JP2015081108A - 食物収納袋形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピロー包装による食物収納袋形成方法であって、筒状フィルム内の空気を完全に排出しながら食物収納袋を形成することができる食物収納袋形成方法を提供すること。【解決手段】樹脂製フィルムを筒状に成形して筒状フィルムを構成し、筒状フィルム中に食物塊を収納した状態でその両端を熱シールして切断することにより食物袋単体を形成する食物収納袋成形方法において、収納食物が位置しない食物袋単体の略過半部を上下押圧板で挟持することにより袋内の空気抜きを行うことを特徴とする食物収納袋形成方法である。【選択図】図1

Description

この発明は食物収納袋形成方法、詳しくは、横ピロー包装により食物を包装する食物収納袋の形成技術に関する。
従来、食物等をピロー包装による形態で包装された製品が多数存在する。ピロー包装とは、まず帯状の樹脂製フィルムから背中シール(センターシール)をして筒状フィルムを形成し、筒状フィルム内に中味の製品を充填・装填しつつ上下(若しくは前後)に熱シール(エンドシール)をして密封して形成するものである。
形成された袋はサイドシールがなく、枕(Pillow)のような形をしているのでピロー包装袋という。また、背中シールを立てると両手を合わせた形になるので合掌袋ともいう。
ピロー包装による袋形成方法は、樹脂製フィルムを筒状に成形して筒状フィルムを構成し、筒状フィルム中に食物塊等の被包装物を収納した状態でその両端を熱シールして切断することにより被包装物が収納された単体の製品収納袋を形成するものである。
ピロー包装は、被包装物の形状や長さに左右されにくく、高速で密封包装できるので、最も普及している袋形成方法であり、食物塊等の被包装物の包装方法にも多く使用されている。
このような製品収納袋の形成方法において、食物塊等の被包装物を包装袋内に収納した時には袋内部の空気を排出する必要があり、袋内部空気が残留した収納袋では、被包装物の外観をそのまま収納袋上から自然に導出させるような包装形態を有していなかった。
また、残留空気によって収納袋サイズが大きくなり出荷箱に収納しにくい問題を有していた。
そこで、最近では筒状フィルム内の空気を排出しながら単体の収納袋を形成する収納袋形成方法が開発されている。
例えば、特許文献1には、スポンジ部材を上から押圧することにより収納袋内の袋内部空気を排出しながら収納袋を形成する収納袋形成方法が開示されている。
すなわち、空気排出装置を熱シール部の下流側に配置し、熱シール部でシールカットされる前の筒状フィルムを空気排出装置により上方から押圧することにより、筒状フィルム内の被包装物と先端シール部との間の空気を熱シール部より上流側方向に排出する収納袋形成方法が開示されている。
特開2011−152943号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の横ピロー包装機では、収納袋をスポンジ部材で上方から搬送面近くまで降下させて押圧するものであり、押圧するスポンジ部材の押圧面を被包装物の形状に合わせて形成しているものの、完全に搬送面上まで押圧できる構造ではないために、収納袋の先端側のエアーを完全に排出できず、この文献の図1に示すように、筒状フィルム先端のシール部と収納される被包装物との間にエアーが残留していた。
さらに、この後に収納袋を折畳み処理した場合に、袋内部の空気を排出しないままでその部分を底面の方に折り畳み処理すると、折り畳み処理が困難であると共に、袋内部に残留する空気によって折畳み箇所に凹凸等が発生してしまっていた。
しかも、店頭において残留空気による凹凸底面のため収納袋を整列して陳列することができず、顧客からの見栄えが悪くなって商品価値を低下させる問題が生じていた。
そこで、この発明は、このような問題点を改善するためになされたもので、ピロー包装による食物収納袋形成方法であって、筒状フィルム内の空気を完全に排出しながら食物収納袋を形成することができる食物収納袋形成方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、樹脂製フィルムを筒状に成形して筒状フィルムを構成し、筒状フィルム中に食物塊を収納した状態でその両端を熱シールして切断することにより食物袋単体に食物を封入する食物収納袋成形方法において、収納食物が位置しない食物袋単体の略過半部を上下押圧板で筒状フィルムの高さ略中心線S上で挟持することにより袋内の空気抜きを行うことを特徴とする食物収納袋形成方法である。
請求項2に記載の発明は、食物を収納した筒状フィルムの流通過程において、筒状フィルムの両側面に向かってガゼット爪を突出させて筒状フィルム両側面内方に折曲ガゼットを形成することを特徴とする請求項1に記載の食物収納袋形成方法である。
請求項1に記載の発明によれば、収納食物が位置しない食物袋単体の略過半部を上下押圧板で筒状フィルムの高さ略中心線S上で挟持することにより袋内の空気抜きを行うので、押圧板により上下均等に筒状フィルムを押圧しながらその高さ略中心線S上で挟持することによって、収納食物が位置しない略過半部の袋内部空気を完全に排出できると共にその略過半部に内部空気エアーが排出された平坦な袋部分を形成できる効果を有する。
したがって、その平坦な袋部分を、折り畳み処理を自動または手動で行えば、食物塊の外観を収納袋上に導出させるようにして食物袋を形成できる効果を有する。しかも、空気を完全に排出できるので、収納袋の底面折り畳み箇所となる底面を略フラット状態にすることができ、しかも、店頭に並べて整列して陳列することができ、陳列状態での商品としての見栄えがよくなる効果を有する。
また、請求項2に記載の発明によれば、食物を収納した筒状フィルムの流通過程において、筒状フィルムの両側面に向かってガゼット爪を突出させて筒状フィルム両側面内方に折曲ガゼットを形成するので、押圧板による挟持と協働してガゼット爪を突出することによって筒状フィルムの過半部の両側面内方に折曲ガゼットを形成することができ、袋内部空気が排出された平坦な袋部分を形成できる効果を有する。
食物収納袋形成部の装置全体を示す斜視図である。 食物収納袋形成部の装置全体を簡略化した説明図である。 食物収納袋形成部の構造を示した説明図である。 食物収納袋形成部を平面視した平面図である。 食物収納袋形成部を下流側からみた断面図である。 袋内部空気排出装置の構造を示す斜視図である。 袋内部空気排出装置の内部構造を示す説明図である。 袋内部空気排出装置の別構造を示す説明図である。 この発明のピロー包装方法であって、食物収納袋形成部上で筒状食物袋に先端側にハンバーガー本体が供給された状態を示す説明図である。 この発明のピロー包装方法であって、前後動により袋内部空気排出装置と第2ガゼット爪及び第3ガゼット爪が食物袋にまで接近した状態を示す説明図である。 この発明のピロー包装方法であって、空気排出用機構と第2ガゼット爪及び第3ガゼット爪が食物袋にまで接近した状態を示す説明図である。 この発明のピロー包装方法であって、食物袋の長手方向前部を袋内部空気排出装置で押圧した状態を示す説明図である。 この発明のピロー包装方法であって、ヒートシール処理した状態を示す説明図である。 この発明のピロー包装方法であって、カッタ切断した状態を示す説明図である。 この発明のピロー包装方法であって、上下のトップシーラが離間した状態を示す説明図である。 この発明のピロー包装方法であって、食物袋として1つの形態になった状態を示す説明図である。
以下、この発明の実施形態における食物収納袋形成方法について説明する。
本実施形態における食物収納袋形成方法は、樹脂製フィルムを筒状に成形して筒状フィルムを構成し、筒状フィルム中に食物塊を収納した状態でその両端を熱シールして切断することにより食物袋単体を形成する収納袋形成方法に関するものである。
そして、本実施形態における食物収納袋形成方法は、収納食物が位置しない食物袋単体の略過半部を上下押圧板で挟持することにより袋内の空気抜きを行うことを特徴とするものである。
また、筒状フィルムの流通過程において、筒状フィルムの両側面に向かってガゼット爪を突出させて筒状フィルム両側面内方に折曲ガゼットを形成することを特徴とするものである。
本実施形態に係る食物収納袋形成方法では、包装される食物は限定されない。例えば、ハンバーガー、矩形状のサンドイッチ、おにぎり、どら焼き等が挙げられる。
以下、食物収納袋形成方法を行う食物収納袋形成部について具体的に図面を参照して説明する。
(収納袋形成部Bの全体構成)
図1は、本実施形態における食物収納袋形成装置10の全体構成を示す側面図である。
図2は、本発明の食物収納袋形成装置10の全体構成を模式的に説明する説明図である。
本実施形態における食物収納袋形成装置10は、製品供給部Aと、収納袋形成部Bと、収納袋折畳み部Cとを備えている。図1に示すように、右側の上流側に製品供給部Aを配置し、中央に収納袋形成部Bを配置し、左側の下流側に収納袋折畳み部Cを配置している。
製品供給部Aは、図2に示すように、製品である食物であるハンバーガーHと、そのハンバーガーHを包装する樹脂製フィルム26をそれぞれ供給する装置である。
収納袋形成部Bは、図2に示すように、上記製品供給部Aの下流側に配置されるもので、上記製品供給部Aで供給された長筒状の筒状フィルム12と共にハンバーガーHが投入されて、ハンバーガーHが収納された単体の食物収納袋11を形成するものである。
収納袋折畳み部Cは、上記収納袋形成部Bで単体の食物収納袋11の形態になったものを袋の一部を折り畳み処理して出荷の形態に体裁よく折畳み処理する装置である。
なお、本願発明では、収納袋折畳み部Cは自動的に袋の一部を折り畳み処理する装置であるが、収納袋折畳み部Cの代わりにこの処理を手作業で折り畳みすることもできる。
(製品供給部Aの全体構成)
製品供給部Aは、図2に示すように、包装するハンバーガーHを供給する食物搬入コンベア21と、そのハンバーガーHを包装する筒状フィルム12を供給する樹脂製フィルム供給手段25を備えたものである。
食物搬入コンベア21は、図2に示すように、包装するハンバーガーHを供給する搬送コンベアであり、終端部に配設した駆動ドラム22と従動ドラム23との間に無端式のコンベアベルト24を巻回したものである。
樹脂製フィルム供給手段25は、図2に示すように、帯状の樹脂製フィルム26をロール状に巻き取ったフィルムロール30から連続して繰り出すように構成したものである。
また、製品供給部Aは、図2に示すように、樹脂製フィルム供給手段25から供給されるシート状の樹脂製フィルム26を下手方向に連続して供給して筒状に形成する筒状形成手段28と、筒状に形成された樹脂製フィルム26の重合部分にシールを施すセンターシール手段27と、を備えたものである。
筒状形成手段28は、図1及び図2に示すように、左右一対の羽根板を備えた製袋器29により、シート状の樹脂製フィルム26を連続した筒状に形成するものである。
センターシール手段27は、筒状フィルム12の下部重合部分をシールするものである。すなわち、センターシール手段27は、断面矩形の筒状フィルム12下部を左右一対でヒートシールする左右一対の円筒状のヒータを備えるものである。
このように、製品供給部Aは、図2に示すように、フィルムロール30から帯状に繰り出した樹脂製フィルム26を製袋器29で長い筒状の筒状フィルム12を形成し、搬送コンベア下方に配置したセンターシール手段27で背中シールを施し、中味の製品を充填・装填しつつ、この後に以下に説明する収納袋形成部Bにより上下熱シール処理(エンドシール)をして密封するものである。
また、本実施形態における製品供給部Aは、上記製袋器29に投入される前に筒状フィルム12内に収納されるようにハンバーガーHの高さを調整する食物高さ調整機構31を製袋器29の直前上流側に配設している。
食物高さ調整機構31は、食物搬入コンベア21のコンベア面上方に2つの従動ドラム33,33間に無端式のベルト34を巻回した短長のベルトコンベアの形式で配設されている。
また、食物高さ調整機構31は、そのベルト34下面が食物搬入コンベア21のコンベア面21aからの高さがコンベア面下流側に向かって漸次低くなるように設定されており、そのベルト34下流側端部の高さは製袋器29で形成される筒状フィルム12内にハンバーガーHが収納されるように設定されている。
このように構成することにより、ハンバーガーH等の食物が製袋器29の一部に接触して崩れるのを防止している。
(収納袋形成部Bの全体構成)
収納袋形成部Bは、上記製品供給部Aの下流側に配置されるもので、上記製品供給部Aで供給された長筒状の筒状フィルム12と共にハンバーガーHが投入されて、ハンバーガーHが包装された単体の食物収納袋11を形成するものである。
図3は、収納袋形成部Bの構造を示した説明図であり、(a)は収納袋形成部Bの全体構造を示した右側面図であり、(b)は搬送面中央での断面構造を示した断面図である。
図4は、収納袋形成部Bを平面視した平面図である。
図5は、収納袋形成部Bを下流側からみた断面図である。
すなわち、収納袋形成部Bは、図3(b)に示すように、このような単体の食物収納袋11の形態にするための処理系として、熱シール部13を有する。
熱シール部13は、図3(b)に示すように、トップシーラ35,36を上下一対で構成したものである。
上側トップシーラ35の下端部は、上流側熱シール部37を備え、それより所定距離を有して下流側熱シール部38を備える。
また、下側トップシーラ36の上端部は、上流側熱シール部37を備え、それより所定距離を有して下流側熱シール部38を備える。
各トップシーラ35,36の上流側熱シール部37は、食物収納袋11の後端シール部141を形成するものであり、下流側熱シール部38は、食物収納袋11の先端シール部140を形成するものである。
熱シール部13は、公知のボックスモーションで駆動、すなわち、上側トップシーラ35と下側トップシーラ36とを側面視略円状に回転させながら近接・離反させて熱シール処理をするものである。
ボックスモーションは、上下のトップシーラ35,36が接近した状態(熱シール処理時)では、筒状フィルム12と共に上流から下流へ同じ速度で移動し、その後、上下のトップシーラ35,36が離反した状態では、下流側から上流側へと元の位置に戻るような動きをする。
このような公知のボックスモーション駆動は、本実施形態では、収納袋形成ボックス40に設けた駆動モータ41を上下の大径ギヤ112,113からカム機構(図示せず)を介して上下のトップシーラ35,36を側面視円状に回転させながら近接・離反させるものである。
また、上側トップシーラ35の上流側熱シール部37と下流側熱シール部38との間には袋カッタ42を配設している。
袋カッタ42は、その下端部に刃面を形成しており、上流側熱シール部37と下流側熱シール部38との間から下方に刃面を出し入れすることで、搬送される長筒状の筒状フィルム12を切断して単体の食物収納袋11を形成するように構成したものである。
次に、収納袋形成部Bは、図3(b)に示すように、搬送系として、熱シール部13の上流側に第1搬送コンベア45と、熱シール部13の下流側に第2搬送コンベア61とを有している。
具体的には、図3(b)に示すように、第1可動フレーム46は、上流側に第1従動ドラム51を配設し、下流側に第2従動ドラム52を配設したものである。
また、第1固定フレーム47は、第1搬送コンベア45を構成する図示しない機枠に固定されるものであり、垂直方向にフレーム本体55を有し、そのフレーム本体55の中途部から下流側に凸部56を形成し、その凸部56先端に第3従動ドラム53を設けている。第1固定フレーム47には第1搬送用駆動モータ57(図4に示す)を連設し、第1搬送用駆動モータ57の駆動軸に駆動ドラム48を連設し、駆動ドラム48上方に第4従動ドラム54を設けている。
さらに、駆動ドラム48、第1従動ドラム51〜第4従動ドラム54に搬送ベルト59を巻回している。さらに、収納袋形成ボックス40側にテンションローラ60を取り付け、テンションローラ60のローラ先端を搬送ベルト59面に押圧させている。そして、第1搬送コンベア45の搬送ベルト59を回動自在とすることで、第4従動ドラム54と第2従動ドラム52との間に搬送コンベア面が形成される。
第2搬送コンベア61は、図3(b)に示すように、第1搬送コンベア45の下流側に配設されるものであり、第1搬送コンベア45と基本構造は同じである。
具体的には、図3(b)に示すように、第2固定フレーム63下部に第2搬送用駆動モータ64を配設し、第2搬送用駆動モータ64(図4に示す)の駆動軸に駆動ドラム65を連設し、駆動ドラム65の上流側上方に第5従動ドラム66を、下流側上方に第9従動ドラム70備えている。また、第2固定フレーム63は下流側に伸延させ、その伸延させた端部に第8従動ドラム69を配設している。
さらに、第2固定フレーム63の中途部には上流方向への凸部を形成し、その凸部先端に第5従動ドラム66を設けている。さらに、収納袋形成ボックス40側にテンションローラ73を取り付け、テンションローラ73のローラ先端を第2固定フレーム63の凸部74下方の搬送ベルト面に押圧させている。
また、第2可動フレーム62には、上流側に第6従動ドラム67を配設し、下流側に第7従動ドラム68を配設している。
さらに、駆動ドラム65、第5従動ドラム66〜第9従動ドラム70に搬送ベルト71を巻回している。
各可動フレーム46,62は各固定フレーム47,63上で、公知の開閉機構により筒状フィルム12の搬送方向に往復動可能としている。公知の開閉機構とは、各可動フレーム46,62側にカム溝(図示せず)が形成されたカム板(図示せず)を配設し、カム機構(図示せず)を介して駆動モータからの回転駆動を上下動するカムをカム板のカム溝内で摺動させることで、各固定フレーム47,63上に設けたレール77上に沿って可動フレーム46,62が前後に往復自在に構成したものである。
すなわち、第1搬送コンベア45は、第1固定フレーム47上で第1可動フレーム46を可動自在に構成することで、熱シール部13に近接するコンベア終端部が筒状フィルム12の搬送方向に往復動可能としたものである。
第2搬送コンベア61も、第2可動フレーム62と第2固定フレーム63とを有し、第2可動フレーム62は第1固定フレーム47に対して上流側で前後に移動可能としている。
このように構成することで、第1搬送コンベア45と第2搬送コンベア61との間を開閉機構により開閉可能に構成することができ、この開閉可能とする第1搬送コンベア45と第2搬送コンベア61との間で熱シール部13の下側トップシーラ36を出没可能としている。
次に、熱シール部13及び搬送コンベアの駆動系を説明する。
収納袋形成部Bは、図3(b)に示すように、第1搬送コンベア45と第2搬送コンベア61との間であって熱シール部13の下方側に、これらを駆動する駆動機構を備えた収納袋形成ボックス40を設けている。
図4に示すように、収納袋形成ボックス40にはその外側部に駆動モータ41を備え、収納袋形成部Bは駆動モータ41の動力を基に駆動可能な以下の駆動機構を備える。
すなわち、収納袋形成ボックス40は、図3(b)に示すように、上記熱シール部13で熱シール処理を施す上下一対のトップシーラ35,36をボックスモーションで駆動するシール駆動機構(図示せず)を備える。また、収納袋形成部Bは、上流側コンベアの下流端部と下流側コンベアの上流端部を開閉させるコンベア開閉機構(図示せず)を備える。
なお、本実施形態における収納袋形成部Bでは、シール駆動機構及びコンベア開閉機構は公知の駆動系を採用しておりここでは説明を省略する。
このような構成において、本実施形態における収納袋形成部Bは、上記ピロー包装に行う収納袋形成部Bにおいて、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15を有することを特徴とする。
以下、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15の各機構の詳細について説明する。まず、袋内部空気排出装置14の詳細について説明する。
(袋内部空気排出装置14の詳細)
袋内部空気排出装置14は、収納ハンバーガーHが位置しない食物収納袋11単体の略過半部Rを上下押圧板82で筒状フィルム12の高さ略中心線S上で挟持することにより袋内の空気抜きを行う装置である。
図6は、本実施形態における袋内部空気排出装置14の構造を示す斜視図である。
すなわち、袋内部空気排出装置14は、図6に示すように、空気抜き装置本体80と、空気抜き装置本体80内に基端部を配設し、その先端を回動自在にして搬送面側に伸延させた上下一対の支持片81と、その支持片81の先端側に連結機構89を介して取り付けた左右一対の押圧板82とを備えるものである。
図7は、袋内部空気排出装置14の空気抜き装置本体80の内部構造を示す説明図である。
空気抜き装置本体80は、直方体形状を有し、上下一対の押圧板82を接近・離反させるエアチャック式の駆動機構を備えるものである。エアチャック式の駆動機構としては、例えば、SMC製の支点開閉エアチャック等を用いることができる。
支点開閉エアチャックとは、図7に示すように、上下一対の押圧する支持片81を正面視90度に折曲し、各折曲部分を水平軸回りに回動自在に空気抜き装置本体80に枢支し、支持片81の基端部同士をピストンロッド83の先端側に回動自在に連結したものである。
ピストンロッド83は、空気抜き装置本体80に配設された空気室76内に給気用ガスケット84及び排気用ガスケット85を通してエアーを給気又は排気することで水平方向に進退自在としている。
また、上記空気抜き装置本体80より上下に回動する上下一対の支持片81が設けられ、各支持片81の先端側に連結機構89を介して押圧板82がそれぞれ配設されている。
押圧板82は、剛性で平板形状を有し、上下一対で構成することで筒状フィルム12の先端シール部140とハンバーガーHとの間に設けられる食物収納袋11の略過半部Rを挟持可能な大きさを有する。
本実施形態では、図6に示すように、押圧板82にはそれ自体の軽量化のために複数のスリット86を設けている。
このように、袋内部空気排出装置14は、空気抜き装置本体80上に給気及び排気弁に図示しないエアー供給管を介して外部からエアーを供給することで支持片81を回動自在に作用させることができ、そして、上下一対の押圧板82を接近させて筒状フィルム12の高さ略中心線S上で挟持して袋内部空気を排出できるように構成している。
なお、袋内部空気排出装置14は、上下一対の押圧板82で食物収納袋11を押圧・挟持させたり、その押圧・挟持を開放させたりする駆動機構を備えるものであればよく、すなわち、上記エアチャック式に限れず、電動モータ、ソレノイド、電磁石、クランク式を用いてもよい。
図8は、袋内部空気排出装置14の別構造を示す説明図である。
また、上記のように上下一対の押圧板82を回動させるもの以外に、図8に示すように、上下一対の押圧板82のうち、一方側の押圧板82を回動自在に構成し、他方は押圧板82を上下に昇降させることで、筒状フィルム12の高さ略中心線S上にて挟持可能に構成することもできる。
また、袋内部空気排出装置14には、上下一対の押圧板82の高さ位置を筒状フィルム12の高さ略中心線S上になるように設定した状態で、上下一対の押圧板82の回動範囲を調整可能とする回動範囲調整手段87を備えている。
すなわち、回動範囲調整手段87は各押圧板82を支持する支持片81の基端側でその回動を規制する回動規制体90の搬送コンベア方向への位置を変更することで、高さ調節機構88(図3(b)に示す)により熱シール部13等の高さを変更した状態で一対の押圧板82の回動範囲を変更可能に構成している。
具体的には、回動範囲調整手段87は、押圧板82の基端部に設けた半環状の回動規制体90と、空気抜き装置本体80に固設した固定部材91と、回動規制体90上に設けた垂直板90aから固定部材91に挿通させた上下2本のガイド杆92と、支持杆の間に回動規制体90から固定部材91に挿通させる共に螺合可能に設けた位置調節用螺子杆93と、固定部材91中で位置調節用螺子杆93に螺合させる第1螺子板94と、固定部材91の外側方で位置調節用螺子杆93に螺合させる第2螺子板95と、を備える。
回動規制体90は、その断面がコ字状であり、コ字状端部を空気抜き装置本体80の表裏面に位置させることで、空気抜き装置本体80の表裏面上で回動によって出没する支持片81の基端部を規制するように構成している。
固定部材91は、空気排出装置本体に固設されている。
ガイド杆92は、円柱体の細長い杆であり、その一端は回動規制体90に固設されており、その他端は固定部材91中で遊嵌されている。
位置調節用螺子杆93は、円柱体の細長い杆であり、その円柱体の外周面に螺子山を形成しており、一端は回動規制体90に固設されており、その他端は固定部材91中で遊嵌されている。
第1螺子板94は、固定部材91の中央に設けた挿通孔内で回転自在に位置調節用螺子杆93に螺合されている。また、第2螺子板95は、固定部材91の外側方から突出させた位置調節用螺子杆93に螺合されている。
そして、第1螺子板94を回動することで位置調節用螺子杆93上での螺合位置を変更、すなわち、位置調節用螺子杆93を左右のいずれかに往復移動可能としている。これにより、固定部材91に対して搬送コンベア方向への回動規制体90の位置を変更可能となる。この後、第2螺子板95を固定部材91側に回動させて、回動規制体90の前後位置を固定させる。
すなわち、図7に示すように、回動規制体90を空気抜き装置本体80の表裏面上で搬送方向に前進させて位置変更すれば、支持片81の上下への回動角度を小さく設定でき、その逆方向に後退させて位置変更すれば支持片81の回動角度を大きく設定することができる。このように、支持片81の回動角度を変更することができると共に押圧板82の押圧範囲を変更することができる。
そして、押圧範囲の中心位置は、例えば、図1に示す制御パネル144上でハンバーガーHの高さの情報を入力することで、図3(b)に示す高さ調節機構88によって熱シール部13等の高さ位置を位置決めした状態で高さの異なるハンバーガーHに応じて押圧範囲を変更できる効果を有する。
(ガゼット形成体15の詳細)
本実施形態における収納袋形成部Bは、筒状フィルム12の流通過程において、筒状フィルム12の両側面に向かってガゼット爪を突出させて筒状フィルム12両側面内方に折曲ガゼットを形成するガゼット形成体15を有する。
ガゼット形成体15は、図4に示すように、左右一対のガゼット爪を、熱シール部13の上流側に1組、下流側に2組で構成したものである。
すなわち、ガゼット形成体15は、熱シール部13より上流側に配置された1組の上流側ガゼット体101と、下流側に配置された2組で構成した下流側ガゼット体102とを備える。
図4に示すように、上流側ガゼット体101は左右一対で構成する第1ガゼット爪103を備え、第1ガゼット爪103は、熱シール部13の上流側において長筒状の包装袋がその先端でカットされる時に、後続の食物収納袋11となる筒状フィルム12の両側面に折曲ガゼットを形成するものである。
第1ガゼット爪103は、先端先細りの垂直板で構成し、さらに、その先端側に略矩形片99を取り付けている。なお、最先端部は筒状フィルム12を貫通させないように丸みを付けている。略矩形片99は、第1ガゼット爪103の先端側において高さ略中心線S上で水平に取り付けられている。
また、第1ガゼット爪103は、筒状フィルム12の両側面に内方折曲のガゼットg1を形成するときに筒状フィルム12が破損しないように、その先端側を平面視して熱シール部13側に所定角度で折曲した形状とすることで当接力を緩和させる構造を有している。
第1ガゼット爪103は、爪支持体106によって支持され、その爪支持体106は連結部材107を介して収納袋形成ボックス40上に設けた垂直支持板124に連結されている。第2ガゼット爪104及び第3ガゼット爪105も同構造である。
下流側ガゼット体102は、第2ガゼット爪104及び第3ガゼット爪105を備える。第2ガゼット爪104及び第3ガゼット爪105は、袋内部空気排出装置14での袋内部空気抜き動作と同時に筒状フィルム12の側面前部にガゼットg2,g31,g32を形成するものである。
第2ガゼット爪104及び第3ガゼット爪105は、第1ガゼット爪103と同様に、それぞれ先端先細りの垂直板で構成すると共に、最先端部が丸みを帯びて形成されている。第2ガゼット爪104及び第3ガゼット爪105は、第1ガゼット爪103と同様に、その先端側を平面視して熱シール部13側に所定角度で折曲した形状を有している。第2ガゼット爪104は熱シール部13に向け、第3ガゼット爪105は下流方向に向けて折曲した構造を有しており、第2ガゼット爪104と第3ガゼット爪105との間にハンバーガーHを位置させやすくしている(図11に示す)。
そして、上記袋内部空気排出装置14によって筒状フィルム12内の空気排出が行われると同時に、第2ガゼット爪104がハンバーガーH後方側の筒状フィルム12両側面に当接し、第3ガゼット爪105はハンバーガーH前方側の筒状フィルム12両側面に当接させるように構成している。
(袋内部空気排出装置14とガゼット形成体15の駆動連結機構の説明)
次に、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15の駆動連結機構について説明する。
図3〜5に示すように、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15は、連結機構123を介して駆動機構を有する収納袋形成ボックス40に連設されている。
すなわち、収納袋形成ボックス40には、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15を筒状フィルム12の左右側方から接近・離反させる左右接近・離反機構108を配設している。また、前後に移動可能な前後移動機構109を配設している。
(左右接近・離反機構)
まず、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15の駆動機構を説明する。
収納袋形成部Bの収納袋形成ボックス40には駆動モータ41を備え、その駆動モータ41の動力を基に駆動可能な以下の駆動機構を備える。
具体的には、図4に示すように、収納袋形成ボックス40の一外側方には駆動モータ41を備え、図5に示すように、駆動モータ41のモータ軸(図示せず)のモータギヤ(図示せず)から左右一対の小径ギヤ111を介して下側大径ギヤ112が連結されている。
下側大径ギヤ112は、図3(a)及び図5に示すように、左右の収納袋形成ボックス40の外側方に回転軸112aで連結することにより左右一対で構成したものである。また、下側大径ギヤ112の上部に上側大径ギヤ113が噛み合わされている。
上側大径ギヤ113も、図3(a)及び図5に示すように、左右の収納袋形成ボックス40の外側方に回転軸113aで連結することにより左右一対で構成したものである。
左右接近・離反機構108は、図3(a)に示すように、熱シール部13を駆動させる駆動モータ41を駆動源としている。具体的には、駆動モータ41のモータ軸上のモータギヤ及び小径ギヤ111を介して回転する下側大径ギヤ112から動力を生成している。
すなわち、図3(a)に示すように、下側大径ギヤ112外側方に同軸に変形円盤状のカム板114を回転自在に配設している。このカム板114の外周部分にカムフォロア115が係合されている。
カムフォロア115は、棒状のカムフォロア支持板116の中途部に固着されており、カムフォロア支持板116は、収納袋形成ボックス40にその基端部を水平軸回りに枢支されており、その先端部は上下に回動自在としている。
図3(a)に示すように、その先端部には、第1連結部材117を上方に連設すると共に、収納袋形成ボックス40に左右一対で配設した取付支持板118上で水平軸回りに回動自在に挿通された水平回動軸119の一端部から水平方向に突出片120を突出し、その突出片120に第1連結部材117の上端部を回動自在に連結している。
さらに、その水平回動軸119から第2連結部材122を上方に伸延させてその上端部を収納袋形成ボックス40上部に配設した以下に示す連結機構123を介して連結している。
連結機構123は、図4に示すように、搬送コンベア面から左右に突出した収納袋形成ボックス40の上方に、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15を支持する垂直支持板124を配設している。その垂直支持板124には、左右側方に伸延させた第1左右連結杆125が連設されており、第1左右連結杆125の左右端部には端部支持板126を設け、端部支持板126の底面にはローラ部材127を固設し、このローラ部材127を水平支持体135の上面に設けたガイド溝128内で摺動自在としている。
図5に示すように、収納袋形成ボックス40内に固定させた固定支持台129から左右一対の第2左右連結杆130を左右側方に伸延させ、その第2左右連結杆130を水平支持体135が左右側方に摺動自在にするように挿嵌させている。また、第2左右連結杆130の左右端部には水平支持体135に対するストッパー板131を連設している。
そして、その水平支持体135の下部に連結片132を配設し、その連結片132に上記第2連結部材122の上端部を回動自在に連結している。
このように、左右接近・離反機構108は、駆動モータ41→小径ギヤ111→下側大径ギヤ112→カム板114→カムフォロア115→カムフォロア支持板116→第1連結部材117→突出片120→水平回動軸119→第2連結部材122→水平支持体135→ローラ部材127→端部支持板126→第1左右連結杆125→垂直支持板124→袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15へと動力を伝達することで筒状フィルム12に対して近接・離反できるように構成している。
なお、左右接近・離反機構108は、図4に示す右側の収納袋形成ボックス40上の機構について説明しており、左側の機構については図面上省略しているが基本的には左右同構造を有する。
そして、左右接近・離反機構108により、袋内部空気排出装置14を筒状フィルム12の左右両側面まで接近させ、ガゼット形成体15の第1ガゼット爪103〜第3ガゼット爪105を同時に筒状フィルム12の左右側面に当接させることができる。
本実施形態では、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15は駆動モータ41から上記左右接近・離反機構108を介して筒状フィルム12に接近・離反するように構成しているが、上記機構に限られず、例えば、電動アクチュエータを使用して直接袋内部空気排出装置14及びガゼット形成体15を筒状フィルム12に接近・離反するように構成することもできる。
(前後移動機構)
袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15は、収納袋形成ボックス40内のコ字状の連動部材133を介して連結されており、連動部材133は熱シール部13と連結されているため、熱シール部13の動きに連動して前後に移動可能に構成している。
すなわち、駆動モータ41からの大径ギヤの回転動を、収納袋形成ボックス40内の図示しないカム機構により、熱シール部13と共に前後動する連動部材133の前後方向の往復動に変換可能としている。
そして、連動部材133の往復動に連動して連動部材133内に挿嵌された第1左右連結杆125が前後に往復動することで第1左右連結杆125を介して袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15は前後方向に往復動可能に構成される。
このように、本発明の収納袋形成部Bは、トップシーラ35,36のボックスモーションに連動して、コンベア上の筒状フィルム12に対して、袋内部空気排出装置14の押圧板82や第1〜第3ガゼット爪105が近接できるように構成されている。
(本発明の食物収納袋形成方法の方法)
以下、ハンバーガーHの食物収納袋形成方法について詳細に説明する。
まず、図2に示すように、フィルムロール30から樹脂製フィルム26が連続に帯状になった状態で製袋器29に供給される。
そして、図2に示すように、製袋器29で筒状フィルム12に成形されながら下側重合部16をセンターシール手段27でヒートシールすることで、熱シール部13側に流れる。
また、図2に示すように、製造されたハンバーガーHが食物搬入コンベア21の始端部より投入され、投入されたハンバーガーHは、高さ調整機構31により高さ調整された後、製袋器29内に投入される。そして、ハンバーガーHは、製袋器29で筒状に成形された筒状フィルム12内に投入されて熱シール部13の方向に流れる。
すなわち、ハンバーガーHは、図2に示すように、上記供給された長筒状の筒状フィルム12内で収納された状態で、筒状フィルム12と共に食物搬入コンベア21により収納袋形成部Bまで搬送される。ハンバーガーHは、袋の形態にもよるが所定間隔(例えば単体の食物収納袋11の長手方向の長さ分)を有して筒状フィルム12内に複数供給される。
図9は、収納袋形成部B上で筒状フィルム12先端側にハンバーガーH本体が供給された状態を示す。
図9に示すように、長筒状の筒状フィルム12はその先端部が熱シールされた状態となっている。なお、この状態は筒状フィルム12から単体の食物収納袋11が形成された直後の状態であって、連続処理の途中工程であるが、ここでは本発明の食物収納袋形成方法の最初の工程として説明する。
最初の工程では、袋内部空気排出装置14とガゼット形成体15は、筒状フィルム12の先端部より離れた位置にある。
図10は、前後移動機構109により袋内部空気排出装置14と第2ガゼット爪104及び第3ガゼット爪105が筒状フィルム12の左右側方に接近した状態を示す。
次に、図10に示すように、前後移動機構109により、袋内部空気排出装置14と第2ガゼット爪104及び第3ガゼット爪105が筒状フィルム12の先端部まで接近する。
図11は、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15が筒状フィルム12に接近した状態を示す。
図11に示すように、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15を左右接近・離反機構108により筒状フィルム12両側面に接近させることで、第2ガゼット爪104はハンバーガーH後方の筒状フィルム12両側面に当接させ、第3ガゼット爪105はハンバーガーH前方の筒状フィルム12両側面に当接させることができる。
図12は、袋内部空気排出装置14が筒状フィルム12の先端シール部140から食物が位置しない部分を挟持した状態を示す説明図である。
そして、筒状フィルム12の先端シール部140からハンバーガーHが位置しない部分、すなわち、ハンバーガーHが位置しない食物収納袋11単体の略過半部Rを、袋内部空気排出装置14の上下一対の押圧板82が筒状フィルム12の高さ略中心線S上まで接近して挟持するようにしている。
このように、筒状フィルム12内の袋内部空気が前部から未だシールされていない後部にまで袋内部空気を熱シール部13より上流側の方向に排出することができる。
すなわち、本実施形態における袋内部空気排出装置14は、筒状フィルム12の高さ略中心線Sを基準にして上下均等に挟持できるようにしている。
そして、筒状フィルム12の先端シール部140からハンバーガーHまでの部分を残留袋内部空気がないフラット状態にすることができる。さらに、この後に行う長手方向前部を折り畳み処理するのを簡単化できる構造とすることができる。
したがって、食物収納袋11は略過半部Rを扁平に体裁よく包装できる効果を有する。
図13は、熱シール部13で食物収納袋11の後端側に熱シールを施す処理の説明図である。
さらに、上記袋内部空気排出装置14の挟持処理が解除され、上下のトップシーラ35,36が接近状態になる。
そして、上下のトップシーラ35,36同士で筒状フィルム12の後端部に熱シールを施す。同時に次の筒状フィルム12の前端部にも熱シールが施される。
ボックスモーションにより上下のトップシーラ35,36が接近した状態で、上流から下流方向に所定間隔移動する。この移動時間は熱処理の時間となる。
また、図13に示すように、第2ガゼット爪104〜第3ガゼット爪105により筒状フィルム12の左右側面にガゼットg2,g31,g32を形成することができる。
すなわち、第2ガゼット爪104では、爪先端が当接した箇所を折り返し点とする内方へのガゼットg2が形成される。
第3ガゼット爪105では、押圧板82で挟持した箇所については、断面視では筒状フィルム12を高さ略中心線S上で内方に上下部分を完全に折り返した形状を有する折曲ガゼットg31が形成される。それ以外のハンバーガーHの存在しない箇所は第3ガゼット爪105の爪先端が当接した箇所を折り返し点とする内方へのガゼットg32が形成される。
第1ガゼット爪103では、その先端に設けた略矩形片99により、筒状フィルム12の左右側面に内方へのガゼットg1を水平線上に形成することで、筒状フィルム12の両側面を内方に折り曲げやすくすると共にこの後での略過半部Rを挟持することにより扁平形態にしやすくする。
図14は、ヒートシールとカッタ切断した状態を示す説明図である。
この後、上側トップシーラ35の中間部に配設された袋カッタ42の刃面が突出することで、筒状フィルム12が所定長さで切断されることで、食物が包装された単体の食物収納袋11の形態になる。
図15は、上下のトップシーラ35,36が離間した状態を示す説明図である。
この後、上下のトップシーラ35,36が離間し、袋内部空気排出装置14・ガゼット形成体15は元の位置に戻る。
図16は、完成された食物収納袋11の移送状態を示す説明図である。
完成した食物収納袋11は、次の折畳み処理部まで搬出コンベア(図示せず)で移送される。
以上のようにして、収納袋形成部BによりハンバーガーHが単体の食物収納袋11に包装される。
このように、本実施形態における収納袋形成部Bは、食物収納袋11を形成する際に筒状フィルム12内の袋内部空気を排出するように構成しているので、この後に行う折畳み処理で、体裁よく折畳みができる効果を有する。
すなわち、本発明の袋内部空気排出装置14は、熱シール部13の熱シール処理前に筒状フィルム12の先端シール部140からハンバーガーHまでの袋部分を左右一対の押圧板で挟持することにより袋内部空気を抜くことができるので、その袋部分内の袋内部空気を確実に抜くことでき、平坦な形態にすることができる。
そして、上記袋部分を折畳み処理し易い形態にすることができ、出荷品として体裁が整った食物収納袋11の形態にすることができる。すなわち、収納袋の底面折り畳み箇所となる底面を略フラット状態にすることができ、しかも、店頭に並べて整列して陳列することができるようになる。
略過半部Rを食物収納袋11の下方に折り畳む処理は、手作業により行うことができ、また、図1に示すような収納袋折畳み部Cを使用することもできる。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
B 収納袋形成部
10 食物収納袋形成装置
13 熱シール部
14 袋内部空気排出装置
15 ガゼット形成体
35、36 トップシーラ
82 押圧板

Claims (2)

  1. 樹脂製フィルムを筒状に成形して筒状フィルムを構成し、筒状フィルム中に食物塊を収納した状態でその両端を熱シールして切断することにより食物袋単体を形成する食物収納袋成形方法において、
    収納食物が位置しない食物袋単体の略過半部を上下押圧板で挟持することにより袋内の空気抜きを行うことを特徴とする食物収納袋形成方法。
  2. 筒状フィルムの流通過程において、筒状フィルムの両側面に向かってガゼット爪を突出させて筒状フィルム両側面内方に折曲ガゼットを形成することを特徴とする請求項1に記載の食物収納袋形成方法。
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