JP2015079407A - 画像処理装置、表示画面制御方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、表示画面制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーによるパスワード入力後の表示画面を表示するとき、そのユーザーが他のユーザーに対して秘匿しておきたい情報については他のユーザーが視認できないような表示態様で表示できるようにする。
【解決手段】画像処理装置は、ユーザーによってパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づき、ユーザーの秘匿意志のレベルを判定する秘匿意志判定部31と、パスワードのセキュリティレベルを判定するセキュリティレベル判定部32とを有し、秘匿意志判定部31により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、又は、セキュリティレベル判定部32により判定されたパスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上である場合、パスワード入力後に表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして表示部11に表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置、表示画面制御方法及びプログラムに関し、特にユーザーがパスワードを入力した後に表示される表示画面を制御する技術に関する。
MFP(Multifunction Peripherals)などの画像処理装置は、ボックスと呼ばれる記憶領域に様々なドキュメントを保存することができる。この種の画像処理装置は、一般に複数のユーザーによって共有されるものである。そのため、ドキュメントを保存するボックスはユーザーごとに設定され、各ユーザーは、自身専用のボックスに対して様々なドキュメントを保存しておくことができると共に、自身専用のボックスやそのボックスに保存するドキュメントに対して予めパスワードを設定しておくことも可能である。
このような画像処理装置において、従来、ユーザーによる手書き入力操作でパスワードの入力を受け付けるものが知られている(例えば特許文献1)。この従来技術は、ユーザーによって手書き入力された軌跡に基づいて文字列を認識し、パスワードの認証などを行うものである。そのため、この従来技術を適用すれば、ユーザーは画像処理装置を操作してパスワードの設定されているボックスやドキュメントにアクセスする際、画像処理装置の操作パネルに対して手書き入力操作を行うことによりパスワードを入力することができる。
特開2009−171418号公報
上記のような画像処理装置を使用するユーザーは、必ずしも自身専用のボックスに機密性の高いドキュメントを保存するとは限らない。またユーザーが自身専用のボックスやドキュメントにパスワードを設定している場合であっても、それらのドキュメントは必ずしも機密性の高いドキュメントであるとは限らない。つまり、他のユーザーに見られても何ら問題を生じないような機密性の低いドキュメントであっても、ユーザーによってはそのようなドキュメントにパスワードを設定していることがある。
その一方、他のユーザーに見られては困るような機密性の高いドキュメントを自身専用のボックスに保存する場合、各ユーザーは、自身専用のボックスやドキュメントに対してほぼ確実にパスワードを設定する。この場合、ユーザーが機密性の高いドキュメントを読み出すために予め設定したパスワードを入力するときには、他のユーザーにパスワードを知られたくないという心理が働く。そのため、ユーザーは、パスワード入力時に手元を隠しながら入力操作を行うなど、機密性の低いドキュメントに設定しているパスワードを入力するときよりも、慎重な操作でパスワードを入力するようになる。
そして従来の画像処理装置は、ボックスやそのボックスに保存されているドキュメントに予めパスワードが設定されている場合、ユーザーによってそのパスワードに一致するパスワードが入力されると、そのボックスに保存されているドキュメントのリストや、ユーザーによって指定されたドキュメントのプレビュー画像などを表示する。このとき表示される表示画面は、例えば操作パネルの表示部において一律に全画面表示されるようになっている。
ところが、ドキュメントのプレビュー画像が操作パネルの表示部に全画面表示されてしまうと、そのプレビュー画像が他のユーザーに視認されてしまう可能性がある。特に近年は、表示部の大画面化や広視野角化、鮮明化などが進んでおり、操作パネルを操作しているユーザーの背後から操作パネルが覗かれただけでも、プレビュー画像の内容が鮮明に把握されてしまう可能性がある。このとき表示されるプレビュー画像が、他のユーザーに見られても構わない機密性の低いドキュメントのプレビュー画像であれば、特に問題となることはない。その場合は、寧ろプレビュー画像を全画面表示することにより、ドキュメントの内容を把握しやすくなるという利点がある。
しかし、操作パネルの表示部に全画面表示されるプレビュー画像が、他のユーザーに見られたくない機密性の高いドキュメントである場合には、そのプレビュー画像が他のユーザーに視認されてしまうことにより情報が流出してしまうなどのセキュリティ上の問題が発生する。すなわち、従来の画像処理装置には、各ユーザーが他のユーザーに対して本当に秘匿しておきたい情報を、他のユーザーが視認できないような表示態様で表示することができないという問題がある。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたものであり、ユーザーによるパスワード入力後の表示画面を表示するとき、該ユーザーが他のユーザーに対して秘匿しておきたい情報については他のユーザーが視認できないような表示態様で表示することにより他のユーザーに情報が流出してしまうことを防止できるようにした画像処理装置、表示画面制御方法及びプログラムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、画像処理装置であって、各種表示画面を表示する表示手段と、前記表示手段における表示画面を制御する表示制御手段と、前記表示制御手段により前記表示手段にパスワード入力画面が表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作を受け付ける操作入力手段と、前記操作入力手段にパスワードの入力が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づき、ユーザーの秘匿意志のレベルを判定する秘匿意志判定手段と、前記操作入力手段に入力されるパスワードのセキュリティレベルを判定するセキュリティレベル判定手段と、前記操作入力手段に入力されたパスワードが予め設定された文字列に一致するか否かを判定することにより当該パスワードを認証するパスワード認証手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、又は、前記セキュリティレベル判定手段により判定されたパスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上である場合、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴い、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして前記表示手段に表示させることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記操作入力手段は、前記表示手段の表示画面に対して行われるユーザーの入力操作を受け付け可能であることを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、前記セキュリティレベル判定手段は、前記操作入力手段に入力されるパスワードが所定文字数以上の文字列であるとき、当該パスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であるときに前記パスワード認証手段によるパスワードの認証に失敗した場合、それ以降のパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの秘匿意志のレベルに関わらず、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴って前記表示手段に表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にすることを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に手書き入力領域を設けて表示させ、前記操作入力手段は、前記手書き入力領域に対して行われるユーザーの手書き入力操作でパスワードの入力を受け付け可能であり、前記秘匿意志判定手段は、前記手書き入力領域に対して手書き入力されるパスワードの文字サイズが所定サイズよりも小さい場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に手書き入力領域を設けて表示させ、前記操作入力手段は、前記手書き入力領域に対して行われるユーザーの手書き入力操作でパスワードの入力を受け付け可能であり、前記秘匿意志判定手段は、前記手書き入力領域に対して手書き入力されるパスワードが前記手書き入力領域の内側周縁部に入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合に、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴って前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、前記手書き入力領域においてパスワードが手書き入力された位置に表示することを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に複数のキーを所定配列で配置したキーボード画像を設けて表示させると共に、前記操作入力手段に対するユーザーの操作に基づいて前記キーボード画像の表示サイズを変更することが可能であり、前記秘匿意志判定手段は、前記キーボード画像の表示サイズが所定サイズよりも小さい状態でパスワードが入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に複数のキーを所定配列で配置したキーボード画像を設けて表示させると共に、前記操作入力手段に対するユーザーの操作に基づいて前記キーボード画像の表示位置を前記表示手段の表示範囲内で変更することが可能であり、前記秘匿意志判定手段は、前記キーボード画像が前記表示範囲内の周縁部に位置している状態でパスワードが入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項8又は9に記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合に、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴って前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、前記キーボード画像が表示されていた位置に表示することを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に複数のキーを所定配列で配置したキーボード画像を設けて表示させると共に、前記操作入力手段に対するユーザーの操作に基づいて前記キーボード画像に含まれる複数のキーを前記所定配列とは異なる配列に変更することが可能であり、前記秘匿意志判定手段は、前記キーボード画像に含まれる複数のキーが前記所定配列とは異なる配列に変更された状態でパスワードが入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に、複数のキーを所定配列で配置したキーボード画像と、ユーザーによって入力されるパスワードを表示するパスワード表示欄とを設けて表示させると共に、前記操作入力手段に対するユーザーの操作に基づいて前記パスワード表示欄を非表示に切り替えることが可能であり、前記秘匿意志判定手段は、前記パスワード入力画面に含まれる前記パスワード表示欄が非表示に切り替えられた状態でパスワードが入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記操作入力手段の表面近傍に位置する物体のサイズを検出可能なセンサー、を更に備え、前記秘匿意志判定手段は、前記パスワード入力画面が表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作が行われるとき、前記センサーによって所定サイズ以上の物体が検出されている場合に、ユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、請求項13に記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴い、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、前記センサーによって所定サイズ以上の物体が検出されている位置に表示することを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、請求項1乃至14のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面として、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様の表示画面を生成するとき、通常の表示サイズよりも縮小したサイズの表示画面を生成することを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、請求項1乃至15のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を生成するとき、ユーザーによって指定されたドキュメントのプレビュー画像を含む表示画面を生成することを特徴とする構成である。
請求項17に係る発明は、請求項1乃至15のいずれかに記載の画像処理装置において、前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を生成するとき、複数の情報のリスト表示を含む表示画面を生成することを特徴とする構成である。
請求項18に係る発明は、表示手段を有する画像処理装置において前記表示手段に表示する表示画面を制御する表示画面制御方法であって、(a) 前記表示手段にパスワード入力画面を表示するステップと、(b) 前記パスワード入力画面が前記表示手段に表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作を受け付けるステップと、(c) ユーザーによるパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づき、ユーザーの秘匿意志のレベルを判定するステップと、(d) ユーザーによって入力されるパスワードのセキュリティレベルを判定するステップと、(e) ユーザーによって入力されたパスワードが予め設定された文字列に一致するか否かを判定することにより当該パスワードを認証するステップと、(f) 前記ステップ(c)において判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、又は、前記ステップ(d)により判定されたパスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上である場合、前記ステップ(e)においてパスワードが認証されることに伴い、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして前記表示手段に表示させるステップと、を有することを特徴とする構成である。
請求項19に係る発明は、表示手段を有するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、(a) 前記表示手段にパスワード入力画面を表示するステップと、(b) 前記パスワード入力画面が前記表示手段に表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作を受け付けるステップと、(c) ユーザーによるパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づき、ユーザーの秘匿意志のレベルを判定するステップと、(d) ユーザーによって入力されるパスワードのセキュリティレベルを判定するステップと、(e) ユーザーによって入力されたパスワードが予め設定された文字列に一致するか否かを判定することにより当該パスワードを認証するステップと、
(f) 前記ステップ(c)において判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、又は、前記ステップ(d)により判定されたパスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上である場合、前記ステップ(e)においてパスワードが認証されることに伴い、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして前記表示手段に表示させるステップと、を実行させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、ユーザーによるパスワード入力後の表示画面を表示するとき、そのユーザーが他のユーザーに対して秘匿しておきたい情報については他のユーザーが視認できないような表示態様で表示することができるため、他のユーザーに情報が流出してしまうことを防止することができる。
画像処理装置の外観構成を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 操作パネル及び制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。 表示制御部によって表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 秘匿意志判定部によるユーザーの秘匿意志レベルの判定処理概念を説明する図である。 表示制御部が表示画面の表示態様を決定するために参照する判定情報の一例を示す図である。 パスワード入力後の表示画面が拡大表示される場合の画面遷移を示す図である。 パスワード入力後の表示画面が通常表示される場合の画面遷移を示す図である。 パスワード入力後の表示画面が秘匿表示される場合の画面遷移を示す図である。 ユーザーが手書き入力領域の右側に文字サイズの小さなパスワードを入力した場合の画面遷移を示す図である。 画像処理装置の制御部において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 秘匿意志判定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 セキュリティレベル判定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 表示態様決定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザーが手元を隠しながらパスワードの入力操作を行う一態様を示す図である。 物体検出センサーから出力される検出信号の一例を示す図である。 第2実施形態において表示されるパスワード入力画面の一例を示す図である。 パスワード入力画面の拡大キー及び縮小キーが操作された場合の表示画面例を示す図である。 パスワード入力画面の非表示キー及びランダムキーが操作された場合の表示画面例を示す図である。 第2実施形態における秘匿意志判定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザーが画像処理装置に対するログイン操作を行って表示される表示画面の一例を示す図である。 ユーザーがボックスリストに対する操作を行って表示される表示画面の一例を示す図である。 ユーザーがログイン操作を行うとき比較的小さな文字サイズでパスワードを入力した場合に表示される表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に関する画像処理装置1の外観構成を示す図である。図1に示す画像処理装置1は、MFPなどで構成され、スキャン機能やプリント機能、ボックス機能などを有し、ユーザーによって指定されたジョブを実行するものである。
画像処理装置1は、スキャン機能によるスキャンジョブを実行する際に互いに連動させる画像読取部2と自動原稿搬送部3とを備えている。自動原稿搬送部3は、ユーザーによって原稿載置部3aにセットされる原稿を1枚ずつ連続的に自動搬送するものである。画像読取部2は、自動原稿搬送部3によって自動搬送される原稿が所定の読取位置を通過する際にその画像を光学的に読み取ることにより画像データを生成するものである。
また画像処理装置1は、プリント機能によるプリントジョブを実行する際に作動させる画像形成部4と給紙部5とを備えている。給紙部5は、予めストックしている印刷用紙などの記録シートを1枚ずつ連続的に自動搬送するものである。画像形成部4は、例えばLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して受信するドキュメントやボックスに保存されているドキュメントに基づく画像を、給紙部5によって自動搬送される記録シートが所定の記録位置を通過する際に転写させることにより印刷出力を行うものである。画像形成部4によって画像が転写された記録シートは、定着処理が施された後、画像形成部4の上部に設けられた排出口6から記録シート載置部7に排出される。
さらに画像処理装置1は、装置本体の正面側にユーザーが各種操作を行う際のユーザーインタフェースとなる操作パネル10を備えている。この操作パネル10は、各種情報を表示する表示部11と、ユーザーが操作を行う操作部12とを有している。したがって、ユーザーは、表示部11に表示される情報を視認しながら操作部12に対する操作を行うことにより、画像処理装置1に対するログイン操作、ボックスの指定操作、ドキュメントの指定操作、並びに、画像処理装置1で実行させるジョブの設定操作などを行うことができる。
この操作パネル10は、その右側面に対し、オプション部品であるキーパッド16を着脱可能である。キーパッド16は、例えば0〜9までの数字や所定の記号などを入力するためのものであり、それら数字や記号に対応する複数の押しボタンキーが配列された構成である。そのため、操作パネル10にキーパッド16が装着されている場合、ユーザーは、キーパッド16に設けられた押しボタンキーを操作することにより数字や記号などを入力することができる。
また画像処理装置1は、操作パネル10の表面近傍に位置する物体を検出可能な物体検出センサー17をオプション部品として装置本体の正面側に着脱可能となっている。この物体検出センサー17は、例えば操作パネル10に設けられている表示部11の表示範囲内をカバーするように表示部11と平行に一次元配列された光源と受光部とを有し、表示部11の表面近傍に位置する物体からの反射光を検出することにより、表示部11の表面近傍に位置する物体を検出する。このような物体検出センサー17は、操作パネル10の表面近傍に物体が存在するとき、その物体の位置及びサイズ(長さ)を検出することが可能である。
図2は、画像処理装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置1は、上述した画像読取部2、自動原稿搬送部3、画像形成部4、給紙部5及び操作パネル10の他、制御部20と、ネットワークインタフェース25と、補助記憶装置26とを有しており、これら各部がデータバス19を介して相互にデータの入出力を行うことができる構成である。また図2では、オプション部品であるキーパッド16及び物体検出センサー17が装着された構成例を示しており、キーパッド16は操作パネル10の操作部12に接続され、物体検出センサー17はデータバス19に接続される。
ネットワークインタフェース25は、画像処理装置1をLANなどのネットワークに接続するためのものである。このネットワークインタフェース25は、有線又は無線により、ネットワークに接続されている他の情報機器との通信を行う。
補助記憶装置26は、例えばハードディスクドライブ(HDD)などによって構成される不揮発性の記憶手段である。この補助記憶装置26には、様々な画像データによって構成されるドキュメントデータ(以下、単にドキュメントという)28を記憶するためのボックス27が設けられる。すなわち、ボックス27は、ドキュメント28を記憶する記憶領域である。このようなボックス27は、画像処理装置1を使用するユーザーごとに設けられ、例えば画像処理装置1を使用する個々のユーザーが自由に作成することができる。そして各ユーザーは、自身専用のボックス27に対して様々なドキュメント28を保存しておくことができると共に、自身専用のボックス27やそのボックス27に保存するドキュメント28に対して予めパスワードを設定しておくことも可能である。
制御部20は、CPU20aと、RAM20bと、ROM20cとを備えており、CPU20aが予めROM20cに格納されているプログラム9を読み出して実行することにより、各部の動作を制御するものである。RAM20bは、CPU20aがプログラム9に基づく処理を実行する際に一時的なデータなどを記憶するためのメモリである。このような制御部20は、画像処理装置1におけるジョブの実行を制御すると共に、ユーザーによって操作パネル10に対する操作が行われるときには、そのユーザーの操作に基づいて表示部11に表示する表示画面を制御する。特に本実施形態では、ユーザーが操作パネル10を操作することによってパスワードの設定されているドキュメント28をジョブの実行対象などとして指定するとき、制御部20は、そのドキュメント28に設定されているパスワード、及び、ユーザーがそのパスワードの入力操作を行うときの入力操作態様に基づき、パスワード認証後に表示部11に表示する表示画面の表示態様を制御する。以下、このような画像処理装置1について更に詳しく説明する。
図3は、操作パネル10及び制御部20の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、操作パネル10の表示部11に表示される表示画面は、制御部20によって制御される。このような表示部11は、例えばバックライトを有するカラー液晶ディスプレイなどによって構成される。
また操作パネル10の操作部12は、タッチセンサー12aと、ハードキー12bと、操作入力部12cとを備えている。タッチセンサー12aは、表示部11の表示画面上に配置されるシート状のセンサーであり、ユーザーが表示部11の表示画面に対して行うタッチ操作や手書き入力操作を検知する。ハードキー12bは、表示部11の表示画面の周囲に配置される押しボタンキーであり、例えばジョブの実行開始を指示するスタートキーなどが含まれる。操作入力部12cは、タッチセンサー12aやハードキー12bに対して行われるユーザーの入力操作を受け付けるものである。また操作入力部12cは、操作パネル10にキーパッド16が装着されているとき、キーパッド16に対するユーザーの入力操作も受け付けることが可能である。この操作入力部12cは、例えば表示部11にパスワード入力画面が表示されているときには、ユーザーによるパスワードの入力操作を受け付ける。そして操作入力部12cは、ユーザーによる入力操作を受け付けると、その操作に基づく情報を制御部20へ出力する。
一方、制御部20は、CPU20aがプログラム9を実行することにより、表示制御部30、秘匿意志判定部31、セキュリティレベル判定部32、パスワード認証部33及びジョブ制御部34として機能する。
表示制御部30は、表示部11における表示画面を制御するものである。例えば表示制御部30は、操作入力部12cがユーザーによる入力操作を受け付けると、その操作に基づいて表示部11の表示画面を切り替える。この表示制御部30は、表示画面生成部35を有しており、ユーザーによる操作が受け付けられると、表示画面生成部35によってその操作を反映させた表示画面が生成される。そして表示制御部30は、表示画面生成部35によって生成される表示画面を表示部11へ出力することにより、表示部11の表示画面を更新する。
また表示画面生成部35は、プレビュー画像生成部36を有している。プレビュー画像生成部36は、補助記憶装置26のボックス27に保存されているドキュメント28を読み出し、そのドキュメント28のプレビュー画像を生成する処理部である。したがって、表示制御部30は、プレビュー画像生成部36によって生成されるプレビュー画像を含む表示画面を表示部11へ表示することも可能である。
このような表示制御部30は、ユーザーによって予めパスワード29が設定されているボックス27やドキュメント28が指定されると、表示部11にパスワード入力画面を表示する。そしてユーザーがパスワード入力画面に対して入力するパスワードが、ボックス27やドキュメント28に予め設定されているパスワード29の文字列に一致すると、表示制御部30は、表示部11の表示画面を、パスワード入力画面からパスワード認証後の次の表示画面に遷移させるように制御する。
秘匿意志判定部31は、表示部11にパスワード入力画面が表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づき、ユーザーの秘匿意志のレベルを判定する処理部である。例えばユーザーの秘匿意志レベルには高レベルと中レベルと低レベルの3レベルがあり、秘匿意志判定部31は、ユーザーがどのような入力操作態様でパスワードを入力したかを判別することにより、ユーザーの秘匿意志レベルが、高レベル、中レベル及び低レベルのいずれのレベルであるかを特定する。
セキュリティレベル判定部32は、ユーザーによって入力されるパスワードのセキュリティレベルを判定する処理部である。このセキュリティレベルも、例えば高レベルと中レベルと低レベルの3レベルがある。そしてセキュリティレベル判定部32は、ユーザーによって入力されるパスワードの複雑さに応じてセキュリティレベルを判定する。すなわち、他のユーザーに見られては困るような機密性の高いドキュメント28に予め設定されるパスワードは、他のユーザーに見られても構わないような機密性の低いドキュメント28に設定されるパスワードよりも複雑な文字列で構成されるのが一般的であるため、セキュリティレベル判定部32は、そのようなパスワードの複雑さに応じてセキュリティレベルを判定する。
例えば、セキュリティレベル判定部32は、ユーザーによって入力されたパスワードを構成する文字列の文字数に応じて、セキュリティレベルが、高レベル、中レベル及び低レベルのいずれのレベルであるかを判定する。一例を挙げると、パスワードの文字列が12文字以上であれば、セキュリティレベルが高レベルであると判定し、4文字以上12文字未満であれば中レベルであると判定する。またパスワードの文字列が4文字未満である場合、セキュリティレベル判定部32は、セキュリティレベルが低レベルであると判定する。
ただし、セキュリティレベル判定部32は、必ずしもパスワードを構成する文字列の文字数に応じてセキュリティレベルを判定するものでなくても良い。例えば、パスワードの文字列に含まれる文字種類の数に応じてセキュリティレベルを判定するものであっても良い。この場合、パスワードの文字列に、例えば数字とアルファベットと記号との3種類の文字が含まれていれば、セキュリティレベルが高レベルであると判定し、2種類の文字が含まれていれば中レベルであると判定する。また1種類だけの文字でパスワードが構成されていればセキュリティレベルが低レベルであると判定する。
上記の他、セキュリティレベル判定部32は、パスワードの文字数と、パスワードに含まれる文字種類の数との双方に応じてセキュリティレベルを判定するようにしても構わない。またセキュリティレベル判定部32は、ユーザーによって入力されるパスワードではなく、ボックス27やドキュメント28に予め設定されているパスワード29に基づいてセキュリティレベルを判定するようにしても良い。
パスワード認証部33は、ユーザーによってパスワードが入力されると、その入力されたパスワードがボックス27やドキュメント28に予め設定されているパスワード29の文字列に一致するか否かを判定することにより、入力されたパスワードを認証する処理部である。このパスワード認証では、ユーザーによって入力されたパスワードがボックス27やドキュメント28に予め設定されているパスワード29の文字列に一致すれば認証成功となり、一致しなければ認証失敗となる。
ジョブ制御部34は、ユーザーによって指定されたジョブの実行を制御する処理部である。例えばスキャンジョブの場合、ジョブ制御部34は、上述した画像読取部2と自動原稿搬送部3とを連動させることにより、ユーザーによってセットされた原稿の読み取り動作を制御し、それによって得られる画像データ(ドキュメント)をユーザーによって指定されたボックス27に保存する。またプリントジョブの場合、ジョブ制御部34は、ユーザーによって指定されたドキュメント28を読み出し、そのドキュメント28に基づいて上述した画像形成部4と給紙部5とを連動させることにより、指定されたドキュメント28の印刷出力を行う。
上記のような構成において、表示制御部30は、ユーザーによって入力されたパスワードがパスワード認証部33において認証され、表示部11の表示画面を、パスワード入力画面からパスワード認証後の次の表示画面に遷移させるとき、秘匿意志判定部31によって判定されるユーザーの秘匿意志のレベルと、セキュリティレベル判定部32によって判定されるパスワードのセキュリティレベルとの双方に基づいて次の表示画面の表示態様を変化させる。以下、これについて詳しく説明する。
図4は、表示制御部30によって表示部11に表示される表示画面の一例を示す図である。例えば画像処理装置1にログインしたユーザーによって操作パネル10が操作されることにより、当該ユーザーがアクセス可能な複数のボックスのうちからパスワードが設定されていない一のボックス27が指定されると、表示制御部30は、図4(a)に示すようなリスト表示画面G1を表示部11に表示する。このリスト表示画面G1には、ユーザーによって指定されたボックス27に保存されているドキュメント28のファイルリストが含まれる。図4(a)では、ユーザーによって指定されたボックス27に複数のドキュメント28が保存されている場合を例示している。リスト表示画面G1に含まれるファイルリストは、それらドキュメント28のファイル名とファイル形式とを一覧形式で表示するものであるため、ユーザーにとっては各ドキュメント28の中身を確認することができない。それ故、ユーザーはファイルリストに含まれるドキュメント28を選択することにより、その選択したドキュメント28のプレビュー表示を行うことができるようになっている。
例えばユーザーによって「FILE4」のドキュメント28が選択され、そのドキュメント28にパスワード29が設定されている場合、表示制御部30は、表示部11の表示画面を、図4(b)に示すような表示画面に更新し、パスワード入力画面G2を表示する。尚、図4(b)では、パスワード入力画面G2がリスト表示画面G1の下半部に重なって表示される例を示しているが、これに限られるものではなく、パスワード入力画面G2が表示部11の全画面に表示されるものであっても構わない。このパスワード入力画面G2は、ユーザーが手書き入力を行うことによりパスワードを入力することができる手書き入力領域R1と、ユーザーがパスワードの入力操作を完了したときに操作するOKボタンB1とを有している。したがって、ユーザーは、手書き入力領域R1にパスワードを手書き入力することによりドキュメント28のプレビュー表示を行うためのパスワードを入力することができる。
ユーザーによって手書き入力領域R1にパスワードが手書き入力されると、操作入力部12cは、タッチセンサー12aが検知するタッチ位置の軌跡などに基づいて文字列を特定し、入力されたパスワードを認識する。また操作入力部12cは、ユーザーによって手書き入力されたパスワードの入力位置と文字サイズとを認識する。そして操作入力部12cは、ユーザーによって入力されたパスワード、入力位置及び文字サイズを含む操作情報を制御部20へ出力する。
秘匿意志判定部31は、表示制御部30によって表示部11に表示されているパスワード入力画面G2の手書き入力領域R1のサイズと、ユーザーが手書き入力領域R1に手書き入力したパスワードの文字サイズとに基づき、ユーザーの秘匿意志レベルが、高レベル、中レベル及び低レベルのいずれのレベルであるかを判定する。例えば、プレビュー表示しようとしているドキュメント28が他のユーザーに見られては困るような機密性の高いドキュメントである場合、ユーザーが手書き入力領域R1にパスワードを手書き入力するときには、他のユーザーにそのパスワードを知られたくないという心理が働くため、手元を隠しながら手書き入力領域R1に比較的小さな文字サイズでパスワードを入力する。これに対し、プレビュー表示しようとしているドキュメント28が他のユーザーに見られても構わない機密性の低いドキュメントである場合、ユーザーが手書き入力領域R1にパスワードを手書き入力するときには、1回のパスワード認証で認証成功へと導きたいという心理が働くため、手書き入力領域R1に比較的大きな文字サイズでパスワードを入力する。そのため、秘匿意志判定部31は、例えば手書き入力領域R1のサイズに対する入力パスワードの文字サイズ比率を算出し、その文字サイズ比率に応じて、ユーザーの秘匿意志レベルが、高レベル、中レベル及び低レベルのいずれのレベルであるかを判定する。
図5は、秘匿意志判定部31によるユーザーの秘匿意志レベルの判定処理概念を説明する図である。例えば図5(a)に示すように、ユーザーが手書き入力領域R1内の領域Raに対して比較的小さな文字サイズでパスワードを手書き入力すると、秘匿意志判定部31は、手書き入力されたパスワードの文字サイズ比率が第1の値よりも小さいと判断し、ユーザーの秘匿意志レベルを高レベルとして判定する。また図5(b)に示すように、ユーザーが手書き入力領域R1内の領域Rbに対して中程度の文字サイズでパスワードを手書き入力すると、秘匿意志判定部31は、手書き入力されたパスワードの文字サイズ比率が第1の値以上であり、且つ、第2の値以下である判断し、ユーザーの秘匿意志レベルを中レベルとして判定する。さらに図5(c)に示すように、ユーザーが手書き入力領域R1内の領域Rcに対して比較的大きな文字サイズでパスワードを手書き入力すると、秘匿意志判定部31は、手書き入力されたパスワードの文字サイズ比率が第2の値を越えていると判断し、ユーザーの秘匿意志レベルを低レベルとして判定する。そして秘匿意志判定部31は、その判定結果を表示制御部30へ出力する。
このように本実施形態の秘匿意志判定部31は、手書き入力されたパスワードの文字サイズ比率に応じてユーザーの秘匿意志レベルを判定する。ただし、この他にもユーザーの秘匿意志レベルを判定する手法はある。例えば、ユーザーがパスワードを入力するときにそのパスワードを他のユーザーに知られたくないという心理が働くと、そのユーザーは、手書き入力領域R1の内側中央部ではなく、手書き入力領域R1の内側周縁部にパスワードを手書き入力することもある。そのため、秘匿意志判定部31は、ユーザーによって手書き入力されたパスワードが手書き入力領域R1の内側周縁部に入力された場合に、ユーザーの秘匿意志レベルを高レベルとして判定するようにしても良い。この場合、ユーザーによって手書き入力されるパスワードの文字サイズ比率に関わらず、手書き入力された位置によってユーザーの秘匿意志レベルを高レベルと判定することができるため、文字サイズ比率を算出しなくても良い。
またセキュリティレベル判定部32は、操作入力部12cによって認識されたパスワードの文字列に基づき、そのパスワードのセキュリティレベルが高レベル、中レベル及び低レベルのいずれのレベルであるかを判定する。そしてセキュリティレベル判定部32は、その判定結果を表示制御部30へ出力する。
またパスワード認証部33は、操作入力部12cによって認識されたパスワードに基づいてパスワード認証を行い、その認証結果を表示制御部30へ出力する。そして表示制御部30は、パスワード認証結果が認証成功であることを条件として、秘匿意志判定部31によって判定されたユーザーの秘匿意志レベルと、セキュリティレベル判定部32によって判定されたパスワードのセキュリティレベルとの双方に基づいてドキュメント28のプレビュー表示画面を表示するときの表示態様を決定する。
図6は、表示制御部30が表示画面の表示態様を決定するために参照する判定情報TB1の一例を示す図である。図6に示すように、表示制御部30は、パスワードのセキュリティレベルが高レベルである場合、ユーザーによるパスワード入力後の表示画面の表示態様を秘匿表示として決定する。また表示制御部30は、ユーザーの秘匿意志レベルが高レベルである場合にも、ユーザーによるパスワード入力後の表示画面の表示態様を秘匿表示として決定する。また表示制御部30は、ユーザーの秘匿意志レベルが中レベルである場合、ユーザーによるパスワード入力後の表示画面の表示態様を通常表示として決定する。さらに表示制御部30は、ユーザーの秘匿意志レベルが低レベルである場合、ユーザーによるパスワード入力後の表示画面の表示態様を拡大表示として決定する。
秘匿表示とは、通常表示よりも表示画面の視認性を低下させた表示態様で表示することであり、本実施形態では、表示画面の表示サイズを通常表示よりも縮小して表示することにより視認性を低下させる場合を例示する。ただし、秘匿表示は、必ずしも表示画面の表示サイズを通常表示よりも縮小して表示するものには限られない。例えばカラー表示をモノクロ表示に変換して表示するものや、液晶ディスプレイのバックライトの輝度を低下させて表示するもの、表示画面で表示される画像に対してモザイク加工や解像度低下処理を施して表示するものなども秘匿表示の一例として挙げられる。
また拡大表示は、表示画面の表示サイズを通常表示よりも拡大して表示することである。本実施形態では、拡大表示として、パスワード入力後の表示画面を表示部11において全画面表示するものを例示するが、必ずしも全画面表示には限られない。
表示制御部30は、判定情報TB1に基づいて表示画面の表示態様を決定すると、その決定した表示態様に基づきユーザーによるパスワード入力後に表示すべき次の表示画面を表示部11に表示する。例えば、次の表示画面がユーザーによって指定されたドキュメント28のプレビュー画像を表示する画面である場合、表示制御部30は、プレビュー画像生成部36を機能させ、ユーザーによって指定されたドキュメント28のプレビュー画像を生成する。また表示制御部30は、表示画面生成部35を機能させ、プレビュー画像生成部36によって生成されるプレビュー画像を含むプレビュー表示画面を生成する。このとき、表示画面生成部35は、判定情報TB1に基づいて決定された表示態様に対応する表示画面を生成する。そして表示制御部30は、表示画面生成部35によって生成された表示画面を表示部11へ出力することにより、表示部11の表示画面を更新する。このようにして行われる表示画面の具体的な遷移例を、図7乃至図10を参照しつつ説明する。
図7は、パスワード入力後の表示画面が拡大表示される場合の画面遷移を示す図である。図7(a)に示すように表示部11にパスワード入力画面G2が表示されており、その手書き入力領域R1に対して比較的大きな文字サイズでパスワードが手書き入力され、その文字サイズ比率が第2の値よりも大きい場合、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルが低レベルであると判定する。この場合、表示制御部30は、判定情報TB1に基づいてパスワード入力後の表示画面の表示態様を拡大表示として決定する。そして表示制御部30は、表示部11の表示画面を図7(a)に示す状態から図7(b)に示す状態へと遷移させ、プレビュー表示画面G3を表示部11に全画面表示させる。この全画面表示サイズのプレビュー表示画面G3では、ユーザーによって指定されたドキュメント28のプレビュー画像が通常表示よりも大きなサイズで表示されるため、ユーザーにとってはドキュメント28の内容を把握しやすいという利点がある。
図8は、パスワード入力後の表示画面が通常表示される場合の画面遷移を示す図である。図8(a)に示すように表示部11にパスワード入力画面G2が表示されており、ユーザーによって手書き入力領域R1に中程度の文字サイズでパスワードが手書き入力され、その文字サイズ比率が第1の値以上第2の値以下である場合、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルが中レベルであると判定する。この場合、表示制御部30は、判定情報TB1に基づいてパスワード入力後の表示画面の表示態様を通常表示として決定する。そして表示制御部30は、表示部11の表示画面を図8(a)に示す状態から図8(b)に示す状態へと遷移させ、通常表示サイズのプレビュー表示画面G3をリスト表示画面G1の前面側に重ねて表示する。この通常表示サイズのプレビュー表示画面G3では、ユーザーによって指定されたドキュメント28のプレビュー画像が通常のサイズで表示される。
図9は、パスワード入力後の表示画面が秘匿表示される場合の画面遷移を示す図である。図9(a)に示すように表示部11にパスワード入力画面G2が表示されており、ユーザーによって手書き入力領域R1の一部の領域に比較的小さい文字サイズでパスワードが手書き入力され、その文字サイズ比率が第1の値よりも小さい場合、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルが高レベルであると判定する。この場合、表示制御部30は、判定情報TB1に基づいてパスワード入力後の表示画面の表示態様を秘匿表示として決定する。そして表示制御部30は、表示部11の表示画面を図9(a)に示す状態から図9(b)に示す状態へと遷移させ、所定の秘匿表示サイズに縮小したプレビュー表示画面G3をリスト表示画面G1の前面側に重ねて表示する。
このとき、表示制御部30は、操作入力部12cから入力するパスワードの入力位置に基づいて縮小したプレビュー表示画面G3の表示位置を決定し、その表示位置に対してプレビュー表示画面G3を表示する。すなわち、表示制御部30は、秘匿表示サイズに縮小したプレビュー表示画面G3を表示部11に表示するときには、ユーザーが手書き入力領域R1に対してパスワードを入力した位置とほぼ同じ位置にプレビュー表示画面G3を表示する。図9(a)の例では、ユーザーによって手書き入力領域R1の左側の偏った位置にパスワードが手書き入力されているため、図9(b)に示すように秘匿表示サイズに縮小されたプレビュー表示画面G3が表示部11の全表示領域における左側部分に表示される。
一方、図10は、ユーザーが手書き入力領域R1の右側に文字サイズの小さなパスワードを入力した場合の画面遷移を示す図である。図10(a)に示すように、ユーザーによって手書き入力領域R1の右側の偏った位置に文字サイズの小さなパスワードが手書き入力された場合、表示制御部30は、秘匿表示サイズに縮小したプレビュー表示画面G3を表示部11に表示するとき、図10(b)に示すようにプレビュー表示画面G3を表示部11の全表示領域における右側部分に表示する。
このように秘匿表示サイズに縮小したプレビュー表示画面G3を表示するときには、手書き入力領域R1においてパスワードが手書き入力された位置に表示することにより、プレビュー表示画面G3に含まれるプレビュー画像が他のユーザーに見られてしまうことを防止することができるようになる。なぜなら、例えばユーザーがパスワードの手書き入力を行うときに手元を隠しながら手書き入力した場合には、それに引き続いて表示されるプレビュー表示画面G3がその隠された手元の内側に表示されるからである。したがって、ユーザーは、他のユーザーに見られたくないドキュメント28のプレビュー画像を確認するとき、そのプレビュー画像を他のユーザーに秘匿しながら確認することができる。
次に上記のような表示画面制御を行うために制御部20において行われる具体的な処理手順について説明する。図11乃至図14は、画像処理装置1の制御部20において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに基づく処理は、制御部20のCPU20aがプログラム9を実行することにより行われる。
図11に示すように、制御部20は、ユーザーによってボックス27に保存されているドキュメント28が指定されると(ステップS10)、そのドキュメント28にパスワード29が設定されているか否かを判断する(ステップS11)。その結果、パスワード29が設定されている場合(ステップS11でYES)、制御部20は、表示制御部30を機能させて表示部11にパスワード入力画面G2を表示し(ステップS12)、ユーザーによるパスワードの手書き入力操作が完了するまで待機する(ステップS13)。このとき、表示制御部30は、ユーザーによる手書き入力操作の軌跡に基づき、手書き入力領域R1にユーザーが入力するパスワードを逐次表示していくようにしても良い。そしてユーザーによるパスワードの入力操作が完了すると、操作入力部12cによる入力パスワードの認識が行われ(ステップS14)、制御部20は、操作入力部12cによって文字列として認識されたパスワードを取得する。
そして制御部20は、パスワード認証後に表示する表示画面の表示態様を既に決定済みであるか否かを判断し(ステップS15)、未だ表示態様を決定していないときには(ステップS15でNO)、ステップS16〜S18の処理を順に行って表示態様を決定する。例えば、ユーザーによるパスワードの入力操作が1回目の操作であるときには、ステップS16〜S18の処理が必ず行われ、表示態様が決定される。これに対し、ユーザーによって入力されたパスワードの認証に失敗し、ユーザーによる2回目以降のパスワードの入力操作が行われる場合には、既に表示態様が決定されているため、ステップS16〜S18の処理はスキップする。
ステップS16に進むと、制御部20は、秘匿意志判定処理を実行する。図12は、この秘匿意志判定処理(ステップS16)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、制御部20において秘匿意志判定部31が機能することにより行われる。まず秘匿意志判定部31は、表示部11に表示されている手書き入力領域R1の表示サイズを取得すると共に(ステップS30)、ユーザーによって入力されたパスワードに文字サイズを取得する(ステップS31)。そして秘匿意志判定部31は、手書き入力領域R1の表示サイズに対する文字サイズ比率を算出し(ステップS32)、その文字サイズ比率が予め定められている第1の値よりも小さいか否かを判断する(ステップS33)。その結果、文字サイズ比率が第1の値よりも小さい場合(ステップS33でYES)、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルを高レベルと判定する(ステップS34)。
これに対し、文字サイズ比率が第1の値以上である場合(ステップS33でNO)、秘匿意志判定部31は、その文字サイズ比率が予め定められている第2の値以下であるか否かを判断する(ステップS35)。尚、第2の値は、第1の値よりも大きい値として予め定められている。そして文字サイズ比率が第2の値以下である場合(ステップS35でYES)、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルを中レベルと判定する(ステップS36)。また文字サイズ比率が第2の値よりも大きい場合(ステップS35でNO)、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルを低レベルと判定する(ステップS37)。以上で、秘匿意志判定処理が終了する。
図11に戻り、次にステップS17に進むと、制御部20は、セキュリティレベル判定処理を実行する。図13は、このセキュリティレベル判定処理(ステップS17)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、制御部20においてセキュリティレベル判定部32が機能することにより行われる。まずセキュリティレベル判定部32は、操作入力部12cによって認識されたパスワードの文字列を取得する(ステップS40)。そしてセキュリティレベル判定部32は、その文字列が12文字以上で構成されるか否かを判断し(ステップS41)、12文字以上で構成されていれば(ステップS41でYES)、セキュリティレベルを高レベルと判定する(ステップS42)。
これに対し、パスワードの文字列が12文字未満である場合(ステップS41でNO)、セキュリティレベル判定部32は、パスワードの文字列が4文字以上で構成されているか否かを判断し(ステップS43)、4文字以上で構成されていれば(ステップS43でYES)、セキュリティレベルを中レベルと判定する(ステップS44)。また文字列が4文字未満である場合(ステップS43でNO)、セキュリティレベル判定部32は、セキュリティレベルを低レベルと判定する(ステップS45)。以上で、セキュリティレベル判定処理が終了する。尚、セキュリティレベルを判別するための文字数は任意に設定可能である。
図11に戻り、次にステップS18に進むと、制御部20は、表示態様決定処理を実行する。図14は、この表示態様決定処理(ステップS18)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、制御部20において表示制御部30が機能することにより行われる。表示制御部30は、セキュリティレベル判定処理(ステップS17)で判定されたセキュリティレベルが高レベルであるか否かを判断し(ステップS50)、セキュリティレベルが高レベルである場合(ステップS50でYES)、表示態様を秘匿表示に決定する(ステップS51)。そして表示制御部30は、手書き入力領域R1に手書き入力されたパスワードの入力位置に基づき、次に表示する表示画面の表示位置を決定する(ステップS52)。
一方、セキュリティレベル判定処理(ステップS17)で判定されたセキュリティレベルが高レベルでない場合(ステップS50でNO)、表示制御部30は、秘匿意志判定処理(ステップS16)で判定されたユーザーの秘匿意志レベルが高レベルであるか否かを判断する(ステップS53)。その結果、秘匿意志レベルが高レベルである場合(ステップS53でYES)、表示制御部30は、セキュリティレベルが高レベルである場合と同様に、表示態様を秘匿表示に決定し(ステップS51)、手書き入力領域R1に手書き入力されたパスワードの入力位置に基づき、次に表示する表示画面の表示位置を決定する(ステップS52)。
またユーザーの秘匿意志レベルが高レベルでない場合(ステップS53でNO)、表示制御部30は、秘匿意志レベルが中レベルであるか否かを判断し(ステップS54)、中レベルであれば(ステップS54でYES)、表示態様を通常表示に決定する(ステップS55)。これに対し、秘匿意志レベルが中レベルでない場合(ステップS54でNO)、表示制御部30は、表示態様を拡大表示に決定する(ステップS56)。以上で、表示態様決定処理が終了する。
再び図11に戻り、次に制御部20は、パスワード認証部33を機能させ、ユーザーによって入力されたパスワードがドキュメント28に予め設定されているパスワード29に一致するか否かを判定するパスワード認証処理を行う(ステップS19)。そして制御部20は、パスワード認証に成功したか否かを判断し(ステップS20)認証失敗となっていれば、ステップS12へ戻り、ユーザーにパスワードの再入力を促す。この場合、認証失敗となったパスワードの文字サイズに応じた表示態様が既に決定されているため、ユーザーが前回よりも大きな文字サイズでパスワードの手書き入力を行っても、既に決定されている表示態様は変わらない。そのため、はじめにユーザーがドキュメント28の内容を秘匿するために小さな文字サイズでパスワードを入力しようとして手書き入力操作を誤ってしまい、その結果、認証失敗となった場合には、2回目以降のパスワード入力時に比較的大きな文字サイズで手書き入力を行うことができるので、同じ誤操作を繰り返してしまうことがなく、パスワード認証で繰り返し認証失敗となってしまうことを防止することができる。
そしてパスワード認証に成功すると(ステップS20でYES)、制御部20は、表示制御部30を機能させ、次に表示する表示画面を生成する(ステップS21)。すなわち、表示制御部30は、ユーザーによって指定されたドキュメント28をボックス27から読み出してプレビュー画像を生成し、そのプレビュー画像を含むプレビュー表示画面G3を生成する。このとき、表示制御部30は、ステップS18で決定された表示態様に対応する表示画面を生成する。そして表示制御部30は、ステップS21で生成した表示画面を表示部11に出力し、表示部11の表示画面を更新する(ステップS22)。
一方、ユーザーによって指定されたドキュメント28にパスワードが設定されていない場合(ステップS11でNO)、表示制御部30は、次に表示する表示画面の表示態様を拡大表示に決定する(ステップS23)。そして表示制御部30は、拡大表示に対応するプレビュー表示画面G3を生成し(ステップS21)、そのプレビュー表示画面G3を表示部11に出力することにより表示部11の表示画面を更新する(ステップS22)。
以上のように本実施形態の画像処理装置1は、表示部11にパスワード入力画面G2が表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作を受け付けるように構成されており、ユーザーによるにパスワードの入力が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づいてユーザーの秘匿意志レベルを判定する秘匿意志判定部31と、ユーザーにより入力されるパスワードのセキュリティレベルを判定するセキュリティレベル判定部32とを備えている。そして表示制御部30は、秘匿意志判定部31により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、又は、セキュリティレベル判定部32により判定されるパスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上である場合、パスワード認証部33においてパスワードが認証されることに伴ってパスワード入力画面G2から遷移させて次に表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして表示部11に表示させる構成である。このような構成によれば、ユーザーがパスワードを入力するときの入力操作態様やパスワードそのものの複雑さなどに基づいて表示画面の表示態様を変化させることができる。特に、ユーザーがパスワードを慎重に入力した場合や、ユーザーが入力したパスワードが複雑な文字列で構成される場合には、パスワード入力画面G2から遷移して次に表示される表示画面が通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様で表示部11に表示されるため、その表示画面に含まれる情報が他のユーザーに見られてしまうことを防止することができるようになる。
また本実施形態における表示制御部30は、秘匿意志判定部31により判定されるユーザーの秘匿意志レベルが所定レベル以上であるときにパスワード認証部33によるパスワードの認証に失敗した場合、それ以降のパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの秘匿意志レベルに関わらず、パスワード認証部33においてパスワードが認証されることに伴って表示部11に表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして表示する構成である。このような構成によれば、ユーザーは、パスワードの入力操作時に誤入力を行ってしまった場合でも、2回目以降の入力時には、誤入力が生じにくい操作態様でパスワードを入力することができるようになる。
また本実施形態における表示制御部30は、秘匿意志判定部31により判定されるユーザーの秘匿意志レベルが所定レベル以上である場合に、パスワード認証部33においてパスワードが認証されることに伴ってパスワード入力画面G2から遷移させて表示する次の表示画面を、手書き入力領域R1においてパスワードが手書き入力された位置に表示する構成である。そのため、パスワード認証が行われた後に表示される表示画面をユーザーが秘匿している位置に表示することができ、その表示画面に含まれる情報が他のユーザーに見られてしまうことを防止することができる。
ところで、上記においては、秘匿意志判定部31がユーザーの秘匿意志レベルを判定するとき、主として、ユーザーが手書き入力領域R1に手書き入力したパスワードの文字サイズに基づいてユーザーの秘匿意志レベルを判定する場合を例示した。しかし、ユーザーの秘匿意志レベルを判定する手法は、これに限られるものではない。例えば、画像処理装置1に、物体検出センサー17が設けられている場合、その物体検出センサー17により検出される操作パネル10の表面近傍に位置する物体のサイズなどに基づいてユーザーの秘匿意志レベルを判定するようにしても良い。
図15は、ユーザーが手元を隠しながらパスワードの入力操作を行う一態様を示す図である。図15に示すように物体検出センサー17は、操作パネル10と平行なX方向に沿って設けられており、そのX方向に配列された複数の光源を有している。そして物体検出センサー17は、それら複数の光源のそれぞれから表示部11の表面近傍領域に対して不可視光17aを照射しており、表示部11の表面近傍に位置する物体からの反射光を検出することにより、表示部11の表面近傍に物体が存在していることを検知する。例えば図15に示すように、ユーザーがパスワード入力画面G2の左側の領域に対して手元を隠すようにしてパスワードの入力操作を行っていると、物体検出センサー17は、手元を隠さずにパスワードの入力操作を行っている場合よりも広い範囲で物体(ユーザーの指)を検出する。そのため、秘匿意志判定部31は、物体検出センサー17で検出される物体のサイズ(X方向のサイズ)が所定サイズ以上であれば、ユーザーの秘匿意志レベルが高レベルであると判定するものであっても構わない。この場合においても秘匿意志判定部31は、文字サイズ比率を算出する必要がないため、ユーザーの秘匿意志レベルを効率的に判定することが可能である。
また物体検出センサー17は、表示部11の表面近傍に位置する物体のX方向の位置も検出することが可能である。図16は、X方向に所定サイズ以上の物体が存在する場合に物体検出センサー17から出力される検出信号の一例を示す図である。例えば図15に示したように、ユーザーがパスワード入力画面G2の左側の領域に対して手元を隠すようにしてパスワードの入力操作を行っている場合、物体検出センサー17は、図16(a)に示すような検出信号SGN1を出力する。この検出信号SGN1は、表示部11の表面近傍において左側の領域に所定サイズ以上の物体が存在していることを示している。これに対し、例えばユーザーがパスワード入力画面G2の中央の領域に対して手元を隠すようにしてパスワードの入力操作を行っている場合、物体検出センサー17は、図16(b)に示すような検出信号SGN2を出力する。この検出信号SGN2は、表示部11の表面近傍において中央の領域に所定サイズ以上の物体が存在していることを示している。さらにユーザーがパスワード入力画面G2の右側の領域に対して手元を隠すようにしてパスワードの入力操作を行っている場合、物体検出センサー17は、図16(c)に示すような検出信号SGN3を出力する。この検出信号SGN3は、表示部11の表面近傍において右側の領域に所定サイズ以上の物体が存在していることを示している。したがって、表示制御部30は、秘匿表示サイズに縮小した表示画面を表示部11に表示するとき、物体検出センサー17によって所定サイズ以上の物体が検出されている位置に表示するようにしても良い。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、ユーザーが手書き入力操作でパスワードを入力する形態について説明した。これに対し、本実施形態では、パスワード入力画面にキーボード画像を表示し、ユーザーがそのキーボード画像に対するタッチ操作を行うことによりパスワードを入力する形態について説明する。尚、本実施形態においても、画像処理装置1のハードウェア構成及び機能構成は第1実施形態で説明したものと同様である。また本実施形態では、パスワードが数字だけを含む文字列によって構成される場合を例示する。
図17は、本実施形態において表示制御部30が表示部11に表示するパスワード入力画面G4の一例を示す図である。例えば表示部11にリスト表示画面G1が表示されているとき、ユーザーによって一のドキュメント28が選択され、そのドキュメント28にパスワード29が設定されている場合、表示制御部30は、表示部11の表示画面を、図17(a)に示すような表示画面に更新し、リスト表示画面G1の前面側に重ね合わせてパスワード入力画面G4を表示する。尚、図17(a)は、パスワード入力画面G4を通常表示サイズで表示した例を示している。
パスワード入力画面G4は、図17(b)に示すように、0〜9までの数字と所定の記号が付された複数のキーが所定配列で配置されたキーボード画像51を有している。またパスワード入力画面G4は、そのキーボード画像51の右側に、拡大キー52、縮小キー53、非表示キー54及びランダムキー55を有し、さらにキーボード画像51の上方位置には、ユーザーによって入力されるパスワードを表示するためのパスワード表示欄R4を有している。
このようなパスワード入力画面G4は、表示部11において全画面表示される場合を除き、ユーザーがドラッグアンドドロップ操作などを行うことにより、表示部11の任意の表示位置に表示することができる。そしてユーザーは、パスワード入力画面G4を任意の表示位置に表示させた状態で、キーボード画像51に含まれる任意のキーに対するタッチ操作を行うことにより、パスワードを入力することができる。ただし、キーボード画像51に対するタッチ操作だけでなく、例えば操作パネル10にキーパッド16が装着されている場合には、ユーザーはそのキーパッド16に対する操作を行うことにより、パスワードを入力することも可能である。
キーボード画像51の右側に設けられた拡大キー52は、パスワード入力画面G4を拡大表示するための操作キーである。また縮小キー53は、パスワード入力画面G4を縮小表示するための操作キーである。また非表示キー54は、パスワード入力画面G4に含まれるパスワード表示欄R4を非表示に切り替えるための操作キーである。さらにランダムキー55は、キーボード画像51において所定配列で配置されている複数のキーを所定配列とは異なるランダムなキー配列に変更するための操作キーである。
図18は、パスワード入力画面G4の拡大キー52及び縮小キー53が操作された場合の表示画面例を示す図である。例えばユーザーが、図17(a)に示すパスワード入力画面G4において拡大キー52を操作した場合、表示制御部30は、パスワード入力画面G4を拡大し、例えば図18(a)に示すようにパスワード入力画面G4を表示部11において全画面表示する。このような拡大処理が行われると、キーボード画像51も拡大された状態に表示される。そのため、ユーザーにとってはパスワードの入力操作が行い易くなる反面、ユーザーが入力するパスワードが他のユーザーに見られてしまう可能性が高くなる。一方、ユーザーが、図17(a)に示すパスワード入力画面G4において縮小キー53を操作した場合、表示制御部30は、パスワード入力画面G4を縮小し、例えば図18(b)に示すようにパスワード入力画面G4を通常表示サイズよりも小さい表示画面として表示する。このような縮小処理が行われると、キーボード画像51も縮小した状態に表示される。そのため、ユーザーにとってはパスワードの入力操作が行い難くなる反面、ユーザーが入力するパスワードが他のユーザーに見られてしまう可能性が低くなる。このように表示部11に表示されるパスワード入力画面G4は、ユーザーによる操作に基づいて表示サイズを変更することが可能である。そしてユーザーは、パスワードを他のユーザーに知られたくないときには、パスワード入力画面G4を縮小表示してパスワードの入力操作を行うようになる。
図19は、パスワード入力画面G4の非表示キー54及びランダムキー55が操作された場合の表示画面例を示す図である。例えばユーザーが、図17(a)に示すパスワード入力画面G4において非表示キー54を操作した場合、表示制御部30は、パスワード入力画面G4に含まれるパスワード表示欄R4を非表示に切り替え、例えば図19(a)に示すようなパスワード入力画面G4を表示部11に表示する。このような非表示処理が行われると、ユーザーによってキーボード画像51に含まれる任意のキーが操作されるとき、何文字目の入力操作であるのを把握することができなくなる。そのため、ユーザーは、パスワードを他のユーザーに知られたくないときには、パスワード入力画面G4のパスワード表示欄R4を非表示にしてパスワードの入力操作を行うようになる。
またユーザーが、図17(a)に示すパスワード入力画面G4においてランダムキー55を操作した場合、表示制御部30は、パスワード入力画面G4のキーボード画像51に含まれる複数のキーをランダムなキー配列に変更し、例えば図19(b)に示すようなパスワード入力画面G4を表示部11に表示する。このようなランダム配置処理が行われると、ユーザーによってキーボード画像51に含まれる任意のキーが操作されるとき、どの数字が操作されたのかを把握することができなくなる。そのため、ユーザーは、パスワードを他のユーザーに知られたくないときには、パスワード入力画面G4のキーボード画像51に含まれる複数のキーをランダムなキー配列に変更してパスワードの入力操作を行うようになる。
さらに上記の他にも、入力するパスワードを他のユーザーに知られたくないとき、ユーザーは、パスワード入力画面G4を通常の表示態様で表示させたまま、そのパスワード入力画面G4を、表示部11の表示範囲内の周縁部に移動させ、手元を隠した状態でパスワードの入力操作を行うこともある。
そして本実施形態の秘匿意志判定部31は、ユーザーによるパスワードの入力操作が行われるとき、パスワード入力画面G4の表示態様に応じてユーザーの秘匿意志レベルを判定する。すなわち、本実施形態においても、画像処理装置1の制御部20は、図11のフローチャートに基づく処理を順次実行していくが、秘匿意志判定部31が行う秘匿意志判定処理(ステップS16)の詳細な処理手順が第1実施形態で説明した処理手順とは異なるものとなる。
図20は、本実施形態における秘匿意志判定処理(ステップS16)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。秘匿意志判定部31は、この処理を開始すると、ユーザーによって入力されたパスワードがキーパッド16に入力されたものであるか否かを判断する(ステップS70)。その結果、パスワードがキーパッド16に対して入力されたものである場合(ステップS70でYES)、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルを中レベルと判定する(ステップS71)。またユーザーによって入力されたパスワードがキーパッド16に入力されたものではなく、キーボード画像51に対するタッチ操作で入力されたものである場合(ステップS70でNO)、秘匿意志判定部31は、パスワード入力画面G4の表示状態が通常の表示状態であるときに入力されたパスワードであるか否かを判断する(ステップS72)。この通常の表示状態とは、パスワード入力画面G4の拡大表示や縮小表示が行われておらず、またパスワード表示欄R4の非表示化や、キーボード画像51に含まれる複数のキーのランダム化が行われていない表示状態であり、図17(a)に示す表示状態である。そしてパスワード入力画面G4が通常の表示状態であるときにパスワードの入力操作が行われた場合(ステップS72でYES)、秘匿意志判定部31は、そのパスワード入力画面G4が表示部11の表示範囲内における周縁部に位置している状態でパスワードの入力操作が行われたか否かを判断する(ステップS73)。その結果、パスワード入力画面G4が表示範囲の周縁部に位置していない場合(ステップS73でNO)、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルを中レベルと判定する(ステップS71)。これに対し、パスワード入力画面G4が表示範囲の周縁部に位置しており、パスワードの入力操作がその周縁部において行われた場合(ステップS73でYES)、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルを高レベルと判定する(ステップS77)。
これに対し、パスワード入力画面G4が通常の表示状態でないときにパスワードの入力操作が行われた場合(ステップS72でNO)、秘匿意志判定部31は、パスワード入力画面G4が縮小表示された状態でパスワードの入力操作が行われたか否かを判断する(ステップS74)。またパスワード入力画面G4が縮小表示された状態でのパスワード入力ではない場合(ステップS74でNO)、秘匿意志判定部31は、パスワード表示欄R4が非表示に切り替えられた状態でパスワードの入力操作が行われたか否かを判断する(ステップS75)。さらにパスワード表示欄R4が非表示に切り替えられた状態でのパスワード入力ではない場合(ステップS75でNO)、秘匿意志判定部31は、キーボード画像51に含まれる複数のキーをランダムなキー配列に変更した状態でパスワードの入力操作が行われたか否かを判断する(ステップS76)。そしてパスワード入力画面G4が縮小表示された状態、パスワード表示欄R4が非表示に切り替えられた状態、及び、キーボード画像51に含まれる複数のキーをランダムなキー配列に変更した状態のいずれかの状態でパスワードの入力操作が行われた場合(ステップS74,S75,S76でYES)、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルを高レベルと判定する(ステップS77)。また秘匿意志判定部31は、パスワード入力画面G4が拡大表示された状態でのパスワード入力である場合(ステップS76でNO)、ユーザーの秘匿意志レベルを低レベルと判定する(ステップS78)。
秘匿意志判定部31によって上記のような処理を行われることにより、例えばユーザーがパスワード入力画面G4の表示態様を、図18(b)、図19(a)及び図19(b)のいずれかの表示態様に変更してパスワードの入力操作を行うと、ユーザーの秘匿意志レベルが高レベルであると判定される。またパスワード入力画面G4の表示態様を変更していない場合、ユーザーが表示部11の表示範囲の周縁部でパスワードの入力操作を行うと、ユーザーの秘匿意志レベルが高レベルであると判定される。そしてパスワード認証後に表示されるプレビュー表示画面は、通常表示よりも表示画面の視認性を低下させた表示態様(例えば秘匿表示サイズに縮小した表示態様)で表示されるようになる。また表示制御部30は、秘匿表示サイズに縮小したプレビュー表示画面を表示部11に表示するときには、パスワード入力画面G4のキーボード画像51が表示されていた位置にプレビュー表示画面を表示する。これにより、プレビュー表示画面に含まれるドキュメント28のプレビュー画像が他のユーザーに見られてしまうことを防止することができる。特に、ユーザーがキーボード画像51に対するタッチ操作を行ってパスワードを入力するとき、手元を隠した状態でタッチ操作を行っていれば、その隠された手元の内側にプレビュー表示画面を表示することができるため、ドキュメント28のプレビュー画像が他のユーザーに見られてしまうことを良好に防止することができる。
上記においては、パスワードが数字だけを含む文字列によって構成され、パスワード入力画面G4に含まれるキーボード画像51は、そのような数字を入力することが可能な複数のキーが配置された画像である場合を例示した。しかし、パスワードはアルファベットなどを含む文字列であっても良い。その場合、パスワード入力画面G4に含まれるキーボード画像51は、アルファベットを含む複数のキーが配置された画像として構成される。
尚、本実施形態の画像処理装置1において上記以外の点については、第1実施形態で説明したものと同様である。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。上記第1及び第2実施形態では、予めパスワード29が設定されているドキュメント28のプレビュー画像を表示するときにユーザーがパスワードを手動操作で入力し、そのパスワード入力後に表示する表示画面の表示態様を制御する形態について説明した。しかし、この種の画像処理装置1は、パスワード29が設定されているドキュメント28のプレビュー画像を表示するときにユーザーによるパスワードの入力操作を受け付けるだけではなく、ユーザーが画像処理装置1にログインするとき、或いは、ユーザーが予めパスワード29の設定されているボックス27にアクセスするときにも、ユーザーによるパスワードの入力操作を受け付ける。そこで本実施形態では、ユーザーがそれらのパスワードを入力するとき、1回だけ他のユーザーに対して秘匿する慎重な操作でパスワードを入力すれば、それ以降に表示部11に表示する各種表示画面の表示態様を秘匿表示として表示する形態について説明する。尚、本実施形態においても、画像処理装置1のハードウェア構成及び機能構成は第1実施形態で説明したものと同様である。
図21は、ユーザーが画像処理装置1に対するログイン操作を行って表示される表示画面の一例を示す図である。ユーザーが画像処理装置1に対するログイン操作を行うとき、表示制御部30は、表示部11に対して図21(a)に示すようなログイン操作画面G5を表示する。このログイン操作画面G5には、ユーザーID入力欄とパスワード入力欄とが表示される。そしてユーザーがパスワード入力欄へのパスワード入力を指示すると、表示制御部30は、第1実施形態と同様の手書き入力領域を有するパスワード入力画面G2を表示する。このパスワード入力画面G2が表示されているとき、例えば図21(a)に示すように、ユーザーが手書き入力領域に対して比較的大きな文字サイズでパスワードを手書き入力したと仮定する。この場合、制御部20において行われるユーザー認証に成功すると、表示制御部30は、表示部11の表示画面をログインユーザーに対応する表示画面に更新する。このとき、表示制御部30は、ログインユーザーがアクセス可能なボックスリストを含む表示画面G6を生成し、その表示画面G6を表示部11へ出力する。その結果、表示部11の表示画面は、図21(a)の表示状態から図21(b)の表示状態へと更新される。
図21に示す画面遷移では、ユーザーがログイン操作時に手書き入力したパスワードが比較的大きな文字サイズであるため、秘匿意志判定部31により、ユーザーの秘匿意志レベルが低レベルであると判定される。その結果、表示制御部30によってユーザー認証後に表示部11に表示される表示画面G6は、ボックスリストを通常の表示態様で表示するリスト表示画面として表示される。尚、図21(b)の表示画面G6では、ログインユーザーがアクセス可能な5つのボックスが表示されており、そのうちの2つのボックスに対してパスワードが設定されている場合を例示している。
次に図22は、ユーザーがボックスリストに対する操作を行って表示される表示画面の一例を示す図である。図21(b)に示すような表示画面G6が表示されているとき、ユーザーがパスワードの設定されているボックスを選択すると、表示制御部30は、図22(a)に示すように、第1実施形態と同様の手書き入力領域を有するパスワード入力画面G2を表示する。このパスワード入力画面G2が表示されているとき、例えば図22(a)に示すように、ユーザーが手書き入力領域に対して比較的小さな文字サイズでパスワードを手書き入力したと仮定する。この場合、制御部20のパスワード認証部33において行われるパスワード認証に成功すると、表示制御部30は、表示部11の表示画面を、ログインユーザーが指定したボックスに対応する表示画面に更新する。このとき、表示制御部30は、ログインユーザーによって指定されたボックス27に保存されているドキュメント28のファイルリストを含む表示画面G7を生成し、その表示画面G7を表示部11へ出力する。その結果、表示部11の表示画面は、図22(a)の表示状態から図22(b)の表示状態へと更新される。
図22に示す画面遷移では、ユーザーがボックス選択に伴って手書き入力したパスワードが比較的小さな文字サイズであるため、秘匿意志判定部31により、ユーザーの秘匿意志レベルが高レベルであると判定される。そして表示制御部30は、次に表示部11に表示する表示画面G7の表示態様を秘匿表示に決定する。その結果、表示制御部30によってパスワード認証後に表示部11に表示される表示画面G7は、図22(b)に示すように通常の表示態様よりも視認性を低下させたファイルリスト61を含むリスト表示画面として表示される。このようなファイルリスト61は、例えば図4(a)に示したリスト表示画面に含まれる通常の表示態様のファイルリストと比較すると、表示サイズが小さく、視認性が低下したものとなっている。また表示制御部30は、このようなファイルリスト61を表示するとき、ユーザーが手書き入力領域に対してパスワードの手書き入力を行った位置に表示する。これにより、表示部11に表示されるファイルリスト61の内容が他のユーザーに視認されてしまうことを良好に防止することができる。
そして本実施形態では、ユーザーが画像処理装置1に対するログイン操作を行ってからログアウトするまでの間に、表示制御部30が表示画面の表示態様を秘匿表示に決定すると、それ以降に表示部11に表示する表示画面を更新するときにも秘匿表示の表示態様を継続させる。そのため、例えば図22(b)に示す表示画面G7が表示されている状態でユーザーがパスワード29の設定されているドキュメント28を指定し、それに伴うパスワードの手書き入力操作を行うとき、手書き入力領域とほぼ同じサイズの大きな文字サイズでパスワードを入力したとしても、次に表示されるプレビュー表示画面は秘匿表示の表示態様で表示されるようになる。
次に図23は、ユーザーがログイン操作を行うとき比較的小さな文字サイズでパスワードを入力した場合に表示される表示画面の一例を示す図である。ユーザーが画像処理装置1に対するログイン操作を行うとき、図23(a)に示すように、ユーザーが手書き入力領域に対して比較的小さな文字サイズでパスワードを手書き入力すると、秘匿意志判定部31は、ユーザーの秘匿意志レベルを高レベルであると判定する。これにより、表示制御部30は、次の表示画面の表示態様を秘匿表示に決定する。そして制御部20において行われるユーザー認証に成功すると、表示制御部30は、ログインユーザーがアクセス可能なボックスリストを含む表示画面G8を生成するとき、秘匿表示態様の表示画面G8を生成し、その表示画面G8を表示部11へ出力する。その結果、表示部11の表示画面は、図23(a)の表示状態から図23(b)の表示状態へと更新される。
図23に示す画面遷移において、表示制御部30によってユーザー認証後に表示部11に表示される表示画面G8は、図23(b)に示すように通常の表示態様よりも視認性を低下させたボックスリスト62を含むリスト表示画面として表示される。このようなボックスリスト62は、例えば図21(b)に示したリスト表示画面に含まれる通常の表示態様のボックスリストと比較すると、表示サイズが小さく、視認性が低下したものとなっている。また表示制御部30は、このようなボックスリスト62を表示するとき、ユーザーが手書き入力領域に対してパスワードの手書き入力を行った位置に表示する。これにより、表示部11に表示されるボックスリスト62の内容が他のユーザーに視認されてしまうことを良好に防止することができる。
そしてユーザー認証後に図23(b)のような秘匿表示態様の表示画面G8が表示されると、それ以降に表示部11に表示する表示画面を更新するときにも秘匿表示の表示態様が継続する。そのため、ログインユーザーがログアウトするまでの間に、ログインユーザーがパスワードの入力操作を行うとき、どのような操作態様でパスワードを入力してもその後に表示される表示画面は秘匿表示の表示態様で表示されるようになる。
したがって、本実施形態の画像処理装置1は、ユーザーがパスワードの入力操作を行うとき、毎回小さな文字サイズで入力操作を行う必要がないため、パスワード入力時の操作性を向上させることができる。
上記においては、一例として第1実施形態と同様にユーザーがパスワードの手書き入力を行う場合を例示したが、これに限られるものではない。すなわち、ユーザーがパスワードの入力操作を行うときには、第2実施形態で説明したようにキーボード画像51を含むパスワード入力画面G4を表示し、そのパスワード入力画面G4の表示態様に基づいてそれ以降に表示する表示画面を秘匿表示に切り替えるか否かを判断するようにしても良い。
尚、本実施形態の画像処理装置1において上記以外の点については、第1及び第2実施形態で説明したものと同様である。
(変形例)
以上、本発明に関する実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記各実施形態では、画像処理装置がMFPによって構成される場合を例示したが、それに限られるものではない。すなわち、本発明に関する画像処理装置は、ユーザーによる手動操作でパスワードが入力され、パスワード認証後に表示画面が更新されるものであれば良いため、例えば一般的なパーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォンなどであっても構わない。
また上記実施形態では、秘匿意志レベルとセキュリティレベルのそれぞれを3つのレベルで判定する場合を例示したが、これに限れられるものではなく、例えば秘匿意志レベルとセキュリティレベルのそれぞれ2つのレベルで判定するものであっても構わない。また秘匿意志レベルとセキュリティレベルのそれぞれを4以上のレベルで判定するものであっても良い。
1 画像処理装置
9 プログラム
10 操作パネル
11 表示部(表示手段)
12c 操作入力部(操作入力手段)
17 物体検出センサー(センサー)
30 表示制御部(表示制御手段)
31 秘匿意志判定部(秘匿意志判定手段)
32 セキュリティレベル判定部(セキュリティレベル判定手段)
33 パスワード認証部(パスワード認証手段)

Claims (19)

  1. 各種表示画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段における表示画面を制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段により前記表示手段にパスワード入力画面が表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作を受け付ける操作入力手段と、
    前記操作入力手段にパスワードの入力が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づき、ユーザーの秘匿意志のレベルを判定する秘匿意志判定手段と、
    前記操作入力手段に入力されるパスワードのセキュリティレベルを判定するセキュリティレベル判定手段と、
    前記操作入力手段に入力されたパスワードが予め設定された文字列に一致するか否かを判定することにより当該パスワードを認証するパスワード認証手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、又は、前記セキュリティレベル判定手段により判定されたパスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上である場合、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴い、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして前記表示手段に表示させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記操作入力手段は、前記表示手段の表示画面に対して行われるユーザーの入力操作を受け付け可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記セキュリティレベル判定手段は、前記操作入力手段に入力されるパスワードが所定文字数以上の文字列であるとき、当該パスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であるときに前記パスワード認証手段によるパスワードの認証に失敗した場合、それ以降のパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの秘匿意志のレベルに関わらず、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴って前記表示手段に表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に手書き入力領域を設けて表示させ、
    前記操作入力手段は、前記手書き入力領域に対して行われるユーザーの手書き入力操作でパスワードの入力を受け付け可能であり、
    前記秘匿意志判定手段は、前記手書き入力領域に対して手書き入力されるパスワードの文字サイズが所定サイズよりも小さい場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に手書き入力領域を設けて表示させ、
    前記操作入力手段は、前記手書き入力領域に対して行われるユーザーの手書き入力操作でパスワードの入力を受け付け可能であり、
    前記秘匿意志判定手段は、前記手書き入力領域に対して手書き入力されるパスワードが前記手書き入力領域の内側周縁部に入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合に、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴って前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、前記手書き入力領域においてパスワードが手書き入力された位置に表示することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に複数のキーを所定配列で配置したキーボード画像を設けて表示させると共に、前記操作入力手段に対するユーザーの操作に基づいて前記キーボード画像の表示サイズを変更することが可能であり、
    前記秘匿意志判定手段は、前記キーボード画像の表示サイズが所定サイズよりも小さい状態でパスワードが入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に複数のキーを所定配列で配置したキーボード画像を設けて表示させると共に、前記操作入力手段に対するユーザーの操作に基づいて前記キーボード画像の表示位置を前記表示手段の表示範囲内で変更することが可能であり、
    前記秘匿意志判定手段は、前記キーボード画像が前記表示範囲内の周縁部に位置している状態でパスワードが入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合に、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴って前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、前記キーボード画像が表示されていた位置に表示することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像処理装置。
  11. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に複数のキーを所定配列で配置したキーボード画像を設けて表示させると共に、前記操作入力手段に対するユーザーの操作に基づいて前記キーボード画像に含まれる複数のキーを前記所定配列とは異なる配列に変更することが可能であり、
    前記秘匿意志判定手段は、前記キーボード画像に含まれる複数のキーが前記所定配列とは異なる配列に変更された状態でパスワードが入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面に、複数のキーを所定配列で配置したキーボード画像と、ユーザーによって入力されるパスワードを表示するパスワード表示欄とを設けて表示させると共に、前記操作入力手段に対するユーザーの操作に基づいて前記パスワード表示欄を非表示に切り替えることが可能であり、
    前記秘匿意志判定手段は、前記パスワード入力画面に含まれる前記パスワード表示欄が非表示に切り替えられた状態でパスワードが入力された場合にユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. 前記操作入力手段の表面近傍に位置する物体のサイズを検出可能なセンサー、
    を更に備え、
    前記秘匿意志判定手段は、前記パスワード入力画面が表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作が行われるとき、前記センサーによって所定サイズ以上の物体が検出されている場合に、ユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上であると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 前記表示制御手段は、前記秘匿意志判定手段により判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、前記パスワード認証手段においてパスワードが認証されることに伴い、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、前記センサーによって所定サイズ以上の物体が検出されている位置に表示することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面として、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様の表示画面を生成するとき、通常の表示サイズよりも縮小したサイズの表示画面を生成することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の画像処理装置。
  16. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を生成するとき、ユーザーによって指定されたドキュメントのプレビュー画像を含む表示画面を生成することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の画像処理装置。
  17. 前記表示制御手段は、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を生成するとき、複数の情報のリスト表示を含む表示画面を生成することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の画像処理装置。
  18. 表示手段を有する画像処理装置において前記表示手段に表示する表示画面を制御する表示画面制御方法であって、
    (a) 前記表示手段にパスワード入力画面を表示するステップと、
    (b) 前記パスワード入力画面が前記表示手段に表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作を受け付けるステップと、
    (c) ユーザーによるパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づき、ユーザーの秘匿意志のレベルを判定するステップと、
    (d) ユーザーによって入力されるパスワードのセキュリティレベルを判定するステップと、
    (e) ユーザーによって入力されたパスワードが予め設定された文字列に一致するか否かを判定することにより当該パスワードを認証するステップと、
    (f) 前記ステップ(c)において判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、又は、前記ステップ(d)により判定されたパスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上である場合、前記ステップ(e)においてパスワードが認証されることに伴い、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして前記表示手段に表示させるステップと、
    を有することを特徴とする表示画面制御方法。
  19. 表示手段を有するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、
    (a) 前記表示手段にパスワード入力画面を表示するステップと、
    (b) 前記パスワード入力画面が前記表示手段に表示されている状態でユーザーによるパスワードの入力操作を受け付けるステップと、
    (c) ユーザーによるパスワードの入力操作が行われるときのユーザーの入力操作態様に基づき、ユーザーの秘匿意志のレベルを判定するステップと、
    (d) ユーザーによって入力されるパスワードのセキュリティレベルを判定するステップと、
    (e) ユーザーによって入力されたパスワードが予め設定された文字列に一致するか否かを判定することにより当該パスワードを認証するステップと、
    (f) 前記ステップ(c)において判定されるユーザーの秘匿意志のレベルが所定レベル以上である場合、又は、前記ステップ(d)により判定されたパスワードのセキュリティレベルが所定レベル以上である場合、前記ステップ(e)においてパスワードが認証されることに伴い、前記パスワード入力画面から遷移させて表示する表示画面を、通常の表示態様よりも視認性を低下させた表示態様にして前記表示手段に表示させるステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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