JP2015081403A - 耐熱性紡績糸の製造方法 - Google Patents

耐熱性紡績糸の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015081403A
JP2015081403A JP2013229576A JP2013229576A JP2015081403A JP 2015081403 A JP2015081403 A JP 2015081403A JP 2013229576 A JP2013229576 A JP 2013229576A JP 2013229576 A JP2013229576 A JP 2013229576A JP 2015081403 A JP2015081403 A JP 2015081403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
temperature
yarn
resistant
predetermined range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013229576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5866326B2 (ja
Inventor
ソ ヒュン ジョン
Soo Hyun Jeon
ソ ヒュン ジョン
ユン キョ パク
Young Kyoo Park
ユン キョ パク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JIGU CO Ltd
Original Assignee
JIGU CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1020130125588A external-priority patent/KR101516888B1/ko
Priority claimed from KR1020130125568A external-priority patent/KR101516887B1/ko
Application filed by JIGU CO Ltd filed Critical JIGU CO Ltd
Publication of JP2015081403A publication Critical patent/JP2015081403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5866326B2 publication Critical patent/JP5866326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/44Yarns or threads characterised by the purpose for which they are designed
    • D02G3/443Heat-resistant, fireproof or flame-retardant yarns or threads
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/22Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
    • D02G3/26Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre with characteristics dependent on the amount or direction of twist
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

【課題】向上された伸縮性を有する耐熱性紡績糸及び織物の製造技術の提供。
【解決手段】耐熱性繊維を第1方向に予め定められた範囲内の撚り数で撚る単糸の製造過程と、前記単糸製造過程により製造された単糸に予め定められた範囲内の第1温度の熱を加える第1熱固定過程と、前記第1熱固定処理された少なくとも2つの単糸を合わせ前記第1方向に予め定められた範囲内の第1撚り数で撚る合糸製造過程と、前記合糸の製造過程により製造された合糸に予め定められた範囲内の第2温度の熱を加える第2熱固定過程と、前記第2熱固定処理された合糸を前記第1方向と反対の第2方向に予め定められた範囲内の第2撚り数で撚る逆撚り過程と、前記逆撚り処理された合糸に予め定められた範囲内の第3温度の熱を加える第3熱固定過程とを含む、向上された伸縮性を有する耐熱性紡績糸の製造方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、紡績糸の製造技術に関するもので、より詳細には、向上された伸縮性を有する耐熱性紡績糸の製造技術と向上された伸縮性を有する耐熱性織物の製造技術に関するものである。
ナイロンやポリエステル繊維などの一般的な熱可塑性合成繊維は、約250℃程度で溶ける。しかし、アラミド繊維、全方向(全芳香)族ポリエステル繊維とポリパラフェニレン-ベンゾビスオキサゾール繊維などの耐熱高機能繊維の分解温度は約500℃に達するほど高い。
このような耐熱高機能繊維は、優れた耐熱性と難燃性を有するので、火花や高温に露出される危険性が高い消防服、レーサーの服、鉄鋼労働者の服、溶接工の服などに広く利用されている。また、このような耐熱高機能繊維は、耐熱性と高強度を有することができるので、運動選手の服、作業服、ロープ、タイヤコード及び他の高引裂強さと耐熱性が要求されるものに多く使用されている。
しかし、一般的な耐熱高機能繊維で製造された糸自体が伸縮性がほとんどなく、さらに、このような繊維に基づいて製造された織物もまた弾性をほとんど持たない。したがって、このような耐熱性繊維ベースの織物で製造された衣類は、着用した場合、装着感が良好でなく、運動や作業などに必要な活動を制約することになる。
これに耐熱性繊維を用いた糸や織物に弾性力を付与するための様々な研究が行われて、実際の製品が発売されている。しかし、現在までの研究結果と発売された製品を注意深くみると、高温の熱処理による耐熱性繊維自体の機能の劣化を伴う場合がほとんどであり、さらに耐熱性繊維を用いた糸や織物に付与される弾性もまた微弱な場合が多い。
本発明の目的は、向上された伸縮性を有する紡績糸の製造技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、低温熱処理を通じて、向上された伸縮性を持ちながらも耐熱性繊維本来の性能が劣化しない紡績糸を製造する技術を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は以上で言及した技術的課題に限定されず、言及されていないまた異なる技術的課題は、下の記載から、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
前記技術的課題を解決するための本発明の一実施形態に係る耐熱性紡績糸の製造方法は、耐熱性繊維(heat resistant and high performance fiber)を、第1方向に予め定められた範囲内の撚り数(twist number)で撚る(twisting)単糸(single yarn )の製造過程と、
前記単糸製造過程により製造された単糸に、予め定められた範囲内の第1温度の熱を加える第1熱固定(heat setting )過程と、
前記第1熱固定処理された少なくとも2つの単糸を合わせ、前記第1方向に予め定められた範囲内の第1撚り数で撚る合糸(ply yarn)の製造過程と、
前記合糸の製造過程により製造された合糸に、予め定められた範囲内の第2温度の熱を加える第2熱固定過程と、
前記第2熱固定処理された合糸を、前記第1方向と反対の第2方向に予め定められた範囲内の第2撚り数で撚る逆撚り(reverse twisting)過程と、
前記逆撚り処理された合糸に、予め定められた範囲内の第3温度の熱を加える第3熱固定過程を含むことができる。
前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記第3熱固定処理された合糸を、前記第1方向に予め定められた範囲内の第3撚り数で撚る再撚り(re-twisting)過程をさらに含むことができる。
前記第2撚り数は、前記第1撚り数と前記第3撚り数の合より大きいことができる。そして前記第2温度は、前記第1温度と前記第3温度より高いことができる。
前記耐熱性繊維は、アラミド繊維(aramid fiber)で有り得る。また前記耐熱性繊維は、第1耐熱性繊維と第2耐熱性繊維を含む混紡繊維で有り得る。また前記耐熱性繊維は、耐熱性繊維と非耐熱性繊維を含む混紡繊維で有り得る。
前記第1温度、前記第2温度、前記第3温度のそれぞれは、50℃から100℃の間の温度で有り得る。この時、前記第1温度は、前記第3温度より高いことができる。
前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記再撚り過程の後には、熱固定過程を実行しないことを特徴とすることもある。
前記技術的課題を解決するための本発明の他の実施形態に係る耐熱性紡績糸の製造方法は、耐熱性繊維を、第1方向に予め定められた範囲内の撚り数で撚る単糸の製造過程と、前記単糸製造過程により製造された少なくとも2つの単糸を合わせ、前記第1方向に予め定められた範囲内の第1撚り数で撚る合糸製造過程と、前記合糸製造過程により製造された合糸に、予め定められた範囲内の第1温度の熱を加える第1熱固定過程と、前記第1熱固定処理された合糸を、前記第1方向と反対の第2方向に予め定められた範囲内の第2撚り数で撚る逆撚り過程と、前記逆撚り処理された合糸に、前記第1方向にあらかじめ定められた範囲内の第3撚り数で撚る再撚り過程を含むことができる。このとき、前記第2撚り数は、前記第1撚り数と前記第3撚り数の合より大きくなることがある。
前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記単糸製造工程に従って製造された単糸に、予め定められた範囲内の第2温度の熱を加える第2熱固定過程をさらに含むことができる。このとき、前記第1温度は、前記第2温度より高いことがある。そして、前記第1及び第2温度は、50℃から100℃の間の温度で有り得る。
前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記逆撚り処理された合糸に、予め定められた範囲内の第3温度の熱を加える第3熱固定過程をさらに含むことができる。このとき、前記第1温度は、前記第3温度より高いことがある。そして、前記第1及び第3温度は、50℃から100℃の間の温度で有り得る。
前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記単糸製造工程に従って製造された単糸に、予め定められた範囲内の第2温度の熱を加える第2熱固定過程と、前記逆撚り処理された合糸に、予め定められた範囲内の第3温度の熱を加える第3熱固定過程をさらに含むことができる。このとき、前記第1温度は、前記第2及び第3温度より高く、前記第2温度は、前記第3温度より高いことがある。そして、前記第1、第2及び第3温度のそれぞれは、50℃から100℃の間の温度で有り得る。
前記耐熱性繊維は、第1耐熱性繊維と第2耐熱性繊維を含む混紡繊維で有り得る。また、前記耐熱性繊維は、耐熱性繊維と非耐熱性繊維を含む混紡繊維で有り得る。
前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記の再撚り過程の後には、熱固定過程を実行しないことを特徴とすることができる。
本発明に係る向上された伸縮性を有する耐熱性紡績糸は、前述した耐熱性紡績糸の製造方法によって製造することができる。
本発明に係る向上された伸縮性を有する耐熱性織物は、前述した耐熱性紡績糸の製造方法によって製造された耐熱性紡績糸を用いて製造することができる。
本発明に係る向上された伸縮性を有する耐熱性紡績糸は、前述した耐熱性紡績糸の製造方法のによって製造することができる。
本発明に係る向上された伸縮性を有する耐熱性織物は、前述した耐熱性紡績糸の製造方法によって製造された耐熱性紡績糸を用いて製造することができる。
本発明によって製造された耐熱性紡績糸と耐熱性織物は、従来の耐熱性紡績糸に比べて向上された伸縮性を有することができる。
また、本発明によって製造された耐熱性紡績糸及び耐熱性織物は、低温の熱処理を通じて、従来の耐熱性紡績糸に比べて向上された伸縮性を有しながらも劣化しない耐熱性繊維本来の性能を提供することができる。
また、本発明に係ると、従来の生産設備をそのまま利用しながらも、伸縮性が向上し、耐熱性繊維本来の機能を十分に発揮することができる耐熱性紡績糸と耐熱性織物を製造することができる。
前述したように、本発明は、現在までの耐熱性紡績糸と織物の製造技術の分野での難しい課題を解決したものとすることができる。なぜなら、アラミド繊維などのような耐熱性繊維自体が開発され商品化されたことはながい時間が流れたが、耐熱性繊維本来の特性を維持しながらも伸縮性を有する耐熱性紡績糸と耐熱性織物は開発されなかったからである。
本発明に係る耐熱性紡績糸の製造方法の一例を示すフローチャートである。 図1に示した耐熱性紡績糸の製造方法によって単糸が製造される例を示す。 図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法によって単糸または合糸に適正撚係数が決まれる方法を説明するためのグラフである。 図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法に応じて熱固定過程が実行される方法を説明するための図である。 図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法によって実行される合糸製造過程や再撚り過程までが実行される例を示す。 図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法によって実行される合糸製造過程と再撚り過程までが実行される例を示す。 図1に示した本発明に係る耐熱性紡績糸の製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る耐熱性織物の製造方法の一例を示すフローチャートである。 図8に示された耐熱性織物の製造方法で実行される水洗過程を説明するための図である。 図8に図示された耐熱性織物の製造方法で実行される水洗過程の一例を示す。 図8に示された耐熱性織物の製造方法で実行されるクラッビング過程を説明するための図である。 本発明に係る紡績糸の製造方法によって製造することができる耐熱性混紡繊維単糸の例を示す。 本発明に係る紡績糸の製造方法によって製造することができる耐熱性繊維合糸の様々な形態を示す。 本発明に係る紡績糸の製造方法で熱固定過程に投入される形態の例を示す。 本発明の別の実施例の他の耐熱性紡績糸の製造方法を示すフローチャートである。 図15に示された耐熱性紡績糸の製造方法によって耐熱性単糸が製造される過程の一例を示す図である。 本発明によって製造された耐熱性織物の試験成績書である。 図17に示された試験成績書の伸縮性の試験結果のみを拡大して表示したものである。 図17でのテストが実行された試料1の実際の伸縮性発現過程を示す図である。 図17でのテストが実行された試料1の実際の伸縮性発現過程を示す図である。 図17でのテストが実行された試料3の実際の伸縮性発現過程を示す図である。 図17でのテストが実行された試料3の実際の伸縮性発現過程を示す図である。
本発明と本発明の動作上または機能上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するために、本発明の好適な実施形態を例示する添付図面及び添付図面に記載された内容を参照するべきである。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明することにより、本発明を詳細に説明する。各図面に提示された同じ参照符号は同じ部材を示す。
図1は、本発明に係る耐熱性(heat resistant)紡績糸(spun yarn)の製造方法の一例を示すフローチャートである。
まず、耐熱性繊維(heat resistant fiber)を用いて耐熱性単糸(single yarn)が製造される(S100)。ここで、耐熱性繊維とは、パラ系芳香族ポリアミド繊維(para-aromatic polyamide)繊維 、メタ系芳香族ポリアミド繊維 などを含むアラミド繊維で有り得、全芳香族ポリエステル繊維とポリパラフェニレン-ベンゾビスオキサゾール(polyparaphenylen-benzobisoxazole)繊維などを含むことができる。しかし、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。
一方、耐熱性単糸製造過程は、耐熱性繊維を第1方向に予め定められた回数の範囲内の撚り数(twist number)に撚ることを意味する。ここで、第1方向とは、耐熱性繊維の長さ方向軸を中心に時計回りまたは反時計回りで有り得る。このような、単糸製造過程では、今後図2及び図3を参照してさらに注意深く見る。
前記単糸製造過程に応じて耐熱性単糸が製造されると、前記製造された単糸にあらかじめ定められた範囲内の第1温度の熱を加える第1熱固定過程(heat setting)が実行される(S110)。熱固定とは、繊維や織物の形や大きさが変わらないようにするために熱を加えることを意味する。S110段階では、単糸の撚り状態の安定性を高めるために、予め定められた温度の熱を加える過程をいう。このような、熱固定過程については、今後図4を参照してさらに注意深く見る。
単糸に第1熱固定処理が完了すると、第1熱固定処理された少なくとも2つの単糸を合わせ、前記第1方向に予め定められた範囲の第1撚り数で撚る合糸(ply yarn)製造過程が実行される(S120)。ここで、2つの単糸が撚られるものを2合糸、3つの単糸が撚られるものを3合糸という。一方、前記の合糸の撚り方向は、前述の単糸の 撚り方向と同じことが分かる。
合糸過程が実行された後、製造された合糸にあらかじめ定められた範囲内の第2温度で熱を加える第2熱固定過程が行われる。前記第2熱固定過程もまた前述した第1熱固定と同一又は類似の方法で実行することができる。ただし、前記第2温度は、前記第1温度より高いことがある。なぜなら、合糸は単糸に比べて、より太く、撚りを解消しようとする抵抗力がさらに強いからである。そして、前記第2熱固定過程時間は、前記第1熱固定時間より長いことがある。
第2熱固定過程が実行された後、第2熱固定処理された合糸を前記第1方向と反対方向である第2方向に予め定められた範囲内の第2撚り数で撚る逆撚り(reverse twisting)過程が実行される(S140)。つまり、逆撚り過程は、第2熱固定された合糸を、先で注意深く見た単糸と合糸の撚り方向である第1方向と反対方向である第2方向に撚ることをいう。
一方、前記逆撚り過程の撚り数は、前記合糸製造過程の撚り数に比べて大きいで有り得る。つまり、前記逆撚り過程が実行されると合糸の撚り方向は、第2方向で有り得る。
逆撚り過程が実行された後、製造された合糸にあらかじめ定められた範囲内の第3 温度で熱を加える第3熱固定過程が実行される(S150)。前記第3熱固定過程もまた、前述した第1熱固定と同一又は類似の方法で実行することができる。前に注意深く見た第2熱固定過程により、第1方向の撚り状態を維持しようとする性質と前記第3熱固定過程実行に伴う逆撚り状態を維持しようとする性質により合糸に伸縮性が発現することができる。
一方、前記第3温度は、前述した単糸製造過程や合糸製造過程の後で実行される熱固定の過程に対応する第1温度と第2温度に比べて低いことができる。そして、第3熱固定時間は、前記第1熱固定時間と前記第2熱固定時間より短いことがある。
また、前記第1〜第3温度すべては50℃から100℃の間の温度で有り得る。アラミド繊維ような耐熱性繊維の熱固定温度が約200℃に達したり、それ以上のものと比較する時、本発明に係る耐熱性紡績糸の製造方法で実行される熱固定過程は、低温熱処理過程とすることができる。したがって、本発明に係る耐熱性紡績糸の製造方法による耐熱性繊維の劣化の程度は、従来の方法による耐熱性繊維の劣化程度に比べてはるかに低いことができる。
第3熱固定過程が実行された後、第3熱固定処理された合糸を前記第1方向に予め定められた範囲内の第3撚り数で撚る再撚り過程(re-twisting)が行われる(S160)。ここで、前記逆撚り過程での前記第3撚り数と前記合糸の製造過程での前記第1撚り数の合は、前記逆撚り過程での前記第2撚り数より少ないことができる。つまり、前記の再撚り過程まで実行された結果、製造された耐熱性紡績糸の最終撚りの方向は、第2方向で有り得る。このような再撚りは、前記第2熱固定以降の状態に戻ろうとする性質を再度付与することにある。
前記再撚り過程(S160)の以降には、別の熱固定過程である実行されないことがあります。なぜなら、前記第1〜第3熱固定過程に沿って合糸の撚り特性がほぼ安定することができるからである。一方、本発明の他の実施形態によれば、前記再撚り過程実行後、非常に低い温度で、追加の熱固定過程が行われることもある。これは、再撚りされた合糸の撚り特性をさらに安定化させるためで有り得る。
一方、図1に示すこととは異なり、第1〜第3熱固定過程は、選択的な過程で有り得る。例えば、本発明の他の実施形態に係ると、前記第1〜第3熱固定過程のいずれか一つだけを実行することも、2つの熱固定過程のみが実行されることもある。
また、図1に示すこととは異なり、第2熱固定過程以降に実行される逆撚りや再撚り過程は、選択的な過程で有り得る。例えば、本発明の他の実施形態では、前記逆撚り過程や再撚り過程のいずれかの過程だけが実行されることもあり、両過程とも実行できないことも有り得る。
S120段階の合糸製造過程からS160段階の再撚り過程までの関係性については、今後図5及び図6を参照してさらに注意深く見る。
図2は図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法によって単糸が製造される例を示す。
図2の(a)は、耐熱性繊維を長さ方向の軸を中心に時計回りに撚ることを示す。このような撚りをs−撚り(s−twist)と称し、このような撚りが適用された糸をs−撚り糸(s−twist yarn)とする。
図2の(b)は、耐熱性繊維を長さ方向の軸を中心に反時計回りに撚ったことを示す。このような撚りをz−撚り(z−twist)と称し、このような撚りが適用された糸をz−撚り糸(z−twist yarn)とする。
本発明に係る耐熱性紡績糸の製造方法で、単糸の製造過程、合糸の製造過程、および再撚り過程での撚り方向がs−撚り方向とz−撚り方向のいずれかであれば、逆撚り過程での撚り方向はs−撚り方向とz−撚り方向の残りの一つで有り得る。ただし、合糸の製造過程での撚り数と再撚り過程での撚り数の和と前記逆撚り過程での撚り数の違いによって、前記耐熱性紡績糸の製造方法によって製造される耐熱性紡績糸の最終的な撚り方向が決まることになる。
図3は図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法によって単糸または合糸に適正撚系数(twist multiplier or twist conttant)が決まれる方法を説明するためのグラフである。
撚系数とは、糸(yarn)の太さと撚り数によって決まれる定数を意味する。図3のグラフを参照すると、撚系数が増加するほど、糸の強度は増加するが、糸の伸度はますます減少することがわかる。本発明に係る耐熱性紡績糸の製造方法に係ると単糸または合糸の適正撚系数は撚系数に応じた強度曲線と伸度曲線が交わる撚系数で決定されることができる。撚系数が決定されると糸の太さに応じた撚り数が決定されることができる。したがって、前記のグラフは、本発明に係る耐燃性紡績糸の製造方法で単糸や合糸の撚り数を決定するために利用することができる。
一方、糸の伸度(ductility)とは、一定の力で糸を引いたとき増える程度をいい、糸の強度(tenacity)の強さとは、糸の破壊に対する強い程度を意味する。
図4は、図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法に応じて熱固定過程の実行方法を説明するための図である。
図4を参照すると、図2に示された耐熱性紡績糸の製造方法の単糸に対する第1熱固定過程は、単糸130をボビン120に巻いた状態で、所定のチャンバー(chamber、100)の棚110上に投入した後、前記チャンバ100を密閉し、その状態で所定温度の水蒸気を所定時間の間、前記チャンバ100に供給することにより行うことができる。
しかし、本発明に係る紡績糸の製造方法での前記第1熱固定過程が、前述した方法でのみ実行されるものではない。例えば、前記第1熱固定過程は、製造された単糸を所定温度の水に所定時間の間漬けておいたり、製造された単糸に所定温度の赤外線を所定時間の間かける過程によって実行されることもある。
図5は、図1に図示された耐熱性紡績糸の製造方法によって実行される合糸製造過程(S120)と再撚り過程(S160)までが実行される例を示す。
図5に示された例では、合糸は、z−撚り単糸2つのz−撚りによって製造することができる。合糸の撚り形態を示すzzの内、前のzは単糸の撚り方向を示し、後のzは合糸の撚り方向を示す。
前記合糸の第2熱固定過程が行われた後、逆撚り過程が行われる。逆撚り実行結果前記合糸の撚り形態は、zs形態になる。これは合糸過程に沿ったz−方向の撚り数である720回より逆撚り過程でのs−方向の撚り数である1600回がさらに多いからである。前記逆撚り過程実行の結果、前記合糸の撚り数はs−方向に980回となる。
逆撚りが実行された後、第3熱固定過程が行われる。前記第3熱固定過程に対応する温度T2は、第2熱固定に対応する温度T1に比べて低いことができる。前記第3熱固定過程が実行された後、再撚り過程が行われる。再撚り過程が実行された後も、合糸の撚り形態は、zs形態を維持する。これは逆撚り過程実行後のs−方向の撚り数980回が再撚り過程でのz−方向の撚り数である680回より多いからである。図5を参照すると、逆撚り過程が実行された合糸のs−方向の撚り数が再撚り過程が実行された後には減少されたことを分かることができる。
一方、本発明の他の実施形態に係れば、前記再撚り過程でのz−方向の撚り数 が980回より多いこともある。この場合、最終的な合糸の撚り形態はzz形態になることができる。
再撚り過程が実行された後には、別の熱固定過程が行われないことがある。これは合糸の撚り特性は、既にある程度安定していることが有るからである。
一方、図5に示した例では、前記第2熱固定過程と、前記第3熱固定過程は、 100℃以下で実行されることが望ましい。前、注意深く見たように、低温熱処理で耐熱性繊維の劣化を最小限にするためである。
また、前記第2熱固定過程と、前記第3熱固定過程は、選択的過程で有り得る。例えば、本発明の他の実施形態では、前記第2熱固定および前記第3熱固定過程の中の1つだけが実行されることもあり、両過程すべてが省略されることもある。
図6は図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法によって実行される合糸製造過程(S120)と再撚り過程(S160)までが実行される例を示す。
図6に示した例では、図5に示した例に比べて単糸と合糸の撚り方向が逆であり、逆撚り過程及び再撚り過程での撚り方向もまた逆である。このような内容を除外すれば、当業者であれば、図5に示された例を参照して、図6に示された例を容易に理解されて導出することができる。したがって、両者の相違点だけを簡略に見る。
図6に示した例では、合糸の最終的な撚り形態は、sz形態になることができる。合糸過程でのs−方向の撚り数(TN1_S)と再撚り過程でのs−方向の撚り数 (TN3_S)の合が逆撚りでのz−方向の撚り数(TN2_Z)に比べて小さいからである。一方、図5に示されたことと類似に、合糸の最終的な撚り形態ははssの形態になることもある。
また、図6に示した例では、再撚り過程実行後に別の弱い熱固定過程が実行されることができる。ここで、前記弱い熱固定の温度(T3)は、先に行われた第2熱固定温度(T1)と第3熱固定温度(T2)に比べて低いことができる。
図7は、図1に示した本発明に係る耐熱性紡績糸の製造方法の一例を示すフローチャートである。
まず、耐熱性繊維の代表的な例であるアラミド繊維でz−撚りの単糸(すなわち、 z−撚りアラミド単糸)を製造する(S200)。すなわち、図1に図示された耐熱性紡績糸の製造方法で、第1方向は、z−方向である。
その後、前記製造された単糸に、50℃から100℃の間の第1温度(T1)と第1熱固定過程が実行される(S210)。しかし、熱固定温度が前述した範囲に限定されるものではない。これは、今後の注意深く見る第2及び第3熱固定過程についても同様である。
z−撚り単糸に、第1撚り数(TN1)を有するz−撚り合糸(つまり、z−撚りアラミド合糸)が製造される(S220)。その次、z−撚り合糸に50℃から100℃の間の第2温度(T2)で第2熱固定過程が行われる(S230)。
そして、第2熱固定されたz−撚り合糸を、第2撚り数(TN2)でs−方向に撚る 逆撚り過程が実行される(S240)。すなわち、図1に示された耐熱性紡績糸の製造方法での第2方向はs−方向である。ここで、前記第2撚り数(TN2)は、前記第1撚り数(TN1)より大きくすることができる。その結果、合糸はs−撚り合糸(つまり、s−撚りアラミド合糸)となる。
前記逆撚り過程実行結果s−方向に撚る合糸に50℃から100℃の間の第3温度(T3)に第3熱固定過程が実行される(S250)。その後、s−方向に撚る合糸を再び第3撚り数(TN3)でz−方向に撚る、再撚り過程が実行される(S260) 。一方、前記第2より数(TN2)は、前記第1撚り数(TN1)と、前記第3撚り数(TN3)の合より大きくなることがある。したがって、前記合糸の最終的な 撚り形状は、 zs形になることがある。
前述したように、前記再撚り過程の後には、別の熱固定過程がさらに実行されないことがある。また、弱い熱固定過程がさらに実行することもある。
また、前述した例にように、前記第2温度は、前記第1温度と前記第3温度より高いこともある。そして、前記第2熱固定時間は、前記第1熱固定時間と前記第3熱固定時間より長いことがある。また、前記第1熱固定時間は、前記第3熱固定時間より長いことがある。
また、前述した例のように、前記第1乃至第3熱固定過程は、選択的な過程で有り得る。例えば、本発明の他の実施形態に係る耐熱性紡績糸の製造方法では、前記第1乃至第3熱固定過程の中、1つだけが選択的に実行することもあり、2つの熱固定過程が 選択的に実行することもできる。
以上で注意深く見た耐熱性紡績糸の製造方法の全ての工程は、100℃内の温度で行われる。つまり、従来の技術と比べると、本発明に係る紡績糸の製造方法は、相対的に低温で行われる。これは、耐熱性繊維を用いた紡績糸の製造過程では、当然、高温処理が必須であると見たり、高温処理しても構わないという従来の耐熱性紡績糸製造技術によっては、試みられたことのない画期的な技術であるとする。
低温で製造された本発明に係る紡績糸での耐燃性繊維固有の耐熱性や物理的強度などの劣化程度が従来技術によって製造された紡績糸のより少ないしかない。さらに、本発明に係る紡績糸の場合、撚り方向の制御、撚り方向に沿った撚り数の制御、撚り方向に沿った低温熱固定等に基づいて、従来技術によって製造された耐熱性紡績糸に比べて向上された伸縮性を有する。
図8は、本発明に係る耐熱性織物の製造方法の一例を示すフローチャートである。以下、必要な図面を参照して、前記耐熱性織物の製造方法を説明する。
図1に示したS100乃至S160の段階に応じて耐熱性紡績糸が製造される(S300)。さらに具体的にS300のステップは、図7に図示された耐熱性紡績糸の製造方法によって製造することもできる。
耐熱防滴詐欺製造されると、前記水洗(scouring)過程が実行される(S310)。ここで、水洗過程とは、前記耐熱性織物を、第1ローラと第2ローラ間を通過させながら、予め定められた範囲内の第1温度の水で洗浄する過程で有り得る。前記第1温度は20℃から90℃の間の温度で有り得る。さらに好ましくは、前記第1温度は30℃から40℃の間の温度で有り得る。
図9は、図8に図示された耐熱性織物の製造方法で実行されている水洗過程(S310)を説明するための図である。
前記水洗過程は、第1ローラ160と第2ローラ170との間に加えられる圧力を段階的に高めながら、複数の圧力レベルそれぞれについて、耐熱性織物190を第1温度の水で洗浄する複数の洗浄過程を含むことができる。
このとき、前記複数の洗浄工程それぞれは、耐熱性の織物を洗浄成分が含まれている水であらかじめ決められた時間の間洗浄する第1水洗過程と、第1水洗過程処理された耐燃性織物を洗浄成分が含まれていない水で洗浄する第2洗浄過程を含むことができる。各圧力レベルに応じて、前記1水洗過程が実行される時間は互いに異なり設定することができる。これは、前記第2水洗過程が実行される時間についても同様である。
前記水洗過程のさらに具体的な例を見る。
図10は図8に図示された耐熱性織物の製造方法で実行される水洗過程の一例を示す。
まず、耐燃性織物190が第1圧力(例えば、2000kgの重量に対応する圧力)が加わる前記第1ローラ160 と、前記第2ローラ170 を通過しながら水槽180)に盛られた洗浄成分が含まれて30℃水で30分間洗浄される。その次に、前記耐燃性織物は、2kの圧力が加えられる前記第1ローラ160と、前記第2ローラ170を通過しながら、洗浄成分が含まれていない30℃水で30分間洗浄される(S311)。
次に、耐燃性織物190が第2圧力(例えば、3000kgの重量に対応する圧力)が加わる前記第1ローラ160と、前記第2ローラ170を通過しながら水槽180に 盛られた洗浄成分が含まれている30℃水で30分間洗浄される。その後に、前記耐燃性織物は3kの圧力が加えられる第1ローラ160と、前記第2ローラ170を通過しながら、洗浄成分が含まれていない30℃水で40分間洗浄される(S312)。
その後、耐燃性織物190が、第3圧力(例えば、4000kgの重量に対応する圧力)が加わる前記第1ローラ160と、前記第2ローラ170を通過しながら水槽180)に盛られた洗浄成分が含まれている30℃水で40分間洗浄される。その後、前記の耐燃性織物は3kの圧力が加えられる第1ローラ160と、前記第2ローラ170を通過しながら、洗浄成分が含まれていない40℃水で40分間洗浄される(S313)。前述した過程を介して前記水洗過程の実行が完了することができる。
一般化学繊維や合成繊維を用いた織物の製造過程で毛燒過程や熱処理過程が最初に実行されるのとは異なり、本発明に係る耐熱性織物の製造方法では、製造された織物の水洗過程がすぐに実行されることに特徴がある。
再び図8を参照すると、水洗過程が完了すると、前記水洗処理された耐熱性織物に、第2温度の熱を加えた後、第3ローラーに巻き取るクラッビング(crabbing)工程が実行される(S320)。ここで、クラッビング加工は織物が一定しない収縮現状を防止するため熱湯処理することをいう。
前記第2温度で熱処理された耐燃性織物は、前記第2温度で熱処理された高密度の織物と共に前記第3ローラーに巻き取られることもある。一方、高密度織物は、前記耐熱性織物に比べて緻密し、滑らかな表面を有することが有り得る。
このようなクラッビング過程により、耐熱性織物の組織を安定化することができ、前記耐燃性織物に弾力感を付与することができ、前記耐熱性織物の表面がさらに滑らかになることができる。一方、クラッビングの過程が実行される前記第2温度もまた20℃から90℃の間の温度で有り得る。さらに好ましくは、前記第2温度は70℃から80℃の間の温度で有り得る。つまり、クラッビング温度は、水洗温度より高いことがある。
図11は、図8に示された耐熱性織物の製造方法で実行されるクラッビング過程を説明するための図である。
図11を参照すると、水槽200に盛られた予め定められた範囲内の温度の水で耐熱性織物 210と高密度コットン(cotton)織物220に所定の熱が加えられる。前記耐熱性織物210と高密度コットン織物220には、水ではない水蒸気や赤外線によって熱が加えられることもある。
所定の熱が加えられた後、耐熱性織物210と高密度コットン織物220は、一緒に第3ローラー230に巻き取られる。巻取時に加えられる引きと高密度コットン織物の表面との接触に基づいて、前記耐熱性織物の表面はさらに滑らかになり得、弾力性が付加されることもある。
再び図8を参照すると、クラッビング過程が完了すると、前記のクラッビング処理された耐熱性織物を予め定められた範囲内の第3温度で乾燥させる乾燥過程が実行される(S330)。前記第3温度もまた20℃から90℃の間の温度で有り得る。しかし、前記第3温度は、前記第2温度よりも低い温度で有り得る。
一方、一般的にアラミド織物などの耐熱性織物の乾燥過程が約150℃で行われるのに比べ、本発明に係る耐熱性織物の製造方法での乾燥過程は低温乾燥過程とすることができる。また、前述した洗浄過程とクラッビング過程もまた、100℃以下の低温で行われるがところが、本発明に係る耐熱性織物の製造方法では、熱による耐熱性繊維の劣化(deterioration)は、従来の方法に比べて非常に少ないことがある。
乾燥処理が完了すると、乾燥処理された耐熱性織物に、第4温度の熱を加える熱固定過程が実行される(S340)。前記熱固定過程によって前記耐燃性織物の状態を最終的に設定するための過程である。前記第4温度は、90℃から200℃の間の温度で有り得る。つまり、前記第4温度は、前述した第1乃至第3温度より高いことがある。好ましくは、前記第4温度は130℃から200℃の間の温度で有り得る。すなわち、本発明に係る耐熱性織物の製造方法において、100℃以上の温度で実行される過程は乾燥過程が唯一である。
前述した耐熱性紡績糸の製造方法でも100℃を超える温度で処理される過程がなく、この耐熱性織物の製造方法でも、乾燥過程を除くすべての過程の処理温度が100℃を超えない。
これは、耐熱性繊維を用いた紡績糸や織物の製造過程では、当然のことながら、高温処理が必須であると見たり、高温処理しても構わないという従来の耐熱性紡績糸製造技術や耐熱性織物の製造方法では、試みられたことのない画期的な技術であるとする。
つまり、従来の技術に比べて低温で製造された本発明に係る耐熱性織物での耐燃性繊維固有の耐熱性や物理的強度などの劣化程度は、従来技術によって製造された耐熱性織物より少ないしかない。さらに、本発明に係る耐熱性織物の場合、織物を構成する耐熱性紡績糸の向上された伸縮性に基づいて、従来の技術によって製造された耐熱性織物に比べて向上された伸縮性を有する。
下の表1は、本発明に係る耐熱性紡績糸の製造方法によって製造された耐熱性紡績糸を用いて製造された織物の伸縮性の向上の程度を示す例である。参考に、以下のデータは、国内FITI試験研究院に試験依頼して取得されたデータである。
実施形態1によれば、番手(yarn number)68のアラミド繊維に基づいて、z−方向の撚り数750のアラミド単糸を製造し、製造された2つの単糸をz−方向に630回撚り2合糸を作成後、最終的に撚り数670のs-撚り合糸を製造し、それに基づいて、耐熱性の織物を製造した場合、前記製造された織物の伸縮率は8.89%であることがわかる。また、実施形態1と番手だけ52で異なり、同じ過程によって製造された実施形態2による耐熱性織物の伸縮率は9.82%であることがわかる。このような伸縮率は、アラミド繊維に基づいて製造された耐熱性織物の伸縮率としては非常に高いものとすることができる。
さらに、前記実施形態1及び実施形態2による耐熱性織物は、バルキー性(bulkiness)もまた良好なことがわかる。
前記データを考慮すると、本発明は、現在までの耐熱性紡績糸と織物製造技術の分野での難しい課題を解決したものとすることができる。なぜなら、アメリカのデュポン社(DuPont社) や国内のコーロン社(Kolon社)などの大手企業により耐熱性繊維自体が開発され商品化されたことは長い時間が流れたが、耐熱性繊維本来の特性を維持しながらも、伸縮性を有する耐熱性紡績糸と耐熱性織物は開発されていないたからである。
以上で図1〜図11を参照して注意深く見た実施形態では、単一耐熱性繊維からなる単糸を利用し、従来の耐熱性紡績糸に比べて向上された伸縮性を有する耐熱性紡績糸が製造される。しかし、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、前述した実施形態は、耐熱性繊維を含む耐熱性混紡繊維単糸を用いた紡績糸の製造にも同じまたは類似に適用することができる。
図12は、本発明に係る紡績糸の製造方法によって製造することができる耐熱性混紡繊維単糸の例を示す。
図12の(a)を参照すると、前記混耐熱性繊維は、第1耐熱性繊維および第2耐熱性繊維の混紡からなることができる。前記第1耐熱性繊維と前記第2耐熱性繊維の混紡率は使用目的に応じて適切な比率で調整することが望ましい。
前記第1耐熱性繊維は、アラミド繊維であり、前記第2耐熱性繊維は、アラミド繊維以外の耐熱性繊維で有り得る。一方、図12の(a)では、2種類の耐熱性繊維が混紡された耐熱性繊維を例で挙げたが、これは本発明の一実施形態に係るものであるだけである。前記耐熱性混紡繊維は、3種類以上の耐熱性繊維が混紡された耐熱性混紡繊維で有り得る。
図12の(b)を参照すると、混耐熱性繊維は、第1耐熱性繊維と非耐熱性繊維の混紡からなることができる。前記第1耐熱性繊維と前記非耐熱性繊維の混紡率は使用目的に応じて適切な比率で調整することが望ましい。
ここで、前記非耐熱性繊維は、一般的に耐熱性繊維で区切られた繊維以外の難燃性繊維、可燃性繊維などで有り得る。一方、図12の(b)では、1種類の耐熱性繊維と1種類の非耐熱性繊維が混紡された耐熱性繊維を例で挙げたが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、前記の混紡繊維には、2種類以上の耐熱性繊維が混紡することもでき、2種類以上の非耐熱性混紡繊維が混紡することもある。
以上の図1〜図11を参照して説明した実施形態では、同じ種類の耐熱性単糸を用いて合糸し、従来の耐熱性紡績糸に比べて向上された伸縮性を有する耐熱性紡績糸が製造される。しかし、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、前述した実施形態は、互いに異なる種類の耐熱性繊維単糸を合糸したり、耐熱性繊維単糸と非耐熱性繊維単糸を合糸して実行される紡績糸の製造にも同じまたは類似に適用することができる。
図13は、本発明に係る紡績糸の製造方法によって製造することができる耐熱性繊維合糸の様々な形態を示す。
図13の(a)を参照すると、本発明に係る紡績糸の製造方法によって製造することができる耐熱性繊維合糸は、第1耐熱性繊維単糸と第2耐熱性繊維単糸を合わせて撚ることで製造することができることが分かる。しかし、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、本発明に係る紡績糸の製造方法に用いることができる耐熱性繊維合糸は、3種類以上の互いに異なる耐熱性繊維単糸を合わせて撚ることで製造することもできる。
図13の(b)を参照すると、本発明に係る紡績糸の製造方法によって製造することができる耐熱性繊維合糸は、第1耐熱性繊維単糸と非耐熱性繊維単糸を合わせて撚ることで製造することができることが分かる。しかし、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、前記の耐熱性繊維合糸は、2種類以上の耐熱性繊維単糸と2種類以上の非耐熱性繊維単糸を含むように製造することもできる。
図14は、本発明に係る紡績糸の製造方法において熱固定過程に投入される形態の例を示す。
図14の(a)を参照すると、紡績糸の製造過程で製造された単糸または合糸がコープ240に巻き取られた状態で熱固定するための熱を提供する装置に投入され得ることが分かる。
図14の(b)を参照すると、前記紡績糸の製造過程で製造された単糸または合糸がチーズ250に巻き取られた状態で熱固定するための熱を提供する装置に投入され得ることが分かる。
図14の(c)を参照すると、前記紡績糸の製造過程で製造された単糸または合糸がボビン120に巻き取られた状態で熱固定するための熱を提供する装置に投入され得ることが分かる。
図15は、本発明のまた別の実施形態に係る耐熱性紡績糸の製造方法を示すフローチャートである。参考に、前記耐熱性紡績糸の製造方法は、合糸ではない、単糸として伸縮性を有する紡績糸を製造する方法である。
まず、耐熱性繊維単糸を第1方向に、第1撚り数で、撚る(S400)。前記耐熱性繊維単糸は1種類の耐熱性繊維単糸で有り得、2種類以上の耐熱性繊維を含む混紡繊維で有り得、耐熱性繊維以外に、非耐熱性繊維を含む混紡繊維で有り得る。その後、予め定められた範囲内の第1温度で前記単糸に対する第1熱固定過程が行われる(S410)。
第1熱固定処理された単糸を第1方向と反対方向の第2方向に、第2撚り数で、撚る(S420)。次に、予め定められた範囲内の第2温度で前記単糸の第2熱固定過程が行われる(S430)。一方、前記第1温度は、前記第2温度より高いことが望ましい。第1熱固定後の状態に戻ろうとする性質が前記第2熱固定処理後の状態を維持しようとする性質より優勢なければ伸縮性の発現が容易でないからである。
次に、前記第2熱固定処理された単糸を第1方向に、第3撚り数で、ツイスティングする(S440)。このような撚り過程は、第1熱固定処理後の状態に戻ろうとする性質を再び付与するためのもので、伸縮性の発現を向上させるための過程で有り得る。一方、前記第2撚り数は、前記第1撚り数と前記第3撚り数の合より大きくなることがある。
次に、前記単糸にあらかじめ定められた範囲の第3温度で、第3熱固定過程が実行される(S450)。ここで、前記第3温度は、前記第1温度と前記第2温度より低いことがある。一方、前記第1乃至第3温度はすべて50℃から100℃の間の温度で有り得る。
図15に示すのと異なり、第1乃至第3熱固定過程は、選択的な過程で有り得る。例えば、本発明の他の実施形態に係ると、前記第1乃至第3熱固定過程のいずれか一つだけを実行することもでき、2つの熱固定過程のみが実行されることもある。
また、図15に示すのと異なり、第2熱固定過程の後に実行される撚り過程(S440)は、 選択的過程で有り得る。
図16は、図15に示された耐熱性紡績糸の製造方法によって耐熱性単糸が製造される過程の一例を示す図である。
耐熱性単糸をz−方向に撚り数500で撚った後、第1温度(T1)に熱固定過程が行われる。その後、前記耐熱性単糸をs−方向に撚り数1500で撚った後、第2温度(T2)で第2熱固定過程が行われる。次に、前記耐熱性単糸をz−方向に撚り数500で撚った後、第3温度(T3)で第3熱固定過程が行われる。つまり、前記耐熱性紡績糸の製造方法によって製造された耐熱性単糸の最終的なツイスト形はs−方向の撚り数500である。
図17は、本発明によって製造された耐熱性織物の試験成績書である。図18は、図17に示された試験成績書の伸縮性試験結果のみを拡大して表示したものである。参考で、前記の試験機関は、韓国医療試験研究院(KATRI:Korea Apparel Testing & Research Institute)である。
前記試験の試料1は、 PBO系耐熱性繊維とパラ系耐熱性繊維の40:60混紡繊維に本発明を適用して製造された耐熱性織物であり、試料2は、 PBO系耐熱性繊維とパラ系耐熱性繊維の混紡繊維を用いて製造された一般的な耐熱性織物である。前記の試験で、試料3は、メタ系耐熱性繊維に本発明を適用して製造された耐熱性織物であり、試料4は、メタ系耐熱性繊維を用いて製造された一般的な耐熱性織物である。
図17及ぶび図18を参照すると、本発明が適用された耐熱性織物の伸縮性は、8.5%と7.9%であり、その比較対象となる一般的な耐熱性織物の伸縮性は、1.8%と1.7%である。つまり、前記の試験成績書を注意深く見ると、本発明により製造された耐熱性織物は、一般的な耐熱性織物に比べて飛躍的に向上された伸縮性を持つことが分かる。
図19及び図20は、図17でのテストが実行された試料1の実際の伸縮性発現過程を示す図である。さらに詳細には、図19は、前記試料1に左右方向に引っ張る前の状態を示し、図20は、前記試料1の両端を手で引っ張った状態を示す。
図19及び図20を参照すると、前記試料1の両端をユーザーが手で引っ張った場合、試料1の長さが30cmから32.5cmに増えることがわかる。つまり、前記試料1を単に手で引くても、前記試料1は、約8.3%の伸縮性が発現されることである。一方、ユーザーが再び前記試料1に加えた力を除去すると、前記試料1の長さは、 再び30cmに原状復帰される。
図21及び図22は、図17でのテストが実行された試料3の実際の伸縮性発現過程を示す図である。詳細には、図21は、前記試料3を左右方向に引っ張る前の状態を示し、図22は、前記試料3の両端を手で引っ張った状態を示す。
図21及び図22を参照すると、前記試料3の両端をユーザーが手で引っ張った場合、試料3の長さが30cmから33.2cmに増えることが分かる。つまり、前記試料3を単に手で引くても、前記試料3には、10.2%の伸縮性が発現されることである。一方、ユーザーが再び前記試料3に加えた力を除去すると、前記試料3の長さは、 再び30cmに原状復帰される。
以上のように、本発明は、たとえ限定された実施形態と図面によって説明されたが、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば、これらの記載から様々な変更及び変形が可能である。
したがって、本発明の範囲は、説明された実施形態に限定されて定められなく、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものにより定められなければならない。
100:チャンバ
110:棚
120:ボビン
130:単糸
140:z−撚り単糸
150:s−撚り単糸
160:第1ローラー
170:第2ローラー
180:水槽
190:耐熱性織物
200:水槽
210:耐熱性織物
220:高密度織物

Claims (20)

  1. 耐熱性繊維(heat resistant and high performance fiber)を、第1方向に予め定められた範囲内の撚り数(twist number)で撚る(twisting)単糸(single yarn )の製造過程と、
    前記単糸製造過程により製造された単糸に、予め定められた範囲内の第1温度の熱を加える第1熱固定(heat setting )過程と、
    前記第1熱固定処理された少なくとも2つの単糸を合わせ、前記第1方向に予め定められた範囲内の第1撚り数で撚る合糸(ply yarn)の製造過程と、
    前記合糸の製造過程により製造された合糸に、予め定められた範囲内の第2温度の熱を加える第2熱固定過程と、
    前記第2熱固定処理された合糸を、前記第1方向と反対の第2方向に予め定められた範囲内の第2撚り数で撚る逆撚り(reverse twisting)過程と、
    前記逆撚り処理された合糸に、予め定められた範囲内の第3温度の熱を加える第3熱固定過程と、
    を含む、向上された伸縮性(elasticity)を有する耐熱性紡績糸(spun yarn)の製造方法。
  2. 前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記第3熱固定処理された合糸を、前記第1方向に予め定められた範囲内の第3撚り数で撚る再撚り過程(re-twisting)をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2撚り数は、前記第1撚り数と前記第3撚り数の合より大きい、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2温度は、前記第1温度と前記第3温度より高い、請求項3に記載の方法。
  5. 前記耐熱性繊維は、第1耐熱性繊維と第2耐熱性繊維を含む混紡繊維である、請求項3に記載の方法。
  6. 前記耐熱性繊維は、耐熱性繊維と非耐熱性繊維を含む混紡繊維である、請求項3に記載の方法。
  7. 前記第1温度、前記第2温度、前記第3温度のそれぞれは、50℃から100℃の間の温度である、請求項4に記載の方法。
  8. 前記第1温度は、前記第3温度よりも高い、請求項4に記載の方法。
  9. 前記第1温度、前記第2温度、前記第3温度のそれぞれは、50℃から100℃間の温度である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記再撚り過程の後には、熱固定過程を実行しない、請求項4に記載の方法。
  11. 耐熱性繊維を、第1方向に予め定められた範囲内の撚り数に撚る単糸の製造過程と、
    前記単糸製造過程により製造された少なくとも2つの単糸を合わせ、前記第1方向に予め定められた範囲内の第1撚り数で撚る合糸の製造過程と、
    前記合糸の製造過程により製造された合糸に、予め定められた範囲内の第1温度の熱を加える第1熱固定過程と、
    前記第1熱固定処理された合糸を、前記第1方向と反対の第2方向に予め定められた範囲内の第2撚り数で撚る逆撚り(reverse twisting)過程と、
    前記逆撚り処理された合糸に、前記第1方向に予め定められた範囲内の第3撚り数で撚る再撚り過程と、
    を含み、前記第2撚り数は、前記第1撚り数及び前記第3撚り数の合より大きいことを特徴とする向上された伸縮性を有する耐熱性紡績糸の製造方法。
  12. 前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記単糸製造過程に従って製造された単糸に、予め定められた範囲内の第2温度の熱を加える第2熱固定過程をさらに含み、前記第1温度は、前記第2温度より高い、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1温度及び前記第2温度は、50℃から100℃の間の温度である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記逆撚り処理された合糸に、予め定められた範囲内の第3温度の熱を加える第3熱固定過程をさらに含み、前記第1温度は、前記第3温度より高い、請求項11に記載の方法。
  15. 前記第1温度及び前記第3温度は、50℃から100℃の間の温度である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記単糸製造過程に従って製造された単糸に、予め定められた範囲内の第2温度の熱を加える第2熱固定過程と、
    前記逆撚り処理された合糸に、予め定められた範囲内の第3温度の熱を加える第3熱固定過程と、
    をさらに含み、前記第1温度は、前記第2及び第3温度より高く、前記第2温度は、前記第3温度より高い、請求項11に記載の方法。
  17. 前記第1温度、前記第2温度、前記第3温度のそれぞれは、50℃から100℃の間の温度である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記耐熱性繊維は、第1耐熱性繊維と第2耐熱性繊維を含む混紡繊維である、請求項12、14及び16のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記耐熱性繊維は、耐熱性繊維と非耐熱性繊維を含む混紡繊維である、請求項12、14及び16のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記耐熱性紡績糸の製造方法は、前記再撚り過程の後には、熱固定過程を実行しない、請求項11に記載の方法。
JP2013229576A 2013-10-21 2013-11-05 耐熱性紡績糸の製造方法 Active JP5866326B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2013-0125588 2013-10-21
KR1020130125588A KR101516888B1 (ko) 2013-10-21 2013-10-21 내열성 직물 제조 방법
KR1020130125568A KR101516887B1 (ko) 2013-10-21 2013-10-21 내열성 방적사 제조 방법, 상기 방적사 제조 방법에 의하여 제조된 방적사
KR10-2013-0125568 2013-10-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015081403A true JP2015081403A (ja) 2015-04-27
JP5866326B2 JP5866326B2 (ja) 2016-02-17

Family

ID=49709414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013229576A Active JP5866326B2 (ja) 2013-10-21 2013-11-05 耐熱性紡績糸の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9447527B2 (ja)
EP (1) EP2889403B1 (ja)
JP (1) JP5866326B2 (ja)
CN (1) CN104562356B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TR201719803A2 (tr) * 2017-12-07 2019-06-21 Kordsa Teknik Tekstil As Yüksek performans lasti̇k kordlari

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06280120A (ja) * 1993-03-26 1994-10-04 Unitika Ltd アラミド系捲縮加工糸とその製造方法
JPH0959841A (ja) * 1995-08-23 1997-03-04 Toray Ind Inc ミシン糸、その製造方法及びバグフィルター
JP2003013331A (ja) * 2001-06-25 2003-01-15 Du Pont Toray Co Ltd パラ系アラミド捲縮糸の製造方法
JP2003147651A (ja) * 2001-11-07 2003-05-21 Toray Ind Inc 耐熱性複合紡績糸およびそれを用いてなる布帛
JP2005009015A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Solotex Corp 混用品
JP2007100269A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Kuraray Co Ltd 歯付きベルト用カバークロス及び歯付きベルト
JP2008190103A (ja) * 2007-01-10 2008-08-21 Nishimura Shokufu Kojo:Kk 伸縮布、歯付ベルト用カバー布
JP2015059290A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 帝人株式会社 防護製品用布帛およびその製造方法および防護製品

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2253048A (en) * 1939-08-05 1941-08-19 Leland A Quindry Fishing line
US3365767A (en) * 1964-04-28 1968-01-30 Courtaulds North America Inc Method for making stretch yaens and fabrics
US3365768A (en) * 1964-04-28 1968-01-30 Courtaulds North America Inc Method for making stretch yarns and fabrics
US3365770A (en) * 1964-06-26 1968-01-30 Courtaulds North America Inc Method for making stretch yarns and fabrics
US3365769A (en) * 1965-07-22 1968-01-30 Courtaulds North America Inc Method of making stretch yarns and fabrics
US3365771A (en) * 1965-08-26 1968-01-30 Courtaulds North America Inc Method of making stretch yarns and fabrics
US3431814A (en) * 1967-10-25 1969-03-11 Stevens & Co Inc J P Soft-feel,long-stretch,elastic braid
US4877073A (en) * 1988-02-17 1989-10-31 The Goodyear Tire & Rubber Company Cables and tires reinforced by said cables
FR2673202B1 (fr) * 1991-02-21 1994-01-07 Rhone Poulenc Fibres Retors thermofixe en monofilaments synthetiques.
KR970021399A (ko) 1995-10-18 1997-05-28 강석헌 스프링사(spring yarn)의 제조방법
US5791135A (en) * 1996-06-20 1998-08-11 American & Efird, Inc. Heat treatment of textile strands prior to plying
JP2001271238A (ja) * 2000-03-24 2001-10-02 Du Pont Toray Co Ltd 耐熱性捲縮糸の製造法
WO2001046503A1 (fr) * 1999-12-20 2001-06-28 Du Pont-Toray Co., Ltd. Fil texture thermo-resistant
TW510928B (en) * 2000-09-14 2002-11-21 Toray Du Pont Kk Manufacture method of heat-resistant shrinkable thread
US6782686B2 (en) * 2001-03-30 2004-08-31 Invista North America S.A.R.L. Twisting then cabling BCF yarns to impart torque
US20050009430A1 (en) * 2003-07-09 2005-01-13 Liu Tsung-Yueh Furniture fabric and a manufacturing method for yarn of furniture fabric
JP2005299015A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Solotex Corp 交編緯編地
CN101347044B (zh) * 2006-11-13 2011-12-28 宋钟锡 绞合电加热电缆及其制造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06280120A (ja) * 1993-03-26 1994-10-04 Unitika Ltd アラミド系捲縮加工糸とその製造方法
JPH0959841A (ja) * 1995-08-23 1997-03-04 Toray Ind Inc ミシン糸、その製造方法及びバグフィルター
JP2003013331A (ja) * 2001-06-25 2003-01-15 Du Pont Toray Co Ltd パラ系アラミド捲縮糸の製造方法
JP2003147651A (ja) * 2001-11-07 2003-05-21 Toray Ind Inc 耐熱性複合紡績糸およびそれを用いてなる布帛
JP2005009015A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Solotex Corp 混用品
JP2007100269A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Kuraray Co Ltd 歯付きベルト用カバークロス及び歯付きベルト
JP2008190103A (ja) * 2007-01-10 2008-08-21 Nishimura Shokufu Kojo:Kk 伸縮布、歯付ベルト用カバー布
JP2015059290A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 帝人株式会社 防護製品用布帛およびその製造方法および防護製品

Also Published As

Publication number Publication date
CN104562356A (zh) 2015-04-29
US20150107216A1 (en) 2015-04-23
EP2889403A1 (en) 2015-07-01
JP5866326B2 (ja) 2016-02-17
EP2889403B1 (en) 2016-08-03
US9447527B2 (en) 2016-09-20
CN104562356B (zh) 2017-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI649470B (zh) 具有複數彈性紗的伸縮紗及織物
TW201000704A (en) Stretch wovens with separated elastic yarn system
Sabry et al. The Effect of Different Weft Yarn Production Technique on the Pilling Property of Jeans Fabrics.
TW200304516A (en) Stretch fabrics with improved chemical resistance and durability
JP5866326B2 (ja) 耐熱性紡績糸の製造方法
JP2017031526A (ja) ベア天竺緯編物
JP2018127743A (ja) 嵩高性織物及びその製造方法
JP7328238B2 (ja) 植物繊維を含む伸縮織物の製造方法およびこの方法によって製造される伸縮織物
KR101516888B1 (ko) 내열성 직물 제조 방법
KR101558312B1 (ko) 실크와 폴리에스테르를 이용한 교직물
KR101902263B1 (ko) 쟈카드외관을 나타내는 고탄성직물의 제조방법
CN106521743B (zh) 涤纶纱
KR101516887B1 (ko) 내열성 방적사 제조 방법, 상기 방적사 제조 방법에 의하여 제조된 방적사
KR101562626B1 (ko) 내열성 방적사 제조 방법, 상기 방적사 제조 방법에 의하여 제조된 방적사
JP7341392B2 (ja) 嵩高アクリル織物および嵩高アクリル織物の製造方法
KR101989744B1 (ko) 대나무사를 이용한 청량감이 우수한 기능성 원단 및 폴리에스테르-대나무 복합사 제조방법
JP6190657B2 (ja) 芯鞘構造複合紡績糸を含む織編物及びその製造方法
KR101564935B1 (ko) 신축성을 갖는 아세테이트 복합사 제조 방법
JP2003227044A (ja) コアヤーン及び毛織物
JP7081961B2 (ja) 織物および衣料
TWM552503U (zh) 雙彈性體包芯紗結構及其彈性織物
US3379091A (en) Method of making softened fabrics
KR102117912B1 (ko) 열에 의한 뒤틀림이 최소화되는 섬유사 제조방법 및 이를 이용한 세면장갑
JP7429401B2 (ja) 複合型モノフィラメント
JP7224135B2 (ja) 伸縮性布帛

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150224

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5866326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250