JP2015078570A - 屋外構造物 - Google Patents

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【課題】屋外構造物が有する開閉可能な障子の内側に網材を備えつつも障子が開閉操作し易い屋外構造物を提供する。【解決手段】互いに隣接するとともに交差するように配置された2つの窓ユニット、及び、2つの窓ユニットとそれぞれ並設される2つの網材ユニット、を有し、一方の前記窓ユニットが有する障子と、並設された一方の前記網材ユニットが有する網材とは、いずれも閉じた状態で、開閉操作するための開閉操作部が、窓枠が接合されている側に配置されるとともに、開閉操作部を移動させて開放され、一方の並設枠に設けられた網材を開いたときに、窓枠が備える障子の開閉操作部が屋内側に露出される。【選択図】図5

Description

本発明は、建物の外壁と隣接して設置され前記外壁とともに屋外と区画される空間を形成する屋外構造物に関する。
屋外構造物としては、建物の外壁に接する屋根部と前面壁部及び側面壁部を有し、前面壁部及び側面壁部の下部を基盤に取付けるようにして設置され、前面壁部と側面壁部とがガラス板、樹脂板などで形成された、例えばサンルームなどの屋外構造物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5015084号公報
上記のような屋外構造物の中には、前面壁部及び側面壁部が開閉可能に形成されており、前面壁部及び側面壁部に開閉操作を行うための開閉操作部が設けられているものがある。また、前面壁部及び側面壁部が開閉可能であるため、前面壁部及び側面壁部を開けた際に形成される開口を覆う網材を前面壁部及び側面壁部の内側に開閉可能に設けることが望まれている。このような網材が、前面壁部及び側面壁部の各々の内側に開閉可能な網材が設けられている場合には、網材側の枠体と、前面壁部及び側面壁部の開閉操作部とが重なってしまい、操作性が悪くなるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、屋外構造物が有する開閉可能な障子の内側に網材を備えつつも障子が開閉操作し易い屋外構造物を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明は、建物の外壁と隣接して設置され前記外壁とともに屋外と区画される空間を形成する屋外構造物であって、屋外との境界に配置され互いに交差する方向に配置されて接合された2つの窓枠と、各々の前記窓枠が形成する窓開口を開閉自在に設けられた障子と、を有する2つの窓ユニット、及び、区画された前記空間の屋内側にて前記2つの窓ユニットにそれぞれ並べて取り付けられる並設枠と、前記並設枠が形成し前記窓開口とともに屋内外を連通する枠開口を開閉自在に設けられた網材と、を有する2つの網材ユニット、を有し、前記2つの窓ユニットのうちの一方の前記窓ユニットが有する前記障子は、閉じた状態で当該障子を開閉操作するための開閉操作部が、前記窓枠が接合されている側に配置され、前記開閉操作部を前記接合されている側から離れる方向に移動されて前記窓開口が開放され、一方の前記並設枠は、前記接合されている側の端部が、他方の前記並設枠と当該一方の並設枠に取り付けられた前記窓枠との間に配置され、前記一方の並設枠に設けられた前記網材を開いたときに、前記開閉操作部が屋内側に露出されることを特徴とする屋外構造物である。
このような屋外構造物によれば、一方の並設枠の接合されている側の端部は、他方の並設枠と一方の並設枠に取り付けたれた窓枠との間に配置されるので、一方の並設枠は、他方の並設枠が取り付けられている窓枠との間に他方の並設枠が介在されない。このため、一方の並設枠は、より他方の並設枠が取り付けられている窓枠側に配置され、一方の並設枠が取り付けられている窓枠との重なる部分をより小さくすることが可能である。また、一方の並設枠に設けられた網材を開いたときに、窓枠が備える障子の開閉操作部が屋内側に露出されるので、窓枠が備える障子の開閉操作部を容易に操作することが可能である。すなわち、屋外構造物の内側に網材を備えつつも開閉操作し易い屋外構造物を提供することが可能である。
かかる屋外構造物であって、前記障子は、閉じるときに屋外側に突出しつつ折り重なる折戸をなしていることが望ましい。
このような屋外構造物によれば、開閉操作により障子は閉じるときに屋外側に突出しつつ折り重なるので、障子を開く際に障子が網材側に突出しない。このため、網材は開閉操作の邪魔にならないので、滑らかに開閉操作することが可能である。
本発明によれば、屋外構造物が有する開閉可能な障子の内側に網材を備えつつも障子が開閉操作し易い屋外構造物を提供することが可能である。
本実施形態の一例であるサンルームを正面から見た外観図である。 本実施形態の一例であるサンルームを側面から見た外観図である。 サンルームの屋根材を外した状態を示す平面図である。 折戸及び網材を示す横断面図である。 正面の折戸ユニット及び網材ユニットと側面の折戸ユニット及び網材ユニットとの接合部を示す横断面図である。 正面の折戸ユニット及び網材ユニット並びに側面の折戸ユニット及び網材ユニットを示す縦断面図である。 図5におけるA部の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係る屋外構造物について図面を参照して説明する。
本実施形態においては、本発明にかかる屋外構造物として、屋根や壁面がガラスや樹脂板で形成されたサンルーム1を例に挙げて説明する。本実施形態のサンルーム1は、図1〜図3に示すように、建物の外壁2と隣接して設置され外壁2から屋外側に向かって張り出して設けられており、サンルーム1内は長方形状の床3が設けられ屋内の例えば居室と繋がっている。
以下の説明では、サンルーム1を、当該サンルーム1が張り出している外壁2に向かって見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる壁面に沿う方向を左右方向または壁面方向、屋内外となる方向を奥行き方向として示す。尚、サンルーム1を構成する各部材は、単体として説明する場合であっても、サンルーム1と同様に上下方向、左右方向、奥行き方向等となる方向にて方向を特定して説明する。また、長方形状をなす床材の長辺側をサンルーム1の正面と称し、短辺側を側面と称する。
本実施形態のサンルーム1は、外壁2とともに屋外と区画された空間Sを形成し、開閉可能な障子5を備えるサンルーム本体10と、サンルーム本体10の内側に設けられ障子5が開かれて形成される窓開口29aを開放可能に覆う網57を備える網材ユニット50、54と、を備えている。
サンルーム本体10は、サンルーム1の骨組みをなし開閉可能な窓開口29aを形成するフレーム11と、サンルーム1の床をなす床材9と、床材9の上方を覆う屋根材20と、フレーム11にて形成された開口に設けられ折戸7、8を有する窓ユニットとしての折戸ユニット24、25と、サンルーム1において屋根材20及び折戸ユニット24、25が設けられない部位に嵌め込まれる樹脂製(例えば、ポリカーボネート)の板材41と、を有している。
フレーム11は、建物の外壁2から屋外側に間隔を隔てて設けられる2本の柱12と、2本の柱12の上端部間に掛け渡される正面上横材13と、奥行き方向において各柱12と各々対向して外壁2に固定された2本の外壁縦材14と、居室の床面とほぼ同じ高さにて2本の柱12間に掛け渡される正面下横材15と、居室の床面とほぼ同じ高さにて壁面方向において対向し柱12と外壁縦材14とに掛け渡される側面下横材16と、正面上横材13とほぼ同じ高さにて、対向している柱12と外壁縦材14とに掛け渡される側面上横材17と、外壁2に壁面方向に間隔を隔てて外壁に設けられた外壁縦材14の下端部間に掛け渡される外壁横材(不図示)と、正面下横材15の壁面方向における中央にて正面下横材15を支持する束材19と、を有している。柱12は、水平断面が正方形状をなす角パイプ状の部材である。
床材9は、正面下横材15と左右2本の側面下横材16、及び、外壁横材に囲まれる領域に設けられた大引や根太上に設けられる長方形状をなす板状の部材である。
屋根材20は、正面上横材13と外壁2との間に、外壁2から張り出す方向に向かって高さが低くなる傾斜をなしている。屋根材20は、床材9の上方を覆う樹脂板21と、樹脂板21の周縁を全周に亘って収容する屋根枠材22と、屋根枠材22間に掛け渡されて樹脂板21を支持する支持枠23と、を有している。屋根材20の外壁2側の屋根枠材22は、外壁2に接合されるとともにシールされており、外壁2側の屋根枠材22の壁面方向における両端部は、側面上横材17より上方に延出されている外壁縦材14の上縁に接合されている。
サンルーム1の正面にて、フレーム11の2本の柱12と正面上横材13及び正面下横材15にて囲まれた領域、及び、側面にて、柱12、外壁縦材14、側面下横材16および側面上横材17にて囲まれた領域には、それぞれ折戸ユニット24、25が設けられている。ここで、サンルーム1の正面に設けられた折戸ユニット24及び側面に設けられた折戸ユニット25は、各々屋外との境界に配置され、互いに隣接するとともに交差するように配置されている。
サンルーム1には、正面に2枚の障子5が、図4に示すように、ヒンジ5aにより折り畳み自在に接合された2枚折戸7と、4枚の障子5が隣り合う障子同士がヒンジ5aにより折り畳み自在に接合された4枚折戸8と、を有し、側面に2枚折戸7がそれぞれ設けられている。
正面に設けられる折戸ユニット24は、2枚折戸7と、4枚折戸8と、正面上枠26、正面下枠27および正面縦枠28が矩形状に枠組みされて正面の窓開口29aを形成する窓枠としての正面枠材29とを有している。ここで、正面の折戸ユニット24及び側面の折戸ユニット25の縦断面は同じなので、折戸ユニット24、25の縦断面を図6に示し、図6においては、折戸ユニット24、25の符号を並記する。
2枚折戸7と4枚折戸8とに用いられる各障子5は、板ガラス5bの周端部が矩形状に形成された框5cに収容されて形成されている。ヒンジ5aによって連結された2枚折戸7及び4枚折戸8の、最も戸先側に位置する障子5の戸先框5dには、2枚折戸7及び4枚折戸8を開閉操作するための開閉操作部5eが、2枚折戸7及び4枚折戸8を閉じた状態でサンルーム1の内側(以下、屋内側という)に配置されるように設けられている。
正面上枠26は正面上横材13の下面に固定され、正面下枠27は正面下横材15の上面に固定され、正面縦枠28は、左右の柱12の互いに対向する面にそれぞれ固定されている。
側面に設けられる折戸ユニット25は、2枚折戸7と、側面上枠30、側面下枠31および側面縦枠32が矩形状に枠組みされて側面の窓開口33aを形成する窓枠としての側面枠材33と、を有している。側面上枠30は側面上横材17の下面に固定され、側面下枠31は側面下横材16の上面に固定され、2本の側面縦枠32は柱12または外壁縦材14の互いに対向する面に固定されている。
すなわち、互いに隣接するとともに交差するように配置された正面の折戸ユニット24が有する正面枠材29と側面の折戸ユニット25が有する側面枠材33とは、柱12を介してほぼ直角に接合されている。
図6に示すように、正面上枠26には、2枚折戸7、4枚折戸8が備える各障子5の上端に設けられた上係合部7a、8aが案内されるガイド溝26aが設けられ、側面上枠30には、2枚折戸7が備える各障子5の上端に設けられた上係合部7aが案内されるガイド溝30aが設けられている。正面下枠27には、各障子5の下端に設けられた下係合部7b、8bが案内されるレール27aが設けられ、側面下枠31には、各障子5の下端に設けられた下係合部7bが案内されるレール31aが設けられている。
正面枠材29が備える正面縦枠28及び側面枠材33が備える側面縦枠32は、いずれも押出成形部材であり、左右の正面縦枠28及び左右の側面縦枠32は同一の部材を、左右を反転させて用いられている。
図5、図7に示すように、正面縦枠28は、上下方向に連通する中空部をなし断面が長方形状の縦枠本体28aと、縦枠本体28aの長方形の長辺となる面を形成する2つの部位のうち柱12側の柱側壁部28bが屋内側に向かって延出された延出部28cと、柱側壁部28bから突出されて柱12に当接される突起28dと、延出部28cの屋内側の縁から2本の柱12間の中央側に向かって延出され屋内に臨む面をなす内向延出部28eと、縦枠本体28aの柱側壁部28bと対向する中央側壁部28fの屋外側に障子5に当接されるエアタイト材42が取り付けられるエアタイト材取付部28gと、を有している。
内向延出部28eは、縦枠本体28aの長方形の短辺側の幅と同じ第1内向壁部28hと、第1内向壁部28hより屋外側にて第1内向壁部28hとほぼ平行をなす第2内向壁部28iと、第2内向壁部28iの屋外側に障子5に当接されるエアタイト材43が取り付けられるエアタイト材取付部28jとが設けられている。
柱12に固定された正面縦枠28の中央側壁部28fに、2枚折戸7及び4枚折戸8に設けられた最も戸尻側の戸尻框5fに設けられたヒンジ5aが固定される。この正面縦枠28は、側面枠材33の側面縦枠32としても用いられ、側面枠材33では、柱12と外壁縦材14とにそれぞれ固定され、外壁縦材14に固定された側面縦枠32の中央側壁部32fに、2枚折戸7に設けられた最も戸尻側の戸尻框5fに設けられたヒンジ5aが固定される。以下の説明において、側面縦枠32の正面縦枠28と対応する部位を示す際には、側面縦枠32を示す番号「32」に正面縦枠28と同じアルファベットを付しして示す。
正面に設けられた2つの折戸7、8は、2枚折戸7が向かって左側の柱12に戸尻側の障子5が固定され、4枚折戸8が向かって右側の柱12に戸尻側の障子が固定されている。そして、2つの折戸7、8を閉じた際には、2枚折戸7の戸先框5dと4枚折戸8の戸先框5dとが近接又は当接して対向するように構成されている。
側面にそれぞれ設けられた2枚折戸7は、建物の外壁2側に戸尻側の障子5が固定され、2枚折戸7を閉じた際には、2枚折戸7の戸先框5dが柱12に固定された側面縦枠32に当接されるように構成されている。
2枚折戸7および4枚折戸8は、各々戸先側の障子5の戸先框5dに設けられた開閉操作部5eを、戸尻框5fが固定されている障子5側に移動することにより、上係合部7aが正面上枠26及び側面上枠30のガイド溝26a、30aに沿って、下係合部7bが正面下枠27及び側面下枠31のレール27a、31aに沿って移動する際に、2枚折戸7は、2枚の障子5の接合部が、4枚折戸8は、ヒンジ5aにより連結された状態でいずれかの端から1枚目と2枚目の障子5及び3枚目と4枚目の障子5の接合部が、サンルーム1の外側(以下、屋外側という)に向かって突出しつつ折り重なるように折り畳まれて開放される。
サンルーム1において屋根材20及び折戸ユニット24、25が設けられない、屋根材20の左右端をなし奥行き方向に配置された屋根枠材22と、側面上横材17と、外壁縦材14の上側端部にて囲まれた部位に板材41が嵌め込まれている。
網材ユニット50、54は、正面枠材29の内側に並設される正面網材ユニット50と、2つの側面枠材33の内側にそれぞれ並設される2つの側面網材ユニット54とである。正面の網材ユニット50は、並設された折戸ユニット24が有する2枚折戸7及び4枚折戸8の幅に、展張されたときの幅が合わせられた2つの網材56を有しており、側面の網材ユニット54とは、並設された折戸ユニット25が有する2枚折戸7の幅に、展張されたときの幅が合わせた網材56を有している。また、正面の網材ユニット50が有して窓開口29aとともに屋内外を連通する正面の枠開口51aを形成する並設枠としての正面網枠51と、側面の網材ユニット54が有して窓開口33aと連通する側面の枠開口55fを形成する並設枠としての側面網枠55とは幅のみが相違し、2枚折戸7側の網材56と4枚折戸8側の網材56とは、各々に設けられた網57の幅のみが相違している。ここで、サンルーム1の左右に設けられる2つの側面網材ユニット54は、左右が反転した対称の形状をなしている。
側面網材ユニット54は、側面枠材33における屋内側に、枠固定片60及び補助枠61を介して取り付けられている。
枠固定片60は、側面枠材33において、屋内に臨む面、具体的には側面枠材33が有する2つの側面縦枠32の第1内向壁部32eにそれぞれ当接され、上下方向において側面縦枠32の全域に設けられる板状の当接部60aと、当接部60aの奥行き方向における両端からそれぞれ内側に向かって突出された突片60bとを有している。この枠固定片60は、上下方向において適宜間隔を隔てて複数のビスにて側面縦枠32の第1内向壁部32eに固定される。
補助枠61は、断面が長方形状をなす中空の枠本体61aと、枠本体61aの断面において長方形の長辺となる面を形成する2つの部位が枠本体61aの一方側に延出され、その先端に枠固定片60の突片60bと嵌合する嵌合片61bと、を有している。枠本体61aの断面において長方形の長手となる面を形成する2つの長辺部61c、61dのうちの一方の長辺部61cには、表面から内側に向かって凹設されたビス螺合凹溝61eが形成されており、ビス螺合凹溝61eの外側と、他方の長辺部61dとがリブ61fにより連結されている。枠本体61aの断面において長方形の短辺側の幅は、正面縦枠28及び側面縦枠32が有する縦枠本体28a、32aがなす長方形の短辺方向の幅とほぼ同じに形成されている。
補助枠61は、側面枠材33の側面縦枠32に固定された枠固定片60の突片60bに、嵌合片61bが嵌合されることにより取り付けられる。側面縦枠32に枠固定片60を介して取り付けられた補助枠61は、側面縦枠32の柱側壁部32bと補助枠61の柱12側の長辺部61dとがほぼ直線状に配置され、側面縦枠32の中央側壁部32fと外壁2側の長辺部61cとがほぼ直線状に配置される。2つの側面縦枠32に固定された枠固定片60を介して取り付けられた2つの補助枠61は、各々に設けられたビス螺合凹溝61eが対向するように配置される。また、2つの側面縦枠32に取り付けられた2つの補助枠61の上端部は、側面上横材17に取り付けられた補助枠61と接合されている。また、2つの側面縦枠32に取り付けられた2つの補助枠61の下端は、下補助枠62と接合されている。下補助枠62は、図6に示すように、床材9と正面下横材15及び側面下横材16に跨って床材9上に取り付けられ、その上に下網枠55cが固定されている。
側面網材ユニット54は、三方を囲む補助枠61及び下補助枠62に固定される側面網枠55と、側面網枠55に案内されて開閉可能に設けられた網材56と、を有している。
網材56は、奥行方向に沿って展張可能につづら折りされたシート状の網57と、網57の奥行方向における両端に上下方向に沿って網57が固定される2つの端部縦材58、59と、を有している。網材56が有する2つの端部縦材58、59のうち、網57の外壁2側の端が固定されている壁側端部縦材58は、側面網枠55の縦網枠55bに嵌合される嵌合部58aを備え、網57の柱12側の端が固定されている柱側端部縦材59は、側面網枠55に案内されて奥行き方向に移動可能に形成されている。このため、柱側端部縦材59の下端には、下補助枠62に固定された後述する下網枠55cに設けられ壁面方向に沿う溝に沿って摺動するスライダー59aが設けられている。
側面網枠55は、側面上横材17に取り付けられた補助枠61にビス止めされる上網枠55aと、2つの側面縦枠32に取り付けられた補助枠61にビス止めされる2つの縦網枠55bと、下補助枠62にビス止めされる下網枠55cとで矩形状に形成されている。上網枠55aは、下方側に開放され網材56の上端部分が収容されるように断面がほぼコ字状をなす部材であり、網材56の開閉操作により、網材56の上端部分が上網枠55aに入り込んだ状態で柱側端部縦材59が上網枠55aに案内されつつ移動する。
側面網枠55の柱側の縦網枠55bは、補助枠61のビス螺合凹溝61eに螺合されるビスにて固定された状態で内周側に柱側端部縦材59の先端が入り込むスリット55dが設けられている。側面網枠55の外壁2側の縦網枠55bは、壁側の補助枠61のビス螺合凹溝61eに螺合されるビスにて固定された状態で壁側端部縦材58に設けられた嵌合部58aが嵌合される嵌合片55eが内周側に配置されている。側面網枠55の下網枠55cは、上方側に開放され網材56の下端部分が収容される下端部収容部55gを有し、下面に、網材56に設けられ前述したスライダー59aが案内され壁面方向に沿う溝55hを備えている。
網材56の柱側端部縦材59に設けられた開閉凹部59bに指を掛けて網57を展張しつつ柱側端部縦材59を奥行き方向の屋外側に移動して、柱側端部縦材59を柱12側の縦網枠55bに当接させることにより網57にて枠開口55fを覆い、柱側端部縦材59を奥行き方向の屋内側に移動して枠開口55fを開放する。
側面縦枠32の中央側壁部32fと外壁2側の長辺部61cとは、ほぼ直線状に配置されているので、網材56を開いた状態では、柱12側の縦網枠55bだけが側面縦枠32に取り付けられた補助枠61の内周側に突出しており、補助枠61と2枚折戸7の開閉操作部5eとは壁面方向及び奥行き方向にいずれも間隔を隔てて配置されている。このため、網材56を開いた状態では、開閉操作部5eが屋内側に露出され、屋内側において開閉操作部5eの周りには、開閉操作する手が入り込む十分な空間が設けられている。
このようにサンルーム1の側面において側面網材ユニット54は、奥行き方向となる柱12と外壁2との間のほぼ全域に亘って設けられている。すなわち、側面縦枠32に取り付けられた柱12側の補助枠61は、正面網材ユニット50の正面枠材29に近接して設けられている。このため、正面網材ユニット50は、補助枠61を左右の側面網材ユニット54の間に配置されるように、正面枠材29との間に延出アタッチメント63を介して取り付けられている。延出アタッチメント63は、正面縦枠28の第1内向壁部28hに固定される固定部63aと、固定部63aより2本の柱12間の中央側に配置され補助枠61が嵌合される延出嵌合部63bと、固定部63aと延出嵌合部63bとを繋ぐ延出連結部63cと、連結部63cのほぼ中央から屋外側に突出し正面縦枠28のエアタイト材取付部28jに沿って位置して連結部63cを補強する補強部63dと、を有している。
本実施形態のサンルーム1によれば、側面網材ユニット54が有する側面網枠55の柱12側の端部は、正面網材ユニット50と正面枠材29に並設された正面網枠51との間に配置されるので、側面網枠55は、正面網枠51に並設された正面枠材29との間に正面網枠51が介在されない。このため、側面網枠55は、より正面網枠51に並設された正面枠材29側に配置され、側面網枠55に並設された側面枠材33と重なる部分をより小さくすることが可能である。また、側面網枠55に設けられた網材56を開いたときに、側面枠材33が備える障子5の開閉操作部5eが屋内側に露出されるので、側面枠材33が備える障子5の開閉操作部5eを容易に操作することが可能である。すなわち、サンルーム1の屋内側に網材56を備えつつも開閉操作し易いサンルーム1を提供することが可能である。
また、障子5は窓開口29aを開放するように開かれる際に屋外側に突出しつつ折り重なるので、障子5を開く際に障子5が網材56側に突出しない。このため、網材56は開閉操作の邪魔にならないので、滑らかに開閉操作することが可能である。
上記実施形態においては、正面と両側面に折戸ユニット24、25と網材ユニット50、54とが設けられたサンルーム1を例に挙げて説明したが、正面と一方の側面に折戸ユニットと網材ユニットとが設けられたサンルームであっても構わない。
また、上記実施形態においては、障子5が備える面材をガラス製としたが樹脂製であっても構わず、屋根材20及び折戸ユニット24、25が設けられない部位に嵌め込まれる板材41を樹脂製としたがガラス製であっても構わず、また必ずしも透光性を有していなくとも構わない。
上記実施形態においては、網材56が備える網57が折り畳まれている例について説明したが、これに限らずロール状に巻かれた網であっても構わない。
上記実施形態においては、折戸7、8を有する窓ユニットを例に挙げて説明したが、これに限らず、引き違い障子などであっても構わない。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 サンルーム、5 障子、5e 開閉操作部、7 2枚折戸、8 4枚折戸、
12 柱、24 正面の折戸ユニット、25 側面の折戸ユニット、29 正面枠材、
29a 窓開口、33 側面枠材、33a 窓開口、50 正面網材ユニット、
51 正面網枠、51a 枠開口、54 側面網材ユニット、55 側面網枠、
55b 縦網枠、55f 枠開口、56 網材、
S 区画された空間

Claims (2)

  1. 建物の外壁と隣接して設置され前記外壁とともに屋外と区画された空間を形成する屋外構造物であって、
    屋外との境界に配置され互いに交差する方向に配置されて接合された2つの窓枠と、各々の前記窓枠が形成する窓開口を開閉自在に設けられた障子と、を有する2つの窓ユニット、及び、
    区画された前記空間の屋内側にて前記2つの窓ユニットにそれぞれ並べて取り付けられる並設枠と、前記並設枠が形成し前記窓開口とともに屋内外を連通する枠開口を開閉自在に設けられた網材と、を有する2つの網材ユニット、
    を有し、
    前記2つの窓ユニットのうちの一方の前記窓ユニットが有する前記障子は、閉じた状態で当該障子を開閉操作するための開閉操作部が、前記窓枠が接合されている側に配置され、前記開閉操作部を前記接合されている側から離れる方向に移動されて前記窓開口が開放され、
    一方の前記並設枠は、前記接合されている側の端部が、他方の前記並設枠と当該一方の並設枠に取り付けられた前記窓枠との間に配置され、前記一方の並設枠に設けられた前記網材を開いたときに、前記開閉操作部が屋内側に露出されることを特徴とする屋外構造物。
  2. 請求項1に記載の屋外構造物であって、
    前記障子は、閉じるときに屋外側に突出しつつ折り重なる折戸をなしていることを特徴とする屋外構造物。
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