JP2015085133A - 天板付き家具 - Google Patents

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彩子 荒谷
Ayako Araya
彩子 荒谷
幸一 安田
Koichi Yasuda
幸一 安田
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Abstract

【課題】 組み立て工数及び部品点数を少なくできる天板付き家具を提供する。
【解決手段】 天板付き家具1は、左右一対の脚体3a,3aを備えている。脚体3a,3aの上方には、連結部材6を介して脚体3a,3aと取り付けられている天板2が設けられており、脚体3a,3aの間には幕板5が設けられている。幕板5の両端部には、係合ピン14が取り付けられており、連結部材6には、この係合ピン14が挿入される凹溝8が形成されている。幕板5は、凹溝8に係合ピン14を係合させることによって取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、学校や会社等で使用される天板付き家具、例えば机又はテーブル等の天板付き家具に関する。
天板付き家具は、天板の下方に脚体が設けられた構成を有している。また、この脚体の間に幕板を設けた天板付き家具も知られている。幕板を取り付けられた天板付き家具として、従来、脚体の各々に設けられたブラケットにねじ等によって幕板が取り付けられていたものがあった。(例えば下記特許文献1参照)。また、幕板を取り付けられた別の天板付き家具として、天板の下面に取り付けられた幕板支持部材を介して幕板が取り付けられているものがあった。この幕板支持部材は、付加的に準備する必要があった(例えば下記特許文献2、3参照)。
特許第4040892号公報 特許第4168913号公報 特許第4448215号公報
ところで、上記特許文献1の構成にあっては、脚体に設けられたブラケットに幕板の両端部を取り付けるために上述のようにねじ等を必要とし、幕板の取り付けに多くの組み立て工数を要していた。特に、学校や会社等で使用される左右長の長い天板付き家具の場合、左右一対の脚体間の距離も長くなるため、この一対の脚体の間に取り付けられる比較的左右長の長い幕板の取り付けには、より多くの組み立て工数を要していた。また、このような幕板の取り付けを1人で行う場合、さらに多くの組み立て工数を要し、組み立て作業も困難であった。
上記特許文献2、3の構成にあっては、幕板の取り付けに際し、付加的に準備した幕板支持部材等(特許文献2の幕板支持部5、特許文献3の蝶番5)を、天板の下面にねじ等によって取り付ける必要があった。よって、多くの組み立て工数を要していた。また、幕板支持部材等を付加的に準備することは部品点数の増加の要因となり、組み立て工数の増加と相俟ってコスト増加の要因ともなっていた。
本発明は、組み立て工数及び部品点数を少なくできる天板付き家具を提供することを課題としている。
本発明の天板付き家具は、少なくとも左右一対の脚体と、脚体の上方に配置される天板と、一対の脚体の間に配置される幕板と、幕板及び脚体のいずれか一方の上部に設けられた幕板取り付け部と、脚体及び幕板のいずれか一方における幕板取り付け部に対向する位置に設けられ、幕板取り付け部が取り付けられる幕板保持部と、を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、幕板取り付け部及び幕板保持部が脚体及び幕板のいずれか一方に設けられている。このように、通常必要とされる構成部品に幕板保持部が設けられているから、従来必要とされていた幕板支持部材等の付加的な構成部材を必要とせず、幕板の取り付けを完了することができる。よって、従来の天板付き家具に比べて、組み立て工数及び部品点数を少なくした天板付き家具を提供することができる。そのため、天板付き家具の製造コストを低減することもできる。
本発明の天板付き家具は、脚体の一部を成すように脚体の上部に取り付けられ、脚体と天板とを連結する連結部材を有し、脚体の一部を成す連結部材に幕板取り付け部及び幕板保持部のいずれか一方が設けられていることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、脚体の一部を成すように取り付けられている連結部材に幕板取り付け部及び幕板保持部のいずれか一方が設けられている。このような連結部材は、通常、強固なものとされているので、幕板保持部を連結部材に設けることにより、幕板保持部の破損を好適に防止することができる。
本発明の天板付き家具は、幕板保持部が幕板取り付け部に対向して開放しているとともに、上方に開放していることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、幕板取り付け部を幕板保持部の上方から取り付けることができるので、幕板の取り付け作業を容易にすることができる。また、幕板保持部において上方に開放した部分を、幕板保持部の上方から天板を設置することで容易に塞ぐことができる。これにより、簡単な作業で幕板の脱落を防ぐことができる。
本発明の天板付き家具は、幕板保持部が凹形状を有しており、幕板取り付け部が幕板保持部の凹形状に係合する凸形状を有していることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、幕板取り付け部の凸形状部分を、幕板保持部の凹形状部分に係合させて幕板を取り付けるので、幕板の取り付け作業を容易にすることができる。
本発明の天板付き家具は、幕板取り付け部の凸形状が軸形状を成していることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、幕板取り付け部が軸形状を成しているので、幕板を、天板付き家具の前後方向に揺動自在な状態で取り付けることができる。
本発明の天板付き家具は、幕板取り付け部が幕板保持部に対してスライド自在なピンであることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、幕板取り付け部は、幕板保持部に対してスライド自在なピンであるので、幕板の取り付け作業を容易にすることができる。例えば、幕板保持部おいて上方に開放した部分が、上方から設置された天板によって塞がれた後であっても、幕板取り付け部をスライドさせながら幕板保持部に取り付けることができる。
本発明によれば、組み立て工数及び部品点数を少なくできる天板付き家具を提供することができる。
本発明に係る天板付き家具の斜視図である。 本発明に係る天板付き家具の平面図である。 本発明に係る天板付き家具において、幕板を連結部材に取り付ける際の説明図である。 本発明に係る天板付き家具の実施形態であって、(A)は部分正面図であり、(B)はそのA−A断面図である。 本発明に係る天板付き家具において、幕板の揺動を示す図である。 本発明に係る天板付き家具の変形例であって、(A)は部分正面図であり、(B)はそのB−B断面図である。 本発明に係る天板付き家具の変形例であって、(A)は部分正面図であり、(B)はそのC−C断面図である。 本発明に係る天板付き家具の変形例である。 本発明に係る天板付き家具の変形例である。
以下、図1に示す座標軸に基づいて、X軸正方向を前、Y軸正方向を右、Z軸正方向を上と、方向を規定して説明する。
図1から図5の記載に基づいて、本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明の天板付き家具1は、天板2を有している。天板2は、脚体3a、3bの上方に設けられている。脚体3a、3bの下部には、キャスター4が取り付けられている。このキャスター4によって、天板付き家具1を移動することが容易になる。脚体3a、3bは、左右一対の前側脚体3a、3aと左右一対の後側脚体3b、3bとを有している。図2に示すように、脚体3a、3bの平面視断面形状は、円形を成している。左右一対の前側脚体3a、3aの間に、幕板5が設けられている。幕板5は、天板付き家具1の後ろ側に位置する着座者の膝元を隠す等のために設けられている。
図2に示すように、天板2の下方には、平面視L字形状をした連結部材6が4つ設けられている。連結部材6は、天板2と、前側脚体3a、3a及び後側脚体3b、3bとを連結している。ここで、図2及び図3に示すように、連結部材6は、平面視半円形状を成す端部6aを有している。この端部6aの下面に、脚体3a、3bが取り付けられている。また、連結部材6には、上下方向に貫通する孔7が設けられている。この孔7は、端部6aとは異なる位置に3つ設けられている。天板2の下部には、下方に開放した雌ねじ孔(図示せず)が設けられている。また、幕板5は、連結部材6の端部6aに係合している。
図3及び図4(A)、(B)に示すように、連結部材6の端部6aには、上方及び側方(左右両方向)に開放した、幕板保持部としての凹溝8が設けられている。幕板5には、図4(B)に示すように、組み立てられた状態で前後方向に貫通する孔9が設けられている。また、ブラケット10には、組み立てられた状態で前後方向に貫通する孔11が設けられている。幕板5の孔9とブラケット10の孔11とにボルト12が通され、幕板5の後ろ側からナット13で固定することで、幕板5はブラケット10の後側鉛直部10aに取り付けられている。幕板取り付け部としての係合ピン14は、略円筒状を成している。係合ピン14の一方の端部がブラケット10に溶接15により固定されている。このように、幕板5と係合ピン14とは、ブラケット10を介して連結されている。係合ピン14の他方の端部は、ブラケット10から連結部材6に向かって突出している。図4(A)に示すように、係合ピン14の他方の端部は、その端部が凹溝8内の壁部8aから所定の間隙dを形成するように、凹溝8内に挿入されている。また、連結部材6とブラケット10との間には、組み付け状態において所定の間隙Dが形成されている。図4(B)に示すように、ブラケット10は側面視L字形状を成し、後側鉛直部10aと前側水平部10bとを有している。係合ピン14は、後側鉛直部10aと前側水平部10bとの2箇所で溶接15されている。
本発明の実施形態における天板付き家具1の組み立て手順について説明する。
前側脚体3a及び後側脚体3bの上部に設けられた雄ねじ等(図示せず)を、連結部材6の下部に下方に開放して設けられた雌ねじ孔(図示せず)に螺合する。これにより、前側脚体3a及び後側脚体3bの各々が、連結部材6に組み付けられる。
次に、連結部材6と一体に組み付けられた2つの前側脚体3a、3aを、これらを起立させるように治具等(図示せず)に固定する。このとき、2つの前側脚体3a、3aが所定の間隔を形成するように、前側脚体3a、3aを固定する。その後、幕板5と一体を成すように設けられた係合ピン14を、連結部材6に設けられた凹溝8に上方から挿入する。これにより、幕板5は、凹溝8で支持されてぶら下げられた状態となる。
続いて、天板2の下部に設けられた雌ねじ孔の位置と連結部材6に設けられた孔7の位置とが合致するように、天板2を連結部材6の上面に載置する。その後、連結部材6に設けられた孔7の下方から孔7内に雄ねじ(図示せず)を通し、この雄ねじを、天板2の下部に設けられた雌ねじ孔に螺合する。これにより、天板2が凹溝8の上方を塞いだ状態で、天板2と前側脚体3a、3aの連結部材6との組み付けが完了する。
最後に、連結部材6と一体に組み付けられた2つの後側脚体3b、3bを、天板2に組み付ける。この組み付け手順は、上述した、天板2と前側脚体3a、3aの連結部材6との組み付け手順と同様なので省略する。このようにして、天板付き家具1の組み立てが完了する。
なお、上述した組み立て手順とは異なる以下のような手順で、天板付き家具1を組み立ててもよい。具体的には、天板2の下面が上方を向くように、天板2を逆さまに作業台等(図示せず)の上に配置する。続いて、幕板5と一体を成すように設けられた係合ピン14が、逆さまにされた天板2の下面の所定の位置に配置されるように、幕板5を天板2の下面に配置する。続いて、連結部材6に設けられた孔7の位置と天板2の下部に設けられた雌ねじ孔の位置とが合致され、かつ係合ピン14が連結部材6の凹溝8に挿入されるように、前側脚体3a、3aと一体に組み付けられた連結部材6を位置決めする。続いて、連結部材6に設けられた孔7内に雄ねじ(図示せず)を通し、この雄ねじを、天板2に設けられた雌ねじ孔に螺合する。また、後側脚体3b、3bも、前側脚体3a、3aと同様に天板2に組み付ける。このようにして天板付き家具1の組み立てを完了させてもよい。
上述した構成によれば、脚体3aの一部を成す連結部材6に凹溝8が設けられているため、従来必要とされていた幕板支持部材等の付加的な構成部材を必要とせず、幕板5の取り付けを完了することができる。よって、従来の天板付き家具に比べて、組み立て工数及び部品点数を削減した天板付き家具1を提供することができる。そのため、天板付き家具1の製造コストを低減することもできる。
また、脚体3a、3b及び天板2を連結部材6に取り付けるときの締結トルク等を考慮して、連結部材6は、通常、所定の剛性を有するように強固に製造される。よって、このような連結部材6に設けられた凹溝8も、所定の剛性を持たせた強固なものとすることができる。このようにして、凹溝8に予期しない力が加えられた場合でも、凹溝8の破損を防ぐことができる。
また、係合ピン14を凹溝8の上方から取り付けることができるので、左右長の長い幕板5であっても1人の作業員で簡単に幕板5の取り付けを行うことができ、幕板5の取り付け作業を容易にすることができる。さらに、凹溝8の上方から天板2を設置することで、凹溝8において上方に開放した部分を塞ぐことができる。これにより、天板2を取り付けるという、天板付き家具1における通常の組み立て作業を行うだけで幕板5の脱落を防ぐことができる。
また、ブラケット10から連結部材6に向かって突出している係合ピン14を、凹溝8に係合させて幕板5を取り付けるので、幕板5の取り付け作業を容易にすることができる。
また、係合ピン14が略円筒形状を成しており、連結部材6とブラケット10との間に所定の間隙Dが設けられているので、図5に示されるように、幕板5を所定の角度範囲で揺動させやすくすることができる。このように、幕板5が揺動自在なので、着座者が幕板5を蹴ってしまった場合でも、着座者の足の痛みや衝撃音を低減させることができる。また、着座者が幕板5を蹴ってしまった場合、係合ピン14と凹溝8との接触部分に加えられる力を、幕板5の揺動により逃がすことができ、係合ピン14の破断を防止することができる。
また、連結部材6の端部6aの断面形状は、脚体3a、3bの断面形状に合わせて適宜変更され得るものである。連結部材6の端部6aの断面形状と脚体3a、3bの断面形状とを合わせることにより、全体として統一感のある外観を有しつつ、連結部材6の端部6aと脚体3a、3bとの接触面を極力大きくすることができる。このように接触面を大きくすることで、脚体3a、3bは、脚体3a、3b自体に加えられる力を分散(応力を低減)して受けることになり、脚体3a、3bの破損を防ぐことができる。なお、本発明の図2に示す形態では、脚体3a、3bの平面視断面形状が円形を成しており、この脚体3a、3bの断面形状に適合するように、連結部材6の端部6aは半円形状を成している。
また、連結部材6は平面視L字形状を成しているので、L字の各辺部分によって、前後及び左右方向の力を受けることができる。よって、前後方向又は左右方向だけに延在する、いわゆるI字形状をした連結部材(図示せず)に比べて、平面視L字形状を成す連結部材6は、より高い剛性を有することになり、連結部材6の破損を防止することができる。
また、凹溝8が連結部材6の側方(左右両方向)に開放して形成されているので、例えば図2において、左右一対の連結部材6の左右を入れ替えても幕板5を取り付けることができる。よって、1種類の連結部材6を準備するだけで、連結部材6を2種類の配置に適合させることができる。
係合ピン14の端部と凹溝8内の壁部8aとの間に所定の間隙dが設けられるため、幕板5を凹溝8内に確実に保持することができ、幕板5の脱落を防止することができる。
また、ブラケット10が断面L字形状を成しているので、以下の図6、図7に示すブラケット10に比べて、ブラケット10の成形が容易である。また、ブラケット10の前方が開放しているので、係合ピン14の製造における寸法公差を大きく取ることが可能となる。よって、このようなブラケット10の形状は、組み立て工数、組み立てコストの面で有利となり得る。
以下、本発明の変形例を説明する。
変形例1では、上記実施形態に対し、ブラケット10の形状が変更されている。図6(A)に示すように、ブラケット10は、切り欠き16を有している。図6(A)、(B)に示すように、ブラケット10は、後方鉛直部10aを有しており、この切り欠き16を境にして、前側水平部10bと後側水平部10cとが形成されている。このようにして、ブラケット10は、後側鉛直部10a、前側水平部10b、及び後側水平部10cを有し、側面視略T字形状を成している。図4(B)に示す実施形態と同様に、係合ピン14は、後側鉛直部10aと前側水平部10bとの2箇所で溶接15されている。
変形例1において、後側水平部10cは、幕板5が、着座者が位置する後ろ側に揺動することを防止するストッパーの役割を担っている。このようにして、揺動した幕板5が着座者に衝突することを防ぐことができる。
変形例2では、上記実施形態に対し、ブラケット10の形状が変更されている。図7(A)、(B)に示すように、ブラケット10は、後側鉛直部10a、前側水平部10b、及び前側鉛直部10dを有し、係合ピン14を前側、後側、及び上側の三方向から取り囲むような形状を成している。この場合、係合ピン14は、後側鉛直部10aと前側鉛直部10dとの2箇所で溶接15されている。
変形例2において、前側鉛直部10dによって、係合ピン14とブラケット10との溶接15部分を前方から隠すことができ、美観を損なわないようにすることができる。また、係合ピン14に対して、前後方向の力が加えられた場合であっても、後側鉛直部10a及び前側鉛直部10dにおいて前後力を受けることができるので、溶接15部分の破断を回避することができる。
変形例3では、上記実施形態に対し、係合ピン14又は幕板5の形態が変更されている。本発明の係合ピン14は、凹溝8に対してスライド自在なピンであってもよい。また、このスライド自在なピンは、コイルばね等の弾性部材(図示せず)によって、凹溝8の方向に付勢されていてもよい。
変形例3において、係合ピン14がスライド自在なピンである場合には、係合ピン14を縮めながら、幕板5を前方から後方に向かって移動させる。そして、係合ピン14が凹溝8に対向する位置に到達したとき、係合ピン14を凹溝8内にスライドさせることで幕板5の取り付けが完了する。また、係合ピン14が、弾性部材によって凹溝8の方向に付勢されている場合には、係合ピン14が凹溝8に対向する位置に到達したとき、弾性部材の付勢力によって、縮められていた係合ピン14が自動的に凹溝8内に挿入し、幕板5の取り付けが完了する。また、係合ピン14がスライド自在なピンでない場合には、作業者は、幕板5の両端を持って、幕板5の両端を幅方向中央に押し込むように、幕板5の幅方向中央部分を前方に撓ませる。このように幕板5の幅方向中央部分を前方に撓ませながら係合ピン14を前方から凹溝8内に挿入させることで、幕板5の取り付けが完了する。このように、変形例3では幕板5の取り付けがさらに容易となる。
変形例3では、天板2を連結部材6に取り付け、凹溝8の上方が天板2によって塞がれた後であっても、幕板5の取り付けを容易に行うことができる。係合ピン14がスライド自在なピンである場合には、係合ピン14を凹溝8内に挿入する動作が容易となる。また、係合ピン14が弾性部材で付勢されている場合には、係合ピン14を挿入するための動作を必要とせずに係合ピン14を凹溝8内に挿入することができる。また、係合ピン14がスライド自在なピンでない場合には、幕板5を作業者の力で撓ませることで、係合ピン14を凹溝8内に挿入する動作が容易となる。よって、幕板5の取り付けを簡単に行うことができる。
変形例4では、上記実施形態に対し、凹溝8の形態が変更されている。図8に示すように、凹溝8は、連結部材6の左右片側(係合ピン14に対向する側)にだけ設けられている。なお、変形例4における幕板5の組み立て手順は、上記実施形態と同様なので省略する。
変形例4では、凹溝8が連結部材6の左右片側にだけ設けられているので、連結部材6の製造コストを低減することができる。また、凹溝8を連結部材6の左右両側に設けた上記実施形態と比較して、連結部材6がより高い剛性を有することになり、連結部材6の破損を防止することができる。
変形例5では、上記実施形態に対し、凹溝8及び係合ピン14の形態が変更されている。図9に示すように、係合ピン14は、係合端部17を有している。係合端部17は、略円筒状の係合ピン14の直径よりも大きな直径を有する円板状である。係合端部17は、係合ピン14の先端に溶接により固定されている。また、凹溝8は、係合ピン14及び係合端部17の形状に対応した形状を有している。凹溝8は、係合ピン14の直径に対応する寸法を有する狭幅部8bと、係合端部17の直径に対応する寸法を有する広幅部8cとを有している。狭幅部8bは広幅部8cよりも浅く形成されている。これにより、組み立てられた状態で、係合ピン14は狭幅部8bの底面に載置され、係合端部17は広幅部8cの底面に載置される。なお、変形例5における幕板5の組み立て手順は、上記実施形態と同様なので省略する。
変形例5では、係合端部17がストッパーの役割を有し、係合端部17が凹溝8の狭幅部8b内を左右方向に通過しないようにすることができる。よって、幕板5を凹溝8内に確実に保持することができ、幕板5の脱落を防止することができる。
本発明において、係合ピン14及び係合端部17の断面形状は円形状に限定されず、例えば楕円形状であってもよいし、幕板5を揺動させないような長方形形状等であってもよい。また、係合ピン14及び係合端部17の形状は、それぞれ異なっていてもよい。また、係合端部17は係合ピン14の先端に固定されているものに限定されず、係合端部17は、係合ピン14の先端が係合端部17から突出するように設けられていてもよい。また、狭幅部8bが広幅部8cよりも浅く形成されている形態に限定されず、狭幅部8b広幅部6cが同じ深さで形成されていてもよい。また、スライド自在な係合ピン14を凹溝8に挿入する動作は、天板2が連結部材6に取り付けられた後に限定されず、天板2が連結部材6に取り付けられる前であってもよい。また、幕板5を撓ませながら係合ピン14を凹溝8内に挿入する動作は、天板2が連結部材6に取り付けられた後に限定されず、天板2が連結部材6に取り付けられる前であってもよい。また、連結部材6の形状は平面視L字形状に限定されず、例えば平面視H形状やT字形状であってもよい。また、脚体3a、3bの数は4つに限定されず、少なくとも2つの脚体が設けられていればよい。また、脚体3a、3bの断面形状は円形状に限定されず、例えば楕円、正方形など所望の形状に変更可能である。また、上記実施形態では、凹溝8を連結部材6に設け、係合ピン16を幕板5に設けたが、本発明はこれに限定されず、例えば凹溝8を幕板5に設け、係合ピン14を連結部材6又は前側脚体3a、3aに設けるようにしてもよい。
1 天板付き家具
2 天板
3a 前側脚体
3b 後側脚体
4 キャスター
5 幕板
6 連結部材
6a 端部
7、9、11 孔
8 凹溝
8a 壁部
8b 狭幅部
8c 広幅部
10 ブラケット
10a 後側鉛直部
10b 前側水平部
10c 後側水平部
10d 前側鉛直部
12 ボルト
13 ナット
14 係合ピン
15 溶接
16 切り欠き
17 係合端部
D、d 間隙

Claims (6)

  1. 少なくとも左右一対の脚体と、
    該脚体の上方に配置される天板と、
    前記一対の脚体の間に配置される幕板と、
    前記幕板及び前記脚体のいずれか一方の上部に設けられた幕板取り付け部と、
    前記脚体及び前記幕板のいずれか一方における前記幕板取り付け部に対向する位置に設けられ、前記幕板取り付け部が取り付けられる幕板保持部と、を有することを特徴とする天板付き家具。
  2. 前記脚体の一部を成すように前記脚体の上部に取り付けられ、前記脚体と前記天板とを連結する連結部材を有し、前記脚体の一部を成す連結部材に前記幕板取り付け部及び前記幕板保持部のいずれか一方が設けられていることを特徴とする、請求項1記載の天板付き家具。
  3. 前記幕板保持部は、前記幕板取り付け部に対向して開放しているとともに、上方に開放していることを特徴とする、請求項1又は2記載の天板付き家具。
  4. 前記幕板保持部は凹形状を有しており、
    前記幕板取り付け部は、前記幕板保持部の凹形状に係合する凸形状を有していることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の天板付き家具。
  5. 前記幕板取り付け部の凸形状は軸形状を成していることを特徴とする、請求項4記載の天板付き家具。
  6. 前記幕板取り付け部は、前記幕板保持部に対してスライド自在なピンであることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の天板付き家具。
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US4287837A (en) * 1979-11-30 1981-09-08 Bayles Richard A Furniture assembly
JPH07222625A (ja) * 1994-02-13 1995-08-22 Kyoei Kogyo Kk テーブル、机等の組立構造
JP2001070056A (ja) * 1999-08-31 2001-03-21 Itoki Crebio Corp テーブル、机等のコード受け装置

Patent Citations (3)

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