JP2015082958A - ガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構成により部分放電検出用のアンテナと吸着剤ケースを金属容器の開口部に一括して配置することが可能であると共に、アンテナに誘起される電界が緩和されたガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置を提供すること。
【解決手段】金属容器1内に通電部である導体3が収納され、金属容器1の側面に設けられた開口部4が蓋板6で閉塞され、開口部4内における蓋板6には吸着剤10を収納する円筒形状の吸着剤ケース11が取り付けられると共に、吸着剤ケース11の蓋板6への取り付け面と反対側の面である底面11aが導体3に対向して配置されたガス絶縁開閉装置に対し、開口部4内で蓋板6に取り付けられ、吸着剤ケース11に寄り添うように配置されて傾斜すると共に、先端部が底面11aよりも蓋板6側に配置されるロッド状のアンテナ7を備えた部分放電検出装置を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】金属容器1内に通電部である導体3が収納され、金属容器1の側面に設けられた開口部4が蓋板6で閉塞され、開口部4内における蓋板6には吸着剤10を収納する円筒形状の吸着剤ケース11が取り付けられると共に、吸着剤ケース11の蓋板6への取り付け面と反対側の面である底面11aが導体3に対向して配置されたガス絶縁開閉装置に対し、開口部4内で蓋板6に取り付けられ、吸着剤ケース11に寄り添うように配置されて傾斜すると共に、先端部が底面11aよりも蓋板6側に配置されるロッド状のアンテナ7を備えた部分放電検出装置を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置に関する。
ガス絶縁開閉装置では、通電部である高電圧導体を金属容器内に収納し、さらに絶縁性ガスを封入することで、高電圧導体と金属容器との間を絶縁している。しかしながら、金属容器内で何らかの原因により部分放電が発生すると、絶縁破壊に至る可能性がある。そのため、部分放電を検出し、絶縁破壊を未然に防止することが重要である。
従来の部分放電検出装置は、金属容器の開口部を塞ぐように開口部に気密に固定されたフランジの金属容器側に円盤状の絶縁物と金属電極とを重ねて固定して容量型アンテナを構成し、この容量型アンテナにより金属容器内で発生した部分放電による電磁波を検出している(例えば、特許文献1参照)。
また、絶縁性ガス中に含まれる水分濃度が高くなると、絶縁性能の劣化につながるので、通常、ガス絶縁開閉装置の金属容器内には、水分を吸着する吸着剤を含む吸着剤ケースが設置される。
例えば、特許文献2では、高電圧導体の電圧検出装置が設けられたガス絶縁電気機器において、金属容器に設けられた開口部に検圧用電極と吸着剤ケースを同心円状に配置し、これらの双方を開口部の蓋板に取り付けた構成が記載されている。また、検圧用電極よりも高電圧導体寄りに吸着剤ケースと同電位のシールドが配置された構成も記載されている。このシールドは、高電圧導体によってもたらされる電界の緩和に用いられる。
通常、部分放電を検出するためのアンテナは、金属容器に設けられた開口部に単独で設置され、その形状は円盤状とされている(特許文献1)。
一方、ガス絶縁開閉装置の金属容器内に吸着剤ケースを配置する際には、配置の経済性を考慮して、吸着剤ケースを部分放電検出装置のアンテナと共に開口部に設置することが考えられる。
しかしながら、円盤状のアンテナと吸着剤ケースを開口部に設置しようとした場合、開口部の寸法の制約から、アンテナと吸着剤ケースの一括した設置が困難となることも想定される。
これに関連して、特許文献2では、部分放電検出装置とは異なる電圧検出装置を備えたガス絶縁電気機器において、金属容器に設けられた開口部に検圧用電極と吸着剤ケースを同心円状に配置している。
すなわち、特許文献2では、開口部に検圧用電極と吸着剤ケースを効率よく配置するために、吸着剤ケースの底面が円環状を成すように構成して、吸着剤ケースの中心部に空間部を設け、この空間部を貫通する支持導体によって検圧用電極を支持し、あるいは、この空間部内に配置された検圧用電極を支持導体によって支持している。
しかしながら、特許文献2に記載の従来の技術では、吸着剤ケースの形状が複雑になって経済性に欠けるという問題点があった。また、検圧用電極に対する電界緩和のため、検圧用電極の周囲を覆うようにシールドを配置した場合は、さらに経済性に欠けるという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、簡素な構成により部分放電検出用のアンテナと吸着剤ケースを金属容器の開口部に一括して配置することが可能であると共に、アンテナに誘起される電界が緩和されたガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置は、円筒状の金属容器内に通電部である導体が収納され、前記金属容器の側面に設けられた開口部または前記金属容器の端部が蓋板で閉塞され、前記開口部内または前記端部内における前記蓋板には吸着剤を収納する円筒形状の吸着剤ケースが取り付けられると共に、前記吸着剤ケースの前記蓋板への取り付け面と反対側の面が前記導体に対向して配置されたガス絶縁開閉装置内に発生した部分放電を検出するガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置であって、前記開口部内または前記端部内で前記蓋板に取り付けられ、前記吸着剤ケースに寄り添うように配置され、前記蓋板に垂直な軸に対して傾斜すると共に、先端部が前記反対側の面よりも前記蓋板側に配置されるロッド状のアンテナを備えることを特徴とする。
この発明によれば、簡素な構成により部分放電検出用のアンテナと吸着剤ケースを金属容器の開口部に一括して配置することが可能であると共に、アンテナに誘起される電界が緩和されたガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置を提供することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す縦断面図、図2は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す横断面図、図3は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す平面図である。以下、図1から図3を参照して、部分放電検出装置を含むガス絶縁開閉装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す縦断面図、図2は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す横断面図、図3は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す平面図である。以下、図1から図3を参照して、部分放電検出装置を含むガス絶縁開閉装置の構成について説明する。
金属容器1は、接地された円筒状の容器である。金属容器1内には、通電部である導体3が収納され、導体3には高電圧が印加される。また、金属容器1内には、例えばSF6ガスである絶縁性ガス2が密閉充填されている。導体3は、金属容器1の軸に沿って配置されている。
金属容器1の主胴部分には開口部4が設けられている。すなわち、開口部4は、主胴部分の側面から径方向に引き出された円筒状の枝管である。開口部4は、蓋板6によって閉塞されている。蓋板6は、円形の金属板から成り、開口部4の端部に形成されたフランジ部に締結部材5によって締結され固定されている。締結部材5は、例えばボルトおよびナットである。
金属容器1内における蓋板6には、吸着剤10を収納する吸着剤ケース11が取り付けられている。吸着剤10は、絶縁性ガス2中に含まれる水分を吸着するものが主であるが、絶縁性ガス2の分解ガスを吸着する吸着剤を含むものであってもよい。吸着剤ケース11は、例えば円筒状の金属容器から成り、内部にガスを通すための複数の小さな穴が設けられている。吸着剤ケース11の蓋板6側の取り付け面の端部は、例えばボルトである締結部材12によって蓋板6に締結され固定されている。
吸着剤ケース11の蓋板6への取り付け面と反対側の面である底面11aは、金属容器1内における蓋板6の表面と平行であり、導体3に対向して配置されている。また、吸着剤ケース11の側面11bと底面11aとの接続箇所は丸みを帯びた形状とされ、当該接続箇所での電界が緩和されるように構成されている。吸着剤ケース11は、例えば開口部4の内面までの距離が周方向に均等となるように、蓋板6の中央部に配置されている。
以上は、ガス絶縁開閉装置本体および吸着剤10を収納する吸着剤ケース11の構成である。次に、部分放電検出装置の構成について説明する。
アンテナ7は、金属容器1内に発生した部分放電を検出するためのものであり、吸着剤ケース11と共に蓋板6に取り付けられて開口部4内に収納されている。アンテナ7は、蓋板6を貫通するようにして設けられた密封端子8に接続されて支持されている。密封端子8は、金属容器1外に引き出される信号検出リード9に接続されている。アンテナ7で検出された部分放電の電気信号は密封端子8を介して導出され、信号検出リード9により伝達される。信号検出リード9には、部分放電の発生の有無を判定する信号処理部(図示せず)が接続される。
アンテナ7は、例えばロッド状のアンテナである。図示例では、アンテナ7は、例えば長尺板状である。アンテナ7は、吸着剤ケース11の側面11bに寄り添うように配置されている。
また、アンテナ7の先端部は、底面11aよりも蓋板6側に配置されている。換言すれば、アンテナ7は、底面11aよりも導体3から離れるように配置されている。アンテナ7は蓋板6に垂直な軸に対して傾斜しており、アンテナ7の長さおよび傾斜角度は、アンテナ7の先端部が底面11aよりも蓋板6側に配置されるように調整されている。
以上のように、本実施の形態では、吸着剤ケース11の形状を例えば円筒形状とし、アンテナ7の形状をロッド状としている。また、本実施の形態では、吸着剤ケース11の底面11aが導体3に対向するように吸着剤ケース11を配置し、アンテナ7を吸着剤ケース11に寄り添うように配置すると共に、アンテナ7の先端部が底面11aよりも蓋板6側に配置されるようにしている。このような構成によれば、簡素な構成で吸着剤ケース11とアンテナ7を一括して開口部4内に収納することが可能となると共に、導体3の通電に起因してアンテナ7に誘起される電界を吸着剤ケース11の底面11aにより緩和することができる。
これに対し、特許文献2では、部分放電検出装置とは異なる電圧検出装置を備えたガス絶縁電気機器において、吸着剤ケースの底面が円環状を成すように吸着剤ケースを構成し、吸着剤ケースの中心部に設けられた空間部を利用して検圧用電極を配置するようにしているので、構成が複雑になり、経済性に欠ける。また、検圧用電極に対する電界緩和のため、検圧用電極の周囲を覆うようにシールドを配置した場合は、さらに経済性に欠ける。さらに、特許文献2の第1図のように、吸着剤ケースの中心部に設けられた空間部内に検圧用電極を配置する場合には、開口部の内径の制約から円盤状の検圧用電極の半径が制限され、よって静電容量も制限され、検出性能も低くなる可能性がある。
また、本実施の形態では、アンテナ7を傾斜させることで、アンテナ7の先端部を底面11aよりも蓋板6側に配置するようにしているので、アンテナ7を傾斜させない場合に比べてアンテナ7の長さを長くすることができ、部分放電検出の感度を向上させることができる。
また、吸着剤ケース11は、導体3側の端部が角のない丸みを帯びた形状としているので、吸着剤ケース11にシールドを設けて電界を緩和する必要がなく、構成がより簡素化される。
また、本実施の形態では、密封端子8を取り付けるための穴を前もって蓋板6に加工しておくことで、既に吸着剤ケ−ス11のみが設置されて運用開始されたガス絶縁開閉装置に対しても、後から部分放電検出装置の追設の必要が生じた場合、アンテナ7のみを容易に設置することができる。
なお、本実施の形態では、吸着剤ケース11の形状を例えば円筒形状としたが、これ以外でもよく、例えば、長円筒状、四隅が丸みを帯びた四角筒状等の製作が容易な単純な形状のものであればよい。なお、この場合も、吸着剤ケース11の側面11bと底面11aとの接続箇所を、丸みを帯びた形状とすることが好ましい。
実施の形態2.
図4は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す縦断面図である。なお、図4では、図1〜図3と同一の構成要素には同一の符号を付している。実施の形態1では、アンテナ7と吸着剤ケース11を金属容器1の側面に設けられた開口部4内に一括設置したが、本実施の形態では、金属容器1の一端部内に一括設置するようにしたものである。
図4は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す縦断面図である。なお、図4では、図1〜図3と同一の構成要素には同一の符号を付している。実施の形態1では、アンテナ7と吸着剤ケース11を金属容器1の側面に設けられた開口部4内に一括設置したが、本実施の形態では、金属容器1の一端部内に一括設置するようにしたものである。
図4に示すように、金属容器1は、接地された円筒状の容器である。金属容器1の主胴部分には開口部4が設けられ、開口部4には別の金属容器20が連結されている。金属容器1,20内には、通電部である導体3が収納され、導体3には高電圧が印加される。また、金属容器1,20内には、例えばSF6ガスである絶縁性ガス2が密閉充填されている。導体3は、金属容器1,20の軸に沿って配置されており、L字型を成している。
金属容器1の軸方向の一端部である端部1aは、蓋板6によって閉塞されている。蓋板6は、円形の金属板から成り、端部1aに形成されたフランジ部に締結部材5によって締結され固定されている。
金属容器1内における蓋板6には、吸着剤10を収納する吸着剤ケース11が取り付けられている。吸着剤ケース11は、例えば円筒状の金属容器から成る。吸着剤ケース11は締結部材12によって蓋板6に締結され固定されている。
吸着剤ケース11の蓋板6への取り付け面と反対側の面である底面11aは、金属容器1内における蓋板6の表面と平行であり、導体3に対向して配置されている。また、吸着剤ケース11の側面11bと底面11aとの接続箇所は丸みを帯びた形状とされ、当該接続箇所での電界が緩和されるように構成されている。
アンテナ7は、吸着剤ケース11と共に蓋板6に取り付けられて端部1a内に収納されている。アンテナ7は、蓋板6を貫通するようにして設けられた密封端子8に接続されて支持されている。密封端子8は、金属容器1外に引き出される信号検出リード9に接続されている。
アンテナ7は、例えばロッド状のアンテナである。アンテナ7は、吸着剤ケース11の側面11bに寄り添うように配置されている。また、アンテナ7の先端部は、底面11aよりも蓋板6側に配置されている。アンテナ7は蓋板6に垂直な軸に対して傾斜している。
このように構成することにより、金属容器1に開口部4が設けられていない場合、あるいは、図4のように金属容器1に開口部4が設けられていたとしても、吸着剤ケース11とアンテナ7の設置に利用できるものがない場合でも、端部1aに吸着剤ケース11とアンテナ7を一括して配置することができる。従って、金属容器1に吸着剤ケース11およびアンテナ7を設置するために別途、開口部4を設ける必要がないので、経済性の向上が見込まれる。
また、金属容器1が開口部4を有する場合でも、アンテナ7と吸着剤ケース11を一括して設置する場所の自由度が増すという設計上の効果がある。本実施の形態のその他の構成および作用効果は、実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
図5は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す縦断面図、図6は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す平面図である。なお、図5および図6では、図1〜図3と同一の構成要素には同一の符号を付している。実施の形態1では、一個の吸着剤ケース11でアンテナ7の電界を緩和するようにしたが、本実施の形態では、二個の吸着剤ケース11でアンテナ7の電界を緩和するようにしたものである。
図5は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す縦断面図、図6は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置の構成を示す平面図である。なお、図5および図6では、図1〜図3と同一の構成要素には同一の符号を付している。実施の形態1では、一個の吸着剤ケース11でアンテナ7の電界を緩和するようにしたが、本実施の形態では、二個の吸着剤ケース11でアンテナ7の電界を緩和するようにしたものである。
図5および図6に示すように、開口部4内における蓋板6には、二個の吸着剤ケース11が固定されている。二個の吸着剤ケース11には、それぞれ吸着剤10が収納されている。二個の吸着剤ケース11は、それぞれ例えば円筒状の金属容器から成り、互いに大きさが等しい。
各吸着剤ケース11の蓋板6への取り付け面と反対側の面である底面11aは、金属容器1内における蓋板6の表面と平行であり、導体3に対向して配置されている。また、各吸着剤ケース11では、各吸着剤ケース11の側面11bと底面11aとの接続箇所は丸みを帯びた形状とされ、当該接続箇所での電界が緩和されるように構成されている。また、底面11aの蓋板6からの高さは、二個の吸着剤ケース11で互いに等しい。二個の吸着剤ケース11の中心は、平面視で直径上に配置されている。二個の吸着剤ケース11は、開口部4に対して対称に配置されている。
アンテナ7は、吸着剤ケース11と共に蓋板6に取り付けられて開口部4内に収納されている。アンテナ7は、蓋板6を貫通するようにして設けられた密封端子8に接続されて支持されている。密封端子8は、金属容器1外に引き出される信号検出リード9に接続されている。
アンテナ7は、例えばロッド状のアンテナである。アンテナ7は、二個の吸着剤ケース11の側面11bにそれぞれ寄り添うように配置されている。すなわち、アンテナ7の先端部は、平面視で二個の吸着剤ケース11の間に配置される。また、アンテナ7の先端部は、二つの底面11aよりも蓋板6側に配置されている。アンテナ7は蓋板6に垂直な軸に対して傾斜している。
本実施の形態によれば、開口部4内に二個の吸着剤ケース11を設ける設計がなされていた場合でも、実施の形態1と同様の構成を適用することで同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、開口部4内に二個の吸着剤ケース11が設けられる場合について説明したが、三個以上の吸着剤ケース11が設けられる場合についても同様である。
一般に、複数個の吸着剤ケース11が設けられる場合は、平面視で複数個の吸着剤ケース11の間にアンテナ7の先端部が配置され、アンテナ7の先端部が複数個の底面11aよりも蓋板6側に配置されるようにアンテナ7を傾斜させればよい。具体的には、複数個の吸着剤ケース11を平面視で開口部4に対して対称に配置し、アンテナ7の先端部が開口部4の中心に位置するように構成することが好ましい。
本実施の形態のその他の構成および作用効果は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態と実施の形態2を組み合わせることもできる。
本発明は、ガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置として有用である。
1,20 金属容器、1a 端部、2 絶縁性ガス、3 導体、4 開口部、5,12 締結部材、6 蓋板、7 アンテナ、8 密封端子、9 信号検出リード、10 吸着剤、11 吸着剤ケース、11a 底面、11b 側面。
Claims (5)
- 円筒状の金属容器内に通電部である導体が収納され、前記金属容器の側面に設けられた開口部または前記金属容器の端部が蓋板で閉塞され、前記開口部内または前記端部内における前記蓋板には吸着剤を収納する円筒形状の吸着剤ケースが取り付けられると共に、前記吸着剤ケースの前記蓋板への取り付け面と反対側の面が前記導体に対向して配置されたガス絶縁開閉装置内に発生した部分放電を検出するガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置であって、
前記開口部内または前記端部内で前記蓋板に取り付けられ、前記吸着剤ケースに寄り添うように配置され、前記蓋板に垂直な軸に対して傾斜すると共に、先端部が前記反対側の面よりも前記蓋板側に配置されるロッド状のアンテナを備えることを特徴とするガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置。 - 前記吸着剤ケースは、前記反対側の面と前記吸着剤ケースの側面との接続箇所が丸みを帯びた形状であることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置。
- 前記アンテナは、前記蓋板を貫通するようにして設けられた密封端子に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置。
- 前記吸着剤ケースは、前記開口部内または前記端部内に複数個設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置。
- 大きさの等しい二個の吸着剤ケースが前記開口部内または前記端部内に設けられており、前記アンテナの先端部は平面視で前記二個の吸着剤ケースの間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のガス絶縁開閉装置の部分放電検出装置。
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CN114421394B (zh) * | 2021-12-30 | 2023-11-24 | 固安京仪椿树整流器有限公司 | 一种用于铜覆铝母线排的防漏电壳体 |
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