JP2015076915A - モータ支持構造 - Google Patents

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Katsuji Kuwata
勝治 桑田
みゆき 齋藤
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みゆき 齋藤
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Abstract

【課題】モータから発する磁気音の低減を図ることができるモータ支持構造を提供する。
【解決手段】モータホルダ12において圧入部121bは径方向剛性が高く、モータ10のヨーク102はその圧入部121bに圧入されているので、磁気音を発生させるヨーク102の振動が圧入部121bの径方向剛性によって抑えられる。それと共に、モータホルダ12のヨーク挿入部121は圧入部121bの他に隙間部121cを有し、その隙間部121cはヨーク102に対して径方向隙間をそのヨーク102全周にわたって形成しているので、ヨーク102の振動が隙間部121へ伝わり難く、その分、ヨーク102からの磁気音がそのヨーク102周りの部材であるモータホルダ12及び空調ケースへ伝わることを抑制できる。従って、圧入部121bと隙間部121cとを設けることによって磁気音の低減を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータを支持しているモータ支持構造に関するものである。
モータは、通電されて回転することにより、そのモータが有しているヨークから磁気音を発生する。また、ヨークからの磁気音はそのヨーク周りの部材に伝わると更に大きくなる。このことは従来から知られており、この磁気音の低減を図るために、例えば特許文献1に開示されたモータ支持構造が提案されている。その特許文献1のモータ支持構造は、磁気音を発生するヨークの振動モードの腹の箇所をモータケースで支持するようになっている。具体的には、モータケースにはその内側に突き出た複数の凸部が設けられており、その凸部は、モータ軸を中心とした周方向の所定位置に配置されている。そして、モータはその凸部がモータのヨークに接触することによって支持されている。
特開2000−341898号公報
特許文献1には、モータの周方向においてモータのヨークを支持する位置が開示されている。しかし、磁気音の低減を図るために、モータの軸方向においてどのような位置でモータのヨークを支持するのが好ましいかは開示されていない。
本発明は上記点に鑑みて、モータのヨークを支持する位置をモータの軸方向において改良することによって磁気音の低減を図ることができるモータ支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るモータ支持構造では、ヨーク(102)を有しているモータ(10)と、
開口端(121a)が形成されその開口端からヨークが挿入されているヨーク挿入部(121)を有し、モータを支持しているモータホルダ(12)とを備え、
ヨーク挿入部は、ヨークが圧入されている圧入部(121b)と、その圧入部に対しモータの軸方向に並んで設けられ、ヨークに対して径方向隙間をそのヨーク全周にわたって形成している隙間部(121c)とを有していることを特徴とする。
上述の発明によれば、モータホルダのヨーク挿入部は、ヨークが圧入されている圧入部と、その圧入部に対しモータの軸方向に並んで設けられた隙間部とを有し、その隙間部は、モータのヨークに対して径方向隙間をそのヨーク全周にわたって形成しているので、ヨークの振動が隙間部へ伝わり難くなり、その分、ヨークからの磁気音がそのヨーク周りの部材に伝わることを抑制できる。従って、圧入部と隙間部とを設けることによって磁気音の低減を図ることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載した各符号に対応したものである。
第1実施形態において、モータ10を支持しているモータ支持構造を表した図である。 第1実施形態のモータ10単体の正面図である。 図1のモータ軸心CL1を含む断面でモータホルダ12単体を図示した断面図である。 図1のIV−IV断面図である。 図1のV−V断面図である。 図2のVI部詳細図である。 第1実施形態のモータ10およびモータホルダ12を備えた空調ユニットの作動音を測定した音圧測定結果を示した図である。 第2実施形態のモータ支持構造を表した図である。 第2実施形態のモータ10単体の正面図である。 図9のX部詳細図である。 第3実施形態のモータ支持構造を表した図である。 第3実施形態のモータ10単体の正面図である。 図11のXIII−XIII断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態において、モータ10を支持しているモータ支持構造を表した図である。図1に示すように、そのモータ支持構造はモータ10と、そのモータ10を支持しているモータ支持部材であるモータホルダ12とから構成されている。図1では、モータ10およびモータホルダ12がモータ軸心CL1に対し略対称的な形状をなしているので、モータ軸心CL1の右側の図示を省略している。また、図1では、モータホルダ12が断面で図示されている。
モータ10は、一般的に知られた例えば2極の直流モータである。このモータ10は、例えば、車両の車室内に設置され車室内へ空調空気を吹き出す空調ユニットに取り付けられる送風機用のモータである。モータ10の正面図が図2に表されている。
図2に示すように、モータ10は、モータ軸心CL1を中心として回転するモータ軸101と、ヨーク102と、樹脂製のハウジング103とをそのモータ軸心CL1上に備えている。そのヨーク102とハウジング103とは一体となってモータ10の外殻を構成している。
モータ10では、モータ軸心CL1の軸方向すなわちモータ軸心CL1方向において、ハウジング103を挟んだ一方にはモータ軸101が突き出しており、他方にはヨーク102が設けられている。上記モータ軸心CL1方向は、モータ10の軸方向と同じである。
ヨーク102は鉄等の強磁性体で構成され、モータ軸心CL1方向に延びた円筒形状の円筒部102aと、その円筒部102aのモータ軸101側とは反対側を塞いでいる底部102bとを備えている。そして、ヨーク102の内周すなわち円筒部102aの内周には複数の永久磁石104(図1参照)が貼り付けられている。
また、ヨーク102の底部102bには、モータ軸心CL1方向において、モータ軸101側とは反対側に突き出た突出部102cが形成されている。
図3は、モータ軸心CL1を含む断面でモータホルダ12を図示した断面図である。モータホルダ12は、例えば、射出成形等によって成形された樹脂製の部材である。モータホルダ12は、図1および図3に示すように、モータ10のヨーク102が挿入されている略円筒形状のヨーク挿入部121と、ヨーク挿入部121から延設された延設部122と、ヨーク挿入部121の底になる底部123とを備えている。
モータホルダ12の底部123は、嵌合部123aを有しており、その嵌合部123aにはヨーク102の突出部102c(図1参照)が嵌め入れられている。この突出部102cと嵌合部123aとの嵌合は、圧入ではなく例えばすきま嵌めである。
例えば、不図示のボルトが、このモータホルダ12の底部123に設けられた孔にモータ軸心CL1と平行に挿通されヨーク102の底部102bに螺合されている。このボルトによって、ヨーク102の底部102bはモータホルダ12の底部123に固定されている。
延設部122は、ヨーク挿入部121と一体的に構成され、ヨーク挿入部121からモータ軸心CL1の径方向外側すなわちヨーク挿入部121の外側に鍔状に延設されている。延設部122は、車両用の空調ユニットの筐体を構成しエバポレータ等を収容している空調ケース14(図3参照)にボルト止め等によって固定され取り付けられる取付部である。この延設部122が空調ケース14に固定されることによって、モータ10とモータホルダ12との全体が空調ケース14に対し固定され支持される。
ヨーク挿入部121において底部123とは反対側に、モータ軸心CL1方向に開口した開口端121aが形成されている。図1に示すように、そのヨーク挿入部121の開口端121a(図3参照)からモータ10のヨーク102が挿入されている。これにより、モータ10はモータホルダ12に支持されている。
モータホルダ12のヨーク挿入部121にはモータ10のヨーク102が圧入されているが、モータ軸心CL1方向のヨーク102の全長にわたって圧入されているのでなく、モータ軸心CL1方向の一部分において圧入されている。
すなわち、モータホルダ12のヨーク挿入部121は、ヨーク102が圧入されている圧入部121bと、ヨーク102に対して径方向隙間CLR1をそのヨーク102全周にわたって形成している隙間部121cとを有している。その圧入部121bと隙間部121cとはモータ軸心CL1方向に並んで設けられている。詳細には、隙間部121cが、モータ軸心CL1方向において圧入部121bに対しヨーク挿入部121の開口端121a(図3参照)とは反対側に設けられている。
また、モータ軸心CL1方向において、圧入部121bは、延設部122の軸方向幅WD1の範囲内に設けられている。すなわち、モータ10の径方向に延設部122を見たときに、延設部122は、圧入部121bと重複する部分を有するように形成されている。また、モータ軸心CL1方向において、延設部122は、ヨーク102の全長Lykが占める軸方向範囲の中でモータ軸101側すなわち図1の上側に偏って配置されている。なお、ヨーク102の全長Lykとは、詳細に言えば、円筒部102aと突出部102cとを併せた全長である。
上記のヨーク挿入部121(図1参照)について詳細に説明すると、図4および図5に示すように、ヨーク挿入部121には、複数本のリブ121dが形成されている。リブ121dは具体的には4本設けられており、4本のリブ121dは、モータ軸心CL1を中心として周方向に等間隔で配置されている。図4は、モータホルダ12の隙間部121cの断面図すなわち図1のIV−IV断面図である。また、図5は、モータホルダ12の圧入部121bの断面図すなわち図1のV−V断面図である。
図1、図4、および図5に示すように、リブ121dはヨーク挿入部121の内側に向けて突き出ており、モータ軸心CL1方向に延びるように形成されている。そして、リブ121dは、モータ軸心CL1方向において圧入部121bから隙間部121cにまで及んでいる。
すなわち、リブ121dのうち圧入部121bに含まれる部分は、圧入部121bに属する圧入部リブ121eであり、リブ121dのうち隙間部121cに含まれる部分は、隙間部121cに属する隙間部リブ121fである。言い換えれば、隙間部リブ121fは圧入部リブ121eからモータ軸心CL1方向に延設されたリブであり、圧入部リブ121eと隙間部リブ121fとが1本のリブ121dを形成している。
また、図1に示すように、モータ軸心CL1方向において圧入部リブ121eの長さは隙間部リブ121fよりも短くなっている。要するに、モータ軸心CL1方向において圧入部121bの長さは隙間部121cよりも短くなっている。
ヨーク挿入部121に挿入されているモータ10のヨーク102では、図2のVI部詳細図である図6に示すように、円筒部102aの外径は、モータ軸心CL1方向において滑らかに変化し、底部102bに近いほど小さくなっている。そのため、隙間部121cよりも開口端121aに近い圧入部121bには、図1のA1部分および図5に示すように、ヨーク102の円筒部102aが圧入部リブ121eにより押圧されるようにしてヨーク102が圧入されている。要するに、ヨーク102は圧入部リブ121eに対して圧入されている。例えば、特許文献1のモータ支持構造と同様に、圧入部リブ121eは、磁気音を発するヨーク102の振動モードの腹の位置を押圧するように配置されている。
その一方で、隙間部121cには、図1のA2部分および図4に示すように、ヨーク102が挿入されているが圧入はされておらず、隙間部リブ121fとヨーク102の円筒部102aとの間には径方向隙間CLR1が形成されている。
このようにヨーク102のうち圧入部121bによって押圧されている部位の外径は、隙間部121cとの間に径方向隙間CLR1を形成している部位の外径よりも大きく、モータ10のヨーク102はヨーク挿入部121の一部分である圧入部121bにおいて圧入されている。そして、その圧入部121bの径方向外側には延設部122が設けられており、それにより、モータ10の径方向における圧入部121bの剛性は高くなっている。なお、モータ10の径方向における剛性が高いということは、言い換えれば、モータ10の径方向に撓み難いということである。
以上のように組み合わされたモータ10およびモータホルダ12を備えた空調ユニットの作動音を測定した音圧測定結果が図7に示されている。また、図7では、本実施形態のモータ10およびモータホルダ12を備えた空調ユニットの作動音は実線で示されており、本実施形態に対する比較例の空調ユニットの作動音は破線で示されている。その比較例は、図1においてヨーク102の円筒部102aの外径がモータ軸心CL1方向において変わらずに一定となっており、リブ121dの全長にわたってヨーク挿入部121に圧入されているモータ支持構造を備えている。なお、空調ユニットの作動音には、モータ10が発する磁気音の他に空調空気の送風音等も含まれている。
この作動音の測定ではモータ10の回転速度を一定にして送風しており、磁気音の周波数は、モータ10の回転速度およびモータ10の極数から図7のFQ1[Hz]であるということが判っている。この磁気音の周波数FQ1における破線と実線との作動音の差から判るように、本実施形態のモータ支持構造では、磁気音が、比較例よりも1〜2[dBA]低減されている。
上述したように、本実施形態によれば、モータホルダ12のヨーク挿入部121は圧入部121bの他に隙間部121cを有し、その隙間部121cはヨーク102に対して径方向隙間をそのヨーク102全周にわたって形成しているので、ヨーク102の振動が隙間部121へ伝わり難く、その分、ヨーク102からの磁気音がそのヨーク102周りの部材であるモータホルダ12及び空調ケース14へ伝わることを抑制できる。従って、圧入部121bと隙間部121cとを設けることによって磁気音の低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、モータホルダ12の隙間部121cは、モータ軸心CL1方向において圧入部121bに対しヨーク挿入部121の開口端121a側とは反対側に設けられているので、ヨーク102をヨーク挿入部121へ挿入する挿入深さを隙間部121cの軸方向長さに応じて増減できる。具体的には、その隙間部121cの軸方向長さを長くするほど上記挿入深さを大きくすることができる。そのため、例えばモータ軸心CL1方向において圧入部121bと底部123との間に隙間部121cが無い構成と比較して、ヨーク102に対する圧入部121bの配置についての制約を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、モータホルダ12の延設部122はヨーク挿入部121からそのヨーク挿入部121の外側に延設され、延設部122が設けられていることにより、圧入部121bの径方向剛性が高くなっているので、延設部122を設けるという簡単な構成で圧入部121bの径方向剛性を高くすることが可能である。そして、圧入部121bの径方向剛性が延設部122によって高められているので、磁気音を発生させるヨーク102の振動を、延設部122が無い構成よりも抑えることができる。
また、延設部122は空調ケース14(図3参照)にボルト止め等によって固定される部位であって、モータホルダ12を空調ケース14に取り付けるためには必須の構成であるので、圧入部121bの径方向剛性を高くするための余分な構成を必要としないというメリットがある。
また、本実施形態によれば、延設部122は、ヨーク挿入部121からそのヨーク挿入部121の外側に鍔状に延設されているので、モータ軸心CL1を中心とした周方向において、圧入部121bの径方向剛性を満遍なく高くすることができる。
また、本実施形態によれば、モータ10の軸方向すなわちモータ軸心CL1方向において、圧入部121bの長さは隙間部リブ121fよりも短いので、例えば逆の関係である場合と比較して、ヨーク102からの磁気音がモータホルダ12へ伝達され難くなる。
また、本実施形態によれば、モータ10のヨーク102は圧入部121bの圧入部リブ121eに対して圧入されているので、圧入部121bがヨーク102に対して線接触することになる。そのため、圧入するための軸方向の力を小さくすることができる。また、ヨーク102まわりに十分な空間が形成されるので、その空間を利用してモータ10を冷却することが可能である。
また、本実施形態によれば、ヨーク102のうち圧入部121bによって押圧されている部位の外径は、隙間部121cとの間に径方向隙間CLR1を形成している部位の外径よりも大きいので、隙間部リブ121fの突出し高さを圧入部リブ121eの突出し高さよりも低くする必要がない。そのため、例えばモータホルダ12を射出成形で成形する場合に、アンダーカット形状を回避することが容易である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。後述の第3実施形態でも同様である。
図8は、本実施形態のモータ支持構造を表した図であって、第1実施形態の図1に相当する図である。また、図9は本実施形態のモータ10の正面図であり、図10はその図9のX部詳細図である。図8〜10に示すように、本実施形態では、第1実施形態に対し、モータホルダ12は同じであるが、モータ10のヨーク102が異なっている。
具体的には、円筒部102aの外径はモータ軸心CL1方向において、前述の図1のように滑らかに変化してはおらず、図8〜10に示すように段階的に変化している。詳細に言えば、ヨーク102の円筒部102aは、モータ軸心CL1方向に並んで配置された大径部102dと小径部102eとから構成されている。その小径部102eの外径は大径部102dよりも小さく、小径部102eは、大径部102dに対しヨーク102の底部102b側に配置されている。
そして、図8に示すように、ヨーク挿入部121にモータ10のヨーク102が挿入されている状態では、ヨーク102は大径部102dにおいて圧入され、小径部102eにおいてヨーク挿入部121のリブ121dとの間に径方向隙間を形成している。従って、ヨーク挿入部121において、隙間部121cは、ヨーク102の小径部102eとの間に径方向隙間を形成している部分である。その一方で、圧入部121bはリブ121dがヨーク102の大径部102dを径方向に押圧している部分である。
第1実施形態に対する本実施形態の差異は上記の通りであるので、モータホルダ12の隙間部121cにおける断面図である図8のIV−IV断面図は第1実施形態と同じ図4であり、モータホルダ12の圧入部121bにおける断面図である図8のV−V断面図は第1実施形態と同じ図5である。
上述したように、本実施形態によれば、モータホルダ12は圧入部121bと隙間部121cとを備えているので、第1実施形態と同様に磁気音の低減を図ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図11は、本実施形態のモータ支持構造を表した図であって、第1実施形態の図1に相当する図である。また、図12は本実施形態のモータ10の正面図である。図11および図12に示すように、本実施形態では、第1実施形態に対し、モータホルダ12は同じであるが、モータ10のヨーク102が異なっている。
具体的には、図12に示すように、ヨーク102の円筒部102aの外径は、モータ軸心CL1方向の何れの位置でも変わらずに一定である。しかし、円筒部102aの外周には複数の凹部102fが形成されている。その凹部102fは図13に示すように4つ設けられており、その4つの凹部102fは、モータ軸心CL1を中心として周方向に等間隔で配置されている。図13は、図11のXIII−XIII断面図である。
図12に示すように、凹部102fは、円筒部102aの中でモータ軸心CL1方向において底部102b側に偏って形成されている。詳細には、図11および図13に示すように、凹部102fは、モータホルダ12の隙間部リブ121fに対し、モータ軸心CL1の径方向にクリアランスを形成するように凹んでいる。
すなわち、モータ軸心CL1方向におけるヨーク挿入部121の全長のうち、凹部102fに対し径方向にクリアランスをあけて隣接している範囲が隙間部121cに該当する。そして、隙間部121cに対し開口端121a(図3参照)側において圧入部リブ121eがヨーク102の円筒部102aを径方向に押圧している範囲が圧入部121bに該当する。
第1実施形態に対する本実施形態の差異は上記の通りであるので、モータホルダ12の圧入部121bにおける断面図である図11のV−V断面図は第1実施形態と同じ図5である。
上述したように、本実施形態によれば、モータホルダ12は圧入部121bと隙間部121cとを備えているので、第1実施形態と同様に磁気音の低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、モータ10のヨーク102は、隙間部リブ121fに対してモータ10の径方向に隙間を形成するように凹んでいるので、前述の第1、2実施形態のモータ10のようにヨーク102の外径に変化を与えなくても、モータホルダ12の隙間部121cとヨーク102との間に隙間を生じさせることができる。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、モータホルダ12の圧入部121bにおいてヨーク102の円筒部102aに直接接触するのは圧入部リブ121eであるが、例えばリブで線接触するのではなく、円筒部102aに対し点接触または面接触するような構成であっても差し支えない。
(2)上述の各実施形態において、モータ10は、車両用空調ユニットに取り付けられる送風機用のモータであるが、その用途に限定はない。
(3)上述の各実施形態では、ヨーク102の円筒部102aの外形変化に応じて、モータホルダ12に圧入部121bと隙間部121cとが構成されているが、例えば、圧入部リブ121eを設けたまま隙間部リブ121fを無くすことで、圧入部121bと隙間部121cとが構成されていても差し支えない。そのようにした場合には、円筒部102aの外径を軸方向位置に応じて変化させることなく一定とする。そして、ヨーク102に凹部102f(図12参照)を設ける必要はない。
(4)上述の各実施形態において、ヨーク挿入部121には4本のリブ121dが形成されているが、そのリブ121dの本数に限定はない。
(5)上述の各実施形態において、圧入部リブ121eは、磁気音を発するヨーク102の振動モードの腹の位置を押圧するように配置されているが、その圧入部リブ121eの配置位置に限定はない。
(6)上述の各実施形態において、モータホルダ12の延設部122は、モータホルダ12を空調ケース14(図3参照)にボルト止め等によって固定するために設けられているが、その延設部122の用途に限定はない。例えば、延設部122は、圧入部121bの径方向剛性を高めるためだけに設けられていても差し支えない。
(7)上述の各実施形態では、ヨーク挿入部121は、モータ軸心CL1方向において開口端121a側から順に並んだ圧入部121bと隙間部121cとを備えているが、モータ10およびモータホルダ12の使用状況によっては、その圧入部121bと隙間部121cとの並び順は逆であってもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 モータ
102 ヨーク
12 モータホルダ
121 ヨーク挿入部
121a 開口端
121b 圧入部
121c 隙間部

Claims (13)

  1. ヨーク(102)を有しているモータ(10)と、
    開口端(121a)が形成されその開口端から前記ヨークが挿入されているヨーク挿入部(121)を有し、前記モータを支持しているモータホルダ(12)とを備え、
    前記ヨーク挿入部は、前記ヨークが圧入されている圧入部(121b)と、その圧入部に対し前記モータの軸方向に並んで設けられ、前記ヨークに対して径方向隙間をそのヨーク全周にわたって形成している隙間部(121c)とを有していることを特徴とするモータ支持構造。
  2. 前記隙間部は、前記モータの軸方向において前記圧入部に対し前記開口端とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモータ支持構造。
  3. 前記モータホルダは、前記ヨーク挿入部からそのヨーク挿入部の外側に延設された延設部(122)を有し、
    前記延設部が設けられていることにより、前記モータの径方向における前記圧入部の剛性が高くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ支持構造。
  4. 前記モータの径方向に見たときに、前記延設部は、前記圧入部と重複する部分を有していることを特徴とする請求項3に記載のモータ支持構造。
  5. 前記延設部は車両用空調ユニットの空調ケース(14)に固定され、それによって前記モータは前記空調ケースに対して支持されることを特徴とする請求項3または4に記載のモータ支持構造。
  6. 前記延設部は、前記ヨーク挿入部からそのヨーク挿入部の外側に鍔状に延設されていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載のモータ支持構造。
  7. 前記モータは、そのモータの軸方向の一方に突き出たモータ軸(101)を有し、
    前記モータの軸方向において、前記延設部は、前記ヨークの全長(Lyk)が占める軸方向範囲の中で前記モータ軸側に偏って配置されていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載のモータ支持構造。
  8. 前記モータの軸方向において、前記圧入部の長さは前記隙間部よりも短いことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載のモータ支持構造。
  9. 前記圧入部は、前記モータの軸方向に延びて前記ヨーク挿入部の内側に突き出た複数本の圧入部リブ(121e)を有し、
    前記ヨークは前記圧入部リブに対して圧入されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載のモータ支持構造。
  10. 前記複数本の圧入部リブは、前記モータの軸心(CL1)を中心として周方向に等間隔で配置されていることを特徴とする請求項9に記載のモータ支持構造。
  11. 前記隙間部は、前記圧入部リブから前記モータの軸方向に延設された隙間部リブ(121f)を有し、
    前記ヨークは、前記隙間部リブに対して前記モータの径方向に隙間を形成するように凹んだ凹部(102f)を有していることを特徴とする請求項9または10に記載のモータ支持構造。
  12. 前記ヨークのうち前記圧入部によって押圧されている部位の外径は、前記隙間部との間に前記径方向隙間を形成している部位の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載のモータ支持構造。
  13. 前記ヨークの外径は、前記圧入部によって押圧されている部位から前記径方向隙間を形成している部位にかけて滑らかに変化していることを特徴とする請求項12に記載のモータ支持構造。
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