JP2015074533A - シート給送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シート給送装置において、シート積載量によって重送や搬送不良が発生するおそれがある。
【解決手段】 複数のシートを積載することが可能なシート支持部と、前記シート支持部に積載されたシートを送り出すための給送ローラと、前記給送ローラを軸支するとともに前記給送ローラへ駆動力を伝達する機構を有し、シートの積載量に応じて揺動するアーム部と、前記給送ローラにより送り出されたシートが当接してシートを1枚ずつ分離するための、分離面と、を備え、前記分離面は、前記シート支持部に積載されるシートの積載量が変化すると、前記給送ローラによって送り出されたシートが前記分離面に接する際のシートと前記分離面とがなす角度が変化するような形状を有している。
【選択図】 図5
【解決手段】 複数のシートを積載することが可能なシート支持部と、前記シート支持部に積載されたシートを送り出すための給送ローラと、前記給送ローラを軸支するとともに前記給送ローラへ駆動力を伝達する機構を有し、シートの積載量に応じて揺動するアーム部と、前記給送ローラにより送り出されたシートが当接してシートを1枚ずつ分離するための、分離面と、を備え、前記分離面は、前記シート支持部に積載されるシートの積載量が変化すると、前記給送ローラによって送り出されたシートが前記分離面に接する際のシートと前記分離面とがなす角度が変化するような形状を有している。
【選択図】 図5
Description
本発明は、プリント装置、画像読取装置、その他各種のシート搬送装置に備えられ、積載されたシートを一枚ずつ分離して給送させるシート給送装置に関する。
特許文献1には、積載されたシートを一枚ずつ分離して給送させるシート供給装置が開示されている。これは、シートを支持するシート支持部に分離面を設け、揺動自在に支持されたアームに設けられた給送ローラを用いて、積載されているシートを送り出す構成を有している。シート支持部に対して分離面は揺動するようになっており、傾斜角度が変化する。
特許文献1では、分離面が設けられている揺動ガイドを、所定の付勢力で付勢させている。そのため、付勢力のバラツキによってシートが当接したときの傾斜角度にもバラツキが生じる。そのため、シートの満載時、少載時それぞれに最適なシート搬送力となるとは限らず、重送や搬送不良が発生するおそれがある。加えて、長期間の使用による付勢力の低下も起こりうる。
本発明はこのような課題の認識に基づいてなされた。本発明の目的は、シートの積載量に関わらず、重送や搬送不良を低減させることが可能なシート給送装置を提供することである。
複数のシートを積載することが可能なシート支持部と、前記シート支持部に積載されたシートを送り出すための給送ローラと、前記給送ローラを軸支するとともに前記給送ローラへ駆動力を伝達する機構を有し、シートの積載量に応じて揺動するアーム部と、前記給送ローラにより送り出されたシートが当接してシートを1枚ずつ分離するための、分離面と、を備え、前記分離面は、前記シート支持部に積載されるシートの積載量が変化すると、前記給送ローラによって送り出されたシートが前記分離面に接する際のシートと前記分離面とがなす角度が変化するような形状を有していることを特徴とする。
本発明のシート給送装置によれば、シートの積載量に関わらず重送や搬送不良を低減させることができる。
以下、図1〜図5を参照しながら本発明のシート給送装置を適用したプリント装置を説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
図1は本実施形態におけるプリント装置の外観図、図2はプリント装置全体の断面図、図3はシート給送装置の詳細図、図4はシート分離のメカニズムを示した図、図5は分離面の傾斜角度に関する図である。
本実施形態のプリント装置900は、外装部1、プリント部2、シート排出部4、シート供給部7、制御部を含む構成となっている。本発明のシート給送装置は、本実施形態においてシート供給部7として説明する。なお、実際には上述以外の構成を備えたものもあるが、本実施形態においては本願発明の要旨を説明するため省略する。外装部1は、シート供給部7を含めプリント装置900の全体を覆うように構成されている。シート供給部7には、シートSを積載して支持することが可能なカセット710(シート支持部)と、シート供給手段であるスイングアーム70(アーム部)と、複数のシートが搬送されたときに最上位のシートのみに分離する分離部72が設けられている。さらに、シート残量が少量時に最下面のシートを含む複数のシートが最上面のシートとともに搬送されることを阻止する分離パッド711がある。給送されたシートSは、Uターン搬送路77に進入し、中間ローラ79およびこれに対向して配置された従動回転するピンチローラ79aによって、プリント部2へ給送される。スイングアーム70および中間ローラ79の駆動は、モータ及びギア列等により構成される。シート供給部7から搬送されたシートSは、プリント部2に搬送され、プリントされた後はシート排出部4によりプリント装置900から排出される。
以下に、シート供給部7について図3で詳細に説明する。シート供給手段であるスイングアーム70は、給送ローラ71を軸支するとともに給送ローラ71へ駆動力を伝達する機構を有し、シートの積載量に応じて揺動する。スイングアーム70は、スイングアームフレーム75と、給送ローラ71と、給送ギア74と、給送ギア74から給送ローラ71へ駆動を繋ぐ2つのアイドラギア76a、76bにより構成される。給送ローラ71は、回転中心75bと同軸上にアイドラギア76bから駆動を受けるギア部78を有する。スイングアームフレーム75は、揺動中心75aで図示しないフレームによって支持されており、揺動可能となっている。そして、先端には給送ローラ71を回転可能に支持(軸支)している。スイングアームフレーム75の揺動中心75aは、給送ローラ71の回転中心75bよりも上方、且つシートの給送方向上流側である。給送ローラ71は、スイングアームフレーム75の揺動先端に回転中心75bで支持される。給送ローラ71の表面は、円筒状で高摩擦係数を有し一般にはゴム材質が用いられる。給送ローラ71は、スイングアームフレーム75の揺動により、シートSの最上位のシートS1に追従して接触するように構成される。給送ローラ71は本実施形態において、シートSの幅方向(図3の紙面垂直方向)に並ぶ2個のローラ対で構成される。なお、ローラ個数やローラ幅に関してはこの限りではなく、1個のみでもよいし2個以上でもよい。
給送ギア74は、スイングアームフレーム75の揺動中心75aと同軸に、回転可能に支持されている。図示しないモータによって最終段の駆動ギア80が回転駆動すると、給送ギア74はアイドラギア76a、76bを介して給送ローラ71のギア部78を駆動する。これによって、給送ローラ71がシートS1を給送方向Cに搬送する。上述の構成により、スイングアームフレーム75は自重ないし駆動に伴う摩擦トルクによってB方向に揺動し、最上面のシートS1に対して垂直抗力Nが与えられる。なお、垂直抗力Nを増加または減少させるために、スイングアームフレーム75を付勢手段により付勢してもよい。シート支持部であるカセット710は、積載箱714と、積載するシートSの後端を整列させるためのエンドガイドと、積載するシートSの側端面を整列させるためのサイドガイド等より構成される。
積載箱714の積載面714aには、上述したように分離パッド711が備えられている。分離パッド711の位置は、給送ローラ71の直下近傍とする。分離パッド711は、積載したシートSが少なくなったときに、シートが重送しないよう最下位のシートに摩擦力を付与する。シート同士の摩擦係数と同程度の摩擦係数とするのが好ましい。使用される材質は、ゴム、発泡ウレタン、合成皮革等が挙げられる。給送ローラ71により送り出されたシートSの先端が当接する面、すなわち積載箱714の先端には、分離面72aを有する分離部72、戻しバー(不図示)が設けられている。分離面72aにシートが当接することにより、シート給送時において最上面のシートS1のみが分離され、シートSの重送を防ぐことできる。
ここで、分離面は曲面を含む面とする。分離面は、シート支持部に積載されるシートの積載量が多くなるほど、給送ローラによって水平方向に送り出されたシートが分離面に接する際のシートと分離面とがなす角度(傾斜角度ともいう)が小さくなるような形状を有している。すなわち、シートの多載時と少載時において、分離面と交わる傾斜角度はそれぞれ異なる。傾斜角度の詳細については後述する。
分離部72は、プリント装置900本体の一部として組み込まれている。給送動作の開始ないし終了の時には戻しバーが、分離面72aから所定距離離れた位置にシートSの先端を整列させる。これによって、給送ローラ71の駆動タイミングと、給送されたシートS1の先端が分離面72aに衝突するタイミングとをずらし、より安定的なシート給送を行うことができる。分離面72aの材質は、シートSの分離の際にシート先端面に傷や折れを生じさせないように、樹脂などの表面が平滑な材質が好ましい。分離面72aには、給送方向に延びたリブ72bが、給送方向と交差する方向にむけて複数配列されている(図3参照)。リブ72bは、給送がスムーズに行われるように、所定の摩擦係数に設定されている。
本実施形態において、分離部72はプリント装置900の一部として構成するが、それに限らずカセット710の一部として組み込んでもよい。また、カセット710をプリント装置900の本体から分離できる構成としたが、これらを一体構成としてもよい。
図4を用いて、シート分離のメカニズムについて説明する。シート分離の時の垂直抗力Nは、シートS1を送り出すために必要な搬送力Fと、スイングアーム70の角度αとの関係式(1)で示される。搬送力Fは具体的には、シートS1とシートS2との摩擦力μ1(N+mg)とシートS1が分離面72aより受ける耐力Pr1とによる。
(L:スイングアームの揺動中心75aと給送ローラ71の回転中心75bとの距離、K:スイングアームの駆動構成により異なる定数)
Kは、揺動中心75aにある給送ギア74からギア部78までのアイドラギアが、偶数のときはK=rp(1+k)、奇数のときはK=rp(1−k)とする。また、力の伝達方向がスイングアーム70の揺動方向ではない場合はK=0とする。本実施形態においてはアイドラギア76a、76bの2個なのでK=rp(1+k)である。rpは給送ローラ71の径、kはアーム内のギア比とする。角度αは、シートの給送方向Cに対してスイングアーム70の揺動中心75aを原点として、図4の反時計回りを正とした角度とする。
Kは、揺動中心75aにある給送ギア74からギア部78までのアイドラギアが、偶数のときはK=rp(1+k)、奇数のときはK=rp(1−k)とする。また、力の伝達方向がスイングアーム70の揺動方向ではない場合はK=0とする。本実施形態においてはアイドラギア76a、76bの2個なのでK=rp(1+k)である。rpは給送ローラ71の径、kはアーム内のギア比とする。角度αは、シートの給送方向Cに対してスイングアーム70の揺動中心75aを原点として、図4の反時計回りを正とした角度とする。
式(1)によると、たとえばα=330°〜355°とすると、シートの積載量が多載時(α=355°)から少載時(α=330°)に変化するに連れて、垂直抗力Nは大きくなるといえる。
垂直抗力Nが大きくなるということは、式(2)に示すように積載量が減るに従って2枚目のシートS2の推進力F´が大きくなることを示している。
F′=(μ1−μ2)N+mg(μ1−2μ2) 式(2)
(μ1:1枚目S1と2枚目S2とのシート間摩擦係数、μ2:2枚目S2と3枚目S3とのシート間摩擦係数、m:シートの質量、g:重力加速度)
2枚目のシートS2は、推進力F´を止めようとする力である耐力Pr2を分離面72aから受ける。重送しない条件式は式(3)で示されることから、垂直抗力Nが大きくなる場合には、耐力Pr2も大きくなることが必要となる。
F′=(μ1−μ2)N+mg(μ1−2μ2) 式(2)
(μ1:1枚目S1と2枚目S2とのシート間摩擦係数、μ2:2枚目S2と3枚目S3とのシート間摩擦係数、m:シートの質量、g:重力加速度)
2枚目のシートS2は、推進力F´を止めようとする力である耐力Pr2を分離面72aから受ける。重送しない条件式は式(3)で示されることから、垂直抗力Nが大きくなる場合には、耐力Pr2も大きくなることが必要となる。
一方、シート先端をシートの剛性に抗して給送方向側に撓ませる鉛直上向きの変形力をPとする。シートS2上では耐力Pr2と変形力Pがつり合う。変形力Pは、給送ローラ71がシートS1と当接する箇所を固定端、分離面72a側を自由端とするシートの片持ち梁の式より求められる。
最上位に積載されたシートS1が分離面72aに接する際のシートS1と分離面72aとがなす角度を傾斜角度θとすると、式(4)で耐力Pr2と変形力Pの関係が示される。
Pr2=Ptanθ 式(4)
式(1)、式(3)、式(4)により、スイングアームの角度αと、分離面の傾斜角度θとの関係式(5)が導かれる。
Pr2=Ptanθ 式(4)
式(1)、式(3)、式(4)により、スイングアームの角度αと、分離面の傾斜角度θとの関係式(5)が導かれる。
この式(5)を満たすことで、重送や搬送不良を低減させることが可能といえる。
一例として、上式(5)を適用した計算結果を図5(a)に示す。この例では、F=1[N]、L=42.5[mm]、K=17.6、給送ローラ71の最下接地点から分離面72aまでの距離15[mm]、μ1=0.72、μ2=0.6、非駆動時の給送ローラ71からの垂直荷重0[N]としている。図5(a)からみるに、傾斜角度θは、シートの積載量が多くなる(αが大きくなる)に連れて小さくするとよいことがわかる。
具体的な構成を示したのが図5(b)となる。図5(b)は、角度α=330°のときの給送ローラ71c、スイングアームフレーム75cの位置と、角度α=355°のときの給送ローラ71d、スイングアームフレーム75dの位置を示す。この例では、分離面の曲面は次のような形状とする。角度α=330°では傾斜角度θが84°、角度α=335°では傾斜角度θが76°となるような形状である。
なお、戻しレバーを設けない構成を採用してもよい。図6には、戻しバーが無い場合のシートSの姿勢を示す。戻しバーが無い場合、図6のようにシートSが給送方向にずれ、シートの先端が分離面にならった状態になることがある。しかしこのような状態から給送ローラ71を駆動して給紙を開始しても、同様の効果が得られる。
また、図7に示すように、分離面を曲面とせず、傾斜の異なる複数の平面100a、100b、100cからなる疑似的な曲面としてもよい。傾斜角度θは、シートの積載量が多くなるに連れて小さくすることで優れた効果を得ることができる。すなわち、平面100aは傾斜角度が小さく、平面100cは大きくする。
図8には、本実施形態の変形例を示す。スイングアーム70の揺動中心75aは、給送ローラ71の回転中心よりも下方、且つシートの給送方向下流側にある。スイングアーム70は、図示しないフレームに揺動可能に支持されている。
一例として、上式(5)を適用した計算結果を図8(a)に示す。この例では、F=1[N]、L=42.5[mm]、K=17.6、給送ローラ71の最下接地点から分離面72aまでの距離15[mm]、μ1=0.72、μ2=0.6、非駆動時の給送ローラ71からの垂直荷重0[N]である。図8(a)からみるに、傾斜角度θは、シートの積載量が多くなる(αが小さくなる)に連れて大きくするとよいことがわかる。これによって、積載量に応じた最適な搬送力を実現できる。
具体的な構成を示したのが図8(b)となる。図8(b)は、角度α=160°のときの給送ローラ71c、スイングアームフレーム75cの位置と、角度α=140°のときの給送ローラ71d、スイングアームフレーム75dの位置を示す。この例では分離面の曲面は次のような形状とする。角度α=160°では傾斜角度θが75°、角度α=140°では傾斜角度θが83°となるような形状である。
図9には、別の変形例を示す。スイングアーム70の揺動中心75aは、給送ローラ71の回転中心よりも下方、且つシートの給送方向上流側にある。スイングアーム70は、図示しないフレームに揺動可能に支持されている。一例として、上式(5)を適用した計算結果を図9(a)に示す。この例では、F=1[N]、L=42.5[mm]、K=17.6、給送ローラ71の最下接地点から分離面72aまでの距離15[mm]、μ1=0.72、μ2=0.6、非駆動時の給送ローラ71からの垂直荷重0[N]である。図9(a)からみるに、傾斜角度θは、シートの積載量が多くなる(αが大きくなる)に連れて小さくするとよいことがわかる。これによって、積載量に応じた最適な搬送力を実現できる。
具体的な構成を示したのが図9(b)となる。図9(b)は、角度α=10°のときの給送ローラ71c、スイングアームフレーム75cの位置と、角度α=36°のときの給送ローラ71d、スイングアームフレーム75dの位置を示す。分離面の曲面は次のような形状とする。角度α=10°では傾斜角度θが83°、角度α=36°では傾斜角度θが68°となるような形状である。
図10には、さらに別の変形例を示す。スイングアーム70の揺動中心75aは、給送ローラ71の回転中心よりも上方、且つシートの給送方向下流側にある。スイングアーム70は、図示しないフレームに揺動可能に支持されている。一例として、上式(5)を適用した計算結果を図10(a)に示す。この例では、F=1[N]、L=42.5[mm]、K=17.6、給送ローラ71の最下接地点から分離面72aまでの距離15[mm]、μ1=0.72、μ2=0.6、非駆動時の給送ローラ71からの垂直荷重0[N]である。図10(a)からみるに、傾斜角度θは、シートの積載量が多くなる(αが小さくなる)に連れて大きくするとよいことがわかる。これによって、積載量に応じた最適な搬送力を実現できる。
具体的な構成を示したのが図10(b)となる。図10(b)は、角度α=220°のときの給送ローラ71c、スイングアームフレーム75cの位置と、角度α=192°のときの給送ローラ71d、スイングアームフレーム75dの位置を示す。分離面の曲面は次のような形状とする。角度α=220°では傾斜角度θが72°、角度α=192°では傾斜角度θが83.5°となるような形状である。
以上説明してきた各形態によれば、シートの積載量に関わらず、重送や搬送不良を低減させることができる。
なお、以上の実施形態はプリント装置への適用例であるが、本発明はこれに限らない。たとえば、シート給送装置によって給送されたシートを読取センサで読み取るための読取部とを有する画像読取装置に適用してもよい。また、分離面は傾斜の異なる複数の平面と曲面が組み合わさってもよい。さらに、傾斜角度θは、シートの積載量の増減に合わせて徐々に大きくする、もしくは小さくすることが必須ではない。したがって、図11に示すように、シートの積載量を増やすに連れて、徐々に角度を小さくする分離面(θ=84°からθ=76°へ)の間に、不規則な角度β(30°)を設けてもよい。
7 給送部(シート給送装置)
70 スイングアーム(アーム部)
71 給送ローラ
710 カセット(シート支持部)
72 分離部
72a 分離面
75a 揺動中心
75b 回転中心
70 スイングアーム(アーム部)
71 給送ローラ
710 カセット(シート支持部)
72 分離部
72a 分離面
75a 揺動中心
75b 回転中心
Claims (9)
- 複数のシートを積載することが可能なシート支持部と、
前記シート支持部に積載されたシートを送り出すための給送ローラと、
前記給送ローラを軸支するとともに前記給送ローラへ駆動力を伝達する機構を有し、シートの積載量に応じて揺動するアーム部と、
前記給送ローラにより送り出されたシートが当接してシートを1枚ずつ分離するための、分離面と、を備え、
前記分離面は、前記シート支持部に積載されるシートの積載量が変化すると、前記給送ローラによって送り出されたシートが前記分離面に接する際のシートと前記分離面とがなす角度が変化するような形状を有していることを特徴とするシート給送装置。 - 前記分離面は、曲面を含む、もしくは傾斜が異なる複数の平面からなる疑似的な曲面を含むことを特徴とする、請求項1に記載のシート給送装置。
- 前記アーム部の揺動中心は、前記給送ローラの回転中心よりも上方、且つシートの給送方向上流側に位置し、
前記分離面は、シートの積載量が多くなるに連れて前記角度が小さくなるような形状を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート給送装置。 - 前記アーム部の揺動中心は、前記給送ローラの回転中心よりも下方、且つシートの給送方向下流側に位置し、
前記分離面は、シートの積載量が多くなるに連れて前記角度が大きくなる形状を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート給送装置。 - 前記アーム部の揺動中心は、前記給送ローラの回転中心よりも下方、且つシートの給送方向上流側に位置し、
前記分離面は、シートの積載量が多くなるに連れて前記角度が小さくなる形状を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート給送装置。 - 前記アーム部の揺動中心は、前記給送ローラの回転中心よりも上方、且つシートの給送方向下流に位置し側、
前記分離面は、シートの積載量が多くなるに連れて前記角度が大きくなる形状を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート給送装置。 - 前記分離面には、給送方向に延びたリブが、前記給送方向と交差する方向にむけて複数配列されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置によって給送されたシートをプリントするためのプリント部とを有することを特徴とするプリント装置。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置によって給送されたシートを読取センサで読み取るための読取部とを有することを特徴とする画像読取装置。
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---|---|---|---|---|
JP2020164289A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ブラザー工業株式会社 | シート給送装置 |
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