JP2015083966A - 検査装置 - Google Patents

検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015083966A
JP2015083966A JP2014181777A JP2014181777A JP2015083966A JP 2015083966 A JP2015083966 A JP 2015083966A JP 2014181777 A JP2014181777 A JP 2014181777A JP 2014181777 A JP2014181777 A JP 2014181777A JP 2015083966 A JP2015083966 A JP 2015083966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
packaging material
area
region
contents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014181777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6346831B2 (ja
Inventor
一幸 杉本
Kazuyuki Sugimoto
一幸 杉本
株本 隆司
Takashi Kabumoto
隆司 株本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2014181777A priority Critical patent/JP6346831B2/ja
Publication of JP2015083966A publication Critical patent/JP2015083966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6346831B2 publication Critical patent/JP6346831B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】商品の重量から単純に包材の重量を差し引いて内容物の重量とするという方式が採用できない場合でも、精度よく内容物の重量を推定することができる検査装置を提供する。【解決手段】X線検査装置10では、領域判別部21bは、内容物Nの領域Rnを判別し、その面積を求める。重量推定部21cは、内容物Nの領域Rnから内容物Nと包材Fとの合計重量を推定し、包材Fの単位面積当たりの重量gsと、内容物Nの領域の面積に基づいて、内容物Nの領域Rnの包材の重量gfcを演算し、合計重量から包材の重量を減算することで、内容物の重量を演算する。【選択図】図7

Description

本発明は、検査対象物に対して照射された光線の透過画像に基づいて検査対象物の重量を推定する検査装置に関する。
近年、検査対象物に対して光線を照射し、その透過光線量に基づいて検査対象物の重量を推定(算出)する重量推定装置が用いられている。
例えば、特許文献1(特開2002−296022号公報)に記載の重量推定装置では、検査対象物のX線透過画像を取得し、X線透過画像の物質の厚さが大きいほど暗く写るという性質を利用して、そのX線透過画像に含まれる単位領域当たりの明るさに応じて、明るさが低ければ重量が重く、明るさが大きければ重量が軽いということから重量を推定する。
より具体的には、検査対象物に対してX線を照射し、その透過したX線を検出して透過X線量に基づいて単位透過領域ごとに検査対象物の重量を所定の式から算出し、算出された検査対象物の単位透過領域ごとの単位重量を透過X線の全透過領域にわたって積分して検査対象物の全体重量を算出している。
そして、検査対象物が包材で包装された商品の内容物である場合、包材を含む全体重量から予め一定の包材の重量を差し引くことによって、内容物の重量を推定することができる。
しかしながら、このような手法では、内容物や包材の種類や、包装状態等によっては、内容物の重量の推定が困難となる場合がある。
例えば包装された板海苔のような内容物の重量が軽い商品は、包材自体の重量と内容物の重量とが近いため、包材の重量を無視して内容物の重量を推定することは困難である。
そのため、X線透過画像からの重量推定をするにあたり、内容物と重なっている部分の包材の重量を差し引く必要があるが、板海苔などは多少ズレて重なっていることがあるため、内容物と重なっている包材の重量は常に一定ではない。
したがって、包材を含む商品全体の重量を推定し、そこから予め一定の重量を風袋として差し引くことはできないのである。
本発明の課題は、包材と内容物との重なりが一定でないため、商品の重量から単純に一定の包材の重量を差し引いて内容物の重量とするという方式が採用できない場合でも、精度よく内容物の重量を推定することができる検査装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る検査装置は、包材内に内容物を収納した商品に対して照射された光線を透過光線検出部にて検出し、その検出された光線から透過画像を取得し、該透過画像の輝度に基づき商品または内容物の重量を推定する検査装置であって、重量推定部と、領域判別部とを備えている。重量推定部は、透過画像の輝度から重量を推定する。領域判別部は、内容物の領域を判別し、その面積を求める。重量推定部は、内容物の領域から内容物と包材との合計重量を推定し、包材の単位面積当たりの重量と、内容物の領域の面積に基づいて、内容物の領域の包材の重量を演算し、合計重量から包材の重量を減算することで、内容物の重量を演算する。
この検査装置では、内容物の領域の包材の重量を求め、それを内容物の領域における内容物と包材との合計重量から差し引くので、内容物の領域が一定でないため、商品の重量から単純に一定の包材の重量を差し引いて内容物の重量とすることができない場合に有用である。
なお、ここでの包材は、内容物を収納するための資材を意味し、包装資材や梱包資材を広く含む。包材には、例えば、紙(ダンボールを含む)や、プラスチック等の材質で製造された、内容物を収納するための容器を含む。包材の形態は、特定の形態に限定されるものではなく、例えば、袋状、トレー状、箱状、筒状など各種形態を含む。
本発明の第2観点に係る検査装置は、第1観点に係る検査装置であって、重量推定部が、包材の既知の重量から包材の単位面積当たりの重量を演算する。
この検査装置では、包材の単位面積当たりの重量が分かれば、内容物の領域の面積からその領域の包材の重量を求めることができるので、内容物の領域が一定でなくても内容物の重量を推定することができる。
本発明の第3観点に係る検査装置は、第1観点に係る検査装置であって、重量推定部が、透過画像から包材の重量を推定し、包材の推定重量から包材の単位面積当たりの重量を演算する。
この検査装置では、透過画像から包材の重量を推定することができるので、包材の重量が既知でなくても、包材の単位面積当たりの重量を求めることができるので、ユーザーにとって使い勝手がよい。
本発明の第4観点に係る検査装置は、第3観点に係る検査装置であって、領域判別部が、さらに透過画像から包材のみの領域を判別する。重量推定部は、判別された包材のみの領域より包材の単位面積当たりの重量を推定する。
この検査装置では、内容物を含む商品の透過画像からも包材の単位面積当たりの重量を推定することができるので、包材の重量、及び包材の面積が既知でなくても、包材の単位面積当たりの重量を求めることができ、ユーザーにとってさらに使い勝手がよい。
本発明の第5観点に係る検査装置は、第3観点又は第4観点に係る検査装置であって、重量推定部が、内容物と包材との合算された透過画像から重量を推定する合計重量推定カーブを含んでいる。そして、重量推定部は、合計重量推定カーブによって、内容物と包材の合算重量と包材のみの包材の重量とを推定する。
この検査装置では、合計重量推定カーブによって内容物と包材の合算重量を推定するので、内容物と包材との合算重量を精度良く演算することができる。
本発明の第6観点に係る検査装置は、第3観点から第5観点に係る検査装置であって、重量推定部が、包材のみの重量を推定する包材重量推定カーブを含んでいる。
この検査装置では、包材重量推定カーブによって包材のみの重量を推定するので、包材の重量を精度良く演算することができるため、内容物の重量をさらに精度良く演算することができる。
本発明に係る検査装置では、内容物の領域の包材の重量を求め、それを内容物の領域における内容物と包材との合計重量から差し引くので、内容物の領域が一定でないため、商品の重量から単純に一定の包材の重量を差し引いて内容物の重量とすることができない場合に有用である。
本発明の第1実施形態に係るX線検査装置の外観斜視図。 X線検査装置のシールドボックスの内部構成図。 X線検査の原理を示す模式図。 X線検査装置の前後の工程構成図。 制御コンピュータのブロック構成図。 包材で包装された商品GのX線透過画像。 図6Aの画像を2値化して商品全体を抜き出した画像。 図6Aの画像を2値化して内容物を抜き出した画像。 包材だけの領域を表した画像。 内容物の領域における重量推定カーブ。 重量推定のフローチャート。 本発明の第2実施形態に係るX線検査装置の制御コンピュータのブロック構成図。 第2実施形態に係るX線検査装置における重量推定のフローチャート。 本発明の第3実施形態に係るX線検査装置の制御コンピュータのブロック構成図。 第3実施形態に係るX線検査装置における重量推定のフローチャート。 本発明の第4実施形態に係るX線検査装置の制御コンピュータのブロック構成図。 包材のみの領域の重量推定カーブ。 第4実施形態に係るX線検査装置における重量推定のフローチャート。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態>
(1)X線検査装置10全体の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るX線検査装置の外観斜視図である。図1において、X線検査装置10は、食品等の商品Gの生産ライン(図4参照)に組み込まれて商品Gの品質検査を行う装置の1つであって、連続的に搬送されてくる商品Gに対してX線を照射することにより商品Gの良否判断を行う装置である。
検査対象物である商品Gは、前段コンベア60によってX線検査装置10のところまで運ばれてくる。商品Gは、X線検査装置10において良品または不良品に分類される。このX線検査装置10での検査結果は、X線検査装置10の下流側に配置されている振分機構70に送られる。
振分機構70は、X線検査装置10において良品と判断された商品Gを、正常品を排出するコンベア80へと送り、X線検査装置10において不良品と判断された商品Gを、不良排出方向90、不良排出方向91へと振り分ける。
(2)詳細構成
図2は、X線検査装置のシールドボックスの内部構成図である。図1及び図2において、X線検査装置10は、シールドボックス11と、コンベア12と、X線照射器13と、X線ラインセンサ14と、タッチパネル機能付きのモニタ30(図1参照)と、制御コンピュータ20(図5参照)とから構成されている。
(2−1)シールドボックス11
シールドボックス11の両側面には、商品Gをシールドボックス11の内外に搬入出させるための開口11aが形成されている。開口11aは、シールドボックス11の外部へのX線の漏洩を防止するために、遮蔽ノレン(図示せず)により塞がれている。この遮蔽ノレンは、鉛を含むゴムから成形されており、商品Gが開口11aを通過する際に商品Gによって押しのけられるようになっている。
そして、シールドボックス11内には、コンベア12、X線照射器13、X線ラインセンサ14、制御コンピュータ20等が収容されている。また、シールドボックス11の正面上部には、モニタ30の他、キーの差し込み口および電源スイッチ等が配置されている。
(2−2)コンベア12
コンベア12は、シールドボックス11内において商品Gを搬送するものであり、図1に示すように、シールドボックス11の両側面に形成された開口11aを貫通するように配置されている。そして、コンベア12は、コンベアモータ12a(図5参照)によって駆動される駆動ローラによって無端状のベルトを回転させながら、ベルト上に載置された商品Gを搬送する。
コンベア12による搬送速度は、オペレータが入力した設定速度になるように、制御コンピュータ20によるコンベアモータ12aのインバータ制御によって細かく制御される。また、コンベアモータ12aには、コンベア12による搬送速度を検出して制御コンピュータ20に送るエンコーダ12b(図5参照)が装着されている。
(2−3)X線照射器13
X線照射器13は、図2に示すように、コンベア12の上方に配置されており、下方のX線ラインセンサ14に向けて扇状の照射範囲XにX線を照射する。
(2−4)X線ラインセンサ14
図3は、X線検査の原理を示す模式図である。図3において、X線ラインセンサ14は、コンベア12の下方に配置されており、主として多数の画素センサ14aから構成されている。これらの画素センサ14aは、コンベア12による搬送方向に直交する向きに一直線に水平配置されている。また、各画素センサ14aは、商品Gやコンベア12を透過したX線を検出し、X線透視像信号を出力する。X線透視像信号は、X線の明るさ(濃度)を示すものである。
(2−5)モニタ30
モニタ30は、フルドット表示の液晶ディスプレイであり、検査時に必要となる検査パラメータ等の入力をオペレータに促す画面を表示する。また、モニタ30は、タッチパネル機能も有しており、オペレータからの検査パラメータ等の入力を受け付ける。
(2−6)制御コンピュータ20
図5は、制御コンピュータのブロック構成図である。図5において、制御コンピュータ20は、CPU(中央演算処理装置)21、ROM(リードオンリーメモリ)22、RAM(ランダムアクセスメモリ)23、HDD(ハードディスク)25および記憶メディア等を挿入するためのドライブ24を搭載している。
CPU21では、ROM22やHDD25に格納されている各種プログラムが実行される。HDD25には、検査パラメータや検査結果が保存蓄積される。検査パラメータについては、モニタ30のタッチパネル機能を使ったオペレータからの入力によって設定及び変更が可能である。オペレータは、これらのデータがHDD25だけでなくドライブ24に挿入された記憶メディアにも保存蓄積されるように設定することができる。
さらに、制御コンピュータ20は、モニタ30でのデータ表示を制御する表示制御回路(図示せず)、モニタ30のタッチパネルを介してオペレータにより入力されたキー入力データを取り込むキー入力回路(図示せず)、プリンタ(図示せず)等の外部機器やLAN等のネットワークとの接続を可能にする通信ポート(図示せず)なども備えている。
そして、制御コンピュータ20の各部21〜25は、アドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。
また、制御コンピュータ20は、コンベアモータ12a、エンコーダ12b、光電センサ15、X線照射器13、X線ラインセンサ14等に接続されている。光電センサ15は、検体である商品Gが扇状のX線の照射範囲X(図2参照)を通過するタイミングを検知するための同期センサであり、主として、コンベア12を挟んで配置される一対の投光器および受光器から構成されている。
(3)CPU21の構成
制御コンピュータ20のHDD25には、画像生成モジュール、領域特定モジュール、重量推定モジュール、重量診断モジュール、異物検査モジュールおよび総合診断モジュールを含む検査プログラムが格納されている。そして、制御コンピュータ20のCPU21は、これらのプログラムモジュールを読み出して実行することにより、画像生成部21a、領域判別部21b、重量推定部21c、重量診断部21d、異物検査部21eおよび総合診断部21f(図5参照)として動作する。
(3−1)画像生成部21a
画像生成部21aは、X線ラインセンサ14から出力されるX線透視像信号に基づいて、商品GのX線透過画像を生成する。画像生成部21aは、商品Gが扇状のX線の照射範囲X(図2参照)を通過するときにX線ラインセンサ14の各画素センサ14aから出力されるX線透視像信号を細かい時間間隔で取得し、取得したX線透視像信号に基づいて商品GのX線透過画像を生成する。なお、商品Gが扇状のX線の照射範囲Xを通過するタイミングは、光電センサ15からの信号により判断される。すなわち、画像生成部21aは、X線ラインセンサ14の各画素センサ14aから得られるX線の明るさに関する細かい時間間隔毎のデータをマトリクス状に時系列につなぎ合わせることにより、商品Gを写すX線透過画像を生成する。
(3−2)領域判別部21b
領域判別部21bは、画像生成部21aにより生成された商品Gを写すX線透過画像から、商品領域を判別する。
(3−3)重量推定部21c
重量推定部21cは、領域判別部21bにより判別された商品領域に対して画像処理を施すことにより、商品Gの重量を推定する。当該重量推定処理は、X線透過画像P上においてはX線の照射方向に厚みのある物質ほど暗く写るという性質を利用し、以下の原理に基づいて行われる。
X線透過画像P上の厚さtの物質を写す画素の明るさIは、物質の存在しない領域に含まれる画素の明るさをI0とした場合、以下の式(1)によって表される。
I/I0=e-μt ・・・(1)
ここで、μは、X線のエネルギーと物質の種類とに応じて定まる線吸収係数である。式(1)を物質の厚さtについて解くと、以下の式(2)のようになる。
t=−1/μ×ln(I/I0) ・・・(2)
また、内容物の微小部位の重量は、当該微小部位の厚さに比例する。したがって、明るさIの画素の写す内容物の微小部位の重量mは、適当な定数αを用いて、以下の式(3)によって近似的に算出される。
m=−αln(I/I0) ・・・(3)
重量推定部21cは、商品Gを構成する全ての画素に対応する重量mを算出して足し合わせることにより、商品G全体の重量を推定する。
(3−4)重量診断部21d
重量診断部21dは、商品Gの内容物の重量が所定の範囲内に収まっているか否かをチェックする。そして、重量が当該範囲内に収まっている場合には、その商品Gを正常と診断し、当該範囲内に収まっていない場合には、その商品Gを重量異常と診断する。
なお、重量診断部21dによる処理は、重量推定部21cによる処理に遅れて並列に実行される。
(3−5)異物検査部21e
異物検査部21eは、画像生成部21aにより生成された商品GのX線透過画像Pに対して2値化処理を施すことにより、商品Gに含まれる異物を検出する。より具体的には、商品GのX線透過画像P上に予め設定した閾値よりも暗く現れる領域が存在する場合には、その商品Gに異物が混入していると判断し、その商品Gを異常と判断する。
(3−6)総合診断部21f
重量診断部21dも異物検査部21eも、商品Gを異常と判断すると、直ちにその旨を示す信号を総合診断部21fに送る。総合診断部21fは、重量診断部21dから当該信号を受け取ると、商品Gを不良品であると診断するとともに、直ちに異物検査部21eによる検査を終了させる。
また、異物検査部21eから当該信号を受け取った場合には、商品Gを不良品であると診断するとともに、直ちに重量診断部21dによる検査を終了させる。異物が検出されただけの商品Gであっても、重量異常が検出されただけの商品Gであっても出荷できないのであるから、他の検査結果にかかわらず当該商品Gを不良品と結論付けることができるからである。また、総合診断部21fは、重量診断部21dおよび異物検査部21eの両方から異常が検出されなかった旨を示す信号を受け取った場合には、商品Gを良品である診断する。そして、総合診断部21fは、診断結果を振分機構70へ送る。
(4)内容物の重量推定
背景技術でも述べたように、内容物と重なっている包材の重量は常に一定ではなく、推定した包材を含む商品全体の重量から、予め一定の重量を風袋として差し引くことはできないことがある。
そこで、本実施形態では、包材のみの領域を判別し、内容物と包材との合算重量に含まれる包材の重量を推定している。
図6Aは、包材Fで包装された商品GのX線透過画像である。図6Aにおいて、最も内側に濃く写る物体は、内容物Nであり、薄い板状物が複数積み重ねられており、揺すると拡散して投影面が拡大するような物であり、代表物としては板海苔、湿布薬等が挙げられる。
図6Bは、図6Aの画像を2値化処理して商品G全体の領域Rgを抜き出した画像である。また、図6Cは、図6Aの画像を2値化処理して内容物Nの領域Rnを抜き出した画像である。
図6Dは、包材Fのみの領域Rfを表した画像である。図6Dにおいて、包材Fのみの領域Rfは、画像処理によって図6Bの商品G全体の領域Rgから図6Cの内容物Nの領域Rnを抜き取ったものである。
図7は、内容物Nの領域Rnにおける重量推定カーブCnである。図7において、重量推定カーブCnは、X線透過画像Pの領域Rnにおける輝度(横軸)と、その輝度に対応する重量(縦軸)との関係に基づいて作成されている。
より具体的には、上記式(3)に基づいて単位領域(1画素)ごとの明るさについて理想カーブを作成した上で、商品Gの実重量と、理想カーブによって求められる各階調の推定重量を合計した合計推定重量とを比較して、合計推定重量が実重量に近くなるように調整したものである。なお、内容物Nの領域Rnの重量推定カーブは、ROM22に記憶されており、重量推定部21cが必要に応じて読み込む。
図8は、重量推定のフローチャートである。以下、図面を参照しながら重量推定方法について説明する。図5、図6A〜図6D、図7及び図8において、制御コンピュータ20は、ステップS1で画像生成部21aを介して、図6Aに示すような商品GのX線透過画像Pを作成し、ステップS2に進む。
次に制御コンピュータ20は、ステップS2で2値化処理によって、図6Bに示すような商品G全体の領域Rgを判別し、ステップS3に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS3で2値化処理によって、図6Cに示すような内容物Nの領域Rn(包材Fと内容物Nとが重なった領域)を判別し、ステップS4に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS4で図6Dに示すような包材Fのみの領域Rfを判別し、ステップS5に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS5で包材Fのみの領域Rfの面積を測定し、ステップS6に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS6で重量推定部21cを介して、包材Fのみの領域Rfの輝度から領域Rfにおける包材Fの重量を推定し、ステップS7に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS7で重量推定部21cを介して、領域Rfにおける包材の重量と領域Rfの面積からを包材Fの単位面積当たりの重量gsを演算し、ステップS8に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS8で内容物Nの領域Rnの面積を測定し、ステップS9に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS9で重量推定部21cを介して、内容物Nの領域Rnの面積に包材Fの単位面積当たりの重量を乗じて、内容物Nの領域Rnにおける包材の重量gfcを推定し、ステップS10に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS10で重量推定部21cを介して、ROM22から内容物Nの領域Rnの重量推定カーブCnを読み込み、ステップS11に進む。
さらに、制御コンピュータ20は、ステップS11で重量推定部21cを介して、重量推定カーブCnから、内容物Nの領域Rnの輝度に対応する重量、つまり、領域Rnにおける内容物Nと包材Fの重量を含んだ合計重量を推定し、ステップS12に進む。
そして、制御コンピュータ20は、ステップS12で、合計重量から包材の重量gfcを除くことによって内容物Nだけの重量を推定する。
以上のように、X線検査装置10は、包材Fのみの領域Rfを判別した後、包材Fの単位面積当たりの重量gsを推定するとともに、内容物Nの領域Rnの面積および包材Fの単位面積当たりの重量gsからその領域Rnに含まれる包材の重量gfcを推定する。そして、X線検査装置10は、内容物Nの領域Rnの輝度から領域Rnにおける内容物Nと包材Fとの合計重量を推定し、その合計重量から包材の重量gfcを除くことによって内容物Nだけの重量を求めることができる。
なお、上記の重量推定フローでは、制御コンピュータ20が、画像生成部21a、領域判別部21b、重量推定部21cそれぞれに指令を出している構成であるが、最終的に重量の推定を行う重量推定部21cが指令を出す構成であってもよい。
(5)特徴
(5−1)
X線検査装置10では、領域判別部21bは、内容物Nの領域Rnを判別し、その面積を求める。重量推定部21cは、内容物Nの領域Rnから内容物Nと包材Fとの合計重量を推定し、包材Fの単位面積当たりの重量gsと、内容物Nの領域の面積に基づいて、内容物Nの領域Rnにおける包材の重量gfcを演算し、合計重量から包材の重量gfcを減算することで、内容物Nの重量を演算する。それゆえ、商品の重量から単純に一定の包材の重量を差し引いて内容物の重量とするという方式が採用できない場合でも、精度よく内容物の重量を推定することができる。
(5−2)
X線検査装置10では、領域判別部21bがX線透過画像Pから包材Fのみの領域Rfを判別し、重量推定部21cが包材Fのみの領域Rfより包材Fの重量を推定する。このため、内容物を含む商品のX線透過画像からも包材の単位面積当たりの重量を推定することができるので、包材Fの重量、及び包材Fの面積が既知でなくても、包材の単位面積当たりの重量gsを求めることができ、ユーザーにとって使い勝手がよい。
(5−3)
X線検査装置10では、重量推定部21cが、内容物Nと包材Fとの合算されたX線透過画像から重量を推定する重量推定カーブCnを備えている。この重量推定カーブCnによって内容物Nと包材Fとの合算重量を推定するので、上記式(3)に基づいて内容物の重量を推定する場合と比べ、精度が良くなる。
<第2実施形態>
(1)構成
図9は、本発明の第2実施形態に係るX線検査装置110の制御コンピュータ20のブロック構成図である。図9において、第2実施形態は第1実施形態の制御コンピュータ20の重量推定部21cが重量推定部121cに置換されている点で第1実施形態のX線検査装置10と相違している。
図10は、第2実施形態に係るX線検査装置110における重量推定のフローチャートである。図10において、第2実施形態では、包材Fの面積および重量が予め測定されている。それゆえ、第1実施形態のような包材Fのみの領域Rgを判別して、包材Fの重量を推定する必要がない。
図6A、図6C、図9及び図10において、制御コンピュータ20は、ステップS21で画像生成部21aを介して、図6Aに示すような商品GのX線透過画像Pを作成し、ステップS22に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS22で2値化処理によって、図6Cに示すような内容物Nの領域Rn(包材Fと内容物Nとの重なり領域)を判別し、ステップS23に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS23で、予め記憶されている包材Fの重量および面積をROM22から読み込み、ステップS24に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS24で、包材Fの重量および面積からを包材Fの単位面積当たりの重量gsを演算し、ステップS25に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS25で内容物Nの領域Rnの面積を測定し、ステップS26に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS26で重量推定部121cを介して、内容物Nの領域Rnの面積に包材Fの単位面積当たりの重量を乗じて、内容物Nの領域Rnにおける包材の重量gfcを推定し、ステップS27に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS27で重量推定部121cを介して、ROM22から内容物Nの領域Rnの重量推定カーブCnを読み込み、ステップS28に進む。
さらに、制御コンピュータ20は、ステップS28で重量推定部121cを介して、重量推定カーブCnから、内容物Nの領域Rnの輝度に対応する重量、つまり、領域Rnにおける内容物Nと包材Fの重量を含んだ合計重量を推定し、ステップS29に進む。
そして、制御コンピュータ20は、ステップS29で、合計重量から包材の重量gfcを除くことによって内容物Nだけの重量を推定する。
(2)特徴
第2実施形態に係るX線検査装置110は、重量推定部121cが、包材Fの既知の重量から包材Fの単位面積当たりの重量を演算する。その結果、内容物Nの領域Rnの面積からその領域Rnの包材の重量gfcを求めることができるので、内容物Nの領域が一定でなくても内容物Nの重量を推定することができる。
<第3実施形態>
(1)構成
図11は、本発明の第3実施形態に係るX線検査装置210の制御コンピュータ20のブロック構成図である。図11において、第3実施形態は第1実施形態の制御コンピュータ20の重量推定部21cが重量推定部221cに置換されている点で第1実施形態のX線検査装置10と相違している。
図12は、第3実施形態に係るX線検査装置210における重量推定のフローチャートである。図12において、第3実施形態では、包材Fの単位面積当たりの重量gsは、商品G生産直前にX線検査装置210に空の包材Fを流して、包材FのX線透過画像Pfoの輝度から推定される包材Fの重量、及び面積に基づいて求められている。
図6A、図6C、図11及び図12において、制御コンピュータ20は、ステップS31で画像生成部21aを介して、空の包材FのX線透過画像Pfoを作成し、ステップS32に進む。
次に制御コンピュータ20は、ステップS32で包材Fの領域Rfoを判別し、ステップS33に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS33で重量推定部221cを介して、包材Fの領域Rfoの面積を推定し、ステップS34に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS34で重量推定部221cを介して、包材Fの重量を推定し、ステップS35に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS35で、包材Fの重量および面積からを包材Fの単位面積当たりの重量gsを演算し、ステップS36に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS36で画像生成部21aを介して、図6Aに示すような商品GのX線透過画像Pを作成し、ステップS37に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS37で2値化処理によって、図6Cに示すような内容物Nの領域Rn(包材Fと内容物Nとが重なった領域)を判別し、ステップS38に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS38で内容物Nの領域Rnの面積を測定し、ステップS39に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS39で重量推定部221cを介して、内容物Nの領域Rnの面積に包材Fの単位面積当たりの重量を乗じて、内容物Nの領域Rnにおける包材の重量gfcを演算し、ステップS40に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS40で重量推定部221cを介して、ROM22から内容物Nの領域Rnの重量推定カーブCnを読み込み、ステップS41に進む。
さらに、制御コンピュータ20は、ステップS41で重量推定部221cを介して、重量推定カーブCnから内容物Nの領域Rnの輝度に対応する重量、つまり、領域Rnにおける内容物Nと包材Fの重量を含んだ合計重量を推定し、ステップS42に進む。
そして、制御コンピュータ20は、ステップS42で、合計重量から包材の重量gfcを除くことによって内容物Nだけの重量を推定する。
(2)特徴
第3実施形態に係るX線検査装置210では、画像生成部21aが空の包材FのX線透過画像Pfoを作成する。そして、重量推定部221cがX線透過画像Pfoから包材Fの面積および重量を推定し、包材Fの単位面積当たりの重量を演算する。その結果、包材Fの面積および重量が既知でなくても、包材Fの単位面積当たりの重量を求めることができるので、ユーザーにとって使い勝手がよい。
<第4実施形態>
(1)構成
図13は、本発明の第4実施形態に係るX線検査装置310の制御コンピュータ20のブロック構成図である。図13において、第4実施形態は第1実施形態の制御コンピュータ20の重量推定部21cが重量推定部321cに置換されている点で第1実施形態のX線検査装置10と相違している。
図14は、包材Fのみの領域Rfの重量推定カーブCfである。図14において、重量推定カーブCfは、X線透過画像Pの領域Rfにおける輝度(横軸)と、その輝度に対応する重量(縦軸)との関係に基づいて作成されている。
より具体的には、上記式(3)に基づいて単位領域(1画素)ごとの明るさについて理想カーブを作成した上で、包材Fの実重量と、理想カーブによって求められる各階調の推定重量を合計した合計推定重量とを比較して、推定重量が実重量に近くなるように調整したものである。
第4実施形態では、包材Fの単位面積当たりの重量gsは、包材Fのみの領域Rfの輝度から包材Fのみの重量推定カーブCfを用いて算出する。なお、包材Fの領域Rfの重量推定カーブは、ROM22に記憶されており、重量推定部321cが必要に応じて読み込む。
図15は、第4実施形態に係るX線検査装置310における重量推定のフローチャートである。図6A〜図6D、図13、図14及び図15において、制御コンピュータ20は、ステップS51で画像生成部21aを介して、図6Aに示すような商品GのX線透過画像Pを作成し、ステップS52に進む。
次に制御コンピュータ20は、ステップS52で2値化処理によって、図6Bに示すような商品G全体の領域Rgを判別し、ステップS53に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS53で2値化処理によって、図6Cに示すような内容物Nの領域Rn(包材Fと内容物Nとが重なった領域)を判別し、ステップS54に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS54で図6Dに示すような包材Fのみの領域Rfを判別し、ステップS55に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS55で包材Fのみの領域Rfの面積を測定し、ステップS56に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS56で重量推定部321cを介して、ROM22から包材Fのみの重量推定カーブCfを読み込み、ステップS57に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS57で重量推定部321cを介して、重量推定カーブCfから領域Rfにおける包材の重量を演算し、ステップS58に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS58で重量推定部321cを介して、領域Rfにおける包材の重量と領域Rfの面積からを包材Fの単位面積当たりの重量gsを演算し、ステップS59に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS59で内容物Nの領域Rnの面積を測定し、ステップS60に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS60で重量推定部321cを介して、内容物Nの領域Rnの面積に包材Fの単位面積当たりの重量を乗じて、内容物Nの領域Rnにおける包材の重量gfcを演算し、ステップS61に進む。
また、制御コンピュータ20は、ステップS61で重量推定部321cを介して、ROM22から内容物Nの領域Rnの重量推定カーブCnを読み込み、ステップS62に進む。
さらに、制御コンピュータ20は、ステップS62で重量推定部321cを介して、重量推定カーブCnから、内容物Nの領域Rnの輝度に対応する重量、つまり、領域Rnにおける内容物Nと包材Fの重量を含んだ合計重量を推定し、ステップS63に進む。
そして、制御コンピュータ20は、ステップS63で、合計重量から包材の重量gfcを除くことによって内容物Nだけの重量を推定する。
(2)特徴
第4実施形態に係るX線検査装置310は、重量推定部321cが、重量推定カーブCfによって包材Fのみの重量を演算し、重量推定カーブCnによって内容物Nと包材Fとの合算重量を演算する。その結果、内容物Nと包材Fの合計重量と、包材Fのみの重量を精度良く推定できるため、内容物Nの重量をより精度良く推定することができる。
<他の実施形態>
上記実施形態では、商品Gに対して照射されたX線をX線ラインセンサ14にて検出し、その検出されたX線からX線透過画像を取得して、X線透過画像の輝度から重量の推定を行っている。
これに対し、他の実施形態に係る検査装置は、商品Gに対してLED等の光線照射部から近赤外線を照射し、ラインセンサカメラ等の光線検知部によって商品Gを透過した近赤外線を検出し、その検出された近赤外線から透過画像を取得して、透過画像の輝度から重量の推定を行う。使用される光線の種類が異なる(光線照射部および光線検知部が異なる)以外の点については、上記第1〜第4実施形態のいずれかと同様に構成される。本実施形態では、近赤外線が包材Fおよび内容物Nを透過可能な商品Gを検査対象とする。
本実施形態においても、上記第1〜第4実施形態と同様の特徴が得られる。
<変形例>
上記実施形態の変形例を以下に示す。
(1)変形例A
上記実施形態では、内容物Nの例として、薄い板状物が複数積み重ねられた板海苔、湿布薬等をあげたが、内容物Nはこのようなものに限定されるものではなく、本X線検査装置10は、包材内に各種内容物を収容する商品に対して適用可能である。
(2)変形例B
上記実施形態では、板海苔、湿布薬等の薄い板状物を収納する包材F(プラスチック製等の袋状の包材)を例として挙げたが、包材はこれに限定されるものではない。ここでの包材は、内容物を収納するための資材を意味し、包装資材や梱包資材を広く含む。
例えば、包材には、紙製(ダンボールを含む)、プラスチック製、プラスチックコーティングされた紙製等の、各種材質の容器を広く含む。また、包材の形態は、袋状に限定されるものではなく、トレー状、箱状、筒状など各種形態を含む。包材の具体例には、例えば、プラスチック製のトレー、蓋付きの耐熱プラスチック容器、紙製の菓子箱(例えば、キャラメル箱等)、ダンボール箱、コーティングされた紙製の蓋付きカップ等を含む。
また、X線が透過する包材が場所によらず概ね均質であれば、2種類以上の材質が用いられてもよい。例えば、具体的には、紙製のカップの上部がプラスチック製の蓋で覆われているような包材が用いられる場合であっても、X線が透過する位置によらず、カップの底の厚みや蓋の厚みが概ね一様であれば、本X線検査装置10を適用可能である。例えば、具体的には、第1実施形態の構成であれば、ステップS6で、領域Rfについて紙製のカップとプラスチック製の蓋との合計重量を演算し、これを基に、ステップS7で包材の単位面積当たりの重量が演算されればよい。
本発明のX線検査装置は、X線透過画像に含まれる領域における明るさから重量を推定するX線重量推定装置に対して広く適用可能である。
10 X線検査装置(検査装置)
13 X線照射器(照射部)
14 X線ラインセンサ(透過光線検出部)
21a 画像生成部(画像取得部)
21b 領域判別部
21c 重量推定部
121c 重量推定部
221c 重量推定部
321c 重量推定部
22 ROM(記憶部)
F 包材
G 商品(検査対象物)
N 内容物
Rf 包材のみの領域
Rn 内容物の領域
gs 包材の単位面積当たりの重量
gfc 包材の重量
特開2002−296022号公報

Claims (6)

  1. 包材内に内容物を収納した商品に対して照射された光線を透過光線検出部にて検出し、その検出された光線から透過画像を取得し、前記透過画像の輝度に基づき前記商品または前記内容物の重量を推定する検査装置であって、
    前記透過画像の輝度から重量を推定する重量推定部と、
    前記内容物の領域を判別し、その面積を求める領域判別部と、
    を備え、
    前記重量推定部は、
    前記内容物の領域から前記内容物と前記包材との合計重量を推定し、
    前記包材の単位面積当たりの重量と、前記内容物の領域の面積とに基づいて、前記内容物の領域の包材の重量を演算し、
    前記合計重量から前記包材の重量を減算することで、前記内容物の重量を演算する、
    ことを特徴とする検査装置。
  2. 前記重量推定部は、前記包材の既知の重量から前記包材の単位面積当たりの重量の演算する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記重量推定部は、前記透過画像から前記包材の重量推定し、前記包材の推定重量から前記包材の単位面積当たりの重量の演算する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  4. 前記領域判別部はさらに前記透過画像から前記包材のみの領域を判別し、
    前記重量推定部は前記判別された包材のみの領域より前記包材の重量を推定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記重量推定部は、前記内容物と前記包材との合算された透過画像から重量を推定する合計重量推定カーブを含み、
    前記合計重量推定カーブによって、前記内容物と前記包材の合算重量と前記包材のみの包材の重量とを推定する、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記重量推定部は、前記包材のみの重量を推定する包材の重量推定カーブを含む、
    ことを特徴とする請求項3から請求項5に記載の検査装置。
JP2014181777A 2013-09-20 2014-09-05 検査装置 Expired - Fee Related JP6346831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014181777A JP6346831B2 (ja) 2013-09-20 2014-09-05 検査装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195881 2013-09-20
JP2013195881 2013-09-20
JP2014181777A JP6346831B2 (ja) 2013-09-20 2014-09-05 検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015083966A true JP2015083966A (ja) 2015-04-30
JP6346831B2 JP6346831B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=53047627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014181777A Expired - Fee Related JP6346831B2 (ja) 2013-09-20 2014-09-05 検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6346831B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020051799A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 アンリツインフィビス株式会社 X線検査装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5585603A (en) * 1993-12-23 1996-12-17 Design Systems, Inc. Method and system for weighing objects using X-rays
JP2006300887A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Anritsu Sanki System Co Ltd X線検査装置
WO2008096787A1 (ja) * 2007-02-08 2008-08-14 Ishida Co., Ltd. 重量検査装置およびこれを備えた重量検査システム
JP2013019688A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Anritsu Sanki System Co Ltd X線質量測定装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5585603A (en) * 1993-12-23 1996-12-17 Design Systems, Inc. Method and system for weighing objects using X-rays
JP2006300887A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Anritsu Sanki System Co Ltd X線検査装置
WO2008096787A1 (ja) * 2007-02-08 2008-08-14 Ishida Co., Ltd. 重量検査装置およびこれを備えた重量検査システム
JP2013019688A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Anritsu Sanki System Co Ltd X線質量測定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020051799A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 アンリツインフィビス株式会社 X線検査装置
JP7065743B2 (ja) 2018-09-25 2022-05-12 アンリツ株式会社 X線検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6346831B2 (ja) 2018-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5297206B2 (ja) 重量検査装置およびこれを備えた重量検査システム
KR20170127565A (ko) 검사 장치
JP6466671B2 (ja) 検査装置
AU776455B2 (en) Radiation inspection apparatus and radiation inspection method
JP2007183200A (ja) X線検査装置及び物品検査装置
JP6346831B2 (ja) 検査装置
JP5829087B2 (ja) X線検査装置
JP2013064637A (ja) 重量推定装置
KR20020081074A (ko) 방사선 검사장치 및 방사선 검사방법
JP6110512B2 (ja) 近赤外線検査装置
JP2015137858A (ja) 検査装置
JP5337086B2 (ja) X線検査装置
JP2009080030A (ja) X線検査装置
JP2009080031A (ja) X線検査装置
JP2010038629A (ja) X線検査装置
JP6224434B2 (ja) X線検査装置
JP2006300889A (ja) 物品検査システム
JP4170366B2 (ja) X線検査装置
JP5875878B2 (ja) 密度算出装置
JP6941851B2 (ja) 質量推定装置
JPWO2017159855A1 (ja) X線検査装置
WO2017159856A1 (ja) X線検査装置
JP2008175691A (ja) X線検査装置および検査方法
JP4081054B2 (ja) X線検査装置
JP2018151279A (ja) X線検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170904

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180516

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6346831

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees