JP2015080268A - 画像形成装置及び省エネ制御プログラム - Google Patents

画像形成装置及び省エネ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの利便性向上を図りながら消費電力の抑制効果を向上することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】操作入力後に何れか1つ、又は両方が動作することで異なる機能であるコピー機能、スキャナー機能、プリント機能、又はFAX機能による処理を行うスキャナー及びプリントエンジン5a,5bと、スキャナー及びプリントエンジン5a,5bに対して省エネモードから復帰させる省エネ制御を行う省エネ制御部9とを備え、省エネ制御部9は、省エネモード中の操作入力が複数の機能に共通する場合に、省エネモード中の操作入力が直接的に次に続く動作が不明であっても、その操作入力に応じて設定がなされている復帰の要否に応じて、スキャナー及びプリントエンジンの復帰の要否を判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、省エネモードを有する画像形成装置及び省エネ制御プログラムに関する。
近年のデジタル複合機等の画像形成装置においては、省エネモード(省電力モード)を備えることが多くなっている。省エネモードでは、例えばスキャナーやプリントエンジン等の動作部への給電が遮断され、余計な消費電力を抑えることができる。
省エネモードとなった後は、例えば特許文献1のように、原稿がセットされた際等に全ての動作部を復帰させることで処理動作を行うことができるようになる。
この技術では、原稿をセットするだけで動作部を復帰させることができるので、ユーザーにとって利便性が高い。
ところが、デジタル複合機等は、コピー機能、スキャナ機能、プリント機能等のように各種の機能を有しており、それらの機能によっては、全ての動作部を復帰させることが必ずしも必要ではない。
このため、上記技術では、不要な動作部が復帰するおそれがあり、消費電力の抑制に限界があった。
これに対し、例えば特許文献2のように、機能毎に設けたボタンを選択させ、選択された機能に必要な動作部だけを省エネモードから復帰させるものがある。
この技術では、機能に必要な動作部のみを復帰させるので、消費電力の抑制効果を向上することができる。
しかし、機能毎に設けられたボタンを選択しない限り省エネモードからの復帰が行われないので、ユーザーの利便性に欠けるという問題がある。
特開平11−252289号公報 特開2004−222234号公報
発明が解決しようとする課題は、ユーザーの利便性向上を図りながら消費電力の抑制効果を向上できなかった点である。
本発明は、ユーザーの利便性向上を図りながら消費電力の抑制効果を向上するために、コピー機能、スキャナー機能、プリント機能、FAX機能を有し、省エネモードを有する画像形成装置において、選択的な操作入力を行わせて異なる機能による処理に向けた動作を可能とする複数の操作入力部と、前記操作入力後に何れか1つ、又は両方が動作することで前記異なる機能による処理を行うスキャナー及びプリントエンジンと、前記スキャナー及び前記プリントエンジンに対して省エネモードにすると共に前記省エネモードから復帰させる省エネ制御を行う省エネ制御部とを備え、前記省エネ制御部は、前記省エネモード中の前記操作入力が複数の機能に共通する場合に前記操作入力の次に続く動作に必要な前記スキャナーまたは前記プリントエンジンの何れかを復帰させ、前記省エネモード中の前記操作入力が特定の機能に対するものであることが明確になった時点で前記特定の機能に必要な前記スキャナーまたは前記プリントエンジンを復帰させ、前記操作入力に関連付けられた操作入力の目的から使用されることが予測される前記スキャナーまたは前記プリントエンジンを復帰させる部分復帰モードを有し、前記省エネ制御部は、前記省エネモード中の前記操作入力が複数の機能に共通する場合に、前記省エネモード中の前記操作入力が直接的に次に続く動作が不明であっても、その操作入力に応じて設定がなされている復帰の要否に応じて、前記スキャナー及びプリントエンジンの復帰の要否を判断することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、操作入力の次に続く動作部のみを復帰させることにより、ユーザーの利便性向上を図りながら消費電力の抑制効果を向上することができる。
また、操作入力が特定の機能に対するものであることが明確になった時点で、その特定の機能に必要な動作部を復帰させることで処理を正常に完了することができる。
しかも、省エネモード中の操作入力が複数の機能に共通する場合に、省エネモード中の操作入力が直接的に次に続く動作が不明であっても、その操作入力に応じて設定がなされている復帰の要否に応じて、スキャナー及びプリントエンジンの復帰の要否を判断することができる。
画像形成装置を示すブロック図である(実施例1)。 省エネ制御処理を示すフローチャートである(実施例1)。 トリガー操作と動作部の復帰要否との対応関係を示す図表である(実施例1)。 省エネ制御処理による動作部の復帰を示す概念図である(実施例1)。 画像形成装置を示すブロック図である(実施例2)。
ユーザーの利便性向上を図りながら消費電力の抑制効果を向上するという目的を、省エネモード中の操作入力が複数の機能に共通する場合に操作入力の次に続く動作に必要な動作部のみを復帰させ、省エネモード中の操作入力が特定の機能に対するものであることが明確になった時点で特定の機能に必要な動作部を復帰させる部分復帰モードによって実現した。
図1は、画像形成装置を示すブロック図である。
図1の画像形成装置1は、例えば省エネモード(省電力モード)を有するデジタル複合機からなり、コピー機能(複写機能)、スキャナー機能、プリント機能(印刷機能)、FAX機能等の異なる複数の機能を有している。
この画像形成装置1は、複数の操作入力部として原稿カバー3a、原稿送り装置3b、外部インターフェース3c、ネットワークインターフェース3d、ICカードリーダー3e、コインベンダー3f等を備え、それらを通じた選択的な操作入力をユーザーに行わせて異なる機能による動作を可能とする。なお、原稿送り装置3b、原稿カバー3a、外部インターフェース3c、ネットワークインターフェース3d、ICカードリーダー3e、コインベンダー3fは、操作入力部3a〜3fと称することもある。
原稿カバー3aは、原稿台上で開閉され文書等の原稿を読み取りのために押さえる。原稿送り装置3bは、セットされた複数の原稿を読み取りのために順次送る。
外部インターフェース3cは、外部装置を接続させるUSB等からなり、接続された外部装置に対するデータの送受信を行う。ネットワークインターフェース3dは、ネットワークを介して外部装置を接続させてデータの送受信を行う。
本実施例では、外部インターフェース3cやネットワークインターフェース3dを介してプリント指示、スキャナー指示、FAX送信指示等が行われる。
ICカードリーダー3eは、ICカードの読取を行ってユーザーの認証情報等を入力させる。コインベンダー3fは、画像形成装置1を使用可能とするために硬貨を投入させるものであり、画像形成装置1の使用に対して課金を行う店舗等に設置する際に設けられる。
本実施例の画像形成装置1は、異なる機能による処理動作を行うために、複数の動作部としてスキャナー5a及びプリントエンジン5bを備えている。なお、スキャナー5a及びプリントエンジン5bは、それぞれ動作部5a,5bと称することもある。
スキャナー5aは、原稿カバー3aによって押さえられ或いは原稿送り装置3bから送られた原稿を読み取って画像データを生成する。このスキャナー5aは、コピー機能、スキャナー機能、FAX機能等に用いられる。
プリントエンジン5bは、スキャナー5aによる画像データ又は外部インターフェース3cやネットワークインターフェース3dを介して入力された画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。このプリントエンジン5bは、コピー機能、プリント機能、FAX機能等に用いられる。
上記構成の画像形成装置1は、制御部7によって各部の制御が行われる。制御部7は、情報処理機能を有するコンピューターであり、CPU(Central Processing Unit)、R
OM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。
CPUは、プログラムを実行して上記各部の制御や作業を行わせる制御要素(演算装置)である。ROMは、プログラム等を記憶するメモリである。RAMは、プログラムを実行する際にそのプログラムや各種データを一時的に記憶して、作業領域等として用いるメモリである。
本実施例の制御部7は、省エネ制御プログラムを実行することで、省エネ制御部9として機能する。省エネ制御部9は、省エネ制御手順を実現するものであり、省エネ移行部11と、操作入力検出部13と、要否判断部15と、省エネ復帰部17とを備える。
省エネ移行部11は、画像形成装置1が所定時間動作しない場合等に、動作部5a,5bへの給電を遮断して省エネモードへ移行させる。
操作入力検出部13は、省エネモード中に操作入力部3a〜3fを介したユーザーの操作入力を、省エネモードからの復帰のためのトリガー操作として検出する。
要否判断部15は、トリガー操作に応じて、動作部5a,5bの省エネモードからの復帰の要否を判断する。この要否判断では、省エネモード中のトリガー操作が複数の機能に共通する場合に、トリガー操作の次に続く動作に必要な動作部5a及び5bの何れか一方又は双方を「復帰要」と判断する。
また、省エネモード中のトリガー操作が特定の機能に対するものであることが明確になった時点では、特定の機能に必要な動作部5a,5bを「復帰要」と判断する。
省エネ復帰部17は、復帰要と判断された動作部5a,5bを給電により省エネモードから復帰させる。
[省エネ制御処理]
図2は、省エネ制御処理を示すフローチャートである。本実施例の省エネ制御処理では、画像形成装置1が省エネモードに移行することでスタートし、図2のステップS1以降の処理が行われる。
ステップS1では、「トリガー操作有り?」の処理が行われる。すなわち、省エネ制御部9の操作入力検出部13は、操作入力部3a〜3fによるトリガー操作の有無を判断する。
本実施例では、原稿カバー3aの開閉、原稿送り装置3bへの原稿セット、ICカードリーダー3eでICカードの読み取り、コインベンダー3fへの硬貨の投入、或いは外部インターフェース3c又はネットワークインターフェース3dを介したプリント指示、スキャン指示、FAX送信指示等をトリガー操作入力として検出する。
なお、トリガー操作入力の検出は、原稿カバー3a、原稿送り装置3b、ICカードリーダー3e、コインベンダー3fに設けられたセンサーの信号や外部インターフェース3c又はネットワークインターフェース3dを介したデータ受信により行うことができる。
トリガー操作が有ったときは(YES)、ステップS2へ移行し、トリガー操作が無い限りは(NO)、ステップS1の処理を繰り返す。
ステップS2以降では、図3の要否テーブルを用いた復帰要否判断を行いながら必要な動作部5a,5bを復帰させていく。
図3では、トリガー操作と動作部5a,5bの復帰要否との対応関係を示している。なお、図3のトリガー操作は一例であり、他の操作入力をトリガー操作に含めることも可能である。
図3において、「DP原稿セット」、「原稿マット開閉」、「コインベンダーコイン投入」、「ICカードタッチ」は、複数の機能に共通して行われるトリガー操作を示している。
「DP原稿セット」及び「原稿マット開閉」は、それぞれ原稿送り装置3bへの原稿セット及び原稿カバー3aの開閉であり、コピー機能、スキャナー機能、FAX機能の際に共通に行われるトリガー操作である。これらのトリガー操作では、次に続く動作としてスキャンが行われることになる。従って、「DP原稿セット」及び「原稿マット開閉」の場合は、動作部5a,5bの復帰の要否として、スキャナー復帰が「要」でエンジン復帰が「不要」に設定されている。
「コインベンダーコイン投入」及び「ICカードタッチ」は、それぞれコインベンダー3fへの硬貨の投入及びICカードリーダー3eでのICカードの読み取りであり、画像形成装置1を使用可能とする際に行われるトリガー操作である。これらのトリガー操作は、直接的に次に続く動作が不明であるが、その目的に応じて動作部5a,5bの復帰の要否が設定されている。
「コインベンダーコイン投入」の場合は、画像形成装置1を店舗等で使用可能とする関係上、コピー機能が利用されることが多い。このため、「コインベンダーコイン投入」に対しては、スキャナー復帰及びエンジン復帰の双方が「要」に設定されている。
「ICカードタッチ」の場合は、ユーザーの認証を通じて画像形成装置1の設定を行わせることが多い。このため、「ICカードタッチ」に対しては、スキャナー復帰及びエンジン復帰の双方が「不要」に設定されている。
図3の「プリンター印刷」、「TWAIN/WIA」、「WSDスキャン」、「WSDプリント」、「NetworkFax送信」は、特定の機能に対するものであることが明確なトリガー操作を示している。
「プリンター印刷」は、ユーザー端末(外部装置)からのプリント指示(プリントジョブ)の入力であり、プリント機能であることが明確なトリガー操作である。
「TWAIN/WIA」は、TWAINやWIAドライバがインストールされたユーザー端末からのスキャン指示(スキャンジョブ)の入力であり、スキャン機能であることが明確なトリガー操作である。
「WSDスキャン」は、WSDL機能をサポートしているOS(Operating System)がインストールされたユーザー端末からのスキャン指示(スキャンジョブ)の入力、「WSDプリント」は、同プリント指示(プリントジョブ)の入力である。このため、それぞれスキャン機能及びプリント機能であることが明確なトリガー操作である。
「NetworkFax送信」は、ユーザー端末からのネットワークFAXの送信指示(FAXジョブ)の入力であり、FAX機能であることが明確なトリガー操作である。
これらの「プリンター印刷」、「TWAIN/WIA」、「WSDスキャン」、「WSDプリント」、「NetworkFax送信」に対しては、それぞれ機能に必要な動作部5a,5bの復帰の要否が設定されている。
なお、図示しない操作パネルでの機能の選択やジョブの実行指示入力も、特定の機能であることが明確なトリガー操作となる。
上記図3を用い、ステップS2では、「エンジン復帰要?」の処理が行われる。この処理では、省エネ制御部9の要否判断部15が、トリガー操作に応じてプリントエンジン5bの復帰の要否を判断する。
エンジン復帰が必要な場合は(YES)、ステップS3へ移行し、不要な場合は(NO)、ステップS4へ移行する。
ステップS3では、「エンジン復帰」の処理が行われる。この処理では、省エネ制御部9の省エネ復帰部17がプリントエンジン5bを給電により復帰させてステップS4へ移行する。
ステップS4では、「スキャナー復帰要?」の処理が行われる。この処理では、省エネ制御部9の要否判断部15が、トリガー操作に応じてスキャナー5aの復帰の要否を判断する。
スキャナー復帰が必要な場合は(YES)は、ステップS5へ移行し、不要な場合は(NO)、省エネ制御処理が終了する。
ステップS5では、「スキャナー復帰」の処理が行われる。この処理では、省エネ制御部9の省エネ復帰部17がスキャナー5aを給電により復帰させ、省エネ制御処理を終了させる。
こうして終了した省エネ制御処理は、トリガー操作が入力されるたびに行われ、各トリガー操作が複数の機能に共通する限り、トリガー操作の次に続く動作に必要な動作部5a及び5bの何れか一方又は双方を復帰させる。
そして、トリガー操作が特定の機能に対するものであることが明確になった時点では、特定の機能に必要な動作部5a,5bを復帰させる。
図4は、省エネ制御処理による動作部の復帰を示す概念図である。
省エネモードにおいては、図4(a)のように、省エネ制御部(Controller)9が稼動し、プリントエンジン(Engine)5b及びスキャナー(Scanner)5aが停止している。
この状態で、例えば図3の「DP原稿セット」や「原稿マット開閉」が行われると、図4(b)のように次の動作に必要なスキャナー5aが復帰し稼動する。
その後、例えば操作パネルでコピー実行指示がトリガー操作として行われると、コピージョブが発生してコピー機能であることが明確となる。この場合は、図4(c)のように、コピー機能に必要なプリントエンジン5bも復帰し稼動することになる。なお、実行指示入力の前に機能選択が行われる場合は、その時点で機能が明確となる。
一方、当初よりプリント機能であることが明確な「プリンター印刷」や「WSDプリント」の場合は、図4(d)のように、必要なプリントエンジン5bのみが復帰する。
「TWAIN/WIA」や「WSDスキャン」の場合も、図4(b)のように、当初より明確なスキャナー機能に必要なスキャナー5aのみが復帰することになる。
[実施例1の効果]
本実施例の画像形成装置1は、選択的な操作入力を行わせて異なる機能による処理に向けた動作を可能とする複数の操作入力部3a〜3fと、操作入力後に1又は複数が動作することで異なる機能による処理を行う複数の動作部5a,5bと、複数の動作部5a,5bに対して省エネモードにすると共に省エネモードから復帰させる省エネ制御を行う省エネ制御部9とを備え、省エネ制御部9は、省エネモード中の操作入力(トリガー操作)が複数の機能に共通する場合にトリガー操作の次に続く動作に必要な動作部5a,5bのみを復帰させ、省エネモード中のトリガー操作が特定の機能に対するものであることが明確になった時点で特定の機能に必要な動作部5a,5bを復帰させる部分復帰モードを有する。
従って、本実施例では、トリガー操作が発生したときに、その操作の次に続くデバイス(動作部5a,5b)のみを復帰させることにより、ユーザーの利便性向上を図りながら消費電力の抑制効果を向上し且つ騒音を抑えることができる。
また、本実施例では、トリガー操作によってジョブが発生すると、その時点で特定の機能に対するものであることが明確となり、動作部5a,5bの復帰の要否が確定できる。
このため、特定の機能に必要な動作部5a,5bを復帰させて処理を正常に完了することができる。なお、トリガー操作が当初より特定の機能に対するものであることが明確な場合も同様である。
図5は、画像形成装置を示すブロック図である。なお、本実施例では、上記実施例1と基本構成が共通するため、対応する構成部分に同符号又は同符号にAを付したものを用いて重複した説明を省略する。
本実施例の画像形成装置1Aは、省エネ制御部9に対して省エネモードからの復帰モードを切り替える復帰モード切替部19を備えたものである。復帰モードの切替は、図示しない操作パネル等においてログインしたユーザーに行わせることができる。これにより、復帰モード切替部19は、復帰モード切替手順を実現する。
選択可能な復帰モードとしては、実施例1の部分復帰モードに加えて、全復帰モード及び複合復帰モードを有する。全復帰モードは、何れのトリガー操作によっても全ての動作部5a,5bを復帰させるモードである。複合復帰モードは、全復帰モード及び部分復帰モードを併用し、トリガー操作以外の特定操作に限って全復帰モードによる復帰を行うモードである。特定操作としては、例えば電源キー操作等を採用すればよい。
本実施例の画像形成装置1Aでは、上記実施例1の作用効果に加え、より利便性を向上することができる。
すなわち、部分復帰モードのみの場合は、全デバイス(動作部5a,5b)を復帰して、コピー等を迅速に利用したい場合においてデメリットとなり得る。これに対し、本実施例では、復帰モード切替部19を備えることにより、復帰時間を優先したいユーザー(全復帰モードを望むユーザー)、省電力を優先したいユーザー(部分復帰モードを望むユーザー)、双方を使い分けたいユーザーの要望を満足することができる。
[その他]
上記実施例では、動作部として消費電力や騒音が大きいスキャナー5a及びプリントエンジン5bを例にとって説明したが、操作パネルやFAXコントローラー等の他のデバイスも省エネ制御対象の動作部とすることができる。
1 画像形成装置
3a〜3f 操作入力部
5a,5b 動作部
9 省エネ制御部
19 復帰モード切替部

Claims (3)

  1. コピー機能、スキャナー機能、プリント機能、FAX機能を有し、省エネモードを有する画像形成装置において、
    選択的な操作入力を行わせて異なる機能による処理に向けた動作を可能とする複数の操作入力部と、
    前記操作入力後に何れか1つ、又は両方が動作することで前記異なる機能による処理を行うスキャナー及びプリントエンジンと、
    前記スキャナー及び前記プリントエンジンに対して省エネモードにすると共に前記省エネモードから復帰させる省エネ制御を行う省エネ制御部とを備え、
    前記省エネ制御部は、前記省エネモード中の前記操作入力が複数の機能に共通する場合に前記操作入力の次に続く動作に必要な前記スキャナーまたは前記プリントエンジンの何れかを復帰させ、前記省エネモード中の前記操作入力が特定の機能に対するものであることが明確になった時点で前記特定の機能に必要な前記スキャナーまたは前記プリントエンジンを復帰させ、前記操作入力に関連付けられた操作入力の目的から使用されることが予測される前記スキャナーまたは前記プリントエンジンを復帰させる部分復帰モードを有し、
    前記省エネ制御部は、前記省エネモード中の前記操作入力が複数の機能に共通する場合に、前記省エネモード中の前記操作入力が直接的に次に続く動作が不明であっても、その操作入力に応じて設定がなされている復帰の要否に応じて、前記スキャナー及びプリントエンジンの復帰の要否を判断する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作入力部は、コインベンダーであって、
    前記コインベンダーのコイン投入に対しては、スキャナー復帰及びエンジン復帰が設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記操作入力部は、ICカードリーダーであって、
    前記ICカードリーダーのICカードタッチに対しては、スキャナー復帰及びエンジン復帰の双方が不要に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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