JP2015085563A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な方法で濃度特性の変動を防ぎながら線幅の変動を防ぎ、線のかすれを防ぐ情報処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一実施形態は、印刷データを受信する受信手段と、印刷手段によって印刷される画像データの階調を補正するために用いられる情報を取得する取得手段と、前記取得された情報に基づいて、前記受信された印刷データに含まれる線コマンドで指定されている線幅を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置である。
【選択図】図13

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。具体的には、本発明は、線幅を補正する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
画像データの濃度値が同じであっても、その画像データを印刷する印刷装置によって、印刷される画像の濃度は異なる。これは、印刷装置の濃度特性が印刷装置によって異なるからである。濃度特性が印刷装置によって異なると、同じ線幅の線を表す画像データであっても、印刷される画像が比較的濃くなる濃度特性を持つ印刷装置によって印刷される線の線幅は、印刷される画像が比較的薄くなる濃度特性を持つ印刷装置のそれよりも太く見える。つまり、印刷装置の濃度特性は、印刷される線の線幅の見え方に影響を与える。
特許文献1は、印刷装置の持つ濃度特性に応じて画像データに含まれる線の線幅を補正する技術を開示する。特許文献1には、印刷装置において、線を描画するための描画コマンドを取得し当該描画コマンドで指定されている線を含む画像データを生成して印刷手段で印刷することが記載されている。その際、印刷する前に、当該印刷手段で線を印刷した結果の平均濃度がターゲットプリンターにおいて前記線を印刷した結果の目標平均濃度と一致するように、描画コマンドで指定されている幅と色との組み合わせを変換することが記載されている。
特開2012−108569号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、印刷装置で複数の線幅の線を印刷し、それぞれの平均濃度を測定する必要がある。また、印刷装置の濃度特性の変動に関しては、複数の濃度パッチを印刷し、印刷した濃度パッチを測定することで濃度特性を補正する必要がある。そのため、線幅補正、濃度特性補正を別々に行う必要がありユーザーの手間が掛かってしまう。また、オフィスユーザーは、実線で指定した線が印刷でかすれ、画面でみたものと異なる印刷物が出力されることを好まない傾向にある。
そこで、本発明は、簡単な方法で濃度特性の変動を防ぎながら線幅の変動を防ぎ、線のかすれを防ぐことを目的とする。
本願の請求項1に記載の発明は、印刷データを受信する受信手段と、印刷手段によって印刷される画像データの階調を補正するために用いられる情報を取得する取得手段と、前記取得された情報に基づいて、前記受信された印刷データに含まれる線コマンドで指定されている線幅を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置である。
本発明によれば、濃度特性補正のみを行うだけで、細線の線幅の見えのバラツキを低減することが可能となる。
実施例1及び実施例2に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。 実施例1及び実施例2に係る階調補正部103の動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る自動階調補正のためのチャートの一例を示す図である。 実施例1に係る印刷装置の最大濃度毎の印刷特性の一例を示すグラフである。 実施例1に係るAuto用線幅補正テーブルの例を示す図である。 実施例1に係るPDL処理部101及び描画処理部102の動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る操作部の液晶部に表示される線幅補正設定画面の例を示す図である。 実施例1に係るManual用線幅補正テーブルの例を示す図である。 実施例2に係る1200dpiで描画処理する印刷装置の最大濃度毎の印刷特性の一例を示すグラフである。 実施例2に係る1200dpiAuto用線幅補正テーブルの例を示す図である。 実施例2に係るPDL処理部101及び描画処理部102の動作を示すフローチャートである。 実施例2に係る1200dpiManual用線幅補正テーブルの例を示す図である。 実施例1に係るAuto用線幅補正テーブル選択設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る1200dpiAuto用線幅補正テーブル選択設定処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明について説明する。
(実施例1)
<印刷装置の説明>
図1は、本発明の実施例1に係る情報処理装置(印刷装置)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、印刷装置は、印刷制御部1と、印刷部2とから構成されている。印刷制御部1は、PDL処理部101と、描画処理部102と、階調補正部103とを備えている。
印刷制御部1は、不図示のCPUが不図示のRAM、HDDを利用してプログラムを実行することで実現される。すなわち、CPUに接続されたHDDに格納されているプログラムを、CPUに接続されたRAMにロードし、プログラムをCPUが実行することで、印刷制御部1は実現される。印刷部2は、電子写真プロセスを用いた印刷デバイスであり、印刷制御部1が生成したビットマップデータを印刷媒体上に印刷する。
PDL処理部101は、ネットワークを介して印刷装置と接続された不図示のPC(Personal Computer)から印刷データ、具体的にはPDLデータを受信し、受信したPDLデータに含まれるPDLコマンドを解釈する。また、PDL処理部101は、描画処理部102が解釈できるDL(Display List)をPDLコマンド毎に生成する。
描画処理部102は、PDLコマンド毎に生成されたDLを解釈し、印刷部2に適した形式のビットマップデータに変換する。描画処理部102は、1ページ分のデータが生成されると、変換されたビットマップデータを印刷部2に転送する。
階調補正部103は、階調補正部103に接続された不図示のHDD内の画像データを、印刷部2を用いて印刷する。階調補正部103は、印刷部2で印刷の際に用いる階調補正データやPDL処理部101で用いる後述する線幅補正データといった、印刷品質を一定に保つための補正データを生成する。
<階調補正処理>
階調補正処理は、印刷部2の印刷時の階調性を一定に保つ目的で実行される。階調補正処理では、印刷の濃度測定を行い、階調補正テーブルを作成する。作成した階調補正テーブルを用いて印刷部2で印刷が実行される。本実施例に係る階調補正処理では、印刷の濃度測定結果に従って複数の線幅補正テーブルから1つの線幅補正テーブルを選択する。
図2は、階調補正部103によって実行される階調補正処理の流れを示すフローチャートである。
階調補正部103は、チャートを印刷する。具体的には、印刷制御部1に接続されている不図示の操作部の自動階調補正画面でプリントボタンが押されたことをCPUが判断し、HDDに予め格納された図3に示す階調補正用のチャート画像データを、印刷部2を用いて印刷する(ステップS201)。
階調補正部103は、印刷されたチャートを印刷制御部1に接続された不図示のスキャナを用いて読み取る。具体的には、印刷制御部1に接続されている不図示の操作部のスキャンボタンが押されたことをCPUが判断し、スキャナを用いて印刷されたチャートを読み込み画像データ化する(ステップS202)。
階調補正部103は、読み込んだ画像データ内で一番濃度の高い部分(図3の302)の信号値から印刷部2が出力可能(印刷可能)な画像の最大濃度であるDmaxを計算する。次いで、階調補正部103は、計算したDmaxを記憶する。(ステップS203)。
階調補正部103は、読み込んだ画像データ(図3の301)を用いてそれぞれの濃度測定パッチ部に対応するそれぞれの印刷濃度を計算する。次いで、階調補正部103は、予め定義したターゲット濃度に対する印刷濃度の関係に従い階調補正データから成る階調補正テーブルを作成する(ステップS204)。
階調補正部103は、ステップS203で記憶したDmaxを取得する(ステップS205)。
階調補正部103は、ステップS205で取得したDmaxに基づき、複数のAuto用線幅補正テーブルから取得したDmaxに対応する線幅補正テーブルを選択し、PDL処理部101に設定する(ステップS206)。ステップS206の詳細は後述する(図13を参照)。
<Auto用線幅補正テーブル選択設定処理>
Auto用線幅補正テーブル選択設定処理では、複数ある線幅補正テーブルから印刷部2が印刷できる最大濃度であるDmaxに応じて1つの線幅補正デーブルを選択する。次いで、実際に線幅補正を行うPDL処理部101のAuto用線幅補正テーブルとして、選択された線幅補正テーブルを設定することで、線幅補正が行われる。
線幅補正テーブルは、PDL処理部101で、PDLコマンドの中から線コマンドを判定し、線コマンドの線幅である線幅入力値を、線幅入力値に対応した線幅補正値に変換するために使用されるテーブルである。図5に線幅補正テーブルの例を示す。図5に示す例では、PDLコマンドの線コマンドの線幅は、画素数で指示されているが、PDLコマンドには線幅をポイント数で指示するものもあり、その場合は、線幅補正テーブルにおいてポイント数が使用される。従って、本発明に係る線幅補正テーブルは、画素数を使うものに限定されない。
以下、ステップS206におけるDmaxに基づきAuto用線幅補正テーブルを選択及び設定する処理のフローを、図13を用いて詳細に説明する。合わせて、線幅と、印刷部2によって出力される線の印刷濃度との関係を、図4を用いて説明する。
図4は、印刷装置の各Dmaxにおける、印刷部2に入力された線の線幅と、印刷装置で印刷した後の線の印刷濃度との関係を表わしている。図4の横軸は、印刷部2に入力された線コマンドが指定する線の線幅を示す。また、図4の縦軸は、印刷装置で印刷した際の印刷後の線の印刷濃度を示す。例えば、600dpiで描画処理する印刷装置では、Dmaxが1.2のときの印刷濃度特性は曲線401に示す通りである。Dmaxが1.4のときの印刷濃度特性は曲線403に示す通りである。Dmaxが1.6のときの印刷濃度特性は曲線407に示す通りである。
図13を参照すると、ステップS205において、階調補正部103は、ステップS203で記憶したDmaxを取得する。
ステップS1301において、階調補正部103は、取得したDmaxが1.3未満か否か判断する。Dmaxが1.3未満のときはステップS1303に進み、Dmaxが1.3未満でないときはステップS1302に進む。以下、後続のステップについて具体例を挙げて説明する。
<Dmaxが1.2のときの例>
階調補正部103は、ステップS1303でAuto用線幅補正テーブルとして、Dmaxが1.3未満用の図5(a)に示す線幅補正テーブルを設定する。図5(a)を参照すると次のことが分かる。すなわち、600dpiで描画処理する印刷装置が備えるPDL処理部101は、線幅入力値として1画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として2画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素より大きい値が入力されたときは、線幅補正テーブルを用いず線幅入力値は変換されずにそのまま線幅補正値として印刷される。
具体的には、Dmaxが1.2のときであって、線幅入力値が1画素のときに、仮に線幅補正をしないとすると、印刷部2で印刷される線の濃度は、図4の点402が示す通り0.2となる。しかし、本実施例では、線幅入力値が1画素の線を印刷するとき、線幅補正により線幅は3画素となり、印刷される線の濃度は、図4の点404が示す通り0.6となる。
すなわち、エンジンの最大濃度Dmaxが低いとき、線幅補正を行わないと1画素幅の線の濃度が0.2と低くなりかすれて細く見えてしまう。しかし、本実施例に係る線幅補正により、線幅を3画素に補正することで線の濃度は0.6となるので、かすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
<Dmaxが1.4のときの例>
ステップS1301でDmaxが1.3未満でないと判断されたときはステップS1302に進み、階調補正部103は、Dmaxが1.3≦Dmax<1.5を満たすか否か判断する。Dmaxが1.3≦Dmax<1.5を満たすときはステップS1304に進み、Dmaxが1.3≦Dmax<1.5を満たさないときはステップS1305に進む。標題の例では、階調補正部103は、ステップS1304でAuto用線幅補正テーブルとして、Dmaxが1.3≦Dmax<1.5のとき用の図5(b)に示す線幅補正テーブルを設定する。図5(b)を参照すると次のことが分かる。すなわち、600dpiで描画処理する印刷装置が備えるPDL処理部101は、線幅入力値として1画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより2画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として2画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより2画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素より大きい値が入力されたときは、線幅補正テーブルを用いず線幅入力値は変換されずにそのまま線幅補正値として印刷される。
具体的には、Dmaxが1.4のときであって、線幅入力値が1画素のときに、仮に線幅補正をしないとすると、印刷部2で印刷される線の濃度は、図4の点406が示す通り0.4となる。しかし、本実施例では、線幅入力値が1画素の線を印刷するとき、線幅補正により線幅は2画素となり、印刷される線の濃度は、図4の点405が示す通り0.6となる。
すなわち、エンジンの最大濃度Dmaxが低いとき、線幅補正を行わないと1画素幅の線の濃度が0.4と低くなりかすれて細く見えてしまう。しかし、本実施例に係る線幅補正により、線幅を2画素に補正することで線の濃度は0.6となるので、かすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
<Dmaxが1.6のときの例>
標題の例では、階調補正部103は、ステップS1305でAuto用線幅補正テーブルとして、Dmaxが1.5≦Dmaxのとき用の図5(c)に示す線幅補正テーブルを設定する。図5(c)を参照すると次のことが分かる。すなわち、600dpiで描画処理する印刷装置が備えるPDL処理部101は、線幅入力値として1画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより1画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として2画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより2画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素より大きい値が入力されたときは、線幅補正テーブルを用いず線幅入力値は変換されずにそのまま線幅補正値として印刷される。
具体的には、Dmaxが1.6のときであって、線幅入力値が1画素のときに、仮に線幅補正をしないとすると、印刷部2で印刷される線の濃度は、図4の点408が示す通り0.6となる。
すなわち、エンジンの最大濃度Dmaxが高いとき、本実施例に係る線幅補正により線幅を1画素に補正することで線の濃度は0.6となるので、かすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
以上から、エンジンのDmaxによらず、線幅入力値が1画素のとき線幅補正により線幅の濃度を0.6と一定に保ち、かすれないしっかりした線とすることが可能となる。
なお、図4に示す例はプリンタ特性を示す一例に過ぎず、図13のDmaxに関する条件も一例に過ぎない。本発明は、これらの例に限定されるものではない。
<PDL処理と描画処理>
PDL処理とは、PDLデータを受信し、受信したPDLデータに含まれるPDLコマンドを解釈し、描画処理部102が解釈できるDLをPDLコマンド毎に生成する処理である。本実施例では、PDL処理において、線コマンドに関して後述する線幅補正を行う。描画処理では、PDLコマンド毎に生成されたDLを解釈し、印刷部2に適した形式のビットマップデータに変換する。
図6は、本実施例におけるPDL処理部101及び描画処理部102の動作を示すフローチャートである。
ステップS601において、PDL処理部101は、印刷装置とネットワークを介して接続された不図示のPCからPDLデータを受信する。次いで、ステップS602に進む。
ステップS602において、PDL処理部101は、受信したPDLデータから1個ずつPDLコマンドを取得する。
ステップS603において、PDL処理部101は、取得したPDLコマンドが線コマンドか否か判断する。取得したPDLコマンドが線コマンドのときはステップS604に進み、取得したPDLコマンドが線コマンドではないときは線幅補正を行うことなくステップS608に進む。
ステップS604において、PDL処理部101は、線幅補正設定が「自動」か否か判断する。図7(a)に示すように線幅補正設定が「自動」のときはAuto用線幅補正のステップS605に進み、線幅補正設定が「自動」ではないときはステップS606に進む。線幅補正設定では、線コマンドを判断し、その線幅設定値である線幅入力値を線幅補正により線幅補正値に変換するための線幅補正テーブルが、選択的に設定される。
ステップS605において、PDL処理部101は、Auto用線幅補正を行う。具体的には、図2のステップS206で選択及び設定された線幅補正テーブルを用いて、入力された線コマンドの線幅入力値を線幅補正値に変換する。例えばDmaxが1.4のときは、1.3≦Dmax<1.5を満たすので、図5(b)に示すテーブルを用いて線幅補正が行われる。次いで、ステップS608に進む。
ステップS606において、PDL処理部101は、図7(b)に示すように線幅補正設定が「ON」になっているか否か判断する。線幅補正設定が「ON」になっているときはステップManual用線幅補正のステップS607に進み、Manual用線幅補正を行う。線幅補正設定が「ON」になっていないとき(線幅補正設定が「OFF」のとき)はステップS608に進む。ここで、Manual用線幅補正のステップ図7(b)に示すように「ON」が選択されているときは、線幅補正量の設定値も選択されることに留意する。図7(b)に示す例では、線幅補正量は「+1」となっているので、この「+1」という値が後続のステップS607で用いられる。
ステップS607において、PDL処理部101は、Manual用線幅補正を行う。図7(b)に示す場合を例に挙げて説明すると、線幅補正量として「+1」が選択されているので、図8(c)に示すテーブルを用いて線幅補正が行われる。次いで、ステップS608に進む。
ステップS608において、PDL処理部101は、PDLコマンドから描画処理部102が解釈できるDLをPDLコマンド毎に生成する。次いで、ステップS609に進む。
ステップS609において、描画処理部102は、PDLコマンド毎のDLを解釈し、印刷部2に適した形式のビットマップデータに変換する。次いで、ステップS610に進む。
ステップS610において、PDL処理部101は、1ページ分のコマンドをすべて描画したか判断し、終了してないときはステップS602に戻る。1ページ分のデータの生成が終了しているときは、生成した1ページ分のデータを印刷部2に転送し、ステップS611に進む。
ステップS611において、印刷部2は、描画生成したビットマップデータを印刷媒体上に画像形成することで印刷を行う。
以上、本実施例によれば、印刷装置の濃度特性補正時に求めた濃度に応じて、線幅補正の補正量を決定するようにすることで、濃度特性補正のみを行うだけで、細線の線幅の見えのバラツキを低減することが可能となる。
(実施例2)
実施例1では、描画解像度を切り替えないケースについて記載した。近年、プリンタエンジンの高精細化に合わせ、描画解像度は600dpiと、1200dpiとの切り替えが可能となっている。そこで実施例2では、描画解像度を切り替え可能なケースについて説明する。
印刷装置の構成は実施例1と同様である(図1を参照)。ただし、本実施例に係る描画処理部102は、PDLコマンド毎に生成されたDLを解釈し、解釈したDLを、解像度に応じた印刷部2に適した形式のビットマップデータにPDLコマンド毎に変換する点で、実施例1と相違する。1ページ分のデータが生成されると、描画処理部102は、変換されたビットマップデータを印刷部2に転送する。
<階調補正処理>
階調補正部103は、不図示のHDD内の解像度に応じた画像データを、印刷部2を用いて印刷する。階調補正部103は、印刷の際に用いる階調補正データやPDL処理部101で用いる後述する線幅補正データといった、プリント品質を一定に保つための補正データを生成する。
階調補正処理のフローは、実施例1と同様である(図2を参照)。ただし、本実施例では、描画解像度が切り替え可能であるので、階調補正部103の動作フローは次のように、実施例1から若干変更されることとなる。
ステップS201では、階調補正部103は、600dpi用と1200dpi用の2種類のチャートを印刷する。
ステップS202では、階調補正部103は、600dpi用と1200dpi用の2種類のチャートをそれぞれ読み取る。
ステップS203では、階調補正部103は、600dpi用と1200dpi用の2種類の最大濃度(Dmax)を保存する。
ステップS204では、階調補正部103は、600dpi用と1200dpi用の2種類の階調補正テーブルを作成する。
ステップS205では、階調補正部103は、600dpi用と1200dpi用の2種類のDmaxを取得する。
ステップS206では、階調補正部103は、600dpi用と1200dpi用の2種類のAuto用線幅補正テーブルを選択し、PDL処理部101に設定する。
<Auto用線幅補正テーブル選択設定処理>
Auto用線幅補正テーブル選択設定処理では、複数ある線幅補正テーブルから印刷部2が印刷できる最大濃度であるDmaxに応じて線幅補正デーブルを選択する。次いで、実際に線幅補正を行うPDL処理部101のAuto用線幅補正テーブルとして、選択された線幅補正テーブルを設定することで、線幅補正が行われる。本実施例では、描画解像度が切り替え可能であるので、Auto用線幅補正テーブルとして、600dpi用テーブルと、1200dpi用テーブルとを用いる。
線幅補正テーブルは、PDL処理部101で、PDLコマンドの中から線コマンドを判定し、線コマンドの線幅である線幅入力値を、線幅入力値に対応した線幅補正値に変換するために使用されるテーブルである。
以下、ステップS206におけるDmaxに基づきAuto用線幅補正テーブルを選択及び設定する処理のフローを、図14を用いて詳細に説明する。合わせて、描画解像度が1200dpiのときの、線幅と、印刷部2によって出力される線の印刷濃度との関係を、図9を用いて説明する。
図9は、印刷装置の各Dmaxにおける、印刷部2に入力された線の線幅と、印刷装置で印刷した後の線の印刷濃度との関係を表わしている。図9の横軸は、印刷部2に入力された線コマンドが指定する線の線幅を示す。また、図9の縦軸は、印刷装置で印刷した際の印刷後の線の印刷濃度を示す。1200dpiで描画処理する印刷装置では、Dmaxが1.2のときの印刷濃度特性は曲線901が示す通りである。Dmaxが1.3のときの印刷濃度特性は曲線904が示す通りである。Dmaxが1.4のときの印刷濃度特性は曲線907が示す通りである。Dmaxが1.5のときの印刷濃度特性は曲線910が示す通りである。Dmaxが1.6のときの印刷濃度特性は曲線913が示す通りである。
図14を参照すると、ステップS205において、階調補正部103は、ステップS203で記憶したDmaxを取得する。
ステップS1401において、階調補正部103は、取得したDmaxが1.25未満か否か判断する。Dmaxが1.25未満のときはステップS1407に進み、Dmaxが1.25未満でないときはステップS1402に進む。以下、後続のステップについて具体例を挙げて説明する。
<Dmaxが1.2のときの例>
標題の例では、階調補正部103は、ステップS1407で1200dpiAuto用線幅補正テーブルとして、Dmaxが1.25未満のとき用の図10(a)に示す線幅補正テーブルを設定する。図10(a)を参照すると次のことが分かる。すなわち、1200dpiで描画処理する印刷装置が備えるPDL処理部101は、線幅入力値として1画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより6画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として2画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより6画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより6画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として4画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより6画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより6画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素より大きい値が入力されたときは、線幅補正テーブルを用いず線幅入力値は変換されずにそのまま線幅補正値として印刷される。
具体的には、Dmaxが1.2のときであって、線幅入力値が1画素のときに、仮に線幅補正をしないとすると、印刷部2で印刷される線の濃度は、図9の点902が示す通り0.1となる。しかし、本実施例では、線幅入力値が1画素の線を印刷するとき、線幅補正により線幅は6画素となり、印刷される線の濃度は、図9の点903が示す通り0.6となる。
すなわち、エンジンの最大濃度Dmaxが低いとき、線幅補正を行わないと1画素幅の線の濃度が0.1と低くなりかすれて細く見えてしまう。しかし、本実施例に係る線幅補正により、線幅を6画素に補正することで線の濃度は0.6となるので、かすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
<Dmaxが1.3のときの例>
ステップS1401でDmaxが1.25未満でないと判断されたときはステップS1402に進み、階調補正部103は、Dmaxが1.25≦Dmax<1.35を満たすか判断する。Dmaxが1.25≦Dmax<1.35を満たすときはステップS1408に進み、Dmaxが1.25≦Dmax<1.35を満たさないときはステップS1405に進む。標題の例では、階調補正部103は、ステップS1408で1200dpiAuto用線幅補正テーブルとして、Dmaxが1.25≦Dmax<1.35のとき用の図10(b)に示すテーブルを設定する。図10(b)を参照すると次のことが分かる。すなわち、1200dpiで描画処理する印刷装置が備えるPDL処理部101は、線幅入力値として1画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより5画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として2画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより5画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより5画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として4画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより5画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより5画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素より大きい値が入力されたときは、線幅補正テーブルを用いず線幅入力値は変換されずにそのまま線幅補正値として印刷される。
具体的には、Dmaxが1.3のときであって、線幅入力値が1画素のときに、仮に線幅補正をしないとすると、印刷部2で印刷される線の濃度は、図9の点905が示す通り0.2となる。しかし、本実施例では、線幅入力値が1画素の線を印刷するとき、線幅補正により線幅は5画素となり、印刷される線の濃度は、図9の点906が示す通り0.6となる。
すなわち、エンジンの最大濃度Dmaxが低いとき、線幅補正を行わないと1画素幅の線の濃度が0.2と低くなりかすれて細く見えてしまう。しかし、本実施例に係る線幅補正により、線幅を5画素に補正することで線の濃度は0.6となるので、かすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
<Dmaxが1.4のときの例>
階調補正部103は、ステップS1405で、Dmaxが1.35≦Dmax<1.45を満たすか判断する。1.35≦Dmax<1.45を満たすときはステップS1409に進み、1.35≦Dmax<1.45を満たさないときはステップS1406に進む。標題の例では、階調補正部103は、ステップS1409で1200dpiAuto用線幅補正テーブルとして、Dmaxが1.35≦Dmax<1.45のとき用の図10(c)に示す線幅補正テーブルを設定する。図10(c)を参照すると次のことが分かる。すなわち、1200dpiで描画処理する印刷装置が備えるPDL処理部101は、線幅入力値として1画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより4画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として2画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより4画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより4画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として4画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより4画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素幅が入力されたとき、線幅補正テーブルにより5画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素より大きい値が入力されたときは、線幅補正テーブルを用いず線幅入力値は変換されずにそのまま線幅補正値として印刷される。
具体的には、Dmaxが1.4のときであって、線幅入力値が1画素のときに、仮に線幅補正をしないとすると、印刷部2で印刷される線の濃度は、図9の点908が示す通り0.3となる。しかし、本実施例では、線幅入力値が1画素の線を印刷するとき、線幅補正により線幅は4画素となり、印刷される線の濃度は、図9の点909が示す通り0.6となる。
すなわち、エンジンの最大濃度Dmaxが低いとき、線幅補正を行わないと1画素幅の線の濃度が0.3と低くなりかすれて細く見えてしまう。しかし、本実施例に係る線幅補正により、線幅を4画素に補正することで線の濃度は0.6となるので、かすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
<Dmaxが1.5のときの例>
階調補正部103は、ステップS1406で、Dmaxが1.45≦Dmax<1.55を満たすか判断する。1.45≦Dmax<1.55を満たすときはステップS1410に進み、1.45≦Dmax<1.55を満たさないときはステップS1411に進む。標題の例では、階調補正部103は、ステップS1410で1200dpiAuto用線幅補正テーブルとして、Dmaxが1.45≦Dmax<1.55のとき用の図10(d)に示す線幅補正テーブルを設定する。図10(d)を参照すると次のことが分かる。すなわち、1200dpiで描画処理する印刷装置が備えるPDL処理部101は、線幅入力値として1画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として2画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として4画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより4画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより5画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素より大きい値が入力されたときは、線幅補正テーブルを用いず線幅入力値は変換されずにそのまま線幅補正値として印刷される。
具体的には、Dmaxが1.5のときであって、線幅入力値が1画素のときに、仮に線幅補正をしないとすると、印刷部2で印刷される線の濃度は、図9の点911が示す通り0.4となる。しかし、本実施例では、線幅入力値が1画素の線を印刷するとき、線幅補正により線幅は3画素となり、印刷される線の濃度は、図9の点912が示す通り0.6となる。すなわち、エンジンの最大濃度Dmaxが低いとき、線幅補正を行わないと1画素幅の線の濃度が0.4と低くなりかすれて細く見えてしまう。しかし、本実施例に係る線幅補正により、線幅を3画素に補正することで線の濃度は0.6となるので、かすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
<Dmaxが1.6のときの例>
標題の例では、階調補正部103は、ステップS1411でAuto用線幅補正テーブルとして、Dmaxが1.55≦Dmaxのとき用の図10(e)に示すテーブルを設定する。図10(e)を参照すると次のことが分かる。すなわち、1200dpiで描画処理する印刷装置が備えるPDL処理部101は、線幅入力値として1画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより2画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として2画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより2画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として3画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより3画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として4画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより4画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素が入力されたとき、線幅補正テーブルにより5画素に変換する。PDL処理部101は、線幅入力値として5画素より大きい値が入力されたときは、線幅補正テーブルを用いず線幅入力値は変換されずにそのまま線幅補正値として印刷される。
具体的には、Dmaxが1.6のときであって、線幅入力値が1画素のときに、仮に線幅補正をしないとすると、印刷部2で印刷される線の濃度は、図9の点914が示す通り0.5となる。しかし、本実施例では、線幅入力値が1画素の線を印刷するとき、線幅補正により線幅は2画素となり、印刷される線の濃度は、図9の点915が示す通り0.6となる。すなわち、エンジンの最大濃度Dmaxが低いとき、線幅補正を行わないと1画素幅の線の濃度が0.5と低くなりかすれて細く見えてしまう。しかし、本実施例に係る線幅補正により、線幅を2画素に補正することで線の濃度は0.6となるので、かすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
以上説明してきたように、本実施例では、線幅入力値が1画素のとき、エンジンのDmaxに従って線幅補正を行うことで、出力線幅濃度を0.6と一定に保つ。これにより、Dmaxによらずかすれないしっかりした線を出力することが可能となる。
なお、図9はプリンタ特性の一例を示し、図14のフローで使用したDmaxの条件(閾値)も一例であって、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1では、解像度が600dpiの場合を検討し、取得したDmaxに対応する線幅補正テーブルを、3種類のテーブルの中から選択的に設定した。実施例1では、Dmaxが1.2のとき、Dmaxが1.4のとき、Dmaxが1.6のときを例に挙げて説明した。
これに対し、本実施例では、解像度が1200dpiの場合を検討し、取得したDmaxに対応する線幅補正テーブルを、5種類のテーブルの中から選択的に設定する。本実施例では、Dmaxが1.2のとき、Dmaxが1.3のとき、Dmaxが1.4のとき、Dmaxが1.5のとき、Dmaxが1.6のときを例に挙げて説明している。このように、本実施例では、描画解像度の精細化にあわせ線幅補正の精度を向上させている。
<PDL処理と描画処理>
PDL処理とは、PDLデータを受信し、受信したPDLコマンドを解釈し、描画処理部102が解釈できるDLをPDLコマンド毎に生成する処理である。本実施例では、PDL処理において、線コマンドに関して後述する線幅補正を行う。描画処理では、PDLコマンド毎に生成されたDLを解釈し、印刷部2に適した形式のビットマップデータに変換する。
図11は、本実施例におけるPDL処理部101及び描画処理部102の動作を示すフローチャートである。なお、図11では、実施例1のフローと同じ工程には同じ符号を付けている(図6を参照)。以下、実施例1と、実施例2との相違点を中心に説明する。
ステップS601において、PDL処理部101は、印刷装置とネットワークを介して接続された不図示のPCからPDLデータを受信する。次いで、ステップS1101に進む。
ステップS1101において、PDL処理部101は、設定された解像度を取得する。次いで、ステップS602に進む。
続くステップS602〜S603は実施例1と同じであるので、説明を省略する。
ステップS604において、PDL処理部101は、線幅補正設定が「自動」か否か判断する。線幅補正設定が「自動」のときはステップS1102に進み、線幅補正設定が「自動」ではないときはステップS606に進む。
ステップS1102において、PDL処理部101は、S1101で取得した解像度が600dpiか否かを判断する。解像度が600dpiのときはステップS1103に進み、解像度が600dpiではないとき(すなわち、1200dpiのとき)はステップS1104に進む。
ステップS1103において、PDL処理部101は、600dpi Auto用線幅補正を行う。具体的には、図2のステップS206で選択及び設定された線幅補正テーブルを用いて、入力された線コマンドの線幅入力値を線幅補正値に変換する。例えばDmaxが1.4のときは、1.3≦Dmax<1.5を満たすので、図5(b)のテーブルを用いて線幅補正が行われる。次いで、ステップS608に進む。
ステップS1104において、PDL処理部101は、1200dpi Auto用線幅補正を行う。具体的には、図2のステップS206で選択及び設定された線幅補正テーブルを用いて、入力された線コマンドの線幅入力値を線幅補正値に変換する。例えばDmaxが1.4のときは、1.35≦Dmax<1.45を満たすので、図10(c)のテーブルを用いて線幅補正が行われる。次いで、ステップS608に進む。
ステップS606において、PDL処理部101は、線幅補正設定が「ON」か否か判断する。線幅補正設定が「ON」のときはステップS1105に進み、線幅補正設定が「ON」でなく「OFF」のときはステップS608に進む。
ステップS1105において、PDL処理部101は、S1101で取得した解像度が600dpiか否かを判断する。解像度が600dpiのときはステップS1106に進み、解像度が600dpiではないとき(すなわち、1200dpiのとき)はステップS1107に進む。
ステップS1106において、PDL処理部101は、600dpi Manual用線幅補正を行う。ここでは図7(b)に示す場合を例に挙げて説明する。図7(b)を参照すると、線幅補正量として「+1」が選択されているので、図8(c)に示すテーブルを用いて線幅補正が行われる。なお、線幅補正量として「+2」が線楽されているときは、図8(b)に示すテーブルを用いて線幅補正が行われ、線幅補正量として「+3」が線楽されているときは、図8(a)に示すテーブルを用いて線幅補正が行われる。次いで、ステップS608に進む。
ステップS1107において、PDL処理部101は、1200dpi Manual用線幅補正を行う。ここでは図7(b)に示す場合を例に挙げて説明する。図7(b)を参照すると、線幅補正量として「+1」が選択されているので、図12(c)に示すテーブルを用いて線幅補正が行われる。なお、線幅補正量として「+2」が線楽されているときは、図12(b)に示すテーブルを用いて線幅補正が行われ、線幅補正量として「+3」が線楽されているときは、図12(a)に示すテーブルを用いて線幅補正が行われる。次いで、ステップS608に進む。
ステップS608〜S611は実施例1と同じであるので、説明を省略する。
以上、本実施例によれば、印刷装置の濃度特性補正時に求めた濃度に応じて、線幅補正の補正量を決定する際、線幅補正テーブルを描画解像度に応じて変えることにより、解像度に依らず細線の線幅の見えのバラツキを低減することが可能となる。
(その他の実施例)
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述の実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (9)

  1. 印刷データを受信する受信手段と、
    印刷手段によって印刷される画像データの階調を補正するために用いられる情報を取得する取得手段と、
    前記取得された情報に基づいて、前記受信された印刷データに含まれる線コマンドで指定されている線幅を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得手段によって取得された前記情報は、前記印刷手段が出力可能な画像の最大濃度であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷データは、PDLで指定されたデータであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記補正手段は、階調補正テーブルを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記最大濃度に基づいて複数の線幅補正テーブルの中から1つの線幅補正テーブルを選択的に設定することにより、線幅を補正することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記補正手段によって選択的に設定される線幅補正テーブルは、描画解像度によって変更されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記描画解像度が高いほど、前記複数の線幅補正テーブルの数は、多くなることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 印刷データを受信する受信ステップと、
    印刷手段によって印刷される画像データの階調を補正するために用いられる情報を取得する取得ステップと、
    前記取得された情報に基づいて、前記受信された印刷データに含まれる線コマンドで指定されている線幅を、補正する補正ステップと
    を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7の何れか一項に記載の情報処理装置として機能させるための、プログラム。
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