JP2015078148A - シロアリ駆除剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】
シロアリ駆除組成物、および当該シロアリ駆除組成物を用いてシロアリを防除する方法を提供する。
【解決手段】
直径5cmのろ紙つきシャーレ内に、ヤマトシロアリの卵エキスと殺虫活性成分を塗布した直径0.4〜0.6mmのガラスビーズ20個およびヤマトシロアリの卵5個をばらばらに配置させて、健康なヤマトシロアリ職蟻10頭をこのシャーレ内に放虫したとき、放虫24時間後に上記のガラスビーズとヤマトシロアリの卵が一緒になった卵塊が形成され、さらに放虫2週間後におけるヤマトシロアリ職蟻の死虫率が80%以上である殺虫活性成分であり、かつこの殺虫活性成分0.2μg含有するメタノール溶液1μLを健康なヤマトシロアリ職蟻の口器部分に投与してから直径5cmのろ紙つきシャーレ内に放虫するとき、放虫後2週後にヤマトシロアリ職蟻の死虫率が100%になる殺虫活性成分を含有することを特徴とするシロアリ駆除組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、シロアリ駆除・防除のためのシロアリ駆除組成物およびシロアリ防除方法に関する。
現在、主に実用化されているシロアリ駆除法としては、カーバメート系化合物、ピレスロイド系化合物等の殺虫活性成分を含有する製剤をシロアリで被害を受けた箇所やシロアリが家屋に侵入する箇所等に散布する方法およびベンゾイルウレア系化合物等の昆虫成長制御剤を餌に混入してシロアリに摂食させてシロアリ駆除を行うベイト工法が挙げられる。後者のベイト工法では、限定的に薬剤を使用するので環境を汚染しないという長所がある反面、シロアリを駆除するのに2,3か月もかかるという欠点があった。
近年、殺虫活性成分をシロアリ巣の中枢に効率よく運搬させる方法として、擬似卵運搬によるシロアリ駆除法(以下、本シロアリ駆除法という)が開示されており、本シロアリ駆除法に適用するためのシロアリ駆除組成物が開示されている。これによれば、擬似卵の運搬を阻害しない範囲でピレスロイド化合物、有機リン化合物、カーバメート化合物等の殺虫活性成分を使用できると記載されている。しかしながら、実際に適用できる殺虫活性成分については、具体的にどのような殺虫活性成分が適するのか、またその薬量範囲についても明らかにされていなかった。
特開2000−342149号公報 特開2008−194007号公報
「創立五十年誌」、第5章防除技術の変遷、社団法人日本しろあり対策協会、平成21年3月25日発行、p31−35
そこで、手間と時間のかかるシロアリ巣を用いずに、簡便に本シロアリ駆除法に適する殺虫活性成分を選別することのできる試験方法で見出された殺虫活性成分を、本シロアリ駆除法に用いられる擬似卵の基材に塗布または含有するシロアリ駆除組成物、および当該シロアリ駆除組成物を用いてシロアリを防除する方法を提供することが本発明の課題である。
したがって、本発明は、
(1)直径5cmのろ紙つきシャーレ内に、ヤマトシロアリの卵エキスと殺虫活性成分を塗布した直径0.4〜0.6mmのガラスビーズ20個およびヤマトシロアリの卵5個をばらばらに配置させて、健康なヤマトシロアリ職蟻10頭をこのシャーレ内に放虫したとき、放虫24時間後に、上記のガラスビーズとヤマトシロアリの卵が一緒になった卵塊が形成され、さらに放虫2週間後におけるヤマトシロアリ職蟻の死虫率が80%以上である殺虫活性成分であり、かつこの殺虫活性成分0.2μg含有するメタノール溶液1μLを、健康なヤマトシロアリ職蟻の口器部分に投与してから、直径5cmのろ紙つきシャーレ内に放虫するとき、放虫後2週後にヤマトシロアリ職蟻の死虫率が100%になる殺虫活性成分を含有することを特徴とするシロアリ駆除組成物、
(2)上記(1)の殺虫活性成分を疑似卵用の基材に塗布または含有した疑似卵であることを特徴とするシロアリ駆除組成物、
(3)殺虫活性成分が、(EZ)−2’―[2−(4−シアノフェニル)−1−(α,α,α―トリフルオロ−m−トリル)エチリデン]−4−(トリフルオロメトキシ)カルバニロヒドラジド、3−ヨード−N’−(2−メシル−1,1−ジメチルエチル)−N−{4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−o−トリル}フタルアミドまたは5−アミノ−1−[2,6−ジクロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−シアノ−4−[(トリフルオロメチル)スルフィニル]ピラゾールのいずれか1種類以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のシロアリ駆除組成物、
(4)シロアリ職蟻1頭を殺すのに必要な殺虫活性成分量の0.002〜500倍量を疑似卵用の基材1粒当たりに塗布または含有することを特徴とする請求項2または3に記載のシロアリ駆除組成物、
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のシロアリ駆除組成物を用いて、シロアリを防除するシロアリ防除方法、
を提供するものである。
本発明によれば、最適な殺虫活性成分を見出すことができ、この見出された殺虫活性成分を擬似卵の基材に塗布または含有するシロアリ駆除組成物を用いることで確実にシロアリを防除できる。
本シロアリ駆除法に適する殺虫活性成分は、そのまま擬似卵の基材に塗布または含有させることが困難であるため、シロアリに対し擬似卵の運搬を阻害させない溶剤による希釈剤か、特殊な製剤にすることが望ましい。
そのような溶剤として、例えば、水、N,N−ジメチルホルムアミド、エタノール、メタノール、グリセリン等のグリコール系溶剤、シリコーンオイル等のシリコン系溶剤等が挙げられるが、シロアリに対して擬似卵の運搬を阻害させない溶剤であればよい。
擬似卵の運搬を阻害させない特殊な製剤としては、乳剤、水性乳剤、活性成分の微粉末や微粒子分を分散剤や増粘剤等で水中に分散させた水性懸濁剤、微粒子や微粉末を溶剤で溶解させて、ウレタン等の高分子樹脂で有効成分を包み込み、その粒子を分散剤、増粘剤等を配合させて水中に分散させるマイクロカプセル製剤等が挙げられる。
本発明の駆除の対象となるシロアリの種類は、世界中で木材類、紙類、家屋・ビル類、堤防、森林、農作物、配管・ケーブル類等を加害するシロアリ目に属するシロアリ類すべてに適用できる。
本発明に適用できる具体的な殺虫活性成分としては、例えば(EZ)−2’―[2−(4−シアノフェニル)−1−(α,α,α―トリフルオロ−m−トリル)エチリデン]−4−(トリフルオロメトキシ)カルバニロヒドラジド(一般名メタフルミゾン)、3−ヨード−N’−(2−メシル−1,1−ジメチルエチル)−N−{4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−o−トリル}フタルアミド(一般名フルベンジアミド)、5−アミノ−1−[2,6−ジクロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−シアノ−4−[(トリフルオロメチル)スルフィニル]ピラゾール(一般名フィプロニル)を挙げることができるが、これら以外の殺虫活性成分についても請求項1の試験を満足する殺虫活性成分であればよい。
本シロアリ駆除法に適する殺虫活性成分を擬似卵用の基材に塗布または含有する薬量の範囲としては、疑似卵用の基材1粒当たり、シロアリ職蟻1頭を殺すのに必要な薬量の0.002〜500倍、好ましくは0.02〜50倍量の範囲であることが好ましい。疑似卵用の基材としては、直径0.25〜0.6mmの球形粒子を用いることができ、直径0.4〜0.6mmが好ましい。球形粒子は真球状である必要はなく、楕円体であっても良い。材質としては特に限定されないが、ガラス、プラスチック、セラミック等を使用することができ、これらの中でガラス製が好ましく、ガラスビーズが好適に使用できる。疑似卵とは、殺虫活性成分とシロアリの卵エキスを塗布または含有させた粒子である。
本シロアリ駆除法に適用できるシロアリ駆除剤を用いてシロアリを防除するシロアリ防除方法としては、シロアリの生息場所、シロアリが食害している木材、シロアリの通り道である蟻道の中等に投与することでシロアリを確実に防除することができる。
以下に実地例を示して本発明をさらに具体的かつ詳細に説明するが、実施例はあくまでも例示説明であり、本発明を限定するものではない。
(実施例1)
本願のシロアリ駆除組成物を以下のようにして調製した。
アクセル(登録商標)フロアブル(有効成分メタフルミゾン)25%含有、日本農薬株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が25.0、5.0、0.5、0.25または0.05重量%となるように調整した水希釈液1gを底部直径2cm高さ2.5cmのビーカー内にある5万個の直径0.4〜0.6mmのガラスビーズに滴下し、充分に攪拌させた。そこに、卵認識フェロモンとして、ヤマトシロアリの卵5個とグリセン10%含有水溶液1gを加えて、さらに充分に攪拌させることにより、擬似卵1粒当たりメタフルミゾン5.0、1.0、0.1、0.05または0.01μgを含有する本シロアリ駆除法に用いられるシロアリ駆除組成物を得た。
(実施例2)
アジェンダ(登録商標)SC(有効成分フィプロニル9.1%含有、バイエルクロップサイエンス株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が0.15、0.05または0.01重量%となるように調整した水希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分0.03、0.01または0.002μgを含有するシロアリ駆除組成物を得た。
(実施例3)
フェニックス(登録商標)顆粒水和剤(有効成分フルベンジアミド20%含有、日本農薬株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が0.5または0.25重量%となるように調整した水希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分0.1または0.05μgを含有するシロアリ駆除組成物を得た。
(比較例1)
プレオ(登録商標)フロアブル(有効成分:ピリダリル10%含有製剤、住友化学株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が10、5または1重量%となるように調整した水希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分2.0、1.0または0.2μgを含有する比較例のシロアリ駆除組成物を得た。
(比較例2)
ヒドラメチルノン20重量部、ニューカルゲンFS−26(竹本油脂株会社製)5重量部、イオン交換水50重量部を混合し、グレンミルによって120分間粉砕した。さらにケルザンS(ケルコ社製)0.25重量部、イオン交換水24.75重量部を加えて30分間攪拌することにより、ヒドラメチルノン20重量%含有する製剤を得た。この製剤を水で希釈して、有効成分含量が5.0、2.5または0.25重量%となるように調整した水希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分1.0、0.5または0.05μgを含有する比較例のシロアリ駆除組成物を得た。
(比較例3)
ステルス(登録商標)SC(有効成分:クロルフェナピル21%含有製剤、BASFジャパン株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が1.0、0.5または0.1重量%となるように調整した水希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分0.2、0.1または0.02μgを含有する比較例のシロアリ駆除組成物を得た。
(比較例4)
ミケブロック(登録商標)(有効成分ジノテフラン20%含有、三井化学アグロ株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が0.1、0.05、0.01重量%となるように調整した水希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分0.02、0.01または0.002μgを含有する比較例のシロアリ駆除組成物を得た。
(比較例5)
アペリオン(登録商標)「ES」(有効成分インドキサカルブ14.5%含有、住化エンビロサイエンス株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が0.1、0.05または0.01重量%となるように調整した希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分0.02、0.01または0.002μgを含有する比較例のシロアリ駆除組成物を得た。
(比較例6)
サイゴー乳剤「ES」(有効成分ペルメトリン10.0%含有、住化エンビロサイエンス株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が0.1、0.05または0.01重量%となるように調整した希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分0.02、0.01または0.002μgを含有する比較例のシロアリ駆除組成物を得た。
(比較例7)
スミチオン(登録商標)10FL「ES」(有効成分フェニトロチオン10.0%含有、住化エンビロサイエンス株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が0.5、0.25または0.05重量%となるように調整した希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分0.1、0.05または0.01μgを含有する比較例のシロアリ駆除組成物を得た。
(比較例8)
バクトップ(登録商標)MC「ES」(有効成分フェノブカルブ15.0%含有、住化エンビロサイエンス株式会社製)を水で希釈して、有効成分含量が0.5、0.25または0.05重量%となるように調整した希釈液1gを、実施例1と同じようにして擬似卵1粒当たり有効成分0.1、0.05または0.01μgを含有する比較例のシロアリ駆除組成物を得た。
(試験例1)
水を適量含ませた直径5cmの濾紙付シャーレ(ADVANTEC PD−47B、東洋濾紙株式会社製)に、実施例1〜3および比較例1〜8のシロアリ駆除剤20個をばらばらに配置し、さらにヤマトシロアリの卵5個を同様にばらばらに配置し、ヤマトシロアリ職蟻10頭を放虫して、24時間後における卵塊形成の有無、ヤマトシロアリ職蟻のノックダウン率および2週間後の死虫率を求めた。反復は4回とした。判定方法は以下の通りである。24時間後の卵塊形成が有であり、かつ2週間後に80%以上の死虫率を満たす場合に判定結果の欄に丸印をつけ、満たさない場合は×印をつけた。
(1)24時間後の卵塊形成の有無
供試虫を放虫してから24時間後に擬似卵が運搬されて一カ所に塊として形成された場合に「有」、擬似卵が運搬されずに塊が見られない場合に「無」と表記した。
(2)2週間後の死虫率
供試虫を放虫してから2週間後の死虫率を、以下の式で求めた。
死虫率(%)=(2週間目の時点で死亡しているヤマトシロアリ職蟻の数)÷(最初に供試したヤマトシロアリ職蟻の数)× 100
結果を表1に示す。
Figure 2015078148
(試験例2)
実施例1〜3および比較例1、2に記載の製剤を所定濃度となるようにメタノールで希釈した希釈液1μLをヤマトシロアリ職蟻の口器部分に塗布して、水を適量含ませた直径5cmの濾紙付シャーレ(ADVANTEC(登録商標)PD−47B、東洋濾紙株式会社製)内に放虫して蓋をして、室温で2週間放置した。その後死虫率を求め、100%の致死率を示す最少薬量を求めた。反復は20回とした。試験結果を表2の試験例(2)のA欄に示した。
(試験例3)
スプルース等の木粉を餌とし、角型ケース(221×141×37mm)内に、ヤマトシロアリ約400個体を放虫して1ヵ月以上室温に放置させて人工巣を構築させた。次に、実施例1〜3および比較例1〜8のシロアリ駆除剤約5000個を上述の人工巣内の蟻道付近に配置させた。これらのシロアリ駆除剤の薬量設定については次の通りとした。候補殺虫活性成分については試験例1の判定結果が丸印の薬量とし、比較例3〜8については試験例1で卵塊形成が認められた薬量とし、これらの結果を表2の試験例(3)のB欄に示した。判定方法については、放虫2週間後における人工巣内のヤマトシロアリの死虫率が60%以上の場合、その巣が正常に機能しないことから、巣駆除が成功したものと判定した。試験結果を表2の試験例(3)の巣駆除の欄に示した。また、A欄とB欄の薬量の比率を、表2のB/Aの比率(倍)の欄に示し、擬似卵用の基材に塗布・含有させる殺虫活性成分の薬量が、ヤマトシロアリ1頭を致死させる最小薬量の何倍程度であるかを示した。
Figure 2015078148
本発明によるシロアリ駆除組成物を用いることにより、シロアリによる被害を効率的に防止することができる。

Claims (5)

  1. 直径5cmのろ紙つきシャーレ内に、ヤマトシロアリの卵エキスと殺虫活性成分を塗布した直径0.4〜0.6mmのガラスビーズ20個およびヤマトシロアリの卵5個をばらばらに配置させて、健康なヤマトシロアリ職蟻10頭をこのシャーレ内に放虫したとき、放虫24時間後に上記のガラスビーズとヤマトシロアリの卵が一緒になった卵塊が形成され、さらに放虫2週間後におけるヤマトシロアリ職蟻の死虫率が80%以上である殺虫活性成分であり、かつこの殺虫活性成分0.2μg含有するメタノール溶液1μLを健康なヤマトシロアリ職蟻の口器部分に投与してから直径5cmのろ紙つきシャーレ内に放虫するとき、放虫後2週後にヤマトシロアリ職蟻の死虫率が100%になる殺虫活性成分を含有することを特徴とするシロアリ駆除組成物。
  2. 請求項1の殺虫活性成分を疑似卵用の基材に塗布または含有した疑似卵であることを特徴とするシロアリ駆除組成物。
  3. 殺虫活性成分が、(EZ)−2’―[2−(4−シアノフェニル)−1−(α,α,α―トリフルオロ−m−トリル)エチリデン]−4−(トリフルオロメトキシ)カルバニロヒドラジド、3−ヨード−N’−(2−メシル−1,1−ジメチルエチル)−N−{4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]−o−トリル}フタルアミドまたは5−アミノ−1−[2,6−ジクロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−シアノ−4−[(トリフルオロメチル)スルフィニル]ピラゾールのいずれか1種類以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のシロアリ駆除組成物。
  4. シロアリ職蟻1頭を殺すのに必要な殺虫活性成分量の0.002〜500倍量を疑似卵用の基材1粒当たりに塗布または含有することを特徴とする請求項2または3に記載のシロアリ駆除組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のシロアリ駆除組成物を用いて、シロアリを防除するシロアリ防除方法。
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