JP2015079145A - 光ファイバ多心構造及びそれに用いる光ファイバ心線 - Google Patents

光ファイバ多心構造及びそれに用いる光ファイバ心線 Download PDF

Info

Publication number
JP2015079145A
JP2015079145A JP2013216466A JP2013216466A JP2015079145A JP 2015079145 A JP2015079145 A JP 2015079145A JP 2013216466 A JP2013216466 A JP 2013216466A JP 2013216466 A JP2013216466 A JP 2013216466A JP 2015079145 A JP2015079145 A JP 2015079145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
core
cores
cross
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013216466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6153447B2 (ja
Inventor
八若 正義
Masayoshi Hachiwaka
正義 八若
洋介 藤巻
Yosuke Fujimaki
洋介 藤巻
谷口 浩一
Koichi Taniguchi
浩一 谷口
知史 浦松
Tomoshi Uramatsu
知史 浦松
田中 正俊
Masatoshi Tanaka
正俊 田中
山川 禎貴
Sadataka Yamakawa
禎貴 山川
佐々木 茂
Shigeru Sasaki
茂 佐々木
俊吾 藤本
Shungo Fujimoto
俊吾 藤本
下野 智則
Tomonori Shimono
智則 下野
哲史 宮本
Tetsushi Miyamoto
哲史 宮本
修一 楠
Shuichi Kusunoki
修一 楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP2013216466A priority Critical patent/JP6153447B2/ja
Publication of JP2015079145A publication Critical patent/JP2015079145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6153447B2 publication Critical patent/JP6153447B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

【課題】接続端部におけるマルチコア光ファイバ心線のコアの位置設定を容易にする光ファイバ多心構造を提供する。【解決手段】横断面形状が二等辺三角形で形成されたマルチコア光ファイバ11の光ファイバ心線10は、n本並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士又は第3辺10cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向に配列するように設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、光ファイバ多心構造及びそれに用いる光ファイバ心線に関する。
通信量の増大に対応するための技術として、複数のコアを有するマルチコア光ファイバの実用化が検討されている。そして、かかるマルチコア光ファイバにおける課題の一つとして、その接続の際、複数のコアをどのようにして識別し、また、それらをどのようにして所定の位置に配置するのかという問題がある。例えば中心に配置された1個のコアを囲うように6個のコアが配設されたマルチコア光ファイバでは、中心に配置されたコア以外のコアは、等価であれば識別することができず、また、仮に識別ができたとしても、マルチコア光ファイバが回転すると容易に位置が変動してしまう。特に、複数本のマルチコア光ファイバを含む光ファイバ多心テープや光ファイバ多心ユニットのような光ファイバ多心構造の場合、その接続端部において、マルチコア光ファイバ毎にコアの位置設定が必要であり、そのため他の光学部品等との接続作業が繁雑なものとなる。
特許文献1には、複数本のマルチコア光ファイバが共通の樹脂で一括被覆されたマルチコア光ファイバテープにおいて、複数本のマルチコア光ファイバのそれぞれのコアの配列方向とマルチコア光ファイバの配列方向とを平行又は垂直とすることにより、いずれのコアも所定の位置に配置することが開示されている。
特開2013−160800号公報
ところで、マルチコア光ファイバの横断面形状を多角形やD形状にし、その角部や平坦面を基準としてコアを識別し、また、マルチコア光ファイバの回転を規制する技術がある。
しかしながら、かかるマルチコア光ファイバを被覆層で被覆した光ファイバ心線の横断面形状は円形であるため、光ファイバ多心テープや光ファイバ多心ユニットの長さ方向の中間部分では、テープ化或いはユニット化される前の光ファイバ心線は自由に回転することができることから、マルチコア光ファイバの横断面形状による回転規制は機能せず、結局は、接続端部において、マルチコア光ファイバ毎に回転させてコアの位置設定が必要となる。
本発明の課題は、光ファイバ多心構造の接続端部におけるマルチコア光ファイバのコアの位置設定を容易にすることである。
本発明は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバと前記マルチコア光ファイバを被覆する被覆層と備え、横断面形状が前記マルチコア光ファイバと相似である光ファイバ心線がn本(nは2以上の整数)集められて構成された光ファイバ多心構造であって、
前記光ファイバ心線及び前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、第1辺と、前記第1辺の一端から延び前記第1辺との間に90°未満の内角を形成する第2辺と、前記第1辺の他端から延び前記第1辺との間に前記第1辺及び前記第2辺間の内角と同じ大きさの内角を形成する第3辺と、を含む三角形又は四角形であり、
前記n本の光ファイバ心線は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線の第2辺を形成する側面同士、又は第3辺を形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向に配列するように設けられている。
本発明は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバと前記マルチコア光ファイバを被覆する被覆層と備え、横断面形状が前記マルチコア光ファイバと相似である光ファイバ心線がn本(nは3以上の整数)集められて構成された光ファイバ多心構造であって、
前記光ファイバ心線及び前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、第1辺と、前記第1辺の一端から延び前記第1辺との間に90°未満の内角を形成する第2辺と、前記第1辺の他端から延び前記第1辺との間に前記第1辺及び前記第2辺間の内角と同じ大きさの内角を形成する第3辺と、を含む三角形又は四角形であり、且つ前記第2辺と前記第3辺とがなす角度が(360/n)°であり、
前記n本の光ファイバ心線は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線の一方の第2辺を形成する側面と他方の第3辺を形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられている。
本発明は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバと前記マルチコア光ファイバを被覆する被覆層と備え、横断面形状が前記マルチコア光ファイバと相似である光ファイバ心線がn本(nは2以上の整数)集められて構成された光ファイバ多心構造であって、
前記光ファイバ心線及び前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、第1辺と、前記第1辺の一端から延び前記第1辺との間に90°の内角を形成する第2辺と、前記第1辺の他端から延び前記第1辺との間に前記第1辺及び前記第2辺間の内角と同じ90°の内角を形成する第3辺と、を含む四角形であり、
前記n本の光ファイバ心線は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線の第2辺を形成する側面同士、第3辺を形成する側面同士、又は一方の第2辺を形成する側面と他方の第3辺を形成する側面とが接触し、且つ横断面において一方向に配列するように設けられている。
本発明は、複数のコアを有するマルチコア光ファイバと前記マルチコア光ファイバを被覆する被覆層と備え、横断面形状が前記マルチコア光ファイバと相似である光ファイバ心線であって、
前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、第1辺と、前記第1辺の一端から延び前記第1辺との間に90°以下の内角を形成する第2辺と、前記第1辺の他端から延び前記第1辺との間に前記第1辺及び前記第2辺間の内角と同じ大きさの内角を形成する第3辺と、を含む三角形又は四角形である。
本発明によれば、光ファイバ多心構造の長さ方向におけるいずれの位置においても、各マルチコア光ファイバのコアは所定の位置に位置付けられ、その結果、接続端部において、相互に隣接するマルチコア光ファイバの所定の側面が接触して配列するので、各マルチコア光ファイバを回転させてコアの位置設定を行う必要がなく、従って、各マルチコア光ファイバのコアの位置設定を容易に行うことができる。
実施形態1に係る光ファイバ心線の斜視図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施形態1のマルチコア光ファイバの第1及び第2の変形例の横断面図である。 実施形態1に係る光ファイバ心線の製造方法を示す説明図である。 実施形態1に係る光ファイバ心線の製造に用いるコーティングダイスの平面図である。 実施形態1に係る光ファイバ多心テープの斜視図である。 実施形態1に係る光ファイバ多心テープを用いた光ファイバケーブルの横断面図である。 (a)は、実施形態1に係る光ファイバ多心テープの接続端部構造の組立図であり、(b)は、その斜視図である。 実施形態1に係る光ファイバ多心テープの接続端部に取り付けた光コネクタの端面の正面図である。 実施形態1に係る光ファイバ多心ユニットの斜視図である。 実施形態1に係る光ファイバ多心ユニットを用いた光ファイバケーブルの横断面図である。 (a)は、実施形態1に係る光ファイバ多心テープの接続端部構造の組立図であり、(b)は、その斜視図である。 実施形態1に係る光ファイバ多心テープの接続端部に取り付けた光コネクタの端面の正面図である。 実施形態2に係る光ファイバ心線の斜視図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施形態2のマルチコア光ファイバの第1及び第2の変形例の横断面図である。 実施形態2に係る光ファイバ心線の製造に用いるコーティングダイスの平面図である。 実施形態2に係る光ファイバ多心テープの斜視図である。 (a)は、実施形態2に係る光ファイバ多心テープの接続端部構造の組立図であり、(b)は、その斜視図である。 実施形態2に係る光ファイバ多心テープの接続端部に取り付けた光コネクタの端面の正面図である。 実施形態2に係る光ファイバ多心ユニットの斜視図である。 (a)は、実施形態2に係る光ファイバ多心ユニットの接続端部構造の組立図であり、(b)は、その斜視図である。 実施形態2に係る光ファイバ多心テープの接続端部に取り付けた光コネクタの端面の正面図である。 実施形態3に係る光ファイバ心線の斜視図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施形態3のマルチコア光ファイバの第1及び第2の変形例の横断面図である。 実施形態3に係る光ファイバ心線の第3の変形例の横断面図である。 実施形態3に係る光ファイバ心線の製造に用いるコーティングダイスの平面図である。 実施形態3に係る光ファイバ多心テープの斜視図である。 (a)は、実施形態3に係る光ファイバ多心テープの接続端部構造の組立図であり、(b)は、その斜視図である。 実施形態3に係る光ファイバ多心テープの接続端部に取り付けた光コネクタの端面の正面図である。 実施形態3に係る光ファイバ多心ユニットの斜視図である。 (a)は、実施形態3に係る光ファイバ多心ユニットの接続端部構造の組立図であり、(b)は、その斜視図である。 実施形態3に係る光ファイバ多心テープの接続端部に取り付けた光コネクタの端面の正面図である。
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
<光ファイバ心線>
図1は、実施形態1に係る光ファイバ心線10を示す。この実施形態1に係る光ファイバ心線10は、例えば情報通信等の分野において大容量のデータを同時伝送する場合に用いられるものである。
実施形態1に係る光ファイバ心線10は、マルチコア光ファイバ11とそれを被覆する薄肉の被覆層12とを備える。実施形態1に係る光ファイバ心線10は、マルチコア光ファイバ11の横断面形状が二等辺三角形であると共に、被覆層12の厚さが薄肉で且つほぼ均一であることから、マルチコア光ファイバ11と実質的に相似の二等辺三角形の横断面形状を有する。実施形態1に係る光ファイバ心線10の外径の最大は例えば200〜400μmである。
実施形態1に係る光ファイバ心線10及びマルチコア光ファイバ11の横断面形状の二等辺三角形は、底辺に相当する第1辺10a,11aと、その第1辺10a,11aの一端から延び第1辺10a,11aとの間に90°未満の内角θを形成する一方の等辺に相当する第2辺10b,11bと、第1辺10a,11aの他端から延び第1辺10a,11aとの間に第1辺10a,11a及び第2辺10b,11b間の内角θと同じ大きさの内角θを形成する他方の等辺に相当する第3辺10c,11cとからなる。なお、この二等辺三角形は、角部が尖ったものの他、角部が丸みを帯びたものも含む。
この二等辺三角形は、第1辺10a,11aと第2辺10b,11b及び第3辺10c,11cとの内角θが45°よりも大きく且つ頂角が90°未満の二等辺三角形であってもよい。また、この二等辺三角形は、第1辺10a,11aと第2辺10b,11b及び第3辺10c,11cとの内角θが45°であり且つ頂角が90°の直角二等辺三角形であってもよく、更に、第1辺10a,11aと第2辺10b,11b及び第3辺10c,11cとの内角θが45°よりも小さく且つ頂角が90°よりも大きい二等辺三角形であってもよい。実施形態1に係る光ファイバ心線10及びマルチコア光ファイバ11の最も好ましい横断面形状は、図1に示すように、第1辺10a,11aと第2辺10b,11b及び第3辺10c,11cとの内角θが60°の正三角形である。
マルチコア光ファイバ11は、例えば、典型的には石英ガラスで形成されるが、その他アクリル樹脂等で形成されていてもよい。
マルチコア光ファイバ11は、複数のコア111とそれらの複数のコア111を被覆するクラッド112とを有する二層構造に構成されている。複数のコア111のそれぞれは、希土類元素(Er、Yb、Nd)やゲルマニウム等のドーパントがドープされて相対的に高屈折率化されている。クラッド112は、ドーパントがドープされていない或いは屈折率を低くするフッ素等のドーパントがドープされて相対的に低屈折率化されている。
コア111の個数は、好ましくは2〜50個、より好ましくは7〜19個である。これらの複数のコア111は、マルチコア光ファイバ11の横断面において、中心に配置されたコア111とそれを囲うように配設されたコア111とを含むことが好ましい。中心に配置されたコア111は、二等辺三角形の横断面の重心に配置されていることが好ましい。例えば、複数のコア111は、図1に示すように、重心の1個のコア111の周りに6個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設された7個により構成されていてもよい。また、複数のコア111は、図2(a)に示すように、重心の1個のコア111の周りに6個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設され、更にその周りに12個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設された19個により構成されていてもよい。更に、複数のコア111は、図2(b)に示すように、重心の1個のコア111の周りに8個のコア111が正方格子を形成して正方形を構成するように配設された9個により構成されていてもよい。
この場合、コア111の識別を容易にする観点からは、中心(重心)に配置されたコア111を囲うように配設されたコア111のうちの1つを特定する識別標が設けられていることが好ましい。この識別標としては、例えば、頂角の二等分線上に設けられたコア111や頂角に最も近くなるように配置されたコア111が挙げられる。この識別標のコア111を基準として、正面視における時計回り又は反時計回りに番号等を付すことによりコア111の識別を容易に行うことができる。
コア111の横断面形状は、典型的には図1に示すように円形であるが、特にこれに限定されるものではない。コア111の直径は例えば8〜12μmである。相互に隣接するコア111間の間隔は例えば20〜50μmである。
複数のコア111は、全てがシングルモード伝送するコア111で構成されていてもよく、また、全てがマルチモード伝送するコア111で構成されていてもよく、更に、それらが混在して構成されていてもよい。
被覆層12は、例えば、紫外線硬化型のウレタンアクリル系樹脂等の合成樹脂で形成されている。被覆層12の厚さは、好ましくは10〜90μm、より好ましくは20〜80μmである。
実施形態1に係る光ファイバ心線10は、横断面形状が二等辺三角形のプリフォームPを準備し、図3に示すように、それを線引き機20の加熱炉21に通すことにより線引きしてマルチコア光ファイバ11を作製し、続いて、冷却されたマルチコア光ファイバ11を、コーティングダイス22に通して外周に液状の未硬化樹脂(例えば未硬化の紫外線硬化型樹脂)を加圧塗布した後、硬化装置23(例えば紫外線照射装置)に通すことで樹脂を硬化させて被覆層12を形成することにより製造することができる。
このとき、被覆層12の厚さを薄肉で且つほぼ均一にし、実施形態1に係る光ファイバ心線10の横断面形状を、マルチコア光ファイバ11の横断面形状と相似な二等辺三角形に形成する観点からは、図4に示すように、コーティングダイス22として、ファイバ挿通孔22aの外郭形状が、二等辺三角形の各辺が内側に没入した弧状に形成された形状に形成されたものを用い、液状の未硬化樹脂が表面張力により横断面形状が円形化するのを抑制することが好ましい。また、同様の観点から、硬化装置23を、コーティングダイス22の直ぐ下流側に配置することが好ましい。更に、同様の観点から、液状の未硬化樹脂の粘度を適正化することが好ましい。
<光ファイバ多心テープ>
図5は、実施形態1に係る光ファイバ多心テープ30A(光ファイバ多心構造)を示す。
実施形態1に係る光ファイバ多心テープ30Aは、実施形態1に係る光ファイバ心線10がn本集められ(図5では8本)、それらのn本の光ファイバ心線10が、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士、又は第3辺10cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられ、紫外線硬化型樹脂の樹脂バインダー31によって側面間が接着されて平帯状にユニット化されている。光ファイバ心線10の本数nは、2本以上であるが、好ましくは2〜12本、より好ましくは4〜8本である。
図6は、実施形態1に係る光ファイバ多心テープ30Aが用いられた光ファイバケーブル40を示す。
この光ファイバケーブル40は、樹脂製の長尺ロッド状のスペーサ41を備える。スペーサ41の中心には、ワイヤーやワイヤーロープからなるテンションメンバー42が設けられており、また、その外周には、横断面コの字状の凹溝43が周方向に間隔をおいて複数設けられ(図6では5個)、それぞれ長さ方向に沿って外周に螺旋の軌跡を描くように延びている。そして、各凹溝43には、実施形態1に係る光ファイバ多心テープ30Aが複数積層されて収容されている(図6では10枚)。また、凹溝43に光ファイバ多心テープ30Aが収容されたスペーサ41には、吸水テープ44及び引き裂き紐45が巻かれ、更にその外側が樹脂製のシース48で被覆されている。この光ファイバケーブル40では、例えば80〜400本の光ファイバ心線を収容でき、トータルのコア111の数、つまり、光伝送路数を例えば560〜2800有する。
図7(a)及び(b)並びに図8は、実施形態1に係る光ファイバ多心テープ30Aの接続端部の構造を示す。
実施形態1に係る光ファイバ多心テープ30Aは、例えば上記光ファイバケーブル40から引き出され、その先端に光コネクタ50が取り付けられて接続端部を構成する。
ここで、光ファイバ多心テープ30Aは、先端から所定長において、樹脂バインダー31及び各光ファイバ心線10の被覆層12が剥がされ、そして、露出したn本のマルチコア光ファイバ11が、光ファイバ多心テープ30Aにおける光ファイバ心線10の配列等の形態を維持した状態で、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11bを形成する側面同士、又は第3辺11cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられ、次いで、光コネクタ50に挿入されると共に光コネクタ50に接着剤51が充填されて固定されている。その結果、光コネクタ50の接続端面において、n本のマルチコア光ファイバ11は、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11b同士、又は第3辺11c同士が接触し、且つ一方向(横方向)に配列するように設けられている。
以上の通り、実施形態1に係る光ファイバ多心テープ30Aによれば、n本の光ファイバ心線10は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士、又は第3辺10cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられているので、光ファイバ多心テープ30Aの長さ方向におけるいずれの位置においても、各マルチコア光ファイバ11のコア111は所定の位置に位置付けられ、その結果、接続端部において、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の所定の側面が接触して配列するので、各マルチコア光ファイバ11を回転させてコア111の位置設定を行う必要がなく、従って、各マルチコア光ファイバ11のコア111の位置設定を容易に行うことができる。また、接続端部においては、n本のマルチコア光ファイバ11が、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11bを形成する側面同士、又は第3辺11cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられているので、マルチコア光ファイバ11が密に実装されることとなり、それによって単位空間当たりの通信密度を高くすることができる。
<光ファイバ多心ユニット>
図9は、実施形態1に係る光ファイバ多心ユニット30B(光ファイバ多心構造)を示す。
実施形態1に係る光ファイバ多心ユニット30Bは、第2辺10bと第3辺10cとがなす角度、従って、頂角が(360/n)°である実施形態1に係る光ファイバ心線10がn本集められ(図9では6本)、それらのn本の光ファイバ心線10が、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の一方の第2辺10bを形成する側面と他方の第3辺10cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられ、紫外線硬化型樹脂やシリコン樹脂等の樹脂バインダー31によって側面間が接着されて丸帯状にユニット化されている。光ファイバ心線10の本数nは、3本以上であるが、好ましくは3〜12本、より好ましくは6本である。
図10は、実施形態1に係る光ファイバ多心ユニット30Bが用いられた光ファイバケーブル40を示す。
この光ファイバケーブル40は、樹脂製の長尺ロッド状のスペーサ41を備える。スペーサ41の中心には、ワイヤーやワイヤーロープからなるテンションメンバー42が設けられており、また、その外周には、横断面U字状の凹溝43が周方向に間隔をおいて複数設けられ(図10では12個)、それぞれ長さ方向に沿って外周に螺旋の軌跡を描くように延びている。そして、各凹溝43には、実施形態1に係る光ファイバ多心ユニット30Bが収容されている。また、凹溝43に光ファイバ多心ユニット30Bが収容されたスペーサ41には、押え巻きテープ46、引き裂き紐45、及びアルミテープ47が巻かれ、更にその外側が樹脂製のシース48で被覆されている。この光ファイバケーブル40では、例えば6〜72本の光ファイバ心線を収容でき、トータルのコア111の数、つまり、光伝送路数を例えば42〜504有する。
図11(a)及び(b)並びに図12は、実施形態1に係る光ファイバ多心ユニット30Bの接続端部の構造を示す。
実施形態1に係る光ファイバ多心ユニット30Bは、例えば上記光ファイバケーブル40から引き出され、その先端に光コネクタ50が取り付けられて接続端部を構成する。
ここで、光ファイバ多心ユニット30Bは、先端から所定長において、樹脂バインダー31及び各光ファイバ心線10の被覆層12が剥がされ、そして、露出したn本のマルチコア光ファイバ11が、光ファイバ多心ユニット30Bにおける光ファイバ心線10の配列等の形態を維持した状態で、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の一方の第2辺11bを形成する側面と他方の第3辺11cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられ、次いで、光コネクタ50に挿入されると共に光コネクタ50に接着剤が充填されて固定されている。その結果、光コネクタ50の接続端面において、n本のマルチコア光ファイバ11は、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の一方の第2辺11bと他方の第3辺11cとが接触し、且つ周方向に配列するように設けられている。
以上の通り、実施形態1に係る光ファイバ多心ユニット30Bによれば、n本の光ファイバ心線10は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の一方の第2辺10bを形成する側面と他方の第3辺10cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられているので、光ファイバ多心ユニット30Bの長さ方向におけるいずれの位置においても、各マルチコア光ファイバ11のコア111は所定の位置に位置付けられ、その結果、接続端部において、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の所定の側面が接触して配列するので、各マルチコア光ファイバ11を回転させてコア111の位置設定を行う必要がなく、従って、各マルチコア光ファイバ11のコア111の位置設定を容易に行うことができる。また、接続端部においては、n本のマルチコア光ファイバ11が、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の一方の第2辺11bを形成する側面と他方の第3辺11cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられているので、マルチコア光ファイバ11が密に実装されることとなり、それによって単位空間当たりの通信密度を高くすることができる。
(実施形態2)
<光ファイバ心線>
図13は、実施形態2に係る光ファイバ心線10を示す。なお、実施形態1と同一名称の部分は実施形態1と同一符号を用いて示す。この実施形態2に係る光ファイバ心線10も、例えば情報通信等の分野において大容量のデータを同時伝送する場合に用いられるものである。
実施形態2に係る光ファイバ心線10は、マルチコア光ファイバ11とそれを被覆する薄肉の被覆層12とを備える。実施形態2に係る光ファイバ心線10は、マルチコア光ファイバ11の横断面形状が等脚台形であると共に、被覆層12の厚さが薄肉で且つほぼ均一であることから、マルチコア光ファイバ11と実質的に相似の等脚台形の横断面形状を有する。
実施形態2に係る光ファイバ心線10及びマルチコア光ファイバ11の横断面形状の等脚台形は、下底に相当する第1辺10a,11aと、その第1辺10a,11aの一端から延び第1辺10a,11aとの間に90°未満の内角θを形成する一方の脚辺に相当する第2辺10b,11bと、第1辺10a,11aの他端から延び第1辺10a,11aとの間に第1辺10a,11a及び第2辺10b,11b間の内角θと同じ大きさの内角θを形成する他方の脚辺に相当する第3辺10c,11cと、上底に相当する第4辺10d,11dとからなり、第1辺10a,11aを底辺とする二等辺三角形から頂角を含む部分を底辺の第1辺10a,11aに平行に切断して取り除いた形状である。なお、この等脚台形は、角部が尖ったものの他、角部が丸みを帯びたものも含む。
実施形態2に係る光ファイバ心線10及びマルチコア光ファイバ11の最も好ましい横断面形状は、図13に示すように、第1辺10a,11aと第2辺10b,11b及び第3辺10c,11cとの内角θが60°の等脚台形、つまり、第1辺10a,11aを底辺とする正三角形から頂角を含む部分を底辺の第1辺10a,11aに平行に切断して取り除いた形状である。
複数のコア111は、マルチコア光ファイバ11の横断面において、中心に配置されたコア111とそれを囲うように配設されたコア111とを含むことが好ましい。中心に配置されたコア111は、第2辺11b及び第3辺11cをそれぞれ第1辺11a側とは反対側に延ばして形成される二等辺三角形の横断面の重心に設けられていることが好ましい。例えば、複数のコア111は、重心の1個のコア111の周りに6個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設された7個により構成されていてもよい。また、複数のコア111は、図14(a)に示すように、重心の1個のコア111の周りに6個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設され、更にその周りに12個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設された19個により構成されていてもよい。更に、複数のコア111は、図14(b)に示すように、重心の1個のコア111の周りに8個のコア111が正方格子を形成して正方形を構成するように配設された9個により構成されていてもよい。
この場合、コア111の識別を容易にする観点からは、中心(重心)に配置されたコア111を囲うように配設されたコア111のうちの1つを特定する識別標が設けられていることが好ましい。この識別標としては、例えば、第2辺11b及び第3辺11cの延長線により形成される頂角の二等分線上に設けられたコア111や第4辺11dに最も近くなるように配置されたコア111が挙げられる。この識別標のコア111を基準として、正面視における時計回り又は反時計回りに番号等を付すことによりコア111の識別を容易に行うことができる。
実施形態2に係る光ファイバ心線10は、横断面形状が等脚台形のプリフォームPを準備し、実施形態1における図3において示すのと同様に、それを線引き機20の加熱炉21に通すことにより線引きしてマルチコア光ファイバ11を作製し、続いて、冷却されたマルチコア光ファイバ11を、コーティングダイス22に通して外周に液状の未硬化樹脂(例えば未硬化の紫外線硬化型樹脂)を加圧塗布した後、硬化装置23(例えば紫外線照射装置)に通すことで樹脂を硬化させて被覆層12を形成することにより製造することができる。
このとき、被覆層12の厚さを薄肉で且つほぼ均一にし、実施形態2に係る光ファイバ心線10の横断面形状を、マルチコア光ファイバ11の横断面形状と相似な等脚台形に形成する観点からは、図15に示すように、コーティングダイス22として、ファイバ挿通孔22aの外郭形状が、等脚台形の各辺が内側に没入した弧状に形成された形状に形成されたものを用い、液状の未硬化樹脂が表面張力により横断面形状が円形化するのを抑制することが好ましい。また、同様の観点から、硬化装置23を、コーティングダイス22の直ぐ下流側に配置することが好ましい。更に、同様の観点から、液状の未硬化樹脂の粘度を適正化することが好ましい。
<光ファイバ多心テープ>
図16は、実施形態2に係る光ファイバ多心テープ30A(光ファイバ多心構造)を示す。
実施形態2に係る光ファイバ多心テープ30Aは、実施形態2に係る光ファイバ心線10がn本集められ(図16では8本)、それらのn本の光ファイバ心線10が、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士、又は第3辺10cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられ、紫外線硬化型樹脂の樹脂バインダー31によって側面間が接着されて平帯状にユニット化されている。光ファイバ心線10の本数nは、2本以上であるが、好ましくは2〜12本、より好ましくは4〜8本である。
実施形態2に係る光ファイバ多心テープ30Aは、実施形態1における図6に示すのと同様、光ファイバケーブル40のスペーサ41に形成された凹溝43に収容されて用いられる。
図17(a)及び(b)並びに図18は、実施形態2に係る光ファイバ多心テープ30Aの接続端部の構造を示す。
実施形態2に係る光ファイバ多心テープ30Aは、例えば光ファイバケーブル40から引き出され、その先端に光コネクタ50が取り付けられて接続端部を構成する。
ここで、光ファイバ多心テープ30Aは、先端から所定長において、樹脂バインダー31及び各光ファイバ心線10の被覆層12が剥がされ、そして、露出したn本のマルチコア光ファイバ11が、光ファイバ多心テープ30Aにおける光ファイバ心線10の配列等の形態を維持した状態で、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11bを形成する側面同士、又は第3辺11cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられ、次いで、光コネクタ50に挿入されると共に光コネクタ50に接着剤51が充填されて固定されている。その結果、光コネクタ50の接続端面において、n本のマルチコア光ファイバ11は、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11b同士、又は第3辺11c同士が接触し、且つ一方向(横方向)に配列するように設けられている。
以上の通り、実施形態2に係る光ファイバ多心テープ30Aによれば、n本の光ファイバ心線10は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士、又は第3辺10cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられているので、光ファイバ多心テープ30Aの長さ方向におけるいずれの位置においても、各マルチコア光ファイバ11のコア111は所定の位置に位置付けられ、その結果、接続端部において、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の所定の側面が接触して配列するので、各マルチコア光ファイバ11を回転させてコア111の位置設定を行う必要がなく、従って、各マルチコア光ファイバ11のコア111の位置設定を容易に行うことができる。また、接続端部においては、n本のマルチコア光ファイバ11が、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11bを形成する側面同士、又は第3辺11cを形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられているので、マルチコア光ファイバ11が密に実装されることとなり、それによって単位空間当たりの通信密度を高くすることができる。
<光ファイバ多心ユニット>
図19は、実施形態2に係る光ファイバ多心ユニット30B(光ファイバ多心構造)を示す。
実施形態2に係る光ファイバ多心ユニット30Bは、第2辺10bと第3辺10cとがなす角度、従って、第2辺10b及び第3辺10cをそれぞれ第1辺10a側とは反対側に延ばして形成される二等辺三角形の頂角が(360/n)°である実施形態2に係る光ファイバ心線10がn本集められ、それらのn本の光ファイバ心線10が、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の一方の第2辺10bを形成する側面と他方の第3辺10cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられ、紫外線硬化型樹脂やシリコン樹脂等の樹脂バインダー31によって側面間が接着されて丸帯状にユニット化されている。光ファイバ心線10の本数nは、3本以上であるが、好ましくは3〜12本、より好ましくは6本である。
実施形態2に係る光ファイバ多心ユニット30Bは、実施形態1における図10に示すのと同様、光ファイバケーブル40のスペーサ41に形成された凹溝43に収容されて用いられる。
図20(a)及び(b)並びに図21は、実施形態2に係る光ファイバ多心ユニット30Bの接続端部の構造を示す。
実施形態2に係る光ファイバ多心ユニット30Bは、例えば光ファイバケーブル40から引き出され、その先端に光コネクタ50が取り付けられて接続端部を構成する。
ここで、光ファイバ多心ユニット30Bは、先端から所定長において、樹脂バインダー31及び各光ファイバ心線10の被覆層12が剥がされ、そして、露出したn本のマルチコア光ファイバ11が、光ファイバ多心ユニット30Bにおける光ファイバ心線10の配列等の形態を維持した状態で、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の一方の第2辺11bを形成する側面と他方の第3辺11cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられ、光コネクタ50に挿入されると共に光コネクタ50に接着剤51が充填されて固定されている。その結果、光コネクタ50の接続端面において、n本のマルチコア光ファイバ11は、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の一方の第2辺11bと他方の第3辺11cとが接触し、且つ周方向に配列するように設けられている。
以上の通り、実施形態2に係る光ファイバ多心ユニット30Bによれば、n本の光ファイバ心線10は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の一方の第2辺10bを形成する側面と他方の第3辺10cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられているので、光ファイバ多心ユニット30Bの長さ方向におけるいずれの位置においても、各マルチコア光ファイバ11のコア111は所定の位置に位置付けられ、その結果、接続端部において、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の所定の側面が接触して配列するので、各マルチコア光ファイバ11を回転させてコア111の位置設定を行う必要がなく、従って、各マルチコア光ファイバ11のコア111の位置設定を容易に行うことができる。また、接続端部においては、n本のマルチコア光ファイバ11が、光ファイバ多心ユニット30Bにおける光ファイバ心線10の配列等の形態を維持した状態で、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の一方の第2辺11bを形成する側面と他方の第3辺11cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられているので、マルチコア光ファイバ11が密に実装されることとなり、それによって単位空間当たりの通信密度を高くすることができる。
その他の構成、作用効果は実施形態1と同一である。
(実施形態3)
<光ファイバ心線>
図22は、実施形態3に係る光ファイバ心線10を示す。なお、実施形態1と同一名称の部分は実施形態1と同一符号を用いて示す。この実施形態3に係る光ファイバ心線10も、例えば情報通信等の分野において大容量のデータを同時伝送する場合に用いられるものである。
実施形態3に係る光ファイバ心線10は、マルチコア光ファイバ11とそれを被覆する薄肉の被覆層12とを備える。実施形態3に係る光ファイバ心線10は、マルチコア光ファイバ11の横断面形状が矩形(四角形)であると共に、被覆層12の厚さが薄肉で且つほぼ均一であることから、マルチコア光ファイバ11と実質的に相似の矩形(四角形)の横断面形状を有する。
実施形態3に係る光ファイバ心線10及びマルチコア光ファイバ11の横断面形状の矩形は、底辺に相当する第1辺10a,11aと、その第1辺10a,11aの一端から延び第1辺10a,11aとの間に90°の内角θを形成する一方の側辺に相当する第2辺10b,11bと、第1辺10a,11aの他端から延び第1辺10a,11aとの間に第1辺10a,11a及び第2辺10b,11b間の内角θと同じ90°の内角θを形成する他方の側辺に相当する第3辺10c,11cと、上辺に相当する第4辺10d,11dとからなる。実施形態3に係る光ファイバ心線10及びマルチコア光ファイバ11の横断面形状の矩形は正方形であってもよい。なお、この矩形は、角部が尖ったものの他、角部が丸みを帯びたものも含む。
複数のコア111は、マルチコア光ファイバ11の横断面において、中心に配置されたコア111とそれを囲うように配設されたコア111とを含むことが好ましい。中心に配置されたコア111は、矩形の横断面の重心に配置されていることが好ましい。例えば、複数のコア111は、図22に示すように、重心の1個のコア111の周りに8個のコア111が矩形格子を形成して矩形を構成するように配設された9個により構成されていてもよい。また、複数のコア111は、図23(a)に示すように、重心の1個のコア111の周りに6個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設された7個により構成されていてもよい。更に、複数のコア111は、図23(b)に示すように、重心の1個のコア111の周りに6個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設され、更にその周りに12個のコア111が三角格子を形成して正六角形を構成するように配設された19個により構成されていてもよい。
この場合、コア111の識別を容易にする観点からは、中心(重心)に配置されたコア111を囲うように配設されたコア111のうちの1つを特定する識別標が設けられていることが好ましい。この識別標としては、例えば、図24に示すように、マルチコア光ファイバ11の横断面形状の矩形のいずれかの角部に設けた欠損部13が挙げられる。この識別標のコア111を基準として、正面視における時計回り又は反時計回りに番号等を付すことによりコア111の識別を容易に行うことができる。
実施形態3に係る光ファイバ心線10は、横断面形状が矩形のプリフォームPを準備し、実施形態1における図3において示すのと同様に、それを線引き機20の加熱炉21に通すことにより線引きしてマルチコア光ファイバ11を作製し、続いて、冷却されたマルチコア光ファイバ11を、コーティングダイス22に通して外周に液状の未硬化樹脂(例えば未硬化の紫外線硬化型樹脂)を加圧塗布した後、硬化装置23(例えば紫外線照射装置)に通すことで樹脂を硬化させて被覆層12を形成することにより製造することができる。
このとき、被覆層12の厚さを薄肉で且つほぼ均一にし、実施形態3に係る光ファイバ心線10の横断面形状を、マルチコア光ファイバ11の横断面形状と相似な矩形に形成する観点からは、図25に示すように、コーティングダイス22として、ファイバ挿通孔22aの外郭形状が、矩形の各辺が内側に没入した弧状に形成された形状に形成されたものを用い、液状の未硬化樹脂が表面張力により横断面形状が円形化するのを抑制することが好ましい。また、同様の観点から、硬化装置23を、コーティングダイス22の直ぐ下流側に配置することが好ましい。更に、同様の観点から、液状の未硬化樹脂の粘度を適正化することが好ましい。
<光ファイバ多心テープ>
図26は、実施形態3に係る光ファイバ多心テープ30A(光ファイバ多心構造)を示す。
実施形態3に係る光ファイバ多心テープ30Aは、実施形態3に係る光ファイバ心線10がn本集められ(図24では8本)、それらのn本の光ファイバ心線10が、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士、第3辺10cを形成する側面同士、又は一方の第2辺10bを形成する側面と他方の第3辺10cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられ、紫外線硬化型樹脂の樹脂バインダー31によって側面間が接着されて平帯状にユニット化されている。光ファイバ心線10の本数nは、2本以上であるが、好ましくは2〜12本、より好ましくは4〜8本である。
実施形態3に係る光ファイバ多心テープ30Aは、実施形態1における図6に示すのと同様、光ファイバケーブル40のスペーサ41に形成された凹溝43に収容されて用いられる。
図27(a)及び(b)並びに図28は、実施形態3に係る光ファイバ多心テープ30Aの接続端部の構造を示す。
実施形態3に係る光ファイバ多心テープ30Aは、例えば光ファイバケーブル40から引き出され、その先端に光コネクタ50が取り付けられて接続端部を構成する。
ここで、光ファイバ多心テープ30Aは、先端から所定長において、樹脂バインダー31及び各光ファイバ心線10の被覆層12が剥がされ、そして、露出したn本のマルチコア光ファイバ11が、光ファイバ多心テープ30Aにおける光ファイバ心線10の配列等の形態を維持した状態で、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11bを形成する側面同士、第3辺11cを形成する側面同士、又は一方の第2辺11bを形成する側面と他方の第3辺11cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられ、次いで、光コネクタ50に挿入されると共に光コネクタ50に接着剤が充填されて固定されている。その結果、光コネクタ50の接続端面において、n本のマルチコア光ファイバ11は、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11b同士、第3辺11c同士、又は一方の第2辺11bと他方の第3辺11cとが接触し、且つ一方向(横方向)に配列するように設けられている。
以上の通り、実施形態3に係る光ファイバ多心テープ30Aによれば、n本の光ファイバ心線10は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士、第3辺10cを形成する側面同士、又は一方の第2辺10bを形成する側面と他方の第3辺10cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられているので、光ファイバ多心テープ30Aの長さ方向におけるいずれの位置においても、各マルチコア光ファイバ11のコア111は所定の位置に位置付けられ、その結果、接続端部において、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の所定の側面が接触して配列するので、各マルチコア光ファイバ11を回転させてコア111の位置設定を行う必要がなく、従って、各マルチコア光ファイバ11のコア111の位置設定を容易に行うことができる。
<光ファイバ多心ユニット>
図29は、実施形態3に係る光ファイバ多心ユニット30B(光ファイバ多心構造)を示す。
実施形態3に係る光ファイバ多心ユニット30Bは、実施形態3に係る光ファイバ心線10がn本集められ(図29では2本)、それらのn本の光ファイバ心線10が、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士、第3辺10cを形成する側面同士、又は一方の第2辺10bを形成する側面と他方の第3辺10cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられ、また、そのn本の光ファイバ心線10からなる光ファイバ心線10群が複数行集められ、(図29では2行)、それらの複数行の光ファイバ心線10群が、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10群の対向面同士が接触し、且つ横断面において前記一方向(横方向)に直交する方向(縦方向)に積み重なるように設けられ、全体として、光ファイバ心線10がマトリクス状に配設され(図29では2本×2行の4本)、そして、それらが紫外線硬化型樹脂やシリコン樹脂等の樹脂バインダー31によって接触面間が接着されて丸帯状にユニット化されている。光ファイバ心線10の横方向の本数n及び縦方向の本数は、2本以上であるが、好ましくは2〜12本、より好ましくは4〜8本である。
実施形態3に係る光ファイバ多心ユニット30Bは、実施形態1における図10に示すのと同様、光ファイバケーブル40のスペーサ41に形成された凹溝43に収容されて用いられる。
図30(a)及び(b)並びに図31は、実施形態3に係る光ファイバ多心ユニット30Bの接続端部の構造を示す。
実施形態3に係る光ファイバ多心ユニット30Bは、例えば光ファイバケーブル40から引き出され、その先端に光コネクタ50が取り付けられて接続端部を構成する。
ここで、光ファイバ多心ユニット30Bは、先端から所定長において、樹脂バインダー31及び各光ファイバ心線10の被覆層12が剥がされ、そして、複数行の光ファイバ心線10群の各行において、露出したn本のマルチコア光ファイバ11が、光ファイバ多心テープ30Aにおける光ファイバ心線10の配列等の形態を維持した状態で、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11bを形成する側面同士、第3辺11cを形成する側面同士、又は一方の第2辺11bを形成する側面と他方の第3辺11cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられ、また、複数行のマルチコア光ファイバ11群が、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11群の対向面同士が接触し、且つ横断面において前記一方向(横方向)に直交する方向(縦方向)に積み重なるように設けられている。そして、それらのマルチコア光ファイバ11は、光コネクタ50に挿入されると共に光コネクタ50に接着剤が充填されて固定されている。その結果、光コネクタ50の接続端面において、n本のマルチコア光ファイバ11は、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の第2辺11b同士、第3辺11c同士、又は一方の第2辺11bと他方の第3辺11cとが接触し、且つ一方向(横方向)に配列するように設けられており、また、複数行のマルチコア光ファイバ11群は、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11群の対向辺同士が接触し、且つ横断面において前記一方向(横方向)に直交する方向(縦方向)に積み重なるように設けられている。
以上の通り、実施形態3に係る光ファイバ多心ユニット30Bによれば、n本の光ファイバ心線10は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10の第2辺10bを形成する側面同士、第3辺10cを形成する側面同士、又は一方の第2辺10bを形成する側面と他方の第3辺10cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において一方向(横方向)に配列するように設けられており、また、複数行の光ファイバ心線10群は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線10群の対向面同士が接触し、且つ横断面において前記一方向(横方向)に直交する方向(縦方向)に積み重なるように設けられているので、光ファイバ多心ユニット30Bの長さ方向におけるいずれの位置においても、各マルチコア光ファイバ11のコア111は所定の位置に位置付けられ、その結果、接続端部において、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の所定の側面が接触して配列するので、各マルチコア光ファイバ11を回転させてコア111の位置設定を行う必要がなく、従って、各マルチコア光ファイバ11のコア111の位置設定を容易に行うことができる。また、接続端部においては、複数行の各行において、n本のマルチコア光ファイバ11が、光ファイバ多心ユニット30Bにおける光ファイバ心線10の配列等の形態を維持した状態で、並行に延びると共に、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11の一方の第2辺11bを形成する側面と他方の第3辺11cを形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられており、また、複数行のマルチコア光ファイバ11群も、相互に隣接するマルチコア光ファイバ11群の対向辺同士が接触し、且つ横断面において前記一方向(横方向)に直交する方向(縦方向)に積み重なるように設けられているので、マルチコア光ファイバ11が密に実装されることとなり、それによって単位空間当たりの通信密度を高くすることができる。
その他の構成、作用効果は実施形態1と同一である。
本発明は、光ファイバ多心構造及びそれに用いる光ファイバ心線について有用である。
P プリフォーム
10 光ファイバ心線
10a,11a 第1辺
10b,11b 第2辺
10c,11c 第3辺
10d,11d 第4辺
11 マルチコア光ファイバ
111 コア
112 クラッド
12 被覆層
13 欠損部
20 線引き機
21 加熱炉
22 コーティングダイス
22a ファイバ挿通孔
23 硬化装置
30A 光ファイバ多心テープ(光ファイバ多心構造)
30B 光ファイバ多心ユニット(光ファイバ多心構造)
31 樹脂バインダー
40 光ファイバケーブル
41 スペーサ
42 テンションメンバー
43 凹溝
44 吸水テープ
45 引き裂き紐
46 押え巻きテープ
47 アルミテープ
48 シース
50 光コネクタ
51 接着剤

Claims (7)

  1. 複数のコアを有するマルチコア光ファイバと前記マルチコア光ファイバを被覆する被覆層と備え、横断面形状が前記マルチコア光ファイバと相似である光ファイバ心線がn本(nは2以上の整数)集められて構成された光ファイバ多心構造であって、
    前記光ファイバ心線及び前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、第1辺と、前記第1辺の一端から延び前記第1辺との間に90°未満の内角を形成する第2辺と、前記第1辺の他端から延び前記第1辺との間に前記第1辺及び前記第2辺間の内角と同じ大きさの内角を形成する第3辺と、を含む三角形又は四角形であり、
    前記n本の光ファイバ心線は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線の第2辺を形成する側面同士、又は第3辺を形成する側面同士が接触し、且つ横断面において一方向に配列するように設けられている光ファイバ多心構造。
  2. 複数のコアを有するマルチコア光ファイバと前記マルチコア光ファイバを被覆する被覆層と備え、横断面形状が前記マルチコア光ファイバと相似である光ファイバ心線がn本(nは3以上の整数)集められて構成された光ファイバ多心構造であって、
    前記光ファイバ心線及び前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、第1辺と、前記第1辺の一端から延び前記第1辺との間に90°未満の内角を形成する第2辺と、前記第1辺の他端から延び前記第1辺との間に前記第1辺及び前記第2辺間の内角と同じ大きさの内角を形成する第3辺と、を含む三角形又は四角形であり、且つ前記第2辺と前記第3辺とがなす角度が(360/n)°であり、
    前記n本の光ファイバ心線は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線の一方の第2辺を形成する側面と他方の第3辺を形成する側面とが接触し、且つ横断面において周方向に配列するように設けられている光ファイバ多心構造。
  3. 複数のコアを有するマルチコア光ファイバと前記マルチコア光ファイバを被覆する被覆層と備え、横断面形状が前記マルチコア光ファイバと相似である光ファイバ心線がn本(nは2以上の整数)集められて構成された光ファイバ多心構造であって、
    前記光ファイバ心線及び前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、第1辺と、前記第1辺の一端から延び前記第1辺との間に90°の内角を形成する第2辺と、前記第1辺の他端から延び前記第1辺との間に前記第1辺及び前記第2辺間の内角と同じ90°の内角を形成する第3辺と、を含む四角形であり、
    前記n本の光ファイバ心線は、並行に延びると共に、相互に隣接する光ファイバ心線の第2辺を形成する側面同士、第3辺を形成する側面同士、又は一方の第2辺を形成する側面と他方の第3辺を形成する側面とが接触し、且つ横断面において一方向に配列するように設けられている光ファイバ多心構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された光ファイバ多心構造において、
    前記マルチコア光ファイバは、横断面において、前記複数のコアが、中心に配置されたコアとそれを囲うように配設されたコアとを含む光ファイバ多心構造。
  5. 請求項4に記載された光ファイバ多心構造において、
    前記中心に配置されたコアを囲うように配設されたコアのうちの1つを特定する識別標が設けられている光ファイバ多心構造。
  6. 複数のコアを有するマルチコア光ファイバと前記マルチコア光ファイバを被覆する被覆層と備え、横断面形状が前記マルチコア光ファイバと相似である光ファイバ心線であって、
    前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、第1辺と、前記第1辺の一端から延び前記第1辺との間に90°以下の内角を形成する第2辺と、前記第1辺の他端から延び前記第1辺との間に前記第1辺及び前記第2辺間の内角と同じ大きさの内角を形成する第3辺と、を含む三角形又は四角形である光ファイバ心線。
  7. 請求項6に記載された光ファイバ心線において、
    前記マルチコア光ファイバの横断面形状は、nを3以上の整数として、前記第2辺と前記第3辺とがなす角度が(360/n)°である光ファイバ心線。
JP2013216466A 2013-10-17 2013-10-17 光ファイバ多心構造 Active JP6153447B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013216466A JP6153447B2 (ja) 2013-10-17 2013-10-17 光ファイバ多心構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013216466A JP6153447B2 (ja) 2013-10-17 2013-10-17 光ファイバ多心構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015079145A true JP2015079145A (ja) 2015-04-23
JP6153447B2 JP6153447B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=53010602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013216466A Active JP6153447B2 (ja) 2013-10-17 2013-10-17 光ファイバ多心構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6153447B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018008399A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 日本電信電話株式会社 光コネクタ
CN111708136A (zh) * 2020-06-29 2020-09-25 杭州富通通信技术股份有限公司 一种室外用细径光缆
JP2021026167A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 株式会社フジクラ 光コネクタ
WO2021187179A1 (ja) * 2020-03-17 2021-09-23 古河電気工業株式会社 マルチコアファイバ、マルチコアファイバリボン、マルチコアファイバの製造方法およびマルチコアファイバの処理方法
CN116577891A (zh) * 2023-07-12 2023-08-11 常熟市邦知光电科技有限公司 一种具有至少两根松套管的光纤带光缆及电力电缆
WO2023239577A1 (en) * 2022-06-07 2023-12-14 Corning Research & Development Corporation Direction independent and polarity invariant multicore fiber optic cables, cable assemblies, connector interfaces, and structured cabling systems

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11931977B2 (en) * 2022-03-31 2024-03-19 Microsoft Technology Licensing, Llc Multi-core polymer optical fibre and the fabrication thereof

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5385144U (ja) * 1976-12-15 1978-07-13
JPS5813505U (ja) * 1981-07-17 1983-01-27 日本電信電話株式会社 マルチコア光フアイバ
JPS59191003A (ja) * 1983-04-14 1984-10-30 Kimiko Ikegami 光フアイバ、光フアイバシ−トおよびイメ−ジ伝送用フアイバ装置
JPS63120205U (ja) * 1987-01-29 1988-08-03
JPH0440209U (ja) * 1990-07-31 1992-04-06
JP2014035359A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Mitsubishi Cable Ind Ltd 光ファイバ接続方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5385144U (ja) * 1976-12-15 1978-07-13
JPS5813505U (ja) * 1981-07-17 1983-01-27 日本電信電話株式会社 マルチコア光フアイバ
JPS59191003A (ja) * 1983-04-14 1984-10-30 Kimiko Ikegami 光フアイバ、光フアイバシ−トおよびイメ−ジ伝送用フアイバ装置
JPS63120205U (ja) * 1987-01-29 1988-08-03
JPH0440209U (ja) * 1990-07-31 1992-04-06
JP2014035359A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Mitsubishi Cable Ind Ltd 光ファイバ接続方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018008399A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 日本電信電話株式会社 光コネクタ
JPWO2018008399A1 (ja) * 2016-07-04 2018-11-01 日本電信電話株式会社 光コネクタ
CN109219765A (zh) * 2016-07-04 2019-01-15 日本电信电话株式会社 光连接器
US10585235B2 (en) 2016-07-04 2020-03-10 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical connector
CN109219765B (zh) * 2016-07-04 2020-07-28 日本电信电话株式会社 光连接器
JP2021026167A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 株式会社フジクラ 光コネクタ
WO2021187179A1 (ja) * 2020-03-17 2021-09-23 古河電気工業株式会社 マルチコアファイバ、マルチコアファイバリボン、マルチコアファイバの製造方法およびマルチコアファイバの処理方法
CN115136046A (zh) * 2020-03-17 2022-09-30 古河电气工业株式会社 多芯光纤、多芯光纤带、多芯光纤的制造方法及处理方法
CN111708136A (zh) * 2020-06-29 2020-09-25 杭州富通通信技术股份有限公司 一种室外用细径光缆
CN111708136B (zh) * 2020-06-29 2023-03-28 杭州富通通信技术股份有限公司 一种室外用细径光缆
WO2023239577A1 (en) * 2022-06-07 2023-12-14 Corning Research & Development Corporation Direction independent and polarity invariant multicore fiber optic cables, cable assemblies, connector interfaces, and structured cabling systems
CN116577891A (zh) * 2023-07-12 2023-08-11 常熟市邦知光电科技有限公司 一种具有至少两根松套管的光纤带光缆及电力电缆
CN116577891B (zh) * 2023-07-12 2023-09-12 常熟市邦知光电科技有限公司 一种具有至少两根松套管的光纤带光缆及电力电缆

Also Published As

Publication number Publication date
JP6153447B2 (ja) 2017-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6153447B2 (ja) 光ファイバ多心構造
WO2013099555A1 (ja) マルチコア光ファイバ
JP2015052704A (ja) 光ファイバテープ心線、光ケーブル、光ファイバコード、及びテープ心線接続方法
JP2014211512A (ja) 光ファイバコード
JP2014016530A (ja) 光ファイバテープ心線ユニットおよび光ファイバケーブル
WO2017131118A1 (ja) 光ファイバケーブル
US9453979B2 (en) Multi-core optical fiber tape
JP2011232733A (ja) 光ファイバテープ心線、光ファイバケーブル、及び光ファイバテープ心線の製造方法
JP2020024257A (ja) 光ファイバテープ心線、光ファイバケーブル、および光ファイバテープ心線の融着接続方法
JP6117445B2 (ja) 光ファイババンドル構造および光ファイバ接続構造
JP2013109172A (ja) 光ファイバユニット及び光ケーブル
JP2014016528A (ja) 光ファイバテープ心線ユニットおよび光ファイバケーブル
JP6081109B2 (ja) 多心コネクタ付テープ心線
WO2019088256A1 (ja) 光ファイバユニットおよび光ファイバケーブル
JP6105451B2 (ja) 光ファイバ多心構造の接続端部構造
JP5615854B2 (ja) 光ファイバテープ及び光ファイバケーブル
JP2013205557A (ja) 光ファイバ、及び光ファイバを製造する方法
JP2010224478A (ja) テープ状光ファイバ
JP2007025233A (ja) 多心光ファイバケーブル
JP6018688B2 (ja) 光ファイバ、及び光ファイバを製造する方法
JPWO2016084465A1 (ja) 光ファイバ、光ファイバの調芯方法およびその接続構造、テープ心線およびその製造方法
JP4522173B2 (ja) 光ケーブル
JP4252588B2 (ja) 光ファイバケーブル
JP2017032938A (ja) 光ファイバテープ心線および光ファイバケーブル
JP4297369B2 (ja) 光ファイバケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170302

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6153447

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250