することができる。
本形態では、ハイブリッドECU60が内燃機関2を停止する要件を満たしたと判断してバイパス弁31を開弁させる指令を出力後、バイパス弁31の開度が所定値以下ではクラッチ93を係合状態に操作したままパラレル方式で走行を継続し、バイパス弁31の開度が所定値よりも大きくなったらクラッチ93を開放状態に操作してモータ・ジェネレータ81を用いて内燃機関2を停止させる制御を行う。この制御を行うことにより、第1の形態と同様に、バイパス弁31を開弁して内燃機関2の圧縮反力が小さい状態で、モータ・ジェネレータ81を用いて内燃機関2を停止させる制御が行われるため、パワープラントの振動を低減でき、内燃機関停止制御の精度の悪化を抑制することができる。
本発明は、上記各形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において、種々の形態にて実施できる。上記各形態では、動力分割機構を用いたスプリット方式のハイブリッド車両や、シリーズ・パラレル切換え型のハイブリッド車両に適用したが、例えばパラレル方式のハイブリッド車両やシリーズ方式のハイブリッド車両など他の方式のハイブリッド車両にも適用できる。また、上記各形態ではターボチャージャを備えた内燃機関が設けられたハイブリッド車両に本発明を適用したが、例えばスーパーチャージャなどターボチャージャ以外の過給機を備えた内燃機関が設けられたハイブリッド車両にも本発明を適用できる。また、上記各形態ではEGR装置を備えた内燃機関が設けられたハイブリッド車両に本発明を適用したが、EGR装置を備えていない内燃機関が設けられたハイブリッド車両にも本発明を適用できる。
1A、1B 車両(ハイブリッド車両)
2 内燃機関
3 第1モータ・ジェネレータ(電動機)
5、82 エンジン出力軸(出力軸)
23 ターボチャージャ(過給機)
23a コンプレッサ
30 バイパス通路
31 バイパス弁
60 ハイブリッドECU(電動機制御手段)
81 モータ・ジェネレータ(電動機)
2 内燃機関
3 第1モータ・ジェネレータ(電動機)
5、82 エンジン出力軸(出力軸)
23 ターボチャージャ(過給機)
23a コンプレッサ
30 バイパス通路
31 バイパス弁
60 ハイブリッドECU(電動機制御手段)
81 モータ・ジェネレータ(電動機)
Claims (1)
- 過給機を備える内燃機関と、前記内燃機関の出力軸に連結された電動機と、を備えるハイブリッド車両に適用され、前記電動機を制御する電動機制御手段を備えるハイブリッド車両の制御装置において、
前記内燃機関には、前記過給機のコンプレッサをバイパスするバイパス通路と、前記バイパス通路を開閉するバイパス弁とが設けられ、
前記内燃機関を停止させるとき、前記バイパス弁が開弁された後に、前記電動機制御手段は前記電動機を用いて前記内燃機関を停止させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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