JP2015084161A - デジタルタコグラフ及び車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】インストゥルメンタルパネルの搭載スペースを有効に利用することができ、汎用性が高く、取り付けが容易で、かつ、運行データの回収が容易なデジタルタコグラフ及び車両を提供する。【解決手段】時刻とその時刻の車速と走行距離とを含む運行データを記録するデジタルタコグラフであって、車両のインストゥルメンタルパネル21に搭載される車載部2と、運行データを記録する記憶部を有し車載部2に着脱自在に設けられるモジュール部3と、を備え、車載部2は、インストゥルメンタルパネル21に設けられたスイッチパネル22のスイッチ挿入用穴23に取り付けられるものである。【選択図】図1
Description
本発明は、時刻とその時刻の車速と走行距離とを含む運行データを記録するデジタルタコグラフ及び車両に関するものである。
従来より、時刻とその時刻の車速、走行距離、エンジン回転数等の運行データを記録するタコグラフが知られている。タコグラフとしては、従来より、チャート紙に記録するアナログタコグラフが用いられている。アナログタコグラフは、1DINサイズ(DINはドイツ工業規格、幅180mm×高さ50mm)の大きさに形成されるのが通常である。
近年、上述のアナログタコグラフに替えて、運行データをメモリーカード等にデジタル形式で記録するデジタルタコグラフが用いられてきている。デジタルタコグラフは、チャート紙を挿入するための機構が不要なため技術的には小型化が可能であるが、アナログタコグラフとの取付互換性を確保すべく、アナログタコグラフと同様の1DINサイズに形成されるのが通常であった。
ところで、日本では、車両総重量が8t以上のトラックにおいては、タコグラフを搭載することが義務付けられているが、今後それ以外の車両に対しても、安全指導のための運行管理を目的としてタコグラフの搭載が必須となる可能性がある。そのため、架装機器などを取り付けるために準備されている貴重なDINスペースを、タコグラフのために使用しなければならなくなり、架装機器等の取り付けスペースが不足するおそれがある、という問題がある。架装機器としては、例えば、冷凍庫の温度管理のための操作スイッチや温度表示パネルが一体となった機器などが挙げられる。
なお、1DIN以下のサイズ(例えば幅100mm)のデジタルタコグラフも開発されているが、インストゥルメンタルパネルにデジタルタコグラフ専用の搭載スペースを確保することは容易ではなく、結果的にDINスペースに搭載することになっている。
また、従来のデジタルタコグラフでは、運行データの回収のためにSDカード等の記録メディアを使用する必要があり、運行データの回収に手間がかかるという問題もあった。
特許文献1では、車載器とタコグラフモジュールとからなる2分割構成のデジタルタコグラフについて記載されており、車載器をメータ部等に組み込むことが開示されている。
特許文献1のデジタルタコグラフでは、運行データを記録する記憶部を含むタコグラフモジュールを車載器に対して着脱可能に構成されているため、SDカード等の記録メディアを用いずとも、タコグラフモジュールを離脱させて持ち出すことが可能であり、運行データの回収が容易である。
しかしながら、特許文献1のデジタルタコグラフでは、インストゥルメンタルパネルのメータ部には多くの計器類が搭載されるために、適用する車両によってはメータ部に車載器を搭載できない場合も考えられ、汎用性が低いという問題がある。
特許文献1では、突起状となっているタコグラフモジュールが、交通事故等で衝突した時に乗員に危害を加えないように安全性を考慮すると、インストゥルメンタルパネルの側方からタコグラフモジュールを取り付けるしかなく、広い取り付けスペースを必要とする。そのため、タコグラフモジュールを取り付けるためのインストゥルメンタルパネルの構造の変更、すなわち、インストゥルメンタルパネルの加工が必須となり、取り付けに手間が掛かる、という問題もある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、インストゥルメンタルパネルの搭載スペースを有効に利用することができ、汎用性が高く、取り付けが容易で、かつ、運行データの回収が容易なデジタルタコグラフ及び車両を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、時刻とその時刻の車速と走行距離とを含む運行データを記録するデジタルタコグラフであって、車両のインストゥルメンタルパネルに搭載される車載部と、前記運行データを記録する記憶部を有し前記車載部に着脱自在に設けられるモジュール部と、を備え、前記車載部は、前記インストゥルメンタルパネルに設けられたスイッチパネルのスイッチ挿入用穴に取り付けられるデジタルタコグラフである。
また、本発明は、時刻とその時刻の車速と走行距離とを含む運行データを記録するデジタルタコグラフを備えた車両であって、前記デジタルタコグラフは、インストゥルメンタルパネルに搭載される車載部と、前記運行データを記録する記憶部を有し前記車載部に着脱自在に設けられるモジュール部と、を備え、前記車載部は、前記インストゥルメンタルパネルに設けられたスイッチパネルのスイッチ挿入用穴に取り付けられる車両である。
本発明によれば、インストゥルメンタルパネルの搭載スペースを有効に利用することができ、汎用性が高く、取り付けが容易で、かつ、運行データの回収が容易なデジタルタコグラフ及び車両を提供できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面にしたがって説明する。
図1(a)は、本実施形態に係るデジタルタコグラフの概略構成図、図1(b)はデジタルタコグラフを取り付けたインストゥルメンタルパネルの斜視図である。
また、図2(a)は図1のデジタルタコグラフの斜視図、図2(b)はその蓋部を開いたときの斜視図、図2(c)は、その上面図、図2(d)はその正面図、図2(e)はその蓋部を開いたときの正面図、図2(f)はその側面図、図2(g)はその背面図である。
図1および図2に示すように、デジタルタコグラフ1は、車両のインストゥルメンタルパネル21に搭載される車載部2と、運行データを記録する記憶部(図示せず)を有し車載部2に着脱自在に設けられるモジュール部3と、を備えている。
本実施形態に係るデジタルタコグラフ1では、車載部2は、車両のインストゥルメンタルパネル21に設けられたスイッチパネル22のスイッチ挿入用穴23に取り付けられる。
スイッチパネル22は、スイッチベースやスイッチベゼルとも呼ばれ、例えば、フォグランプのスイッチ、4輪駆動/2輪駆動の切替スイッチ、ワイパーのスイッチなどのスイッチ(インパネスイッチやプッシュスイッチとも呼ばれる)が取り付けられる部位である。
図1(c)では、一例として、車載部2をトラックのインストゥルメンタルパネル21に設けられたスイッチパネル22にデジタルタコグラフ1を取り付けた場合を示している。スイッチパネル22には多数のスイッチ挿入用穴23が設けられており、未使用のスイッチ挿入用穴23には、スイッチ挿入用穴23を塞ぐようにダミースイッチ(蓋)24が挿入されている。なお、図1(c)における符号25は、架装機器等が取り付けられるDINスペースである。
車載部2は、スイッチ挿入用穴23に取り付け可能な形状に形成されている。デジタルタコグラフ1は、車載部2にモジュール部3を装着した際に、全体として、スイッチ挿入用穴23に挿入される他のスイッチ26と略同じ形状となるように形成されている。スイッチ挿入用穴23のサイズについては、特に規格等がないためメーカーや車種等により異なるが、デジタルタコグラフ1(車載部2)は、適用する車両のメーカーや車種に応じて、スイッチ挿入用穴23に取り付け可能なサイズに形成される。このとき、モジュール部3を変更する必要はない。
以下、デジタルタコグラフ1の形状等について詳細に説明する。
デジタルタコグラフ1は、時刻とその時刻の車速および走行距離を含む運行データを記録するものである。本実施の形態では、時刻とその時刻の車速、走行距離等を車両のキーがオンされている間に継続して記録するとともに、後述する運行ボタン9が押された時刻を運行データとして記録するように構成した。なお、これに限らず、例えば、GPS(Global Positioning System)による位置情報、急加速・急減速の履歴など、他の運行データも記録するように構成してもよい。
車載部2の前面には、モジュール部3を挿入する挿入穴4が設けられており、その挿入穴4の底部にはコネクタ13が設けられている。
モジュール部3は、車載部2の挿入穴4に挿入され収容される本体部14と、車載部2の挿入穴4から露出するフロント部15と、を有している。本体部14の背面には、車載部2のコネクタ13に嵌合するコネクタ16が設けられている。モジュール部3を車載部2の挿入穴4に挿入すると、両コネクタ13,16が嵌合され、モジュール部3が車載部2に装着される。
フロント部15の前面(本体部14と反対側の面)には、パソコン等の外部装置に直接運行データを取り出す時に使用するケーブルを接続するためのUSBコネクタ5が備えられている。
また、フロント部15の前面には、データランプ6とアラームランプ7が設けられている。データランプ6は、記憶部に書き込み中に点灯するものであり、アラームランプ7は、故障等の異常が発生したときに点灯するものである。データランプ6とアラームランプ7は、例えば発光ダイオードからなる。
デジタルタコグラフ1では、USBコネクタ5に埃等のゴミが付着して不具合が発生することを抑制するために、フロント部15には、USBコネクタ5を覆うように、開閉自在な蓋部8が設けられている。本実施形態では、データランプ6とアラームランプ7を含むフロント部15の前面全体を覆うように、蓋部8を形成している。
蓋部8の前面には、運行ボタン9が設けられている。本実施形態に係るデジタルタコグラフ1は、運行ボタン9が押された時刻を運行データとして記録するように構成されており、業務の開始・終了時刻や運転手交代の時刻等を記録できるようになっている。
車載部2の背面には、図示しない通信ケーブルを接続するためのコネクタ12が設けられている。デジタルタコグラフ1は、通信ケーブルを介して車両のECU(電子制御ユニット)等と通信を行い、車速やエンジン回転数等の運行データを取得し、その取得した運行データを、モジュール部3に内蔵された記憶部に記録するように構成されている。ECUと通信を行って運行データを取得し記憶部に記録する制御部については、車載部2に搭載されていてもよいし、モジュール部3に搭載されていてもよい。
また、車載部2の上面および下面には、車載部2をスイッチ挿入用穴23に挿入した際にスイッチ挿入用穴23の周縁のスイッチパネル22に係止する係止爪10が設けられている。車載部2の前方の端部には、側方に突出するフランジ部11が形成されており、このフランジ部11と係止爪10との間にスイッチ挿入用穴23の周縁のスイッチパネル22を挟み込むようにして、車載部2がスイッチパネル22に固定される。
なお、本実施形態では、トラックのインストゥルメンタルパネル21にデジタルタコグラフ1を取り付けた場合を説明したが、トラック以外の車両にもデジタルタコグラフ1は取り付け可能である。
例えば、図3に示すように、一般的な乗用車では、インストゥルメンタルパネル21におけるハンドル31の右下の位置にスイッチパネル22が設けられていることが多いが、このスイッチパネル22にデジタルタコグラフ1を取り付けるとよい。
以上説明したように、本実施形態に係るデジタルタコグラフ1では、車両のインストゥルメンタルパネル21に搭載される車載部2と、運行データを記録する記憶部を有し車載部2に着脱自在に設けられるモジュール部3と、を備え、車載部2は、インストゥルメンタルパネル21に設けられたスイッチパネル22のスイッチ挿入用穴23に取り付けられている。
このように構成することで、車両の外部に運行データを持ち出す際に、メディアを経由せずにデジタルタコグラフ1の一部であるモジュール部3を離脱させて持ち出すことが可能となる。その結果、運行データの回収が容易になり、またメモリーカード等の運行データ持ち出し用のメディアを挿入する部分を省略することが可能になるため、構造をより簡略化し、低コスト化に寄与することも可能になる。
また、デジタルタコグラフ1では、車載部2をスイッチパネル22に取り付けているため、DINスペース25を使用することなく、空いているスイッチ用のスペースにデジタルタコグラフ1を搭載することが可能となり、インストゥルメンタルパネル21の搭載スペースを有効に利用することが可能になる。さらに、デジタルタコグラフ1は、スイッチ用のスペースさえ空いていれば容易に搭載が可能であるため、汎用性が高い。
さらにまた、デジタルタコグラフ1は、現状の車両のインストゥルメンタルパネル21の構造になんら変更を加えることなく取り付けが可能であり、従来のようにタコグラフを取り付けるためにインストゥルメンタルパネル21を加工する必要がなくなる。そのため、取り付けが非常に容易であり、取り付け時の作業コストを大幅に低減できる。
本実施形態に係る車両は、デジタルタコグラフ1をスイッチパネル22のスイッチ挿入用穴23に取り付けたものである。特に、架装機器などのDINスペースを使用する機器を多く搭載する車両において、本発明の効果は顕著である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、フロント部15の前面全体を覆うように蓋部8を形成したが、これに限らず、図4(a),(b)に示すデジタルタコグラフ41のように、フロント部15の一部を覆うように蓋部8を形成してもよい。デジタルタコグラフ41では、USBコネクタ5のみを覆うように蓋部8を形成している。このように構成することで、蓋部8を小型化することが可能になり、蓋部8への干渉による蓋部8の破損のおそれを低減することが可能になる。
1 デジタルタコグラフ
2 車載部
3 モジュール部
21 インストゥルメンタルパネル
22 スイッチパネル
23 スイッチ挿入用穴
2 車載部
3 モジュール部
21 インストゥルメンタルパネル
22 スイッチパネル
23 スイッチ挿入用穴
Claims (2)
- 時刻とその時刻の車速と走行距離とを含む運行データを記録するデジタルタコグラフであって、
車両のインストゥルメンタルパネルに搭載される車載部と、前記運行データを記録する記憶部を有し前記車載部に着脱自在に設けられるモジュール部と、を備え、
前記車載部は、前記インストゥルメンタルパネルに設けられたスイッチパネルのスイッチ挿入用穴に取り付けられる
ことを特徴とするデジタルタコグラフ。 - 時刻とその時刻の車速と走行距離とを含む運行データを記録するデジタルタコグラフを備えた車両であって、
前記デジタルタコグラフは、インストゥルメンタルパネルに搭載される車載部と、前記運行データを記録する記憶部を有し前記車載部に着脱自在に設けられるモジュール部と、を備え、
前記車載部は、前記インストゥルメンタルパネルに設けられたスイッチパネルのスイッチ挿入用穴に取り付けられる
ことを特徴とする車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013222252A JP2015084161A (ja) | 2013-10-25 | 2013-10-25 | デジタルタコグラフ及び車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013222252A JP2015084161A (ja) | 2013-10-25 | 2013-10-25 | デジタルタコグラフ及び車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015084161A true JP2015084161A (ja) | 2015-04-30 |
Family
ID=53047735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013222252A Pending JP2015084161A (ja) | 2013-10-25 | 2013-10-25 | デジタルタコグラフ及び車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015084161A (ja) |
-
2013
- 2013-10-25 JP JP2013222252A patent/JP2015084161A/ja active Pending
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