JP2015082587A - 透明プローブ基板を用いた基板検査装置 - Google Patents

透明プローブ基板を用いた基板検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015082587A
JP2015082587A JP2013220018A JP2013220018A JP2015082587A JP 2015082587 A JP2015082587 A JP 2015082587A JP 2013220018 A JP2013220018 A JP 2013220018A JP 2013220018 A JP2013220018 A JP 2013220018A JP 2015082587 A JP2015082587 A JP 2015082587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
probe
semiconductor substrate
semiconductor
inspection apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013220018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6281972B2 (ja
Inventor
渡辺 直也
Naoya Watanabe
直也 渡辺
登 井川
Noboru Igawa
登 井川
基史 鈴木
Motofumi Suzuki
基史 鈴木
史朗 原
Shiro Hara
史朗 原
青柳 昌宏
Masahiro Aoyagi
昌宏 青柳
川野 健二
Kenji Kawano
健二 川野
道之 江藤
Michiyuki Eto
道之 江藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
STK Technology Co Ltd
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
STK Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST, STK Technology Co Ltd filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2013220018A priority Critical patent/JP6281972B2/ja
Publication of JP2015082587A publication Critical patent/JP2015082587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6281972B2 publication Critical patent/JP6281972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】小形半導体基板に対して、その集積回路中の検査用電極とプローブ間の位置あわせ精度・接触精度が高く、半導体基板全体の状態をその場で観察しながら検査ができる、安価で小型な半導体検査装置を提供する。【解決手段】本発明の半導体検査装置100は、半導体基板を載置する半導体基板載置台213と、半導体基板の検査用電極に当接されるバンプが設けられた透明なプローブ基板217と、プローブ基板217を介して半導体基板と対向する位置に配置されたカメラ222とを備える。そして、カメラ222は、半導体基板に形成されている複数の第1の位置合わせマーク及び電極パッドと、プローブ基板217に形成されている複数の第2の位置合わせマーク及びプローブ端子とを含む領域を1つの画像として撮像する。位置制御部232は、この画像から位置ずれ量を測定して、位置調整ステージ212を制御することにより、半導体基板載置台213に載置された半導体基板の位置を調整する。【選択図】図2

Description

この発明は、半導体基板等の処理基板に形成された集積回路を検査する基板検査装置に関し、小形(例えば、直径20mm以下の円形または一辺20mm以下の角形)の半導体基板を検査するものに適用される場合に特に有益である。
従来の基板検査装置について、半導体製造プロセスに使用される装置を例に採って説明する。
半導体集積回路の大量生産工程での検査では、半導体基板上の複数のチップ内の集積回路に所定の信号を同時入力させ、このときの出力信号の正常/異常を同時検査することで、一括動作確認を行っている。そのための検査装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1の検査装置では、集積回路への入力信号の供給と出力信号の取り込みの際に、検査基板と、ポリイミドフィルムをベース材料としたプローブ基板(プローブシート)とを用いており、このプローブ基板のプローブ端子を、半導体基板上の検査用電極に接触させている。プローブ基板の端子を半導体基板の検査用電極に正確に接触させるためには、プローブ基板と半導体基板との位置合わせを、正確に行う必要がある。それゆえ、半導体基板の外周付近に2個の位置合わせマークを形成しておくと共に、プローブ基板にも2個の位置合わせマークを形成しておき、これら位置合わせマークの位置をそれぞれ検出することで、位置ずれ量を測定している。検査基板には、位置合わせマークを検出するために、2個の貫通孔が設けられている(特許文献1の図1等参照)。そして、これら2個の貫通孔の上方に、それぞれ、1台ずつのCCDカメラが設置されている。各CCDカメラは、検査基板の貫通孔を介して、半導体基板の位置合わせマーク及びプローブ基板の位置合わせマークを、1個ずつ撮像する。そして、これらの撮像画像を用いて位置ずれ量が測定され、更に、この測定結果に基づいて基板載置台の位置を調整することにより、半導体基板の検査用電極とプローブ間の位置合わせと接触を行っている。
特開2000−164655号公報
近年、ユーザのニーズの多様化に伴い、半導体集積回路の多品種少量生産に対する要望が高まっている。この多品種少量生産を、大規模な半導体製造工場で大量生産用の大型半導体製造装置や大口径半導体基板を用いて行おうとすると、高額な設備投資費や運営費用がかかるため、利益を出すことが非常に難しい。また、市場の需要変動に合わせた生産量調整も難しい。以上のような理由から、小形半導体基板と小型半導体製造装置を用いて、半導体集積回路の多品種少量生産を安価に行うための小規模半導体製造システムが切望されている。
しかしながら、上述した従来の半導体検査装置のシステムのままで、小規模半導体製造システム用の小型半導体検査装置を開発しようとすると、以下の3つの問題が生じる。
1点目の問題は、半導体基板の検査用電極とプローブ端子間の位置あわせ精度が良くないことである。従来の半導体検査装置のシステムでは、プローブ基板を、ポリイミドフィルムで形成していた。しかし、ポリイミドフィルムは、琥珀色で全光線透過率が低いため、半導体基板側の位置合わせマークを観察することが難しく(位置合わせマークとそれ以外の部分のコントラスト差を出すことが難しく)、従って精密な位置合わせマークの形状認識ができず、結果として、検査用電極とプローブ端子間の位置あわせ・接触精度が低下し、その精度はおおよそ±5umであった。
2点目の問題は、検査中の半導体基板全体の状態をその場で観察できないことである。従来の半導体検査装置のシステムでは、半導体基板を、ポリイミドフィルムを透過して観察することが難しく、しかも半導体基板の位置合わせマーク周辺のみを部分的に撮像しているために、プローブ端子と検査用電極の位置あわせ状態・接触状態を検査中に観察することができない。また、半導体基板全体にわたる評価、具体的には、半導体基板に形成されたイメージセンサーの分光感度特性評価、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の機械動作評価、LED(Light Emitting Diode)の発光動作評価等を行うことが難しい。
3点目の問題は、装置の大型化と装置コスト上昇を招くことである。従来の半導体検査装置のシステムでは、2台の高額なCCDカメラがそれぞれ独立に撮像を行い、これら2つの画像を用いて位置ずれ量を測定している。このため、従来の位置ずれ量を測定するための演算処理が複雑となる。更には、2台のCCDカメラを使用する場合、これらCCDカメラの相対的な位置関係を、正確に調整しておく必要があるために、2台のCCDカメラの位置を調整するための機構がそれぞれ必要となる。これらによって、装置価格が高くなるとともに、装置の小型化が困難となる。
この発明の課題は、小形半導体基板等の処理基板に対して、その集積回路中の検査用電極とプローブ間の位置あわせ精度・接触精度が高く、処理基板全体の状態をその場で観察しながら検査ができる、安価で小型な基板検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、集積回路が形成された処理基板を載置する載置台と、前記集積回路の電極に当接されるプローブ端子が設けられた、透明なプローブ基板と、該プローブ基板を介して前記処理基板と対向する位置に配置され、前記集積回路及び前記プローブ端子を含む画像を1つの画像として撮像する撮像部とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加え、前記処理基板には、複数の第1の位置合わせマークが形成されており、前記プローブ基板には、複数の第2の位置合わせマークが形成されており、前記撮像部は、前記1つの画像として、前記集積回路及び前記プローブ端子に加えて前記複数の第1の位置合わせマーク及び前記複数の第2の位置合わせマークを含む領域を撮像することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2の構成に加え、前記載置台の位置を調整する位置調整ステージと、前記撮像部が撮像した前記画像に含まれる前記複数の第1の位置合わせマーク及び前記複数の第2の位置合わせマークを用いて前記処理基板と前記プローブ基板との間の位置ずれ量を測定し、該位置ずれ量に応じて前記位置調整ステージに前記載置台の位置を調整させる位置制御部とを更に備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の何れかの構成に加え、前記プローブ基板のベース材料は、全光線透過率が70%以上の透明樹脂であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の何れかの構成に加え、前記プローブ基板の、前記処理基板に対する平行度を調整するための平行度調整機構を更に備えることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の何れかの構成に加え、前記処理基板は、直径が20mm以下の円形または一辺が20mm以下の角形の半導体基板であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、集積回路及びプローブ端子を含む画像を1つの画像として1台の撮像部で撮像することができるので、装置の小型化及び低価格化が容易となると共に、検査箇所における位置合わせ精度や各プローブと各検査用電極との接触状態を、撮像された画像から直接観察することができる。また、処理基板に形成されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の機械動作、LED(Light Emitting Diode)の発光動作などを検査中にその場で観察することも可能である。
請求項2の発明によれば、1台の撮像部で複数ペアの第1、第2の位置合わせマークを撮像することができるので、上記従来の基板検査装置のように2台の撮像部の相対的位置関係を正確に調整する必要がなく、従って、基板検査装置の小型化、低価格化が容易となる。
請求項3の発明によれば、位置制御部は、1つの画像に含まれる複数ペアの第1、第2の位置合わせマークを用いて位置ずれ量を測定するので、位置ずれ量を測定するための演算処理が簡単となり、基板検査装置を低価格化できる。
請求項4の発明によれば、プローブ基板に透明樹脂シートを使用するので、位置合わせマークとそれ以外の部分のコントラストを出しやすく、位置あわせ精度が向上する。
請求項5の発明によれば、前記プローブ基板と前記処理基板との平行度を調整することができるので、処理基板面内で均一な接触を行えるとともに位置あわせ精度が向上するので、検査歩留まりが向上する。
請求項6の発明によれば、検査対象を直径20mm以下の円形または一辺20mm以下の角形の半導体基板に限定することで、検査装置の小型化や低価格化することが容易となる。
この発明の実施の形態1に係る半導体検査装置の全体構成を概念的に示す斜視図である。 同実施の形態1に係る検査室の全体構成を示す概念図である。 同実施の形態1に係る図2のA−A線に沿うプローブ装置の断面図である。 同実施の形態1に係るプローブ基板の構成を模式的に示す図であり、(a)は底面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。 同実施の形態1に係る半導体基板の一例を模式的に示す平面図である。 同実施の形態1に係る半導体検査装置の位置合わせ動作を説明するための概念的平面図である。 同実施の形態1に係る半導体基板の他の例を模式的に示す平面図である。 図7の半導体基板を用いた場合の、同実施の形態1に係る半導体検査装置の位置合わせ動作を説明するための概念的平面図である。
[発明の実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について、本発明を小型半導体基板用の検査装置に適用した場合を例に採って、説明する。
図1は、この実施の形態1に係る半導体検査装置の全体構成を概念的に示す斜視図である。
図1から解るように、この実施の形態1に係る半導体検査装置100は、装置前室110と検査室120とを収容する。装置前室110と検査室120とは、分離可能に構成されている。
装置前室110は、半導体基板搬送容器(図示せず)に収容された小形半導体基板(後述の図5参照)を取り出して、検査室120に搬送するための部屋である。装置前室110の天板110aには、半導体基板搬送容器を載置するための容器載置台111、載置された半導体基板搬送容器を上方から押圧固定する押さえレバー112、半導体検査装置100の操作を行うための操作釦114等が設けられている。また、装置前室110は、図示しない搬送ロボットを備えており、半導体基板搬送容器から下方に取り出した半導体基板200を水平方向に搬送して、検査室120に搬入する。
検査室120は、プローバ部121とテスタ部122とを備える。この検査室120には、図示しない半導体基板搬送口を介して装置前室110から半導体基板200が搬入され、この半導体基板200の検査工程が行われる。
図2は、検査室120内に配置される機構の全体構成を示す概念図である。図3は、図2のA−A線に沿うプローブ装置210の断面図である。また、図4は、プローブ基板217の構成を模式的に示す図であり、(a)は底面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
この実施の形態1では、プローブ装置210を、検査室120のプローバ部121(図1参照)に設置した。また、テスト制御部231及び位置制御部232は、検査室120のテスタ部122に配置した。
プローブ装置210において、基台211上には位置調整ステージ212が設置されており、更に、この位置調整ステージ212上には半導体基板載置台213が設置されている。
位置調整ステージ212は、位置制御部232の制御に従って、半導体基板載置台213の、x軸方向、y軸方向、z軸方向及びθ軸方向の位置を調整する。ここで、x軸及びy軸は水平面内で互いに直交する軸、z軸は垂直軸、θ軸は水平面内での回転軸である。
半導体基板載置台213の上面には、3個の載置ピン213a,213b,213cが設けられている(図3参照)。これら載置ピン213a〜213cの上には、上述の搬送ロボット(図示せず)によって、半導体基板200が載置される。
また、基台211の上方には、昇降台214が設置されている。昇降台214の略中央部分には、半導体基板載置台213を挿入するための開口214aが設けられている。
この昇降台214は、本発明の「平行度調整機構」としての3本の伸縮脚部215a,215b,215cによって支持されている。伸縮脚部215a〜215cは、図示しない伸縮機構によって伸縮自在に構成されており、これによって、昇降台214を昇降させることができる。また、伸縮脚部215a〜215cは、互いに独立に伸縮することができ、これにより、昇降台214上のプローブ基板217(後述)が半導体基板200と平行になるように、傾斜角度を調整することができる。
昇降台214の上面には、プローブ載置台216が設置されている。プローブ載置台216の略中央部分には、半導体基板載置台213を挿入するための開口216aが設けられている。
プローブ載置台216の上面には、プローブ基板217が載置される。この実施の形態1では、プローブ基板217のベース材料として、円板状の透明樹脂シート217aを用いる(図4参照)。ここで、本発明における「透明」とは、半導体基板200の位置合わせ状態を後述のようにしてカメラ222で観察できる程度であれば良く、半透明を含む。
この透明樹脂シート217aとしては、例えばポリエチレンナフタレートやポリエチレンテレフタレート等のシートを使用することが望ましい。
例えば、透明樹脂シート217aとしてポリエチレンナフタレートを使用する場合、全光線透過率を70%以上にすることができ、これにより、位置合わせマークとそれ以外の部分のコントラストを十分に大きくして、位置あわせ精度を向上させることができる。本発明者等の検討によれば、ポリエチレンナフタレートの透明樹脂シート217aを使用した場合の位置合わせ精度は、カメラ222の画素数、位置調整ステージ212の精度、プローブ基板217の透光率、位置あわせ時の半導体基板200とプローブ基板217の間隙に依存するが、±2 um以下まで向上できることが確認された。更に、ポリエチレンナフタレートには、耐熱性に優れる等の理由から、透明樹脂シート217aを容易に作製できること等の利点がある。なお、全光線透過率は、透明樹脂シート217aに入射された入射光と、この入射光が透明樹脂シート217a中で拡散されて透過する拡散透過光と、この入射光が入射方向に直進して透過する平行透過光とを用いて、下式で表される。
全光線透過率(%)=((拡散透過光+平行透過光)/入射光)×100
この透明樹脂シート217aの下面には、図4(a)、(b)に示すように、複数の配線パターン217bが形成されている。そして、各配線パターン217bの中心側端部下側には、それぞれ、本発明のプローブ端子(バンプ)217cが形成されている。また、各配線パターン217bの外周側端部は、それぞれ、電極217dに接続されている。バンプ217cは、半導体基板200の検査時に、この半導体基板200の集積回路201内に形成された電極パッド202(図5参照)に当接される。一方、電極217dは、透明樹脂シート217aを貫通して上側に露出しており、後述のようにして、テスト制御部231(図2参照)に、電気的に接続される。
また、透明樹脂シート217aには、2個の位置決め孔217eが貫通形成されている。これらの位置決め孔217e,217eを、例えばプローブ載置台216に設けた位置決め突起(図示せず)に挿入することで、プローブ基板217の位置決めが行われる。
更に、透明樹脂シート217aの下面には、本発明の「第2の位置合わせマーク」として、2個の位置合わせマーク217fが形成されている(図2、図4(a)参照)。
図2に示したように、プローブ基板217の上面中央部には、透明のガラス板218が配置されている。ガラス板218は、プローブ載置台216の開口216aよりも大径に形成されていて、この開口216aを塞いでいる。そして、このガラス板218の外周には、円環状のポゴピンソケット219が配置される。これらガラス板218及びポゴピンソケット219が押し当てられることで、プローブ基板217がプローブ載置台216上に固定されている。
ポゴピンソケット219には、複数のポゴピン(すなわち、伸縮型のコンタクトピン)219aが配設されている。各ポゴピン219aの下端部は、プローブ基板217の電極217dに当接される。
ポゴピンソケット219の上面側には、テスタ基板220が配置されている。テスタ基板220は、テスト制御部231とポゴピン219aとの信号接続を行うための配線基板である。このテスタ基板220の中央部には、開口220aが設けられている。開口220aの径は、ポゴピンソケット219の内径と略同一である。
テスタ基板220の開口220aには、ガラス板218を押さえるための、略円筒形状のガラス押さえ機構221が挿入されている。ガラス押さえ機構221の内径は、少なくとも、半導体基板200の集積回路201及び位置合わせマーク203(後述の図5参照)と、プローブ基板217のバンプ217c及び位置合わせマーク217fとが、上方から観察できるような寸法に設定される。
カメラ222は、ガラス板218を介して、半導体基板200の集積回路201及び位置合わせマーク203(後述の図5参照)と、プローブ基板217のバンプ217c及び位置合わせマーク217fとを、同一の画像として撮像する。カメラ222としては、例えばCCDカメラやCMOSカメラ等を使用できるが、他の種類のカメラでも良い。
テスト制御部231は、半導体基板200の検査を行う。テスト制御部231から出力された検査信号や電源電流は、テスタ基板220、ポゴピン219a及びプローブ基板217を介して、半導体基板200の集積回路201に供給される。また、この集積回路201の出力信号は、プローブ基板217、ポゴピン219a及びテスタ基板220を介して、テスト制御部231に入力される。
位置制御部232は、カメラ222が撮像した画像データを入力し、この画像データを用いて半導体基板200の位置ずれ量を測定する。そして、位置制御部232は、この位置ずれ量に基づいて位置調整ステージ212を制御することにより、半導体基板200の位置合わせを行う(後述)。
図5は、この実施の形態1で検査される半導体基板200の一例を模式的に示す平面図である。
この実施の形態1では、半導体基板200として、例えば、1辺10mm角の集積回路201が形成された、小形半導体基板を使用した。
図5に示したように、半導体基板200の集積回路201内には、複数の電極パッド202が形成されると共に、本発明の「第1の位置合わせマーク」としての2個の位置合わせマーク203が形成されている。
なお、ここでは半導体基板200に集積回路を1個のみ形成したが、この実施の形態1に係る半導体検査装置100を、複数個の集積回路が形成された半導体基板の検査にも適用できることは、もちろんである。
以下、この実施の形態1に係る半導体検査装置100の動作について、図6(a)、(b)の概念的平面図を用いて説明する。
まず、図示しない搬送アームを用いて、半導体基板200を、装置前室110からプローバ部121内に搬送して、半導体基板載置台213の載置ピン213a〜213c上に載置する。
次に、位置制御部232が位置調整ステージ212を制御して半導体基板載置台213を上昇させることにより、半導体基板200をプローブ基板217の近傍まで移動させる。但し、このとき、半導体基板200の電極パッド202とプローブ基板217のプローブ端子217cとは、接触させない。電極パッド202とプローブ端子217cとのギャップは、30−200μmとした。
そして、カメラ222で、半導体基板200の集積回路201及び位置合わせマーク203を撮像する。このとき、プローブ基板217のプローブ端子(バンプ)217c及び位置合わせマーク217fも、同一の画像として撮像される(図6(a)参照)。
位置制御部232は、カメラ222が撮像した画像データを入力して、半導体基板200の2個の第1の位置合わせマーク203の位置座標と、プローブ基板217の2個の第2の位置合わせマーク217fの位置座標とを測定する。
次に、位置制御部232は、第1、第2の位置合わせマーク203,217fの位置座標を用いて、半導体基板200とプローブ基板217との間の位置ずれ量を、x軸、y軸及びθ軸について算出する。
この実施の形態1では、第1、第2の位置合わせマーク203,217fの形成位置を、「位置合わせ時に、全ての第1、第2の位置合わせマーク203,217fが同一直線状に並び、且つ、2個の第1の位置合わせマーク203の中心点601と2個の第2の位置合わせマーク217fの中心点602とが一致するような位置」とした。そして、このような位置合わせ状態からのずれを、x軸、y軸及びθ軸について算出して、位置ずれ量とした。このような位置合わせ方法によれば、非常に簡単な演算処理で、位置ずれ量を算出することができる。但し、この実施の形態1に係る半導体検査装置100は、このような位置合わせ方法を用いる装置に限定されるわけでは無く、他の様々な位置合わせ方法の装置にも適用することができる。
続いて、位置制御部232は、算出された位置ずれ量に基づいて、位置調整ステージ212を制御することにより、半導体基板載置台213の位置調整を行う。これにより、半導体基板200とプローブ基板217との位置合わせが行われる(図6(b)参照)。このとき、この実施の形態1では、位置合わせの状態を、図示しないモニタ等を用いて、直接観察することができる。
その後、位置制御部232が位置調整ステージ212を制御して半導体基板載置台213を上昇させることにより、半導体基板200の電極パッド202をプローブ基板217のプローブ端子217cに当接させる。
続いて、テスト制御部231が、半導体基板200の検査を行う。
検査が終了すると、位置制御部232が位置調整ステージ212を制御して、半導体基板載置台213を下降させる。そして、搬送アームにより、半導体基板200が、プローバ部121から装置前室110へ搬出される。
図7及び図8は、この実施の形態1で検査される半導体基板200の他の例を模式的に示す平面図である。図7及び図8において、図5及び図6と同じ符号を付した構成部分は、それぞれ、図5及び図6と同じものを示している。
図7は、半導体基板200の集積回路201を円形に形成した例である。
このような円形の集積回路201であっても、図8に示したように、角形の集積回路201と同様にして、位置合わせ等を行うことができる。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、1つの画像に含まれる複数ペアの第1、第2の位置合わせマーク203,217fを撮像することができるので、1台のカメラ222のみで、位置合わせを行うことが可能になる。このため、上記従来装置のように2台のカメラの相対的位置関係を正確に調整する必要がない。
更に、位置制御部232は、1つの画像に含まれる2ペアの第1、第2の位置合わせマーク203,217fを用いて位置ずれ量を測定するので、2ペアの第1、第2の位置合わせマーク203,217fを2台のカメラで個別に撮像する場合と比較して、位置ずれ量を測定するための演算処理が簡単となり、従って、半導体検査装置100の小型化や低価格化を行うことができる。
併せて、この実施の形態1によれば、プローブ基板217に透明樹脂シート217aを使用するので、第1、第2の位置合わせマーク203,217fとそれ以外の部分のコントラストを出しやすく、従って、検査用電極とプローブ端子間の位置合わせ精度が高くなる。
また、半導体基板200の電極パッド202及びプローブ端子(バンプ)217cを含む領域を、1つの画像として1台のカメラ222で撮像することができるので、検査中の半導体基板全体の状態をその場で観察できる。これにより、プローブ端子と検査用電極の位置あわせ状態や接触状態を直接観察できるだけでなく、半導体基板全体にわたる評価 (半導体基板200に形成されたイメージセンサーの分光感度特性評価、MEMSの機械動作評価、LEDの発光動作評価等)を行うことができる。
加えて、この実施の形態1によれば、伸縮脚部215a,215b,215cを用いて、プローブ基板217と半導体基板載置台213との平行度を調整することができるので、半導体基板面内でプローブ端子と検査用電極との均一な接触を行うことができる。
なお、この実施の形態1ではシリコン基板を想定して説明したが、本発明は、他の種類の化合物半導体基板、MEMS搭載基板、石英基板などにも適用することができる。
100 半導体検査装置
110 装置前室
120 検査室
121 プローバ部
122 テスタ部
200 半導体基板
203 第1の位置合わせマーク
210 プローブ装置
231 テスト制御部
232 位置制御部
211 基台
212 位置調整ステージ
213 半導体基板載置台
214 昇降台
215a,215b,215c 伸縮脚部
216 プローブ載置台
217 プローブ基板
217f 第2の位置合わせマーク
218 ガラス板
219 ポゴピンソケット
220 テスタ基板
221 ガラス押さえ機構
222 カメラ
231 テスト制御部
232 位置制御部

Claims (6)

  1. 集積回路が形成された処理基板を載置する載置台と、
    前記集積回路の電極に当接されるプローブ端子が設けられた、透明なプローブ基板と、
    該プローブ基板を介して前記処理基板と対向する位置に配置され、前記集積回路及び前記プローブ端子を含む画像を1つの画像として撮像する撮像部と、
    を備えることを特徴とする、透明プローブ基板を用いた基板検査装置。
  2. 前記処理基板には、複数の第1の位置合わせマークが形成されており、
    前記プローブ基板には、複数の第2の位置合わせマークが形成されており、
    前記撮像部は、前記1つの画像として、前記集積回路及び前記プローブ端子に加えて前記複数の第1の位置合わせマーク及び前記複数の第2の位置合わせマークを含む領域を撮像する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の、透明プローブ基板を用いた基板検査装置。
  3. 前記載置台の位置を調整する位置調整ステージと、
    前記撮像部が撮像した前記画像に含まれる前記複数の第1の位置合わせマーク及び前記複数の第2の位置合わせマークを用いて前記処理基板と前記プローブ基板との間の位置ずれ量を測定し、該位置ずれ量に応じて前記位置調整ステージに前記載置台の位置を調整させる位置制御部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の、透明プローブ基板を用いた基板検査装置。
  4. 前記プローブ基板のベース材料は、全光線透過率が70%以上の透明樹脂であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の、透明プローブ基板を用いた基板検査装置。
  5. 前記プローブ基板の、前記処理基板に対する平行度を調整するための平行度調整機構を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の、透明プローブ基板を用いた基板検査装置。
  6. 前記処理基板は、直径が20mm以下の円形または一辺20mmが以下の角形の半導体基板であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の、透明プローブ基板を用いた基板検査装置。
JP2013220018A 2013-10-23 2013-10-23 透明プローブ基板を用いた基板検査装置 Active JP6281972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013220018A JP6281972B2 (ja) 2013-10-23 2013-10-23 透明プローブ基板を用いた基板検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013220018A JP6281972B2 (ja) 2013-10-23 2013-10-23 透明プローブ基板を用いた基板検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015082587A true JP2015082587A (ja) 2015-04-27
JP6281972B2 JP6281972B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=53013031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013220018A Active JP6281972B2 (ja) 2013-10-23 2013-10-23 透明プローブ基板を用いた基板検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6281972B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107507783A (zh) * 2016-06-14 2017-12-22 豪威科技股份有限公司 用于重组晶圆的测试系统及其方法
CN108459182A (zh) * 2017-01-26 2018-08-28 塔工程有限公司 探头设备
KR20180113769A (ko) * 2017-04-07 2018-10-17 이근주 태양전지 셀용 웨이퍼의 검사장치
WO2019066256A1 (ko) * 2017-09-28 2019-04-04 한국생산기술연구원 기판 검사 카트리지 및 이의 제조 방법
CN110187259A (zh) * 2019-06-10 2019-08-30 德淮半导体有限公司 一种防止晶圆测试中针痕偏移的调整系统以及调整方法
CN112838041A (zh) * 2019-11-25 2021-05-25 东京毅力科创株式会社 载置台和检查装置
WO2022259454A1 (ja) * 2021-06-10 2022-12-15 日本電子材料株式会社 プローブカード

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02237131A (ja) * 1989-03-10 1990-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体icの試験装置及び試験方法
JPH0433353A (ja) * 1990-05-30 1992-02-04 Fujitsu Ltd Icチップの試験装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02237131A (ja) * 1989-03-10 1990-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体icの試験装置及び試験方法
JPH0433353A (ja) * 1990-05-30 1992-02-04 Fujitsu Ltd Icチップの試験装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107507783B (zh) * 2016-06-14 2020-10-13 豪威科技股份有限公司 用于重组晶圆的测试系统及其方法
CN107507783A (zh) * 2016-06-14 2017-12-22 豪威科技股份有限公司 用于重组晶圆的测试系统及其方法
CN108459182A (zh) * 2017-01-26 2018-08-28 塔工程有限公司 探头设备
KR101970296B1 (ko) * 2017-04-07 2019-04-18 이근주 태양전지 셀용 웨이퍼의 검사장치
KR20180113769A (ko) * 2017-04-07 2018-10-17 이근주 태양전지 셀용 웨이퍼의 검사장치
KR102014334B1 (ko) * 2017-09-28 2019-08-26 한국생산기술연구원 기판 검사 카트리지 및 이의 제조 방법
KR20190036878A (ko) * 2017-09-28 2019-04-05 한국생산기술연구원 기판 검사 카트리지 및 이의 제조 방법
WO2019066256A1 (ko) * 2017-09-28 2019-04-04 한국생산기술연구원 기판 검사 카트리지 및 이의 제조 방법
US11226367B2 (en) 2017-09-28 2022-01-18 Korea Institute Of Industrial Technology Substrate testing cartridge and method for manufacturing same
CN110187259A (zh) * 2019-06-10 2019-08-30 德淮半导体有限公司 一种防止晶圆测试中针痕偏移的调整系统以及调整方法
CN112838041A (zh) * 2019-11-25 2021-05-25 东京毅力科创株式会社 载置台和检查装置
WO2022259454A1 (ja) * 2021-06-10 2022-12-15 日本電子材料株式会社 プローブカード
JP7202550B1 (ja) * 2021-06-10 2023-01-12 日本電子材料株式会社 プローブカード

Also Published As

Publication number Publication date
JP6281972B2 (ja) 2018-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6281972B2 (ja) 透明プローブ基板を用いた基板検査装置
TWI512875B (zh) 用於調整聯結於一晶圓處理機器人之一進給手臂之校直及位置之系統以及用於調整聯結於一晶圓處理機器人之一進給手臂之校直及位置之方法
JP5995156B2 (ja) プローブ装置及びプローブ方法
KR101456253B1 (ko) 프로브 장치 및 시험 장치
TW201810483A (zh) 用於積體電路裝置視覺對準之離線視覺輔助方法及裝置
KR102479608B1 (ko) 콘택트 정밀도 보증 방법, 콘택트 정밀도 보증 기구, 및 검사 장치
TWI537574B (zh) Method for correction of electronic components
JP2008053624A (ja) アライメント装置
JP6927475B2 (ja) ボンディング位置合わせのためのデバイスおよび方法
KR20130105396A (ko) 웨이퍼 검사 장치
JP2020034418A (ja) 基板検査装置、検査治具、及びその基板検査方法
JP5825569B2 (ja) プローブ装置のアライメント支援装置及びアライメント支援方法
JP2020198414A (ja) 載置台、検査装置および温度校正方法
JP2007300105A (ja) 基板検査装置及びその照明ユニット
JP2018200314A (ja) 基板検査装置、検査治具、及びその相対的位置合せ方法
JP2004063877A (ja) ウェハの位置決め修正方法
TWI484192B (zh) Probe card, inspection device and inspection method
JP2010204122A (ja) プローブカードに関する情報の処理方法、及び処理された情報を用いる被検査体の通電試験方法
TW201910793A (zh) 探測站
TWI603410B (zh) 用於重組晶圓之測試系統及其方法
JP7174555B2 (ja) 基板検査装置、その位置合せ、及び基板検査方法
KR20090030429A (ko) 프로브 정렬방법 및 프로브 정렬장치
JP4902986B2 (ja) プローバ、及び、プローバのウェハステージ加熱、又は、冷却方法
JP2007165598A (ja) プローバ、プローブ接触方法及びそのためのプログラム
JP2023048650A (ja) 検査装置及び検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6281972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250