JP2015084651A - シリーズハイブリッドコンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンによって駆動する発電機から直接供給される電力だけで駆動するモータを採用するとともに、できるだけ小型のエンジンを用いることで、エンジンの騒音の低減や燃料消費の抑制を実現するシリーズハイブリッドコンバインの提供。【解決手段】エンジン80の出力によって駆動する発電機81からの電力によって駆動するモータ82からの回転動力によって走行装置1が駆動する。エンジン80の出力はエンジン制御ユニット86によって制御される。負荷推定部11dはエンジン80にかかる負荷を推定負荷として算定する。エンジン指令回転数算定部11bは、推定負荷に基づいてエンジン指令回転数を算定するとともに当該エンジン指令回転数に基づくエンジン制御指令をエンジン制御ユニット86に出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンと、前記エンジンの出力によって駆動する発電機と、前記発電機からの電力によって駆動するモータ(電動モータ)と、前記モータからの回転動力によって車両を走行させる走行装置と、前記エンジンの出力を制御するエンジン制御ユニットと、農作物を収穫する農作業装置とを備えたハイブリッドコンバインに関する。
走行装置に動力を伝達するエンジンと、電動モータと、エンジンの駆動で発電する発電機と、この発電機で発電された電力を電動モータ駆動用に蓄えるバッテリと、この電動モータまたは内燃機関あるいはその両方により駆動される作業用装置とを備えたハイブリッドコンバインが、特許文献1から知られている。このハイブリッドコンバインは、発電機で発電された電力をバッテリに蓄える充電モードと、バッテリに蓄えられた電力の少なくとも一部を作業用装置の動力として利用するアシストモードとのいずれかのモードを選択して運転できる。このようなハイブリッドコンバインでは、エンジンに余力のある際に充電されたバッテリからの電力によって駆動される電動モータが、エンジン出力を補うことができるので、より小型のエンジンを使用することができる。その結果、燃焼排ガスの排出量削減、エンジン騒音の低減が実現する。しかしながら、エンジン余力を電力として蓄積するために要求される大容量のバッテリ、及びこのバッテリの給電・充電制御のための制御機器によって、コスト的な負担が大きくなる。
走行装置及び作物を刈り取って後方に搬送する刈取処理装置を駆動する走行刈取用の電動モータと、刈り取った作物を脱穀処理する脱穀装置を駆動する脱穀用の電動モータと、エンジンによって駆動される発電機とを備えたハイブリッドコンバインが特許文献2から知られている。このコンバインでは、走行装置、刈取処理装置及び脱穀装置の夫々が電動モータによって駆動されるので、電動モータが有する優れた駆動特性を有効利用することができる。しかしながら、従来通りのエンジンを搭載して、エンジンによって発電機を駆動する限り、エンジン騒音の低減や燃料消費の抑制の点では、効果が期待できない。逆に、エンジンを最も燃費のよい条件で駆動して得られる発電機からの電力を大型のバッテリに蓄積し、このバッテリから電動モータを給電する場合、燃料消費の抑制は可能であっても、バッテリ自体のコストやバッテリの充電・給電制御のコストは、大きな負担となる。
乗用車の分野では、走行装置がエンジンからの回転動力を利用するに与えるエンジン駆動モードとモータによる回転動力を利用するモータ駆動モードとを状況に応じて切り替えるパラレルハイブリットが普及している。しかしながら、パラレルハイブリットでは、エンジン駆動モードとモータ駆動モードと間の動力切替機構が複雑となり、動力伝達機構(トランスミッション)のコストが上昇するという問題点がある。
特開2004−242558号公報 特開2013−70642号公報
上記実情に鑑み、エンジンによって駆動する発電機から直接供給される電力だけで駆動するモータを採用するとともに、できるだけ小型のエンジンを用いることで、エンジンの騒音の低減や燃料消費の抑制を実現するシリーズハイブリッドコンバインが要望されている。
本発明によるシリーズハイブリッドコンバインは、エンジンと、前記エンジンの出力によって駆動する発電機と、前記発電機からの電力によって駆動するモータと、前記モータからの回転動力によって車両を走行させる走行装置と、前記エンジンの出力を制御するエンジン制御ユニットと、農作物を収穫する農作業装置と、前記エンジンにかかる負荷を推定負荷として算定する負荷推定部と、前記推定負荷に基づいてエンジン指令回転数を算定するとともに当該エンジン指令回転数に基づくエンジン制御指令を前記エンジン制御ユニットに出力するエンジン指令回転数算定部とを備えている。
なお、本発明のシリーズハイブリッドコンバインは、エンジンを定常的に運転し、そのエンジン出力で発電した電力で駆動するモータの出力で走行するハイブリッド方式のコンバインであり、しかもモータ給電用のバッテリは備えられていない。
この構成によれば、エンジンにかかる負荷が推定され、その推定負荷に基づいて適切なエンジン指令回転数が算定され、このエンジン指令回転数からエンジン制御指令が生成され、エンジン回転数を制御するエンジン制御ユニットに与えられる。したがって、エンジン指令回転数を算定する際に、その時のエンジン負荷を受け入れることができるとともに、エンジンの騒音の低減や燃料消費の抑制に適したエンジン回転数を選ぶことができる。つまり、時々刻々と変動する走行装置や農作業機に要求される動力(トルク)に応じて、必要なトルクを生み出すようにエンジン回転数が設定される。このことは、エンジンを常に効率よく運転することにつながる。その結果、このシリーズハイブリッドコンバインに燃費のよい小出力の小型のエンジンを搭載することができる。
コンバインのような作業車両では、車両にかかる負荷、結果的にはエンジンにかかる負荷は、走行装置の駆動状態だけでなく、搭載している農作業装置の駆動状態によって、影響される。このことを考慮し、エンジンにかかる負荷の推定を出来るだけ正確に行うために、本発明の好適な実施形態の1つでは、各種の状態検出信号に基づいて、前記走行装置の駆動状態及び前記農作業装置の駆動状態を決定する車両状態決定部が備えられ、双方の前記駆動状態に基づいて前記負荷推定部は前記推定負荷を算定する。
コンバインの走行負荷は、圃場までの道路や圃場周辺の畦道などの比較的路面状況が良い場所での路上走行と、路面状況が悪い場所での圃場内走行とによって異なる。また、直線走行時に比べて旋回走行時に大きな走行負荷がかかる。さらには、コンバインでは、農作物の刈取り作業時と刈取り作業の前後とでは、農作業装置や走行装置にかかる負荷が異なる。また、一般的には車両を停止させて行われる一時的に貯留した穀粒の外部への排出作業時では、走行装置にかかる負荷はなくなり、農作業装置の負荷も搬送機構だけのものとなる。このように、コンバイン独自の運転状態を、エンジン指令回転数の算定に考慮することは、搭載エンジンを可能な限り小出力な(燃費がよい)ものにするために、重要である。このことから、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記走行装置の駆動状態には直進走行モードと旋回走行モードと路上走行モードとが含まれており、前記農作業装置の駆動状態には、刈取り作業中モードと刈取り前後モードと穀粒排出モードとが含まれており、これらのモードに応じて前記エンジン指令回転数が算定される。特に、走行装置としてクローラやセミクローラ(車輪とクローラの組み合わせたもの)などが使用されている場合、旋回時と直進時では走行装置にかかる負荷は大きく異なる。従って、前記走行装置が左右一対のクローラ走行体からなる場合、旋回走行モード時には直進走行モード時に比べて高いエンジン指令回転数が算定されるように構成すると、好都合である。
エンジンはできるだけ一定回転数を持続させ、頻繁に回転数を変更しない方が、燃費や騒音に関して好都合である。モータの動力特性の優れた点の1つが変速性である。このことから、頻繁に速度調整される走行装置は、モータ出力によって直接駆動されると好都合である。また、コンバインの搭載される農作業装置には、モータの動力特性に適することからモータ出力によって直接駆動されるとよいものと、エンジン出力を直接受けたほうが効率がよいものとがある。このことから、前記農作業装置に、前記エンジンの出力によって駆動するエンジン駆動作業装置と、前記モータの回転動力によって駆動するモータ駆動作業装置が含まれるような実施形態の1つでは、前記モータ駆動作業装置は車速に比例する速度で駆動するように構成すると好都合である。
コンバインの運転においては、運転者は、エンジン回転数の微小な変化によってエンジンに掛かる負荷の大きさを把握して、車速や刈取り装置の状態を変更することが少なくない。このためには、エンジンに掛かる負荷の増減に応じてエンジン回転数を漸減又は漸増させるドループ制御が適している。したがって、本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記エンジン指令回転数算定部によって算定されるエンジン指令回転数毎に異なるエンジンドループ制御特性が適用される。
本発明の基本的な原理を説明する模式図である。 本発明の具体的な実施形態の1つであるコンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 脱穀装置の縦断側面図である。 エンジンからの回転動力を扱胴や選別部に供給する動力伝達機構を示す模式図である。 モータからの回転動力を、車体横幅方向の左と右に配置されたクローラ走行体と刈取処理部とに供給する動力伝達機構を示す模式図である。 動力制御系統を示す機能ブロック図である。 エンジン性能曲線における、負荷毎のエンジン回転数の設定を示す模式図である。 車速制御の流れを説明する模式図である。
本発明によるシリーズハイブリッドコンバインの具体的な実施形態を説明する前に、図1を用いて本発明の基本原理を説明する。
なお、このシリーズハイブリッドコンバインは、バッテリレスのシリアルハイブリッド車両であり、バッテリからの電力で車両を走行させることはできないので、定常的に回転しているエンジンによって発電している発電機から給電されたモータによって走行する。
図1には、本発明のシリーズハイブリッドコンバイン(以下単にコンバインまたは車両と略称される)における動力伝達と動力制御とが模式的に示されている。動力伝達の出発点は、内燃機関、ここではディーゼルエンジン(以下単にエンジンと称する)80である。エンジン80の回転数は、電子ガバナー方式やコモンレール方式などを採用するエンジン制御ユニット86によって制御される。回転動力源としてのエンジン80には、エンジン80から出力される回転動力によって発電する発電機81が連結されている。この発電機81から出力された電力は、電機制御ユニット85によって制御される電力変換部84によって電力変換され、もう1つの回転動力源となるモータ82を駆動する。電力変換部84による電力変換に応じて、モータ82の回転数やトルクが制御される。動力伝達の終点は、農作物を収穫するための機器からなる農作業装置Wとこのコンバインを走行させる走行装置1である。
農作業装置Wには、エンジン80から直接動力を受けるエンジン駆動作業装置WEと、モータ82から直接動力を受けるモータ駆動作業装置WMが含まれている。走行装置1は、互いに独立して駆動される左右一対の走行体からなるが、ここではクローラタイプの左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとが採用されている。モータ82と走行装置1との間には、左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとに異なる回転数の変速動力を伝達することができるトランスミッション47を含む動力伝達機構50Aが備えられている。
左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとの速度差による車両の旋回(操向)を含む車速の設定は、運転者によって操作される車速設定操作装置ODによって行われる。車速設定操作装置ODは、旋回(操向)を設定する操作具と車両の速度を設定する操作具とを含む複数操作具で構成してもよいし、共通の単一の操作具だけで構成してもよい。車速設定操作装置ODの操作位置、トランスミッション47の変速状態、農作業装置Wの駆動状態などは、各種センサや各種スイッチの位置によって検出され、その検出信号は車両状態検出ユニット90に送られる。これにより、車両状態検出ユニット90では、直進走行、旋回走行、路上走行などの走行に関する走行駆動状態、刈取り作業中、刈取り作業前後、穀粒排出などの作業駆動状態を示す情報を取り扱うことができる。
上述したような本発明のコンバインでは、モータ82に負荷がかかると、それに応じた電力が発電機81からモータ82に供給されることになるが、モータ82が必要とする電力を発電機81が発電するためには、それに相当する負荷がエンジン80にかかることになる。つまり、モータ82に負荷がかかることは、エンジン80に負荷がかかることを意味する。基本的には、エンジン80は回転数が大きくなるほど出力が大きくなるので、エンジン80を定格の最大回転数で回転させるとよいが、燃料消費が大きくなってしまう。したがって、本発明では、負荷に合わせてエンジン80の回転数を切り替えている。つまり、大負荷が生じている場合には最大回転数が設定され、中負荷が生じている場合には中回転数が設定され、低負荷が生じている場合には低回転数が設定され、これにより燃料消費を改善している。
コンバインの電子制御の中核となるECUには、種々の制御機能部が構築されるが、本発明に特に重要なものは、負荷推定部11dとエンジン指令回転数算定部11bとである。負荷推定部11dはエンジン80にかかる負荷を推定負荷として算定する機能を有する。エンジン指令回転数算定部11bは、負荷推定部11dによって算定された推定負荷に基づいてエンジン指令回転数を算定するとともに当該エンジン指令回転数に基づくエンジン制御指令をエンジン制御ユニット86に出力する機能を有する。
モータにかかる負荷に対応しているエンジン負荷を推定する方法としては、エンジン制御ユニット86がエンジン制御のために用いている目標回転数と実回転数との差であるエンジンドロップ量に基づくエンジン負荷率を利用するのが一般的である。しかしながら、独自の演算式を用いる場合には、車両状態検出ユニット90を介して、あるいは直接的に、センサ群やスイッチ群から送られてくる信号から得られる目標回転数と実回転数とから推定負荷を算定してもよい。さらに、この実施形態では、車両状態検出ユニット90から入手可能な、各種の状態検出信号に基づいて、走行装置の駆動状態及び農作業装置の駆動状態が決定される。コンバインの運転状況を管理する機能がECUに備えられている。従って、負荷推定部11dがそのような駆動状態に基づいて推定負荷を算定する。
コンバインのような農作業車両の場合、圃場や畦道などが主な走行地であり、特に圃場ではUターン走行が多く、直進走行と旋回走行が繰り返される。圃場における走行面は凸凹走行抵抗が大きく、特に、旋回時の走行抵抗は大きくなる。このように走行状況によって走行抵抗が異なるので、モータ82の負荷、つまりエンジンの負荷も変動する。このことを利用して、エンジン負荷を推定することができる。例えば、エンジン負荷の観点から、左右一対である左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bからなる走行装置1の駆動状態は、直進走行モードと旋回走行モードと路上走行モードにわけることができ、農作業装置Wの駆動状態は、刈取り作業中モードと刈取り前後モードと穀粒排出モードとにわけことができる。これらの各モードによってエンジン負荷(モータ負荷)が異なるので、このことを利用し、エンジン指令回転数算定部11bは、各モードに応じて適切なエンジン指令回転数を割り振りことができる。特に図1で取り上げているシリーズハイブリッドコンバインのように、走行装置1がクローラ走行体として形成されている場合、旋回走行時には直進走行時に比べて、大きなエンジン負荷がかかることになる。したがって、旋回走行モード時には直進走行モード時に比べて高いエンジン指令回転数が算定される。
図1から理解できるように、このシリーズハイブリッドコンバインでは、農作業装置Wは、エンジン80から直接回転動力を受けるエンジン駆動作業装置WEと、モータ82から回転動力を受けるモータ駆動作業装置WMに分けられている。もしすべての農作業装置Wがモータ82から回転動力を受ける構成を採用すると、モータ82の容量が大きくなり、結果的に発電機81の容量も大きくなり、機体重量が重くなりすぎたり、コストバランスが悪化したりするためである。走行装置1は、迅速な加減速が要求されることから、モータ82から回転動力を受ける構成を採用している。このことから、できる限り車速に応じた駆動速度が要求される農作業機、例えば、刈取り作業装置などは、モータ駆動作業装置WMとして構成される。
次に、図1を用いて、エンジン回転数に関するエンジン制御を以下に説明する。
まず、運転者によって車速設定操作装置ODが操作されると、その操作ストロークにおける操作位置が検知され、その操作位置を入力パラメータとして、モータ82に対して要求する回転数であるモータ指令回転数がマップまたは計算式から導出され、電機制御ユニット85に送られる。電機制御ユニット85は、受け取ったモータ指令回転数に基づいて制御信号を生成し、電力変換部84に出力する。これにより、電力変換部84からモータ82に必要な電力が供給され、コンバインの車速が車速設定操作装置ODで設定された車速となる。
同時に、ここでは、所定間隔で、負荷推定部11dが、車両状態検出ユニット90から走行装置1の駆動状態及び農作業装置Wの駆動状態を示す情報を負荷推定部11dから取得している。負荷推定部11dで算定された推定負荷が高負荷であれば、目標となるエンジン回転数が高回転数Nhに設定される。したがって、エンジン指令回転数算定部11bは、その高回転数Nhでの制御特性に基づいてエンジン指令回転数が算定され、これがエンジン制御ユニット86に与えられる。推定負荷が中負荷であれば、エンジン回転数が中回転数Nmに設定され、中回転数Nmでの制御特性に基づいたエンジン指令回転数がエンジン制御ユニット86に与えられる。推定負荷が低負荷であれば、エンジン回転数が低回転数Nlに設定され、低回転数Nlでの制御特性に基づいたエンジン指令回転数がエンジン制御ユニット86に与えられる。なお、図1で模式的に示されたエンジン制御特性は、ドループ制御特性を採用している。このようにして、エンジン制御ユニット86は、負荷(所要動力に応じてエンジン回転数を自動制御、つまりパワーオンデマンド制御を実行する。
以上の説明では、エンジン制御ユニット86やエンジン指令回転数算定部11bは、独立した機能部としていたが、エンジン制御ユニット86にエンジン指令回転数算定部11bを組み込んでもよい。同様に、負荷推定部11dを車両状態検出ユニット90に組み込んでもよいし、負荷推定部11dに必要な車両状態検出ユニット90の必要な機能を、負荷推定部11dに組み込んでもよい。
次に、図面を用いて、本発明によるシリーズハイブリッドコンバイン(以下コンバインと略称する)の具体的な実施形態の1つを説明する。図2は、コンバインの側面図であり、図3は平面図である。
このコンバインは、左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとを含むクローラ式走行装置1と、この走行装置1によって対地支持されている機体2とを備えている。機体2の前部には、刈取処理部3が配置されている。機体2の後部には、脱穀装置4と、穀粒タンク5とが、それぞれ機体前進方向で左側と右側に、機体横断方向に並んで、配置されている。さらに、穀粒タンク5の前方に搭乗運転部7が配置されている。
刈取処理部3は、シリンダCYの操作により横軸芯P1周りに昇降揺動自在である。刈取処理部3にて刈り取られた農作物は脱穀装置4によって脱穀処理され、脱穀装置4にて得られた穀粒は穀粒タンク5に貯留される。刈取処理部3、脱穀装置4、搭乗運転部7は、機体2を構成する機体フレーム6に取り付けられている。
刈取処理部3は、車体前部に位置する刈取部8と、その刈取部8にて刈り取った農作物を車体後方上方側に向けて搬送する農作物搬送部としての縦搬送装置9とを含む。縦搬送装置9は刈取穀稈を後方へ搬送し、フィードチェーン18に受け渡す。刈取部8は、刈取対象穀稈を分草する分草具10、倒伏姿勢の植立穀稈を立姿勢に引起す引起し装置11、引起された植立穀稈の株元を切断するバリカン型の刈取装置12を有する。
又、刈取処理部3は、横軸芯P1周りに昇降揺動自在に機体フレーム6に支持され、機体2の前部に位置する通常作業姿勢と機体2の車体前方側を開放するように車体横外方に退避するメンテナンス用姿勢とに亘って縦向き軸芯Y1(図3参照)周りで姿勢変更可能である。
さらに、刈取処理部3に備えられる刈取部フレーム13が、機体フレーム6から立設された左右両側の支持体14R,14Lにより受止め支持されている中継用支持部材15にて横軸芯P1周りに昇降揺動自在に支持されている。刈取部フレーム13を支持する中継用支持部材15は、左側に位置する支持体14Lに縦向き軸芯Y1周りで回動自在に機体2に支持されている。つまり結果的には、刈取処理部3全体が縦向き軸芯Y1周りで揺動自在に機体2に支持されている。図3に示すように、刈取処理部3が姿勢変更のために回動操作される縦向き軸芯Y1は、縦搬送装置9における搭乗運転部7とは反対側の車体横幅方向外端側箇所に位置する。
図4に示すように、脱穀装置4は、刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀部16と、脱穀部16で脱穀処理された処理物を穀粒と塵埃とに選別する選別部17とを含む。
脱穀部16では、刈取穀稈がその株元側をフィードチェーン18により挟持された横向きの姿勢で搬送される。さらに、刈取穀稈の穂先側が通過する扱室19には、機体前後向き軸芯周りで回転駆動されることで刈取穀稈の穂先側に扱き処理を施す扱胴20、及び、この扱き処理で得られた処理物を下方に向けて漏下させる受網21が配置されている。又、受網21の処理物移送方向下手側には、受網21を通じて漏下しなかった処理物を選別部17の選別方向下手側(後部側)に向けて流下させる送塵口22が形成されている。
選別部17は、脱穀部16の下方に位置して受網21から漏下した処理物を揺動選別する揺動選別機構23、駆動軸24aを有するとともに選別風を生起する唐箕24、1番回収部27、2番回収部30等を備えている。1番回収部27は、選別された穀粒(1番物)を回収するとともに、回収した1番物をその底部に車体横幅方向(左右方向)に沿って配備した1番スクリュー25によってその右端に連通接続した揚送スクリューコンベア26に向けて搬送する。2番回収部30は、枝梗付き穀粒やワラ屑などの混在物(2番物)を回収するとともに、回収した2番物をその底部に車体横幅方向に沿って配備した2番スクリュー28によって、その右端に連通接続した2番還元装置29に向けて搬送する。
揺動選別機構23には、揺動選別ケース33と、この揺動選別ケース33の内部に配置された精選別用のチャフシーブ34と、グレンシーブ35と、ストローラック36等が配置されている。揺動選別ケース33は、その機体前部側が揺動アーム31にて吊り下げ支持され、かつその機体後部側が回転駆動される偏芯クランク機構32によって駆動される。これにより、揺動選別ケース33は前後揺動する。グレンシーブ35は、漏下した処理物から穀粒を選別する。ストローラック36はワラ屑を後方に向けて揺動移送する。
1番スクリュー25によって搬送された1番物は、揚送スクリューコンベア26により揚送されて穀粒タンク5に供給されて貯留される。又、2番スクリュー28によって搬送された2番物は、2番還元装置29により再脱穀処理を施した後に揚送して揺動選別機構23に還元される。
図2と図3とに示すように、穀粒タンク5に貯留される穀粒を外部に排出させる穀粒排出装置37が備えられている。この穀粒排出装置37は、底部スクリュー38と、縦スクリューコンベア39と、横スクリューコンベア41とを備えている。底部スクリュー38は、穀粒タンク5下部における凹溝状の底部5aに沿って設けられている。縦スクリューコンベア39は、底部スクリュー38の搬送終端部から上方に向けて穀粒を搬送する。横スクリューコンベア41は、縦スクリューコンベア39の上部から穀粒を横方向に搬送して先端の排出口40からトラックの荷台等(図示せず)に排出する。
縦スクリューコンベア39と横スクリューコンベア41とに亘って設けた油圧シリンダ42の伸縮により、横スクリューコンベア41の昇降位置が変更される。さらに、縦スクリューコンベア39は、その下部に設けられた旋回モータ43によって縦軸芯Y2周りで旋回可能である。
底部スクリュー38と縦スクリューコンベア39との間、及び、縦スクリューコンベア39と横スクリューコンベア41との間が、夫々、ベベルギア機構44,45により連動連結されている。従って、これらのコンベアは、底部スクリュー38の前部側端部に設けられた入力プーリ46に動力が供給されると、一体的に回転駆動される。その結果、穀粒タンク5内の穀粒が外部に搬出される。
次に、このシリーズハイブリッドコンバインに搭載されている2つの動力伝達機構について、図5と図6とを用いて説明する。
図5には、エンジン80からの回転動力を、扱胴20や選別部17等に供給する第1の動力伝達機構が示されている。図6には、電動モータ(以下単にモータと略称する)82からの回転動力を、車体横幅方向の左と右に配置された左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとからなる走行装置1と刈取処理部3とに供給する第2の動力伝達機構が示されている。
なお、図では明らかにされていないが、第2の動力伝達機構に含まれる走行用のトランスミッション47は、車体横幅方向中央部であって且つ搭乗運転部7の横幅方向で偏在配置され、左右一対の走行装置1に動力を伝達する。図2及び図3から明らかなように、走行用トランスミッション47に動力を供給する走行刈取用のモータ82が搭乗運転部7における運転部ステップ48の下方側箇所に配置されている。モータ82の出力軸49aと走行用トランスミッション47の入力軸49bとは継手を介して連動連結されている。
図6に示すように、走行用トランスミッション47のミッションケース52内に、ギア式の減速機構53や油圧操作式かつギア咬み合い式の副変速装置54、及び、左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとの速度差による旋回走行のための旋回用伝動機構55等が備えられている。さらに、この走行用トランスミッション47から刈取処理部3に動力が伝達される。この動力伝達経路に、前進走行のための動力のみを伝達するワンウェイクラッチ63及び動力伝達を断続するベルトテンション式の刈取クラッチ64が介装されている。
つまり、モータ82が、左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bと刈取処理部3との動力源である。モータ82の出力制御については後述するが、搭乗運転部7に備えられた、車速設定操作装置ODの操作具の1つである、ストローク操作式の主変速レバー(第1操作具)66の操作位置に基づいてモータ82に対する指令回転数が算定される。つまり、ストローク操作式の主変速レバー66が中立位置にあれば停止状態となり、主変速レバー66の前側への操作変位が大きいほど前進走行速度が大きくなり、主変速レバー66の後側への操作変位が大きいほど後進走行速度が大きくなるように構成されている。主変速レバー66の操作位置は、ストロークセンサS4によって検出される。
モータ82の駆動停止状態で制動作用するネガティブブレーキ67が、走行用トランスミッション47の入力軸49bにおけるモータ82の接続箇所とは反対側の端部に配置されている。ネガティブブレーキ67は、図示しないバネにより制動状態に付勢され、且つ、電気式あるいは油圧式アクチュエータにてバネの付勢力に抗して制動状態を解除する。ネガティブブレーキ67は、メイン電子ユニット100によって、モータ82が作動停止状態(走行用トルクが発生していない状態)であるときは制動状態に、モータ82が作動状態になると制動解除状態に制御される。ネガティブブレーキ67を制動解除状態から制動状態に切り換える際は、制動力が漸増され、制動時の衝撃が抑制される。
図7に示すように、副変速装置54は、後述するモータ82の速度切替との組み合わせで、高速、中速、低速の3段の速度状態を作り出すために、2つの変速段(高速段、低速段)を有する。モータ82の速度切替と副変速装置54の2つの変速段により、標準的な圃場で刈取作業する場合には中速状態が採用可能で、作物が倒伏しているときや深い湿田で走行負荷が大きいときは低速状態が採用可能で、路上走行する場合には高速状態が採用可能である。副変速装置54の変速段は、搭乗運転部7に備えられた、車速設定操作装置ODに含まれる車速設定操作具の1つである第2操作具57と第3操作具56とにより選択できる(図3参照)。つまり、上記3つの速度状態は、第2操作具57及び第3操作具56の操作状態によって選択される。この実施形態では、第2操作具57と第3操作具56とはともに操作スイッチとして形成されている。コンバインにおいては、第2操作具57は刈取変速スイッチ、第3操作具56は副変速スイッチとも呼ばれる。
旋回用伝動機構55は、左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとのどちらか一方に減速動力を伝えるための緩旋回用クラッチ58、どちらか一方に制動力を付与する減速用ブレーキ59、どちらか一方に対する動力伝達状態を直進状態と旋回状態(減速状態や制動状態)に切り換える操向クラッチ60等を含む。
旋回用伝動機構55は、搭乗運転部7に備えられた、車速設定操作装置ODの操作具の1つである、操作レバー61と連動連係されている。操作レバー61の中立位置から左右方向への傾斜角に応じて、走行機体2の直進状態から右方向又は左方向への旋回が作り出される。操作レバー61の中立位置から左右への傾斜角の大きさを検出するために旋回レバーセンサS3が設けられている。つまり、この操作レバー61の操作変位によりこのコンバインの旋回度が算定されるが、この旋回度の算定のために旋回レバーセンサS3の検出信号が利用される。尚、詳述はしないが、操作レバー61は、前後方向へも揺動操作自在であり、この前後方向の搖動操作により刈取処理部3の上昇操作及び下降操作が実現する。
この走行用トランスミッション47では、副変速装置54の変速段の切り替えと、モータ82の変速とを通じて、標準的な圃場で刈取作業する場合利用される中速状態とし、農作物が倒伏しているときや深い湿田で走行負荷が大きいときに利用される低速状態、路上走行する場合に利用される高速状態とを作り出すことができる。これらの変速状態は、第3操作具56と第2操作具57の操作状態とによって選択される。
図3に示すように、この実施形態では、第3操作具56及び第2操作具57は、運転者の指によって操作されるモメンタリスイッチであり、押し込み操作でスイッチONとなり、再度の押し込み操作でスイッチOFFとなる。この実施形態では、第3操作具56は、モータ82の速度設定操作具の1つである主変速レバー66のグリップ部に設けられており、第2操作具57は、操作レバー61のグリップ部に設けられている。もちろん、第3操作具56や第2操作具57は、その他の位置、例えば、操縦パネルなどに設けることも可能である。第3操作具56と第2操作具57との操作状態信号(スイッチ信号)、及びストロークセンサS4による主変速レバー66の操作位置信号は、メイン電子ユニット100に入力され、後述するように、モータ82や副変速装置54の制御に利用される。
次に、エンジン80からの回転動力を直接、扱胴20や選別部17等に供給する第1の動力伝達機構について説明する。図4と図5とから理解できるように、選別部17のための動力系は、エンジン80から直接回転動力を受ける。その際、一方では、エンジン80からの動力は、ベルトテンション式の選別入切用クラッチ71を介して選別部17、具体的には、唐箕24の駆動軸24aに伝達される。さらに、唐箕24の駆動軸24aから、伝動ベルト72を介して、1番スクリュー25、2番スクリュー28、揺動選別機構23、フィードチェーン18等に動力が伝達される。
他方では、エンジン80からの動力は、ベルトテンション式の排出入切用クラッチ73、ベベルギア機構74、及び、ベルト伝動機構75を介して、穀粒排出装置37、具体的には、底部スクリュー38の前部側端部に設けられた入力プーリ46に伝達される。入力プーリ46に供給された動力により、底部スクリュー38、縦スクリューコンベア39、及び、横スクリューコンベア41(第1横スクリューコンベア41aと第2横スクリューコンベア41bに分割されている)が回転駆動され、その結果、穀粒タンク5内の穀粒が外部に搬出される。選別入切用クラッチ71は、図示されていない選別用クラッチモータにより入り状態と切り状態とに切り換えられる。排出入切用クラッチ73は、図示されていない排出用クラッチモータにより入り状態と切り状態とに切り換えられる。
図7に、模式的に示されているように、エンジン80の出力軸80aは、脱穀部16や穀粒排出装置37への動力供給機構として機能する動力伝達機構50Bに連結されるともに、発電機81の発電用回転軸81aとも連結されている。発電機81とモータ82とは電力変換部84を介して電機制御ユニット85に接続されている。モータ82は、この実施形態では、車両の走行駆動用のモータとして用いられる周知の三相交流式誘導電動モータである。電力変換部84には、発電機81にて発電された交流電力を直流電力に変換する発電用インバータや当該発電用インバータで変換された直流電力をモータ82に適した交流電力に変換するコンバータなどのパワーエレクトロニクス機器が含まれている。このパワーエレクトロニクス機器を適切に制御するための制御アルゴリズムを内部に構築しているメイン電子ユニット(一般にECUと呼ばれる)100からの指令に基づいて、電機制御ユニット85は、電力変換部84に制御信号を与える。
エンジン制御ユニット86は、メイン電子ユニット100からの指令に基づいて、エンジン80に対する燃料供給量を変更することによりエンジン80の出力(回転数及びトルク)を制御する。エンジン回転数を検出するエンジン回転センサS2からの信号は、この実施形態では車両状態検出ユニット90を介してエンジン制御ユニット86またはメイン電子ユニット100あるいはその両方に送られる。もちろん、エンジン回転センサS2からの信号は、その他の信号も含めて、車両状態検出ユニット90を介さずに直接送られてもよい。
このコンバインでは、発電機81とモータ82との間の給電ラインには、バッテリ(大型コンデンサを含む)が備えられていないので、モータ82は発電機81によって生み出された電力を直接利用する。このため、エンジン停止は、直接発電機81の停止、結果的にはモータ82の停止を導くので、不用意なエンジン停止が発生しないように、省エネとエンジン負荷との両者をバランスよく考慮して、エンジン制御を実行する必要がある。この実施形態では、エンジン制御は、エンジン制御ユニット86によって電子ガバナー方式で制御される。エンジン制御ユニット86は、エンジン80の負荷が増加するにつれてエンジン回転数をわずかに減少させていくドループ制御と、エンジン80の負荷にかかわらずエンジン回転数を一定に維持しようとするアイソクロナス制御のいずれかでエンジン80を制御することが可能である。
作業装置制御ユニット87は、メイン電子ユニット100からの指令に基づいて、エンジン80の回転動力をそのまま利用するエンジン駆動作業装置W1及びモータ82の回転動力を利用するモータ駆動作業装置W2に組み込まれたクラッチ操作機器や油圧シリンダなどの動作機器に制御信号を与える。車両状態検出ユニット90は、各種スイッチやセンサから入力される信号に対して、必要に応じて変換処理等の前処理を施し、メイン電子ユニット100に転送する。
メイン電子ユニット100は、エンジン制御ユニット86、電機制御ユニット85、作業装置制御ユニット87、車両状態検出ユニット90などの他のECUと車載LANを通じて接続されている。なお、このメイン電子ユニット100だけでなく、他のECUも含め、その構成は、説明目的のためにわかりやすく区分けされている。したがって、実際においては、各ECUは適当に統合化されてもよいし、適当に分割化されてもよい。この実施形態では、メイン電子ユニット100は、ハードウエア及びソフトウエア(コンピュータプログラム)によって、特に本発明に関係するものとして、エンジン管理モジュール110、電機管理モジュール120、車両管理モジュール130などを構築している。
エンジン管理モジュール110は、他の管理モジュールと相互連携し、エンジン80の出力を調整するために、エンジン制御ユニット86に種々のエンジン制御指令を送る。電機管理モジュール120も、他の管理モジュールと相互連携し、電力変換部84を介して発電機81とモータ82とが適切に駆動されるように、電機制御ユニット85に電機機器制御指令を送る。車両管理モジュール130は、エンジン制御ユニット86、電機制御ユニット85、作業装置制御ユニット87、車両状態検出ユニット90から送られてくる情報(信号・データ)に基づいて、このコンバインの走行状態や作業状態を確認して管理する。
図7の車両管理モジュール130には、車両状態決定部13aが構築されている。車両状態決定部13aは、車両状態検出ユニット90から取得した各種の状態検出信号に基づいて、左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bの駆動状態及び、刈取処理部3や脱穀装置4や穀粒排出装置37などの農作業装置Wの駆動状態を決定する。
メイン電子ユニット100の電機管理モジュール120と電機制御ユニット85とによるモータ82の制御について具体的に説明する。
運転者によって操作される主変速レバー66の前後方向のストローク操作位置は、速度設定用信号としてストロークセンサS4によって検出され、メイン電子ユニット100に
送られる。同様に、運転者によって操作される操作レバー61の左右方向の傾斜角は、機体2の旋回(操向)を示す旋回度算定用信号として旋回レバーセンサS3によって検出され、メイン電子ユニット100に送られる。電機管理モジュール120は、ストロークセンサS4及び旋回レバーセンサS3からの検出信号に基づいてモータ82の回転数、結果的には左クローラ走行体1aと右クローラ走行体2bとの駆動速度を制御するための指令を電機制御ユニット85に与える。
電機管理モジュール120は、主変速レバー66と操作レバー61との操作位置に基づいてモータ82の制御目標回転数となるモータ指令回転数を算定して、電機制御ユニット85に出力する。
電機制御ユニット85は、電機管理モジュール120からの指令に基づいて、電力変換部84に含まれているインバータやコンバータなどのパワーエレクトロニクス機器を制御する。その際、三相(u相,v相,w相)の各相に設けられているスイッチングトランジスタをオンオフ制御することで発電機81及びモータ82の出力を変更調整する。
電機管理モジュール120に構築されているモータ回転数設定部12cは、第2操作具57の第1操作状態である走行状態により選択される第1関係、または第2操作状態である作業状態により選択される第2関係を用いて、主変速レバー66の操作位置に対してモータ指令回転数を割り当てる。第1関係は第2関係に比べて速いモータ指令回転数を割り当てられるように構成されている。但し、実際の車速は、以下に説明するように、副変速装置54の操作状態にも依存する。
モータ回転数設定部12cで実行される、主変速レバー66と第3操作具56と第2操作具57とに対する操作による走行機体2の速度設定について、以下に、図9を用いて説明する。なお、前進走行の速度設定と後進走行の速度設定とは、基本的には同じであるので、説明を簡単にするため、この説明では前進走行だけを取り扱う。
まず、主変速レバー66のストローク操作位置をxとして、xのとる範囲(ストローク操作範囲)を0〜100と仮定する。任意のストローク操作位置:xに対してモータ82の設定速度が割り当てられるが、この割り当て方法が二種類あり、第2操作具57によって切り替えることができる。つまり、設定速度をs、2つの割り当て方法(第1関係)を第1関係(ここでは関数)としてのF(x)と第2関係(ここでは関数)としてのG(x)にすれば、モータ82の設定速度は、
s=F(x)とs=G(x)で表すことができる。
例えば、x=0〜100において、F(x)のとる範囲を0〜3000rpm、G(x)のとる範囲を0〜1500rpmとすれば、同じ主変速レバー66のストローク操作位置において、第2操作具57の操作状態によって、車速を2倍、または1/2にすることができる。ここでは、第2操作具57の2つの操作状態は、作業状態(低速)と走行状態(高速)であり、作業状態では、F(x)が選択され、走行状態では、G(x)が選択される。なおF(x)とG(x)は線形に限定されるわけではなく、非線形であってもよい。またメイン電子ユニット100においては、演算式として取り扱ってもよいし、マップ(テーブル)として取り扱ってもよい。
さらに、副変速装置54の高速段と低速段とを組み合わせると、主変速レバー66の任意のストローク操作位置において、第3操作具56と第2操作具57の操作状態に応じて、以下の4つの異なる速度設定が実現する(図9の表参照)。
(1)速度割り当てが第1関係、かつ副変速装置54が高速段。
(2)速度割り当てが第1関係、かつ副変速装置54が低速段。
(3)速度割り当てが第2関係、かつ副変速装置54が高速段。
(4)速度割り当てが第2関係、かつ副変速装置54が低速段。
但し、この実施形態では、(2)は実用的に不必要であるため、その使用は割愛されている。つまり、(1)(3)(4)のいずれもの速度設定態から、(2)の速度設定への移行が禁止されている。その結果、(1)での高速状態、(3)での中速状態、(4)での低速状態が実現可能である。
この3つの速度状態(高速状態、中速状態、低速状態)の変移は、図9から模式化されている。つまり、
変移A:低速状態において、第2操作具57をスイッチ操作することにより、低速状態から高速状態に移行する。
変移B:中速状態において、第2操作具57をスイッチ操作することにより、中速状態から高速状態に移行する。
変移C:高速状態において、第2操作具57をスイッチ操作することにより、高速状態から中速状態に移行する。
変移D:中速状態において、第3操作具56をスイッチ操作することにより、中速状態から低速状態に移行する。
変移E:低速状態において、第3操作具56をスイッチ操作することにより、低速状態から中速状態に移行する。
ここで注記したいことは、変移Aにおいては、第2操作具57をスイッチ操作によって、第2関係から第1関係への切り替えと、副変速装置54の低速段から高速段への切り替えが同時に行われていることである。
このコンバインは、バッテリレスのシリアルハイブリッド車両であり、バッテリからの電力で車両を走行させることはできないので、定常的に回転しているエンジンによって発電している発電機からの電力で駆動するモータによって走行する。したがって、エンジン80の過負荷などで停止することを避けなければならないが、必要以上の出力でエンジン80を運転することは燃費の悪化を導く。このことから、エンジン管理モジュール110は、エンジン負荷を考慮して、適切にエンジン80の運転を管理する。エンジン管理モジュール110に構築された負荷推定部11dは、車両状態決定部13aによって決定された左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bの駆動状態及び農作業装置Wの駆動状態に基づいて、推定されるエンジンにかかる負荷を推定負荷として算定する。同様にエンジン管理モジュール110に構築されたエンジン指令回転数算定部11bは、負荷推定部11dによって算定された推定負荷に基づいてエンジン指令回転数を算定するとともに当該エンジン指令回転数に基づくエンジン制御指令をエンジン制御ユニット86に出力する。
この負荷推定部11dとエンジン制御ユニット86とによる、エンジン負荷に応じたエンジン回転数制御(パワーオンデマンド制御)の簡単なアルゴリズムの具体例の1つを説明する。なお、図1で説明した基本原理がこのアルゴリズムでも流用されている。この具体例では、負荷推定部11dとエンジン制御ユニット86とは一体的に動作するが、まず、車両状態決定部13aからの上方に基づいて、エンジン負荷に影響を与える運転モードとして、次の8つのモードを規定する。
(1)停止モード:作業も走行も行われていない。
(2)刈取り作業前後+直進モード:刈取作業に入る直前の所定時間、または刈取作業が終了した後の所定時間で、機体2は直進している。
(3)刈取り作業前後+旋回モード:刈取作業に入る直前の所定時間、または刈取作業が終了した後の所定時間で、機体2は旋回している(左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとの速度が異なっている)。
(4)刈取り作業中+直進モード:刈取作業中で、機体2は直進している。
(5)刈取り作業中+旋回モード:刈取作業中で、機体2は旋回している。
(6)路上走行+直進モード:副変速装置54を高速段にしての走行で、機体2は直進している。
(7)路上走行+旋回モード:副変速装置54を高速段にしての走行で、機体2は旋回している。
(8)穀粒排出モード:穀粒排出装置37を用いて穀粒タンク5から穀粒を排出している。
エンジン制御ユニット86は、上記運転モードに応じてエンジン指令回転数を算定する。この実施形態では、図8で示されたようなエンジン性能曲線が規定されているので、これに基づいたエンジン指令回転数が算定される。このエンジン80の最大出力が18.5KWで、最高回転数が2500rpmであり、図8で示されたエンジン制御特性は、3つの線で表されている。つまり、高負荷時には2500rpmより少し低い高回転数が設定され、中負荷時には2000rpmより少し低い中回転数が設定され、低負荷時には1500rpmより少し高い低回転数が設定され、ドループ制御されるまたアイドリング回転数は1000rpmより少し高い回転数となっている。
このことから、実際的には、
(1)停止モードでは、アイドリング回転数が設定され、
(2)刈取り作業前後+直進モードでは、アイドリング回転数から低回転数までの領域が設定され、
(3)刈取り作業前後+旋回モードでは、高回転数よりやや低い回転数が設定され、
(4)刈取り作業中+直進モードでは、低回転数から最高回転数までの領域が設定され、(5)刈取り作業中+旋回モードでは、最高回転数が設定され、
(6)路上走行+直進モードでは、低回転数から中回転数までの領域が設定され、
(7)路上走行+旋回モードでは、最高回転数が設定され、
(8)穀粒排出モードでは、アイドリング回転数よりやや高い回転数が設定される。
従来のシリーズハイブリッドでは、エンジンの高効率運転による省エネを図るため、負荷にかかわらず最高回転数に設定していたが、低負荷でも最高回転数が設定されることになるので、低負荷が続く場合には、省エネが不充分となる。また、負荷変動に合わせて、常にエンジン回転数の設定を調整する場合、負荷が細かく変動する状況では、エンジンのふかしが繰り返されるという、省エネや騒音に関する不都合が生じる。このようなことを考慮し、上記の具体例では、高負荷で高回転数、中負荷で中回転数、低負荷で低回転数というように負荷に応じてエンジン回転数を設定している。その際、刈取り作業中+旋回モード及び路上走行+旋回モードは最も大きな負荷が生じる運転状態なので最大回転数が設定されている。
メイン電子ユニット100は、搭乗運転部7に備えられた刈取入切レバー62が操作されることにより刈取入切スイッチS11がオン操作されると、刈取用クラッチアクチュエータを作動させて刈取クラッチ64はクラッチ入り状態に切り換えられ、刈取入切スイッチS11がオフ操作されると、刈取クラッチ64が切り状態に切り換えられる。
〔別実施形態〕
(1)上述した実施形態では、負荷に応じて規定されているエンジン回転数でエンジン80が駆動されていた。しかしながら、穀粒タンク5に貯留される穀粒を外部に排出させる穀粒排出モードにおいて、作業者自身でエンジン回転数(例えば、1150rpmから1300rpm)を調節したいという要望がある。その理由としては、例えば、雨などによって穀粒が湿っている場合と晴天続きで穀粒が乾燥している時などによる穀粒排出負荷に対処するため、あるいは排出速度の違いに対処するためなどが挙げられる。したがって、例外処理として、機体の適所に籾アクセルダイヤルといった手動操作具を設け、この籾アクセルダイヤルの設定位置によって選択されたエンジン回転数に基づいて、エンジン指令回転数算定部11bがエンジン制御ユニット86にエンジン制御指令を出力することも好適な実施形態の1つである。実際の穀粒排出作業においては、穀粒排出開始スイッチが押されることで、穀粒排出モードの制御がスタートすると、所定周期で、籾アクセルダイヤルによって設定されているエンジン回転数がチェックされる。次いで、籾アクセルダイヤルによって設定されているエンジン回転数に基づいてエンジン指令回転数算定部11bがエンジン制御ユニット86にエンジン制御指令を出力する。なお、その際、実際のエンジン回転数が籾アクセルダイヤルの最大設定値(例えば1300rpm)より高い場合、実際のエンジン回転数が1300rpmに達するまで穀粒排出を待機させるとよい。穀粒排出停止スイッチが押されると、この穀粒排出モードの制御が終了する。
(2)上述した実施形態では走行装置1は左クローラ走行体1aと右クローラ走行体1bとから構成されていたが、車輪とクローラ走行体の複合構成、あるいは車輪のみの構成を採用してもよい。
(3)第3操作具56及び第2操作具57は、運転者によって操作される操作レバーと当該操作レバーの操作変位を検出するセンサとから構成してもよい。
本発明は、車体の走行に伴って農作物を刈り取って脱穀処理するようにした自脱型又は普通型のコンバインに適用できる。
1:走行装置
1a:左クローラ走行体
1b:右クローラ走行体
2:機体(走行機体)
3:刈取処理部
4:脱穀装置
5:穀粒タンク
7:搭乗運転部
8:刈取部
12:刈取装置
16:脱穀部
17:選別部
37:穀粒排出装置
54:副変速装置
56:第3操作具(車速設定操作装置)
57:第2操作具(車速設定操作装置)
61:操作レバー
66:主変速レバー(車速設定操作装置)
80:エンジン
81:発電機
82:モータ(電動モータ)
84:電力変換部
85:電機制御ユニット
86:エンジン制御ユニット
87:作業装置制御ユニット
90:車両状態検出ユニット
100:メイン電子ユニット
110:エンジン管理モジュール
11b:エンジン指令回転数算定部
11d:負荷推定部
120:電機管理モジュール
12c:モータ回転数設定部
130:車両管理モジュール
13a:車両状態決定部
WE:エンジン駆動作業装置
WM:モータ駆動作業装置
S2:エンジン回転数センサ
S3:旋回レバーセンサ
S4:ストロークセンサ
OD:車速設定操作装置

Claims (6)

  1. エンジンと、前記エンジンの出力によって駆動する発電機と、前記発電機からの電力によって駆動するモータと、前記モータからの回転動力によって車両を走行させる走行装置と、前記エンジンの出力を制御するエンジン制御ユニットと、農作物を収穫する農作業装置とを備えた、シリーズハイブリッドコンバインであって、
    前記エンジンにかかる負荷を推定負荷として算定する負荷推定部と、
    前記推定負荷に基づいてエンジン指令回転数を算定するとともに当該エンジン指令回転数に基づくエンジン制御指令を前記エンジン制御ユニットに出力するエンジン指令回転数算定部と、
    を備えたシリーズハイブリッドコンバイン。
  2. 各種の状態検出信号に基づいて、前記走行装置の駆動状態及び前記農作業装置の駆動状態を決定する車両状態決定部が備えられ、双方の前記駆動状態に基づいて前記負荷推定部は前記推定負荷を算定する請求項1に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  3. 前記走行装置の駆動状態には直進走行モードと旋回走行モードと路上走行モードとが含まれており、前記農作業装置の駆動状態には、刈取り作業中モードと刈取り前後モードと穀粒排出モードとが含まれており、これらのモードに応じて前記エンジン指令回転数が算定される請求項2に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  4. 前記走行装置は左右一対のクローラ走行体からなり、旋回走行モード時には直進走行モード時に比べて高いエンジン指令回転数が算定される請求項3に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  5. 前記農作業装置には、前記エンジンの出力によって駆動するエンジン駆動作業装置と、前記モータの回転動力によって駆動するモータ駆動作業装置が含まれており、前記モータ駆動作業装置は車速に比例する速度で駆動する請求項1から4のいずれか一項に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
  6. 前記エンジン指令回転数算定部によって算定されるエンジン指令回転数毎に異なるエンジンドループ制御特性が適用される請求項1から5のいずれか一項に記載のシリーズハイブリッドコンバイン。
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