JP2015085298A - 超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置 - Google Patents

超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015085298A
JP2015085298A JP2013228238A JP2013228238A JP2015085298A JP 2015085298 A JP2015085298 A JP 2015085298A JP 2013228238 A JP2013228238 A JP 2013228238A JP 2013228238 A JP2013228238 A JP 2013228238A JP 2015085298 A JP2015085298 A JP 2015085298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
force coefficient
amplitude
amplitude voltage
ultrasonic transducer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013228238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6194537B2 (ja
Inventor
昭俊 笠井
Akitoshi Kasai
昭俊 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seidensha Electronics Co Ltd
Original Assignee
Seidensha Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seidensha Electronics Co Ltd filed Critical Seidensha Electronics Co Ltd
Priority to JP2013228238A priority Critical patent/JP6194537B2/ja
Publication of JP2015085298A publication Critical patent/JP2015085298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6194537B2 publication Critical patent/JP6194537B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

【課題】超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置を提供する。【解決手段】記憶手段と、モーショナルブリッジ回路と、力係数測定手段と、比較手段と、演算手段と、電圧制御量出力部と、を設け、記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)を記憶しておき、力係数測定手段で力係数(A’)を求め、比較手段で、振動子の力係数の比(A’/A)を求め、演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、記憶手段に目標振幅電圧(Va’)を記憶して、モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、電圧制御量出力部で振動子電圧(V0’)をコントロールして、超音波振動子を所定振幅で振動するよう制御している。【選択図】図4

Description

本発明は、超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置に係り、より詳しくは、長時間使用による超音波振動子の劣化による振幅の変化や、超音波振動子ごとの特性変化による振幅の変化を補正する超音波振動子の振幅補正制御方法と、この補正制御方法を用いた超音波溶着装置に関する。
振動子はその機械共振周波数またはその近傍の周波数の駆動電圧を圧電セラミックスに加えると機械振動する。そして振動子の出力放射面(機械端子)に接する媒質中に超音波を放射する。
ここで、振動子は所定振幅で振動するように生産されているが、振動子の振幅と振動子に加える振動子電圧の関係は一対一の関係ではない。振動子を所定振幅で振動させるには振動子電圧がある程度の範囲で変動する。
そのため、超音波溶着装置に新しく超音波振動子を組み込むときは、振幅を測定しながら振動子電圧を変化させて最適な振動子電圧を求める必要があった。この調整作業は、一定の工場設備と熟練した調整技術を要するため、超音波溶着装置の製造工場で出荷前に行って、出荷後に超音波振動子の振動子電圧を出荷時と同等レベルの振幅に再調整することは行っていなかった。
ところで、超音波振動子の電気端子に印加された電圧が正電歪効果により電歪駆動力を発生し、超音波振動子を電気的に駆動する動作について、機械端子における振動力の平衡式は次式で示されることが知られている。
(式1) F=−A・E0+Zm・v
ここで、
F:振動子の機械端子に外から働く力
A:振動子の力係数
0:振動子電圧(振動子に印加する電圧)
m:機械端子におけるインピーダンス
v:機械端子の速度
である。
一方、超音波溶着装置に用いられている超音波発振装置では、図6に示したように、発振器を内蔵するとともに、入力信号IN1の周波数及び位相に出力信号OUT1,OUT2の周波数及び位相が常に一致するように発振器を制御するPLLモジュール60と、PLLモジュール60の出力信号OUT1,OUT2を増幅して超音波振動子54へ供給する駆動回路56と、超音波振動子54の振動を入力信号IN1としてPLLモジュール60へフィードバックするモーショナルブリッジ回路66とを備えて、超音波振動子の振動周波数の変化を自動的に追尾している(例えば、特許文献1参照)。
このモーショナルブリッジ回路の端子電流(I)と超音波振動子からの検出電圧つまり、振幅に比例した振幅電圧(E1)の関係については次式が知られている。
(式2) I=Yd・E1+A・v
ここで、
I:振動子の端子電流
d:制動アドミタンス
1:振幅電圧(ブリッジの開放出力電圧)
A:振動子の力係数
v:機械端子の速度
である。
これら(式1)(式2)を基に、圧電振動子の振動振幅の変動を抑制するため圧電素子に印加する交流電圧の大きさを変更して圧電素子への電気入力を補正する方法について提案がされているが、駆動用圧電素子と、該駆動用圧電素子と同一材料による検出用圧電素子を備える構成を前提としたものであった(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−314054号公報 特開2012−96193号公報
超音波溶着装置に使用する超音波振動子は、個々に特性が異なるため、一定の電圧を印加した時に振幅の出力値が異なる。また、超音波振動子の長時間の使用による特性の変動、その他何らかの原因で振動子電圧の設定がずれたとき、あるいは超音波振動子を交換したときに振幅の変化があり不便であった。
本発明は、超音波振動子について、一定の工場設備と熟練した調整技術を必要とせず、また、駆動用圧電素子と該駆動用圧電素子と同一材料による検出用圧電素子を備えるという特別な構造を必要とせず、個々の超音波振動子を同等レベルに所定振幅で振動するように振動子電圧をコントロールする超音波振動子の振幅補正制御方法を提供すること、そして、この補正制御方法を用いた超音波溶着装置を提供することを目的としている。
このことにより、超音波振動子の劣化等により振動子電圧がずれた虞があるときに超音波振動子を所定振幅で振動させる、超音波振動子の振幅補正制御が可能になる。また、新しい別の超音波振動子と交換したときに超音波振動子を所定振幅で振動させる、超音波振動子の振幅補正制御が可能になる。
本発明の超音波溶着装置は、記憶手段と、モーショナルブリッジ回路と、力係数測定手段と、比較手段と、演算手段と、電圧制御量出力部と、を設け、記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)と基準力係数(A)を記憶しておき、超音波振動子の共振周波数から外れた、振幅が極力小さくなる周波数の電圧を超音波振動子に加えて、モーショナルブリッジ回路より比較対象の超音波振動子の振幅電圧(E1’)を測定し、力係数測定手段で超音波振動子の力係数(A’)を求め、比較手段で、超音波振動子の力係数の比(A’/A)を求め、演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、記憶手段に目標振幅電圧(Va’)を記憶して、モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、電圧制御量出力部で振動子電圧をコントロールして、超音波振動子を所定振幅で振動させている。
また、本発明の他の超音波溶着装置は、記憶手段と、モーショナルブリッジ回路と、振動子電圧検出回路と、力係数測定手段と、比較手段と、演算手段と、電圧制御量出力部と、を設け、記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)と、基準振動子電圧(E0)と基準振幅電圧(E1)を記憶しておき、超音波振動子の共振周波数から外れた、振幅が極力小さくなる周波数の電圧を超音波振動子に加えて、モーショナルブリッジ回路より比較対象の超音波振動子の振幅電圧(E1’)を測定し、振動子電圧検出回路より振動子電圧(E0’)を測定する。そして、力係数測定手段で超音波振動子の力係数(A’)を求め、比較手段で、超音波振動子の力係数の比(A’/A)を求め、演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、記憶手段に目標振幅電圧(Va’)を記憶して、モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、電圧制御量出力部で振動子電圧をコントロールして、超音波振動子を所定振幅で振動させている。
本発明の超音波振動子の振幅補正制御によれば、超音波溶着装置の出荷後であっても、超音波振動子の力係数(A’)と基準力係数(A)の比(A’/A)に基づいて超音波振動子のモーショナルブリッジ回路の目標振幅電圧(Va’)を求め、モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)になるよう振動子電圧をコントロールすることができ、その結果、超音波振動子を出荷時と同じ所定振幅で振動させることができる。
本発明の第一実施形態に係る超音波溶着装置の一部を断面とした全体構成図である。 本発明の第一実施形態に係る超音波溶着装置のモーショナルブリッジ回路を中心とした主要ブロックの構成を示した図である。 本発明の第一実施形態に係る超音波溶着装置の制御装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る超音波溶着装置の振幅補正制御手順をフローチャートとして示した図である。 本発明の第二実施形態に係る超音波溶着装置の振幅補正制御手順をフローチャートとして示した図である。 従来の超音波発振装置のモーショナルブリッジ回路を示した図である。
(本発明の第一の実施形態)
発明者は、従来から知られている(式1)の条件としてF=0と設定し、(式2)の条件としてI=0と設定することにより、力係数の比(A’/A)を求める式が導かれることに着目して、力係数の比(A’/A)を求め、力係数の比の二乗の値((A’/A)2)を補正係数としてモーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)に乗じて目標振幅電圧(Va’)を求め、モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)になるように振動子電圧をコントロールして、超音波振動子を所定振幅で振動させる本発明を完成させた。
すなわち、本発明の背景技術として(式1)と(式2)が知られていることは既に説明したが、超音波振動子が送波器として振動しているときは、超音波振動子の外部からの振動力(F)は働いていない。そこで(式1)の条件としてF=0と置くと、次式(式3)が導かれる。
(式3) E0=Zm・v/A
一方、超音波振動子の力係数(A)は周波数によって著しく変化するものでないことから、インピーダンスを変えて、共振周波数から外れた、振幅が極力小さくなる周波数の電圧を加えると、振幅が極めて小さくなり、モーショナルブリッジ回路において、電流はほぼゼロになる。そこで、(式2)の条件として、超音波振動子の端子電流をゼロ(I=0)と置くと、次式(式4)が導かれる。
(式4) E1=−(1/Yd)・A・v
ここで(式3)と(式4)から振幅電圧(E1)と振動子電圧(E0)の比(E1/E0)を求めると次式(式5)が得られる。
(式5) E1/E0={−(1/Yd)・A・v}/{Zm・v/A}
=−A2/(Yd・Zm
これをvが一定の場合の、力係数(A)について求めると次式(式6)で表すことができる。
(式6) A2=−Yd・Zm・(E1/E0
力係数(A)は、モーショナルブリッジ回路からの出力である振幅電圧(E1)と、振動子電圧(E0)と、定数で表すことが出来る。
出荷時の超音波振動子の力係数を基準力係数(A)とし、現在、超音波溶着装置に組み込んである超音波振動子の力係数を(A’)として、(式6)を用いて力係数(A’)と基準力係数(A)を比較する式を作れば(式7)が得られる。
(式7) (A’/A)2=(E1’/E0’)/(E1/E0
=(E1’/E0’)・(E0/E1
(式7)は、超音波溶着装置に組み込んである現在の超音波振動子と出荷時の超音波振動子の振幅が同じであれば、超音波溶着装置に組み込んである現在の超音波振動子に加えるべき振動子電圧が求まることを示している。
そこで、本発明の振幅補正制御方法は、力係数の比(A’/A)に基づいて、モーショナルブリッジ回路の目標振幅電圧(Va’)を設定して、モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)になるように振動子電圧をコントロールして、超音波振動子を所定振幅で振動させている。
力係数(A’)は周波数によって著しく変化するものでないことから、インピーダンスを変えて超音波振動子に共振周波数から外れた、振幅が極力小さくなる周波数の電圧を加えて、(式4)のモーショナルブリッジ出力である振幅電圧(E1’)を測定する。
なお、振幅補正を行う構成としては、超音波振動子と固定ホーンをつなげて測定を行う。この構成は不変のものであり、工具ホーンは測定対象に含めず、外しておく。工具ホーンを含めると工具ホーンの物性(材料や質量など)によって超音波振動子の特性が変化し一定にならないためである。
このときの測定値は力係数そのものの値ではないが、(式4)において、Yd(アドミタンス)・v(機械端子の速度)を一定にして、振幅電圧(E1’)を測定すれば、力係数(A’)に対応する(式4)の右辺の値が求まる。これを基準とする超音波振動子、つまり基準振動子の基準力係数(A)の値と比較することで力係数の比が求まる。
また、(式7)を用いて、振幅電圧(E1’)と振動子電圧(E0’)を測定し、基準振動子電圧(E0)と基準振幅電圧(E1)と比較して力係数の比を求めてもよい。この手順については本発明の第二の実施形態として後述する。
本発明では、超音波振動子の力係数(A’)と基準力係数(A)の比(A’/A)を求め、力係数の二乗の値((A’/A)2)を基準振幅電圧(Va)に乗じてモーショナルブリッジ回路の目標振幅電圧(Va’)を求め、モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)になるように振動子電圧(E0’)を可変し超音波振動子を所定振幅で振動させるものである。
言い方を変えて説明すると、
(式7)を振幅電圧(E1’)の式に書き換えると次式(式8)となる。
(式8) E1’ =(A’/A)2・(E0’/E0)・E1
(式8)の振幅電圧(E1’)の値は、超音波振動子を共振周波数から外れた周波数で電圧を印加したときに測定する。(式8)の右辺は、振幅電圧(E1’)の値が少なくとも基準振幅電圧(E1)に力係数の比の二乗の値((A’/A)2)を乗じたものであることを示している。
力係数(A’、A)は、振動周波数を共振周波数から外れた周波数から共振周波数近傍の周波数に変えても変わらない。同様に力係数の比(A’/A)も変わらない。そのため、力係数の比の二乗の値((A’/A)2)を共振周波数で電圧を印加したときの目標振幅電圧(Va’)を求める補正係数として利用することができる。出荷時の共振周波数で振動させるときの基準目標振幅電圧(Va)に(式7)の力係数の比の二乗の値((A’/A)2)を乗じた次式(式9)でモーショナルブリッジ回路の目標振幅電圧(Va’)を求めることができる、と発明者は考えた。
(式9) Va’ =(A’/A)2・(Va)
そして、モーショナルブリッジ回路の振幅電圧を(式9)で求めた目標振幅電圧(Va’)になるように振動子電圧をコントロールしたところ、所定振幅で超音波振動子が振動することを確認した。
このことにより、出荷後振動子電圧の設定がずれた虞のある場合、あるいは何らかの都合で超音波溶着装置の超音波振動子を新しいものと交換した場合に、超音波振動子を所定振幅で振動するように振動子電圧をコントロールする超音波振動子の振幅補正制御が可能になった。
次に、本発明の超音波振動子の振幅補正制御とこれを用いた超音波溶着装置について図面を用いて詳しく説明する。図1に、本発明の一実施形態にかかる超音波溶着装置の一部を断面とした側面図を示す。図1に示した本発明の第一の実施形態にかかる超音波溶着装置1では、超音波振動子22に固定ホーン23を介して工具ホーン24が連結されており、これらは一体に組み立てられて上下動自在な可動枠25に支持されている。また、超音波溶着装置1は、工具ホーン24より下方位置に受治具31を備え、当該受治具31上であって工具ホーン24先端と対向する位置にワーク32が載置されている。溶着対象であるワーク32は上下一対に重ね合わされたプラスチック板である。なお、工具ホーン24やワーク32の構成はこれに限られない。
超音波振動子22には電流検出回路2、振動子電圧検出回路3、及びモーショナルブリッジ回路13が接続されている。これら電流検出回路2、振動子電圧検出回路3、及びモーショナルブリッジ回路13は制御部4(制御手段)に接続されており、制御部4は発信器であるインバータ回路21と接続されている。そして、当該インバータ回路21は電流検出回路2及び振動子電圧検出回路3に接続されている。
このように構成された回路群は、電流検出回路2と振動子電圧検出回路3で検出した超音波振動子22に流れる振動子電流と振動子電圧、そしてモーショナルブリッジ回路13で検出した超音波振動子22の振幅電圧の各情報が制御部4にフィードバックされる。制御部4は、これらの情報を基に、インバータ回路21を介して超音波振動子22に印加する振動子電圧をコントロールすることで、超音波振動子22から固定ホーン23を介して、工具ホーン24の振動の立ち上げ制御及び立ち下げ制御を行う。
図2に、本発明の第一実施形態に係る超音波溶着装置のモーショナルブリッジ回路を中心とした主要ブロックの構成を示した。図2では、モーショナルブリッジ回路13の開放出力電圧は振幅に比例する振幅電圧(Va’’)であり、制御部4に入力されている。また、モーショナルブリッジ回路13に組み込まれている超音波振動子22の端子に印加される振動子電圧(V0’’)は、振動子電圧検出回路3から制御部4に入力されている。
図3に、本発明の一実施形態にかかる超音波溶着装置の制御部4の概略構成図を示した。なお、説明を簡単にするため、図3では、超音波振動子の振幅補正制御に関する手段と、超音波振動子の発振開始制御に関係する手段のみを示し、他の手段については図示を省略した。
図3の制御部4において、発振開始条件記憶部15には予め、基準目標振幅電圧(Va)や、基準振動子電圧(E0)と基準振幅電圧(E1)又は基準力係数(A)と、超音波振動子22の特性等の出力電圧制御量とそれらを算出するのに必要な値を記憶してある。
振動子電圧検出回路3で検出した超音波振動子22の振動子電圧の情報は、増幅器3aを経由して、制御部4内の力係数測定部40に送られる。モーショナルブリッジ回路13の振幅電圧は、モーショナルブリッジ回路13から増幅器13aを経由して、制御部4内の力係数測定部40に送られる。
力係数測定部40では、超音波振動子22の力係数(A’)を求める。超音波振動子22の力係数(A’)は、制御部4の力係数比(A’/A)の比較部41に送られる。力係数比(A’/A)の比較部41は、制御部4の発振開始条件記憶部15(記憶手段)に予め記憶されている出荷時の基準力係数(A)を読み出し、力係数(A’)と基準力係数(A)の比を求める。力係数(A’)と基準力係数(A)の比は演算部42に送られる。演算部42は、上記(式9)に基づき、目標振幅電圧(Va’)を求め、発振開始条件記憶部15に出力電圧制御量の目標振幅電圧として記憶する。本発明の第一の実施形態では、発振開始制御判定部16において、発振開始でなく、振幅補正を開始すると判定した場合、上記手順で振幅補正制御を行う。
なお、発振開始制御判定部16において、発振開始と判定した場合は、モーショナルブリッジ回路13の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)になるように、電圧制御量出力部17で振動子電圧をコントロールし、増幅器17aを介してインバータ回路21に出力している。発振開始後は、モーショナルブリッジ回路13の振幅電圧は、刻々と増幅器13aを経由して電圧制御量出力部17に入力され、振動子電圧も、振動子電圧検出回路3から電圧制御量出力部17に刻々と入力され、電圧制御量出力部17でコントロールされる。
なお、本発明の第一実施形態では、力係数測定部40(力係数測定手段)、比較部41(比較手段)、演算部42(演算手段)は、モーショナルブリッジ回路13の目標振幅電圧(Va’)を求める超音波振動子22の振幅補正制御に用いているが、通常の発振開始後の制御には用いていない。
本発明の第一の実施形態の振幅補正制御手順を、図4のフローチャートとして示した。
図4において、図示しない振幅補正スイッチが入ると、制御部4は超音波振動子22の振幅補正制御を開始し(ステップST1)、力係数測定部40がモーショナルブリッジ回路13の振幅電圧(E1’)の情報を取得する(ステップST2)。一方、比較部41は発振開始条件記憶部15から基準力係数(A)を読み出す(ステップST3)。さらに、力係数測定部40は取得した振幅電圧(E1’)から力係数(A’)を求めて比較部41に送り、比較部41が力係数(A’)と基準力係数(A)の比(A’/A)と、力係数の二乗の値((A’/A)2)を求める(ステップST4)。そして、演算部42が発振開始条件記憶部15から基準目標振幅電圧(Va)を読み出し(ステップ5)、目標振幅電圧(Va’)を求める(ステップST6)。演算部42は求めた目標振幅電圧(Va’)を発振開始条件記憶部15に記憶する(ステップST7)。そして、制御部4は、超音波振動子22の振幅補正制御を終了する(ステップST8)。
図4の超音波振動子の振幅補正制御を終了した後は、発振開始ごとに、モーショナルブリッジ回路13の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)になるように振動子電圧をコントロールする。
上記により、超音波溶着装置を出荷後、超音波振動子の長時間使用により振動子電圧がずれても、超音波振動子が新しい超音波振動子と交換されても、振動立ち上げ時に、発振開始条件記憶部15から目標振幅電圧(Va’)が読み出され、超音波振動子は出荷時と同じ振幅で振動する。
上記説明したとおり、本発明の超音波溶着装置では、出荷後であっても、振動立ち上げ動作とは別に、超音波振動子の振幅補正制御を行うようにしたので、超音波振動子の振幅が所定振幅からずれても目標振幅電圧を補正し、所定振幅で振動させることができる。また、超音波振動子を新しい別のものと交換した時にも目標振幅電圧を補正し、所定振幅で振動させることができる。
(本発明の第二の実施形態)
上記本発明の第一の実施形態では発振開始条件記憶部15に、予め、基準目標振幅電圧(Va)と基準力係数(A)を記憶しておき、図4のステップST2で振幅電圧(E1’)を測定し、振幅電圧(E1’)から力係数(A’)を求め、力係数の比(A’/A)と力係数の二乗の値((A’/A)2)を求める手順を説明したが、発振開始条件記憶部15に、予め、基準目標振幅電圧(Va)と、基準振動子電圧(E0)と基準振幅電圧(E1)を記憶しておき、図4のステップST2でE0’、E1’を測定し、力係数の比を求めるようにしてもよい。
この手順を、本発明の第二の実施の形態として、図5のフローチャートに示した。図5は、図4のステップST2、3、4をステップST12、13、14と書き換えたもので、他の手順は同じである。
すなわち、図示しない振幅補正スイッチが入り、制御部4が超音波振動子の振幅補正制御を開始すると(ステップST1)、振動周波数を共振周波数から外れた周波数に変えて、力係数測定部40が振動子電圧(E0’)とモーショナルブリッジ回路13の振幅電圧(E1’)の情報を取得する(ステップST12)。一方、比較部41が発振開始条件記憶部15から基準振動子電圧(E0)と基準振幅電圧(E1)を読み出す(ステップST13)。力係数測定部40において力係数(A’)を求め、比較部41が力係数(A’)と基準力係数(A)の比(A’/A)と、力係数の二乗の値((A’/A)2)を求める(ステップST14)。そして、演算部42が発振開始条件記憶部15から基準目標振幅電圧(Va)を読み出し(ステップ5)、目標振幅電圧(Va’)を求める(ステップST6)。演算部42は求めた目標振幅電圧(Va’)を発振開始条件記憶部15に記憶する(ステップST7)。そして、制御部4は、超音波振動子の振幅補正制御を終了する(ステップST8)。ステップST5から8の手順は図4と同じである。図5の手順を用いても、第一の実施の形態で説明した図4の手順を用いた場合と同じ効果が得られる。
図5の超音波振動子の振幅補正制御を終了した後は、発振開始ごとに、モーショナルブリッジ回路13の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)になるように振動子電圧をコントロールする。
なお、上記本発明の第一の実施形態と第二の実施形態では示していないが、本発明の他の実施形態として、超音波振動子の振幅を常時、あるいは定期的又は不定期に監視して、力係数測定部40、比較部41、演算部42を用いて、モーショナルブリッジ回路13の目標振幅電圧(Va’)を求める超音波振動子の振幅補正制御を行うようにしてもよい。超音波振動子の振幅の状況に応じて随時目標振幅電圧(Va’)を自動的に更新するようにしておけば、超音波振動子の振幅を所定振幅で振動するように保つことができる。
本発明は、超音波振動子の振幅補正制御方法と同方法を用いた超音波溶着装置について説明したが、超音波振動子を用いる他の超音波加工機械についても適用することができる。
1 超音波溶着装置
2 電流検出回路
3 振動子電圧検出回路
4 制御部(制御手段)
13 モーショナルブリッジ回路
15 発振開始条件記憶部(記憶手段)
16 発振開始制御判定部
17 電圧制御量出力部
21 インバータ回路
22 超音波振動子
23 固定ホーン
24 工具ホーン
25 可動枠
32 ワーク
40 力係数測定部(力係数測定手段)
41 力係数比(A’/A)の比較部(比較手段)
42 目標振幅電圧(Va’)の演算部(演算手段)

Claims (6)

  1. 記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)を記憶しておき、
    力係数測定手段で超音波振動子の力係数(A’)を求め、
    比較手段で、前記超音波振動子の力係数(A’)と基準力係数(A)の比(A’/A)を求め、
    演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、
    記憶手段に前記目標振幅電圧(Va’)を記憶して、
    前記モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、電圧制御量出力部で振動子電圧(V0’)をコントロールして、前記超音波振動子を所定振幅で振動させるようにしたことを特徴とする超音波振動子の振幅補正制御方法。
  2. 記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)と基準力係数(A)を記憶しておき、
    超音波振動子の共振周波数から外れた、振幅が極力小さくなる周波数の電圧を前記超音波振動子に加え、
    モーショナルブリッジ回路で振幅電圧(E1’)を測定し、
    力係数測定手段で前記超音波振動子の力係数(A’)を求め、
    比較手段で、前記超音波振動子の力係数(A’)と前記基準力係数(A)の比(A’/A)を求め、
    演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、
    記憶手段に前記目標振幅電圧(Va’)を記憶して、
    前記モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、電圧制御量出力部で振動子電圧(V0’)をコントロールして、前記超音波振動子を所定振幅で振動させるようにしたことを特徴とする超音波振動子の振幅補正制御方法。
  3. 記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)と、基準振動子電圧(E0)と基準振幅電圧(E1)を記憶しておき、
    超音波振動子の共振周波数から外れた、振幅が極力小さくなる周波数の電圧を前記超音波振動子に加え、
    モーショナルブリッジ回路で振幅電圧(E1’)を測定し、
    振動子電圧検出回路で振動子電圧(E0’)を測定し、
    力係数測定手段で前記超音波振動子の力係数(A’)を求め、
    比較手段で、前記超音波振動子の力係数(A’)と基準力係数(A)の比(A’/A)を求め、
    演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、
    記憶手段に前記目標振幅電圧(Va’)を記憶して、
    前記モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、電圧制御量出力部で振動子電圧(V0’)をコントロールして、前記超音波振動子を所定振幅で振動させるようにしたことを特徴とする超音波振動子の振幅補正制御方法。
  4. 記憶手段と、モーショナルブリッジ回路と、力係数測定手段と、比較手段と、演算手段と、電圧制御量出力部と、を設け、
    前記記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)を記憶しておき、
    前記力係数測定手段で超音波振動子の力係数(A’)を求め、
    前記比較手段で、前記超音波振動子の力係数(A’)と基準力係数(A)の比(A’/A)を求め、
    前記演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、
    前記記憶手段に前記目標振幅電圧(Va’)を記憶して、
    前記モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、前記電圧制御量出力部で振動子電圧(V0’)をコントロールして、
    前記超音波振動子を所定振幅で振動させる制御手段を設けた
    ことを特徴とする超音波溶着装置。
  5. 記憶手段と、モーショナルブリッジ回路と、力係数測定手段と、
    比較手段と、演算手段と、電圧制御量出力部と、を設け、
    前記記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)と基準力係数(A)を記憶しておき、
    超音波振動子の共振周波数から外れた、振幅が極力小さくなる周波数の電圧を前記超音波振動子に加え、前記モーショナルブリッジ回路で振幅電圧(E1’)を測定し、
    前記力係数測定手段で前記超音波振動子の力係数(A’)を求め、
    前記比較手段で、前記超音波振動子の力係数(A’)と前記基準力係数(A)の比(A’/A)を求め、
    前記演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、
    前記記憶手段に前記目標振幅電圧(Va’)を記憶して、
    前記モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、前記電圧制御量出力部で振動子電圧(V0’)をコントロールして、
    前記超音波振動子を所定振幅で振動させる制御手段を設けた
    ことを特徴とする超音波溶着装置。
  6. 記憶手段と、モーショナルブリッジ回路と、振動子電圧検出回路と、力係数測定手段と、
    比較手段と、演算手段と、電圧制御量出力部と、を設け、
    前記記憶手段に予め、基準目標振幅電圧(Va)と、基準振動子電圧(E0)と基準振幅電圧(E1)を記憶しておき、
    超音波振動子の共振周波数から外れた、振幅が極力小さくなる周波数の電圧を前記超音波振動子に加え、前記モーショナルブリッジ回路で振幅電圧(E1’)を測定し、
    前記振動子電圧検出回路で振動子電圧(E0’)を測定し、
    前記力係数測定手段で前記超音波振動子の力係数(A’)を求め、
    前記比較手段で、前記超音波振動子の力係数(A’)と基準力係数(A)の比(A’/A)を求め、
    前記演算手段で式Va’=(A’/A)2・Vaにより、モーショナルブリッジ回路の基準目標振幅電圧(Va)を補正した目標振幅電圧(Va’)を演算し、
    前記記憶手段に前記目標振幅電圧(Va’)を記憶して、
    前記モーショナルブリッジ回路の振幅電圧が目標振幅電圧(Va’)となるように、前記電圧制御量出力部で振動子電圧(V0’)をコントロールして、
    前記超音波振動子を所定振幅で振動させる制御手段を設けた
    ことを特徴とする超音波溶着装置。
JP2013228238A 2013-11-01 2013-11-01 超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置 Active JP6194537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013228238A JP6194537B2 (ja) 2013-11-01 2013-11-01 超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013228238A JP6194537B2 (ja) 2013-11-01 2013-11-01 超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015085298A true JP2015085298A (ja) 2015-05-07
JP6194537B2 JP6194537B2 (ja) 2017-09-13

Family

ID=53048697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013228238A Active JP6194537B2 (ja) 2013-11-01 2013-11-01 超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6194537B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02269484A (ja) * 1989-04-07 1990-11-02 Canon Inc 振動型モータ
JPH09314054A (ja) * 1996-05-24 1997-12-09 Suzuki Motor Corp 超音波発振装置
JP2006197206A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ装置
JP2012096193A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Canon Inc 圧電振動子の駆動方法、該駆動方法による塵埃除去装置、超音波モータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02269484A (ja) * 1989-04-07 1990-11-02 Canon Inc 振動型モータ
JPH09314054A (ja) * 1996-05-24 1997-12-09 Suzuki Motor Corp 超音波発振装置
JP2006197206A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ装置
JP2012096193A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Canon Inc 圧電振動子の駆動方法、該駆動方法による塵埃除去装置、超音波モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6194537B2 (ja) 2017-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5200714A (en) Crystal oscillator with quartz vibrator having temperature detecting faculty, quartz vibrator for use therein, and method of measuring temperature using quartz vibrator
JP4572789B2 (ja) 超音波発生装置及び超音波美容装置
US10274409B2 (en) Vibratory sensor and method of varying vibration in a vibratory sensor
CN101517381A (zh) 具有机械可振荡单元且用来确定和/或监测介质的过程变量的装置
JP6590378B2 (ja) 圧電力センサを備えた超音波処理システム
JP2011259559A (ja) 振動型アクチュエータの制御装置及び振動型アクチュエータの制御方法
US7218030B2 (en) Oscillating apparatus
CN107110823B (zh) 基于相位误差控制振动传感器的振动
JP2007007649A (ja) 超音波発振装置の駆動方法および超音波発振装置を駆動するための回路装置
JP6194537B2 (ja) 超音波振動子の振幅補正制御方法と超音波溶着装置
JP2005043098A (ja) 物理量検出装置
JPH0777229B2 (ja) 超音波ワイヤボンディング装置
JP2011066191A (ja) 半導体装置の製造方法およびボンディング装置
WO2001008980A1 (fr) Procede et dispositif pour le controle de la temperature de soudage de materiau d'emballage
JP6068198B2 (ja) 超音波加工システム及び超音波加工方法
JP2015132570A (ja) 粘度測定装置及び粘度測定方法
CN110773409B (zh) 用于校准超声键合机的方法
JP3897937B2 (ja) ボンディング方法
JP2014135888A (ja) 装置及び振動型アクチュエータの駆動方法
JP2020066042A (ja) 接合装置
US11749251B2 (en) Control of a piezoelectric transducer array
TWI480111B (zh) 振動加工裝置及其振動驅動模組
JP2012011519A (ja) 加工装置
JP2012143698A (ja) 超音波洗浄装置
RU2345370C1 (ru) Стенд для воспроизведения угловых скоростей

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6194537

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250