JP2015085231A - 活性種生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、ビスによらずに放電用の部材と通電用の端子との電気的接続を確保した活性種生成装置を提供することにある。
【解決手段】 活性種生成装置70では、フレーム50に固定された放電側端子41が引掛り部A451を介して放電側電極板31に引っ掛かることによって、弾性部A471が弾性変形して接触部A431が放電側電極板31に押し付けられる。 同様に、フレーム50に固定されたアース側端子42が引掛り部B452を介してアース側電極板32に引っ掛かることによって、弾性部B472が弾性変形して接触部B432がアース側電極板32に押し付けられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、活性種生成装置に関する。
近年、活性種生成装置が搭載された空気調和機が広く普及している。例えば、特許文献1(特開2012−071247号公報)に開示されている活性種生成装置では、放電電極板、及びそれに対峙する対向電極板それぞれがネジによって樹脂土台に固定されている。放電電極板の端部は電源部の正極側に、対向電極板の端部は電源部の負極側に接続されている。
なお、活性種生成装置の装着位置の構造的な制約により、電極板と電源部とを繋ぐ通電用の端子を電極板と別個にしなければならないような場合は、電極板と通電用の端子とを樹脂の土台にビスで共締めすることによって電気的接続を確保している。
しかしながら、欧州向けの電気機器については、電気的な接続を果たしている2つの板金を樹脂の土台にビスで共締めすることは、EN規格により認められていない。
本発明の課題は、ビスによらずに放電用の部材と通電用の端子との電気的接続を確保した活性種生成装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る活性種生成装置は、放電用部材と、放電用部材と電源とを結ぶ端子部材と、端子部材を固定する樹脂フレームとを備えている。端子部材は、接触部と、引掛り部と、弾性部とを有している。接触部は、放電用部材との電気的接触を目的としている。引掛り部は、接触部の近傍で放電用部材に引っ掛かる。弾性部は、引掛り部が放電用部材に引っ掛かることによって接触部の近傍で弾性変形して接触部を放電用部材に押し付ける。
この活性種生成装置では、樹脂フレームに固定された端子部材が引掛り部を介して放電用部材に引っ掛かることによって、弾性部が弾性変形して接触部が放電用部材に押し付けられる。その結果、端子部材と放電用部材とはビスを介さずに電気的接続を維持することができるので、信頼性が向上する。
本発明の第2観点に係る活性種生成装置は、第1観点に係る活性種生成装置であって、端子部材が第2引掛り部をさらに有している。第2引掛り部は、弾性部を挟んで引掛り部と反対側の位置で樹脂フレームに引っ掛かっている。樹脂フレームは、第2引掛り部が引っ掛かるための突起を有している。
この活性種生成装置では、端子部材は、第2引掛り部が樹脂フレームの突起に引っ掛かることによって樹脂フレームに固定されるので、固定に手間がかからず作業性がよい。
本発明の第3観点に係る活性種生成装置は、第2観点に係る活性種生成装置であって、第2引掛り部が、スナップフィットによって突起に引っ掛かる。
この活性種生成装置では、作業者は、第2引掛り部が樹脂フレームの突起にスナップフィットするときのクリック感によって、第2引掛り部が突起に確実に引っ掛かった否かを認知することができるので、組立不良が低減され、作業性も向上する。
本発明の第4観点に係る活性種生成装置は、第1観点から第3観点のいずれか一つに係る活性種生成装置であって、放電用部材が樹脂フレームに固定される。
この活性種生成装置では、放電用部材が樹脂フレームに固定された上で、端子部材の接触部が放電用部材に押し付けられるので、端子部材の接触部と放電用部材との接触状態が安定し、信頼性がさらに向上する。
本発明の第5観点に係る活性種生成装置は、第1観点から第4観点のいずれか一つに係る活性種生成装置は、放電用部材が、放電側電極と、放電側電極と対峙するアース側電極とを含んでいる。
本発明の第6観点に係る活性種生成装置は、第5観点に係る活性種生成装置であって、端子部材は、放電側電極と電源とを結ぶ放電側端子と、アース側電極と電源とを結ぶアース側端子とを含んでいる。
本発明の第1観点、第5観点および第6観点のいずれか1つに係る活性種生成装置では、樹脂フレームに固定された端子部材が引掛り部を介して放電用部材に引っ掛かることによって、弾性部が弾性変形して接触部が放電用部材に押し付けられる。その結果、端子部材と放電用部材とはビスを介さずに電気的接続を維持することができるので、信頼性が向上する。
本発明の第2観点に係る活性種生成装置では、端子部材は、第2引掛り部が樹脂フレームの突起に引っ掛かることによって樹脂フレームに固定されるので、固定に手間がかからず作業性がよい。
本発明の第3観点に係る活性種生成装置では、作業者は、第2引掛り部が樹脂フレームの突起にスナップフィットするときのクリック感によって、第2引掛り部が突起に確実に引っ掛かった否かを認知することができるので、組立不良が低減され作業性も向上する。
本発明の第4観点に係る活性種生成装置では、放電用部材が樹脂フレームに固定された上で、端子部材の接触部が放電用部材に押し付けられるので、端子部材の接触部と放電用部材との接触状態が安定し、信頼性がさらに向上する。
本発明の一実施形態に係る活性種生成装置の正面図。 図1の活性種生成装置の斜視図。 図1のA−A線における活性種生成装置の断面図。 図1からカバーを取り外した状態の活性種生成装置の平面図。 図1のB−B線における活性種生成装置の断面図。 図1のC−C線における活性種生成装置の断面図。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)活性種生成装置70の全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る活性種生成装置70の正面図である。また、図2は、図1の活性種生成装置70の斜視図である。図1及び図2において、活性種生成装置70は、樹脂製のフレーム50と、フレーム50の前側に取り付けられるカバー60と、フレーム50とカバー60との間に配置される放電部30と、端子部40と、フレーム50の側面に取り付けられる矩形板状のエアフィルタ55(図2参照)とを有している。
放電部30は、放電針311を有する略矩形状の放電側電極板31と、長手方向の寸法が放電側電極板31のそれよりも長い矩形状のアース側電極板32とを有している。
端子部40は、放電側電極板31と電源部(図示せず)の正極側とを結ぶ放電側端子41と、アース側電極板32と電源部の負極側とを結ぶアース側端子42とを有している。
(2)詳細構成
(2−1)放電側電極板31
図3は、図1のA−A線における活性種生成装置70の断面図である。図3において、放電側電極板31の中央には、放電針311を保持する保持部31aが設けられている。保持部31aは、放電側電極板31からその板面と直交する方向に突出するように切り起されている。その結果、保持部31aの近傍に切り欠き孔31eが付随して形成されている。
また、図2に示すように、保持部31aの先端部は折り返されており、この折り返し部分に放電針311が挟み込まれている。放電針311の両端部は、保持部31aから突出している。放電針311は、線径0.2mmのタングステン線で構成されているが、これに限定されるものではない。
また、図2及び図3に示すように、放電側電極板31の長手方向に平行な両端部は、保持部31aの突出方向と反対の方向に折り曲げられた曲げ部A31bが形成されている。
また、放電側電極板31の長手方向の両端のうちの一方の端部には放電側端子41が挿入される貫通孔A31cが、他方の端部には放電側電極板31をフレーム50に固定するためのビスA313が挿入されるビス穴A31d(図2参照)が設けられている。
(2−2)アース側電極板32
図4は、図1からカバー60を取り外した状態の活性種生成装置70の平面図である。図4において、アース側電極板32は、平面視において放電側電極板31と平行に対向配置されている。アース側電極板32の長手方向に平行な両端部は、放電側電極板31の曲げ部A31bの曲げ方向と反対方向に折り曲げられた曲げ部B32bが形成されている。
また、アース側電極板32の長手方向の両端のうちの一方の端部にはアース側端子42が挿入される貫通孔B32cが、他方の端部にはアース側電極板32をフレーム50に固定するためのビスB323が挿入されるビス穴B32d(図2参照)が設けられている。
また、アース側電極板32には、さらに2つの貫通孔が形成されており、一方は放電側端子41を完全に通すための第1通し穴32eであり、他方は放電側電極板31をフレーム50に固定するためのビスA313を完全に通すための第2通し穴32fである。第1通し穴32e及び第2通し穴32fを設けた目的は、活性種生成装置70の組立後においても、アース側電極板32を取り外すことなく、放電側電極板31の着脱ができるようにするためである。
(2−3)放電側端子41
図5は、図1のB−B線における活性種生成装置70の断面図である。図5において、放電側端子41は、放電側電極板31と電源部の正極側とを結ぶ端子部材である。放電側端子41は、電源接続部A411と、接触部A431と、引掛り部A451と、弾性部A471と、第2引掛り部A491とを有している。
(2−3−1)電源接続部A411
電源接続部A411は、電源の正極側に接続される部分であり、フレーム50の外側に突出している。なお、電源接続部A411は雄型端子であって、図示しない電源の正極側端子は雌型端子である。
電源接続部A411と電源の正極側端子との間に適切な接触圧力が確保されるように、電源接続部A411には山形のバネ突起A411aが形成されている。それゆえ、電源接続部A411が電源の正極側端子に挿入されたときに、バネ突起A411aの頂点が圧縮されて頂角が拡張し、反発力が生じる。この反発力によって、電源接続部A411と電源の正極側端子との間に適切な接触圧力が確保される。
(2−3−2)接触部A431
接触部A431は、放電側電極板31との電気的接触を目的としており、フレーム50の内部に位置して、放電側電極板31の平面部分に接触する。
(2−3−3)引掛り部A451
引掛り部A451は、接触部A431の近傍に位置し、放電側電極板31の曲げ部A31bに引っ掛かる。引掛り部A451は、接触部A431の一端から放電側電極板31の曲げ部A31bに沿って90°に曲げられた後、曲げ部A31bの最突出部位に掛かるように山形に形成されており、その山形の傾斜面と曲げ部A31bの最突出部位とが係合する。
(2−3−4)弾性部A471
弾性部A471は、放電側端子41が接触部A431の他端から90°に曲げられた後、その方向に沿って電源接続部A411の先端まで延びる部分のうちの所定区間を担う。この所定区間の到達点は第2引掛り部A491である。つまり、接触部A431の他端から第2引掛り部A491までの間が弾性部A471である。
弾性部A471のうちの接触部A431の他端から第2引掛り部A491までの間には、山形に加工された第2バネ突起A471aが設けられている。
弾性部A471は、引掛り部A451が放電側電極板31の曲げ部A31bに引っ掛かり、第2引掛り部A491がフレーム50の所定部分に引っ掛かることによって、第2バネ突起A471aの頂角が拡張される方向に引っ張られるので、弾性部A471に張力が作用し、接触部A431が放電側電極板31の平面部分に押し付けられる。
(2−3−5)第2引掛り部A491
第2引掛り部A491は、孔である。第2引掛り部A491には、フレーム50の所定位置に設けられた突起A591が嵌合する。突起A591は、弾性部A471とは反対側の面が弾性部A471の板厚方向と平行になるように形成されている(図5参照)。その結果、第2引掛り部A491が弾性部A471側に引っ張られたときに第2引掛り部A491が外れることがない。さらに、電源接続部A411が電源の正極側端子に挿入されるときに、第2引掛り部A491が弾性部A471側に押されるが、第2引掛り部A491が突起A591に嵌合しているので、第2引掛り部A491が外れることがない。
(2−4)アース側端子42
図6は、図1のC−C線における活性種生成装置70の断面図である。図6において、アース側端子42は、アース側電極板32と電源部の負極側とを結ぶ端子部材である。アース側端子42は、電源接続部B422と、接触部B432と、引掛り部B452と、弾性部B472と、第2引掛り部B492とを有している。
(2−4−1)電源接続部B422
電源接続部B422は、電源の負極側に接続される部分であり、フレーム50の外側に突出している。なお、電源接続部B422は雄型端子であって、図示しない電源の負極側端子は雌型端子である。
電源接続部B422と電源の負極側端子との間に適切な接触圧力が確保されるように、電源接続部B422には山形のバネ突起B422aが形成されている。それゆえ、電源接続部B422が電源の負極側端子に挿入されたときに、バネ突起B422aの頂点が抑えられて頂角が拡張し、反発力が生じる。この反発力によって、電源接続部B422と電源の負極側端子との間に適切な接触圧力が確保される。
(2−4−2)接触部B432
接触部B432は、アース側電極板32との電気的接触を目的としており、フレーム50の内部に位置して、アース側電極板32の平面部分に接触する。
(2−4−3)引掛り部B452
引掛り部B452は、接触部B432の近傍に位置し、アース側電極板32の曲げ部B32bに引っ掛かる。引掛り部B452は、接触部B432の一端からアース側電極板32の曲げ部B32bに沿って90°に曲げられた後、再び反対方向に曲げられ、先端部分が曲げ部B32bの曲げ開始位置の外側コーナーに掛かるように山形に形成されており、その山形の傾斜面と曲げ部B32bの上記外側コーナーとが係合する。
(2−4−4)弾性部B472
弾性部B472は、アース側端子42が接触部B432の他端から90°に曲げられた後、その方向に沿って電源接続部B422の先端まで延びる部分のうちの所定区間を担う。この所定区間の到達点は第2引掛り部B492である。つまり、接触部B432の他端から第2引掛り部B492までの間が弾性部B472である。
弾性部B472のうちの接触部B432の他端から第2引掛り部B492までの間には、山形に加工された第2バネ突起B472aが設けられている。
弾性部B472は、引掛り部B452がアース側電極板32の曲げ部B32bに引っ掛かり、第2引掛り部B492がフレーム50の所定部分に引っ掛かることによって、第2バネ突起B472aの頂角が拡張される方向に引っ張られるので、弾性部B472に張力が作用し、接触部B432がアース側電極板32の平面部分に押し付けられる。
(2−4−5)第2引掛り部B492
第2引掛り部B492は、孔である。第2引掛り部B492には、フレーム50の所定位置に設けられた突起B592が嵌合する。突起B592は、弾性部B472とは反対側の面が弾性部B472の板厚方向と平行になるように形成されている(図6参照)。その結果、第2引掛り部B492が弾性部B472側に引っ張られたときに第2引掛り部A491が外れることがない。さらに、電源接続部B422が電源の正極側端子に挿入されるときに、第2引掛り部B492が弾性部B472側に押されるが、第2引掛り部B492が突起B592に嵌合しているので、第2引掛り部B492が外れることがない。
(2−5)フレーム50
フレーム50は、放電側電極板31、アース側電極板32、放電側端子41及びアース側端子42を支持する樹脂製の土台である。図2に示すように、フレーム50は、1つの底壁51と4つの側壁52a〜52dを有し、これらによって直方体状の箱を形成している。
4つの側壁52a〜52dは、一対の幅広側壁52a,52bと、一対の幅狭側壁52c,52dで構成されている。一対の幅広側壁52a,52bには、U字状の窓部521が設けられている。窓部521は、放電側電極板31の長手方向の2/3が見える程度の大きさに設定されている。
また、一対の幅狭側壁52c,52dのうちの幅狭側壁52cには四角窓523が設けられている(図2参照)。幅狭側壁52cからフレーム50の内側に向かって所定距離だけ離れた位置に、幅狭側壁52cと平行なリブ525が底壁51及び一対の幅広側壁52a,52bから隆起しており、幅狭側壁52cとリブ525との隙間にエアフィルタ55(図2参照)が挿入される。
一対の幅広側壁52a,52bそれぞれの両端部には、外側に突出する爪部527が設けられている。この爪部527は、カバー60のスナップ片601の嵌合孔601aに嵌り込む。
(2−5−1)第1支持ボス511と第1ビス止めボス513
図2に示すようにフレーム50には、底壁51から垂直に延びる第1支持ボス511及び第1ビス止めボス513が設けられている。第1支持ボス511は、その天面で放電側電極板31の平面を受けて支持する。つまり、放電側電極板31は、放電側端子41の接触部A431と第1支持ボス511の天面とに挟まれることによってフレーム50に保持される。
第1ビス止めボス513は、第1支持ボス511から幅狭側壁52dの方向に離れて、且つ放電側電極板31のビス穴A31dと対峙することができる位置に設けられている。放電側電極板31は、ビス穴A31dからビスA313によって第1ビス止めボス513に固定される。
(2−5−2)第2支持ボス512と第2ビス止めボス514
また、図2及び図3に示すようにフレーム50には、底壁51から垂直に延びる第2支持ボス512及び第2ビス止めボス514が設けられている。第2支持ボス512は、第1支持ボス511よりも高く、その天面でアース側電極板32を受けて支持する。つまり、アース側電極板32は、アース側端子42の接触部B432と第2支持ボス512の天面とに挟まれることによってフレーム50に保持される。
第2ビス止めボス514は、第2支持ボス512から幅狭側壁52cの方向に離れて、且つアース側電極板32のビス穴B32dと対峙することができる位置に設けられている。アース側電極板32は、ビス穴B32dからビスB323によって第2ビス止めボス514に固定される。
(2−5−3)放電側端子ガイド517とアース側端子ガイド518
また、底壁51には、外側に向かって突出する放電側端子ガイド517及びアース側端子ガイド518が設けられている。放電側端子ガイド517は、底壁51を挟んで第1支持ボス511と対峙する位置から突出している。第1支持ボス511には、放電側端子41の電源接続部A411を挿入させるためのガイド孔A511aがあけられており、そのガイド孔A511aを通過した電源接続部A411が放電側端子ガイド517に保持される。放電側端子41の第2引掛り部A491に嵌まり込む突起A591は、この放電側端子ガイド517に設けられている。
アース側端子ガイド518は、底壁51を挟んで第2支持ボス512と対峙する位置から突出している。第2支持ボス512には、アース側端子42の電源接続部B422を挿入させるためのガイド孔B512aがあけられており、そのガイド孔B512aを通過した電源接続部B422がアース側端子ガイド518に保持される。アース側端子42の第2引掛り部B492に嵌まり込む突起B592はこのアース側端子ガイド518に設けられている。
(2−6)カバー60
カバー60は、フレーム50の底壁51と対向する開口を塞ぎ、フレーム50とともに活性種生成装置70の外郭を形成している。
カバー60の4隅の近傍には、スナップ片601が設けられている。スナップ片601は、フレーム50の爪部527がスナップフィットで嵌まり込むための嵌合孔601aを有している。
(3)動作
放電側電極板31とアース側電極板32との間に電圧が印加されると、放電針311の両端からアース側電極板32に向かってストリーマ放電が発生し、これにより、低温プラズマが生成される。この低温プラズマによって、高速電子、イオン、水酸化ラジカル、励起酸素分子などの活性種が生成される。これらの活性種は、アンモニア類や、アルデヒド類、窒素酸化物等の小さな有機分子からなる空気中の有害成分や臭気成分を分解する能力を有する。
幅狭側壁52cの四角窓523から進入した空気は、エアフィルタ55を通過することによって塵埃等が除去され、放電針311に至る。放電針311の近傍には、上記の通り高速電子、イオン、水酸化ラジカル、励起酸素分子などの活性種が生成されているので、これらの活性種を含んだ空気となって、幅広側壁52a,52bそれぞれの窓部521から排出される。
例えば、この活性種生成装置70が空気調和機のフィルタの上流側に配置された場合は、活性種生成装置70から排出される活性種を含んだ空気によって、フィルタに付着したアンモニア類や、アルデヒド類、窒素酸化物等の小さな有機分子からなる空気中の有害成分や臭気成分が分解される。
なお、長期使用により放電側電極板31の交換等のメンテナンスが必要になったときには、サービスパーソンが活性種生成装置70のカバー60を外して、放電側電極板31を取り外すことになるが、この際、放電側電極板31よりも手前にあるアース側電極板32を外すことなく放電側電極板31を取り出すことが可能である。
アース側電極板32には、放電側端子41を完全に通すための第1通し穴32eと、放電側電極板31をフレーム50に固定するビスA313を完全に通すための第2通し穴32fが設けられているので、サービスパーソンは、アース側電極板32をフレーム50に固定した状態のまま、第1通し穴32eから専用工具で放電側端子41を引き抜き、第2通し穴32fからドライバーを差し込んでビスA313を外すことができる。放電側端子41及びビスA313が取り外された放電側電極板31は、フレーム50の窓部521から引き出される。
逆に、放電側電極板31を取り付ける際には、サービスパーソンは、フレーム50の窓部521から放電側電極板31をフレーム50内に挿入して第1支持ボス511及び第1ビス止めボス513上に配置した上で、第2通し穴32fから放電側電極板31のビス穴A31dにビスA313を差し込んで放電側電極板31を第1ビス止めボス513に固定し、その後、アース側電極板32の第1通し穴32eから放電側端子41を差し込んで放電側電極板31を第1支持ボス511とで挟み込んで保持させる。
このように、サービスパーソンは、放電側電極板31よりも手前にあるアース側電極板32を外すことなく放電側電極板31を着脱することができるので、メンテナンスが容易である。
(4)特徴
(4−1)
活性種生成装置70では、フレーム50に固定された放電側端子41が引掛り部A451を介して放電側電極板31に引っ掛かることによって、弾性部A471が弾性変形して接触部A431が放電側電極板31に押し付けられる。
同様に、フレーム50に固定されたアース側端子42が引掛り部B452を介してアース側電極板32に引っ掛かることによって、弾性部B472が弾性変形して接触部B432がアース側電極板32に押し付けられる。
その結果、放電側端子41と放電側電極板31とはビスを介さずに電気的接続を維持することができ、同様にアース側端子42とアース側電極板32とはビスを介さずに電気的接続を維持することができる。したがって、信頼性が向上する。
(4−2)
活性種生成装置70では、放電側端子41は第2引掛り部A491がフレーム50の突起A591に引っ掛かることによってフレーム50に固定され、同様にアース側端子42は第2引掛り部B492がフレーム50の突起B592に引っ掛かることによってフレーム50に固定される。したがって、固定に手間がかからず作業性がよい。
(4−3)
活性種生成装置70では、作業者は、第2引掛り部A491がフレーム50の突起A591にスナップフィットするときのクリック感、及び第2引掛り部B492がフレーム50の突起B592にスナップフィットするときのクリック感によって、それらが確実に引っ掛かった否かを認知することができるので、組立不良が低減され、作業性も向上する。
(4−4)
活性種生成装置70では、放電側電極板31がフレーム50に固定された上で、放電側端子41の接触部A431が放電側電極板31に押し付けられるので、放電側端子41の接触部A431と放電側電極板31との接触状態が安定する。
同様に、アース側電極板32がフレーム50に固定された上で、アース側端子42の接触部B432がアース側電極板32に押し付けられるので、アース側端子42の接触部B432とアース側電極板32との接触状態が安定する。
したがって、信頼性が向上する。
本発明は、空気調和機、特にルームエアコン、空気清浄機に有用である。
31 放電側電極板(放電用部材)
32 アース側電極板(放電用部材)
41 放電側端子(端子部材)
42 アース側端子(端子部材)
50 フレーム(樹脂フレーム)
70 活性種生成装置
431 接触部A
432 接触部B
451 引掛り部A
452 引掛り部B
471 弾性部A
472 弾性部B
491 第2引掛り部A
492 第2引掛り部B
591 突起A
592 突起B
特開2012−071247号公報

Claims (6)

  1. 放電用部材(31,32)と、
    前記放電用部材(31,32)と電源とを結ぶ端子部材(41,42)と、
    前記端子部材(41,42)を固定する樹脂フレーム(50)と、
    を備え、
    前記端子部材(41,42)は、
    前記放電用部材(31,32)との電気的接触を目的とする接触部(431,432)と、
    前記接触部(431,432)の近傍で前記放電用部材(31,32)に引っ掛かる引掛り部(451,452)と、
    前記引掛り部(451,452)が前記放電用部材(31,32)に引っ掛かることによって前記接触部(431,432)の近傍で弾性変形して前記接触部(431,432)を前記放電用部材(31,32)に押し付ける弾性部(471,472)と、
    を有する、
    活性種生成装置(70)。
  2. 前記端子部材(41,42)は、前記弾性部(471,472)を挟んで前記引掛り部(451,452)と反対側の位置に前記樹脂フレーム(50)に引っ掛かる第2引掛り部(491,492)をさらに有し、
    前記樹脂フレーム(50)は、前記第2引掛り部(491,492)が引っ掛かるための突起(591,592)を有している、
    請求項1に記載の活性種生成装置(70)。
  3. 前記第2引掛り部(491,492)は、スナップフィットによって前記突起(591,592)に引っ掛かる、
    請求項2に記載の活性種生成装置(70)。
  4. 前記放電用部材(31,32)は、前記樹脂フレーム(50)に固定される、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の活性種生成装置(70)。
  5. 前記放電用部材は、
    放電側電極(31)と、
    前記放電側電極(31)と対峙するアース側電極(32)と、
    を含む、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の活性種生成装置(70)。
  6. 前記端子部材は、
    前記放電側電極(31)と前記電源とを結ぶ放電側端子(41)と、
    前記アース側電極(32)と前記電源とを結ぶアース側端子(42)と、
    を含む、
    請求項5に記載の活性種生成装置(70)。
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