JP2015079684A - 測定装置、測定方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

測定装置、測定方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマを発生させるチャンバの状態を測定する。【解決手段】測定装置1は、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサ14、24と、複数のミキサ14、24に共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源12と、複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの、複数のミキサ14、24の出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定部54と、プラズマチャンバ6内のインピーダンス(負荷インピーダンスZL)を導出するインピーダンス導出部60と、誤差測定部54の測定結果に基づき、インピーダンス測定部62の測定結果を補正する誤差補正部56とを備える。なお、プラズマが発生するプラズマチャンバ6内の電極6aに与えられる進行波と、進行波がプラズマチャンバ6によって反射された反射波とを被測定信号入力とする。【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマを発生させるチャンバ内の状態の測定に関する。
従来より、インピーダンス自動整合装置が知られている(例えば、特許文献1の図1、特許文献2の図1、特許文献3の図1を参照)。これらのインピーダンス自動整合装置は、プラズマを発生させるプラズマチャンバへの接続を想定したものであるが、使用する信号も高周波パワーではなく電極電圧および電流である。
特開2004−85446号公報 特開2006−166412号公報 特開平4−368799号公報
本発明は、プラズマを発生させるチャンバの状態を測定することを課題とする。
本発明にかかる測定装置は、プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源と、前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定部と、前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出部と、前記誤差測定部の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出部の導出結果を補正する誤差補正部とを備え、前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とするように構成される。
上記のように構成された測定装置によって、プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する。複数のミキサが、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する。単一のローカル信号源が、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える。誤差測定部が、前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する。インピーダンス導出部が、前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出する。誤差補正部が、前記誤差測定部の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出部の導出結果を補正する。前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする。
なお、本発明にかかる測定装置は、前記電源と前記インピーダンスマッチング部との間から、前記進行波および前記反射波を取得するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる測定装置は、前記インピーダンス導出部の導出結果に基づき、前記プラズマチャンバの内の状態を判定するチャンバ内状態判定部を備えるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる測定装置は、前記チャンバ内状態判定部が、前記プラズマ処理装置における1回のプラズマプロセスにおける異常の有無を判定するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる測定装置は、前記チャンバ内状態判定部が、前記プラズマ処理装置における複数回のプラズマプロセスにおいて、異常なプラズマプロセスの有無を判定するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる測定装置は、前記誤差測定部が、前記レベル差および前記位相差を、前記ローカル信号入力の周波数に対応付けて測定し、前記誤差補正部が、前記ローカル信号入力の周波数に応じて、補正を行うようにしてもよい。
なお、本発明にかかる測定装置は、前記誤差補正部が、前記誤差測定部の測定結果を前記ローカル信号入力の周波数について補間したものに基づき、補正を行うようにしてもよい。
なお、本発明にかかる測定装置は、前記ローカル信号入力および中間周波数信号入力が与えられ、前記ローカル信号入力および前記中間周波数信号入力の周波数の和に等しい周波数の信号を前記補正信号として出力する補正信号用ミキサを備えるようにしてもよい。
本発明にかかる測定装置は、プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源と、前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出部とを備え、前記複数のミキサに共通の信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差が無く、前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とするように構成される。
上記のように構成された測定装置によって、プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する。複数のミキサが、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する。単一のローカル信号源が、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える。インピーダンス導出部が、前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出する。前記複数のミキサに共通の信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差が無い。前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする。
本発明は、プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源とを有する測定装置における測定処理を行う測定方法であって、前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定工程と、前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出工程と、前記誤差測定工程の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出工程の導出結果を補正する誤差補正工程とを備え、前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする測定方法である。
本発明は、プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源とを有する測定装置における測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記測定処理は、前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定工程と、前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出工程と、前記誤差測定工程の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出工程の導出結果を補正する誤差補正工程とを備え、前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とするプログラムである。
本発明は、プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源とを有する測定装置における測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、前記測定処理は、前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定工程と、前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出工程と、前記誤差測定工程の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出工程の導出結果を補正する誤差補正工程とを備え、前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする記録媒体である。
本発明の実施形態にかかる測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態にかかる測定装置1に補正信号を与えたときの構成を示す機能ブロック図である。 複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの、複数のミキサ14、24の出力間のレベル差および位相差の測定の一例を示す図である。 複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの、出力レベルの差ΔLv1〜ΔLv3をローカル信号入力の周波数fLo1について補間したもの(図4(a)参照)および出力位相の差ΔP1〜ΔP3をローカル信号入力の周波数fLo1について補間したもの(図4(b)参照)を示す図である。 本発明の実施形態にかかる測定装置1に被測定信号を与えたときの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態にかかる測定装置1をプラズマ処理装置に接続したものの構成を示す図(図6(a)参照)およびマッチャー5とプラズマチャンバ6との等価回路図(図6(b)参照)である。 1回のプラズマプロセスにおいて、プラズマチャンバ6内が正常な状態の後に異常な状態となった場合の、負荷インピーダンスZLの実部RPまたは虚部XPと時間との対応を示す図である。 複数回のプラズマプロセスにおいて、プラズマチャンバ6内が正常な状態におけるプラズマプロセスにおける負荷インピーダンスZLの実部RPまたは虚部XPと時間との対応を示す図(図8(a)参照)、プラズマチャンバ6内が異常な状態におけるプラズマプロセスにおける負荷インピーダンスZLの実部RPまたは虚部XPと時間との対応を示す図(図8(b)参照)である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。測定装置1は、第一端子11、第二端子21、出力端子31、第一ローカル信号源12、第一ミキサ14、第一A/D変換器16、第一レベル・位相測定部18、第二ローカル信号源22、第二ミキサ24、第二A/D変換器26、第二レベル・位相測定部28、中間周波数信号源32、補正信号用ミキサ34、スイッチ42、44、ローカル周波数設定部52、誤差測定部54、誤差補正部56、インピーダンス導出部60、チャンバ内状態判定部70を備える。測定装置1は、例えば、スペクトラムアナライザである。
図2は、本発明の実施形態にかかる測定装置1に補正信号を与えたときの構成を示す機能ブロック図である。図5は、本発明の実施形態にかかる測定装置1に被測定信号を与えたときの構成を示す機能ブロック図である。
図2を参照して、分配器4は、補正信号を、第一端子11および第二端子21に与える。なお、分配器4は、測定装置1に内蔵されていてもよい。また、図5を参照して、第一端子11および第二端子21には、それぞれ、進行波、反射波(被測定信号入力)が与えられる。
図6は、本発明の実施形態にかかる測定装置1をプラズマ処理装置に接続したものの構成を示す図(図6(a)参照)およびマッチャー5とプラズマチャンバ6との等価回路図(図6(b)参照)である。
図6(a)を参照して、プラズマ処理装置は、プラズマチャンバ6、高周波電源2、マッチャー(インピーダンスマッチング部)5を有する。プラズマチャンバ6の内では、プラズマが発生する。高周波電源2は、プラズマチャンバ6の内の電極6aに進行波を与える。なお、図6(a)においては、進行波を電極6aに与えるように図示しているが、電極6aのかわりに電極6bに進行波を与えるようにしてもよい。マッチャー(インピーダンスマッチング部)5は、高周波電源2とプラズマチャンバ6とのインピーダンスマッチングをとる。
方向性結合器3は、高周波電源2とマッチャー5との間に配置されている。測定装置1は、方向性結合器3を介して、プラズマ処理装置に接続されている。測定装置1は、プラズマ処理装置を測定する。
高周波電源2(周波数は、例えば2.4GHz)から進行波が、マッチャー5を介して、プラズマチャンバ6内の電極6aに与えられる。なお、マッチャー5は、高周波電源2の側(インピーダンスが50Ω程度)と、プラズマチャンバ6の側(インピーダンスが50Ωとは異なる)とのインピーダンスマッチングをとるためのものである。また、プラズマチャンバ6内には、電極6b(接地されている)も配置されている。プラズマチャンバ6内でプラズマが発生する。電極6aと電極6bの間でプラズマが発生する。電極6bに載せられたウエハ7がプラズマにより加工される。プラズマによるウエハ7の加工の開始から終了までを1回のプラズマプロセスという。
測定装置1は、高周波電源2とマッチャー5との間から、方向性結合器3を介して、進行波と、進行波がプラズマチャンバ6によって反射された反射波とを受ける。進行波は、測定装置1の第一端子11に与えられる。反射波は、測定装置1の第二端子21に与えられる。進行波および反射波が、被測定信号入力となる。進行波および反射波は、周波数が共通している。
図6(b)を参照して、マッチャー5はLC素子の回路と等価であり、プラズマチャンバ6はインピーダンスZLの素子と等価である。マッチャー5およびプラズマチャンバ6の等価回路においては、キャパシタンスC3からプラズマチャンバ6を見た側にキャパシタンスC2、インダクタンスL2、インピーダンスZLの素子が直列接続されたものと、キャパシタンスC1と、キャパシタンスC3とが並列に接続されている。それらは、さらにインダクタンスL1の一端に接続されている。なお、キャパシタンスC1およびC2は可変であり、これによりマッチャー5のインピーダンスの実数成分(レジスタンス)および虚数成分(リアクタンス)を変化させて、インピーダンスマッチングをとる。
第一端子(CH1:チャンネル1)11は、進行波(図5参照)または分配器4から与えられた補正信号(図2参照)を、第一ミキサ14に与える。第二端子(CH2:チャンネル2)21は、反射波(図5参照)または分配器4から与えられた補正信号(図2参照)を、第二ミキサ24に与える。
出力端子31は、補正信号を出力する。出力端子31は、分配器4に接続されている(図2参照)。
第一ミキサ14は、二つの入力(R入力およびL入力)の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する(I出力)。ただし、R入力は第一端子11から与えられ、L入力は第一ローカル信号源12から与えられる。また、R入力、L入力およびI出力は、それぞれ、Radio Frequency入力、Local(ローカル)入力およびIntermediate Frequency(中間周波数)出力を意味する。
第二ミキサ24は、二つの入力(R入力およびL入力)の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する(I出力)。ただし、R入力は第二端子21から与えられ、L入力は第一ローカル信号源12から与えられる。R入力、L入力およびI出力の意味は、第一ミキサ14と同様である。
第一ローカル信号源12は、複数のミキサ14、24のL入力に共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源である(図2、図5参照)。なお、ローカル信号の周波数fLo1は可変、すなわち掃引可能である。
第一A/D変換器16は、第一ミキサ14のI出力(アナログ信号)を受け、デジタル信号に変換する。第二A/D変換器26は、第二ミキサ24のI出力(アナログ信号)を受け、デジタル信号に変換する。
第一レベル・位相測定部18は、複数のミキサ14、24に周波数が共通する被測定信号入力(図5参照)または共通の補正信号入力(図2参照)を与えたときに、第一ミキサ14の出力のレベルおよび位相を測定する。第一ミキサ14を測定した結果は、誤差測定部54に与えられるか(図2参照)、またはインピーダンス測定部62に与えられる(図5参照)。
第二レベル・位相測定部28は、複数のミキサ14、24に周波数が共通する被測定信号入力(図5参照)または共通の補正信号入力(図2参照)を与えたときに、第二ミキサ24の出力のレベルおよび位相を測定する。第二ミキサ24を測定した結果は、誤差測定部54に与えられるか(図2参照)、またはインピーダンス測定部62に与えられる(図5参照)。
なお、第一レベル・位相測定部18および第二レベル・位相測定部28は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)により実装される。
第二ローカル信号源22は、掃引可能(周波数可変)な信号源である。
中間周波数信号源32は、中間周波数信号入力を補正信号用ミキサ34に与える。中間周波数信号としては、被測定信号と同様な信号でもよいし、その他にも、パルス、連続波(周波数を掃引してもよい)、変調した信号またはノイズでもよい。
補正信号用ミキサ34には、ローカル信号入力(L入力)および中間周波数信号入力(I入力)が与えられる。さらに、補正信号用ミキサ34は、ローカル信号入力および中間周波数信号入力の周波数の和に等しい周波数の信号を補正信号として出力する(R出力)。ローカル信号入力(L入力)は、スイッチ42を介して、第一ローカル信号源12から与えられる。中間周波数信号入力(I入力)は、中間周波数信号源32から与えられる。補正信号は、出力端子31に与えられる。
ただし、R出力、L入力およびI入力は、それぞれ、Radio Frequency出力、Local(ローカル)入力およびIntermediate Frequency入力(中間周波数)を意味する。
スイッチ42は、第一ローカル信号源12を、補正信号用ミキサ34に接続するか(図2参照)、または、しないか(図5参照)を切り替えるスイッチである。
スイッチ44は、第二ミキサ24を、単一のローカル信号源12(図2、図5参照)、または第二ローカル信号源22に接続する切替器である。
ローカル周波数設定部52は、第一ローカル信号源12の周波数であるfLo1を設定する。
誤差測定部54は、複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの(図2参照)、第一ミキサ14の出力のレベルおよび位相を、第一レベル・位相測定部18から受け、第二ミキサ24の出力のレベルおよび位相を、第二レベル・位相測定部28から受ける。
さらに、誤差測定部54は、第一レベル・位相測定部18および第二レベル・位相測定部28から受けた測定結果に基づき、複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの(図2参照)、複数のミキサ14、24の出力間のレベル差および位相差を測定する。
誤差測定部54は、複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの(図2参照)、複数のミキサ14、24の出力間のレベル差および位相差を、ローカル信号入力の周波数fLo1に対応付けて測定する。
図3は、複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの、複数のミキサ14、24の出力間のレベル差および位相差の測定の一例を示す図である。
誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf1であるときの第一ミキサ14(CH1)の出力レベルを第一レベル・位相測定部18から受ける。しかも、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf1であるときの第二ミキサ24(CH2)の出力レベルを第二レベル・位相測定部28から受ける。さらに、誤差測定部54は、両者の出力レベルの差(CH2−CH1)を求め(ΔLv1)、記録する。なお、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf1であることを、ローカル周波数設定部52から取得する。誤差測定部54は、f1に対応づけてΔLv1を記録する。
同様に、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf2であるときの両者の出力レベルの差(CH2−CH1)を求め(ΔLv2)、記録する。なお、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf2であることを、ローカル周波数設定部52から取得する。誤差測定部54は、f2に対応づけてΔLv2を記録する。
さらに、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf3であるときの両者の出力レベルの差(CH2−CH1)を求め(ΔLv3)、記録する。なお、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf3であることを、ローカル周波数設定部52から取得する。誤差測定部54は、f3に対応づけてΔLv3を記録する。
なお、例えば、f3−f2=f2−f1かつf3>f2>f1である。
誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf1であるときの第一ミキサ14(CH1)の出力位相を第一レベル・位相測定部18から受ける。しかも、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf1であるときの第二ミキサ24(CH2)の出力位相を第二レベル・位相測定部28から受ける。さらに、誤差測定部54は、両者の出力位相の差(CH2−CH1)を求め(ΔP1)、記録する。なお、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf1であることを、ローカル周波数設定部52から取得する。誤差測定部54は、f1に対応づけてΔP1を記録する。
同様に、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf2であるときの両者の出力位相の差(CH2−CH1)を求め(ΔP2)、記録する。なお、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf2であることを、ローカル周波数設定部52から取得する。誤差測定部54は、f2に対応づけてΔP2を記録する。
さらに、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf3であるときの両者の出力位相の差(CH2−CH1)を求め(ΔP3)、記録する。なお、誤差測定部54は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf3であることを、ローカル周波数設定部52から取得する。誤差測定部54は、f3に対応づけてΔP3を記録する。
インピーダンス導出部60は、マッチャー(インピーダンスマッチング部)5における回路定数と、複数のミキサ14、24に周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの複数のミキサ14、24の出力とから、プラズマチャンバ6内のインピーダンス(負荷インピーダンスZL)を導出する。
インピーダンス導出部60は、特性インピーダンス測定部62、マッチャー特性記録部64、負荷インピーダンス測定部66を有する。
特性インピーダンス測定部62(図5参照)は、複数のミキサ14、24に周波数が共通する被測定信号入力を与えたときに、複数のミキサ14、24の出力の比を測定する。
特性インピーダンス測定部62は、複数のミキサ14、24に周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの(図5参照)、第一ミキサ14(CH1)の出力(電界)の測定結果Pfを第一レベル・位相測定部18から受け、第二ミキサ24(CH2)の出力(電界)の測定結果Prを第二レベル・位相測定部28から受ける。
さらに、特性インピーダンス測定部62は、第一ミキサ14(CH1)の出力Pfと、第二ミキサ24(CH2)の出力Prとの比を測定して出力する。ミキサ14の出力(振幅と位相を有する)は進行波を表し、ミキサ24の出力(振幅と位相を有する)は反射波を表す。特性インピーダンス測定部62は、(反射波)/(進行波)を求めるが、これはマッチャー5およびプラズマチャンバ6内のインピーダンス(特性インピーダンスZCIMという)を測定していることとなる。
なお、特性インピーダンス測定部62の測定結果は、誤差補正部56により補正されるが、この補正については、後で説明する。
マッチャー特性記録部64は、マッチャー5の特性を記録する。マッチャー特性記録部64は、マッチャー5の特性として、マッチャー5における回路定数であるキャパシタンスC1、C2、C3、インダクタンスL1、L2を記録する。なお、キャパシタンスC1およびC2は可変であるため、マッチャー特性記録部64は変化後の値をマッチャー5から受けて記録する。
負荷インピーダンス測定部66は、特性インピーダンス測定部62の測定した特性インピーダンスZCIMと、マッチャー特性記録部64に記録されたマッチャー5の特性(回路定数)とから、プラズマチャンバ6内のインピーダンス(負荷インピーダンスZL)を導出する。
特性インピーダンスZCIMは、負荷インピーダンスZLと、マッチャー5のインピーダンスとを合成したものと考えられる。そこで、図6(b)を参照して、特性インピーダンスZCIMは、負荷インピーダンスZLとマッチャー5の回路定数とにより、以下のように表される。
Figure 2015079684
特性インピーダンスZCIMは、特性インピーダンス測定部62により測定されており既知である。しかも、キャパシタンスC1、C2、C3、インダクタンスL1、L2は、マッチャー特性記録部64により記録されており既知である。結局、負荷インピーダンスZLのみが未知である。よって、負荷インピーダンス測定部66は、上記の式(1)を負荷インピーダンスZLについて解くことで、負荷インピーダンスZLを求めることができる。
すなわち、インピーダンス導出部60は、マッチャー特性記録部64に記録されたマッチャー5における回路定数と、複数のミキサ14、24に周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの複数のミキサ14、24の出力Pf、Pr(特性インピーダンス測定部62が受ける)とから、負荷インピーダンスZLを導出する。
誤差補正部56は、誤差測定部54の測定結果に基づき、ローカル信号入力の周波数fLo1に応じて、特性インピーダンス測定部62の測定結果を補正する(図5参照)。これにより、インピーダンス導出部60の導出結果が補正される。
例えば、誤差補正部56は、ローカル信号入力の周波数fLo1がf1であることを、ローカル周波数設定部52から取得する。さらに、誤差補正部56は、f1に対応付けられた出力レベルの差ΔLv1および出力位相の差ΔP1を、誤差測定部54から読み出す。誤差補正部56は、ΔLv1およびΔP1を、特性インピーダンス測定部62に与えることで、インピーダンス測定部62の測定結果を補正する。例えば、インピーダンス測定部62が、第一ミキサ14(CH1)の出力と第二ミキサ24(CH2)の出力との比を測定する際に、第二ミキサ24(CH2)の出力のレベル[dBm]および位相[rad]をΔLv1およびΔP1だけ減じる。
ローカル信号入力の周波数fLo1がf2またはf3であるときも同様な補正が行われる。
しかし、ローカル信号入力の周波数fLo1が、f1、f2およびf3のいずれでも無いときは、上記の方法ではインピーダンス測定部62の測定結果の補正ができない。このような場合は、誤差補正部56は、誤差測定部54の測定結果をローカル信号入力の周波数fLo1について補間したものに基づき、特性インピーダンス測定部62の測定結果を補正する。
図4は、複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの、出力レベルの差ΔLv1〜ΔLv3をローカル信号入力の周波数fLo1について補間したもの(図4(a)参照)および出力位相の差ΔP1〜ΔP3をローカル信号入力の周波数fLo1について補間したもの(図4(b)参照)を示す図である。
図4においては、出力レベルも出力位相も、一例として一次関数で補間している。出力レベルおよび出力位相を補間した結果は、誤差測定部54に記録される。
誤差補正部56は、ローカル信号入力の周波数fLo1の値を、ローカル周波数設定部52から取得する。誤差補正部56は、この値に対応する出力レベルの差および出力位相の差を、補間結果(図4(a)および図4(b)参照)から取得して、特性インピーダンス測定部62に与えることで、特性インピーダンス測定部62の測定結果を補正する。
チャンバ内状態判定部70は、インピーダンス導出部60の導出結果に基づき、プラズマチャンバ6の内の状態を判定する。
チャンバ内状態判定部70は、プラズマ処理装置における1回のプラズマプロセスにおける異常の有無を判定する。なお、判定結果に基づき、高周波電源2のパワーまたは周波数を制御するようにすることも考えられる。
図7は、1回のプラズマプロセスにおいて、プラズマチャンバ6内が正常な状態の後に異常な状態となった場合の、負荷インピーダンスZLの実部RPまたは虚部XPと時間との対応を示す図である。なお、異常な状態は、例えば、異常放電やウエハ7の固定ミスによるウエハ7の振動などが考えられる。
ある1回のプラズマプロセスにおいて、プラズマチャンバ6内が正常な状態(時間0〜t1)であれば、負荷インピーダンスZLの実部RPまたは虚部XPは、時間の一次関数に近似することができる。図7においては、正常な状態において、実部RPまたは虚部XPが単調増加する例を図示しているが、単調減少または一定となることも考えられる。
ここで、プラズマチャンバ6内が異常な状態(時間t1〜t0)となると、実部RPまたは虚部XPは、時間の一次関数に近似することはできなくなる。例えば、正常な状態と比べて、実部RPまたは虚部XPが乱高下する。チャンバ内状態判定部70は、この乱高下を検出することで、1回のプラズマプロセスにおける異常が有ったことを判定できる。この乱高下は、1回のプラズマプロセス内の正常な状態における実部RPまたは虚部XPを取得しておくことで検出できる。
例えば、チャンバ内状態判定部70が、1回のプラズマプロセス内の正常な状態における実部RPまたは虚部XPを取得しておく。さらに、チャンバ内状態判定部70が、正常な状態における実部RPまたは虚部XPから上下にしきい値ΔP0ずつ離れたもの(図7において点線で図示)を求めておき、それらを実部RPまたは虚部XPが超えた場合に異常な状態が有ったと判定する。
また、チャンバ内状態判定部70は、プラズマ処理装置における複数回のプラズマプロセスにおいて、異常なプラズマプロセスの有無を判定する。なお、判定結果に基づき、高周波電源2のパワーまたは周波数を制御するようにすることも考えられる。
図8は、複数回のプラズマプロセスにおいて、プラズマチャンバ6内が正常な状態におけるプラズマプロセスにおける負荷インピーダンスZLの実部RPまたは虚部XPと時間との対応を示す図(図8(a)参照)、プラズマチャンバ6内が異常な状態におけるプラズマプロセスにおける負荷インピーダンスZLの実部RPまたは虚部XPと時間との対応を示す図(図8(b)参照)である。なお、異常な状態は、例えば、プラズマチャンバ6内の壁面への不要物の堆積、プラズマチャンバ6内の壁面の汚れ、プラズマチャンバ6内のガス密度の不具合などが考えられる。
図8(a)を参照して、正常な1回のプラズマプロセスにおいて、負荷インピーダンスZLの実部RPまたは虚部XPは、時間の一次関数に近似することができる。図8(a)においては、正常な状態において、実部RPまたは虚部XPが単調増加する例を図示しているが、単調減少または一定となることも考えられる。通常、プラズマ処理装置は、図8(a)に示すような正常なプラズマプロセスを複数回繰り返す。しかし、やがて、プラズマチャンバ6内が異常な状態となる。
図8(b)を参照して、プラズマチャンバ6内が異常な状態となると、実部RPまたは虚部XPは、時間の一次関数に近似することはできなくなる。例えば、正常な状態と比べて、実部RPまたは虚部XPが乱高下する。チャンバ内状態判定部70は、この乱高下を検出することで、異常なプラズマプロセスであることを判定できる。
例えば、チャンバ内状態判定部70が、正常な1回のプラズマプロセスにおける実部RPまたは虚部XPを取得しておく(図8(a)を参照)。さらに、チャンバ内状態判定部70が、正常な1回のプラズマプロセスにおける実部RPまたは虚部XP(図8(a)を参照)から上下にしきい値ΔP1ずつ離れたもの(図8(b)において点線で図示)を求めておき、それらを実部RPまたは虚部XPが超えた場合に異常なプラズマプロセスであると判定する。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
(1)補正信号の入力(図2参照)
まず、図2を参照して、測定装置1に補正信号を与える。
スイッチ42が、第一ローカル信号源12を、補正信号用ミキサ34のL入力に接続する。ここで、ローカル周波数設定部52は、第一ローカル信号源12の周波数fLo1を設定する。すると、第一ローカル信号源12からローカル信号入力(L入力)が補正信号用ミキサ34に与えられる。しかも、中間周波数信号源32から中間周波数信号入力(I入力)が補正信号用ミキサ34に与えられる。
すると、補正信号用ミキサ34から、ローカル信号入力および中間周波数信号入力の周波数の和に等しい周波数の信号が、補正信号として出力される(R出力)。補正信号は出力端子31から出力され、分配器4に与えられる。分配器4は、補正信号を、第一端子11および第二端子21に与える。
ここで、スイッチ44は、第二ミキサ24を、単一のローカル信号源12に接続する。
第一端子(CH1)11に与えられた補正信号は、第一ミキサ14のR入力に与えられる。第一ミキサ14のL入力には、ローカル信号源12からローカル信号入力が与えられる。すると第一ミキサ14から、二つの入力(R入力およびL入力)の周波数の差に等しい周波数の信号が出力される(I出力)。I出力の周波数は、中間周波数信号源32の出力する中間周波数信号の周波数となる。
第一ミキサ14のI出力(アナログ信号)は、第一A/D変換器16により、デジタル信号に変換され、第一レベル・位相測定部18に与えられる。第一レベル・位相測定部18は、第一ミキサ14の出力のレベル(パワーレベル)および位相を測定し、誤差測定部54に与える。
第二端子(CH2)21に与えられた補正信号は、第二ミキサ24のR入力に与えられる。第二ミキサ24のL入力には、ローカル信号源12からローカル信号入力が与えられる。すると第二ミキサ24から、二つの入力(R入力およびL入力)の周波数の差に等しい周波数の信号が出力される(I出力)。I出力の周波数は、中間周波数信号源32の出力する中間周波数信号の周波数となる。
第二ミキサ24のI出力(アナログ信号)は、第二A/D変換器26により、デジタル信号に変換され、第二レベル・位相測定部28に与えられる。第二レベル・位相測定部28は、第二ミキサ24の出力のレベル(パワーレベル)および位相を測定し、誤差測定部54に与える。
なお、ローカル周波数設定部52から誤差測定部54に、ローカル信号入力の周波数fLo1の値が与えられる。
第一ミキサ14にも第二ミキサ24にも同じ補正信号を与えているので、第一レベル・位相測定部18の測定結果である出力レベルおよび出力位相と、第二レベル・位相測定部28の測定結果である出力レベルおよび出力位相とが等しいことが理想的である。
しかし、実際には、第一ミキサ14にも第二ミキサ24にも同じ補正信号を与えているのにもかかわらず、第一レベル・位相測定部18の測定結果である出力レベルおよび出力位相と、第二レベル・位相測定部28の測定結果である出力レベルおよび出力位相とが異なるものとなる。実際には、ローカル信号源12から第一ミキサ14までの電気回路の電気長および減衰量と、ローカル信号源12から第二ミキサ24までの電気回路の電気長および減衰量とに差異があるからである。
誤差測定部54は、複数のミキサ14、24に共通の補正信号入力を与えたときの(図2参照)、複数のミキサ14、24の出力間のレベル差ΔLv1〜ΔLv3および位相差ΔP1〜ΔP3を、ローカル信号入力の周波数fLo1に対応付けて測定する(図3参照)。
なお、複数のミキサ14、24の出力間のレベル差は、第一レベル・位相測定部18の測定結果である出力レベルと、第二レベル・位相測定部28の測定結果である出力レベルとの差である。
また、複数のミキサ14、24の出力間の位相差は、第一レベル・位相測定部18の測定結果である出力位相と、第二レベル・位相測定部28の測定結果である出力位相との差である。
誤差測定部54は、出力レベルの差ΔLv1〜ΔLv3をローカル信号入力の周波数fLo1について補間したもの(図4(a)参照)および出力位相の差ΔP1〜ΔP3をローカル信号入力の周波数fLo1について補間したもの(図4(b)参照)を求めて記録する。
(2)被測定信号の入力(図5参照)
次に、図5を参照して、測定装置1に被測定信号を与える。
まず、図6を参照して、方向性結合器3を第一端子11および第二端子21に接続する。すると、被測定信号(進行波、反射波)が、それぞれ、第一端子11および第二端子21に与えられる。
ここで、スイッチ44は、第二ミキサ24を、単一のローカル信号源12に接続する。
第一端子(CH1)11に与えられた被測定信号(進行波)は、第一ミキサ14のR入力に与えられる。第一ミキサ14のL入力には、ローカル信号源12からローカル信号入力が与えられる。すると第一ミキサ14から、二つの入力(R入力およびL入力)の周波数の差に等しい周波数の信号が出力される(I出力)。
第一ミキサ14のI出力(アナログ信号)は、第一A/D変換器16により、デジタル信号に変換され、第一レベル・位相測定部18に与えられる。第一レベル・位相測定部18は、第一ミキサ14の出力のレベル(パワーレベル)および位相を測定し、その結果を特性インピーダンス測定部62に出力する。
第二端子(CH2)21に与えられた被測定信号(反射波)は、第二ミキサ24のR入力に与えられる。第二ミキサ24のL入力には、ローカル信号源12からローカル信号入力が与えられる。すると第二ミキサ24から、二つの入力(R入力およびL入力)の周波数の差に等しい周波数の信号が出力される(I出力)。
第二ミキサ24のI出力(アナログ信号)は、第二A/D変換器26により、デジタル信号に変換され、第二レベル・位相測定部28に与えられる。第二レベル・位相測定部28は、第二ミキサ24の出力のレベル(パワーレベル)および位相を測定し、その結果を特性インピーダンス測定部62に出力する。
また、誤差補正部56は、ローカル信号入力の周波数fLo1の値を、ローカル周波数設定部52から取得する。さらに、誤差補正部56は、ローカル信号入力の周波数fLo1の値に対応する出力レベルの差および出力位相の差を誤差測定部54から読み出す。
ローカル信号入力の周波数fLo1の値がf1、f2およびf3のいずれかであれば、誤差補正部56は、誤差測定部54の実測値ΔLv1〜ΔLv3のいずれか、およびΔP1〜ΔP3のいずれか(図3参照)を読み出せばよい。
ローカル信号入力の周波数fLo1が、f1、f2およびf3のいずれでも無いときは、誤差補正部56は、ローカル信号入力の周波数fLo1に対応する出力レベルの差および出力位相の差を、誤差測定部54に記録された補間結果(図4(a)および図4(b)参照)から取得する。
誤差補正部56は、読み出した出力レベルの差および出力位相の差を特性インピーダンス測定部62に与える。そして、特性インピーダンス測定部62が、誤差補正部56から与えられた値に応じて、特性インピーダンス測定部62の測定結果(特性インピーダンスZCIM)を補正する。
これにより、ローカル信号源12から第一ミキサ14までの電気回路の電気長および減衰量と、ローカル信号源12から第二ミキサ24までの電気回路の電気長および減衰量とに差異があることに起因する第一レベル・位相測定部18と第二レベル・位相測定部28との測定結果の間の誤差を補正することができる。
ただし、第一ミキサ14にも第二ミキサ24にも共通の信号入力を与えたときに、第一ミキサ14および第二ミキサ24の出力間のレベル差および位相差が無いのであれば、誤差補正部56による補正は不要である。
誤差が補正された特性インピーダンス測定部62の測定結果(特性インピーダンスZCIM)は、負荷インピーダンス測定部66に与えられる。負荷インピーダンス測定部66は、さらに、マッチャー特性記録部64に記録されたマッチャー5における回路定数(キャパシタンスC1、C2、C3、インダクタンスL1、L2)を読み出す。負荷インピーダンス測定部66は、上記の式(1)を負荷インピーダンスZLについて解くことで、負荷インピーダンスZLを求める。負荷インピーダンスZLは、チャンバ内状態判定部70に与えられる。
チャンバ内状態判定部70は、プラズマ処理装置における1回のプラズマプロセスにおける異常の有無を判定する。
図7を参照して、チャンバ内状態判定部70が、1回のプラズマプロセス内の正常な状態(時間0〜t1)における実部RPまたは虚部XPを取得しておく。さらに、チャンバ内状態判定部70が、正常な状態における実部RPまたは虚部XPから上下にしきい値ΔP0ずつ離れたもの(図7において点線で図示)を求めておき、それらを実部RPまたは虚部XPが超えた場合に異常な状態(時間t1〜t0)が有ったと判定する。
また、チャンバ内状態判定部70は、プラズマ処理装置における複数回のプラズマプロセスにおいて、異常なプラズマプロセスの有無を判定する。
図8を参照して、チャンバ内状態判定部70が、正常な1回のプラズマプロセスにおける実部RPまたは虚部XPを取得しておく(図8(a)を参照)。さらに、チャンバ内状態判定部70が、正常な1回のプラズマプロセスにおける実部RPまたは虚部XP(図8(a)を参照)から上下にしきい値ΔP1ずつ離れたもの(図8(b)において点線で図示)を求めておき、それらを実部RPまたは虚部XPが超えた場合に異常なプラズマプロセスであると判定する。
本発明の実施形態によれば、プラズマチャンバ6内のインピーダンス(負荷インピーダンスZL)を導出することができる。負荷インピーダンスZLは、マッチャー5およびプラズマチャンバ6内のインピーダンス(特性インピーダンスZCIM)に比べて、プラズマチャンバ6内の状態を正確に表しているものと思われる。
しかも、本発明の実施形態にかかる測定装置1は、高周波電源2とマッチャー(インピーダンスマッチング部)5との間から、進行波および反射波を取得する。そこで、進行波および反射波を取得するために使用する方向性結合器3を、高周波電源2とマッチャー5との間に接続すればよい。これにより、以下のような有利な効果を奏する。
まず、方向性結合器3が、プラズマチャンバ6内のプラズマの物理現象に影響しない。方向性結合器3の接続に際し、プラズマチャンバ6自体を加工する必要も無い。プラズマ処理装置への方向性結合器3の接続も容易に行える。
また、本発明の実施形態によれば、プラズマ処理装置における1回のプラズマプロセスにおける異常の有無および複数回のプラズマプロセスにおける異常なプラズマプロセスの有無を判定できる。
しかも、複数のチャンネル(CH1、CH2)を有する測定装置1におけるローカル信号として、単一のローカル信号源12の出力を使用する。このため、各チャンネルにおけるローカル信号の位相のゆらぎが共通するので、ローカル信号の位相の不一致を軽減できる。
さらに、ローカル信号源12から第一ミキサ14までの電気回路の電気長および減衰量と、ローカル信号源12から第二ミキサ24までの電気回路の電気長および減衰量とに差異があることに起因する第一レベル・位相測定部18と第二レベル・位相測定部28との測定結果の間の誤差を、ローカル信号入力の周波数fLo1の値に対応付けて誤差測定部54に記録しておき、誤差補正部56により読み出して、特性インピーダンス測定部62に与えて測定結果を補正するので、上記の誤差を補正できる。
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータに、上記の各部分、例えば第一レベル・位相測定部18、第二レベル・位相測定部28、誤差測定部54、誤差補正部56、インピーダンス導出部60およびチャンバ内状態判定部70を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、上記の機能を実現できる。
1 測定装置
2 高周波電源
3 方向性結合器
4 分配器
5 マッチャー(インピーダンスマッチング部)
6 プラズマチャンバ
6a、6b 電極
7 ウエハ
11 第一端子
21 第二端子
31 出力端子
12 (単一の)第一ローカル信号源
14 第一ミキサ
16 第一A/D変換器
18 第一レベル・位相測定部
22 第二ローカル信号源
24 第二ミキサ
26 第二A/D変換器
28 第二レベル・位相測定部
32 中間周波数信号源
34 補正信号用ミキサ
42、44 スイッチ
52 ローカル周波数設定部
54 誤差測定部
56 誤差補正部
60 インピーダンス導出部
62 特性インピーダンス測定部
64 マッチャー特性記録部
66 負荷インピーダンス測定部
70 チャンバ内状態判定部
fLo1 ローカル信号入力の周波数
ΔLv1〜ΔLv3 複数のミキサ14、24の出力間のレベル差
ΔP1〜ΔP3 複数のミキサ14、24の出力間の位相差
ZCIM 特性インピーダンス
ZL 負荷インピーダンス

Claims (12)

  1. プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、
    二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、
    前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源と、
    前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定部と、
    前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出部と、
    前記誤差測定部の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出部の導出結果を補正する誤差補正部と、
    を備え、
    前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする、
    測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置であって、
    前記電源と前記インピーダンスマッチング部との間から、前記進行波および前記反射波を取得する、
    測定装置。
  3. 請求項1に記載の測定装置であって、
    前記インピーダンス導出部の導出結果に基づき、前記プラズマチャンバの内の状態を判定するチャンバ内状態判定部、
    を備えた測定装置。
  4. 請求項3に記載の測定装置であって、
    前記チャンバ内状態判定部が、前記プラズマ処理装置における1回のプラズマプロセスにおける異常の有無を判定する、
    測定装置。
  5. 請求項3に記載の測定装置であって、
    前記チャンバ内状態判定部が、前記プラズマ処理装置における複数回のプラズマプロセスにおいて、異常なプラズマプロセスの有無を判定する、
    測定装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の測定装置であって、
    前記誤差測定部が、前記レベル差および前記位相差を、前記ローカル信号入力の周波数に対応付けて測定し、
    前記誤差補正部が、前記ローカル信号入力の周波数に応じて、補正を行う、
    測定装置。
  7. 請求項6に記載の測定装置であって、
    前記誤差補正部が、前記誤差測定部の測定結果を前記ローカル信号入力の周波数について補間したものに基づき、補正を行う、
    測定装置。
  8. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の測定装置であって、
    前記ローカル信号入力および中間周波数信号入力が与えられ、前記ローカル信号入力および前記中間周波数信号入力の周波数の和に等しい周波数の信号を前記補正信号として出力する補正信号用ミキサ、
    を備えた測定装置。
  9. プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、
    二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、
    前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源と、
    前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出部と、
    を備え、
    前記複数のミキサに共通の信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差が無く、
    前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする、
    測定装置。
  10. プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源とを有する測定装置における測定処理を行う測定方法であって、
    前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定工程と、
    前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出工程と、
    前記誤差測定工程の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出工程の導出結果を補正する誤差補正工程と、
    を備え、
    前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする、
    測定方法。
  11. プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源とを有する測定装置における測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記測定処理は、
    前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定工程と、
    前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出工程と、
    前記誤差測定工程の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出工程の導出結果を補正する誤差補正工程と、
    を備え、
    前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする、
    プログラム。
  12. プラズマが発生するプラズマチャンバと、該プラズマチャンバ内の電極に進行波を与える電源と、前記電源と前記プラズマチャンバとのインピーダンスマッチングをとるインピーダンスマッチング部とを有するプラズマ処理装置を測定する測定装置であって、二つの入力の周波数の差に等しい周波数の信号を出力する複数のミキサと、前記複数のミキサに共通のローカル信号入力を与える単一のローカル信号源とを有する測定装置における測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
    前記測定処理は、
    前記複数のミキサに共通の補正信号入力を与えたときの、前記複数のミキサの出力間のレベル差および位相差を測定する誤差測定工程と、
    前記インピーダンスマッチング部における回路定数と、前記複数のミキサに周波数が共通する被測定信号入力を与えたときの前記複数のミキサの出力とから、前記プラズマチャンバ内のインピーダンスを導出するインピーダンス導出工程と、
    前記誤差測定工程の測定結果に基づき、前記インピーダンス導出工程の導出結果を補正する誤差補正工程と、
    を備え、
    前記進行波と、該進行波が前記プラズマチャンバによって反射された反射波とを前記被測定信号入力とする、
    記録媒体。
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