JP2015081703A - 石炭灰生成割合制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微粉炭焚きボイラにおいてフライアッシュとクリンカアッシュの発生割合を制御可能な石炭灰生成割合制御方法を提供する。【解決手段】微粉炭焚きボイラにおいて、微粉炭に、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御する石炭灰制御剤を混合し(ステップS1)、該微粉炭を燃焼させ(ステップS2)、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御する。石炭灰制御剤として微粉炭焚きボイラ内で融液率が10〜60%になるフライアッシュFAを使用し(ステップS3)、添加したフライアッシュFA同士を融着させることでクリンカアッシュの生成を促進させる。【選択図】図1

Description

本発明は、微粉炭焚きボイラにおいてフライアッシュとクリンカアッシュの生成割合を制御する方法に関する。
微粉炭を燃料とする微粉炭焚きボイラでは、燃焼残渣である石炭灰が発生する。石炭灰は、発生箇所によりフライアッシュ、シンダアッシュ、クリンカアッシュに大別される。フライアッシュは、集じん装置で捕集される石炭灰、シンダアッシュは、空気予熱器、節炭器で採取される石炭灰であるが、フライアッシュとシンダアッシュとを総称してフライアッシュと呼ぶ場合も多い。
石炭灰の一部は、セメント原料として粘土代替品、フライアッシュセメント、コンクリート混和材、地盤改良材などとして有効利用されているが、火力発電所から排出される石炭灰の量は多量であり、多くは産業廃棄物として埋立処分されている。特に未燃分が多い石炭灰は、リサイクルに適さず埋立処分されるが、これを解決すべく未燃分を含む石炭灰を微粉炭焚きボイラに再投入し、石炭灰中の未燃分を低減させると共に、エネルギーを回収する方法が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
フライアッシュとクリンカアッシュとの有効利用の割合を比較すると、粒径、その他の物性等の理由からクリンカアッシュの方が高い。このため微粉炭焚きボイラにおいてクリンカアッシュの生成を促進させるべく、回収したクリンカアッシュ又はシンダアッシュを微粉炭といっしょにボイラに供給し、供給したクリンカアッシュ又はシンダアッシュを溶融化させることで石炭由来の鉱物粒子、揮発成分を物理的に取込み、クリンカアッシュ生成を促進させる方法が提案されている(例えば特許文献3、4参照)。
クリンカアッシュの生成を促進させるものではないが、回収したフライアッシュを微粉炭といっしょにボイラに供給することでフライアッシュの粒径を大きくし、集じん装置の捕集効率を高める方法も提案されている(例えば特許文献5参照)。
特開2011−52916号公報 特公平6−15926号公報 特開2007−333344号公報 特開2007−333345号公報 特開2007−333346号公報
石炭灰の有効利用を考えたとき、利用率の高いクリンカアッシュの生成を促進させる特許文献3及び4に記載の方法は優れた方法と言えるが、ここに記載されている方法はフライアッシュをクリンカアッシュに変換させるものではない。フライアッシュをクリンカアッシュに変換させることができれば効率的である。一方、今後、フライアッシュの優れた有効利用方法が開発され、フライアッシュの需要が高まったような場合、クリンカアッシュの生成を抑制し、逆にフライアッシュの生成を促進させる技術が必要となる。
本発明の目的は、微粉炭焚きボイラにおいてフライアッシュとクリンカアッシュとの発生割合を制御可能な石炭灰生成割合制御方法を提供することである。
本発明は、微粉炭焚きボイラにおいて、微粉炭に、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御する石炭灰制御剤を添加し、該微粉炭を燃焼させ、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御することを特徴とする石炭灰生成割合制御方法である。
本発明によれば、石炭灰制御剤を添加し微粉炭を燃焼させることで、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御するので、微粉炭の炭種に応じて添加する石炭灰制御剤の種類、添加量等を調整することで、クリンカアッシュの生成割合を増加させフライアッシュの生成量を減少させること、逆にクリンカアッシュの生成割合を減少させフライアッシュの生成量を増加させることができる。
本発明において、前記石炭灰制御剤が、微粉炭焚きボイラ内で融液率が10〜60%になるフライアッシュであり、添加した石炭灰制御剤同士を融着させることでクリンカアッシュの生成量を増加させることを特徴とする。
本発明によれば、石炭灰制御剤として微粉炭焚きボイラ内での融液率が10%以上になるフライアッシュを使用するので、該フライアッシュの表面が溶融し、粘着性を帯びる。ここで融液率は、固体状の灰(フライアッシュ)のうち、液体となった割合をいう。外部からフライアッシュを添加し、微粉炭焚きボイラ内において表面が溶融したフライアッシュの濃度を高めることで、衝突頻度が増しフライアッシュ同士の凝集が促され、添加したフライアッシュをクリンカアッシュに変換させることができる。さらには表面が溶融したフライアッシュに石炭由来の鉱物粒子、揮発成分が取り込まれることでクリンカアッシュの生成が促進される。
基本的に微粉炭焚きボイラ内において融液率を高くするとフライアッシュの粘着性が高まり、フライアッシュ同士の凝集、石炭由来の鉱物粒子、揮発成分の取込みが促進され、結果、クリンカアッシュの生成が促進される。しかしながら微粉炭焚きボイラ内でフライアッシュの融液率が60%を超えると、粘着性が極端に大きくなり灰が炉壁、伝熱管に固着するスラッギング、ファウリングなどの灰付着障害が発生し易くなるので好ましくない。本発明では、フライアッシュの融液率を60%以下とすることでスラッギング等の灰付着障害の発生を抑制しつつクリンカアッシュの生成を促進させる。
本発明において、前記石炭灰制御剤は、フライアッシュの他に融点調整剤を含み、前記石炭灰制御剤の前記融液率が、前記融点調整剤により制御されていることを特徴とする。
本発明によれば、石炭灰制御剤の融液率が、融点調整剤により制御されるので、使用する融点調整剤の種類、添加量などを調整することで融液率を簡単に制御することができる。
また本発明において、前記融液率に代え、前記石炭灰制御剤の高温加熱顕微鏡画像データから算出される収縮率を用い、微粉炭焚きボイラ内で収縮率が7〜40%になる前記石炭灰制御剤を使用することを特徴とする。
後述のように石炭灰の融液率と高温加熱顕微鏡画像データから算出される収縮率との間には相関関係があるので、事前に石炭灰制御剤の収縮率を測定することで融液率を予測することができる。本発明の石炭灰生成割合制御方法は、融液率に代え、石炭灰制御剤の収縮率を使用することができるので容易に本方法を実施することができる。
また本発明において、前記石炭灰制御剤は、融点調整剤であり、微粉炭を燃焼させたとき生成するフライアッシュ及び/又はクリンカアッシュの融点を制御し、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御することを特徴とする。
本発明によれば、融点調整剤を石炭灰制御剤とし、微粉炭といっしょに燃焼させるので、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を容易に制御することができる。具体的には、融点を降下させる石炭灰制御剤を使用すれば、クリンカアッシュの生成量を増加させフライアッシュの生成量を減少させることが可能であり、逆に融点を上昇させる石炭灰制御剤を使用すれば、クリンカアッシュの生成量を減少させフライアッシュの生成量を増加させることができる。
本発明の石炭灰生成割合制御方法を使用することで、微粉炭焚きボイラにおいてフライアッシュとクリンカアッシュとの発生割合を制御することができる。
本発明の第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法を示すフロー図である。 本発明の第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法を適用する微粉炭火力発電設備の概略構成図である。 燃焼ガス温度と熱力学平衡計算に基づく石炭灰の融液率との関係を示す計算結果の一例である。 非接温度計を用いて計測した微粉炭焚きボイラの火炉内の温度分布図である。 ライツ高温加熱顕微鏡装置100の構成図である。 サンプルの半断面積及び重心半径を示す模式図である。 ライツ高温加熱顕微鏡写真の断面積から算出した石炭灰の温度と収縮率との関係を示す図である。 図7において、分解ガスにより体積が膨張した温度域について、体積膨張を排除した方法で算出した石炭灰の温度と収縮率との関係を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法を示すフロー図、図2は、本発明の第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法を適用する微粉炭火力発電設備の概略構成図である。以下の説明において、微粉炭焚きボイラに添加するフライアッシュと、微粉炭焚きボイラで生成されるフライアッシュとを区別するため、微粉炭焚きボイラに添加するフライアッシュをフライアッシュFAと記す。
本発明の第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法は、大略的には、微粉炭焚きボイラにおいて、微粉炭に、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御する石炭灰制御剤を添加し、該微粉炭を燃焼させ、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御する。ここでは、石炭灰制御剤としてフライアッシュFAと融点調整剤とを使用する。
以下、微粉炭火力発電設備を用いて、本発明の第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法
を詳細に説明する。
微粉炭火力発電設備は、ボイラ1を備え、ボイラ1は、火炉3で微粉炭を燃焼させ、その燃焼ガスで火炉3を構成する蒸発管5、さらに火炉3に続く後部煙道6に設置された加熱器7、再熱器9、節炭器11を加熱し蒸気を発生させる。ボイラ1は、大略的には逆U字形状を有し、加熱器7、再熱器9は上部水平部から後部煙道6出口部付近に、節炭器11は、後部煙道6出口部付近に設置される。なお、加熱器7、再熱器9及び節炭器11は、まとめて伝熱管と呼ばれる。
燃料である微粉炭は、石炭バンカ13に貯蔵された石炭が給炭機15、給炭管16を介してローラミル等の微粉砕機17に送られ、微粉砕機17で所定の粒度まで微粉砕される。微粉砕機17では、一般的に74μmアンダーの粒度の微粉炭が80重量%以上となるように粉砕される。微粉砕機17で微粉砕された微粉砕は、一次空気ファン19から供給される空気によりバーナ21に気流搬送される。
節炭器11を加熱した燃焼ガスは、排ガスとなり脱硝装置23に送られ、排ガス中のNOが除去され、空気予熱器25を介して押込通風機27から送られる燃焼用空気と熱交換し、温度を低下させる。その後、排ガスは、電気集じん装置29で除じんされ、排煙脱硫装置31で排ガス中のSOが除去され、最終的に煙突33から大気中に放出される。
上記微粉炭火力発電設備において、火炉3及び後部煙道6内で溶融した灰粒子同士が融着し、大きく成長し、自重によりボイラ1の炉底に落下したものがクリンカアッシュとなり、クリンカアッシュは、ボイラ1の炉底に設けられたクリンカホッパ35に回収される。
一方、灰粒子同士が融着せず、あるいは灰粒子同士が融着しても大きく成長せず、燃焼ガスに同伴し後部煙道6に運ばれたものがシンダアッシュ及びフライアッシュとなる。このうち節炭器11を通過する際に落下し、回収されるものがシンダアッシュである。なおシンダアッシュは、排ガスと共に脱硝装置23及び空気予熱器25に送られ、ここでも回収される。さらに排ガスと共に運ばれ、電気集じん装置29で回収されるものがフライアッシュである。フライアッシュの大きさは、一般的には、数μm〜100μm程度の粒径を有し、100μm以下のものが90重量%以上を占める。なお、シンダアッシュとフライアッシュとは、まとめてフライアッシュとも呼ばれる。
以上のことから分かるようにボイラ1において、溶融した灰粒子同士を融着させ、灰を大きく成長させることでクリンカアッシュの生成量を増加させることができる。本実施形態では、微粉炭焚きのボイラ1において、微粉炭にフライアッシュFA及び融点調整剤を混合し(図1ステップS1)、これを火炉3で燃焼させ(図1ステップS2)、添加したフライアッシュFA同士を融着させることで、灰を大きく成長させクリンカアッシュとする。
微粉炭に混合するフライアッシュFAは、本微粉炭火力発電設備の電気集じん装置29で回収されたものを基本とするが、シンダアッシュを含んでもよく、他の発電設備から回収されたフライアッシュであってもよい。フライアッシュが回収される他の発電設備も、微粉炭火力発電設備に限定されず、例えば石炭と重油とを燃料とする混焼式の火力発電設備であってもよい。さらにフライアッシュは、ごみ焼却設備等で回収されたものであってもよい。
微粉炭に混合するフライアッシュFAの量は、特に限定されるものではないが、微粉炭に対して1〜5重量%を添加する。フライアッシュFAの濃度を高め、フライアッシュFA同士の衝突頻度を増加させることで凝集を促進し、クリンカアッシュの生成を促進させるには、添加すべきフライアッシュFAの量が多い方が好ましいが、フライアッシュFAの添加は、熱効率の低下につながるので不必要に多くすることは好ましくない。
フライアッシュFA同士を融着させることでクリンカアッシュとするには、フライアッシュFAの融着性が重要となる。この融着性は、フライアッシュの融点及び融液率と密接に関連する。融液率は、固体状の灰(フライアッシュ)のうち、液体となった割合をいう。
フライアッシュFAの融点及び融液率は、成分により異なることが知られている。熱力学平衡計算ソフトウエア(FactSage ver5.5)を用いて、算出された石炭灰の融液率の一例を図3に示す(出典:若林信行,森永雅彦,”微粉炭焚きボイラにおける灰付着性評価手法の開発−実機灰付着環境温度の実態解明−”,電力中央研究所報告,平成24年5月,p14)。図3からも分かるようにフライアッシュFAの融液率は、フライアッシュFAの成分、及びボイラ1内の温度により大きく異なる。
ボイラ1内での融液率を高くするとフライアッシュFAの粘着性が高まり、フライアッシュFA同士の凝集、鉱物粒子、揮発成分の取込みが促進されクリンカアッシュが生成し易い。しかしながらボイラ1内でフライアッシュFAの融液率が高くなり過ぎると、灰の付着性、粘着性が極端に大きくなり灰が炉壁に固着するスラッギング、あるいはアルカリ金属、灰粒子が伝熱管に付着し成長するファウリングなどの灰付着障害が発生し易くなるので好ましくない。灰の融液率が60%を超えると、灰の付着性が急激に増大するとの報告がある(例えば、秋山勝哉,朴海洋,多田俊哉,”改質褐炭(UBC(登録商標))と瀝青炭の灰付着性の評価”,神戸製鋼技報,vol60,No.1,67−70(2010))。
以上のことから本実施形態では、ボイラ1内、特に火炉3内でフライアッシュFAの融液率を10〜60%とする(図1ステップS3)。融液率が10%を下回るとフライアッシュFAの粘着性が低く、フライアッシュFA同士が凝集し難い。一方、融液率が60%を超えるとフライアッシュFAの粘着性が極端に大きくなりスラッギング等の灰付着障害が発生し易くなるので好ましくない。
本実施形態では、フライアッシュFAと一緒にフライアッシュFAの表面の融点を変化させる融点調整剤を添加することで、火炉3内において、フライアッシュFAの融液率を10%〜60%とする。融点調整剤には、融点降下作用のある融点調整剤と融点上昇作用のある融点調整剤とがある。融点降下作用のある融点調整剤としては、NaO、KO、CaO、MgO、Feが例示される。一方、融点上昇作用のある融点調整剤としては、SiO、Al、TiOが例示される。融点調整剤は、1種の融点調整剤の他、2種類以上の融点調整剤を混合して使用してもよい。
融点調整剤の種類及び添加量は、火炉3内において、フライアッシュFAの融液率が10%〜60%となるように、添加するフライアッシュFAの性状及び火炉3の温度に応じて適宜決定する。フライアッシュFAのみで融液率が10%〜60%となるのであれば、融点調整剤を添加する必要はない。
図4は、微粉炭焚きボイラの火炉内の温度を非接温度計で実測した結果である。図4に示す微粉炭焚きボイラでは、火炉内温度が約1100℃〜1400℃の範囲にあり、図3に示される燃焼ガス温度範囲とほぼ一致する。よって、図3の結果に従えば、ニューランズ炭と同様の灰組成を持つフライアッシュFAであれば、融点調整剤を添加することなく、フライアッシュFAのみを添加すればよい。一方、コールバレー炭と同様の灰組成を持つフライアッシュFAであれば、フライアッシュFAといっしょに融点を上昇させる融点調整剤を添加する必要がある。
微粉炭に混合するフライアッシュFA及び融点調整剤は、微粉炭と均一に混合された状態でバーナ21に供給することが好ましい。本実施形態ではフライアッシュFA及び融点調整剤を給炭機15に供給するので、これらは石炭が微粉砕機17で微粉炭に粉砕される過程で混合される。本電気集じん装置29から回収されたフライアッシュFAを使用する場合、気流搬送によりフライアッシュFAを給炭機15に供給するようにしてもよい。また給炭機15に代え、石炭バンカ13、給炭管16、微粉砕機17にフライアッシュFA及び融点調整剤を投入してもよく、微粉砕機17で微粉炭と均一に混合されるのであれば、フライアッシュFAと融点調整剤とが異なる機器、配管に供給されてもよい。
融点調整剤の形態は、特に問われず、粉粒体状の他、水溶液、スラリー状態の融点調整剤を給炭機15に供給してもよい。水を含む水溶液、スラリー状態の融点調整剤であっても、石炭の量に比較すれば水の量はわずかであり、さらに微粉砕機17において乾燥されるので問題ない。またフライアッシュFA及び融点調整剤は、これを予め混合し、この混合物を微粉炭と混合してもよい。
以上のように上記実施形態に示す石炭灰生成割合制御方法では、微粉炭に混合し供給するフライアッシュFAの融液率を10%〜60%とする、あるいは融液率が10%〜60%となるフライアッシュFAを使用することで、スラッギング等の灰付着障害の発生を抑制しつつクリンカアッシュの生成を促進させる。本方法は、主として、添加したフライアッシュFAを火炉3内において互いに融着させ、自重によりボイラ1の炉底に落下する程度まで成長させクリンカアッシュとする。添加したフライアッシュFAをクリンカアッシュに変換させるのでクリンカアッシュを生成させる方法として非常に効率的である。
さらに本方法は、表面が溶融したフライアッシュFAに石炭由来の鉱物粒子、揮発成分が取り込まれることでクリンカアッシュの生成が促進される。よって微粉炭の炭種に応じて添加するフライアッシュFA及び/又は融点調整剤の種類、添加量等を調整することで、クリンカアッシュの生成量を制御することができる。
上記実施形態では、フライアッシュFAの融液率及び融点調整剤を含むフライアッシュFAの融液率を10〜60%に制御することで、スラッギング等の灰付着障害の発生を抑制しつつクリンカアッシュの生成を促進させるが、融液率に代え、高温加熱顕微鏡写真の断面積(高温加熱顕微鏡画像データ)から算出したフライアッシュFAの収縮率を用い、このフライアッシュFAの収縮率を所定の範囲に制御することで、クリンカアッシュの生成を促進させることができる。
高温加熱顕微鏡写真の断面積から算出したフライアッシュFAの収縮率Cは、加熱前のフライアッシュFAの体積Vに対する、加熱後のフライアッシュFAの収縮した体積の割合を言い、式(1)で表される。
収縮率C(%)=(V−V)/V×100・・・(1)
ここでV:加熱前のフライアッシュFAの体積
:加熱後の顕微鏡写真の断面積から算出したフライアッシュFAの体積
石炭灰の収縮率Cの測定要領の一例を示す。なお、フライアッシュFA、融点調整剤を含むフライアッシュFAの収縮率Cも同じ要領で測定することができることは当然である。図5は、ライツ高温加熱顕微鏡装置100の構成図である。ライツ高温加熱顕微鏡装置100は、電気炉101、カメラ103、ランプ105及びドラフト107を備え、電気炉101で試料110を加熱しつつ、その時の試料110の溶融状態等をカメラ103で撮影することができる。
石炭灰の収縮率Cの測定手順は、次の通りである。微粉炭を空気中において、815℃で1時間加熱し、石炭灰とした。得られた石炭灰と水とを混練し、3mmの円柱に押出し成形し、高さを3mmにカットした。成形した石炭灰を図5に示すライツ高温加熱顕微鏡100で、室温から1500℃に徐々に加熱し、その時の温度と状況を録画した。ガス雰囲気は、還元雰囲気(ガス組成CO:60%,CO:40%,流速400ml/min)である。
録画した画像から、画像処理ソフトにより半断面積及びその重心半径を計測し、式(2)を用いて、体積を算出し、式(1)により収縮率Cを算出した。半断面積及びその重心半径を図6に示した。
体積=半断面積×重心半径×2π・・・(2)
上記処理において、分解ガスにより体積が膨張した温度域は、分解ガス発生による体積膨張を排除する必要がある。このため分解ガスにより体積が膨張した温度域については、以下の要領で体積を求めた。
別途、成形した石炭灰サンプルを、電気炉101で分解ガスにより体積が膨張した温度に加熱し、その後急冷した。そのサンプルの中心をダイヤモンドカッターで切断し、実体顕微鏡で撮影し、その画像から画像処理ソフトにより直径50μm以上の分解ガス発生による空隙を差し引き、断面積を算出し、体積を求めた。
図7にライツ高温加熱顕微鏡写真の断面積から算出した温度と収縮率との関係、図8に、分解ガスにより体積が膨張した温度域について、体積膨張を排除した方法で算出した温度と収縮率との関係を示した。
図8に示すライツ高温加熱顕微鏡写真の断面積から算出した石炭灰の収縮率Cと加熱温度との関係は、図3に示す燃焼ガス温度と熱力学平衡計算に基づく石炭灰の融液率との関係と同じ傾向を示し、収縮率Cを1.5倍とすると融液率とほぼ一致する。よって、フライアッシュFAの融液率、又は融点調整剤を含むフライアッシュFAの融液率に代え、フライアッシュFAの高温加熱顕微鏡写真の断面積から算出した収縮率C、又は融点調整剤を含むフライアッシュFAの高温加熱顕微鏡写真の断面積から算出した収縮率Cを用い、収縮率Cを7〜40%とすることで、クリンカアッシュFAの生成を促進させることができる。
高温加熱顕微鏡写真の断面積から算出するフライアッシュFAの収縮率Cは、熱力学平衡計算ソフトウエアと異なり、フライアッシュFAの成分及び融点調整剤の融点等の基礎データが不要であるので、フライアッシュFAの成分等が不明の場合であっても算出することができる。また高温加熱顕微鏡の操作も比較的簡単に行うことができるので、フライアッシュFAの収縮率Cを使用することで、本発明の第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法を容易に実施することができる。
上記実施形態では、添加したフライアッシュFA同士を融着させることで、クリンカアッシュを生成させる方法、つまりクリンカアッシュの生成量を増加させる方法を示したが、第2実施形態の石炭灰生成割合制御方法では、逆にフライアッシュの生成割合を増加させる方法を示す。
第2実施形態の石炭灰生成割合制御方法は、微粉炭焚きボイラにおいて、微粉炭に、石炭灰制御剤として融点上昇作用のある融点調整剤を混合し、該微粉炭を燃焼させる。ここで使用する融点上昇作用のある融点調整剤には、第1実施形態で示した融点調整剤を使用することが可能であり、1種の融点調整剤の他、2種類以上の融点調整剤を混合して使用してもよい点も第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法と同様である。また微粉炭と融点調整剤を混合する要領も第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法と同じである。
微粉炭と一緒に融点上昇作用のある融点調整剤を燃焼させると、微粉炭の燃焼に伴い生成する灰粒子に融点調整剤が作用し、灰粒子の融点が上昇する。これに伴い灰粒子の融液率が低下し、火炉3内での灰粒子の凝集が抑制され、灰粒子は燃焼ガスに伴い後部煙道6に運ばれる。この結果、クリンカアッシュの生成が抑制され、フライアッシュの生成量が増加する。
第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法と、第2実施形態の石炭灰生成割合制御方法とを比較すると、微粉炭にフライアッシュFAを添加するか否かの点が異なる。第2実施形態の石炭灰生成割合制御方法の考え方を利用して、微粉炭に石炭灰制御剤として融点降下作用のある融点調整剤を混合し、該微粉炭を燃焼させることで、フライアッシュの生成を抑制し、クリンカアッシュの生成量を増加させることができる。
但し、第2実施形態の石炭灰生成割合制御方法は、第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法に比較して、外部からフライアッシュFAを添加していないため火炉3内の灰粒子の濃度が低く、灰粒子の凝集が起こり難い。さらに第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法は、添加したフライアッシュFAをクリンカアッシュに変換するので、クリンカアッシュの生成を促進させる方法として非常に効率的である。よって、クリンカアッシュの生成量を増加させたいときには、微粉炭にフライアッシュFAを添加する第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法が好ましい。フライアッシュの生成量を増加させたいときに、第1実施形態の石炭灰生成割合制御方法を使用しても、添加したフライアッシュFAをそのままフライアッシュとして回収することとなるので非効率である。
以上、第1及び第2実施形態の石炭灰生成割合制御方法を示したが、本発明の石炭灰生成割合制御方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変形して使用することができる。また、本発明の石炭灰生成割合制御方法を適用可能な微粉炭火力発電設備も上記実施形態に限定されるものではない。
1 ボイラ
3 火炉
5 蒸発管
6 後部煙道
11 節炭器
13 石炭バンカ
15 給炭機
16 給炭管
17 微粉砕機
21 バーナ
23 脱硝装置
29 電気集じん装置
31 排煙脱硫装置
35 クリンカホッパ
100 ライツ高温加熱顕微鏡装置
101 電気炉
103 ランプ
105 カメラ
110 試料

Claims (5)

  1. 微粉炭焚きボイラにおいて、
    微粉炭に、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御する石炭灰制御剤を添加し、該微粉炭を燃焼させ、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御することを特徴とする石炭灰生成割合制御方法。
  2. 前記石炭灰制御剤が、微粉炭焚きボイラ内で融液率が10〜60%になるフライアッシュであり、添加した石炭灰制御剤同士を融着させることでクリンカアッシュの生成量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の石炭灰生成割合制御方法。
  3. 前記石炭灰制御剤は、フライアッシュの他に融点調整剤を含み、
    前記石炭灰制御剤の前記融液率が、前記融点調整剤により制御されていることを特徴とする請求項2に記載の石炭灰生成割合制御方法。
  4. 前記融液率に代え、前記石炭灰制御剤の高温加熱顕微鏡画像データから算出される収縮率を用い、微粉炭焚きボイラ内で収縮率が7〜40%になる前記石炭灰制御剤を使用することを特徴とする請求項2又は3に記載の石炭灰生成割合制御方法。
  5. 前記石炭灰制御剤は、融点調整剤であり、
    微粉炭を燃焼させたとき生成するフライアッシュ及び/又はクリンカアッシュの融点を制御し、フライアッシュとクリンカアッシュとの生成割合を制御することを特徴とする請求項1に記載の石炭灰生成割合制御方法。
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