JP2015083966A - 検査装置 - Google Patents
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(1)X線検査装置10全体の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るX線検査装置の外観斜視図である。図1において、X線検査装置10は、食品等の商品Gの生産ライン(図4参照)に組み込まれて商品Gの品質検査を行う装置の1つであって、連続的に搬送されてくる商品Gに対してX線を照射することにより商品Gの良否判断を行う装置である。
図2は、X線検査装置のシールドボックスの内部構成図である。図1及び図2において、X線検査装置10は、シールドボックス11と、コンベア12と、X線照射器13と、X線ラインセンサ14と、タッチパネル機能付きのモニタ30(図1参照)と、制御コンピュータ20(図5参照)とから構成されている。
シールドボックス11の両側面には、商品Gをシールドボックス11の内外に搬入出させるための開口11aが形成されている。開口11aは、シールドボックス11の外部へのX線の漏洩を防止するために、遮蔽ノレン(図示せず)により塞がれている。この遮蔽ノレンは、鉛を含むゴムから成形されており、商品Gが開口11aを通過する際に商品Gによって押しのけられるようになっている。
コンベア12は、シールドボックス11内において商品Gを搬送するものであり、図1に示すように、シールドボックス11の両側面に形成された開口11aを貫通するように配置されている。そして、コンベア12は、コンベアモータ12a(図5参照)によって駆動される駆動ローラによって無端状のベルトを回転させながら、ベルト上に載置された商品Gを搬送する。
X線照射器13は、図2に示すように、コンベア12の上方に配置されており、下方のX線ラインセンサ14に向けて扇状の照射範囲XにX線を照射する。
図3は、X線検査の原理を示す模式図である。図3において、X線ラインセンサ14は、コンベア12の下方に配置されており、主として多数の画素センサ14aから構成されている。これらの画素センサ14aは、コンベア12による搬送方向に直交する向きに一直線に水平配置されている。また、各画素センサ14aは、商品Gやコンベア12を透過したX線を検出し、X線透視像信号を出力する。X線透視像信号は、X線の明るさ(濃度)を示すものである。
モニタ30は、フルドット表示の液晶ディスプレイであり、検査時に必要となる検査パラメータ等の入力をオペレータに促す画面を表示する。また、モニタ30は、タッチパネル機能も有しており、オペレータからの検査パラメータ等の入力を受け付ける。
図5は、制御コンピュータのブロック構成図である。図5において、制御コンピュータ20は、CPU(中央演算処理装置)21、ROM(リードオンリーメモリ)22、RAM(ランダムアクセスメモリ)23、HDD(ハードディスク)25および記憶メディア等を挿入するためのドライブ24を搭載している。
制御コンピュータ20のHDD25には、画像生成モジュール、領域特定モジュール、重量推定モジュール、重量診断モジュール、異物検査モジュールおよび総合診断モジュールを含む検査プログラムが格納されている。そして、制御コンピュータ20のCPU21は、これらのプログラムモジュールを読み出して実行することにより、画像生成部21a、領域判別部21b、重量推定部21c、重量診断部21d、異物検査部21eおよび総合診断部21f(図5参照)として動作する。
画像生成部21aは、X線ラインセンサ14から出力されるX線透視像信号に基づいて、商品GのX線透過画像を生成する。画像生成部21aは、商品Gが扇状のX線の照射範囲X(図2参照)を通過するときにX線ラインセンサ14の各画素センサ14aから出力されるX線透視像信号を細かい時間間隔で取得し、取得したX線透視像信号に基づいて商品GのX線透過画像を生成する。なお、商品Gが扇状のX線の照射範囲Xを通過するタイミングは、光電センサ15からの信号により判断される。すなわち、画像生成部21aは、X線ラインセンサ14の各画素センサ14aから得られるX線の明るさに関する細かい時間間隔毎のデータをマトリクス状に時系列につなぎ合わせることにより、商品Gを写すX線透過画像を生成する。
領域判別部21bは、画像生成部21aにより生成された商品Gを写すX線透過画像から、商品領域を判別する。
重量推定部21cは、領域判別部21bにより判別された商品領域に対して画像処理を施すことにより、商品Gの重量を推定する。当該重量推定処理は、X線透過画像P上においてはX線の照射方向に厚みのある物質ほど暗く写るという性質を利用し、以下の原理に基づいて行われる。
ここで、μは、X線のエネルギーと物質の種類とに応じて定まる線吸収係数である。式(1)を物質の厚さtについて解くと、以下の式(2)のようになる。
t=−1/μ×ln(I/I0) ・・・(2)
m=−αln(I/I0) ・・・(3)
重量診断部21dは、商品Gの内容物の重量が所定の範囲内に収まっているか否かをチェックする。そして、重量が当該範囲内に収まっている場合には、その商品Gを正常と診断し、当該範囲内に収まっていない場合には、その商品Gを重量異常と診断する。
異物検査部21eは、画像生成部21aにより生成された商品GのX線透過画像Pに対して2値化処理を施すことにより、商品Gに含まれる異物を検出する。より具体的には、商品GのX線透過画像P上に予め設定した閾値よりも暗く現れる領域が存在する場合には、その商品Gに異物が混入していると判断し、その商品Gを異常と判断する。
重量診断部21dも異物検査部21eも、商品Gを異常と判断すると、直ちにその旨を示す信号を総合診断部21fに送る。総合診断部21fは、重量診断部21dから当該信号を受け取ると、商品Gを不良品であると診断するとともに、直ちに異物検査部21eによる検査を終了させる。
背景技術でも述べたように、内容物と重なっている包材の重量は常に一定ではなく、推定した包材を含む商品全体の重量から、予め一定の重量を風袋として差し引くことはできないことがある。
(5−1)
X線検査装置10では、領域判別部21bは、内容物Nの領域Rnを判別し、その面積を求める。重量推定部21cは、内容物Nの領域Rnから内容物Nと包材Fとの合計重量を推定し、包材Fの単位面積当たりの重量gsと、内容物Nの領域の面積に基づいて、内容物Nの領域Rnにおける包材の重量gfcを演算し、合計重量から包材の重量gfcを減算することで、内容物Nの重量を演算する。それゆえ、商品の重量から単純に一定の包材の重量を差し引いて内容物の重量とするという方式が採用できない場合でも、精度よく内容物の重量を推定することができる。
X線検査装置10では、領域判別部21bがX線透過画像Pから包材Fのみの領域Rfを判別し、重量推定部21cが包材Fのみの領域Rfより包材Fの重量を推定する。このため、内容物を含む商品のX線透過画像からも包材の単位面積当たりの重量を推定することができるので、包材Fの重量、及び包材Fの面積が既知でなくても、包材の単位面積当たりの重量gsを求めることができ、ユーザーにとって使い勝手がよい。
X線検査装置10では、重量推定部21cが、内容物Nと包材Fとの合算されたX線透過画像から重量を推定する重量推定カーブCnを備えている。この重量推定カーブCnによって内容物Nと包材Fとの合算重量を推定するので、上記式(3)に基づいて内容物の重量を推定する場合と比べ、精度が良くなる。
(1)構成
図9は、本発明の第2実施形態に係るX線検査装置110の制御コンピュータ20のブロック構成図である。図9において、第2実施形態は第1実施形態の制御コンピュータ20の重量推定部21cが重量推定部121cに置換されている点で第1実施形態のX線検査装置10と相違している。
第2実施形態に係るX線検査装置110は、重量推定部121cが、包材Fの既知の重量から包材Fの単位面積当たりの重量を演算する。その結果、内容物Nの領域Rnの面積からその領域Rnの包材の重量gfcを求めることができるので、内容物Nの領域が一定でなくても内容物Nの重量を推定することができる。
(1)構成
図11は、本発明の第3実施形態に係るX線検査装置210の制御コンピュータ20のブロック構成図である。図11において、第3実施形態は第1実施形態の制御コンピュータ20の重量推定部21cが重量推定部221cに置換されている点で第1実施形態のX線検査装置10と相違している。
第3実施形態に係るX線検査装置210では、画像生成部21aが空の包材FのX線透過画像Pfoを作成する。そして、重量推定部221cがX線透過画像Pfoから包材Fの面積および重量を推定し、包材Fの単位面積当たりの重量を演算する。その結果、包材Fの面積および重量が既知でなくても、包材Fの単位面積当たりの重量を求めることができるので、ユーザーにとって使い勝手がよい。
(1)構成
図13は、本発明の第4実施形態に係るX線検査装置310の制御コンピュータ20のブロック構成図である。図13において、第4実施形態は第1実施形態の制御コンピュータ20の重量推定部21cが重量推定部321cに置換されている点で第1実施形態のX線検査装置10と相違している。
第4実施形態に係るX線検査装置310は、重量推定部321cが、重量推定カーブCfによって包材Fのみの重量を演算し、重量推定カーブCnによって内容物Nと包材Fとの合算重量を演算する。その結果、内容物Nと包材Fの合計重量と、包材Fのみの重量を精度良く推定できるため、内容物Nの重量をより精度良く推定することができる。
上記実施形態では、商品Gに対して照射されたX線をX線ラインセンサ14にて検出し、その検出されたX線からX線透過画像を取得して、X線透過画像の輝度から重量の推定を行っている。
上記実施形態の変形例を以下に示す。
上記実施形態では、内容物Nの例として、薄い板状物が複数積み重ねられた板海苔、湿布薬等をあげたが、内容物Nはこのようなものに限定されるものではなく、本X線検査装置10は、包材内に各種内容物を収容する商品に対して適用可能である。
上記実施形態では、板海苔、湿布薬等の薄い板状物を収納する包材F(プラスチック製等の袋状の包材)を例として挙げたが、包材はこれに限定されるものではない。ここでの包材は、内容物を収納するための資材を意味し、包装資材や梱包資材を広く含む。
13 X線照射器(照射部)
14 X線ラインセンサ(透過光線検出部)
21a 画像生成部(画像取得部)
21b 領域判別部
21c 重量推定部
121c 重量推定部
221c 重量推定部
321c 重量推定部
22 ROM(記憶部)
F 包材
G 商品(検査対象物)
N 内容物
Rf 包材のみの領域
Rn 内容物の領域
gs 包材の単位面積当たりの重量
gfc 包材の重量
Claims (6)
- 包材内に内容物を収納した商品に対して照射された光線を透過光線検出部にて検出し、その検出された光線から透過画像を取得し、前記透過画像の輝度に基づき前記商品または前記内容物の重量を推定する検査装置であって、
前記透過画像の輝度から重量を推定する重量推定部と、
前記内容物の領域を判別し、その面積を求める領域判別部と、
を備え、
前記重量推定部は、
前記内容物の領域から前記内容物と前記包材との合計重量を推定し、
前記包材の単位面積当たりの重量と、前記内容物の領域の面積とに基づいて、前記内容物の領域の包材の重量を演算し、
前記合計重量から前記包材の重量を減算することで、前記内容物の重量を演算する、
ことを特徴とする検査装置。 - 前記重量推定部は、前記包材の既知の重量から前記包材の単位面積当たりの重量の演算する、
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。 - 前記重量推定部は、前記透過画像から前記包材の重量推定し、前記包材の推定重量から前記包材の単位面積当たりの重量の演算する、
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。 - 前記領域判別部はさらに前記透過画像から前記包材のみの領域を判別し、
前記重量推定部は前記判別された包材のみの領域より前記包材の重量を推定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の検査装置。 - 前記重量推定部は、前記内容物と前記包材との合算された透過画像から重量を推定する合計重量推定カーブを含み、
前記合計重量推定カーブによって、前記内容物と前記包材の合算重量と前記包材のみの包材の重量とを推定する、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の検査装置。 - 前記重量推定部は、前記包材のみの重量を推定する包材の重量推定カーブを含む、
ことを特徴とする請求項3から請求項5に記載の検査装置。
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