JP2015081620A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速回転化による発熱を抑制して軸受の耐久性を損ねることなく、軸受回転トルク増大を抑制した駆動装置を提供する。【解決手段】回転軸と前記回転軸を支持する軸受を縦型配置に備える駆動装置であって、前記軸受の軸方向下方より軸受内部に対して潤滑剤を噴射する給油ノズルと、前記軸受軸方向上方に前記軸受内に給油された潤滑剤を排出する排出穴と、を設けた給排油装置を備え、前記軸受の軸方向上面より保持器端部を突出させるとともに、前記保持器端部に傾斜面を設ける。【選択図】図1
Description
本発明は、ガスタービンエンジンや非常用排水ポンプなどの産業用駆動装置に関し、特に回転軸及び回転軸を支持している転がり軸受が、縦型に配置されている産業用駆動装置に関するものである。
従来から、縦型配置のガスタービンエンジン、非常用排水ポンプなどの産業用駆動装置(以下、駆動装置と称する。)においては、高効率化、高出力化の要求から、タービン軸やポンプ軸などの回転軸の高速回転化が求められていた。しかしながら高速回転化によって回転軸を支持する軸受の発熱の問題が重要な課題となっていた。これを解決する手段として、例えば図2に示す特許文献1においては、軸受20の潤滑方法にオイル潤滑方式を採用した技術がある。これは、給油装置40に設けた給油ノズル42から軸受の内輪21外周面、転動体24及び外輪22内周面の軸受の摺動面に対して潤滑剤を噴射する。軸受の摺動面で適宜潤滑した後、外輪22に設けた排油溝22aへ潤滑剤を排出する構造であるため、図示しない軸の高速回転による軸受の攪拌抵抗による過度の発熱を抑制している。
しかしながら、特許文献1の構造を採用した縦型配置の駆動装置においては、装置内の他部品によるオイルミストが回転軸を支持する軸受などに上方から降り注ぎ、軸受上にオイルが溜まる。このオイル溜まりが軸受回転の攪拌抵抗及び発熱源となり、軸受の耐久性に影響するとともに、軸受の回転トルクが増大する懸念があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速回転化による発熱を抑制して軸受の耐久性を損ねることなく、軸受回転トルク増大を抑制した駆動装置を提供することにある。
そこで上記の課題を解決するために、本発明は、内輪と、前記内輪に同心円状に設けた外輪と、前記内輪と前記外輪間にあって前記内輪と前記外輪とを相対回転させる複数の転動体と、前記内輪と前記外輪間にあって前記複数の転動体を等間隔に保持する保持器とを備えた軸受と、回転軸と前記回転軸を支持する前記軸受を縦型配置に備えた駆動装置であって、前記軸受の軸方向下方より軸受内部に対して潤滑剤を噴射する給油ノズルと、前記軸受軸方向上方に前記軸受内に給油された潤滑剤を排出する排出穴とを設けた給排油装置を備え、前記軸受の軸方向上面より前記保持器端部を突出させるとともに、前記保持器端部に傾斜面を設けていることを特徴とする。
本発明の駆動装置によれば、軸受に給排油装置を備えたので軸受の高速化に際しても、発熱を抑制でき、軸受の耐久性を確保できる。また、前記軸受の軸方向上面より前記保持器端部を突出させるとともに、前記保持器端部に内輪側から外輪側へ向かうにつれて軸方向上方に向かって傾斜する傾斜面を設けたことにより、潤滑剤過多による軸受回転トルクの増大と軸受の発熱を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態に係る駆動装置について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、ガスタービンエンジンや非常用排水ポンプなどの駆動装置1の回転軸周辺は、回転軸2が軸受3を介して駆動装置1のハウジング内に縦型に配置されている。
前記軸受3は、外輪3aと、内輪3bと、前記外輪と前記内輪間にあって前記外輪と前記内輪とを相対回転可能にさせる複数の転動体3cと、前記転動体を保持する保持器3dと、を備えている。また、前記軸受3の軸方向下方には、前記転動体3cに潤滑剤を供給する給油ノズル4が設けられ、前記軸受3の軸方向上方には、軸受3に供給された潤滑剤を排出させる排出穴5が設けられている。
さらに、前記軸受の軸方向上面より前記保持器3dの端部を突出させるとともに、前記保持器3dの端部に内輪側から外輪側へ向かうにつれて軸受軸方向上方に向かって傾斜する傾斜面3eを設けられている。この構成により、軸受軸方向上方より降り注ぐ駆動装置1の他部品に起因するオイルミストを、内輪の遠心力により前記排出穴5へ振り飛ばすことができる。
また、軸受3の内部へ潤滑油を供給する給油ノズル4を、前記保持器の傾斜部3eとは軸受3を挟んで逆側である軸方向下方側に配したので、軸受3に対して適量の潤滑剤を供給できるとともに、給油ノズル4より軸受内部へ供給された潤滑剤を保持器3dの傾斜面3eの遠心力によって効率的に排出穴へ導くことができる。
以上、本発明の駆動装置の構造について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
1…駆動装置
2…回転軸
3…軸受
3d…保持器
4…給油ノズル
5…排出穴
2…回転軸
3…軸受
3d…保持器
4…給油ノズル
5…排出穴
Claims (1)
- 内輪と、前記内輪に同心円状に設けた外輪と、前記内輪と前記外輪間にあって前記内輪と前記外輪とを相対回転させる複数の転動体と、前記内輪と前記外輪間にあって前記複数の転動体を等間隔に保持する保持器とを備えた軸受と、回転軸と前記回転軸を支持する前記軸受を縦型配置に備えた駆動装置であって、前記軸受の軸方向下方より軸受内部に対して潤滑剤を噴射する給油ノズルと、前記軸受軸方向上方に前記軸受内に給油された潤滑剤を排出する排出穴とを設けた給排油装置を備え、前記軸受の軸方向上面より前記保持器端部を突出させるとともに、前記保持器端部に傾斜面を設けていることを特徴とする駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013218565A JP2015081620A (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | 駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013218565A JP2015081620A (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | 駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015081620A true JP2015081620A (ja) | 2015-04-27 |
Family
ID=53012344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013218565A Pending JP2015081620A (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | 駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015081620A (ja) |
-
2013
- 2013-10-21 JP JP2013218565A patent/JP2015081620A/ja active Pending
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