JP2015085770A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気バルブの作動特性を変更するための可変動弁装置を有する内燃機関を備えるハイブリッド車両において、ラフアイドルを回避する。
【解決手段】エンジンは、吸気バルブのリフト量および作用角を変更するための可変動弁装置を含む。制御装置は、吸気バルブの作動特性が第3の特性(IN3a)から変更不能である場合にアイドル条件が成立したとき(S30にてYES)、さらに、アイドル安定性悪化条件が成立するか否かを判定する(S40)。アイドル安定性悪化条件が成立する場合(S40にてYES)、制御装置は、SOCが判定値Aよりも低いときは(S50にてYES)、エンジンを負荷運転とし(S60)、SOCが判定値A以上のときは(S50にてNO)、エンジンを停止する(S70)。
【選択図】図6

Description

この発明は、ハイブリッド車両に関し、特に、吸気バルブの作動特性を変更するための可変動弁装置を有する内燃機関を備えるハイブリッド車両に関する。
特開2009−202662号公報(特許文献1)は、吸気バルブのバルブ作動角(「作用角」とも称される。)を変更可能な可変動弁機構を有するエンジンを搭載したハイブリッド車両を開示する。このハイブリッド車両においては、可変動弁機構の故障と診断されたときに、車両走行中および停車時のエンジン停止が禁止される。これにより、エンジンの再始動が困難となる事態が回避され、また、バッテリ上がりを抑制することができるとされる(特許文献1参照)。
特開2009−202662号公報
吸気バルブのリフト量および作用角の少なくとも一方が相対的に大きい状態(大カム状態)において可変動弁装置が作動不能(アクチュエータの故障や極低温下でのフリクション増大等)となった場合に、エンジンをアイドリング状態で運転すると、実圧縮比の低下により燃焼状態が悪化し、アイドリング状態が不安定となる(「ラフアイドル」とも称される。)。このラフアイドルを回避するための方策について、上記の特許文献では検討されていない。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、吸気バルブの作動特性を変更するための可変動弁装置を有する内燃機関を備えるハイブリッド車両において、ラフアイドルを回避することである。
この発明によれば、ハイブリッド車両は、内燃機関と、蓄電装置と、電動機と、制御装置とを備える。内燃機関は、吸気バルブの作動特性を変更するための可変動弁装置を有する。蓄電装置は、内燃機関の出力を用いて発電される電力を蓄える。電動機は、蓄電装置に蓄えられた電力を用いて車両駆動力を発生する。可変動弁装置は、吸気バルブのリフト量および作用角が第1の状態であるときよりもリフト量および作用角の少なくとも一方が大きくなる第2の状態に変更可能に構成される。制御装置は、可変動弁装置が第2の状態から変更不能である場合に、内燃機関を所定のアイドリング状態で運転するアイドル条件が成立したとき、アイドリング状態が不安定となる所定の条件が成立しているか否かを判定する。制御装置は、さらに、上記所定の条件が成立する場合に、蓄電装置のSOCが低下していることを示す判定値よりもSOCが低いときは、内燃機関が負荷運転を行なうように内燃機関を制御し、SOCが判定値以上であるときは、内燃機関を停止させる。
このハイブリッド車両においては、上記所定の条件が成立する場合に、蓄電装置のSOCが低下しているときは、内燃機関を負荷運転とすることによって、蓄電装置の過放電を回避しつつラフアイドルが回避される。一方、上記所定の条件が成立する場合にSOCが低下していないときは、内燃機関を停止させることによってラフアイドルが回避される。
この発明によれば、吸気バルブの作動特性を変更するための可変動弁装置を有する内燃機関を備えるハイブリッド車両において、ラフアイドルを回避することができる。
この発明の実施の形態1によるハイブリッド車両の全体構成を示すブロック図である。 図1に示すエンジンの構成図である。 VVL装置において実現されるバルブ変位量とクランク角の関係を示す図である。 吸気バルブの作動特性が第3の特性であるときの動作を説明する図である。 吸気バルブの作動特性が第1の特性であるときの動作を説明する図である。 制御装置による吸気バルブの制御を説明するフローチャートである。 実施の形態2における制御装置による吸気バルブの制御を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるハイブリッド車両の全体構成を示すブロック図である。図1を参照して、ハイブリッド車両1は、エンジン100と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割装置4と、減速機5と、駆動輪6とを備える。また、ハイブリッド車両1は、蓄電装置Bと、PCU(Power Control Unit)20と、制御装置200とをさらに備える。
ハイブリッド車両1は、エンジン100およびモータジェネレータMG2の少なくとも一方から出力される駆動力によって走行可能である。動力分割装置4は、エンジン100が発生する駆動力を、駆動輪6を駆動するための駆動力と、モータジェネレータMG1を駆動するための駆動力とに分割可能に構成される。動力分割装置4は、たとえば遊星歯車によって構成される。
エンジン100は、車両の駆動力を発生する。また、エンジン100は、発電機として作動可能なモータジェネレータMG1を駆動するための駆動力を発生する。なお、エンジン100は、モータジェネレータMG1によりクランキングされて始動し得る。このエンジン100は、吸気バルブの作動特性を変更するための可変動弁装置を有する。車両の走行状況に応じて、制御装置200により可変動弁装置が制御される。
モータジェネレータMG1,MG2は、交流回転電機であり、たとえば、三相交流同期電動発電機である。モータジェネレータMG1は、エンジン100の駆動力を用いて発電し得る。たとえば、蓄電装置BのSOCが所定の下限に達すると、エンジン100が始動してモータジェネレータMG1により発電が行なわれる。モータジェネレータMG1によって発電された電力は、PCU20により電圧変換され、蓄電装置Bに一時的に蓄えられたり、モータジェネレータMG2に直接供給されたりする。
モータジェネレータMG2は、蓄電装置Bに蓄えられた電力、およびモータジェネレータMG1によって発電された電力の少なくとも一方を用いて駆動力を発生する。モータジェネレータMG2の駆動力は、減速機5を介して駆動輪6に伝達される。なお、図1では、駆動輪6は前輪として示されているが、前輪に代えて、または前輪とともに、モータジェネレータMG2によって後輪を駆動してもよい。
なお、車両の制動時には、減速機5を介して駆動輪6によりモータジェネレータMG2が駆動され、モータジェネレータMG2が発電機として作動する。これにより、モータジェネレータMG2は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。モータジェネレータMG2により発電された電力は、蓄電装置Bに蓄えられる。
PCU20は、モータジェネレータMG1,MG2を駆動するための駆動装置である。PCU20は、モータジェネレータMG1,MG2を駆動するためのインバータを含み、さらに、インバータと蓄電装置Bとの間で電圧変換するためのコンバータを含み得る。
蓄電装置Bは、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池を含んで構成される。蓄電装置Bの電圧は、たとえば200V程度である。蓄電装置Bは、モータジェネレータMG1,MG2によって発電された電力を蓄える。なお、蓄電装置Bとして、大容量のキャパシタも採用可能であり、蓄電装置Bは、モータジェネレータMG1,MG2による発電電力を一時的に蓄え、その蓄えた電力をモータジェネレータMG2へ供給可能な電力バッファであれば如何なるものでもよい。また、蓄電装置Bは、蓄電装置Bの電圧や電流、温度等を検出して制御装置200へ出力する。
制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)や、記憶装置、入出力バッファ等(いずれも図示せず)を含むECU(Electronic Control Unit)を含んで構成される。制御装置200は、各種センサからの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、ハイブリッド車両1における各機器の制御を行なう。一例として、制御装置200は、ハイブリッド車両1の走行制御や、蓄電装置Bの充電制御、可変動弁装置を含むエンジン100の制御等を実行する。
図2は、図1に示したエンジン100の構成図である。図2を参照して、エンジン100には、エアクリーナ102から空気が吸入される。吸入空気量は、スロットルバルブ104により調整される。スロットルバルブ104は、スロットルモータ312により駆動される。
吸入された空気は、シリンダ106(燃焼室)において燃料と混合される。シリンダ106には、インジェクタ108から燃料が噴射される。なお、この実施の形態においては、インジェクタ108の噴射孔が吸気ポート内に設けられたポート噴射式としてエンジン100を説明するが、ポート噴射用のインジェクタ108に加えて、シリンダ106内へ燃料を直接噴射する直噴用のインジェクタを設けてもよい。さらに、直噴用のインジェクタのみを設けるようにしてもよい。
シリンダ106内の混合気は、点火プラグ110により着火されて燃焼する。燃焼後の混合気すなわち排気ガスは、三元触媒112により浄化された後、車外に排出される。混合気の燃焼によりピストン114が押し下げられ、クランクシャフト116が回転する。
シリンダ106の頭頂部には、吸気バルブ118および排気バルブ120が設けられる。シリンダ106に導入される空気の量および時期は、吸気バルブ118により制御される。シリンダ106から排出される排気ガスの量および時期は、排気バルブ120により制御される。吸気バルブ118はカム122により駆動され、排気バルブ120はカム124により駆動される。
吸気バルブ118は、VVL(Variable Valve Lift)装置400によってリフト量および作用角が制御される。なお、排気バルブ120についても、リフト量および作用角を制御可能としてもよい。また、バルブの開閉タイミングを変更するVVT(Variable Valve Timing)装置をVVL装置400に組み合わせもよい。
図3は、VVL装置400において実現されるバルブ変位量とクランク角の関係を示す図である。図3を参照して、排気行程において排気バルブ120(図2)が開いて閉じ、吸気行程において吸気バルブ118(図2)が開いて閉じる。波形EXは、排気バルブ120のバルブ変位量であり、波形IN1a〜IN3aは、吸気バルブ118のバルブ変位量である。バルブ変位量とは、バルブが閉じた状態からのバルブの変位量である。なお、以下において、リフト量とは、吸気バルブ118の開度がピークに達したときのバルブ変位量であり、作用角とは、吸気バルブ118が開いてから閉じるまでのクランク角度である。
VVL装置400は、吸気バルブ118の作動特性を第1の特性から第3の特性の3段階に切替可能である。第1の特性は、波形IN1aで示され、リフト量および作用角が最小となる作動特性である(小カム状態)。第2の特性は、波形IN2aで示され、作動特性が第1の特性であるときよりもリフト量および作用角が大きい(中カム状態)。第3の特性は、波形IN3aで示され、作動特性が第2の特性であるときよりもリフト量および作用角が大きい(大カム状態)。なお、このVVL装置400においては、リフト量が増大するに従って作用角も増大する。
図4は、吸気バルブ118の作動特性が第3の特性であるときの動作を説明する図である。図5は、吸気バルブ118の作動特性が第1の特性であるときの動作を説明する図である。図4および図5を参照して、吸気バルブ118の作動特性が第3の特性であるとき、すなわち、吸気バルブ118のリフト量および作用角が相対的に大きいときは、吸気バルブ118を閉じるタイミングが遅くなるので、エンジン100は、アトキンソンサイクルにて運転される。すなわち、吸気行程にてシリンダ106内に吸入された空気の一部がシリンダ106外へ戻され、圧縮行程において空気を圧縮するための力である圧縮反力が低減する。これにより、エンジン始動時の振動を低減することができる。なお、圧縮比が減少するので、着火性が悪化し、エンジン100の出力応答性は低下する。
一方、吸気バルブ118の作動特性が第1の特性であるとき、すなわち、吸気バルブ118のリフト量および作用角が相対的に小さいときは、吸気バルブ118を閉じるタイミングが早くなるので、圧縮比が上昇する。これにより、低温での着火性が向上するとともにエンジンの出力応答性が向上する。なお、圧縮反力が増加するので、エンジン始動時の振動は増加し得る。
再び図2を参照して、制御装置200は、エンジン100が所望の運転状態になるように、スロットル開度θth、点火時期、燃料噴射時期、燃料噴射量、吸気バルブ118の作動状態(開閉タイミング、リフト量、作用角等)を制御する。制御装置200には、カム角センサ300、クランク角センサ302、ノックセンサ304、スロットル開度センサ306の各センサから信号が入力される。
制御装置200による主要な制御の一つとして、制御装置200は、エンジン100のアイドリング状態が不安定となるラフアイドルを回避するための制御を実行する。具体的には、制御装置200は、VVL装置400の作動特性が第3の特性(大カム状態)から変更不能である場合にエンジン100のアイドル条件が成立したとき、ラフアイドルが発生し得るか否かを判定する。そして、ラフアイドルが発生し得る場合には、制御装置200は、ラフアイドルを回避するための制御を実行する。
より詳しくは、VVL装置400の作動特性が第3の特性(大カム状態)であるときにエンジン100をアイドリング状態で運転すると、実圧縮比の低下による燃焼状態の悪化によりラフアイドルが発生し得る。そこで、この実施の形態1では、ラフアイドルが発生し得るか否かを判定するためのアイドル安定性悪化条件が成立した場合、制御装置200は、エンジン100の再始動に必要なSOCが確保されているときはエンジン100を停止させ、SOCが低下しているときはエンジン100が負荷運転を行なうようにエンジン100を制御する。これにより、エンジン100のアイドリング運転が回避され、その結果、ラフアイドルが回避される。
カム角センサ300は、カムの位置を表す信号を出力する。クランク角センサ302は、クランクシャフト116の回転数(エンジン回転数)およびクランクシャフト116の回転角度を表す信号を出力する。ノックセンサ304は、エンジン100の振動の強度を表す信号を出力する。スロットル開度センサ306は、スロットル開度θthを表す信号を出力する。
図6は、制御装置200による吸気バルブの制御を説明するフローチャートである。このフローチャートは、制御装置200に予め格納されたプログラムを所定周期で実行することによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図6を参照して、制御装置200は、エンジン100が作動中であるか否かを判定する(ステップS10)。エンジン100が停止しているときは(ステップS10においてNO)、制御装置200は、以降の一連の処理を実行することなくステップS80へ処理を移行する。
ステップS10においてエンジン100が作動中であると判定されると(ステップS10においてYES)、制御装置200は、吸気バルブ118の作動特性が第3の特性(IN3a)であるか否かを判定する(ステップS15)。上述のように、この第3の特性(IN3a)は、リフト量および作用角が相対的に大きい状態である(大カム状態)。そして、吸気バルブ118の作動特性が第3の特性(IN3a)であるとき(ステップS15においてYES)、制御装置200は、VVL装置400が作動不可であるか否かを判定する(ステップS20)。VVL装置400の故障時や、極低温下でのエンジンフリクション増大時に、VVL装置400は作動不可となり得る。
ステップS20においてVVL装置400が作動不可であると判定されると(ステップS20においてYES)、制御装置200は、エンジン100のアイドル条件が成立しているか否かを判定する(ステップS30)。アイドル条件とは、エンジン100をアイドリング状態で運転するための条件であり、一例として、エンジン100の排熱を用いた暖房要求時、エンジン100の冷却水温の低下時、アイドル回転速度制御(ISC)の学習要求時、エンジン100の空燃比(A/F)の学習要求時、蓄電装置BのSOCが高いとき、NV(ノイズ・バイブレーション)悪化回避のためのエンジン間欠停止の禁止時、蓄電装置Bの充電電力上限値Winまたは放電電力上限値Woutの低下時、等にアイドル条件が成立するものとし得る。
ステップS30においてアイドル条件が成立していると判定されると(ステップS30においてYES)、制御装置200は、アイドル安定性悪化条件が成立しているか否かを判定する(ステップS40)。アイドル安定性悪化条件とは、エンジン100をアイドリング状態で運転する場合にラフアイドルが発生し得る条件であり、一例として、エンジン100の油温の低下時(たとえば0℃以下)、パーキング(P)レンジ選択時、低車速時(たとえば時速10km以下)、重質燃料判定オン時、等にアイドル安定性悪化条件が成立するものとし得る。
ステップS40においてアイドル安定性悪化条件が成立していると判定されると(ステップS40においてYES)、制御装置200は、蓄電装置BのSOCが判定値Aよりも低いか否かを判定する(ステップS50)。この判定値Aは、SOCの低下を判定するための値であり、ここでは、蓄電装置Bに蓄えられた電力を用いてモータジェネレータMG1によりエンジン100を再始動可能な電力量に基づいて設定される。
そして、ステップS50においてSOCが判定値Aよりも低いと判定されると(ステップS50においてYES)、制御装置200は、エンジン100が負荷運転を行なうようにエンジン100を制御する(ステップS60)。一方、ステップS50においてSOCが判定値A以上であると判定されると(ステップS50においてNO)、制御装置200は、エンジン100を停止させる(ステップS70)。すなわち、ラフアイドルが発生し得る場合、エンジン100の再始動に必要なSOCが確保されているときはエンジン100を停止させ、SOCが低下しているときはエンジン100を負荷運転とすることによって、エンジン100がアイドリング状態で作動するのを回避してラフアイドルの発生を回避する。
以上のように、この実施の形態1によれば、吸気バルブ118の作動特性が第3の特性(IN3a)である場合にエンジン100をアイドリング状態で運転すると発生し得るラフアイドルを回避することができる。
[実施の形態2]
この実施の形態2におけるエンジン100は、VVL装置400とともに、吸気バルブ118の開閉タイミングを変更可能なVVT装置を有する。そして、この実施の形態2では、吸気バルブ118の作動特性が第3の特性(IN3a)から変更不能である場合にラフアイドルが発生し得るとき、吸気バルブ118のバルブタイミングを進角させることによって実圧縮比を増加させ、アイドリング状態を安定させる。
図7は、実施の形態2における制御装置200による吸気バルブの制御を説明するフローチャートである。図7を参照して、このフローチャートは、図6に示したフローチャートにおいて、ステップS50〜S70に代えてステップS72,S74を含む。
すなわち、ステップS40においてアイドル安定性悪化条件が成立しているものと判定されると(ステップS40においてYES)、制御装置200は、エンジン100のVVT装置により吸気バルブ118のバルブタイミングを進角させる(ステップS72)。上述のように、吸気バルブ118のバルブタイミングを進角させると、実圧縮比が増加し、燃焼状態が安定する。そして、制御装置200は、エンジン100のアイドリング運転を実施する(ステップS74)。吸気バルブ118のバルブタイミングを進角させることにより燃焼状態が安定するので、ラフアイドルの発生が抑制される。
以上のように、この実施の形態2によれば、吸気バルブ118の作動特性が第3の特性(IN3a)である場合にエンジン100をアイドリング状態で運転しても、ラフアイドルの発生を抑制することができる。
なお、特に図示しないが、VVL装置400は、吸気バルブ118の作動特性を第1の特性と第3の特性(または、第1の特性と第2の特性、もしくは第2の特性と第3の特性)の2段階に切替可能としてもよい。あるいは、吸気バルブ118の作動特性は、4段階以上に切替可能としてもよいし、連続的に(無段階に)変更可能としてもよい。
また、上記の各実施の形態においては、吸気バルブ118のリフト量とともに作用角が変更される場合を説明したが、この発明は、吸気バルブ118のリフト量および吸気バルブ118の作用角のいずれかを変更可能な可変動弁装置を有するエンジンを搭載したハイブリッド車両にも適用可能である。吸気バルブ118のリフト量および作用角のいずれかを変更可能な可変動弁装置においても、吸気バルブ118のリフト量および作用角の双方が変更可能である場合と同様な効果を得ることができる。なお、吸気バルブ118のリフト量および作用角のいずれかを変更可能な可変動弁装置は、種々の公知技術を利用して実現することができる。
また、上記においては、動力分割装置4によりエンジン100の動力を駆動輪6とモータジェネレータMG1,MG2とに分割して伝達可能なシリーズ/パラレル型のハイブリッド車両について説明したが、この発明は、その他の形式のハイブリッド車両にも適用可能である。すなわち、たとえば、モータジェネレータMG1を駆動するためにのみエンジン100を用い、モータジェネレータMG2でのみ車両の駆動力を発生する、いわゆるシリーズ型のハイブリッド車両や、エンジン100が生成した運動エネルギーのうち回生エネルギーのみが電気エネルギーとして回収されるハイブリッド車両、エンジンを主動力として必要に応じてモータがアシストするモータアシスト型のハイブリッド車両などにもこの発明は適用可能である。また、モータを切り離してエンジンのみの動力によって走行するハイブリッド車両にもこの発明は適用可能である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ハイブリッド車両、4 動力分割装置、5 減速機、6 駆動輪、20 PCU、100 エンジン、102 エアクリーナ、104 スロットルバルブ、106 シリンダ、108 インジェクタ、110 点火プラグ、112 三元触媒、114 ピストン、116 クランクシャフト、118 吸気バルブ、120 排気バルブ、122,124 カム、200 制御装置、300 カム角センサ、302 クランク角センサ、304 ノックセンサ、312 スロットルモータ、400 VVL装置、MG1,MG2 モータジェネレータ、B 蓄電装置。

Claims (1)

  1. 吸気バルブの作動特性を変更するための可変動弁装置を有する内燃機関と、
    前記内燃機関の出力を用いて発電される電力を蓄える蓄電装置と、
    前記蓄電装置に蓄えられた電力を用いて車両駆動力を発生する電動機とを備え、
    前記可変動弁装置は、前記吸気バルブのリフト量および前記吸気バルブの作用角が第1の状態であるときよりも前記リフト量および前記作用角の少なくとも一方が大きくなる第2の状態に変更可能に構成され、さらに
    前記可変動弁装置が前記第2の状態から変更不能である場合に、前記内燃機関を所定のアイドリング状態で運転するアイドル条件が成立したとき、前記アイドリング状態が不安定となる所定の条件が成立しているか否かを判定する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、さらに、前記所定の条件が成立する場合に、前記蓄電装置のSOCが低下していることを示す判定値よりも前記SOCが低いときは、前記内燃機関が負荷運転を行なうように前記内燃機関を制御し、前記SOCが前記判定値以上であるときは、前記内燃機関を停止させる、ハイブリッド車両。
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