JP2015084300A - 発電システム及び発電方法 - Google Patents

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卓磨 永井
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雄一 寺本
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Abstract

【課題】燃料電池システムにおいて、再循環ブロワを用いずに適正なS/C値を確保する技術を提供する。【解決手段】発電システム1は、燃料ガスと酸化性ガスとを用いて発電を行う燃料電池8と、燃料電池8が収納される容器7と、燃料電池8から排出された排燃料ガスに含まれる水蒸気を凝縮し、排燃料ガスと水に分離する凝縮器22と、容器7内で水を燃料電池8の放熱で水蒸気に気化させる燃料電池放熱回収器25と、燃料電池放熱回収器25で気化させた水蒸気を燃料電池8に投入する前の燃料ガスに供給する第8配管18と、を備えていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池を用いた発電システム及び発電方法に関する。
燃料電池は、低公害で発電効率が高いため、近年各種分野での利用が期待されている。
このうち、固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)は、電解質としてジルコニアセラミクッスなどのセラミックスが用いられ、天然ガス、石油、メタノール、石炭ガス化ガスなどを燃料として運転される燃料電池である。このSOFCは、イオン電導率を高めるために作動温度が約900〜1000℃程度と高く、用途の広い高効率な高温型燃料電池として知られている。
この固体酸化物形燃料電池は、イオン電導率を高めるために作動温度が高くされているので、ガスタービンの圧縮機から吐出され、ガスタービンの排ガス熱を利用して高温とされた吐出空気を空気極側に供給する空気(酸化剤)として使用できる、また、固体酸化物形燃料電池で利用できなかった高温の排燃料ガスをガスタービンの燃焼器の燃料として使用できる等、ガスタービンとの相性がよい。
従って、燃料電池を用いて発電を行う燃料電池システムとしては、燃料電池単体の運転システムや、燃料電池とガスタービンとを連携したコンバインド発電システムが知られている。
ここで、SOFCに供給される燃料ガスは内部改質のために適正なS/C値(スチーム/カーボン比)を確保する必要がある。内部改質のためには、量論的にはS/C値は1.0以上必要であり、更にC析出防止と改質率促進の為に2.0以上が好ましい。
そこで特許文献1では、適正なS/C値を確保するために、燃料電池に燃料ガスを投入する前に水蒸気添加を行うことが開示されている。具体的には、燃料電池セルで使用後の燃料ガス(排燃料ガス)の一部を再循環することにより水蒸気を燃料電池に供給している。
特開2004−39449号公報
ところで、上記の従来技術においては、排燃料ガスの再循環に必要な動力を供給する再循環ブロワが必要になる。しかし、排燃料ガスは高温・高圧・多湿であり、そのような特殊なガス条件に対応できる再循環ブロワは一般的に高価である。再循環ブロワがあることによってその制御も必要となり、再循環ブロワは燃料電池システムのコスト増加および信頼性低下の原因となっていた。さらに、水蒸気だけでなく排熱料ガスも一緒に再循環させるため大きな動力を消費し、燃料電池システム発電効率の低下要因となっていた。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は燃料電池システムにおいて、再循環ブロワを用いずに適正なS/C値を確保する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の発電システム及び発電方法は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る発電システムは、燃料ガスと酸化性ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、燃料電池が収納される容器と、燃料電池から排出された排燃料ガスに含まれる水蒸気を凝縮し、排燃料ガスと水に分離する分離手段と、容器内で水を燃料電池の放熱で水蒸気に気化させる気化手段と、気化手段で気化させた水蒸気を燃料電池に投入する前の燃料ガスに供給する供給手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、燃料ガスと酸化性ガスとを用いて発電を行う燃料電池から排出された排燃料ガスに含まれる水蒸気を凝縮して水を分離し、この水を再び気化させてから燃料ガスに供給することによって、排燃料ガスに含まれる水分のみを燃料電池に再循環させることができるため高価なブロワが必要なくなる。このため、ブロワの動力損失を除去するとともにシステムの制御を簡素化することができる。
また、水の気化は燃料電池が収納された容器内において、従来排熱されていた燃料電池の放熱で行うため、排熱回収効率を向上することにもなる。
これらにより、高い信頼性をもつ高効率な発電システムを安価で実現できる。
また、排燃料ガスを燃焼する燃焼器と、燃焼器から排出されるガスにより回転するタービンと、を備えるガスタービンをさらに備え、分離手段はタービンから排出される排燃料ガスから水を分離することとしてもよい。
本発明によれば、燃料電池の排燃料ガスを燃焼器で燃焼してガスタービンのタービンを回転させることにより発電を行うため、排燃料ガスに含まれる未反応成分から電気エネルギーを取り出すことができ、発電システム全体の発電効率を上げることができる。
また、凝縮による水の分離はタービンから排出される排燃料ガスから行うため、燃料電池から排出された高温の排燃料ガスを燃焼器に供給することができ、高い燃焼効率でガスタービンによる発電ができる。
また、排燃料ガスを燃焼する燃焼器と、燃焼器から排出されるガスにより回転するガスタービンをさらに備え、分離手段は燃焼器で燃焼前の排燃料ガスから水を分離することとしてもよい。
本発明によれば、排燃料ガスを燃焼器で燃焼してガスタービンのタービンを回転させることにより発電を行うため、排燃料ガスに含まれる未反応成分から電気エネルギーを取り出すことができる。
また、凝縮による水の分離は燃焼前の排燃料ガスから行うため、排燃料ガス中の蒸気分率が高く、簡易かつ安価な構造で水を分離することができる。
また、分離手段は、外部から供給される水、空気及び燃料ガスのうち少なくとも一つとの熱交換により行われることとしてもよい。
本発明によれば、排燃料ガスが外部から供給される比較的低温な供給水と熱交換することにより排燃料ガスから水を分離でき、さらに供給水を気化させて蒸気として活用することができる。あるいは排燃料ガスが比較的低温な燃料ガスと熱交換することにより排燃料ガスから水を分離でき、さらに燃料ガスを予熱することができるため燃焼効率を向上することができる。また、これらを組み合わせることで両方の効果を得ることもできる。
また、気化手段が、容器内部に配置され、水が流れる流路を有する燃料電池放熱回収器を備えてもよい。
また、本発明に係る発電方法は、燃料ガスと酸化性ガスとを用いて発電を行う燃料電池から排出された排燃料ガスに含まれる水蒸気を凝縮し、排燃料ガスと水に分離する分離工程と、燃料電池が収納された容器内で、水を燃料電池の放熱で水蒸気に気化させる気化工程と、気化工程で気化させた水蒸気を燃料電池に投入する前の燃料ガスに供給する供給工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、燃料ガスと酸化性ガスとを用いて発電を行う燃料電池から排出された排燃料ガスに含まれる水蒸気を凝縮して水を分離し、この水を再び気化させてから燃料ガスに供給することによって、排燃料ガスに含まれる水分のみを料電池に再循環させることができるため高価なブロワが必要なくなる。このため、ブロワの動力損失を除去するとともにシステムの制御を簡素化することができる。
また、水の気化は燃料電池が収納された容器内において、従来排熱であった燃料電池の放熱で行うため排熱回収効率を向上することになる。
これらにより、高い信頼性をもつ高効率な発電方法を安価で実現できる。
本発明によれば、内部改質を利用する発電システムの排燃料ガスに含まれる水蒸気のみを排燃料ガスから分離し、分離した水を再び気化させて燃料電池の燃料極側に供給することによって、再循環ブロワが必要なくなり、高い信頼性をもつ高効率な発電システムを安価で実現できる。さらに、燃料電池の容器内で燃料電池の放熱を利用して水の気化を行うため、排熱回収効率を向上できる。
本発明の第1実施形態に係る発電システムの系統図である。 本発明の第1実施形態に係るセルスタックの要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係る燃料電池の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る発電システムの系統図である。 本発明の燃料電池放熱回収器の第2の例に係る斜視図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜3を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る発電システム1は、燃料電池8と、ガスタービン設備2とを組み合わせたものである。
ガスタービン設備2は、外気を吸入して圧縮する圧縮機3と、圧縮空気と燃料を混合し燃焼させる燃焼器4と、燃焼器4の下流側に設けられたタービン5とを有している。また、ガスタービン設備2には発電機6が接続されている。
圧縮機3は、空気を圧縮し燃焼器4に供給するが、その過程で圧縮空気の一部を抽気し、燃料電池8の酸化性ガス供給室221(図3参照)に供給する。
燃料電池8は複数のセルスタック9から構成され、供給された燃料ガスF1及び酸化性ガスO1による反応によって発電を行っており、圧力容器7に収納されている。燃料電池8の詳細については後述する。
圧力容器7は例えば、内部の圧力が約0.1MPa〜約2MPa、燃料電池8の発電室外の圧縮容器内部の温度が大気温度〜約500℃で運用される。また、例えば全体として円筒形状を成し、その中心線と垂直方向に燃料電池8が多数配置される。圧力容器7と燃料電池8の間には断熱材28が配置され、圧力容器7の内周のほぼ全範囲に円筒状に配置される構造や、燃料電池8の周りにほぼ全範囲に四角柱状に配置される構造などが用いられる。また、圧力容器7は耐圧性の他に、酸化性ガス中に含まれる酸素などの酸化剤に対する耐食性を保有する材質が利用される。例えばSUS304などのステンレス系材が好適である。
燃料ガスF1としては、例えば水素および一酸化炭素、メタンなどの炭化水素系ガス、石炭など炭素質原料のガス化設備により製造したガス、あるいはこれらのうち複数の成分を含む混合ガス等が利用される。酸化性ガスO1には酸素を略15%〜30%含むガスが用いられることが多く、代表的には空気が好適であるが、酸素と空気の混合ガスなども使用可能である。本実施形態では燃料ガスF1として都市ガスを用いている。
第1配管11は、圧縮機3から圧縮空気の一部を抽気する抽気室(図示せず)と燃料電池の酸化性ガス供給室221を接続する。第1配管11では圧縮機3から酸化性ガス供給室221へ酸化性ガスO1(圧縮空気)が流れる。
第2配管12は、燃料電池8の燃料ガス排出室219と燃焼器4を接続する。第2配管12では燃料ガス排出室219から燃焼器4へ排燃料ガスF2が流れる。
第3配管13は、燃料電池8の酸化性ガス排出室223と燃焼器4を接続する。第3配管13では酸化性ガス排出室223から燃焼器4へ排酸化性ガスO2が流れる。
第4配管14は、外部の燃料ガスF1(例えば、都市ガス)の供給元と燃料電池8の燃料ガス供給室217を接続する。第4配管14では外部から燃料ガス供給室217へ燃料ガスF1が流れる。第4配管14は、途中で分岐して燃焼器4と接続され、燃料ガスF1の一部を燃焼器4へ供給する。第3配管13を流れる排酸化性ガスO2は、圧力容器7内で第4配管14を流れる燃料ガスF1と空気・燃料熱交換器24において熱交換する。
第5配管15は、タービン5と外部を接続する。第5配管15ではタービン5から煙突27を通じて外部へ排燃料ガスF2が流れる。その途中、排熱蒸気ボイラ19や供給水予熱器21にて第6配管16を流れる供給水H1と熱交換を行い、また燃料予熱器20にて第4配管14を流れる燃料ガスF1と熱交換を行い、凝縮器22にて排燃料ガスF2中の水分を分離する。
第6配管16は、外部から供給水H1を供給し、供給水予熱器21や排熱蒸気ボイラ19にて第5配管15を流れる排燃料ガスF2より熱を受け取って水蒸気を生成する。水蒸気は工業用などに用いられる。
第7配管17は凝縮器22とドレンタンク23を接続する。第7配管17では凝縮器22からドレンタンク23へドレン水H2が流れる。
第8配管18はドレンタンク23と燃料電池放熱回収器25の下流の第4配管14とを接続する。第8配管18ではドレンタンク23から配管14へドレン水H2が流れる。第8配管18の途中には水ポンプ10が備えられている。
また、本実施形態ではさら第3配管13と第4配管14で熱交換する空気・燃料熱交換器24、および第4配管14や第8配管18と燃料電池8とで熱交換する燃料電池放熱回収器25が、圧力容器7内部に設けられている。
次に、燃料電池8の詳細構造およびその作用・効果について説明する。
まず、図2を参照して本実施例に係る円筒形のセルスタック9について説明する。セルスタック9は、円筒形状の基体管103と、基体管103の外周面に複数形成された燃料電池セル105と、隣り合う燃料電池セル105の間に形成されたインターコネクタ107とを有する。燃料電池セル105は、燃料極109と固体電解質111と空気極113とが積層して形成されている。また、セルスタック9は、基体管103の外周面に形成された複数の燃料電池セル105の内、基体管103の軸方向において最も端に形成された燃料電池セル105の空気極113に、インターコネクタ107を介して電気的に接続されたリード膜115を有する。
基体管103は、多孔質材料からなり、例えば、CaO安定化ZrO(CSZ)、又はY安定化ZrO(YSZ)、又はMgAlとされる。この基体管103は、燃料電池セル105とインターコネクタ107とリード膜115とを支持すると共に、基体管103の内周面に供給される燃料ガスを基体管103の細孔を介して基体管103の外周面に形成される燃料極109に拡散させるものである。
燃料極109は、Niとジルコニア系電解質材料との複合材の酸化物で構成され、例えば、Ni/YSZが用いられる。この場合、燃料極109は、燃料極109の成分であるNiが燃料ガスに対して触媒作用を有する。この触媒作用は、基体管103を介して供給された燃料ガス、例えば、メタン(CH)と水蒸気との混合ガスを反応させ、水素(H)と一酸化炭素(CO)に改質するものである。また、燃料極109は、改質により得られる水素(H)及び一酸化炭素(CO)と、固体電解質111を介して供給される酸素イオン(O2−)とを固体電解質111との界面付近において電気化学的に反応させて水(HO)及び二酸化炭素(CO)を生成するものである。なお、燃料電池セル105は、この時、酸素イオンから放出される電子によって発電する。
固体電解質111は、ガスを通しにくい気密性と、高温で高い酸素イオン導電性とを有するYSZが主として用いられる。この固体電解質111は、空気極で生成される酸素イオン(O2−)を燃料極に移動させるものである。
空気極113は、例えば、LaSrMnO系酸化物、又はLaCoO系酸化物で構成される。この空気極113は、固体電解質111との界面付近において、供給される空気等の酸化性ガス中の酸素を解離させて酸素イオン(O2−)を生成するものである。
インターコネクタ107は、SrTiO系などのM1−xTiO(Mはアルカリ土類金属元素、Lはランタノイド元素)で表される導電性ペロブスカイト型酸化物から構成され、燃料ガスと酸化性ガスとが混合しないように緻密な膜となっている。また、インターコネクタ107は、酸化雰囲気と還元雰囲気との両雰囲気下で安定した電気導電性を有する。このインターコネクタ107は、隣り合う燃料電池セル105において、一方の燃料電池セル105の空気極113と他方の燃料電池セル105の燃料極111とを電気的に接続し、隣り合う燃料電池セル105同士を直列に接続するものである。リード膜115は、電子伝導性を有すること、及びセルスタック9を構成する他の材料との熱膨張係数が近いことが必要であることから、Ni/YSZ等のNiとジルコニア系電解質材料との複合材で構成されている。このリード膜115は、インターコネクタにより直列に接続される複数の燃料電池セル105で発電された直流電力をセルスタック9の端部付近まで導出すものである。
燃料電池8は、図3に示す通り、複数のセルスタック9と、発電室215と、燃料ガス供給室217と、燃料ガス排出室219と、酸化性ガス供給室221と、酸化性ガス排出室223とを有する。また、燃料電池8は、上部管板225aと、下部管板225bと、上部断熱体227aと、下部断熱体227bとを有する。なお、本実施例においては、燃料電池8は、燃料ガス供給室217と燃料ガス排出室219と酸化性ガス供給室221と酸化性ガス排出室223とが図3のように配置されることで、燃料ガスと酸化性ガスとがセルスタック9の内側と外側とを対向して流れる構造となっているが、必ずしもこの必要はなく、例えば、セルスタックの内側と外側とを平行して流れても良い。
発電室215は、上部断熱体227aと下部断熱体227bとの間に形成された領域である。この発電室215は、燃料電池セル105を有するセルスタック9が配置され、燃料ガスと酸化性ガスとを電気化学的に反応させて発電を行う領域である。また、この発電室215のセルスタック9長手方向の中央部付近での温度は、燃料電池8の定常運転時に、およそ800℃〜1000℃の高温雰囲気となる。
燃料ガス供給室217は、燃料電池8の上部ケーシング229aと上部管板225aとに囲まれた領域である。また、燃料ガス供給室217は、上部ケーシング229aに備えられた燃料ガス供給孔231aによって、燃料ガス供給管207aと連通されている。また、燃料ガス供給室217には、セルスタック9の一方の端部が、セルスタック9の基体管105の内部が燃料ガス供給室217に対して開放して配置されている。この燃料ガス供給室217は、燃料ガス供給管207aから燃料ガス供給孔231aを介して供給される燃料ガスを、複数のセルスタック9の基体管105の内部に略均一流量で導くものである。
燃料ガス排出室219は、燃料電池8の下部ケーシング229bと下部管板225bとに囲まれた領域である。また、燃料ガス排出室219は、下部ケーシング229bに備えられた燃料ガス排出孔231bによって、燃料ガス排出管209aと連通されている。また、燃料ガス排出室219には、セルスタック9の他方の端部が、セルスタック9の基体管105の内部が燃料ガス排出室219に対して開放して配置されている。この燃料ガス排出室219は、複数のセルスタック9の基体管105の内部を通過して燃料ガス排出室219に供給される排燃料ガスを集約して、燃料ガス排出孔231bを介して燃料ガス排出管209aに導くものである。
燃料電池の発電量に対応して所定ガス組成と所定流量の酸化性ガスを複数の燃料電池8へ供給する。酸化性ガス供給室221は、燃料電池8の下部ケーシング229bと下部管板225bと下部支持体227bとに囲まれた領域である。また、酸化性ガス供給室221は、下部ケーシング229bに備えられた酸化性ガス供給孔233aによって、酸化性ガス供給管211aと連通されている。この酸化性ガス供給室221は、酸化性ガス供給管210aから酸化性ガス供給孔233aを介して供給される所定流量の酸化性ガスを、後述する酸化性ガス供給隙間235aを介して発電室215に導くものである。
酸化性ガス排出室223は、燃料電池8の上部ケーシング229aと上部管板225aと上部支持体227aとに囲まれた領域である。また、酸化性ガス排出室223は、上部ケーシング229aに備えられた酸化性ガス排出孔233bによって、酸化性ガス排出管213aと連通されている。この酸化性ガス排出室223は、発電室215から、後述する酸化性ガス排出隙間235bを介して燃料ガス排出室223に供給される排酸化性ガスを、酸化性ガス排出孔233bを介して酸化性ガス排出管213aに導くものである。
上部管板225aは、上部ケーシング229aの天板と上部断熱体227aとの間に、上部管板225aと上部ケーシング229aの天板と上部断熱体227aとが略平行になるように、上部ケーシング229aの側板に固定されている。また上部管板225aは、燃料電池8に備えられるセルスタック9の本数に対応した複数の孔を有し、該孔にはセルスタック9が夫々挿入されている。この上部管板225aは、複数のセルスタック9の一方の端部をシール部材及び接着部材のいずれか一方又は両方を介して気密に支持すると共に、燃料ガス供給室217と酸化性ガス排出室223とを隔離するものである。
下部管板225bは、下部ケーシング229bの底板と下部断熱体227bとの間に、下部管板225bと下部ケーシング229bの底板と下部断熱体227bとが略平行になるように下部ケーシング229bの側板に固定されている。また下部管板225bは、燃料電池8に備えられるセルスタック9の本数に対応した複数の孔を有し、該孔にはセルスタック9が夫々挿入されている。この下部管板225bは、複数のセルスタック9の他方の端部をシール部材及び接着部材のいずれか一方又は両方を介して気密に支持すると共に、燃料ガス排出室219と酸化性ガス供給室221とを隔離するものである。
上部断熱体227aは、上部ケーシング229aの下端部に、上部断熱体227aと上部ケーシング229aの天板と上部管板225aとが略平行になるように配置され、上部ケーシング227aの側板に固定されている。また、上部断熱体227aには、燃料電池8に備えられるセルスタック9の本数に対応して、複数の孔が設けられている。この孔の直径はセルスタック9の外径よりも大きく設定されている。上部断熱体227aは、この孔の内面と、上部断熱体227aに挿通されたセルスタック9の外面との間に形成された酸化性ガス排出隙間235bを有する。
この上部断熱体227aは、発電室215と酸化性ガス排出室223とを仕切るものであり、上部管板225aの周囲の雰囲気が高温化し強度低下や酸化性ガス中に含まれる酸化性による腐食が増加することを抑制する。上部管板225a等はインコネルなどの高温耐久性のある金属材料から成るが、上部管板225a等が発電室215内の高温に晒されて上部管板225a等内の温度差が大きくなることで熱変形することを防ぐものである。また、上部断熱体227aは、発電室215を通過して高温に晒された排酸化性ガスを、酸化性ガス排出隙間235bを通過させて酸化性ガス排出室223に導くものである。
また、圧力容器7の内部の燃料電池8の近傍に、燃料電池放熱回収器25が配置されている。すなわち、発電室215の温度が約900℃の高温型の燃料電池の運転時において、燃料電池8から放出する熱が燃料電池放熱回収器25に十分伝わるような位置に配置されている。
燃料電池放熱回収器25の第1の例は図3に示す通り、断熱材28の内部を蛇行するように形成された蛇行孔30から構成されている。蛇行孔30はその両端が燃料電池放熱回収器の端面で開口されている伝熱管であり、第8配管18または第4配管14の一部を構成している。断熱材28は圧力容器7内で燃料電池8の周囲に配置されているため、燃料電池8から放出する熱を奪うとともに蛇行孔30を流れる水の水蒸気の発生効率を向上させることができる。
また、上記の例以外に燃料電池放熱回収器25は圧力容器7そのものに蛇行孔30が設けられたものでもよい。
燃料電池放熱回収器25の第2の例は図5に示す通り、例えばSUSなどの金属によって形成された矩形の板部材である燃料電池放熱回収器本体29と、燃料電池放熱回収器本体29の内部を蛇行するように形成された蛇行孔30とから構成されている。蛇行孔30はその両端が燃料電池放熱回収器の端面で開口されており、蛇行孔30は第8配管18または第4配管14の一部を構成している。なお、燃料電池放熱回収器本体29の形状は矩形でなく、適宜変更することが可能である。
また、燃料電池放熱回収器本体29は圧力容器7内で燃料電池8の周囲に配置されることによって、燃料電池8から放出する熱を奪うとともに蛇行孔30を流れる水の水蒸気の発生効率を向上させることができる。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
圧縮機3は圧縮空気の一部を酸化性ガスO1として、第1配管11を通じて燃料電池8の酸化性ガス供給室221に供給する。断熱圧縮により、酸化性ガスO1は約420℃の高温となる。
燃料電池8は、供給された酸化性ガスO1および燃料ガスF1を用いて発電を行う。
なお、酸化性ガスO1は圧縮機3とは別の系統から供給されてもよい。
しかし、燃料電池の特性上酸化性ガスO1は大気より高圧である必要があるが、圧縮空気の一部を利用することにより新たな昇圧器やその制御が必要なくなり、システムを簡素化することができるため、安価で高信頼性のシステムを実現できる。
燃料電池8で使用済みの排酸化性ガスO2は酸化性ガス排出室223に送られ、第3配管13を通じて燃焼器4に供給される。これにより、高圧の酸化性ガスを無駄なく利用できる。燃料電池8での反応によって発電室は約900℃に上昇するため、排酸化性ガスO2は更に昇温されて約600℃となっている。
燃料電池8で使用済みの燃料ガスは排燃料ガスF2として燃料ガス排気室219に送られ、第2配管12を通じて燃焼器4に送出される。燃料電池8での反応によって燃料ガスF1は更に昇温され、排燃料ガスF2は約500℃となっている。
なお、この排燃料ガスF2は、燃料電池8に供給される燃料ガスF1が高圧・多湿の状態で供給されるため高圧・多湿であり、また上記の通り高温である。また、燃料電池8において燃料ガスF1の全ての高カロリー成分が反応するわけではないので、排燃料ガスF2は燃焼成分を含む。
燃焼器4は第4配管14から分岐して供給された追加燃料とともに、第2配管12からの排燃料ガスを、第3配管13および圧縮機3から供給された酸素を用いて燃焼させる。
タービン5は供給された燃焼後の排燃料ガスF2を膨張させながら圧縮機3および発電機6を回転駆動し発電する。タービン5から排気された排燃料ガスF2は第5配管15を通じて外部へ排出される。排燃料ガスF2は燃焼にて昇温・昇圧後、タービン5での断熱膨張により降温して約300℃になる。
これにより、排燃料ガスF2に含まれる未反応成分から電気エネルギーを取り出すことができ、発電システム1全体の発電効率を上げることができる。
タービン5から排気された排燃料ガスF2も多湿・高温である。この排燃料ガスF2をこのまま外部へ排出してしまうと投入エネルギーに対する回収率が低くなる上に、燃料電池のS/C値を2.0以上に保つために新たな蒸気を燃料ガスF1に導入する必要があり、無駄な設備や水が必要になる。
このため、第5配管15の下流で熱交換により排燃料ガスF2の熱を回収するとともに、排燃料ガスF2の温度を水の凝固点以下に下げて水分を回収する。回収した水分は熱交換により凝固点以上に昇温し気化させて、燃料ガスF1に供給する。これにより、燃料電池のS/C値を適切に保つことが可能となる。具体的に本実施例では、以下のような構成を備える。
第5配管15を流れる排燃料ガスF2は、第6配管16を通じて外部から供給され、約60℃に予熱された供給水H1と排熱蒸気ボイラ19において熱交換を行い、供給水H1を約180℃の蒸気にする。供給水H1には軟水化させる必要はあるが市水(公営水道水)を用いてよい。なお、蒸気は様々な用途に用いることができる。この結果、排燃料ガスF2は約160℃となる。
さらに第5配管15を流れる排燃料ガスF2は、第4配管14を通じて外部から供給される燃料ガスF1(常温)と燃料予熱器20において熱交換を行い、燃料ガスF1を約150℃に昇温する。燃料ガスF1には都市ガスを用いてよい。この結果、排燃料ガスF2は約100℃となる。
このように燃料ガスF1を予熱することによって、比較的高温の燃料を燃焼器4に供給することができ、ガスタービン設備2の燃焼効率を上昇させ発電効率を高めることができる。
さらに第5配管15を流れる排燃料ガスF2は、第6配管16を通じて外部から供給される供給水H1(常温)と供給水予熱器21において熱交換を行い、供給水H1を約60℃に昇温する。この結果、排燃料ガスF2は約60℃となる。
排燃料ガスF2の温度が水の凝固点を下回ると、第5配管15に設置された凝縮器22を用いて、排燃料ガスF2とドレン水H2に分離することができる。凝縮器22にはメカニカルスチームトラップ、サーモスタックスチームトラップ、サーモダイナミックスチームトラップなどの種類があるが、これらに限定されずに水、空気又は燃料ガスなどで冷却して、排燃料ガス中の水を凝縮させる熱交換器を用いる。凝縮器22を通過した排燃料ガスF2は煙突27などから外部へ排出される。
なお本実施形態では第5配管15の上流側から排熱蒸気ボイラ19、燃料予熱器20、供給水予熱器21、凝縮器22の順番で配置されているが、必ずしもこの順番である必要はなく、また凝縮器22以外は全てが必要であるわけではない。
分離されたドレン水H2は第7配管17を通じてドレンタンク23に貯蔵される。ここで、トリップ用に純水などを供給してもよい。
その後、水ポンプ10の動力により第8配管18を通じて水は燃料電池放熱回収器25に導かれる。
圧力容器4内で燃料電池8の放熱と熱交換されることにより、水は気化して蒸気となり、第4配管14を流れる燃料ガスF1に供給することができる。また、従来は廃棄していた燃料電池8からの放熱を圧力容器内で直接回収することにより、排熱回収効率を向上することにもなり、同時に燃料電池8の冷却もできる。
水蒸気が供給された燃料ガスF1は、第3配管13を流れる排酸化性ガスO2と空気・燃料熱交換器24において熱交換を行ってもよい。これにより燃料ガスF1が昇温され、燃料電池8内での反応が進みやすくなる。
なお本実施形態では燃料ガスF1は水蒸気供給前に、燃料電池放熱回収器25にて燃料電池8からの放熱と熱交換し、その後に排酸化性ガスO2と熱交換している。しかし、これらの順番は限定されるものではない。
上記実施形態によれば、燃料電池8からの排燃料ガスF2に含まれる水分のみを安価な水ポンプ10にて再循環させることができるため、必要な水分に加え排燃料ガスF2も共に再循環させる場合と比べて再循環動力を低減することができる。さらに高温・高圧・多湿な気体に対応できる特殊な再循環ブロワが必要なくなる。
さらに、再循環した水の気化は、圧力容器4内で燃料電池8からの放熱と熱交換することにより行うので、排熱回収効率を向上することにもなり、同時に燃料電池8の冷却もできる。
さらに、燃料電池8から排出された排燃料ガスF2を燃焼器4で燃焼してガスタービンのタービンを回転させることにより発電を行うため、排燃料ガスに含まれる未反応成分から電気エネルギーを取り出すことができ、発電システム1全体の発電効率を上げることができる。
さらに、凝縮による水の分離はタービンから排出された排燃料ガスF2から行うため、燃料電池8から排出された高温の排燃料ガスF2を燃焼器4に供給することができ、高い燃焼効率でガスタービン設備2による発電ができる。
さらに、排燃料ガスF2中の排熱によって、外部から供給された供給水H1を蒸気に変えることができるため、排熱回収率を向上すると共に工業用などの蒸気へ活用することができる。また排燃料ガスF2中の排熱によって燃料ガスを予熱することができるため、燃焼器4での発電効率を向上することができる。
これらにより、再循環ブロワを用いずに適正なS/C値を確保できるため、高い信頼性をもつ高効率な発電システム1を安価で実現できる。
[第2実施形態]
次に本発明における第2実施形態に係る発電システム1’について、図4を用いて説明する。
本実施形態は、第1実施形態において燃焼後に行われていた排燃料ガスF2に含まれる水蒸気の凝縮を、燃焼前に行ったものである。第1実施形態における発電システム1と共通する構成には共通の番号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
本実施形態の発電システム1’でも、第1実施形態と同様に燃料電池8、ガスタービン設備2、第1配管11〜第8配管18、燃料予熱器20、供給水予熱器21、空気・燃料熱交換器24、燃料電池放熱回収器25、水ポンプ10を備えている。
そして、第1実施形態にはなかった排燃料蒸気ボイラ31が第2配管12に設けられ、第2配管12と第6配管16で熱交換する。また、凝縮器32が第2配管12の排燃料蒸気ボイラ31の後流側に設けられ、第2配管12中の水蒸気を分離して回収している。
さらに、第1実施形態にはなかった排ガス熱交換器26が、第5配管15に設けられ、凝縮器32より下流の第2配管12と第5配管15で熱交換している。
次に、本実施形態の第2実施形態の作用・効果について説明する。
燃料電池8で使用され約500℃に昇温された排燃料ガスF2は、第6配管16を通じて外部から供給され、約60℃に予熱された供給水H1と排燃料蒸気ボイラ31において熱交換を行い、供給水H1を約180℃の蒸気にする。供給水H1は軟水化させる必要はあるが市水(公営水道水)を用いてもよい。なお、蒸気は様々な用途に用いることができる。この結果、排燃料ガスF2は約80℃となる。
排燃料ガスF2の温度が水の凝固点を下回ると、第2配管12に設置された凝縮器32を用いて、排燃料ガスF2とドレン水H2とに分離することができる。ドレン水H2は第1実施形態と同様に再循環される。
排燃料ガスF2の温度が水の凝固点を下回る低温であるため、このまま燃焼器4に導入してしまうと燃焼効率が悪い。このため排ガス熱交換器26において、第5配管15を流れる燃焼後の排燃料ガスF2と熱交換することで約300℃に昇温する。タービン5から約300℃で排出された第5配管15を流れる燃焼後の排燃料ガスF2は、この熱交換によって約150℃となる。
なお本実施形態では上流側から排燃料蒸気ボイラ31、凝縮器32、排ガス熱交換器26、燃料予熱器20、供給水予熱器21の順番で配置されているが、必ずしもこの順番である必要はなく、また凝縮器32以外は全てが必要であるわけではない。
上記実施形態によれば、排燃料ガスF2中の水分の分離が、燃焼器4において酸化性ガスO1や燃料ガスF1などと混合される前に行われる。このため排燃料ガス中の蒸気分率としては、50%以上に達している場合もあるので、簡易かつ安価な構造で水を分離することができる。
また、第1実施形態と同様に再循環ブロワが必要なく、さらに、再循環した水の気化は、圧力容器4内で燃料電池8と熱交換することにより行うので、排熱回収効率を向上することにもなり、同時に燃料電池8の冷却もできる。さらに、ガスタービン設備2にて排燃料ガスF2中の未燃焼成分のエネルギーを取り出し、その後排熱によって、外部から供給された供給水H1を蒸気に変えることができ、また、燃料ガスF1の予熱ができるため、システムの排熱回収率を向上すると共に蒸気を工業用途等で活用することできる。
これらにより、高い信頼性をもつ高効率な発電システム1’を安価で実現できる。
1,1’ 発電システム
2 ガスタービン設備
3 圧縮機
4 燃焼器
5 タービン
6 発電機
7 圧力容器(容器)
8 燃料電池
9 セルスタック
10 水ポンプ
11〜17 第1配管〜第7配管
18 第8配管(供給手段)
19 排熱蒸気ボイラ
20 燃料予熱器
21 供給水予熱器
22,32 凝縮器(分離手段)
23 ドレンタンク
24 空気・燃料熱交換器
25 燃料電池放熱回収器(気化手段)
26 排ガス熱交換器
27 煙突
28 断熱材
29 燃料電池放熱回収器本体
30 蛇行孔
31 排燃料蒸気ボイラ
103 基体管
105 燃料電池セル
107 インターコネクタ
109 燃料極
111 固体電解質
113 空気極
115 リード膜
215 発電室
217 燃料ガス供給室
219 燃料ガス排出室
221 酸化性ガス供給室
223 酸化性ガス排出室
225a 上部管板
225b 下部管板
227a 上部断熱体
227b 下部断熱体
229a 上部ケーシング
229b 下部ケーシング
231a 燃料ガス供給孔
233a 酸化性ガス供給孔
F1 燃料ガス
F2 排燃料ガス
O1 酸化性ガス
O2 排酸化性ガス

Claims (6)

  1. 燃料ガスと酸化性ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料電池が収納される容器と、
    前記燃料電池から排出された排燃料ガスに含まれる蒸気を凝縮し、排燃料ガスと水に分離する分離手段と、
    前記容器内で前記水を前記燃料電池の放熱で水蒸気に気化させる気化手段と、
    前記気化手段で気化させた前記水蒸気を前記燃料電池に投入する前の前記燃料ガスに供給する供給手段と、
    を備えていることを特徴とする発電システム。
  2. 前記排燃料ガスを燃焼する燃焼器と、
    前記燃焼器から排出されるガスにより回転するタービンと、
    を備えるガスタービンをさらに備え、
    前記分離手段は前記タービンから排出される前記排燃料ガスから前記水を分離することを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
  3. 前記排燃料ガスを燃焼する燃焼器と、
    前記燃焼器から排出されるガスにより回転するタービンと、
    を備えるガスタービンをさらに備え、
    前記分離手段は前記燃焼器で燃焼前の前記排燃料ガスから前記水を分離することを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
  4. 前記分離手段は、外部から供給される水、空気及び前記燃料ガスのうち少なくとも一つとの熱交換により行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の発電システム。
  5. 前記気化手段が、容器内部に配置され、前記水が流れる流路を有する燃料電池放熱回収器を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の発電システム。
  6. 燃料ガスと酸化性ガスとを用いて発電を行う燃料電池から排出された排燃料ガスに含まれる水蒸気を凝縮し、排燃料ガスと水に分離する分離工程と、
    前記燃料電池が収納された容器内で、前記水を前記燃料電池の放熱で水蒸気に気化させる気化工程と、
    前記気化工程で気化させた前記水蒸気を前記燃料電池に投入する前の前記燃料ガスに供給する供給工程と、
    を含む発電方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018195377A (ja) * 2017-05-12 2018-12-06 三菱日立パワーシステムズ株式会社 燃料電池および複合発電システム

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