JP2015082151A - 文書登録装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】登録すべきではない文書の登録を防ぐことが可能な文書登録装置を提供する。
【解決手段】新規登録者から登録候補文書の登録要求を受け付ける受付手段40と、登録候補文書から単語を抽出する単語抽出手段42と、新規登録者の情報を取得する登録者情報取得手段44と、登録候補文書から抽出された単語と、新規登録者を示す情報とを関連付ける関連付手段46と、過去に登録要求された文書から抽出された登録済単語と、登録済単語を登録した過去登録者を示す情報とが関連付けられた履歴情報を記憶する記憶手段22と、記憶手段22から履歴情報を読み出し、新規登録者を示す情報、及び登録候補文書から抽出された単語と同一の登録済単語を過去に登録した過去登録者を示す情報、に基づいて、登録候補文書の登録の可否を判定する登録可否判定手段48と、登録可否判定手段48が登録可と判定した場合に、登録候補文書を登録する文書登録手段50とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、文書登録装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、新規登録文書のファイル名から特定単語を切り出すこと、シソーラス辞書を検索して切り出した特定単語の類義語を抽出すること、予め文書ファイル群名と文書ファイル群の保存期間が紐づけられて記憶されている文書保存期間マスタを参照して、切り出した特定単語又はその類義語を含む文書ファイル群名に紐づけられた保存期間を抽出すること、及び抽出した保存期間を新規登録文書の保存期間に設定すること、が開示されている。
特許文献2には、画像データからテキストデータを抽出すること、及び抽出したテキストデータと予め各フォルダに設定されたキーワードを比較し、テキストデータとキーワードが一致するフォルダを画像データの登録先フォルダの候補とすること、が開示されている。
特許文献3には、予めユーザ毎にキーワードを登録すること、文書を登録する際に複数のユーザにより登録されたキーワードの中から当該文書に付加したいキーワードを登録者に選択させること、及びキーワードが付加された文書を、当該キーワードを登録したユーザのフォルダに登録すること、が開示されている。
特開2011−65640号公報 特開2006−331274号公報 特開2000−315211号公報
本発明は、登録すべきではない文書の登録を防ぐことが可能な文書登録装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、新規登録者から登録候補文書の登録要求を受け付ける受付手段と、前記登録候補文書から単語を抽出する単語抽出手段と、前記新規登録者の情報を取得する登録者情報取得手段と、前記登録候補文書から抽出された前記単語と、前記新規登録者を示す情報とを関連付ける関連付手段と、過去に登録要求された文書から抽出された登録済単語と、前記登録済単語を登録した過去登録者を示す情報とが関連付けられた履歴情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記履歴情報を読み出し、前記新規登録者を示す情報、及び前記登録候補文書から抽出された前記単語と同一の登録済単語を過去に登録した過去登録者を示す情報、に基づいて、前記登録候補文書の登録の可否を判定する登録可否判定手段と、前記登録可否判定手段が登録可と判定した場合に、前記登録候補文書を登録する文書登録手段と、を備える文書登録装置である。
請求項2に係る発明は、前記新規登録者を示す情報は、前記新規登録者の所属グループを示す情報を含み、前記過去登録者を示す情報は、前記過去登録者の所属グループを示す情報を含み、前記登録可否判定手段は、前記新規登録者の所属グループが、前記過去登録者の所属グループに含まれる場合に、前記登録候補文書を登録可と判定する、ことを特徴とする、請求項1に記載の文書登録装置である。
請求項3に係る発明は、前記新規登録者を示す情報は、前記新規登録者の役職を示す情報を含み、前記過去登録者を示す情報は、前記過去登録者の役職を示す情報を含み、前記登録可否判定手段は、前記新規登録者の役職が、前記過去登録者の役職と同一である場合に、前記登録候補文書を登録可と判定する、ことを特徴とする、請求項2に記載の文書登録装置である。
請求項4に係る発明は、前記履歴情報は、前記登録済単語に関連付けられた、前記過去登録者が当該登録済単語を登録した時点を示す情報を含み、前記過去登録者を示す情報は、前記過去登録者が前記所属グループに所属した期間を示す情報を含み、前記登録可否判定手段は、前記新規登録者の所属グループが、前記登録候補文書から抽出された前記単語と同一の登録済単語を登録した時点における過去登録者の所属グループに含まれる場合に、前記登録候補文書を登録可と判定する、ことを特徴とする、請求項2に記載の文書登録装置である。
請求項5に係る発明は、前記履歴情報は、前記登録済単語に関連付けられた、前記過去登録者が当該登録済単語を登録した時点を示す情報を含み、前記過去登録者を示す情報は、前記過去登録者が前記役職である期間を示す情報を含み、前記登録可否判定手段は、前記新規登録者の役職が、前記登録候補文書から抽出された前記単語と同一の登録済単語を登録した時点における過去登録者の役職と同一である場合に、前記登録候補文書を登録可と判定する、ことを特徴とする、請求項3に記載の文書登録装置である。
請求項6に係る発明は、前記記憶手段は、グループと、前記グループの管理者を示す情報とが関連付けられたグループ情報を記憶し、前記登録可否判定手段が登録不可と判定した場合に、前記グループ情報に基づいて、前記過去登録者の所属グループの管理者を示す情報を前記新規登録者へ通知する通知手段、をさらに備える、ことを特徴とする、請求項2から5のいずれかに記載の文書登録装置である。
請求項7に係る発明は、前記履歴情報に前記登録候補文書から抽出された単語と同一の登録済単語が含まれていない場合に、前記新規登録者からの指示に基づいて、前記登録候補文書から抽出された前記単語と、前記新規登録者を示す情報と、を関連付けて前記履歴情報として前記記憶手段に記憶させる単語登録手段、をさらに備える、ことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の文書登録装置である。
請求項8に係る発明は、前記単語抽出手段は、前記登録候補文書の全文に対して形態素解析を実施し、前記形態素解析において未知語と認識された単語を抽出する、ことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の文書登録装置である。
請求項9に係る発明は、コンピュータを、新規登録者から登録候補文書の登録要求を受け付ける受付手段と、前記登録候補文書から単語を抽出する単語抽出手段と、前記新規登録者の情報を取得する登録者情報取得手段と、前記登録候補文書から抽出された前記単語と、前記新規登録者を示す情報とを関連付ける関連付手段と、過去に登録要求された文書から抽出された登録済単語と、前記登録済単語を登録した過去登録者を示す情報とが関連付けられた履歴情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記履歴情報を読み出し、前記新規登録者を示す情報、及び前記登録候補文書から抽出された前記単語と同一の登録済単語を過去に登録した過去登録者を示す情報、に基づいて、前記登録候補文書の登録の可否を判定する登録可否判定手段と、前記登録可否判定手段が登録可と判定した場合に、前記登録候補文書を登録する文書登録手段と、として機能させるためのプログラムである。
請求項1又は9に係る発明によれば、登録すべきではない文書の登録を防ぐことができる。
請求項2に係る発明によれば、新規登録者及び過去登録者の所属グループに基づいて文書の登録の可否を判断することができる。
請求項3に係る発明によれば、新規登録者及び過去登録者の役職に基づいて文書の登録の可否を判断することができる。
請求項4に係る発明によれば、履歴情報に登録済単語が登録された時点における、過去登録者の所属グループに基づいて文書の登録の可否を判断することができる。
請求項5に係る発明によれば、履歴情報に登録済単語が登録された時点における、過去登録者の役職に基づいて文書の登録の可否を判断することができる。
請求項6に係る発明によれば、本発明に係る文書登録に文書が登録不可と判断された場合に、当該文書を登録して良いか否かを確認する相手である管理者の情報を新規登録者に対して通知することができる。
請求項7に係る発明によれば、登録候補文書から抽出された単語のうち、新規登録者が残しておくべきと判断した単語を履歴情報に残すことができる。
請求項8に係る発明によれば、辞書に記載されていない用語、社内用語、又は業界用語のような特殊用語に基づいて、文書の登録の可否を判断することができる。
本実施形態に係る文書登録システム1の構成概略図を示す図である。 履歴情報のデータ構造を示す図である。 ユーザ情報のデータ構造の例を示す図である。 グループ情報のデータ構造を示す図である。 第1実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。 ステップS14の処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS38の処理の詳細を示すフローチャートである。 単語とユーザIDが関連付けられたデータ構造を示した図である。 新規登録者に確認を取るために表示手段18に表示される画像を示す図である。 登録候補文書の登録結果を通知するための画像を示す図である。 第2実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。 管理者の情報を通知するための画像を示す図である。 第3実施形態における履歴情報のデータ構造を示す図である。 第3実施形態におけるユーザ情報のデータ構造の例を示す図である。 第3実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る文書登録装置の実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る文書登録システム1の構成概略図を示す図である。文書登録システム1は、クライアント端末2、文書登録装置3、及びクライアント端末2と文書登録装置3を接続するネットワーク4を含んで構成されている。本実施形態は、文書登録装置3がサーバであり、文書登録システム1がサーバ・クライアントシステムを構成している例を説明するが、文書登録装置3は、例えば複合機のようにネットワーク4を介さずに直接利用者が操作できるような装置であっても良い。
クライアント端末2は、例えばパーソナルコンピュータやモバイル端末であり、CPU等の制御手段10、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶手段12、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力手段14、LANカード等でありネットワーク4に接続するための通信手段16、モニタ等の表示手段18を含んで構成されている。文書登録システム1は、複数のクライアント端末2を備えていても良い。
文書登録装置3は、制御手段20、記憶手段22、通信手段26、及び認証手段28を含んで構成されている。文書登録装置3が複合機等である場合には、さらに、文書登録装置3の処理内容等を表示するための表示手段30、及び文書登録装置3に対して利用者が命令を入力するための入力手段32を含んでいても良い。
制御手段20は、文書登録装置3のCPUであり、受付手段40、単語抽出手段42、登録者情報取得手段44、関連付手段46、登録可否判定手段48、文書登録手段50、単語登録手段52、及び通知手段54を含んでいる。
記憶手段22は、例えばROM、RAM、ハードディスクであり、文書登録装置3において処理されるデータ等を記憶する。記憶手段22には、文書登録装置3であるサーバを、文書登録装置3に含まれる各手段として機能させるためのプログラムが記憶されている。また、記憶手段22は、文書登録装置3により登録される文書を記憶する文書記憶部24を含んでいる。
記憶手段22には、過去に登録された文書又は過去に登録要求があった文書から抽出され登録された単語と、当該登録済文書を登録した者の情報とが関連付けられて履歴情報として記憶されている。本明細書において、過去に登録された文書を登録済文書と、過去に登録された文書又は過去に登録要求があった文書から抽出され登録された単語を登録済単語と、登録済文書を登録した者を過去登録者と記載する。
文書とは、電子的に生成された電子文書及び紙文書をスキャン等して得られたデータを含む概念である。文書は、テキストデータのみならず、画像データ及び音声データを含んでいても良い。OCR(Optical Character Reader)により単語が抽出可能であれば、画像データとしてどのような形式であっても良い。また、音声認識技術により単語が抽出可能であれば、音声データとしてどのような形式であっても良い。文書の形式としては、例えば、プレインテキスト形式、テキストデータを含むワードプロセッサや表計算アプリケーションの独自仕様の文書フォーマット、HTMLやXML等の構造が文書フォーマット、JPEG形式やPNG形式等の画像フォーマット、wav形式やMP3(MPEG1/2 Audio Layer 3)形式等の音声フォーマット、又はこれらの形式のデータを復号化したデータが含まれる。以下、文書が電子文書である例を説明する。
図2は、履歴情報のデータ構造を示す図である。履歴情報は、単語列60及びユーザID列62を含むテーブルで示される。図2に示すテーブルは、例えば、登録済単語「DocuTray」にユーザID「U001」が関連付けられていることを示している。これは、登録済単語「DocuTray」が、ユーザID「U001」が示す過去登録者による登録要求により登録されたことを意味する。
記憶手段22には、ユーザ情報が記憶されている。図3は、ユーザ情報のデータ構造を示す図である。ユーザ情報は、ユーザID列70、ユーザ名列72、所属グループID列74、及び役職列76を含むテーブルで示される。図3に示すテーブルは、例えば、ユーザID「U001」には、ユーザ名「富士太郎」、所属グループID「G001、G002、G003」、役職「マネージャー」が関連付けられていることを示している。役職欄が空欄のレコードは、当該レコードのユーザIDが示す者が役職に就いていないことを示す。なお、本実施形態において、1つのユーザIDに複数の所属グループIDが関連付けられているのは、ユーザIDが示す者が過去に所属したことのあるグループのグループID全てが所属グループとして関連付けられているためである。
本実施形態では、履歴情報において、登録済単語には、当該登録済単語を登録した過去登録者のユーザIDのみが関連付けられているが、履歴情報として、登録済単語に過去登録者のユーザ名、所属グループID、役職等を関連付けるようにしても良い。
記憶手段22には、グループ情報が記憶されている。図4は、グループ情報のデータ構造を示す図である。グループ情報は、グループID列90、グループ名列92、及び管理者ID列94を含むテーブルで示される。図4に示すテーブルは、例えば、グループID「G001」にグループ名「DocuMobile企画」及び管理者ID「U001」が関連付けられていることを示している。これは、グループID「G001」が示すグループのグループ名が「DocuMobile企画」であり、当該グループの管理者が管理者ID「U001」で示される者であることを意味する。
文書記憶部24は、複数のフォルダを有しており、それぞれのフォルダに登録済文書が記憶されている。例えば、電子文書を登録しようとする者は、電子文書の機密レベルや電子文書の閲覧者の範囲等に応じて電子文書を登録するフォルダを指定する。本実施形態においては、文書記憶部24内のフォルダ全てが登録可否判定の対象となっているわけではなく、例えば機密レベルの高い電子文書が登録される一部のフォルダに電子文書を登録しようとした場合のみ、文書登録装置3が登録可否判定を行うこととしている。
通信手段26は、例えばLANカードであり、ネットワーク4を介してクライアント端末2等と通信するための手段である。
認証手段28は、文書登録装置3の利用者を認証する手段である。例えば、クライアント端末2から文書登録装置3への接続要求があった場合に、認証手段28は、クライアント端末2に対してユーザIDとパスワードの入力を促す画像データを送信する。そして、利用者によりクライアント端末2の入力手段14を用いて入力されたユーザIDとパスワードに基づいて利用者を認証する。
受付手段40は、クライアント端末2からの、文書登録装置3への電子文書の登録要求を受け付ける。電子文書の登録要求は、登録要求の対象となる電子文書と、電子文書の登録先、すなわち文書記憶部24のいずれかのフォルダを指定する情報と、を含む。本明細書において、新たに文書登録装置3への登録要求の対象となった電子文書を登録候補文書と、登録候補文書の登録要求をしたユーザを新規登録者と記載する。
単語抽出手段42は、登録候補文書から単語を抽出する。単語抽出手段42は、登録候補文書の全文をテキストとして抽出した後、抽出したテキストに対して形態素解析を実施して単語の品詞を特定する。本実施形態においては、形態素解析により品詞不明の単語(未知語)と識別された単語のみを抽出する。また、抽出した単語を国語辞典や人名事典等の辞書データと比較し、辞書データに含まれている単語を除外して残った単語のみを抽出するようにしても良い。或いは、形態素解析によって得られた単語を全て抽出するようにしても良い。
登録者情報取得手段44は、新規登録者に関する情報を取得する。登録者情報取得手段44は、認証手段28から新規登録者のユーザIDを取得する。
関連付手段46は、単語抽出手段42により登録候補文書から抽出された単語に、登録者情報取得手段44が取得した新規登録者のユーザIDを関連付ける。
登録可否判定手段48は、登録候補文書を登録、すなわち文書記憶部24に記憶して良いか否かを判定する。登録可否判定手段48は、登録候補文書から抽出された単語に関連付けられた新規登録者の情報と、抽出された単語と同一の登録済単語を含む登録済文書を登録した過去登録者の情報に基づいて、登録候補文書の登録可否を判定する。登録可否の判定の詳細な処理については、フローチャートを用いて後述する。
文書登録手段50は、登録可否判定手段48が登録可と判定した場合に、登録候補文書を文書記憶部24内の指定されたフォルダに記憶させる。
単語登録手段52は、登録候補文書から抽出された単語と、当該単語に関連付けられた新規登録者のユーザIDとを、履歴情報として記憶手段22に記憶させる。
通知手段54は、登録候補文書の登録要求の結果をクライアント端末2へ通知する。例えば、通知手段54は、登録候補文書が登録されたか否かを示す画像データをクライアント端末2へ送信する。また、文書登録装置3が複合機等である場合には、文書登録装置3の表示手段30に登録候補文書が登録されたか否かを示す情報を表示しても良い。
以下、本実施形態に係る文書登録装置3の処理の流れを説明する。図5は、第1実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS10において、受付手段40は、文書登録装置3への登録候補文書の登録要求を受け付けたか否かを判定する。登録候補文書の登録要求を受け付けた場合はステップS12に進み、受け付けていない場合は再度登録要求を受け付けたか否かを判定する(すなわち登録要求の待機状態となる)。
ステップS12において、制御手段20は、登録要求で指定されている、登録候補文書の登録先である文書記憶部24内のフォルダが、登録監視対象フォルダであるか否かを判定する。登録先のフォルダが登録監視対象フォルダである場合はステップS14に進み、登録監視対象フォルダでない場合はステップS18に進む。
ステップS14において、登録可否判定手段48は、登録候補文書の登録可否判定を行う。図6は、ステップS14の処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS30において、単語抽出手段42は、登録候補文書から単語を抽出する。上述の通り、本実施形態においては、登録候補文書の全文に対して形態素解析を行い、未知語と識別された単語を抽出する。
ステップS32において、登録者情報取得手段44は、認証手段28から取得した新規登録者のユーザIDを取得する。
ステップS34において、関連付手段46は、ステップS30で抽出した単語にステップS32で抽出した新規登録者のユーザIDを関連付ける。図8は単語とユーザIDが関連付けられたデータ構造を示した図である。図8は、ステップS30において、登録候補文書から単語「DocuTray」及び「MobilePrinter」が抽出され、新規登録者はユーザID「U005」が示す者であることを示している。
ステップS36において、登録可否判定手段48は、図2に示される履歴情報及び図3に示されるユーザ情報を記憶手段22から読み出す。
ステップS38において、登録可否判定手段48は、登録候補文書から抽出した単語、抽出した単語に関連付けられた新規登録者の情報、並びに記憶手段22から読み出した履歴情報及びユーザ情報を照合して、登録候補文書の登録可否を判定する。
図7は、ステップS38の処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS50において、登録可否判定手段48は、登録候補文書から抽出した単語のうちの1つについて、当該抽出した単語と同一の単語を持つレコードが履歴情報に存在するか否かを判定する。ステップS30において、図8に示すように、登録候補文書から単語「DocuTray」及び「MobilePrinter」が抽出されているので、まず単語「DocuTray」を含むレコードが履歴情報に存在するか否かを判定する。履歴情報として図2に示すテーブルが記憶されていたとすると、履歴情報は単語「DocuTray」を含むレコード64及び66を有するため、登録可否判定手段48は、単語「DocuTray」は履歴情報に存在する、と判定する。登録可否判定手段48が登録候補文書から抽出した単語が履歴情報に存在すると判断した場合はステップS52に進む。登録可否判定手段48が登録候補文書から抽出した単語が履歴情報に存在しないと判断した場合はステップS58に進む。
ステップS52において、登録可否判定手段48は、登録候補文書から抽出された単語「DocuTray」と同一の単語を持つレコードであるレコード68及びレコード70を履歴情報から抽出する。ここで、単語「DocuTray」と同一の単語とは、ある程度の幅を持った範囲に含まれる単語を言い、例えば「docutray」「docutray」等、大文字・小文字の差異のみが存在する単語や、全角・半角の差異のみが存在する単語については、同一と判断しても良い。
ステップS54において、登録可否判定手段48は、まず、ステップS32で取得した新規登録者のユーザIDと図3に示すユーザ情報とに基づいて、新規登録者の所属グループを取得する。本実施形態においては、新規登録者のユーザIDは「U005」であるので、ユーザ情報のレコード82を参照して、新規登録者の所属グループとして「G003」を取得する。
次に、登録可否判定手段48は、ステップS52で抽出したレコードのユーザIDとユーザ情報とに基づいて、過去登録者の所属グループを取得する。本実施形態においては、レコード68及び70から過去登録者のユーザID「U001」及び「U003」を取得し、ユーザ情報のレコード78及び80を参照して、ユーザID「U001」及び「U003」の所属グループ「G001、G002、G003」及び「G002」を取得する。したがって、過去登録者の所属グループは「G001、G002、G003」となる。
ステップS56において、登録可否判定手段48は、ステップS54で取得した過去登録者の所属グループに、同じくステップS54で取得した新規登録者の所属グル―プが含まれる否かを判定する。過去登録者の所属グループに新規登録者の所属グループが含まれると判定した場合はステップS58に進み、過去登録者の所属グループに新規登録者の所属グループが含まれないと判定した場合はステップS66に進む。本実施形態においては、新規登録者の所属グループ「G003」が、過去登録者の所属グループ「G001、G002、G003」に含まれているので、ステップS58に進む。ステップS66以下の処理については、第2実施形態の例において詳述する。
ステップS58において、登録可否判定手段48は、登録候補文書から抽出した単語全てについて照合が完了したか否かを判定する。抽出した単語全てについて照合が完了したと判定した場合はステップS60へ進み、抽出した単語全てについて照合が未だ完了していないと判定した場合はステップS50へ戻り、未照合の単語についてステップS50からの処理を行う。本実施形態では、登録候補文書から単語「DocuTray」及び「MobilePrinter」が抽出されており、未だ「MobilePrinter」についてはステップS50からステップS56の照合処理が終了していないため、ステップS50へ戻り、「MobilePrinter」についてステップS50からの処理を行う。
図2に示す履歴情報には、単語「MobilePrinter」を含むレコードが存在しない。したがって、「MobilePrinter」についてのステップS50の処理において、登録可否判定手段48は、登録候補文書から抽出した単語が履歴情報に存在しないと判断し、ステップS58に進む。再度のステップS58において、登録可否判定手段48は、抽出した単語全てについて照合が完了したと判定しステップS60へと進む。
ステップS60において、通知手段54は、登録候補文書から抽出された単語のうち履歴情報に存在しなかった単語を、履歴情報として記憶手段22に記憶させるか否かを新規登録者へ確認するための情報をクライアント端末2へ送信する。本実施形態においては、登録候補文書から抽出された単語「MobilePrinter」が履歴情報に存在しなかった単語であるので、「MobilePrinter」について履歴情報として記憶させるか否かを新規登録者へ確認する。
図9は、新規登録者に確認を取るために表示手段18に表示される画像を示す図である。通知手段54は、例えば、図9に示すようなポップアップ110を表示手段18に表示させ、履歴情報に存在しなかった単語を、履歴情報として記憶手段22に記憶させる指示、或いは記憶させない指示を出すよう新規登録者に促す。新規登録者は、クライアント端末2において、抽出された単語を履歴情報として記憶させるか記憶させないかのいずれかの指示を入力し、文書管理装置2へ送信する。
ステップS62において、単語登録手段52は、抽出した単語を履歴情報として記憶手段22に記憶させる指示をクライアント端末2から受けたか否かを判定する。抽出した単語を記憶させる指示を受けた場合はステップS64に進み、抽出した単語を履歴情報として記憶手段22に記憶させる指示をクライアント端末2から受けなかった場合、すなわちクライアント端末2から抽出した単語を履歴情報として記憶させない指示を受けた場合には照合終了となり、図5のステップ16へ進む。
ステップS64において、単語登録手段52は、登録候補文書から抽出された単語のうち履歴情報に存在しなかった単語を履歴情報として記憶手段22へ記憶させる。本実施形態においては、図8に示すようステップS34において関連付けられた、登録候補文書から抽出された単語「MobilePrinter」と新規登録者のユーザID「U005」とを含むレコード102を、図2に示す履歴情報のテーブルに追加する。ステップS64の処理が完了すると、図5のステップS16に進む。
なお、ステップS50からステップS58までの処理において、登録候補文書から抽出された単語が全て履歴情報に含まる単語であった場合には、ステップS60からステップS64までの処理は行わずに、ステップS58から直ちにステップS16に進む。
ステップS16において、登録可否判定手段48は、登録候補文書の登録可否判定の結果を参照する。登録可であった場合はステップS18に進み、登録不可であった場合はステップS20に進む。
ステップS18において、文書登録手段50は、登録候補文書を文書記憶部24内の指定されたフォルダに登録する。
ステップS20において、通知手段54は、登録候補文書の登録要求の結果をクライアント端末2へ通知する。図10は、登録候補文書の登録結果を通知するための画像を示す図である。通知手段54は、例えば、図10に示すようなポップアップ120を含む画像を表示手段18に表示させ、新規登録者に対して登録候補文書の登録要求の結果を通知する。図10に示す例は登録可であった場合の例であるが、登録不可であった場合にはポップアップ120に代えて、例えば「DocuTray計画書は登録できませんでした」と表示するポップアップを表示する。
<第2実施形態>
第1実施形態においては、新規登録者の所属グループと過去登録者の所属グループとに基づいて、登録候補文書の登録可否を判定していたが、第2実施形態においては、新規登録者の所属グループ及び役職と、過去登録者の所属グループ及び役職とに基づいて、登録候補文書の登録可否を判定する。
図11は、第2実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。第2実施形態は、第1実施形態のステップS54及びS56の処理が異なるのみで、その他のステップの処理は同一であるため、既に説明したステップについては説明を省略する。
ステップS80において、登録可否判定手段48は、まず、ステップS32で取得した新規登録者のユーザIDと図3に示すユーザ情報とに基づいて、新規登録者の所属グループ及び役職を取得する。本実施形態においては、新規登録者のユーザIDは「U005」であるので、ユーザ情報のレコード82を参照して、新規登録者の所属グループとして「G003」、役職として「無し」を取得する。
次に、登録可否判定手段48は、ステップS52で抽出したレコードのユーザIDとユーザ情報とに基づいて、過去登録者の所属グループ及び役職を取得する。本実施形態においては、レコード68及び70から過去登録者のユーザID「U001」及び「U003」を取得し、ユーザ情報のレコード78及び80を参照して、ユーザID「U001」の所属グループ「G001、G002、G003」及び役職「マネージャー」、並びにユーザID「U003」の所属グループ「G002」及び役職「無し」を取得する。
ステップS82において、登録可否判定手段48は、ステップS80で取得した新規登録者の所属グループと役職の組と、同じくステップS80で取得した過去登録者の所属グループと役職の組を照合して、登録候補文書の登録可否を判定する。具体的には、過去登録者の所属グループIDに新規登録者の所属グループIDが含まれ、かつ過去登録者の役職と新規登録者の役職が同一である、という条件を満たす組が存在するか否かにより、登録可否を判定する。
本実施形態においては、新規登録者の所属グループと役職の組は「G003」と「無し」である。一方、履歴情報から抽出されたレコード78の所属グループと役職の組は「G001、G002、G003」と「マネージャー」であり、レコード80の所属グループと役職の組は「G002」と「無し」である。したがって、レコード78及び80のいずれも、新規登録者の所属グループを含み、かつ役職が同一である、という条件を満たさないので、本実施形態においては、抽出した単語「DocuTray」はステップS82の判定において「いいえ」となり、登録候補文書は登録不可と判断されることになる。ステップS82において「いいえ」と判定されると、ステップS66に進む。
ステップS66において、通知手段54は、ユーザ情報及びグループ情報に基づいて、ステップS52において抽出したレコードを登録した過去登録者の所属グループの管理者の情報を取得する。本実施形態では、通知手段54は、レコード64及び66を登録した過去登録者の所属グループID「G001、G002、G003」を取得する。さらに、通知手段54は、記憶手段22から図4に示すグループ情報のレコード96、98、100を参照し、グループID「G001」の管理者ID「U001」、グループID「G002」の管理者ID「U001」、グループID「G003」の管理者ID「U001」を取得する。このとき、管理者IDと共に、グループ名列92に基づいて、グループID「G001」、「G002」、及び「G003」のグループ名も取得するようにしても良い。
通知手段54は、さらに、図3に示すユーザ情報を参照し、管理者ID「U001」が示すユーザに関する情報を取得する。本実施形態では、レコード78を参照し、ユーザID「U001」のユーザ名「富士太郎」を取得する。
ステップS68において、通知手段54は、ステップS66において取得した管理者の情報をクライアント端末2へ送信する。図12は、管理者の情報を通知するための画像を示す図である。通知手段54は、例えば、図12に示すような管理者の情報を含むポップアップ130を含む画像を表示手段18に表示させ、新規登録者に対して管理者の情報を通知する。ポップアップ130に表示される情報として、当該文書を登録するために所属していなければいけないグループのグループ名、当該グループの管理者のユーザ名が表示されている。また、これらの情報の他に、当該文書を登録するために就いていなければならない役職名を表示するようにしても良い。
例えば、「DocuTray企画」以外のグループに所属する者が、「DocuTray企画」グループのために作成した電子文書を登録しようとする場合、文書登録装置3に登録不可と判定される場合が考えられる。このような場合、新規登録者は「DocuTray企画」グループの管理者に連絡を取って当該文書を登録させる必要があるため、通知手段54は、過去登録者の所属グループの管理者の情報を新規登録者へ通知している。
<第3実施形態>
第1及び第2実施形態においては、ユーザ情報の所属グループID欄74に、各レコードに該当する者が過去に所属したことのある所属グループ全ての所属グループIDが記憶されており、ステップS54では、過去登録者の所属グループIDとして、過去登録者が所属したことのある全ての所属グループIDが抽出されている。第3実施形態においては、過去登録者の所属グループIDとして、過去登録者が当該登録済単語を登録した時点に所属していたグループの所属グループIDのみを抽出する。
図13は、第3実施形態における履歴情報のデータ構造を示す図である。第3実施形態においては、履歴情報を示すテーブルは、さらに、登録日時列140を含む。登録日時列140には、各登録済単語を各過去登録者が登録した日時である登録日時が記憶される。
例えば、図13において、レコード142は、登録済単語「DocuTray」はユーザID「U001」が示す者によって、日時「2010/04/01」に登録されたことを示している。図13に示す履歴情報では、登録日時として登録した月日を記憶しているが、登録した時間、分、或いは秒まで記憶するようにしても良い。
図14は、第3実施形態におけるユーザ情報のデータ構造の例を示す図である。第3実施形態においては、ユーザ情報を示すテーブルは、所属グループID列150において、各レコードに該当する者が過去に所属したグループを示すグループIDに、各所属グループに所属した期間を示す情報が付されている。また、役職列152において、各レコードに該当する者が過去に就いた役職に、当該役職に就いている期間を示す情報が付されている。
例えば、図14において、レコード154は、ユーザID「U001」及びユーザ名「富士太郎」には、所属グループIDとして「G001(2000/04/01:2005/03/31)、G002(2005/04/01:2010/03/31)、G003(2010/04/01:)」が、役職として「マネージャー(2008/04/01:)」が関連付けられている。ここで、「(2005/04/01:2010/03/31)」は2005年4月1日から2010年3月31日までの期間を意味しており、「(2010/04/01:)」は2010年4月1日から現在に至るまでを意味している。すなわち、レコード154は、「富士太郎」が、2000年4月1日から2005年3月31日まではグループID「G001」が示すグループに属し、2005年4月1日から2010年3月31日まではグループID「G002」が示すグループに属し、2010年4月1日から現在に至るまでグループID「G003」が示すグループに属していることを示している。
同様に、レコード154は、「富士太郎」が、2008年3月31日までは役職が「無し」であり、2008年4月1日から現在に至るまでは役職が「マネージャー」であることを示している。
図15は、第3実施形態の処理の流れを示すフローチャートである。第3実施形態は、第1及び第2実施形態に対して、ステップS54及びS80の処理が異なるのみで、その他のステップの処理は同一であるため、既に説明したステップについては説明を省略する。
図15(a)に示すフローチャートのステップS90において、登録可否判定手段48は、ステップS32で取得した新規登録者のユーザIDと図14に示すユーザ情報とに基づいて、新規登録者の登録要求時の(すなわち現時点での)所属グループを取得する。本実施形態においては、登録要求時の日時が2013年4月1日だとする。登録可否判定手段48は、レコード158を参照して、登録候補文書から単語「DocuTray」を抽出した新規登録者であるユーザID「U005」が示す者は2010年4月1日から現在に至るまでグループ「G003」に所属していることを識別し、新規登録者の登録要求時の所属グループIDとして「G003」を取得する。
次に、登録可否判定手段48は、ステップS52で抽出したレコードのユーザID及び登録日時と、図14に示すユーザ情報とに基づいて、登録済単語の登録日時における過去登録者の所属グループIDを取得する。本実施形態においては、履歴情報のレコード142から過去登録者のユーザID「U001」及び登録日時「2007/04/01」を取得し、ユーザ情報のレコード154に基づいて、ユーザID「U001」の「2007/04/01」時点における所属グループ「G002」を取得する。また、履歴情報のレコード144から過去登録者のユーザID「U003」及び登録日時「2010/02/03」を取得し、ユーザ情報のレコード156に基づいて、ユーザID「U003」の「2010/02/03」時点における所属グループID「G002」を取得する。したがって、過去登録者の所属グループIDは「G002」となる。
以後、ステップS56以下、第1実施形態と同様の処理を行う。第3実施形態においては、新規登録者の登録要求時における所属グループIDは「G003」であり、ステップS90において取得された過去登録者の所属グループIDは「G002」であるので、ステップS56における判断で「いいえ」となり、単語「DocuTray」を含む登録候補文書は登録不可であると判定される。
図15(b)に示すフローチャートのステップS92において、登録可否判定手段48は、ステップS32で取得した新規登録者のユーザIDと図14に示すユーザ情報とに基づいて、新規登録者の登録要求時の(すなわち現時点での)所属グループ及び役職を取得する。登録可否判定手段48は、レコード158を参照して、登録候補文書から単語「DocuTray」を抽出した新規登録者であるユーザID「U005」が示す者は2010年4月1日から現在に至るまでグループ「G003」に所属していること、及び全期間に亘って役職が「無し」であることを識別し、新規登録者の登録要求時の所属グループIDとして「G003」を、登録要求時の役職として「無し」を取得する。
次に、登録可否判定手段48は、ステップS52で抽出したレコードのユーザID及び登録日時と、図14に示すユーザ情報とに基づいて、登録済単語の登録日時における過去登録者の所属グループID及び役職を取得する。本実施形態においては、履歴情報のレコード142から過去登録者のユーザID「U001」及び登録日時「2007/04/01」を取得し、ユーザ情報のレコード154に基づいて、ユーザID「U001」の「2007/04/01」時点における所属グループ「G002」、及び役職「無し」を取得する。また、履歴情報のレコード144から過去登録者のユーザID「U003」及び登録日時「2010/02/03」を取得し、ユーザ情報のレコード156に基づいて、ユーザID「U003」の「2010/02/03」時点における所属グループID「G002」、及び役職「無し」を取得する。
以後、ステップS82以下、第2実施形態と同様の処理を行う。第3実施形態においては、新規登録者の登録要求時における所属グループIDと役職の組は「G003」と「無し」である。一方、履歴情報から抽出された、登録済単語「DocuTray」の登録日時における過去登録者の所属グループIDと役職の組は「G002」と「無し」であるので、ステップS82における判断で「いいえ」となり、単語「DocuTray」を含む登録候補文書は登録不可であると判定される。
1 文書登録システム、2 クライアント端末、3 文書登録装置、4 ネットワーク、10,20 制御手段、12,22 記憶手段、14,32 入力手段、16,26 通信手段、18,30 表示手段、24 文書記憶部、28 認証手段、40 受付手段、42 単語抽出手段、44 登録者情報取得手段、46 関連付手段、48 登録可否判定手段、50 文書登録手段、52 単語登録手段、54 通知手段、60 単語列、62,70 ユーザID列、64,66,78,80,82,96,98,100,102,142,144,154,156,158 レコード、72 ユーザ名列、74,150 所属グループID列、76,152 役職列、90 グループID列、92 グループ名列、94 管理者ID列、110,120,130 ポップアップ、140 登録日時列。

Claims (9)

  1. 新規登録者から登録候補文書の登録要求を受け付ける受付手段と、
    前記登録候補文書から単語を抽出する単語抽出手段と、
    前記新規登録者の情報を取得する登録者情報取得手段と、
    前記登録候補文書から抽出された前記単語と、前記新規登録者を示す情報とを関連付ける関連付手段と、
    過去に登録要求された文書から抽出された登録済単語と、前記登録済単語を登録した過去登録者を示す情報とが関連付けられた履歴情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記履歴情報を読み出し、前記新規登録者を示す情報、及び前記登録候補文書から抽出された前記単語と同一の登録済単語を過去に登録した過去登録者を示す情報、に基づいて、前記登録候補文書の登録の可否を判定する登録可否判定手段と、
    前記登録可否判定手段が登録可と判定した場合に、前記登録候補文書を登録する文書登録手段と、
    を備える文書登録装置。
  2. 前記新規登録者を示す情報は、前記新規登録者の所属グループを示す情報を含み、
    前記過去登録者を示す情報は、前記過去登録者の所属グループを示す情報を含み、
    前記登録可否判定手段は、前記新規登録者の所属グループが、前記過去登録者の所属グループに含まれる場合に、前記登録候補文書を登録可と判定する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の文書登録装置。
  3. 前記新規登録者を示す情報は、前記新規登録者の役職を示す情報を含み、
    前記過去登録者を示す情報は、前記過去登録者の役職を示す情報を含み、
    前記登録可否判定手段は、前記新規登録者の役職が、前記過去登録者の役職と同一である場合に、前記登録候補文書を登録可と判定する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の文書登録装置。
  4. 前記履歴情報は、前記登録済単語に関連付けられた、前記過去登録者が当該登録済単語を登録した時点を示す情報を含み、
    前記過去登録者を示す情報は、前記過去登録者が前記所属グループに所属した期間を示す情報を含み、
    前記登録可否判定手段は、前記新規登録者の所属グループが、前記登録候補文書から抽出された前記単語と同一の登録済単語を登録した時点における過去登録者の所属グループに含まれる場合に、前記登録候補文書を登録可と判定する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の文書登録装置。
  5. 前記履歴情報は、前記登録済単語に関連付けられた、前記過去登録者が当該登録済単語を登録した時点を示す情報を含み、
    前記過去登録者を示す情報は、前記過去登録者が前記役職である期間を示す情報を含み、
    前記登録可否判定手段は、前記新規登録者の役職が、前記登録候補文書から抽出された前記単語と同一の登録済単語を登録した時点における過去登録者の役職と同一である場合に、前記登録候補文書を登録可と判定する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の文書登録装置。
  6. 前記記憶手段は、グループと、前記グループの管理者を示す情報とが関連付けられたグループ情報を記憶し、
    前記登録可否判定手段が登録不可と判定した場合に、前記グループ情報に基づいて、前記過去登録者の所属グループの管理者を示す情報を前記新規登録者へ通知する通知手段、をさらに備える、
    ことを特徴とする、請求項2から5のいずれかに記載の文書登録装置。
  7. 前記履歴情報に前記登録候補文書から抽出された単語と同一の登録済単語が含まれていない場合に、前記新規登録者からの指示に基づいて、前記登録候補文書から抽出された前記単語と、前記新規登録者を示す情報と、を関連付けて前記履歴情報として前記記憶手段に記憶させる単語登録手段、をさらに備える、
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の文書登録装置。
  8. 前記単語抽出手段は、前記登録候補文書の全文に対して形態素解析を実施し、前記形態素解析において未知語と認識された単語を抽出する、
    ことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の文書登録装置。
  9. コンピュータを、
    新規登録者から登録候補文書の登録要求を受け付ける受付手段と、
    前記登録候補文書から単語を抽出する単語抽出手段と、
    前記新規登録者の情報を取得する登録者情報取得手段と、
    前記登録候補文書から抽出された前記単語と、前記新規登録者を示す情報とを関連付ける関連付手段と、
    過去に登録要求された文書から抽出された登録済単語と、前記登録済単語を登録した過去登録者を示す情報とが関連付けられた履歴情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記履歴情報を読み出し、前記新規登録者を示す情報、及び前記登録候補文書から抽出された前記単語と同一の登録済単語を過去に登録した過去登録者を示す情報、に基づいて、前記登録候補文書の登録の可否を判定する登録可否判定手段と、
    前記登録可否判定手段が登録可と判定した場合に、前記登録候補文書を登録する文書登録手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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