JP2015075840A - タッチパネルセンサおよびタッチパネル付表示装置 - Google Patents

タッチパネルセンサおよびタッチパネル付表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、透明電極層の骨見えを防止することができるタッチパネルセンサ等を提供することを主目的とする。【解決手段】本発明は、透明基材と、上記透明基材の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層を有するセンサ部と、上記透明電極層よりも透明基材側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、上記透明電極層を不可視化する色調整層と、を有することを特徴とするタッチパネルセンサを提供することにより、上記目的を達成する。【選択図】図2

Description

透明電極層の骨見えを防止することができるタッチパネルセンサおよびこれを用いたタッチパネル付表示装置に関する。
今日、入力手段として、タッチパネルが広く用いられている。タッチパネルは、多くの場合、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として、表示装置とともに用いられている。このような装置において、タッチパネルは表示装置の表示面上に配置され、これにより、タッチパネルは表示装置に対する極めて直接的な入力を可能にする。
例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルセンサにおいては、透明基材と、透明基材の表面上に酸化インジウム錫(ITO)等の透明導電性材料を用いて所定のパターン状に形成された透明電極層を有するセンサ部とを有する構成が好適に用いられている。しかしながら、上記構成を有するタッチパネルセンサにおいては、タッチパネルセンサの操作面側からタッチパネルセンサを観察した場合に、透明電極層の平面視外形形状が観察される、透明電極層の骨見えという現象が問題となっている。
上述した問題に対しては、例えば特許文献1では、透明基材上に高屈折率層または低屈折率層等の透明基材の屈折率と異なる屈折率を有する層を積層することにより、タッチパネルセンサにおいて、透明電極層が形成されている領域と透明電極層が形成されていない領域との屈折率の差を小さくすることにより、上述した透明電極層の骨見えを防止することが提案されている。しかしながら、上述した方法を用いた場合も、上述した透明電極層の骨見えを十分に防止することが困難であるという問題がある。
特開2013−161448号公報
本発明者らは、上記実情に鑑みて鋭意研究を行った結果、透明基材と透明電極層との可視光領域における透過スペクトルの差分が、透明電極層の骨見えに影響することを知見した。本発明は、上記知見に基づくものである。
本発明は、センサ部の透明電極層の骨見えを防止することができるタッチパネルセンサおよびこれを用いたタッチパネル付表示装置を提供することを主目的とする。
本発明は、透明基材と、上記透明基材の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層を有するセンサ部と、上記透明電極層よりも透明基材側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、上記透明電極層を不可視化する色調整層と、を有することを特徴とするタッチパネルセンサを提供する。
本発明によれば、色調整層を有することにより、透明電極層の骨見えを防止することができるタッチパネルセンサとすることができる。
上記発明においては、上記色調整層の透過率が、下記の関係式を満たすことが好ましい。
α−β>γ−δ(関係式)
(上記関係式中、αは上記透明基材の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、βは上記透明基材および上記透明電極層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、γは上記透明基材および色調整層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、ならびにδは上記透明基材、上記色調整層および上記透明電極層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率である。)
透明電極層の骨見えをより好適に防止することができるからである。
上記発明においては、上記色調整層が、上記透明基材および上記透明電極層の間に形成されていることが好ましい。色調整層を用いて透明基材および透明電極層の屈折率差を小さくすることが可能となるため、透明電極層の骨見えをより好適に防止することができるからである。
本発明は、表示パネルと、上記表示パネルの表示面上に配置されたタッチパネルセンサとを有するタッチパネル付表示装置であって、上記タッチパネルセンサが、透明基材と、上記透明基材の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層を有するセンサ部と、上記透明電極層よりも透明基材側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、上記透明電極層を不可視化する色調整層と、を有し、上記タッチパネルセンサの上記透明電極層が形成された表面と上記表示パネルの上記表示面とが対向して配置されていることを特徴とするタッチパネル付表示装置を提供する。
本発明によれば、上述のタッチパネルセンサを有することにより、透明電極層の骨見えを防止することができることから、外観が良好なタッチパネル付表示装置とすることができる。
上記発明においては、上記表示パネルが、有機エレクトロルミネッセンスパネルであることが好ましい。なお、以下の説明において、「有機エレクトロルミネッセンス」を、「有機EL」と称して説明する場合がある。
ここで、従来の有機ELパネルにおいては、例えば、外光反射を防止するため表示面に円偏光板が配置されているが、有機ELパネルの発光層から有機ELパネル外に出射される光の約50%以上が円偏光板に吸収され、良好な輝度で表示を行うことが困難であるという問題がある。これに対し、本発明においては、上述のタッチパネルセンサにおける色調整層により、外光反射を防止し、良好な輝度で表示を行うことができるからである。
本発明のタッチパネルセンサは、透明電極層の骨見えを防止することができるといった作用効果を奏する。
本発明のタッチパネルセンサの一例を示す概略平面図である。 図1に示すタッチパネルセンサのA−A線断面図である。 図1に示すタッチパネルセンサのB−B線断面図である。 図1に示すタッチパネルセンサのC−C線断面図である。 本発明のタッチパネル付表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネルセンサの他の例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネルセンサの他の例を示す概略平面図である。 図7に示すタッチパネルセンサのA−A線断面図である。 図7に示すタッチパネルセンサのB−B線断面図である。 図7に示すタッチパネルセンサのC−C線断面図である。 本発明のタッチパネルセンサの他の例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネルセンサの他の例を示す概略断面図である。 本発明のタッチパネルセンサの他の例を示す概略断面図である。 従来のタッチパネルセンサの他の例を示す概略断面図である。 実施例および比較例の透過スペクトルを示すグラフである。 実施例および比較例の透過スペクトルの差分について説明する説明図である。
以下、本発明のタッチパネルセンサおよびタッチパネル付表示装置について説明する。
A.タッチパネルセンサ
本発明のタッチパネルセンサは、透明基材と、上記透明基材の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層を有するセンサ部と、上記透明電極層よりも透明基材側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、上記透明電極層を不可視化する色調整層と、を有することを特徴とするものである。
「色調整層が透明電極層を不可視化する」ことについては、後述する。
本発明のタッチパネルセンサについて図を用いて説明する。図1は本発明のタッチパネルセンサの一例を示す概略平面図であり、図2は図1のA−A線断面図であり、図3は図1のB−B線断面図であり、図4は図1のC−C線断面図である。
図1〜図4に示すように、本発明のタッチパネルセンサ1は、透明基材2と、透明基材2の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層10を有するセンサ部3と、透明電極層10よりも透明基材2側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、透明電極層を不可視化する色調整層4と、を有することを特徴とするものである。また、図1〜図4においては、色調整層4が、透明基材2と透明電極層10との間に形成されている例について示している。センサ部3は、タッチパネルセンサ1においてタッチパネル操作者がタッチ操作を行う操作領域Tに形成される。また、本発明のタッチパネルセンサ1は、透明基材2の透明電極層10が形成された表面上に形成され、透明電極層10と接続された配線層5および配線層5に接続された外部接続端子6を有する。配線層5および外部接続端子6はタッチパネルセンサ1において操作領域Tの外側に位置する非操作領域Fに形成される。また、タッチパネルセンサ1の非操作領域Fには、加飾層7が形成されていることが好ましい。図2および図3においては、色調整層4および配線層5の間に加飾層7が形成されている例について示している。
図1〜図4に示すセンサ部3は、透明基材2の同一面上に、互いに絶縁された第1電極31aおよび第2電極31bを有するセンサ電極と、第1電極31a同士を接続する第1導電部32aおよび第2電極31b同士を接続する第2導電部32bを有する導電部と、第1導電部32aおよび第2導電部32bの間に形成された層間絶縁層33とを有するものである。また、第1導電部32aおよび第2導電部32bはその一部が層間絶縁層33を介して平面視上重なるように形成されている。図1〜図4に示すセンサ部3は、投影型静電容量方式のタッチパネルセンサに対応する形態である。また、第1電極31a、第2電極31bおよび第2導電部32bが透明電極層10で形成されている。
なお、図1においては説明の容易の為、層間絶縁層、および色調整層は省略されている。
図5は本発明のタッチパネルセンサを用いたタッチパネル付表示装置の一例を示す概略断面図である。タッチパネル付表示装置100においては、上記タッチパネルセンサ1の透明電極層10が形成された表面と、表示パネル20の上記表示面とが対向して配置されている。また、本発明のタッチパネルセンサ1は、タッチパネル付表示装置100に用いられた場合に、透明電極層10が形成された表面とは反対側の表面10がタッチパネル操作者側を向くように配置されて用いられるものである。本明細書においては、「透明電極層が形成された表面とは反対側の表面」を操作面と称して説明する場合がある。
また、図5においては、表示パネル20が有機ELパネル201である例について示している。有機EL装置201は、透明基板21と、透明基板21上に形成された透明電極層22と、透明電極層22上に形成され、少なくとも発光層を含む有機EL層23と、有機EL層23上に形成された背面電極層24と、背面電極層24上に配置された封止基板25とを有する。また、図5に示す有機EL装置201においては、透明基材21側が表示面として用いられる。
本発明によれば、色調整層を有することにより、透明電極層の骨見えを防止することができるタッチパネルセンサとすることができる。
本発明者らは、上記実情に鑑みて鋭意研究を行った結果、透明基材と透明電極層との可視光領域における透過スペクトルの差分が、透明電極層の骨見えに影響することを知見し、上記知見に基づき、本発明を完成させるに至った。
ここで、本発明において透明電極層の骨見えを防止することができる理由については必ずしも明らかではないが、以下のように考えられる。
一般的なタッチパネルセンサに用いられる透明基材および透明電極層は、いずれもタッチパネルセンサが用いられたタッチパネル付表示装置の操作者の、操作面からの視認を妨げない程度の透明性を有するものであるが、通常、両者は異なる可視光領域における透過スペクトルを有するものである。そのため、図14に示す従来のタッチパネルセンサ1’においては、透明基材2の表面上に、透明電極層10が形成されている部分と透明電極層10が形成されていない部分とで、可視光領域における透過スペクトルに差分が生じている。従来のタッチパネルセンサにおいては、上記差分がタッチパネル操作者に視認されることにより透明電極層の骨見えが生じると考えられる。
これに対して、本発明は、タッチパネルセンサにおいて透明電極層の透明電極側、すなわち、透明電極層よりも操作面側に色調整層を配置することにより、透明基材の表面上における透明電極層の有無による可視光領域における透過スペクトルを差分を小さくすることができる。よって、上記差分をタッチパネル操作者から視認されにくいものとすることができ、透明電極層の骨見えを防止することができると考えられる。
なお、図14は従来のタッチパネルセンサの一例を示す概略断面図であり、図1のC−C線断面図に相当し、図14において説明していない符号については、図2等で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
以下、本発明のタッチパネルセンサの詳細について説明する。
1.色調整層
色調整層は、上記透明電極層よりも透明基材側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、上記透明電極層を不可視化するものである。
本発明において、「色調整層が透明電極層を不可視化する」とは、色調整層を上記透明電極層の透明基材側、すなわち、透明電極層よりもタッチパネルセンサの操作面側に形成することにより、透明基材の可視光領域における透過スペクトルと透明基材および透明電極層が積層した場合の可視光領域における透過スペクトルとの差分を小さくして透明電極層の骨見えを小さくすることをいう。なお、透明電極層の骨見えを小さくするとは、透明電極層の平面視外形形状を視認されにくくすることをいう。
また、本発明において「色調整層が透明電極層を不可視化する」とは、より具体的には、色調整層の可視光領域における透過率を調整することにより、透明基材の可視光領域における透過スペクトルならびに透明基材および透明電極層が積層した場合の可視光領域における透過スペクトルの差分(色調整層形成前の透過スペクトルの差分)よりも、透明基材および色調整層の積層した場合の可視光領域における透過スペクトルならびに透明基材、色調整層および透明電極層が積層した場合の可視光領域における透過スペクトル(色調整層形成後の透過スペクトルの差分)の差分を小さくして透明電極層の骨見えを小さくすることをいう。本発明においては、色調整層の400nm〜500nmの波長域における透過率を調整することにより、400nm〜500nmの波長域における色調整層形成前の透過スペクトルの差分よりも色調整層形成後の透過スペクトルの差分を小さくして透明電極層の骨見えを小さくすることが好ましい。
色調整層の透過率については、後述する。
また、本発明では「可視光領域」とは、400nm〜775nmの波長域をいう。
色調整層は、少なくとも、タッチパネルセンサにおける操作領域に連続的に形成される。より具体的には、色調整層は透明基材の一方の表面上に形成され、透明電極層が形成されている領域と透明電極層が形成されていない領域とにわたり連続して形成される。また、色調整層は、タッチパネルセンサにおける操作領域のみに形成されていてもよく、タッチパネルセンサの全面に形成されていてもよい。
「操作領域」とは、タッチパネルセンサにおいて、操作者がタッチ操作を行う領域をいう。また、操作領域は、センサ部の透明電極層がパターン状に設けられる領域である。
また、「非操作領域」とは、タッチパネルセンサにおいて、操作領域の外側に設けられる領域をいう。
また、色調整層は、透明電極層の透明基材側に形成されていればよく、具体的には、図2〜図4に示すように透明基材2と透明電極層10との間に色調整層4が形成されていてもよく、図6に示すように透明基材2の透明電極層10が形成された表面とは反対側の表面上に色調整層4が形成されていてもよいが、図2〜図4に示すように透明基材2と透明電極層10との間に色調整層4が形成されていることがより好ましい。
本発明者らは、鋭意研究するなかで、透明基材と透明電極層との間に色調整層が形成されていている場合は、色調整層により透明基材および透明電極層の屈折率差を小さくすることができ、透明電極層の骨見えをさらに防止することができることを見出した。
すなわち、透明基材と透明電極層との間に色調整層を形成した場合は、色調整層を、透明電極層を不可視化する機能と、透明基材および透明電極層の間の屈折率差を小さくする機能との2つの機能を兼ね備える層とすることができる。これにより、透明電極層の骨見えをさらに防止することができる。
また、色調整層が2つの機能を有することができるため、タッチパネルセンサに用いられる層を少なくすることができることから、生産性を良好なものとすることができる。
図6は、本発明のタッチパネルセンサの他の例を示す概略断面図であり、図1におけるA−A線断面図に相当し、図6において説明していない符号については、図2等で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
(1)色調整層の物性
本発明における色調整層の透過率としては、透明電極層を不可視化することができれば特に限定されないが、上記色調整層の透過率が、下記の関係式を満たすことが好ましい。
α−β>γ−δ(関係式)
(上記関係式中、αは上記透明基材の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、βは上記透明基材および上記透明電極層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、γは上記透明基材および色調整層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、ならびにδは上記透明基材、上記色調整層および上記透明電極層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率である。)
タッチパネルセンサに汎用される透明基材および透明電極層においては、上述した波長域において透過スペクトルの差分を生じやすいため、上記関係式を満たすことにより透明電極層の骨見えを好適に防止することができるからである。
ここで、「平均透過率」とは、上述した構成の所定の可視光領域にわたる透過率を平均することにより得られる値である。具体的に、OLYMPUS(株)社製の顕微分光装置OSP−SP2000を用いて透過スペクトルを測定し、得られた透過スペクトルを平均することにより求めることができる。
また、透明基材の透過率をリファレンス(100%)とした場合、β、γおよびδについては、それぞれ透明電極層、色調整層、ならびに透明電極層および色調整層の積層体についての所定の可視光領域における平均透過率として得ることができる。
また、本発明においては、色調整層を用いることにより、可視光領域全域にわたる平均透過率を下げ、外光反射を下げることができる。
また、本発明においては上述した色調整層の可視光領域全域にわたる平均透過率が、50%〜98%の範囲内、なかでも60%〜90%の範囲内、特に60%〜80%の範囲内であることが好ましい。
本発明のタッチパネルセンサを用いたタッチパネル付表示装置において、表示面に表示される情報を良好に観察することができるからである。
また、本発明のタッチパネルセンサを有機ELパネルとともに用いた場合に、外光反射を防止し、良好な輝度で表示を行うことができるからである。
ここで、有機ELパネルにおいては、表示面から有機ELパネル内に入射した外光が、有機ELパネルの金属電極層に反射して、再度、有機ELパネル外に出射すること(以下、外光反射と称して説明する場合がある。)により、表示面に表示された情報の視認性が低下するという問題がある。外光反射に対しては従来から円偏光板を表示面に配置することにより防止する方法が用いられているが、この場合、有機ELパネルの発光層から有機ELパネル外に出射する光の約50%以上が円偏光板に吸収されることから、良好な輝度で表示を行うことが困難であるという問題がある。
本発明においては、タッチパネルセンサが上述の色調整層を有することにより、外光については色調整層を2回通過させて吸収させることができることから、外光反射を抑制することができる。また、色調整層の可視光領域全域にわたる平均透過率を上述した範囲内とすることにより、有機ELパネルの発光層からの光が色調整層の1回通過することによる輝度の低下についても抑制することができる。よって、円偏光板を配置する場合に比べて、良好な輝度で表示を行うことができる。
色調整層の透過率は、例えば、色調整層に用いられるバインダー樹脂および色材の種類、顔料の含有量、色調整層の厚さ等により調整することができる。
また、本発明においては、色調整層が透明基材および透明電極層の間に形成されている場合、色調整層の屈折率が、透明基材の屈折率より高く、透明電極層の屈折率よりも低いことが好ましい。透明電極層をより好適に不可視化することができるからである。
色調整層の屈折率は、例えば、バインダー樹脂の種類、色材の含有量等により調整することができる。
(2)色調整層の材料等
色調整層は、バインダー樹脂と、色材とを少なくとも含有するものである。バインダー樹脂は、色調整層中の色材を保持する役割があり、また、色調整層を透明基材へ固着する役割がある。
色調整層に用いられるバインダー樹脂としては、例えば、感光性樹脂であってもよく、硬化性樹脂であってもよい。
上記感光性樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリ桂皮酸ビニル系樹脂、環化ゴム等の反応性ビニル基などの光反応性基を有する感光性樹脂を1種以上を用いることができる。上記アクリル系樹脂では、例えば、アルカリ可溶性樹脂、多官能アクリレート系モノマー、光重合開始剤、その他添加剤などからなる感光性樹脂をバインダー樹脂の樹脂成分として用いることができる。
上記アルカリ可溶性樹脂には、ベンジルメタクリレート−メタクリル酸共重合体などのメタクリル酸エステル共重合体、ビスフェノールフルオレン構造を有するエポキシアクリレートなどのカルド樹脂、などを1種以上用いることができる。
上記多官能アクリレート系モノマーには、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、などを1種以上用いることができる。
なお、本発明において、(メタ)アクリレートとは、メタクリレート、又は、アクリレートのいずれかであることを意味する。
上記光重合開始剤には、アルキルフェノン系、オキシムエステル系、トリアジン系、チタネート系などを1種以上用いることができる。例えば、アルキルフェノン系では、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モリフォリノプロパン−1−オン(イルガキュア(登録商標)907、BASFジャパン株式会社製)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モノフォリオフェニル)ブタノン−1(イルガキュア(登録商標)369、BASFジャパン株式会社製)、オキシムエステル系では、1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)](イルガキュア(登録商標)OXE01、BASFジャパン株式会社製)などを用いることができる。
上記熱硬化性樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂等を用いることができる。
また、色材としては、色調整層に所定の透過率を付与することができれば特に限定されず、例えば、黒色色材、赤色色材、青色色材、緑色色材、黄色色材、紫色色材等を挙げることができる。本発明においては、なかでも、黒色色材を好適に用いることができる。
黒色色材としては、例えば、カーボンブラック、チタンブラック等を挙げることができる。
また、他の色の色材については、顔料であってもよく、染料であってもよい。具体的には、公知の顔料または染料を用いることができるため、ここでの記載は省略する。
色調整層に含有される顔料の含有量としては、透明電極層を不可視化できる透過率を付与することができる程度であれば特に限定されないが、例えば、バインダー樹脂100質量部に対して、0.1質量部〜10質量部の範囲内、なかでも0.5質量部〜5質量部の範囲内、特に1質量部〜3質量部の範囲内であることが好ましい。
また、色調整層は、バインダー樹脂および色材の他、光増感剤、分散剤、界面活性剤、安定剤、レベリング剤などの、公知の各種添加剤を含むことができる。
色調整層の厚さとしては、タッチパネルセンサの用途に応じて適宜選択され、特に限定されないが、例えば、0.01μm〜10μmの範囲内、なかでも0.1μm〜5μmの範囲内、特に1.0μm〜1.2μmの範囲内であることが好ましい。
本発明における色調整層の形成方法としては、透明基材の一方の表面上に所定の厚さで色調整層を形成することができれば特に限定されない。例えば、上述したバインダー樹脂および色材等を含有する色調整層用組成物を調製し、透明基材上に塗布することにより色調整層を形成する方法を用いることができる。
2.センサ部
本発明に用いられるセンサ部は、上記透明基材の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層を有するものである。また、センサ部は、操作領域に形成されるものである。センサ部の形態としては、本発明のタッチパネルセンサの動作原理により適宜選択することができ、特に限定されない。本発明のタッチパネルセンサにおいては、例えば、投影型静電容量方式を好適に用いることができる。以下、センサ部が投影型静電容量方式に対応する形態である場合を例に説明する。
本発明に用いられるセンサ部としては、例えば、上述した図1〜図4に示す形態、図7〜図10に示す形態、図11〜図13に示す形態のものを挙げることができるがこれらに限定されない。
ここで、図7〜図10に示すセンサ部3について説明する。このセンサ部3においては、透明基材2の片面であって層間絶縁層33を介して第1電極31aおよび第2電極31bが形成されている。この場合、図8および図9に示すように第1電極31aおよび第1導電部32a、ならびに第2電極31bおよび第2導電部32bが透明導電層10になり得る。
なお、図7は本発明のタッチパネルセンサの他の例を示す概略平面図であり、図8は図7のA−A線断面図であり、図9は図7のB−B線断面図であり、図10は図7のC−C線断面図である。なお、図7においては説明の容易の為、層間絶縁層および色調整層は省略されている。
また、図11〜図13に示すセンサ部3について説明する。このセンサ部3においては、第1電極31aおよび第1導電部32aが絶縁基材34上に形成され、第2電極31bおよび第2導電部32bが透明基材2上に形成されている。図11および図12に示すように第1電極31aおよび第1導電部32a、ならびに第2電極31bおよび第2導電部32bが透明導電層10になり得る。
なお、図11は図7のA−A線断面図、図12は図7のB−B線断面図、図13は図7のC−C線断面図に相当する。
(1)透明電極層
透明電極層に用いられる透明導電性材料としては、具体的には、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛、酸化インジウム、アンチモン添加酸化錫、フッ素添加酸化錫、アルミニウム添加酸化亜鉛、カリウム添加酸化亜鉛、シリコン添加酸化亜鉛や、酸化亜鉛−酸化錫系、酸化インジウム−酸化錫系、酸化亜鉛−酸化インジウム−酸化マグネシウム系などの金属酸化物や、これらの金属酸化物が2種以上複合された材料が挙げられる。
透明電極層の厚さとしては、所望の導電性を示すことができれば特に限定されないが、10nm〜300nmの範囲内、なかでも20nm〜200nmの範囲内、特に30nm〜150nmの範囲内であることが好ましい。
透明電極層の厚さが薄いと電気抵抗が高くなる可能性があるからであり、透明電極層の厚さが厚いとクラック等を生じやすくなる可能性があるからである。
透明電極層の可視光領域全域にわたる平均透過率としては、本発明のタッチパネルセンサが用いられたタッチパネル付表示装置の操作者が表示を視認することを妨げない程度であればよく、特に限定されない。なお、透明電極層の可視光領域全域にわたる平均透過率については、上述した色調整層の平均透過率の測定方法と同様の方法で測定することにより求めることができる。
透明電極層の屈折率としては、透明導電性材料により適宜決定される。通常、透明電極層の屈折率は、透明基材の屈折率よりも高くなる。
透明電極層は、透明基材上の一方の表面上にパターン状に形成されるものである。このような透明電極層としては、例えば、後述するセンサ部におけるセンサ電極、導電部を挙げることができる。
(2)センサ部の構成
本発明に用いられるセンサ部は、通常、センサ電極および導電部を少なくとも有する。以下、センサ部に用いられる構成について説明する。
(a)センサ電極
上記センサ部は、上記透明基材の一方の表面上に形成され、互いに絶縁された第1電極および第2電極を有するセンサ電極を有する。センサ電極は、操作領域内に形成され、接触位置を検出するために用いられるものである。
なお、第1電極および第2電極が互いに絶縁されているとは、両電極が電気的に接続されていないことをいう。
センサ電極としては、通常、上述の透明電極層が用いられる。
センサ電極の平面視形状および平面視外形形状としては、特開2011−210176号公報、特開2010−238052号公報、特許第4610416号公報、特開2010-286886号公報、特開2004−192093号公報、特開2010−277392号公報、特開2011−129501号公報等に示されるような一般的なタッチパネルセンサにおけるセンサ電極と同様とすることができる。
センサ電極の平面視外形形状としては、より具体的には、平面視略正方形形状等の多角形状が挙げられる。また、センサ電極の平面視形状としては、連続的な面状であることが好ましい。
透明基材に対する第1電極および第2電極の形成箇所としては、操作領域における透明基材の一方の表面上に第1電極および第2電極が、互いに絶縁されるように形成されていれば特に限定されるものではない。例えば、図4に示すように第1電極31aおよび第2電極31bが透明基材2の片面であって同一平面上に形成されていてもよく、図10に示すように第1電極31aおよび第2電極31bが透明基材2の片面に層間絶縁層33を介して形成されていてもよく、図13に示すように第1電極31aおよび第2電極31bのいずれか一方(図13では第2電極31b)が透明基材2の配線層4側の表面上に形成され、他方(図13では第1電極31a)が絶縁基材34上に形成されていてもよい。
センサ電極の厚さとしては、一般的なタッチパネルセンサにおけるセンサ電極と同様とすることができる。
センサ電極の形成方法としては、高精細なセンサ電極を形成可能な方法であれば特に限定されるものではないが、フォトリソグラフィ法を用いた形成方法を好適に用いることができる。具体的には、上記透明導電材料を含む導電層を形成した後に、フォトリソグラフィ法により導電層上にレジスト層をパターン状に形成し、次いで、レジスト層をマスクとして導電層をエッチングする方法を挙げることができる。エッチング液としては、上記透明導電材料等に応じて適宜設定される。導電層の形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVD法等のドライプロセスが挙げられる。
(b)導電部
本発明のタッチパネルセンサは、第1電極同士を接続する第1導電部と第2電極同士を接続する第2導電部とを有する導電部を有する。通常、第1導電部および第2導電部はその一部が平面視上重なるように形成される。
導電部に用いられる導電材料としては、導電性を有するものであれば特に限定されるものではなく、上記センサ電極に用いられる材料と同様とすることができる。
導電部を構成する第1導電部および第2導電部の少なくともいずれかが上記透明導電層である場合には、透明導電材料から構成される透明電極層が用いられる。また、導電部には、非透明導電性材料を用いることもでき、具体的には、アルミニウム、モリブデン、銀、クロム等の金属およびその合金等を用いることができる。
導電部の平面視形状としては、タッチパネルセンサに一般的なものとすることができ、上記センサ電極と同様とすることができる。
また、導電部の平面視外形形状としては、タッチパネルセンサに一般的なものとすることができ、例えば、センサ電極の平面視外形形状より幅の狭いライン形状等が挙げられる。また、本発明においては、センサ電極および導電部の平面視外形形状が、ストライプ状になるように導電層を形成することもできる。
第1導電部および第2導電部の形成箇所としては、第1導電部および第2導電部によって第1電極間および第2電極間をそれぞれ安定的に接続でき、かつ、両者が絶縁されるように形成されていれば特に限定されるものではない。例えば、図10および図13に示すように、第1電極および第2電極が異なる平面または異なる部材上に形成される場合、第1導電部および第2導電部がそれぞれ第1電極および第2電極と同一平面上に形成される。また、図4に示すように第1電極および第2電極が透明基材の同一平面上に形成される場合には、第1導電部および第2導電部が層間絶縁層を介して形成される。
導電部の厚さとしては、一般的なタッチパネルセンサにおける導電部と同様とすることができる。
導電部の形成方法としては、上述したセンサ電極の形成方法と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。また、導電部が非透明導電材料を用いたものである場合は、インクジェット法を用いて形成することもできる。
(c)層間絶縁層
本発明に用いられるセンサ部は、必要に応じて層間絶縁層を有していてもよい。本発明における層間絶縁層は、第1電極および第2電極間あるいは第1導電部および第2導電部間の短絡を防止するために形成されるものである。
層間絶縁層に用いられる絶縁材料としては、所望の絶縁性を有するものであれば特に限定されるものではなく、タッチパネルセンサに一般的に用いられるものを使用することができる。例えば、光透過性のアクリル樹脂、シロキサン樹脂等を挙げることができ、中でも感光性シロキサン樹脂を好ましく用いることができる。
また、後述する絶縁基材を有する場合は、層間絶縁層としては接着剤または粘着剤を用いて形成することもできる。接着剤または粘着剤としては一般的なタッチパネルセンサに用いられるものと同様とすることができる。
層間絶縁層の形成箇所としては、タッチパネルセンサに一般的なものとすることができ、例えば図4に示すように第1電極31aおよび第2電極31bが透明基材2の同一平面上に形成されている場合には、図2および図3に示すように層間絶縁層33が第1導電部32aの下層にのみアイランド状に形成されるアイランドタイプや、図示はしないが、層間絶縁層が第1電極、第2電極および第2導電部上に形成され、第1導電部および第1電極が接続するためのコンタクトホールを有するように形成されているホールタイプが挙げられる。また、例えば、図10および図13に示すように、第1電極および第2電極が異なる平面または異なる部材上に形成される場合、図8、図9、図11および図12に示すように層間絶縁層33が第1電極31aおよび第1導電部32aと第2電極31bおよび第2導電部32bとの間に形成されていてもよい。
層間絶縁層の厚さとしては、第1電極および第2電極間または第1導電部および第2導電部間の短絡を防止することができるものであれば特に限定されるものではなく、タッチパネルセンサに一般的なものとすることができる。例えば、層間絶縁層の厚さとしては、0.5μm〜3.0μmの範囲内とすることができる。
層間絶縁層の形成方法としては、所定の位置に層間絶縁層を精度良く形成できるものであれば特に限定されるものではなく、フォトリソグラフィ法や、スクリーン印刷等の印刷法等を挙げることができる。また、絶縁性を示し、適当な光透過性かつ光学等方性を示すフィルムやシート等を所望の形状に加工し、層間絶縁層として積層させることも可能である。
(d)絶縁基材
本発明に用いられるセンサ部においては、第1電極および第1導電部または第2電極および第2導電部のいずれか一方を絶縁基材上に形成してもよい。
絶縁基材としては、絶縁基材を構成する材料としては、絶縁性を有するものであれば特に限定されるものではない。上記絶縁基材は、通常、透明性を有する。透明性については、後述する透明基材の透明性と同様とすることができる。
絶縁基材については、後述する透明基材に用いられる樹脂基材、ガラス基材等と同様とすることができるためここでの説明は省略する。
3.透明基材
本発明に用いられる透明基材は、上述したセンサ部および色調整層を支持するものである。
透明基材の透明性としては、本発明のタッチパネルセンサが用いられたタッチパネル付表示装置の操作者の、操作面からの視認を妨げない程度であればよく、特に限定されない。例えば、透明基材の光透過率としては、具体的には、80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。なお、透明基材の光透過率は、JIS K 7105で規定する方法により測定した値(全光線)とする。
また、透明基材の屈折率については、透明基材の材料に応じて適宜決定されるものであるが、通常、1.0〜2.0程度であり、なかでも1.2〜1.8の範囲内であることが好ましく、特に1.4〜1.6の範囲内であることが好ましい。
本発明における透明基材、色調整層、および透明電極層の屈折率は、分光エリプソメーターを用いて測定することができる。分光エリプソメーターとしては、例えば、ジョバン・イーボン社製 UVISELを用いることができる。また、上記屈折率は、波長550nmの光における屈折率である。
透明基材を構成する材料としては、ガラス等の無機材料、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート等の樹脂材料等が挙げられる。ガラス等の無機材料を選択した場合には、タッチパネルセンサの強度を高め、また加熱温度などの製造条件の設定範囲を広くすることが可能になる。一方、樹脂材料を選択した場合には、タッチパネルセンサの軽量化が図られ、またタッチパネルセンサにフレキシブル性を付与することができる。
透明基材の厚さとしては、センサ部および色調整層を支持することができれば特に限定されず、材料に応じて適宜選択される。例えば、透明基材がガラス等の無機材料からなる場合には、0.3mm〜1.5mmの範囲内であることが好ましい。また、透明基材が樹脂材料からなる場合には、可撓性を有するフィルム状であることが好ましく、具体的には50μm〜300μmの範囲内とすることが好ましい。
また、透明基材の形態としては、可撓性を有するフィルム状であってもよく、板状であってもよい。
透明基材は、上述した透明電極層との密着性を向上させるために、プライマー処理等の表面処理を施してもよい。また、有機層からなるアンダーコート層や、酸化ケイ素、酸化ニオブ等からなる屈折率調整層等が形成されていてもよい。
本発明においては、図5に示すように、透明基材2が後述する前面保護板を兼ねる場合、透明基材として後述する前面保護板を用いることもできる。
4.その他の構成
本発明のタッチパネルセンサは、上述した透明基材、センサ部および色調整層を有していればよく、必要に応じて他の構成を適宜選択して追加することができる。
(1)配線層
本発明のタッチパネルセンサにおいては、通常、透明基材の透明電極層が形成された表面上に形成され、透明電極層と接続された配線層を有する。また、配線層は、通常、タッチパネルセンサにおける操作領域の外側の非操作領域に設けられる。
配線層は、通常、金属材料を含有する。
上記金属材料としては、所望の導電性を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、金属単体、金属の複合体、金属と金属化合物の複合体、金属合金等を挙げることができる。具体的には、金属単体としては、金、銀、銅、アルミニウム、白金、鉛、インジウム、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、オスミウム、タングステン、ニッケル、タンタル、ビスマス、スズ、亜鉛、チタン、コバルト、鉄、モリブデンの単体等を例示することができる。金属の複合体としては、MAMと称されるモリブデン、アルミニウム、モリブデンの3層構造体等を挙げることができる。また、金属と金属化合物の複合体としては、酸化クロムおよびクロム形成体等を例示することができる。金属合金としては、銀合金や銅合金、APCと称される銀、パラジウム、銅の合金等を例示することができる。金属材料は単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
配線層の平面視形状については、透明電極層と接続させることができ、操作領域の外側に引き出して形成することができれば特に限定されず、一般的なタッチパネルセンサに用いられるものと同様とすることができるため、ここでの記載は省略する。
配線層の線幅としては、例えば10μm〜200μm程度とすることができる。
なお、配線層の形成方法については、配線層の形成方法としては、高精細な配線層を形成可能な方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、まず、金属材料からなる金属層を形成した後に、金属層上にレジスト層をパターン状に形成し、次いで、レジスト層をマスクとして金属層をエッチングする方法を挙げることができる。エッチング液としては、金属材料等に応じて適宜設定される。具体的には、金属層が銀やAPC等からなる場合には、燐硝酢酸等を用いることができる。金属層の形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVD法等のドライプロセスが挙げられる。また、配線層の形成方法としては、インクジェット法を用いることもできる。
(2)外部接続端子
本発明のタッチパネルセンサは、上記配線層に接続された外部接続端子を有する。外部接続端子は、フレキシブルプリント配線板等との接続に用いられるものである。
外部接続端子の形成箇所および外部接続端子の材料については、上記配線層と同様とすることができる。
外部接続端子の端子幅、厚さおよび平面視形状や、外部接続端子部内における外部接続端子間の間隔については、一般的なタッチパネルセンサと同様とすることができる。具体的には、特開2011−210176号公報に記載されるものと同様とすることができる。
(3)保護層
本発明における保護層は、透明基材の表面上に形成されたセンサ部、および配線層を覆うように形成されるものである。また、上記保護層は、タッチパネルセンサのセンサ部および配線層側の最表面に形成されていることが好ましい。
保護層としては、絶縁性を有していれば特に限定されるものではないが、透明性を有することが好ましい。このような絶縁性および透明性を有する保護層としては、例えば、アクリル樹脂等の有機材料や酸化ケイ素等の無機材料等からなるものを挙げることができる。
(4)加飾層
本発明のタッチパネルセンサにおいては、加飾層を有していてもよい。加飾層は、タッチパネルセンサにおける操作領域の外側の非操作領域に額縁状に形成されることが好ましい。また、額縁状の加飾層によりタッチパネルセンサ部の配線等を隠すことができ、意匠性を高めることができる。また、加飾層は、文字、図形、記号等の標章等を表示するものとしても用いられる。
加飾層の形成位置としては、配線層および外部接続端子よりも操作面側に加飾層を形成することができればよく、例えば、透明基材と、配線層および外部接続端子との間に加飾層を形成してもよく、透明基材の配線層等が形成された表面とは反対側の表面上に加飾層を形成してもよい。また、この場合は、透明基材の表面上に直に加飾層を形成してもよく、後述する前面保護板に加飾層を形成してもよい。
また、加飾層は開口部を有していてもよい。例えば、加飾層がパターン状に形成され開口部を有する場合には、加飾層の開口部を配線層上に配置させることにより、加飾層および配線層によって加飾することができる。これにより、加飾層の開口部の下にさらに加飾層を形成する必要がなく、本発明のタッチパネル保護用前面板の層構成を簡素化することができる。具体的には、加飾層の開口部は、文字、図形、記号等の標章等を表示するものとして用いることができる。
加飾層の材料としては、バインダー樹脂および色材を含有する着色樹脂組成物が挙げられる。また、加飾層には、金属層を用いることもできる。
加飾層の形成方法としては、透明基材、または前面保護板上に加飾層を形成可能な方法であれば特に限定されるものではない。着色樹脂組成物を用いる場合には、例えば、グラビア印刷、スクリーン印刷等の印刷法、インクジェット法、フォトリソグラフィ法等が挙げられる。また、金属層の場合には、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法等が挙げられる。
加飾層の厚さとしては、目的に応じて適宜選択される。
(5)前面保護板
本発明のタッチパネルセンサは、前面保護板を有していてもよい。前面保護板は、タッチパネルセンサをタッチパネル付表示装置に用いた場合に、操作者側の最表面に設けられるものである。
前面保護板としては、本発明のタッチパネルセンサを用いたタッチパネル付表示装置に対して、これらの表面を保護し得る機械強度を有するものであれば、特に限定されず、代表的にはガラス板を用いることができる。とくに、上記ガラス板として、化学強化ガラスはフロートガラスに比べて機械的強度に優れ、その分薄くできる点で好ましい。化学強化ガラスは、典型的には、ガラスの表面近傍について、ナトリウムをカリウムに代えるなどイオン種を一部交換することで、化学的な方法によって機械的物性を強化したガラスである。
前面保護板には、樹脂を用いることも可能である。例えば、上記樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂などを用いることができる。前面保護板に樹脂を用いることで、軽量にできる上、可撓性を持たせることも可能となる。
前面保護板の厚さについては、本発明のタッチパネルセンサの用途に応じて適宜選択することができる。
5.タッチパネルセンサの製造方法
本発明のタッチパネルセンサの製造方法としては、上述した構成を有するタッチパネルセンサを製造することができれば特に限定されず、公知の方法とすることができる。
6.用途
本発明のタッチパネルセンサは、後述する「B.タッチパネル付表示装置」の項で説明するタッチパネル付表示装置に好適に用いることができる。
B.タッチパネル付表示装置
本発明のタッチパネル付表示装置は、表示パネルと、上記表示パネルの表示面上に配置されたタッチパネルセンサとを有するものであって、上記タッチパネルセンサが、透明基材と、上記透明基材の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層を有するセンサ部と、上記透明電極層よりも透明基材側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、上記透明電極層を不可視化する色調整層と、を有し、上記タッチパネルセンサの上記透明電極層が形成された表面と、上記表示パネルの上記表示面とが対向して配置されていることを特徴とするものである。
すなわち、本発明のタッチパネル付表示装置は、上述したタッチパネルセンサを有することを特徴とするものである。
本発明のタッチパネル付表示装置について図を用いて説明する。
図5は、本発明のタッチパネル付表示装置の一例を示す概略断面図である。図5についての詳細は、上述した「A.タッチパネルセンサ」の項で説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
本発明によれば、上述のタッチパネルセンサを有することにより、透明電極層の骨見えを防止することができることから、外観が良好なタッチパネル付表示装置とすることができる。
以下、本発明のタッチパネル付表示装置について説明する。
1.タッチパネルセンサ
本発明に用いられるタッチパネルセンサについては、上述した「A.タッチパネルセンサ」の項で説明した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
2.表示パネル
本発明に用いられる表示パネルとしては、タッチパネルを適用可能なものであれば特に限定されるものではなく、例えば、有機ELパネル、液晶パネル、電子ペーパー等のフラットパネルディスプレイが挙げられる。中でも、薄型化が可能であることから、有機ELパネル、液晶パネル、電子ペーパーが好ましい。
また、本発明においては、表示パネルが有機ELパネルであることが特に好ましい。本発明におけるタッチパネルセンサを表示パネルの表示面に配置することにより、外光反射を防止し、良好な輝度で表示を行うことができるからである。
有機ELパネルとしては、一般的な有機ELパネルと同様とすることができ、例えば、透明基板と、透明基板上に形成された透明電極層と、透明電極層上に形成され、少なくとも発光層を含む有機EL層と、有機EL層上に形成された背面電極層と、背面電極層上に配置された封止基板とを有するもの等を挙げることができる。また、有機ELパネルには、絶縁層、隔壁、TFT等が形成されていてもよい。有機EL素子を固体封止する場合には、透明基板および封止基板の間に樹脂層が充填されていてもよい。
透明基板、透明電極層、有機EL層、背面電極層、封止基板、絶縁層、隔壁、TFT等としては、一般的な有機ELパネルに用いられるものと同様とすることができる。
液晶パネルとしては、一般的な液晶パネルと同様とすることができ、例えば、透明基板上にカラーフィルタ層、透明電極層および配向膜が順に形成された前面基板と、基板上に背面電極層、配向膜が順に形成された背面基板との間に液晶層が配置されたもの等を挙げることができる。また、液晶パネルには、TFT、バックライト等が形成されていてもよい。
透明基板、カラーフィルタ層、透明電極層、配向膜、背面電極層、液晶層、TFT、バックライト等としては、一般的な液晶パネルに用いられるものと同様とすることができる。
液晶パネルは、例えば、透過型液晶パネル、反射型液晶パネル、半透過半反射型液晶パネル等のいずれであってもよい。
液晶パネルがバックライトを有する場合には、上述のように液晶パネルの厚さは比較的薄いことが好ましいことから、バックライトの厚さも比較的薄いことが好ましい。例えば、有機EL素子を用いたバックライトは薄型とすることができる。
電子ペーパーとしては、一般的な電子ペーパーと同様とすることができ、例えば、透明基板上に透明電極層が形成された前面基板と、基板上に背面電極層が形成された背面基板との間に表示媒体層が配置されたもの等を挙げることができる。
透明基板、透明電極層、背面電極層、表示媒体層等としては、一般的な電子ペーパーに用いられるものと同様とすることができる。
電子ペーパーの表示方式としては、公知のものを適用することができ、例えば、電気泳動方式、ツイストボール方式、粉体移動方式(電子粉流体方式、帯電トナー型方式)、液晶表示方式、サーマル方式(発色方式、光散乱方式)、エレクトロクロミック方式、エレクトロウェッティング方式、磁気泳動方式等が挙げられる。
3.タッチパネル付表示装置
本発明のタッチパネル付表示装置は、上記タッチパネルセンサの上記透明電極層が形成された表面と、上記表示パネルの上記表示面とが対向して配置されているものである。両者の間には、通常、接着層が配置される。
接着層に用いられる材料としては、例えば、接着層には、例えば、OCAと称される光学用透明接着剤を用いることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、実施例および比較例を示して本発明の詳細を説明する。
[実施例]
(色調整層用組成物の調製)
以下の手順により、色調整層用組成物を調製した。
まず、硬化性樹脂組成物Aの調製を以下の手順で行なった。
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63質量部、アクリル酸(AA)を12質量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6質量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88質量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2、2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7質量部添加し、均一に溶解させた。
その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。
得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7質量部、トリエチルアミンを0.4質量部、及びハイドロキノンを0.2質量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
次に下記の材料を室温で攪拌、混合して硬化性樹脂組成物Aとした。
<硬化性樹脂組成物Aの組成>
・上記共重合樹脂溶液(固形分50%) …16質量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399)
…24質量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70) …4質量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン
…4質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル …52質量部
次に、下記分量の成分を混合し、サンドミルにて十分に分散し、黒色顔料分散液を調整した。
<黒色顔料分散液の組成>
・黒色顔料(三菱化学社製 #2600) …20質量部
・高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 111)
…16質量部
・溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) …64質量部
次に、下記分量の成分を混合することにより、色調整層用組成物を調製した。
<色調整層用組成物の組成>
・上記黒色顔料分散液 …10質量部
・上記硬化性樹脂組成物A …40質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル …50質量部
ガラス基板上に、色調整層用組成物を塗布して、100℃で3分間乾燥後、170℃で15分間焼成することにより、厚さ1.1μmの色調整層を形成した。以上の工程によりサンプル1を得た。
サンプル1と同様にして色調整層が形成されたガラス基板上に、ITOをスパッタ法を用いて、厚さ0.14μm成膜し、透明電極層を形成した。以上の工程によりサンプル2を得た。
[比較例]
実施例1と同様のガラス基板をサンプル3とした。
また、実施例1と同様のガラス基板上に、実施例1のサンプル2と同様にして透明電極層を形成した。以上の工程によりサンプル4を得た。
[評価]
OLYMPUS(株)社製の顕微分光装置OSP−SP2000を用いてガラス基板の可視光領域における透過率をリファレンスとして、実施例のサンプル1、2および比較例のサンプル3、4についての透過スペクトルを測定した。結果を図15に示す。
また、得られた透過スペクトルを基に、サンプル1、2の透過スペクトルの差分およびサンプル3,4の透過スペクトルの差分を求めた。結果を図16に示す。
図16に示すように、比較例に比べて実施例では色調整層を設けることにより、透明電極層の有無による透過スペクトルの差分を小さくすることができた。より具体的には、比較例に比べて実施例においては400nm〜500nmの波長域における透過スペクトルの差分を小さくすることができた。
以下の目視評価を行った。
実施例のサンプル2および比較例のサンプル4における透明電極層をフォトリソグラフィ法により所定のパターン状にエッチングした。透明電極層がパターン状に形成されたサンプル2およびサンプル4をガラス基板側から観察したところ、サンプル2においては透明電極層の平面視外形形状が目視で確認されなかったが、サンプル4においては透明電極層の平面視外形形状が目視で確認された。
1、1’ … タッチパネルセンサ
2 … 透明基材
3 … センサ部
4 … 色調整層
10 … 透明電極層
20 … 表示パネル
100 … タッチパネル付表示装置
201 … 有機ELパネル

Claims (5)

  1. 透明基材と、
    前記透明基材の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層を有するセンサ部と、
    前記透明電極層よりも透明基材側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、前記透明電極層を不可視化する色調整層と、
    を有することを特徴とするタッチパネルセンサ。
  2. 前記色調整層の透過率が、下記の関係式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルセンサ。
    α−β>γ−δ(関係式)
    (前記関係式中、αは前記透明基材の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、βは前記透明基材および前記透明電極層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、γは前記透明基材および色調整層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率、ならびにδは前記透明基材、前記色調整層および前記透明電極層を積層した場合の400nm以上500nm以下の波長域にわたる平均透過率である。)
  3. 前記色調整層が、前記透明基材および前記透明電極層の間に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタッチパネルセンサ。
  4. 表示パネルと、前記表示パネルの表示面上に配置されたタッチパネルセンサとを有するタッチパネル付表示装置であって、
    前記タッチパネルセンサが、透明基材と、前記透明基材の一方の表面上にパターン状に形成された透明電極層を有するセンサ部と、前記透明電極層よりも透明基材側に形成され、バインダー樹脂および色材を含有し、前記透明電極層を不可視化する色調整層と、を有し、
    前記タッチパネルセンサの前記透明電極層が形成された表面と、前記表示パネルの前記表示面とが対向して配置されていることを特徴とするタッチパネル付表示装置。
  5. 前記表示パネルが、有機エレクトロルミネッセンスパネルであることを特徴とする請求項4に記載のタッチパネル付表示装置。
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